2022年6月22日 20:25
貯金を使い果たし、借金まみれ… プライドが高い女友だちが迎えた「衝撃の結末」【後編】
おそらく彼氏からだったのでしょう。涼子は立ちあがり、少し離れたところで話をしていたんですが、“ごめんなさい”という言葉が聞こえました。
涼子の口から謝罪の言葉が出るのは珍しいので驚いたのですが、それよりも少し怯えた口調だったことが気になりましたね。そんな涼子を見て、精神的にかなり落ちている状態だと思った私は、“私がなんとかしてあげなきゃ”と思ったんです」
彼が「美弘から離れちゃだめだよ」と…
「それから週に1回ぐらい、三人で食事をするようになったんですね。
そこで、私は涼子に彼氏と別れるようにすすめました。しかし、“彼のことを何も知らないのに、よくそんなこと言えるね”と言い返されてしまって…。
私が何も言えなくなったところで、口を開いたのは上西くんでした。
“彼のことは知らないけど、美弘は涼子ちゃんのことはよく知っているよ。
涼子ちゃんのためにも、美弘の言うことにはもう少し耳を傾けてあげて欲しいな”と、涼子に言ってくれたんです。
すると、涼子も納得したようで、そこから二人で少し話をして、最後に上西くんが言いました。“涼子ちゃんは美弘から離れちゃだめだよ”と。
そのとき、涼子も私も言葉が出なくなりました。