「デート中の推し活でトラブル…」22歳女性を救った男性の「最高すぎる言葉」
ま、まぁいいけど…」
高さのある盛り付けがキレイなそのパフェ店は、SNSでも話題になっていた。今月限定のいちごパフェは、推しのメンカラの赤と同じだから、写真を撮ったらすごく映えそうで、正直ひとりでも行こうと思ってた。だから、勢いでOKしちゃった。
「あの、うち、推しがいて。カフェとか行くと、いっつも推しのぬい…あ、小さいぬいぐるみなんだけど…と写真撮ってるんだよね。竜崎くんはそういうの、恥ずかしくない?」
「え、全然。てゆうか知ってるよ、間宮さんがよく、休憩中にぬいと写真撮ってるの」
(み、見られてたのかあ)
思わぬ発言に、顔がホワンと赤くなる。
「ごめん、やっぱ言う。
男一人だから入れないんじゃなくて、間宮さんが気になってるから一緒に行きたいの」
(って、どういう展開?…)
突然の告白。これまで推しにしか恋愛感情がなかった風花は心臓が飛び出そうになる。
とはいえ、同時に思う。なかなかうちの推し活を理解するのは難しいだろうな、と。悶々。
(パフェ店でのうちを見て、竜崎くん、常識ないやつって、きっと引くんだろうな)
1週間後、竜崎くんが予約してくれたパフェ店に行った。予定通り、いちごパフェの隣にぬいを置いて撮影タイム。