「もう来ないで欲しい」と言われました… 家庭も友人も失った「不倫の代償」とは
それでも、会えた喜びは抑えられず、私の取ったホテルに二人で向かいました」
カフェにやって来た想定外の人物
「ホテルの部屋で、しばし幸せな時間を過ごしましたが、これはW不倫です。危険度は高く、先はない関係。これで会うのは最後かもしれないと思いながら、一緒にいました。
あたりが暗くなり始め、私たちはホテルを出て、最初に出会った場所である千佳夫婦の営むカフェに向かいました。そこでサヨナラをして、綺麗な別れを演出するつもりでした。ところが、事態はそう都合よくはいきませんでした。
私たちが入店してしばらくして、ひとりの女性が入ってきたんです。キョロキョロと店内を見回し、私たちのテーブルのもとへ。
カズキが顔を上げ、女性と目が合った途端、表情が変わりました。女性は、カズキの妻だったんです」
妻の暴走
「カズキの妻は、私たちの関係を把握していたようでした。彼のLINEを覗き、友人たちからも情報を得ていたようで、行動を見透かされていたんです。
店内には何組かの客がいましたが、ただならぬ様子に緊張感が走り、一瞬騒然となりました。暴れるなどの派手な行動はなかったものの、妻が彼を連れ去る際、私のほうをキッと睨みつけ、“許さないから”と言い残して出ていきました。