不倫された者同士で意気投合しました… 30代女性が「社内不倫に堕ちたワケ」【前編】
同じ苦労を分かち合える相手とホテルへ…
「配偶者の不倫という共通点から一気に親近感が増して、その場で連絡先を交換しました。歓迎会がお開きになって駅に向かっていたところ、星野さんから“よかったら、このあと二人で飲み直しませんか?”と連絡が入ったので、引き返して星野さんと合流しました。
その晩は、不倫で傷ついた話や離婚の苦労話などを語り合っていたのですが、プライベートな話を分かち合ううちに、精神的な距離が一層近づいてしまって…。その日のうちに、そのままホテルに行ってしまったのです」
お酒の勢いもあって、星野さんとの情事は浩子さんにとってそこまでの罪悪感や思い入れはなかったとのこと。このときの浩子さんは、星野さんとお付き合いをするつもりはなく、「1回限りの過ち」だと割り切ったそうです。
「配偶者に不倫をされた者同士、慰め合ったみたいな感覚でしたね。お酒の勢いで、ちょっと大胆になっちゃったかな…という程度でした。だから私の気持ちが星野さんに傾くこともなかったし、その晩以降も、星野さんに会社で会えば普通に接していましたよ」
お酒が冷めて冷静になってからは、同僚と関係を持ったことに多少の後悔はあったそうですが、まるであの夜のことなんてなかったかのように淡々と仕事をこなし、日常へと戻ったのだといいます。