不倫相手の葬儀に参列していました… 家族に激震が走った「両親の熟年離婚」【前編】
老後のこともあり、離婚となると財産分与などの問題も出てきます。とにかく理由をつけて止めようとしました。ただ、母のほうが決意が固く、“ある程度の蓄えはあるから”とひとりになる気マンマン。それでも私たちはなんとか食い下がり、ひとまず別居という形で思い止まってもらいました」
離婚決断の真相
「母がマンションに部屋を借り、ひとり暮らしを始めました。私も妹も最初のころは頻繁に通い、買い物などを手伝っていました。1か月ほど経って生活も落ち着いてきたころ、私がなぜそこまでして離婚をしたかったのかを尋ねると、ようやく母が真相を語ってくれたのです。
離婚を決意したもっとも大きな理由は、父の不倫だったそう。かなり長きに渡り不倫関係を続けていたようです。
相手は少し年下の、バツイチ独身。飲食店を経営している女性だったといいます」
父親が葬儀に参列して…
「母が不倫に気付いたのは5年ほど前。腹は立ったものの、激昂して取り乱すようなことはなかったそうです。そして、とりあえず相手の女性と電話で話し、そこで相手も自分の非を認めたため大事にはならず、“もう関わらないで欲しい”と伝えて穏便に終わらせたとのことでした。