恋愛情報『今読みたい!ちょい官能的な芥川賞&直木賞作家の小説5選【恋占ニュース】』

今読みたい!ちょい官能的な芥川賞&直木賞作家の小説5選【恋占ニュース】

自分の行動の結果は自分で引き受ける、そんな生きる強さももらえるはず。

『ダブル・ファンタジー』〈上〉 (文春文庫)

≪耽美な官能世界に浸れる≫■小池真理子・著『欲望』
1995年に『恋』で直木賞を受賞した小池真理子さんが、次に発表した長編小説『欲望』。単行本の刊行が1997年と少し古い作品ですが、2005年にはR-18指定で映画化もされています

図書館司書の女性・青田類子、美しく性的不能者の正巳、“存在そのものが性器”と言われる阿佐緒の3人は中学時代の同級生。阿佐緒の夫である袴田亮介を加えた4人の男女の物語です。

3人が偶然再会したことで各人の感情は大きく揺れ動き、様々な形の性、愛、そして死が描かれます。
ドラマチックでリアリティに欠ける点はあるものの、だからこそ日常を忘れ、耽美な官能世界に浸ることができるでしょう。『欲望』 (新潮文庫)

≪ラブホテルにまつわる人間模様≫■桜木紫乃・著『ホテルローヤル』
“新官能派”と呼ばれ注目を集める桜木紫乃さんが、直木賞を受賞したのが『ホテルローヤル』。道東にある、タイトルと同じ名称のラブホテルが舞台となる連作短編集です。


最初の1編は、ケガでアイスホッケー選手を引退した恋人に請われ、廃墟となった“ホテルローヤル”で投稿ヌード写真撮影を行う女性店員の物語。

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