芥川賞作家でもある又吉直樹がオリジナルで書き下ろしたオムニバスドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」が、5月27日(金)よりWOWOWで放送・配信開始。この度、2人の異なる主人公を演じる各話の主演、吉岡里帆、モトーラ世理奈、石橋菜津美、黒木華のビジュアルほか、各話を彩る共演キャストとのシーンを切り取ったビジュアルや、家具店店主としてオープニングに登場する又吉さんなど、物語に期待と想像が膨らむ20種類のビジュアルが一挙に解禁された。過去に「又吉直樹マガジン 椅子」の編集長を務めた経験もある又吉さんの無類の椅子好きが転じて、書き下ろしストーリーにてドラマ化が実現した本作。「椅子」と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマとなり、1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎ出されている。第1話「電球を替えたい」からは、ひょんなことから出会った菜奈(吉岡里帆)と進(岩崎う大・かもめんたる)の姿が。一緒に電球を替えるふたりの姿からはなんとも微笑ましい印象を受けるが、それぞれが抱える秘密とは一体!?続く第2話「最高の日々」では、名前が同じ良美と佳美という異なる2役に吉岡さんが挑戦。椅子(スツール60)に座る良美ともたれ掛る佳美の姿が確認できる。一見正反対にも見える2人を中心に織りなされるミステリアスな物語の行方とは?第3話「海へ」では、紗耶(モトーラ世理奈)と杏奈(堀田真由)・絵理(河合優実)、そして亡き親友の晴香(石井杏奈)が浜辺で椅子(ラ シェーズ)に寄り添い佇む姿が美しく切り取られている。4人のいつまでも変わらない友情のカタチが描かれるが、どこか切なく儚げな雰囲気が漂っている。第4話「オモイデ」では美容師を目指す那月(モトーラさん)と学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)が仲睦まじげに笑い合う姿が。互いに夢を追い求めながら環境の変化に戸惑い揺れ動く2人の恋愛模様が描かれる。第5話「まぼろしの」からは、ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を手に入れ微笑む加奈(石橋菜津美)の姿、第6話「雨が降っている」ではシリアスな表情を浮かべる泉(石橋さん)の姿ほか、夫の優太(中村蒼)と楽し気に会話するシーンも確認できる。笑い合う2人の洋服には血がついているように見えるが…。第7話「人間達の声がする」では、黒木さん演じる女性が子どもと仲良く遊ぶ姿、そして全身赤い服に身を包んでバーで佇む姿が。果たして女性たちは同一人物なのか!?そして物思いに耽るバーの雇われ店長・達三(ムロツヨシ)の姿も確認できるが、観る者も達三同様にこの謎めいた女性に翻弄されるに違いない。そして最終話「椅子を取りに行く」からは、暗闇で眩しそうな表情を浮かべる梢(黒木さん)の姿が確認できるが、熾烈な椅子をめぐる争いの行方は?また、各話のオープニングでは又吉さんが、椅子店店主役として登場。人目を引く個性的でおしゃれな風貌の椅子店店主だが、椅子に寝そべったり、眺めたりする姿のほか、思わずくすっと笑ってしまうような椅子とともに太極拳を行う姿や、思わず二度見してしまうような人差し指1本で器用に椅子を支えるなんとも不思議な様子も。椅子のディティールを存分に味わえるユニークで印象的なオープニングに仕上がっている。「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」は5月27日(金)より毎週金曜23時30分~放送・配信スタート(全8話)。第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】各話放送終了後、Paraviでも見逃し配信(text:cinemacafe.net)
2022年04月20日芸人として活躍する傍ら、デビュー作『火花』で芥川賞受賞を果たすなど、作家としても高い評価を受ける又吉直樹がオリジナルで書き下ろしたオムニバスドラマ『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』(全8話)が、5月27日(金)よりWOWOWで放送・配信スタートとなる。この度、物語に期待が膨らむ個性豊かな20種のビジュアルが一挙公開となった。本作は、過去に『又吉直樹マガジン 椅子』の編集長を務めた経験もあるほど、無類の椅子好きである又吉が、タイトルの通り「椅子」と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマ。1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎだされたオリジナルストーリーとなっている。そして、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華とCMやドラマ・映画などの話題作に引っ張りだこの第一線で活躍する4名の豪華女優陣が集結。2役ずつ主演を務める。なんと今回は全員がWOWOWドラマ初主演で、又吉作品へも初参加&初主演。彼女たちがユニークで摩訶不思議な又吉ワールドにどのように挑むのか、期待が高まる。そして今回、主演を務める4人のビジュアル他、各話を彩る共演キャストとのシーンを切り取ったビジュアルや、家具店店主としてオープニングに登場する又吉のビジュアルも明らかに。物語に期待と想像が膨らむ個性豊かなビジュアル20種がこの度一挙公開となった。第1話となる「電球を替えたい」からは、ひょんなことから出会った菜奈(吉岡里帆)と進(岩崎う大/かもめんたる)の姿が。一緒に電球を替えるふたりの姿からはなんとも微笑ましい印象を受けるが、それぞれが抱える秘密とは一体……。続く第2話「最高の日々」では、名前が同じ良美と佳美という異なる2役に吉岡が挑戦。椅子(スツール60)に座る良美ともたれ掛る佳美の姿が確認できる。一見正反対にも見えるふたりを中心に織りなされるミステリアスな物語の行方にご期待いただきたい。第3話「海へ」では、紗耶(モトーラ世理奈)と杏奈(堀田真由)、絵理(河合優実)、そして亡き親友の晴香(石井杏奈)が浜辺で椅子(ラ シェーズ)に寄り添い佇む姿が美しく切り取られている。女子4人のいつまでも変わらない友情のカタチが描かれるが、どこか切なく儚げな雰囲気が漂っている。第4話「オモイデ」では美容師を目指す那月(モトーラ)と学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)が仲睦まじげに笑い合う姿が。互いに夢を追い求めながら環境の変化に戸惑い揺れ動くふたりの恋愛模様が描かれる。第5話「まぼろしの」からは、ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を手に入れ微笑む加奈(石橋菜津美)の姿、第6話「雨が降っている」ではシリアスな表情を浮かべる泉(石橋)の姿ほか、夫の優太(中村蒼)と楽し気に会話するシーンも確認できる。笑い合うふたりの洋服には血がついているように見えるが…どのような展開を迎えるのか想像が掻き立てられる。第7話「人間達の声がする」では、黒木華演じる女性が子供と仲良く遊ぶ姿、そして全身赤い服に身を包んでバーで佇む姿が。果たしてこのふたりは同一人物なのだろうか。そして、物思いに耽るバーの雇われ店長・達三(ムロツヨシ)の姿も確認できるが、観る者も達三同様にこの謎めいた女性に翻弄されること間違いなしの物語に仕上がっている。そして最終話「椅子を取りに行く」からは、暗闇で眩しそうな表情を浮かべる梢(黒木)の姿が確認できるが、熾烈な椅子をめぐる争いの行方はいかに。また各話のオープニングでは又吉が椅子店店主役として登場。ビジュアルでは、人目を引く個性的でおしゃれな風貌の椅子店店主だが、椅子に寝そべったり、眺めたりする姿のほか、思わずくすっと笑ってしまうような椅子とともに太極拳を行う姿や、思わず二度見してしまうような人差し指1本で器用に椅子を支えるなんとも不思議な様子も。椅子のディティールを存分に味わえるユニークで印象的なオープニングに仕上がっているのでこちらにもぜひご注目いただき、椅子×又吉直樹のこの世にただひとつしかない唯一無二な世界観に期待してほしい。『WOWOWオリジナルドラマ 椅子』(全8話)5月27日(金)放送・配信スタート 毎週金曜23:30第1話無料放送【WOWOWプライム】/ 無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】各話放送終了後、Paraviでも見逃し配信番組特設サイト:
2022年04月20日又吉直樹がオリジナルストーリーを書き下ろし、吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華を主演に迎えたオムニバスドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 椅子」から、ポスタービジュアル&各話を彩る豪華オールキャストが解禁。特報映像も公開された。主演俳優が全く異なる2人の主人公を演じるオムニバスドラマ形式の本作。解禁されたポスタービジュアルでは、主演を飾る4人それぞれの物語が対角線上の位置に配置されているが、浮かべる表情や仕草、佇まいなどから受ける印象は全く異なっている。高い演技力を持つ実力派俳優陣の両極に振幅する演技に期待が高まるとともに、それぞれの物語の始まりを予感させるデザイン。また、各物語の隣には劇中に登場する椅子のビジュアルも添えられており、主人公の女性とともに物言わぬ椅子自身もメインの役どころを担う。そして又吉さん自身もドラマ内では怪しげな椅子店店主に扮し、ひょっこりと顔を出す姿や椅子に座る姿があしらわれているのも印象的だ。ポスター・タイトルロゴのデザインは、数々の話題作のビジュアルを手掛けるグラフィックデザイナー・大島依提亜が担当。写真は『愛がなんだ』や『ボクたちはみんな大人になれなかった』などで知られる写真家・木村和平による撮りおろしとなった。併せて解禁されたオールキャストは、バラエティに富んだ俳優たち。第1話「電球を替えたい」には、ひょんなことから出会った菜奈(吉岡里帆)に椅子を貸すこととなる男・進役に岩崎う大(かもめんたる)。見ず知らずのふたりが抱える人には言えない秘密とは!?第2話「最高の日々」では吉岡さんは名前が同じ良美と佳美という異なる2役を演じており、銀粉蝶が良美の母親役に。誰もが予想しないミステリアスで衝撃的な展開が待ち受ける。第3話「海へ」にはモトーラさんをはじめ、堀田真由・河合優実・石井杏奈という、注目の実力派若手俳優陣が集結。4人のいつまでも変わらない友情のカタチを瑞々しく体現する。第4話「オモイデ」には、見習い美容師・那月(モトーラさん)の学生時代からの彼氏・相太役に吉村界人。互いに夢を追いかけながら環境の変化に戸惑い揺れ動く2人の恋愛模様を丁寧に紡ぐ。第5話「まぼろしの」では、借り物競争のためにおしゃれな椅子を貸してほしいと加奈(石橋菜津美)の家を訪れる不思議な小学生・千絵役で白鳥玉季、加奈が勤める工場の同僚役にジャガー横田。第6話「雨が降っている」は、小さな喫茶店を営む夫婦の話。泉(石橋さん)の夫・優太役には中村蒼。「夫のちんぽが入らない」以来再びの夫婦役共演でシリアスかつエモーショナルな2人芝居に挑む。第7話「人間達の声がする」では突然訪れた謎の美女(黒木華)に終始翻弄されるバーの雇われ店長役にムロツヨシ。空想か現実か、ユーモラスでリズミカルな会話劇が繰り広げられる。第8話「椅子を取りに行く」では黒木さん演じる梢と同居する妹で人気Youtuberの陽子役で穂志もえか。1つの椅子をめぐり姉妹の熾烈な闘いが幕を開けるが、謎めいたラスボス役としてアンミカも出演する。多彩かつ豪華な出演俳優陣が、又吉ワールド全開のユニークで摩訶不思議な物語で活躍する。各話あらすじ※タイトル横()内は登場する椅子の名称第1話「電球を替えたい」(No.14)出演:吉岡里帆/岩崎う大、水間ロンカップルのいさかいを目撃した進(岩崎う大)は、うな垂れている女性・菜奈(吉岡里帆)に思わず声を掛ける。引っ越ししたてで電球をひとりで交換できないという彼女に進が持っている椅子(No.14)を貸すこととなり、2人で歩き始める。街で噂の人物・スピードスターの目撃談などでほっこりする2人だが、それぞれ人に言えない秘密を抱えていた。第2話「最高の日々」(スツール60)出演:吉岡里帆/銀粉蝶、但木宏成母親(銀粉蝶)に電話で近況を報告している良美(吉岡里帆)は、華やかな日常を送っている様子。その話の端々に登場する、名前の読み方が同じ同級生・佳美(吉岡里帆)から良美はある日突然呼び出される。久しぶりに会った佳美は、かつて良美の母親が営むピアノ教室に通っていた時に意外な話を聞かされたと言うのだが…。第3話「海へ」(ラ シェーズ)出演:モトーラ世理奈/堀田真由、河合優実、石井杏奈親友・晴香(石井杏奈)の葬儀に出席した後、紗耶(モトーラ世理奈)は、杏奈(堀田真由)・絵理(河合優実)とともに屋上で思い出に浸っている。大きな鍋でおでんを作るのが得意だった晴香が、小さな部屋には入りきらない大きな椅子(ラ シェーズ)を大切にしていたことをふと思い出す。亡くなる前に海を見に行きたいと言っていた彼女のために彼女たちがしたこととは…。第4話「オモイデ」(Y-チェア)出演:モトーラ世理奈/吉村界人、智順、山中聡美容院で見習いとして働きだした那月(モトーラ世理奈)は、学生時代からの彼氏・相太(吉村界人)とそれぞれの夢を追う日々。ある日店長(智順)に、店に置いてあるおしゃれな椅子(Y-チェア)をプレゼントしてくれたダンディな俳優(山中聡)を紹介される。都会生活で背伸びをしてみたい年頃の那月に、ダンディな俳優はインテリアに詳しく魅力的な提案を持ち掛けてくる。第5話「まぼろしの」(ルイ・ゴースト)出演:石橋菜津美/白鳥玉季、ジャガー横田、又吉直樹町の工場で働く加奈(石橋菜津美)は職場では無口だが、もともとは明るい性格。ずっと欲しかった椅子(ルイ・ゴースト)を自宅に運んでもらってニヤニヤしながら、1人食卓に向かっている。そこへ突然、見知らぬ小学生・千絵(白鳥玉季)が借り物競走のためにおしゃれな椅子を貸してほしいとやって来る。しぶしぶ椅子を持ち出して2人でとぼとぼと歩いているうちに加奈は奇妙な偶然に気づいてしまう。第6話「雨が降っている」(ネイビーチェア)出演:石橋菜津美/中村蒼小さなカフェを営んでいる夫婦、泉(石橋菜津美)と優太(中村蒼)。雨でも客足が途絶えないよう店にはアメリカの海軍が開発した耐水性のある椅子(ネイビーチェア)を並べている。いつの頃からか、店の経営がうまくいかなくなったことから、2人の関係がねじれていく。第7話「人間達の声がする」(A-チェア)出演:黒木華/ムロツヨシ、永野宗典、本多力赤い服に身を包んだ謎の美女(黒木華)が、暇を持て余していた雇われ店長・達三(ムロツヨシ)のいるバー「人間達の声がする」にやって来る。女性は突然、自分の作品なのか現代詩を朗読し始めるのだが、達三にはちんぷんかんぷんで、その上「ツケにして」と言い残して去られてしまい大困惑する。第8話「椅子を取りに行く」(アリンコチェア)出演:黒木華/穂志もえか、アンミカ、奥野瑛太人気YouTuberの妹・陽子(穂志もえか)と同居するフリーターの姉・梢(黒木華)。無断で自分の彼氏の徹(奥野瑛太)を連れ込んだりする陽子の態度に耐えかねて梢は家を出ていってしまう。ふとわれに返り、もともと自分が買った椅子(アリンコチェア)だけは取り戻したいと留守宅に忍び込む梢だが…。「WOWOWオリジナルドラマ椅子」は5月27日(金)より毎週金曜23時30分~放送・配信スタート(全8話)。第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】(text:cinemacafe.net)
2022年03月30日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が27日、東京・よしもと有楽町シアターで行われた「島ぜんぶでおーきな祭presents『有楽町でも沖縄国際映画祭!』」に、ガレッジセールのゴリとともに出席した。「島ぜんぶでおーきな 第14回沖縄国際映画祭」のプレイベントとして行われた「有楽町でも沖縄国際映画祭!」では、芥川賞作家でもあり、父親が沖縄県出身の又吉と、沖縄出身で県内で監督としても多数の映画を撮影してきたゴリが出席。本土復帰50周年を迎える沖縄への思いを語るスペシャルトークが行われた。又吉は「父が沖縄出身で、母は奄美群島の加計呂麻島なので2人とも南。社会人になって出ていってそこで暮らし始めたので僕は大阪で生まれ育ったんですけど、ルーツは(沖縄)。父は今も沖縄に住んでいる」と説明。「大阪出身なんですけど、実家も沖縄になっていますし、(住んでいるのは)東京が一番長いし、バイト先とかでは若い頃、『又吉くんって東北の人?』って言われて、雰囲気は東北の人やし、どこの人間かよくわからない」と笑い、それでも「沖縄には特別な思い入れはあります」とのことで、老後は沖縄に住みたいという思いもあるという。沖縄での思い出を聞かれると、「祖母に会いによく行っていた。冬休み、夏休み、長い期間沖縄にいるときの思い出が多い。自分の祖母のイメージが沖縄そのもの」と答え、「小学生の頃とか、帰り際におばあちゃんが泣きながら『直樹、今回がたぶん最後だから』っていつも言うんですけど、祖母、今103歳でまだ生きているんです。めちゃくちゃ元気で。そのおかげで会いに行けたりしている」と話した。2009年にスタートした「沖縄国際映画祭」は、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典。第12回、第13回はコロナ禍の影響を受け縮小しながらの開催となった。第14回となる今年は、4月16日~17日の2日間、引き続き感染予防対策を重要視し、オンラインコンテンツも交えて開催。本土復帰50周年企画展示も実施する。
2022年03月27日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日芸人として活躍する傍ら、デビュー作「火花」で芥川賞受賞を果たすなど作家としても高い評価を受ける又吉直樹がオリジナルで書き下ろしたオムニバスドラマ「WOWOWオリジナルドラマ椅子」が5月27日(金)より放送・配信スタート。吉岡里帆、モトーラ世理奈、石橋菜津美、黒木華と初タッグを組む。椅子と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマ過去に「又吉直樹マガジン 椅子」の編集長を務めた経験もあるほどの又吉さんの無類の椅子好きが高じて、今回、書き下ろしストーリーにてドラマ化が実現。タイトルの通り「椅子」と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマ(全8話)となり、1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎだされたオリジナルストーリーとなっている。バリエーションに富んだユニークで摩訶不思議な“椅子と女性”にまつわる8つのストーリー。そして、吉岡さん、モトーラさん、石橋さん、黒木さんという主演女優4名が2話ずつ全く異なる主人公を演じる形式であることも、見どころの1つ。全員がWOWOWドラマ初主演にして、又吉作品へも初参加&初主演。高い演技力を持つ実力派俳優陣の両極に振幅する演技が堪能できそうだ。オープニング音楽を清水靖晃(「透明なゆりかご」『キューティー&ボクサー』『しんぼる』)が全8曲書下ろし。劇中音楽は世武裕子(『空白』『星の子』)が担当する。また、椅子監修には「ストーリーのある50の名作椅子案内」「暮らしの民藝 選び方・愉しみ方」の萩原健太郎。衣装・撮影・照明を日本映画の精鋭たちが担い、“椅子×又吉直樹”という唯一無二な世界観を細部にこだわった極上の映像美で贈る。監督は松原弘志( 「ハルカの光」「世界の美しい椅子」)・長澤佳也(「ハルカの光」)。なお、劇中に登場する8脚の椅子は長年に渡って愛されるヴィンテージやオリジナルモデルなど、インテリア好きにはたまらないラインナップとなっており、セレクトは又吉さん自身によるもの。ドラマ内では怪しげな椅子店店主に扮した又吉さんが登場し、その椅子の成り立ちや造形美を紹介するパートもあり、椅子好きの興味をそそる。作・又吉直樹コメント又吉さんは「椅子」と「女性」をテーマにありきたりじゃないオムニバスの物語を、との依頼を受け「面白そうだなと思って」引き受けたことを語る。「書いているときから出来るだけ、自分が分かっていない感情になるようなものを描こうと心掛けていたのですが、完成して映像になったものを観てみても、僕でも意味が分からんところがいくつかありました(笑)。正しく分からず、複雑な感情になれるものに仕上がっていると思います」と作品を紹介。「椅子のもつ背景や特性を物語と関連させていたり、着想を得ていたりする部分もあるので、椅子が好きな方はその辺りも注目して頂けたらと思います。そして、8つの物語はそれぞれ色が異なりますが、主演の女優みなさんが全然違う表情やお芝居をされているので全部味わってもらえたら色んな感情になれるんじゃないかな、と思います」と期待を寄せた。主演キャストコメント■吉岡里帆「今までに無い作品で惹きつけられた」私の担当した2役は全く異なるキャラクターではありましたが、どちらも「静かに歪な人」という印象を受けました。椅子は多くを語りませんが誰にも知られず人と密接に交わりその座面に年輪を刻んでいきます。その時の断面を見て頂くような…秘密の共有といった感じでしょうか。今までに無い作品で惹きつけられました。何年か前に又吉さんが編集長のこれまた"椅子"という雑誌に呼んで頂き、その時は晴れた空の下、お洒落な椅子を一脚出して撮影しました。街中に置かれた椅子との撮影は今でも不思議な感覚で思い出深いです。家の中にある椅子も良いですが外にポツンとある、どこの誰のか分からない椅子には妙に物語性を感じます。【視聴者へのメッセージ】このオムニバス作品"椅子"はどれを取っても個々の感性と佇まいであなたが見つけてくれるのを待っています。一瞬腰掛けるも良し、長く座って考え事をするも良し、ただ眺めても良い。あなたにとっての特別な一脚が見つかりますように。■モトーラ世理奈「即興芝居で、ワンシーンずつ、丁寧に撮りました」「椅子」から生まれる又吉さん書き下ろしの8つのストーリー。私はどんなお話の中に入るんだろうかと、オファーを頂いた時からとても楽しみでした。普段何の気なしに座っている椅子も、もしかしたら、私のことをニヤニヤしながら見ているかもしれない…なんて思いました。【視聴者へのメッセージ】「海へ」同世代の素敵なキャストの方々と即興芝居で、ワンシーンずつ、丁寧に撮りました。そこの場面の景色や、音、空気を感じて、みんなで作りあげるその時間がとても楽しくて、愛おしくて、私にとってかけがえのない贅沢な時間でした。衣装やヘアメイクも、衣装合わせの日に、ドラマでこんなヘアメイクは見たことがない!って驚いたくらい、かっこいいです。きっと、今までに見たことないような、作品になっていると思います。「オモイデ」台本を頂いた時に、私が今まであまり挑戦したことのない役どころだったので、主人公・那月の心の移ろいをどう表現するか難しかったです。熱心で明るく分け隔てのない心をもつ那月を私なりに受けとめて撮影に挑みました。主人公那月の心に寄り添いながらこの物語を楽しんで頂けたらと思います。■石橋菜津美「椅子の雰囲気が作品の空気感にリンクしている」台本を拝読させて頂いた時、二作品とも雰囲気が全く違っていて、一つは絵本の中のような、一つは詩の中のような、読み手に自由があって、どんな所でこの言葉が話されるのかなと想像しながら楽しく読ませて頂きました。全く違う世界観に包まれて一つずつ大切に演じたいと思いました。【視聴者へのメッセージ】私は椅子の雰囲気が作品の空気感にリンクしている様な気がして、撮影中も椅子の雰囲気にヒントをもらいながら、演じさせて頂きました。この椅子を持っている人はどんな人なのか、人物ではなく椅子の目線から見ているような見方もできる作品だと思いました。様々な椅子と世界観を楽しんで頂けたら嬉しいです。■黒木華「又吉さんの思い描くお芝居ができているといいな」お話をいただいた時から、又吉さんが書かれた脚本なら絶対面白いと思い、楽しみにしていました。どちらの脚本もそれぞれ台詞やシチュエーションが全く違うものだったので、読んでいても演じていても凄く面白かったです。又吉さんの思い描くお芝居ができているといいな、と思っています。【視聴者へのメッセージ】又吉さんの作り上げる物語を存分に楽しんでいただけたらと思います。「WOWOWオリジナルドラマ椅子」は5月27日(金)より毎週金曜23時30分~放送・配信スタート(全8話)。第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】(text:cinemacafe.net)
2022年03月06日「YAWARA!」や「20世紀少年」などで知られる浦沢直樹先生が、令和4年3月5日開催予定の「第8回全国漫画家大会議 in まんが王国・土佐」に出演決定しました。今回、そのコラボ企画として、高知まんがBASEにおいて、「浦沢直樹原画展」を開催します。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の「あさドラ!」の原画約30点を展示します。【原画展の概要】展示内容: 「あさドラ!」原画 約30点開催期間: 令和4年2月18日(金)~3月23日(水)開催場所: 高知まんがBASE 1階まんが読書コーナー高知市丸の内1-1-10 県立公文書館内開館日時: 月・水・金 13:00~19:00土・日・祝日 10:00~17:00休館日 : 火・木※高知まんがBASEの開館時間中にご覧いただけます。HP : 入場 : 無料〈参考〉「第8回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」での浦沢直樹先生の出演内容タイトル: 浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知開催期間: 令和4年3月5日(土)開場19:00 開演19:30開催場所: 高知県立美術館 美術館ホール定員 : 200名 ※事前チケット購入者のみ入場可能チケット: 2月11日(金)より販売開始詳細は「浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知」の特設ページをご覧くださいHP: ●主催主催:まんが王国・土佐推進協議会(事務局:まんが王国土佐推進課)チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹と綾部祐二が、3月7日から放送されるオリックスクレジット・ORIX MONEYの新CM「ORIX MONEY 行くと決めた男」編で共演する。2人のCM共演は、綾部の渡米後では初となる。14日から放送される第1弾CM「ORIX MONEY 心を決めた人々」編は、赤い空間に黒スーツ姿の又吉が登場。様々な決断をする人々に「やるか、やらないか」と語りかけ、その決断を応援しながら背中を押す。3月7日から放送の第2弾CM「ORIX MONEY 行くと決めた男」編では、2017年に単身ニューヨークに渡った相方の綾部祐二がゲスト出演。綾部が下した決断と現在のニューヨークでの暮らしを、又吉がストーリーテラーとして伝える。CM撮影後のインタビューで、自身の人生の中での大きな決断について聞かれた又吉は、「お笑い芸人になるために地元の大阪から上京したことですね。東京に来てから仕事が無い日々も続きましたが、あの時“挑戦”してなかったら後悔は大きかったと思います」と回答。さらに、「小説の執筆も大きかった」といい、「世の中にはたくさん素晴らしい小説があるのでわざわざ自分が書く必要があるのかと最初は思っていました。ただ、そんな時に知り合いの編集者さんが、まず一歩踏み出してみてほしいといった言葉をかけて頂き、それが自分の背中を押してくれましたね」と人生のターニングポイントを振り返った。また、綾部の渡米については、「エンターテインメントの頂点の場所とも言えるニューヨークに、武器も持たずに素手で乗り込んでいった綾部さんの根性と精神力は本当にかっこよいと思いましたね」と絶賛。「当時はお陰様でコンビとして様々お仕事頂いている状況でしたが、それを一度リセットして挑戦するというのはなかなかできないことだと思います」と相方の勇気をあらためて実感していた。
2022年02月14日佐藤健さん主演で映画化された『るろうに剣心』や小栗旬さん主演の実写映画『銀魂』をはじめ、漫画を原作としたドラマや映画は少なくありません。しかし、実写化が発表されるたびに、必ずといってもいいほど起こるのが配役や脚本に関する論争。この論争に、お笑いタレントの又吉直樹さんが自身のYouTubeで持論を展開し、注目を集めています。又吉直樹、実写化巡る持論に共感の声田村由美さんの同名ミステリー漫画を、俳優の菅田将暉さん主演で実写ドラマ化した『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の大ファンだという、又吉さん。原作漫画も好きだと語る又吉さんは、動画の中で、原作ファンのからの、世界観を崩されたくないがゆえの批判について、こう持論を展開します。原作があるドラマって、もちろんファンの方で、原作ファンの方が「映像化しないで」っていったりするじゃないですか。「期待を裏切られるの嫌やから」っていう。そこが僕は分かるし、提案なんですけど…それぐらい完結して原作が好きな人は、もう原作だけを愛していればいいというか。だから、仮に原作と全然違う映像作品ができてしまったとしても、原作の何かが損なわれるわけじゃないんですよね。実は。だから、別物として観てもいいと思うんですよね。ピース又吉直樹【渦】公式チャンネルーより引用原作に忠実な映像化を願うファンは少なくないもの。しかし、又吉さんは「再現性を必ずしも求める必要はない」と語ります。原作と実写化は別の作品であると考えた上で、視聴を決めることをすすめた又吉さんの持論は反響を呼び、共感の声も寄せられました。・原作も実写版も、どちらもよさがあって、2倍楽しめています。・実写化を批判するファンとしては、自分の大好きな原作が「汚された」っていう思いなんだろうな。・面白くなければ、観なければいいだけ。わざわざ酷評するファンの心理が分からない。それで「原作見よう」ってなるものなのかな。たとえ実写化が原作ファンの理想と違ったとしても、原作のよさは変わらず、読者一人ひとりの心の中に残り続けるはず。又吉さんもまた、自身の著書が映像化されているからこそ、今回の持論に説得力を感じた人は多いようです。[文・構成/grape編集部]
2022年02月05日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が10日、東京・中央区で開催されたハライチ・岩井勇気のエッセイ集『どうやら僕の日常生活はまちがっている』の大ヒット記念トークイベントにゲストとして参加。本作の中に収録されている短編小説などを評価し、岩井に「また書いてもらいたい」とエールを送った。同作は、岩井にとって2年ぶりとなるエッセイ集の第2弾。発売後に増刷を重ね、6万部を超えるヒットを記録。連載エッセイ22本に加え、書き下ろしのエッセイと短編小説を1本ずつ追加収録している。芥川賞作家の顔をもつ又吉は、岩井が手がけた小説について「面白かった。すごく岩井らしい。岩井そのもの。嫌なことも言うかと思うと、優しいところもある。ほんまに岩井っぽい。だんだん岩井を好きになる仕組み」と称賛。しかし岩井は、執筆活動は「しんどかった」と胸中を吐露。「集中力がもたなかった。確認作業がしんどい。自分のですら読むのが……。(漫才などの)ネタ書く時も、頭で考えているときが一番楽しい。文字にして起こすのがちょっとストレスになる」と話した。それでも又吉は「いやいや、いけるやろ」と励まし、「できれば、また書いてもらいたい」とエールを送っていた。岩井はまた、対談にあたって、又吉の小説『劇場』を読んできたと明かして「(作中主人公が)又吉さんだなっていう部分、けっこうありましたね」と分析。又吉が「あんな変なやつとしておれを見てたんだ」と言うと、岩井は「ぜんぜん見てますね(笑)。なんか意地悪で、『こいつ傲慢だな』と思った」と意見。又吉は「傲慢やと思ってたんや!?」と笑っていた。
2021年11月10日映画『劇場』が9月20日(月・祝)、21時からWOWOWで放送・配信される。さらに同日、今作の原作者である又吉直樹と監督・行定勲が出演するWOWOWオリジナル配信番組『マンスリー・シネマセッション』がWOWOWオンデマンドで配信スタートと発表された。この番組は毎月クリエイターを迎えてトークするWOWOWオリジナル配信番組で、9月は『劇場』がテーマ。進行役に映画評論家の松崎健夫を迎え、又吉・行定監督が特に印象的だったシーンや小説と映画の違い、現場でのこだわりなど貴重な製作の裏側が語られる。まず、この作品の映画化に至った経緯を聞かれると行定監督は「原作を一気に読み終わった瞬間に、ラストシーンが浮かんだ。このアイデアを誰にも奪われたくないと思いすぐに動き始めました」とコメント。映画のラストシーンは原作とは違った描かれ方になっていて、劇場公開時に大きな話題を呼んだ。演劇の演出も手掛ける行定監督ならではの手法で、男女の距離を巧みに表現したラストシーンについては「お客さんがラストシーンを見た時に、余韻が残るものにしたかった」とし、又吉も「見事でしたし、映画のラストはこれしかないと思いました」と明かした。また、主人公・永田を演じた山﨑賢人について又吉は「永田ってどうしようもないやつなんで、あの山﨑さんが演じることに想像がつきませんでしたが、永田の不器用さをしっかりと表現してくださっていて面白かったですね」と語る。行定監督は「イケメンでありながら、ここまでどうしようもないのは、演出として効果的だなと思いました。山﨑賢人でないと『劇場』の空気は生み出せなかった」とした。他にも、行定監督の思い入れのあるシーンや又吉の好きなシーン、そして、ふたりの創作術も語られ『劇場』をより楽しむことが出来る番組になっているので見逃せない。さらに、WOWOWでは『「劇場」放送記念!又吉直樹原作特集』を9月20日(月・祝)に放送・配信。芥川賞作家・又吉直樹の世界観を存分に味わえる映画特集となっている。マンスリー・シネマセッション:『劇場』原作 又吉直樹×行定勲監督9月20日(月・祝)配信『劇場』9月20日(月・祝)21時~【WOWOWシネマ】【WOWOWオンデマンド】9月28日(火)18時~【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】※映画『劇場』の放送・配信を記念して、原作本を著者の又吉直樹直筆サイン入りで3名様にプレゼント。詳細:
2021年09月16日お笑いコンビ・ピースのボケ担当である又吉さん。お笑い芸人でありながら芥川賞作家であることはご存知の方も多いでしょう。高校生の時には、サッカーでインターハイに出場した経験もあり、多彩な才能を持つ又吉さんですが、やはり、文章の読解力は並外れているようです。『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で配信されている動画『又吉のハイパー解釈を東大生と人気塾講師に見せたら…驚きのリアクション連発!!!【#21 インスタントフィクション】』では、一般募集したインスタントフィクションを又吉さんが妄想解釈しています。ちなみに、インスタントフィクションとは、400文字程度の自由な発想で形式とらわれず書かれた文章のこと。又吉さんの解説を講義形式で聞くのですが、その解釈の深さに東大生作家や人気塾講師は驚きを隠せません。東大生作家や人気塾講師が口をそろえて「すごい…」と驚いていました。コメント欄にも、さまざまな声が集まっています。・このシリーズ制覇してしまった!何回見ても面白い。鳥肌たった!・又吉さん、すごすぎ。私も小説家を目指しているのですが、改めて文章、言葉の大切さ、そして設計の大切さを思い知りました。・解釈もすごすぎるし、その説明がめちゃくちゃ分かりやすくてすごい!又吉さんのような読み方すると、作者の隠された意図に気が付けるかもしれません。今以上に小説を楽しむためにも、ぜひ真似したいですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年08月28日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が23日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』の「あいみょん・ハンバートハンバート・クリープハイプ尾崎世界観・槇原敬之!今あえて語る『世界に一つだけの花』【#44 百の三】」に出演。SMAPの楽曲で、槇原敬之が作詞作曲した「世界に一つだけの花」について語った。「自分を大人にしてくれた名言」のトークテーマで、「散々語られたきた」と前置きした上で同曲を挙げた又吉。「僕らはついつい他人の評価を気にしすぎてしまうところがあって」と切り出し、「子どもの頃から、わりとみんなそういう環境で生きている人は多いと思うんですよ。でも、よく考えてみたらそこにあるだけのもの。例えば太陽とか月とか海とかって、好きや嫌いで語られるものではないじゃないですか。僕は月がすごい好きなんですけど、別に月は僕を喜ばすためにきれいなわけではない、というか。そもそもあの形で存在している」と持論を交えた。さらに、「どこかで誰かが『私、月を見ると寂しくなるから嫌いなんだよね』という人がおったとしたら」と仮定し、「別に君たちのためにあるのではなくて、月はここにあったんだよと。他者の評価なんて気にしてないんですよね。そもそも花も、喜ばすために美しく咲くわけではない」と付け加えた。頭ではそのように理解しつつも、「なかなかそういうふうに思えない」と吐露し、「なかなか他人の評価から脱却できないじゃないですか」と投げかける又吉。「超有名な歌手としてシンガーソングライターとして若い頃からずっとあらゆる国民の目にさらされ続けてきて、消耗して疲弊してきた槇原さんという天才がこれを言ってくれんねやっていう。想像するだけでめちゃくちゃ大変なんやろうなとという人が、その形のまま自分ができる一生懸命をやればそれでいいと言い切ってくれる心強さ」と歌詞の魅力を熱弁し、「なかなかこれだけ多くの人に響く歌は作れないですよね。これも名曲というものなんでしょうね」と絶賛していた。
2021年07月24日「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹の大ヒット恋愛小説を、行定勲監督が主演に山崎賢人、ヒロインに松岡茉優を迎えて映画化した『劇場』が、9月にWOWOWでテレビ初放送されることが決定した。演劇界での成功を夢見て、作家兼演出家として友人らと劇団「おろか」を立ち上げるも、なかなかうまくいかない青年・永田に山崎さん。女優を目指していたが、永田に自分の夢を重ねていく沙希に松岡さん。さらに寛 一 郎、伊藤沙莉、そして「King Gnu」のボーカル・井口理など、キャストに個性的な俳優・アーティストを迎え注目を集めた本作がテレビ初放送。また、WOWOWでは『劇場』放送を記念して、又吉直樹原作の映画4本の特集も決定。『劇場』ほか、『火花』(2017)『凜-りん-』『僕の好きな女の子』を放送する。さらに、毎月、テーマとなる作品に関わるクリエイターを迎えたトークをお届けする配信番組「マンスリー・シネマセッション」の9月配信回は『劇場』がテーマ。原作の又吉さんと行定監督が登場し、製作秘話や原作の映像化に寄せた想いなどを語るトークセッションの模様を配信する。『劇場』および「『劇場』放送記念!又吉直樹原作特集」は9月、WOWOWにて放送・配信。「マンスリー・シネマセッション:『劇場』原作 又吉直樹×行定勲監督」は9月、WOWOWオンデマンドにて配信。※山崎賢人の「崎」の右上“大”は“立”が正式表記(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場 2020年7月17日(金)より全国にて公開、Amazon Prime Videoにて全世界独占配信。©2020「劇場」製作委員会
2021年07月20日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、「僕のことを大人にしてくれた」というサッカーコーチとのエピソードを語った。高校時代はインターハイに出場するほどの実力者だったが、サッカーを始めた小学校時代は、「そんなに上手くなかった」という又吉。ある時、コーチから「自分のことを上手いと思うか?」と聞かれ、チームメイトが「下手だと思います」と答えるなか、「みんなと違うことを言ったら、褒められるかもしれない」という下心で、「下手だと思いません」と返したそう。しかし、コーチは、「自分のことを下手だと言ったやつは伸びる」と発言。思惑が外れ、「僕だけ伸びないってことなんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて……」と当時の心境を吐露しつつ、「その言葉だけは受け入れたらアカンって思ったんですよね。受け入れたら、ホンマに伸びないってことやし、成長しないってことやから。コーチにかけられた呪いをどうやって解くかは、練習あるのみだと思って、そこからむちゃくちゃ自主練するようになるんです」と、自身の中で変化が起きたことを明かした。その後、プロが使う5号サイズのボールを購入し、公園で自主練を重ねた結果、「100回もできなかったリフティングを、短期間で600回くらいできるようになった」という又吉。「本当にそのコーチの言葉のおかげです。よし、頑張ろう! って。コーチがめちゃくちゃみんなの前で恥をかかせてくれたおかげで、努力することが恥ずかしくないっていう。そのおかげで、中学では1つ上の学年で試合に出してもらったり、高校にもサッカーで行かせてもらえるようになったので、全部つながってる」と感謝しきりだった。
2021年07月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。劣等生だった中学時代に出会った恩師に対し、感謝の気持ちを語った。この日公開された動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」で、中学時代の出来事を振り返った又吉。サッカーに夢中だったため、まったく勉強していなかったそうで、「将来は芸人になるって決めてたんで、勉強はとりあえず一旦置いといたんです。だから、すごいアホなんですよ。アホであることを、恥ずかしいとさえ思ってなくて」と、当時は開き直っていたことを明かした。そんな又吉に対し、英語の先生はとても優しくしてくれたようで、「テストは記号問題だけ書いて、あとは裏に絵を描いたりしてたんです。その先生は絵に点数をつけたりしてくれて」と回顧。また、授業参観日には、生徒全員が順番に当てられていたが、勉強ができなかった又吉だけが当てられなかったそう。「行き過ぎた優しさだし、不自然過ぎる」と不満に思っていたところ、授業の最後で、英語に関係ない見せ場を作ってくれたと言い、「変なことやってめちゃウケて。優しい先生だった」としみじみ振り返った。一方で、英語の先生に対する失敗談も告白。友人に志望校を聞かれた又吉は、「何も考えてなかったんですけど、ふざけて地元で一番賢い高校を言ったんですよ。友だちは僕がアホなのを知ってるから、笑うじゃないですか」とウケ狙いで答えたというが、先生に「なんで笑うの? 今から頑張ったら行けるよ」と真剣に諭されたという。その時に、「先生は勉強を教える存在としてここにおんねんから、一番やったらアカンふざけ方をしてしまったと思って、すごい恥ずかしくて……」と、自身の発言を後悔。この経験から、「誰かが大切にしてるものを傷つけるような、損なうようなふざけ方は基本的にアカンねんなって思ったんです。その人はこれを大切にしてるから、これでふざけちゃダメ。それ以外のところでやる」ということを学んだ又吉。その後は受験勉強をして、「行って良かったと思える高校に、結果的には入れた」そうで、「アホはアホでいいと思うけど、ちゃんと勉強してる人こそ偉いなと思うようになった」「学ぶことを軽んじることがなくなった」と話していた。
2021年07月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、人間の成長について持論を展開した。子供の頃からサッカー部に所属し、高校時代はインターハイに出場したこともある又吉。サッカー初体験は保育園だったそうで、「“手で触るのはハンドといって反則です”って先生に教えてもらってやってたら、ボールが手に当たっちゃった」というエピソードを披露。当時の又吉が、正直に自己申告すると、先生に「わざとじゃないなら、ハンドじゃないよ」と言われたそうで、「すごいうれしくて。ハンドじゃなかったんやと思って安心した」と懐かしそうに振り返った。しかし、小学3年生くらいになると、「めちゃくちゃせこくなってきて。“わざとじゃない”ということで、サッカーの試合中にハンドしたりするようになった」と言い、「(保育園の)先生の優しさを踏みにじるような。正直な自己申告に対して、“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう一番美しい形ができてたのに。10歳になった僕は、わざとハンドををして、嘘をついて反則して……。すべて逆」と、ほろ苦い思い出を吐露。この出来事から、「人間が年齢を追うごとにどんどん成長していくなんて、ホンマなんか? って思うのがあるんですよね」という疑問を抱いた又吉。「出来てたことが、出来んようになってるやん。めちゃくちゃ悪いことができるようになった!っていう考え方もできるんですけど……」と語りつつ、「“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう、先生の優しい言葉はずっと残ってますね。これ大事やなと思って」としみじみ思い返していた。
2021年07月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が20日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「明石家さんまが後輩にバトンを繋いだ熱い夜…カリスマたちのリーダー論【#33 百の三】」のなかで、明石家さんまの感動秘話を明かした。今から7~8年前、さんまや相方の綾部祐二、平成ノブシコブシ・吉村崇らとカラオケに行ったという又吉は、「誰かが歌い始めるまで、まず1時間半くらい、さんまさんがずっとしゃべってるんですよ。なんか食べたり飲んだりしながら、ずっと面白いことをやって」と回顧。さんまのトークが一段落し、ようやくカラオケが始まるも、「僕が(吉田)拓郎さんの歌を歌ったら、さんまさんがすぐ消すみたいなノリがあって。こうやって遊ぶんやって思いながら」と、懐かしそうに振り返った。そんななか、さんまが「お前たちに捧げる」と言いながら、吉田拓郎の「イメージの詩」を歌ってくれたそう。同曲について、「古い船に新しい水夫が乗り込んでくるから、これからは新しい水夫の時代が来るんやって。新しい海に水夫たちが出て行くんやっていうニュアンスの、若者に力を与えるような曲」と説明した又吉は、「そのときは、“60歳で引退する”って公言されてて。本当にそういうときが来るんやと思って……」と、さんまからのメッセージに感激したことを明かした。「若い人たちにこんなことまで言ってくださるんやって感動してたんですけど」と語った又吉だったが、「いまだにバリバリ現役でやってる(笑)」とツッコむ場面も。「古い水夫が古い船の先頭に立って、新しい海に漕ぎ出しまくってるっていう。新しい水夫の方が、先に船を降りたりしてますからね」と苦笑いでジョークを飛ばしつつ、「それがやっぱりカッコいいんですけどね」と、60歳を過ぎてもなお、第一線で活躍し続けるさんまに感服していた。
2021年06月22日又吉直樹が主演するドラマ「成る」が、6月26日(土)放送の「世にも奇妙な物語‘21夏の特別編」にて放送されることが分かった。今回の「‘21夏の特別編」では、4つの奇妙なエピソードが登場。上白石萌歌主演「デジャヴ」、加藤シゲアキ主演「三途(さんず)の川アウトレットパーク」に続き、今回新たに発表されたのが、本シリーズ初出演で初主演となる又吉さんが演じる物語「成る」。又吉さん演じる有名なプロの棋士・岩屋賢太郎は、AI棋士を相手としたある日の対局で、いつものように駒を返すと、見たことのない文字が駒に書かれていた。そして、AI棋士が駒を返すと、ある女性の名前が現れる。実は昨年、岩屋はその名前の女性と週刊誌に写真を撮られ、妻とは離婚協議中だった――。将棋の対局をモチーフとし、一人の人物の人生をふり返る本作。台本を読み「すごく面白そうな話だなあと思いました」と語る又吉さんは、「一人のシーンが多く、また、正座に慣れていないこともあって。ドラマの内容も過酷な闘いでしたけれど、いつ正座の体勢から足を崩そうかという闘いを一人でしていました(笑)」と実際に演じた感想を述べる。また小説家としても活躍する又吉さん。今作のような怪奇現象やホラーは小説家として興味があるのかという問いについては「エッセーや短編で書いたこともありますし、不思議な話を書くのはわりと好きですね。コントも含めてですが、ちょっと奇妙な話を考えるのは好きです」とコメント。そして本作を楽しみに待つ視聴者へ向けて「どんどん追い込まれていく棋士と、どんどん棋士を追い込んでいく“不惑”という名のAI棋士。えたいの知れない怖さみたいなものに是非注目して見ていただきたいです」とメッセージを寄せた。又吉さんのほかにも、本作には浅野和之、工藤美桜らが出演することも分かった。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語‘21夏の特別編」は6月26日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月15日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」内で、ファッションデザイナー・ドン小西の金言を明かした。ドン小西と会った時に「衣類とファッションは違うんだよ」と言われ、「グッときた」という又吉。「衣類というのは日常的に着る物。ファッションっていうのはアートの領域にある物っていう意識がたぶんあって」としながら、「寒くてもちょっと薄着やったり、暑くてもちょっと厚着やったり、『それ合ってるんですか?』っていうオシャレな人いるじゃないですか? でもそれでいいんだっていう。だからそこ噛み合わへんのやと思って。衣類の話してる人とファッションの話してる人が噛み合ってなかったんやと思って、すごい腑に落ちたんですよね」と話した。スタッフが「機能性の話をする人もいますもんね」と相槌を打つと、又吉は「でも、ファッションはそうじゃない。と言いながら、僕が40代に突入して、どんどんファッションから衣類のほうに移行しつつあるんで、ちゃんとカッコつけて、ちゃんとオシャレせなあかんなと思うんですけど、楽になりつつある」と内省。また、「ドンさんに初めてファッションチェックされた時もやっぱり痺れましたね」と言い、自身のファッションを見たドン小西から「褒めるしかないけどいい?」と絶賛されたことも明かした。
2021年06月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」を公開。女優の樹木希林さんから言われ衝撃を受けた言葉を明かした。動画の中で「めちゃくちゃ大事にしている言葉」として、希林さんとの対談を振り返っていく又吉。希林さんから「私の友達が『火花』読んだって言ってたよ。なんかあんまり面白くなかったって言ってたよ」「良かったね。みんなが面白いと思うようなものを作らなくて」と言われたそうで、その言葉に「痺れましたね」と感じ入る。さらに希林さんは「私は面白かったよ」と続けたと言い、又吉は「みんなに喜ばれたいって気持ちが出てくるじゃないですか? それはそれでいいと思うんですけど、こういう覚悟の決まり方をしてる先輩を見ると、物作りの根幹の部分はこういう感覚を持っていないとやっていかれへんなとは思いますね」と持論を述べた。また、希林さんとの初対面の際には「良かったね。辞めてなくて」「あなたみたいな変な人はこの世界向いてないから、辞めちゃうんじゃないかと思ってたんですよ。続けてて良かった良かった」と声をかけられたと回顧。その初対面の前に、希林さんは又吉と作家・せきしろ氏の著書『カキフライが無いなら来なかった』を読んでいたらしく、又吉は「本を読みながら『この感覚やったら辞めるやろな』と思ったんじゃないですか?」「向いてないってことを武器にしながら戦ってるところありますけどね」と笑った。
2021年06月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が5日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「初の視聴者コラボ企画!GW明け…色々悩んでる新社会人への提言【#26 百の三】」を公開。新社会人に向けて、仕事のアドバイスを語った。新社会人に伝えたいことを聞かれ、「僕はずっとできなかったんですけど……。できなかったからこそ思うのは、先輩に相談する」と話した又吉。できないことがバレたくないため、隠れて頑張る人が多いというが、「先輩に言っちゃった方がいいんですよね。これが苦手でとか、よく分からなくてどうしたらいいですか? って。見て学べって言う人もいるかもしれないですけど、半分以上の人はアドバイスをくれると思う」と続けた。また、アドバイスをした先輩側の心理として、「そのアドバイスが有効であることを証明したくなる。だから、無意識のうちに、先輩はその後輩を助け出すんです。アドバイスの強度を高めるために、後輩をフォローし始める」と分析し、「それが個人で問題を抱えるんじゃなくて、チームで問題を抱えるということ。先輩が助けてくれるから、目標が実現しやすくなるっていうのがあるんじゃないかな」と、先輩に相談するメリットを語った。自身も、後輩のパンサー・向井慧から「ライブに彼女が来る」と相談され、「なんとかせなあかんっていう意識になって。全然そんなタイプじゃないのに、普段絶対やらない動きをして」、舞台上で向井を盛り上げたそう。その結果、ライブは大盛り上がりしたと言い、「会社でも新入社員の人が抱えてる問題って、チーム全体に影響を及ぼすときがありますもんね。そこが上手くいくと、全体が良くなるから、相談するのがいいんじゃないですかね」と、話題を締めくくっていた。
2021年05月11日直木賞作家・西加奈子の小説に、明石家さんまが惚れ込み企画・プロデュースした劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐハートフルコメディ。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、人気声優の花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスら、豪華キャストの声の出演でも話題になっている。本作をはじめ、小説をアニメ化した映画には時代を彩る良作ばかり。これまでの多岐のジャンルにわたる数々の名作を生み、「ジャパニメーション」という呼称で愛されるほど世界で圧倒的人気と高い評価を得ている日本のアニメーション。色鮮やかな風景、細やかで瞬時にキャラクターの心の機微を映し出す繊細なタッチ、実写映画とはまた違った味わいで観る者を楽しませ、物語の世界へ惹き込んでいく。そして、そんな日本のアニメーションとベストセラー小説がタッグを組めば、あなたの一生の1本になり得る映画が生まれるはず。そこで、ベストセラー小説が原作になったアニメ映画4作品を特集する。◆『時をかける少女』(06)細田守監督の時を超えて愛される傑作高校2年生の紺野真琴は、理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことがきっかけで、時間を飛び越えて過去に戻る力「タイムリープ」を手に入れる。自分が“飛べる”ことを確信した真琴は、友達の間宮千昭や津田功介とカラオケでノドが枯れるまで歌ったり、3人で何度も野球をして好プレイを連発!何気ない日常を思う存分満喫するのだった。「タイムリープ」を繰り返し、残り回数が底をついたとき、真琴は自分にとって一番大事なかけがえのない時間がそこにあったことに気づくのだった…。小松左京、星新一と並び「SF御三家」とも称される筒井康隆の同名の小説を原作とするSFロマンス。細田守監督、「マッドハウス」の制作によってアニメ映画化。上映発表当初は全国で21館のみと非常に少ない公開館数だったが、鑑賞者の口コミ効果や主題歌を務めた奥華子の切ない楽曲も注目され、動員数を増やしていった。最終的には上映館は延べ100館以上、2007年4月20日のDVD発売日まで9か月にわたり公開が続くというロングラン興行となった。さらに、2021年4月2日には、「スタジオ地図」の創立10周年記念企画として4DX版が公開され、色あせることのない真琴たちの青春の瑞々しさと胸がキュッとなるようなほろ苦さに、時をこえても愛され続ける話題作。◆『君の膵臓をたべたい』(18)タイトルのイメージを見事に裏切る傑作他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然「共病文庫」と記された1冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて……。「よるのばけもの」(双葉社)、「青くて痛くて脆い」(KADOKAWA)など、数々の話題作で知られる小説家・住野よるのデビュー作であり、2016年の本屋大賞で2位にランクインし、累計発行部数が200万部を越える人気小説が原作。2017年の実写映画化に続き、「スタジオヴォルン」制作で新進気鋭の監督、牛嶋新一郎が作り出す丁寧かつ繊細なタッチでアニメ映画化された。『漁港の肉子ちゃん』と同じく、あまりにもインパクトのあるタイトルが注目を集めたが、そのタイトルイメージを見事に裏切るような号泣必至の展開が評判を呼んだ。人気ロックバンド「sumika」が主題歌、劇中挿入歌を担当したことも相乗効果となり、「キミスイ」の愛称で支持を集めた。◆『ジョゼと虎と魚たち』(20)新世代から支持を集める海洋生物学を専攻する大学生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助けたことがきっかけで、アルバイトとしてジョゼの相手をするように依頼される。恒夫は留学費用のためにその依頼を承諾するが、ジョゼの高飛車な言動に閉口してしまう。一度はアルバイトを辞めようとしたものの、ジョゼに言われるがままに様々な場所へと外出に付き合わされるうちに2人は距離を縮めていくが、ジョゼの祖母の死をきっかけに、その関係性に決定的な変化が生じ始める…。芥川賞作家・田辺聖子の名編が原作となり、映画『おおかみこどもの雨と雪』で助監督を務めたタムラコータロー監督、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」など多くの人気作を手掛けてきた「ボンズ」が制作を担当し、アニメ映画化された。アニメーションだから描き出せる、リアルにしてイマジネーションに満ち満ちた日常の輝きや恋愛のときめき、人生のきらめきを、疾走感すら感じさせる色彩を巧みに使いスクリーンへ映し出しているのが印象的。また、主題歌を約5億万回のMV総再生回数を誇り、TVアニメ「呪術廻戦」のオープニングテーマでも注目を集めたEveが書き下ろし、劇中キャラクターの細かな心理描写や儚さを見事に表現してZ世代の支持を集めた珠玉作。◆『漁港の肉子ちゃん』(21)母の恋が終わるたびに放浪する親子描く愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。漁港で途方にくれる母娘は、肉子ちゃんを“肉の神様”と思い家族のように迎え入れてくれた「うをがし」の店主・サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始める。しかし、肉子ちゃんの次の恋が終わったら、またこの町を出て行かなければならない。そんな不安が次第によぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり…。原作は第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部超の同名ベストセラー小説。EX「アメトーーク!」の<読書芸人>回では、「ピース」又吉直樹が本書を紹介し、大きな反響を呼んだ。漁港の船に住む魅力的な母娘の物語に惚れ込み、劇場アニメ化を熱望し、本作で企画・プロデュースを務めるのは明石家さんま。映画化のオファーをさんまさん自ら、原作者・西さんに打診し、5年の歳月を経てついにアニメ映画化が実現した。監督は、『ドラえもんのび太の恐竜2006』や『海獣の子供』などのアニメーション作品を世に送り出してきた渡辺歩。さらに、キャラクターデザイン・総作画監督は『かぐや姫の物語』などで作画監督を務めた、「スタジオジブリ」一期生の小西賢一。脚本は「凪のお暇」の大島里美。アニメーション制作は『映画 えんとつ町のプペル』を手掛け、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ「STUDIO4°C」。また、幅広い世代から絶大な人気を誇る「GReeeeN」が書き下ろすエンディングテーマ「たけてん」が、肉子ちゃんとキクコの日々を表すように、優しく寄り添っている。劇場アニメ化について、渡辺監督は「原作を読んで、こういった人間ドラマをアニメで描けるのはいいなと思いました。そして、さんまさんが企画・プロデュースという形でアニメにチャンスをもらえたということが、とにかく嬉しかったですね」とコメント。総作画監督の小西氏は「小説作品をアニメにしたいという想いは持っていました。そして自分たちのアニメーション映画を作るからには、ゼロからキャラクターを作りたいと。これは渡辺監督と共通の思いでした。それを本作で叶えることができて、非常にありがたいと同時に、今後につながっていくと思います」と話し、美術監督の木村真二は「西加奈子さんの作品がすごく好きなので、今回作品に携わることができて本当に嬉しかったです。小説作品をアニメーションの世界で表現できるというのは貴重な機会ですし、とても面白いと思っています」と、それぞれに思いを語る。第一線で活躍するアニメクリエイターが、原作小説へのリスペクトと劇場アニメ化への熱意をたっぷり込めて、本作を送り出す。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010君の膵臓をたべたい(2018) 2018年9月1日より全国にて公開(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズジョゼと虎と魚たち(2020) 2020年12月25日より公開©2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年05月06日さまざまな業界で活躍する「働く女性」に、今のその人に寄り添う一冊を処方していくこちらの連載。今回のゲストはハナコでもお馴染みの竹内ももこさん。パン特集や学び特集など、ジャンルを超えて軽やかに行き来する彼女に、「好き」との関わり方やその原動力となっているものについてを伺いました。今回のゲストは、女優の竹内ももこさん。京都府の舞鶴市出身。特技は剣道(なんと、3段…!)で、趣味はパン屋さん巡り。学び特集(1178号)では袴姿での凛とした表情を披露したほか、パン特集(1182号)では複数ページに渡って出演するなど、Hanako常連の立ち位置を築きつつあります。話題は、竹内さんとHanakoとの馴れ初めについて。木村綾子(以下、木村)「はじめまして。Hanakoをめくっていると、いろんなページでももこさんをお見かけしますが、Hanakoへの出演は何がきっかけだったんですか?」竹内ももこさん(以下、竹内)「きっかけは2017年に出た『今、食べたいのはなつかしいパン。』っていう特集号でした。ピンポイントなテーマに熱量を注ぐ Hanako の姿勢に一目惚れしてしまって、「私、Hanakoに出たいです!」とマネージャーさんに伝えたら、編集部の方にお会いするチャンスを作っていただけたんです」木村「編集部への “売り込み” が実って、今に至るんですね。女優のお仕事を始めたきっかけもお聞きしたいです」竹内「21歳の時に事務所に入りました。自分に何ができるかはまだ全然分からなかったんですが、芸能のお仕事がしたいっていう一心で、えいっと飛び込んだ感じです」木村「モデルやお芝居などのジャンルを決めるより先に、まずは事務所に入る方って珍しいかもしれないですね。ちなみに、事務所へはどういう売り込み方を?」竹内「事務所の方にお会いする直前に、ちょうどテレビ番組に出る機会があったんです。街中でインタビューを受けて実家の母に会いに行くっていう内容で。その放送を、社長が偶然見てくれていたんです。「あれ?あなた、こないだテレビ出てましたよね!?」って(笑)」木村「すごい!絵に描いたような幸運の持ち主!(笑)その番組がももこさんの名刺代わりになったんですね」竹内「そうなんです。最初は、「帰省の新幹線代がトクした!」くらいの動機で受けた番組出演だったのですが、結果的に人生を左右するくらいの大きなターニングポイントになりましたね」木村「『Hanako』に出るきっかけと言い、事務所への入り方と言い、自分の“したい”に純粋無垢で、聞いていて気持ちがいいほどです(笑)」エピソードその1「東京は…好きだけど嫌いな街ですね」木村「京都から東京に出てきて3年ということですが、東京との相性はどうですか?」竹内「東京は…好きだけど嫌いな街ですね(笑)。実は最近、ちょっとだけお休みをいただいて実家に帰っていたんです。帰ったというか、逃げた、って言い方のほうがふさわしい感じの、後ろ向きな帰省だったんですが…」木村「実家に逃げ帰ったこと、私もあったな〜」竹内「え、木村さんも!?」木村「私は大学への進学を機に18歳で静岡から東京に出てきたんですが、上京してわりとすぐ、読者モデルとしてファッション誌に出させていただくようになったんです。当時、同じ雑誌に出ていた友だちは、お洋服やカメラ、音楽、映画…って、夢を掲げて突き進むように生活しているような子ばかりで。でも当時の私にはまだ、「これだ!」っていうものがなかったんです。そういうものを持っていないと、何者かにならないと、東京から弾き飛ばされてしまうような気がして、日々焦ってあれこれ手を付けるんだけど、空回りばっかりで…」竹内「その気持ち、すごく分かります!」木村「それで、24歳のときかな?突然ガソリンが切れてしまって。仕事も学校も全部投げ捨てて、逃げ帰りました(笑)」竹内「え、24歳って、私と同じ歳の時じゃないですか!木村さんはそこから、どうやって気持ちを立て直したんですか?」木村「「あー、なんもなくなっちゃった〜」って、1,2ヶ月は腑抜け状態でしたね。家族はそんな私に対してとくべつ何かを急かすこともなく、「いっそこのままずっとこっちに居たら?」みたいなことも言ってくれてたんですけど、このまま逃げ帰ったままなのも違うなって気持ちにだんだんなってきて。東京のことを嫌いなまま、東京にいた自分のことも嫌いなまま、この先を生きていくのもしんどいなぁ…と。あとね、全部投げ捨てて逃げてきてるから、とにかく暇なんですよ(笑)。そしたらその空っぽを、好きなことから埋め直してる自分に気づいたんです。それである日、「あ、この自分でもう一回東京をやり直してみよう!」と思い立ったんです」竹内「東京をやり直す!私、今まさにそれです。“東京やり直し元年”です(笑)」処方した本は…『東京百景(又吉直樹)』KADOKAWA出版/2020年4月初版刊行木村「これは、又吉直樹さんが18歳で上京してから約10年にわたる東京での生活と、その生活に付随した人や風景との思い出が綴られたエッセイ集です」竹内「“百景”ってことは、東京にまつわるエピソードが100描かれているんですか?」木村「そうなんです。綴られる多くは、貧しくアルバイトの面接にすら受からず、風呂なしアパートで暮らしながら、芸人という夢を叶えられるかもわからない焦燥の日々。たくさんの孤独と傷と寂しさを抱えて、自意識や欲望や怒りや嫉妬を持て余して、それでも、東京に生きることを諦められない姿が、100の景色に立ち上がって胸を突きます」竹内「「武蔵野の夕陽」「下北沢駅前の喧騒」「高田馬場の夜」…、地名にもとづいたエッセイもあれば、「ゴミ箱とゴミ箱の間」「東京のどこかの室外機」「自意識の捨て場所」「昔のノート」…、そこにどんな風景を見ていたんだろうと興味を惹かれるタイトルもあって面白いです」木村「又吉さんの“東京”を見つめるまなざしは、ももこさんがこれから東京で年を重ねていくうえでの心の支えになると思います。もしまた東京が苦しくなったときには、〈死にたくなるほど苦しい夜には、これは次に楽しいことがある時までのフリなのだと信じるようにしている。〉っていう言葉を杖言葉にしてほしいし、…あ!まさに“東京”を言い得ている文章もあるんですよ。〈東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい。ただその気まぐれな優しさが途方も無く深いから嫌いになれない。〉」竹内「わー、まさにまさに!」木村「結局は人って、“何者か”になるのではなくて、自分自身になっていくしかないんだと思うんです。私は又吉さんと同年なので、同じ月日を東京に生きてきたことになりますが、その時間の中で彼は彼になり、私は私になっていったんだと読んでいて感じたんです。ももこさんも、焦らず丁寧に、自分という輪郭を手に入れていってくださいね」エピソードその2「おいしいというより、幸せだなって」木村「ももこさんのご実家はフレンチレストランを経営されているとお伺いしましたが、帰省中はお店のお手伝いもされていたんですか」竹内「お手伝いもしてましたし、そうじゃないときもずっとお店にいました。いつの間にかお店の中に“私の定位置”みたいな席ができて、そこにいると「余ったけど食べるか?」って、父がお料理を小皿に入れて出してくれたんです。気づいたらミニ・フルコースみたいになっていくサマが可笑しくて」木村「素敵なお父様!きっと居場所を作ってくれていたんでしょうね」竹内「毎回泣きそうになりながら食べてましたね。おいしいというより、幸せだなって思いながら。子どもの頃は、ご飯を食べながらその日あったことを家族に全部話すのが習慣になっていたので、自分にとって大切な記憶を取り戻していくような感覚でした」木村「冒頭では、パンが好きでHanakoとのご縁に結ばれた話もしてくれましたけど、ももこさんにとって「食」という存在は人生の要になっているような気がします。人とのコミュニケーションであり、記憶を呼び覚ますスイッチであり、未来を切り開く要素でもある」処方した本は…『cook(坂口恭平)』晶文社出版/2018年12月初版刊行木村「坂口恭平さんのことは何と紹介するのがいいんだろう…。建築家であり、ミュージシャンであり、小説家であり、画家であり…。肩書きにとらわれない表現活動をされている方なんですが、躁鬱病を長く患っていることも公言されていて、同じ病に苦しむ方を救うたえの活動にも勢力的です。躁鬱をテーマにした著作も数多く出版されているんですが、この本は、“料理”というおこないを通して自分の心と向き合っていくさまが綴られた一冊です」竹内「治療のための料理ってことですね」木村「はい。30日間に作った料理日記が、写真+言葉で綴られていくんですが、ページをめくっていくと、最初は土鍋で炊いたご飯だけだったものが、どんどん彩り豊かになっていくのが分かります。目玉焼きにベーコンを添えてみようと“思えた”喜びや、トマトの切り方や器を変えるだけで盛り付けが見違えることに “気づけた”幸福…。ここにあるのは単なる記録ではなくて、それを食べたことでその日を乗り越えたっていう証なんです」竹内「実は料理に関しては、私も似たような経験がありまして。実家に帰る前に一度、深夜に号泣しながらお菓子を作ったことがあるんです。甘いものでも食べたら元気になるかなと思って少し無理して作っていたのですが、材料を混ぜてオーブンに入れて焼き上がる頃には、もうなんだか気持ちもラクになっていて」木村「泣きながら作ったお菓子! ちょっと脱線しちゃいますが、いま、坂元裕二さん脚本のドラマ『カルテット』のセリフを思い出しました。“泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます。”っていう」竹内「またしても名言が!」木村「(笑)。話を戻しますが、苦しみもがきながらも、それでも食べ続けてきた人の証にふれることは、何よりの希望になると思うんです。少し大げさかもしれないですけど、食べるって、明日を生きようとする行為のことでもありますから」エピソードその3「いずれ一緒にできたら面白いだろうな」竹内「突然なんですけど、今、働いてみたいなって思っているお菓子屋さんがあるんです」木村「へぇ!どんなお店なんですか?」竹内「どのスタッフさんも、お客さん一人ひとりが笑顔になるような接客を必ずしてくれるんですよ。嬉しい気持ちで食べるお菓子って、よりおいしくなるなって気付きが毎回あって」木村「素敵ですね。食をコミュニケーションの場と捉えるももこさんにはぴったりな気がします。ももこさんって一見、何事にも軽やかに飛び込んでいってるように見えるけど、すごく芯がありますよね。そういう礎がしっかりしている人の言葉は、きっとお店の人にも届くと思います。ところでももこさんは、将来、何か挑戦したい夢とかはあるんですか?」竹内「兄も飲食をやっているんですけど、ぼんやりとですが、いずれ一緒にお店をできたら面白いだろうなって思いはありますね」木村「本当にご家族がお好きなんですね。今日一日お話を聞いていて、その未来に行き着くことはすごく自然な流れだと感じました」処方した本は…『長いお別れ(中島京子)』文藝春秋出版/2015年5月初版刊行木村「この小説は、認知症に罹患した父の晩年をテーマにした家族の物語です。10年ほど前から認知症を患っている夫、それを支える妻、3人の娘、そして孫…。“連作短編集”といって、一連の物語を、章ごとに異なる人物の視点からみつめているので、ももこさんのように家族ひとりひとりとの距離感が近い人なら、それぞれの立場に立って“家族”をまなざすことができると思います」竹内「私、親とか家族って自分の中で絶対的な存在として捉えているところがあって。ずっと元気だし、関係性がゆらいだり、誰かが欠けてしまうことなんてありえないって思ってしまう幼さが、自分の中にまだあると思います。父の晩年を描く物語かぁ…。向き合えるかなぁ」木村「“人生の終焉”を描いているので確かに軽やかに読めるものではないし、読んでいてつらい場面もあります。でも、父の突拍子もない言動に振り回される家族の姿や、戸惑い、苦労など現実的な部分はしっかり描かれつつも、心和むようなコミカルなシーンやユーモアも散りばめられている。だから読後に残るのは、家族を思う温かさなんです」竹内「辛い状況なのになぜか笑っちゃうって、家族あるあるだったりしますね!」木村「もちろん、家族の誰かが“その時”を迎えることを想像するのは、ももこさんにはまだ早いとは思ってます。お兄さんとのお店もいつか実現させてほしいし…。でも、こういう本が存在していることだけでも覚えておくと、家族という関係性の変化も慈しむことができるんじゃないかなと思って、未来の処方箋としてオススメさせていただきました」竹内「未来の処方箋!この本が、いつかの私の救いになってくれると思うと、“東京やり直し元年”の先に続く毎日も明るく過ごせる気がしてきました!」木村「ふふふ。“東京やり直し元年”って言葉、ももこさんすっかり気に入っちゃいましたね(笑)」対談を終えて。対談後、『cook』を購入してくれた竹内さん。「木村さんからの言葉や、紹介してもらった本はどれも私の心にピッタリで、まさに “処方” そのものでした。ふとした時に立ち止まって、自分だけのために開く本があることはとても心強いです!」と話してくれました。パン好きの友人と一緒に作ったという写真集『パンとキミ ももぱん記録#1 #2 』も絶賛発売中。おいしそうにほおばる姿が見どころです!パンとキミ ももぱん記録
2021年04月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が先月28日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、新社会人に向けた動画「自分の職場や業界に天才が現れた時…嫉妬して意味ある? 挑戦して傷つく? 又吉の究極持論【#24 百の三】」を公開。敵わないと思った“天才”が現れたときの向き合い方について、持論を語った。“天才”に対する心の持ちようを聞かれた又吉は、「まずはちゃんと嫉妬していい」と話し、「“天才”だからって、別枠みたいになるときないですか? 俺らの負けにもならんし、あの人は“天才”だからみたいな。それって、ちょっとセコいかなって」「“天才”のように見えるけど理由があるはずやし。その人自身の存在やその人が過ごした時間も関係してるから、“天才”で片付けていいんかな? って。そんな人と会えることとか、そんな人に嫉妬できるチャンスはなかなかないから、めちゃくちゃ苦しんでもええんちゃうかな」とキッパリ語った。“天才”を尊敬したうえで、「そこから何ができるか」と続けた又吉。「“天才”にみんな憧れるけど、ボコボコにされてる俺の姿にも何か思うんじゃないかって。ここから、自分が何か生み出せるものはないかなって模索し始めて作る、っていう日々を積み重ねていって。10年負けた私の記録は、瞬間的なあいつの輝きに匹敵し得るんじゃないか。その感情とか温度を持ち続けられてるなら、嫉妬し続けて、それを燃料にしてやればいいし」と言い、「こいつと全然違うアプローチで、全然違うものをやろうって思うことが大事」だと力説した。また、又吉は、「僕に限りですけど、応用してもらえるなら」と前置きしながら、「僕は今までに出会ったことがないくらい、自分が作るものが好き。超好きなんですよ」「寝る前に読むのは自分の本。自分で作ったものを読んで、面白いな~って(笑)」と、胸を張って告白。「僕が観た全作品、全芸人、参加自由の大会なんですけど、“又吉CUP”においては、毎年僕が優勝してる」そうで、「自己否定も強いけど、自己肯定も強い。あの人はすごい“天才”や、あの人には勝てないって思っても、自分が好きなもの、自分が一番興奮する方法は自分しか知り得ないっていうアドバンテージがあるから、結構やっていける」と熱弁していた。
2021年04月02日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が先月26日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。昨今の“共感ブーム”に対して持論を語った。この日、新社会人に向けて、動画「すぐに寝たい…限界の時に1分(秘)(秘)をやると翌日に大きな差が出る【#23 百の三】」を公開した又吉。そのなかで、共感力について、「共感する力は間違いなく大事やし、共感できないと人の気持ちも分からない」「共感は発見とかと同じく一つの面白い感覚で。こんな面白いことがあるんだ、俺と違うけどそういう考え方もあるんだねっていうのが発見の面白さ。言語化してなかったけど、俺の中にもその感覚はあったっていうのが共感。この2つが共存してる作品って、結構好きなものが多くて」と熱弁。新しい感覚の発見、および共感する力が大事だとする一方、又吉は、「最近、“共感しました=面白かったです”になってるような気がして……。“共感できなかった=面白くなかった”では、絶対にないから」とキッパリ断言。「自分が本来持っていなかった感覚を提示されて、驚いた、恐ろしかった、まったく共感できなかった。だけど、最高に面白かったっていうのはいっぱいあるから」と言い、「それがいっぱいある前提の世界に生きてるっていうことを、念頭に置いといてほしいんですよ」というメッセージを伝えた。さらに続けて、「“共感できました信仰”に、みんな偏り過ぎてる」と語った又吉。十数年前は「共感」という言葉が、「めっちゃ良いワードだったんですよ。共感という入口で作品を楽しむとか色々あって」というが、「そこから時間が経って、だんだん強くなりすぎて……。共感できなかったら、それはそれでいいんだよなって思ったりもする。そこは気を付けたいなっていう風に思いますね」と自戒も含めて、現在の“共感ブーム”に異論を唱えていた。
2021年04月01日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が24日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「千鳥大悟からピカソやビルゲイツまで…天才から何を学ぶ?どう吸収する?【#22 百の三】」と題した動画内で、千鳥・大悟とのエピソードを語った。先輩だが年齢が近く、プライベートで飲みに行くほど仲が良いという又吉と大悟。周囲からは、なぜ仲が良いのか不思議がられるそうだが、「日本で多くの人が、千鳥は面白い、大悟は面白いって言ってて。僕ももちろんそう思うんですけど、僕だけ、生き物としての大悟さんを面白がってるところがあるんですよね。この人、どうなって今こう思ったんやろう? とか、そういう面白さがありますね」と、大悟に魅かれる理由を説明。又吉が、小説『火花』を発表したときは、「小説なんて読んだことないけど、又吉が書いたからこれだけ読むわ」と言われたそうで、「3日後くらいに、何してる? 又吉と汚い店で飲みたなってなぁって。『火花』は先輩と後輩がそういう店で飲み始めてっていう話だからかと思って飲みに行って」というエピソードを披露。しかし、大悟は冒頭の17ページまでしか読んでいなかったそうで、「なんかすごくないですか? 誰よりも、小説から受ける影響が早いんちゃうかな。その感受性ってすごいなって思った」と、驚いたことを明かした。大悟と話していると、「うわ~、それ書けばよかった」と思うことが多々あるという又吉。「例えば、喫茶店のシーンで、雨降ってたやろ? って。喫茶店に入ったら、多分マットが敷いてあって、後輩の方はトントンって2回やるけど、先輩の方はマットを踏まんで飛び越えていくやろ? みたいな。書いてないことを次々と読むんです。普段から、自然にそうやって情報が入ってくる人なんですよね。だから、面白いですね。しゃべってたら」と、大悟の面白さについて熱弁していた。
2021年03月30日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が21日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、芥川賞受賞に対する本音を打ち明けた。「新社会人のために語り出して8時間経過…又吉本人にまさかの変化が!【#21 百の三】」と題した動画内で、「自分の人生に期待してない」と語った又吉。「どうなっても、まあそっかと思ってる。ネガティブなときだけじゃなくて、ポジティブなときにも。『キングオブコント』で準優勝したときも、ああ、あのネタがそうやったんやって。そういう考え方なんですよね」と、何が起こっても冷静に受け止めていることを明かした。そう考えるようになったきっかけは、ピースとしてデビューしたとき。かつて組んでいたコンビ・線香花火が解散し、ピースとしてデビューするまで一カ月も経っていなかったため、相方の綾部祐二は、「前のコンビを応援してくれてたお客さんの感情を逆なでするようなことになる。半年とか時間を置いて始めた方がいい」と大反対。しかし、当時の又吉は、「芸人を続けるんだったら、すぐにやって見てもらわなあかん」と押し切ったそうだが、その結果、「前の相方の気持ちを考えられないのか!」とファンに怒られてしまったそう。この経験から、「俺、勘違いしてたと思って。俺のことを応援してくれてたと思ったら、俺じゃなくて線香花火っていう活動を応援してくれてたんやって」という気づきがあったという又吉。そのため、小説『火花』で芥川賞を受賞した際も、「そういう意味で期待せーへんから。(受賞して)なんでそんな感じなんですか? って言われるけど、ホンマに失礼ですけど、何とも思わないです。何とも思わへんし、ありがたいな、作品をちゃんと読んでくださったんやとしか思わないんですよね。“俺”じゃないし」と、あくまで作品の評価として受け止めていると語っていた。
2021年03月29日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、他人にお金を貸さないワケを語った。お金について、「他人にお金を貸してはいけない。自分が損するだけじゃなくて、相手も99%、借りた金では本気出さない」と語った又吉。その例えとして、「自分で買った本はめっちゃ読む。でも、借りた本はちょっと温度が下がる」と言い、「これがお金のときは、ホンマにそうで。他人の金で店やってる人なんて、店が潰れてもそんなに気にしない。自分で店をやってる人は死ぬ気でやるし、なんとか店を守ろうとする愛情が違ったり。他人に借りた金って、本当の価値は全然分からへんから。みんな厳しめに言った方がいいと思いますね」と力説した。続けて、江戸時代後期に書かれた上田秋成の『雨月物語』について言及した又吉は、「その中にお金の話があって。お金の精が出てきて、みんなはお金より大事なものがあるとか言ったり、平気でお金をどんどんどこかにやってぞんざいに扱う。でも、あなたはケチって言われてるけど、毎晩お金を見て、誰にも貸さない、誰にも渡さないって言って、お金のことを愛してくれた。自分のことを愛してくれる人のところに集まりたいと思うのは当然でしょう? みたいなことを言うんですよ」と、物語の一部を紹介。又吉自身も、「お金じゃなくて、人と人のつながりが大事だ。お金は頑張って仕事をしたら、いつか返ってくるものだから、大切なのはお金じゃない」と考えていたそうだが、「俺、めっちゃお金のことなめてたわと思って。お金もこの世界にある一つの形なのに、そこに対する敬意みたいなものを持ってなかったなと思って。ケチじゃないとか、お金にうるさくないっていうのが、美徳としてあると思ってたんですけど、逆やったなと思って」と、同作に影響を受けたことを明かしていた。
2021年03月27日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。自身が尊敬している芥川賞作家・中村文則氏の言葉に感動したエピソードを明かした。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、「性格は直せる」と語った又吉。そう考えるきっかけとなったのは、中村の存在だったそうで、「作品がすごい繊細で。自分の内面に向かっていく、暗い感情を持ってる主人公が多くて。こういう小説を書く作家さんは、共通するところがあるんじゃないかと思ってたんですけど、会うと明るくて優しかったんですよ。もっと、怖くて暗くて冷たい人なんかなって思ってたんですけど」と、作品の主人公と中村の性格のギャップに驚いたという。その後、お酒を飲んだ勢いで、ギャップについて本人に尋ねると、中村氏は、「自分が暗いことで、人に迷惑をかけるのをやめようと思ったんだよね」と回答。又吉は、「本当の気遣いって、これなんやって思って。嫌なことがいっぱいあって、色々なことを気にしてしまうから、周りの情報やコミュニケーションを遮断して暗くなったはずなのに、暗い状態で人に迷惑をかけてるんやったら、もう一回心を開こうって。この人、めちゃめちゃ強いなって思って」と、中村氏の生き方に感銘を受けたことを明かした。そして、自分自身を振り返り、「暗いと言われて許されてる状態に依存してるというのは、ちょっとダメなんじゃないかなって」と、猛省したという又吉。「俺が暗いことで、みんなが代わりに頑張ってくれてることがあるよなって思ったら、自分もやってみようと思って、そういう風に考え始めた」そうだが、「意識して明るめに振舞ったつもりのテレビを、後で自分で観て愕然とする。自分が出てきたら、テレビのボリューム上げますからね。声、聞こえへん」と、自虐しながら苦笑いしていた。
2021年03月26日