ひと目惚れした既婚上司と不倫関係に…「妻と別れる」という言葉を信じた女性の末路【前編】
既婚男性が不倫相手に言う「必ず離婚するよ」という言葉ほど、信用できないものはありません。しかしその言葉を信じて不倫にハマり、何年もの歳月を費やした結果、幸せを手にすることができなかった女性がたくさんいるのです。今回は、麻衣子さん(仮名・35歳)のエピソードを紹介します。
12歳年上の妻子持ち上司にひと目惚れ
「私が、涼と出会ったのは今から10年前。当時私は25歳で、涼は12歳年上でした。私は昔から同世代よりも、年上男性が好きなんです。年上の男性って、経済的にも精神的にも余裕があるし、知らない世界をたくさん見せてくれるので。涼はまさにタイプど真ん中の“大人の男性”という感じで、ひと目惚れでした」
派遣社員として働いていた麻衣子さんは、派遣先の会社で涼さんと出会いました。
彼女が配属されたチームの課長が、涼さんだったのです。
しかし、涼さんは結婚して子どももいる既婚者でした。左手の薬指にはめた指輪の存在に、麻衣子さんも当然気づいていたと言います。
「最初は不倫に手を出そうなんて微塵も思っていませんでした。でもチームで飲みに行った帰りに、たまたま涼と方向が同じで二人きりになって、『せっかくだからもう一杯飲んでいかない?』と誘われたんです。