不倫夫が病におかされ…結婚9年目で妻が下した「冷酷な決断」【後編】
「我ながら、よく行動に移したなって感じでした。これまで家事をひとつもしてこなかった夫は、自分で簡単な料理を作ることもできなければ、洗濯機を回すことすら危うい感じの人。病気で弱気になってからは、健康オタクのように食べ物や生活習慣に気を遣うようになっていましたが、それもほとんどが私任せで、自分は希望を言うだけで動こうとしないから、そういう夫の態度にも苛立ちが募っていましたね。
それで、今私がこの家から去ったら夫に大きなダメージを与えられるだろうなと思い、離婚に向けて動き出すことにしました」
黙って家を出て、弁護士を通じて離婚を申し出た妻
「夫と離婚するのは一筋縄ではいかないとわかっていたので、あらかじめ弁護士にも相談をして進めました。これまでの不倫の証拠も集めていたので、いざとなったらそれを出せば離婚を認められるんじゃないかという弁護士の見解もあり、安心して進めることができましたね。自分の中で決めていた日に家を出て、全ての話し合いを弁護士に一任し、半年後に離婚が成立しました。もちろん、不倫の慰謝料ももらいましたし、法律に基づいた財産分与もしっかりとやりました」
そして今、果穂さんは不倫夫に苦しめられていた毎日が嘘のように、毎日を晴れ晴れとした気持ちで過ごせているそう。