2017年11月25日 13:00
もうすぐ神在月!神様に耳を傾けてもらいやすい参拝方法って?大国主命の恋物語も
それは神々においても同じです。
祀られている神様のことも知らず、ただ自分本位なお願いを押し付けることがどれだけ不躾な行為か考えてみるといいでしょう。
どんな神様なのかを知って、心から感謝を込めて参拝するのが、神様への礼儀なのです。
この時期、日本全国から多くの人々が出雲大社に訪れます。
他の参拝者たちと差をつけるべく、祀られている神様についてぜひ認識を深めてください。
■一目ぼれから始まった恋
出雲大社に祀られているのは、大国主命(おおくにぬしのみこと)とその妃である須勢理毘売(すせりびめ)です。
須勢理毘売と出会う前、大国主命は大穴牟遅神(おおあなむぢのかみ)という名前でした。たくさんの兄弟がいる中の末っ子で、兄神たちから命を狙われていたと伝えられています。
大穴牟遅神の身を案じた母神は、根之堅州国(ねのかたすのくに)というところにいる須佐之男命(すさのおのみこと)に庇護してもらうようアドバイスします。
須佐之男命は天照大御神の弟神。大穴牟遅神は、須佐之男命の直系親族です。
大穴牟遅神は根之堅州国に行き、そこで須佐之男命の娘である須勢理毘売と出会います。2柱(神様は1柱2柱と数えます)