罪悪感はありませんでした…幸せな結婚生活を送る妻が「不倫に走った理由」【前編】
そして要介護認定で受けられる福祉サービスを活用しながら、少しずつ介護生活にも慣れていきました」
友人たちとの食事会で
「父が倒れてしばらくは、自分の時間がまったくとれませんでした。出かけることもままならくて、かなりストレスがたまっていたんです。そんなとき、学生時代からの友だち二人に誘ってもらって食事に出かけることに。
久しぶりに楽しい時間を過ごすことができて、やっと息抜きができました。そして、1軒目だけで話し足りないので2軒目に移動。そこで、三人組の男性グループに声をかけられたんです。全員、私たちと同年代のようでした。
友だちのひとりがまだ未婚で絶賛婚活中だったこともあって、男性たちの誘いに乗って一緒に飲むことになったんです」
介護を頑張っているから…と言い訳を
「私の隣に克則さん(仮名)という男性が座りました。会話の中で家族の話題になったのですが、克則さんのお父さんは3年前に亡くなったそうで、その原因が“くも膜下出血”だったそうです。
それを聞いて親近感がわき、一気に距離が縮まった感じがしました。父の状況を伝えると“大変だね”と言ってくれて。うわべで言っているのではなく、心からの言葉に感じました。