毎日新聞出版株式会社(代表取締役社長:小島明日奈)は、2023年9月15(金)に直木賞作家・桜木紫乃さんの最新刊『ヒロイン』を発売いたします。『ヒロイン』書影【本書の内容】世間を震撼させた白昼のテロ事件から17年。名を変え他人になりすまし、“無実”の彼女はなぜ逃げ続けたのか?1995年3月某日。渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。実行犯として指名手配されたのは宗教団体「光の心教団」の幹部男性と、何も知らずに同行させられた23歳の信者岡本啓美(おかもとひろみ)。この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。他人を演じ続けて17年、流れついた地で彼女が見つけた本当の“罪”とはいったい何だったのか――。直木賞受賞から10年。桜木紫乃が切り拓いた新境地!【目次】第一章 半醒第二章 母と娘第三章 鬼神町第四章 カラスウリ第五章 悔恨の記第六章 産声最終章 罪の名前『ヒロイン』拡材画像【書誌情報】書名 :ヒロイン著者 :桜木紫乃発行 :毎日新聞出版定価 :2,200円(税込)判型 :四六判・上製/408頁ISBN :978-4-620-10870-4発売日:2023年9月15日装丁 :田中久子装画 :オザワミカ 【著者プロフィール】桜木紫乃(さくらぎ・しの)1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年、単行本『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞、20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞。『起終点駅(ターミナル)』『蛇行する月』『それを愛とは呼ばず』『砂上』『緋の河』『孤蝶の城』、絵本『いつか あなたを わすれても』(オザワミカ・絵)など著多数。著者近影 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月15日11月6日に開幕する明治座×東宝×ヴィレッヂの“三銃士企画”第二弾公演・音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』より、主演・中川大志扮する桜木輝彦のレコードデビュー及び配信リリースが決定した。“三銃士企画”は、明治座、東宝、ヴィレッヂ、それぞれ歴史もカラーも異なる三社から、同じ年齢の男性プロデューサー三名が集まり立ち上げた企画で、第二弾となる今作のテーマは、『リチャード三世』×昭和の歌謡界。音楽あり、笑いあり、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品で中川が本格的な舞台に初挑戦、そして初座長を務める。中川は、本公演で演じる美貌の歌手・桜木輝彦としてLPレコードをリリース。LPには、劇中でも歌われる倉持裕作詞、和田俊輔作曲による「彼方の景色」「失われた時に」の2曲(A面のみ)を収録し、装丁にはそれぞれの楽曲をイメージした撮りおろしのビジュアルを使用。同封されるブックレットには、レコーディング風景の写真や(架空の)音楽評論家・下町東洋による桜木輝彦と楽曲のライナーノーツ(解説)が掲載される。併せて、本日10月3日より「彼方の景色」のMUSIC VIDEOが公開された。収録風景『歌妖曲~中川大志之丞変化~』は醜い風貌と不遇な宿命を背負い、大衆芸能・歌謡界で悪逆の限りを尽くす主人公「鳴尾定」が美貌の歌手「桜木輝彦」となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む物語。主演の中川のほか、松井玲奈、福本雄樹、浅利陽介、中村 中、山内圭哉、池田成志らが出演。作・演出を手掛ける倉持 裕は、今作で初のシェイクスピア作品に挑む。<レコード化・楽曲リリースにあたって>■「三銃士企画」プロデューサー 浅生博一 コメント中川大志君が出演する数多くの映像作品を観させて貰った中で、音楽と触れ合っている役の作品が、とても印象に残っていました。また、彼が出演するライブを観させて戴く機会があり、そのオープニングに太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」を歌ってステージに登場した彼の歌声は、とても心地良かったと記憶しています。その後、今作に主演で出演して戴くことが正式に決まり、彼の歌声の快感を覚えていた僕は、今作の主題歌を歌って欲しいと強く思いました。作・演出の倉持裕さんに相談を致したところ、ご快諾を戴き、即座に大志君にマネージメントを通して相談を致しました。『中川大志は、俳優です。今作にて演じる歌手の桜木輝彦としてならば、是非、歌ってみたい』という興味深い彼の返答に、僕は、彼と一緒に仕事を出来ることが、改めて嬉しくなりました。是非、桜木輝彦の容姿と共に爽快感のある歌声、また時に物哀しく感じる歌声をご堪能ください。■中川大志 コメント作品を背負って桜木輝彦としてのデビューなので、プレッシャーはもちろんありますが、初の試みなのでとても楽しみです。音楽から本編をイメージして、舞台に興味を持ってもらえたらいいな、と思います。(4月上旬の)レコーディングはとても緊張しました。1年半くらい前からボイストレーニングが始まっていたのですが、まだ稽古前で役を完全に落とし込めていない状態の中、桜木としてどれだけ表現できるかというのが大きなテーマでした。ものすごく想像力を働かせながら表現した部分が多かったです。ミュージックビデオの撮影の時は、桜木なのか、桜木になろうとしている自分なのか、どっちなんだろうという世界線を行き来している感じがあって。でも、マイクとの関わり方や、歌い方、体の動かし方など、パフォーマンスは自由だったので、自分の中の桜木や、好きなミュージシャンをイメージして楽しんで撮影に挑めました。詩や曲は昭和歌謡を感じさせながらも、キャラクターそれぞれのエネルギーが込められていて、派手な楽曲の中で表現されているのはとてもカッコいいです。曲の中で使われている楽器などからも時代を感じますし、昭和のヒットパレードのようで、すごくテンションが上がります。完成された楽曲が配信によって皆さんの元に届くのは、純粋に音楽として楽しんでいただけるのも嬉しいですし、曲を聞いてからお芝居を見ていただけると、繋がる部分や埋まる部分、歌詞の意味がより一層分かったり、役がどういう人生を送ってきたかということを理解してもらえると思うので、公演が始まる前に配信されることはすごく意味があることなのかなと思います。昭和歌謡の時代のエネルギーがいっぱい詰め込まれた楽曲がこの2曲以外にもたくさん登場します。実際生のバンドが入る音楽劇で、役をまとった俳優たちが歌うエネルギーもぜひ劇場で感じてもらいたいです。「彼方の景色」MV<リリース情報>主題歌「彼方の景色」劇中歌「失われた時に」(音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化』より)「失われた時に」ジャケット2022年10月24日(月) 配信リリース2022年11月6日(日) LPリリース唄:桜木輝彦作詞:倉持裕作曲:和田俊輔編曲:的場英也【LP盤仕様】価格:2,200円(税込)片面(2曲)/ 45回転※公演劇場及びECショップ(東宝及びヴィレッヂ)のみ販売(予定)<公演情報>音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』作・演出:倉持 裕出演:中川大志 / 松井玲奈 / 福本雄樹 / 浅利陽介 / 中村 中 / 福田転球 / 玉置孝匡 / 徳永ゆうき / 中屋柚香 / 長田奈麻 / 香月彩里 / 四宮吏桜 / 山内圭哉 / 池田成志【東京公演】2022年11月6日(日)~30日(水) 全31公演会場:明治座問合せ:明治座チケットセンター03-3666-6666(10:00~17:00)【福岡公演】2022年12月8日(木)~12日(月) 全7回公演会場:キャナルシティ劇場問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(11:00~17:00 日曜日 / 祝日休)【大阪公演】2022年12月17日(土)~25日(日) 全10回公演会場:新歌舞伎座問合せ:新歌舞伎座テレホン予約センター06-7730-2222(10:00~16:00)公式サイト:公式Twitter:
2022年10月03日6月17日(金)、宝塚宙組の男役スター桜木みなと主演によるミュージカル・プレイ『カルト・ワイン』が、東京・池袋の東京建物Brillia HALLで開幕する。桜木の主演作が東京でも公演を行なうのは、今回が初めてだ。本来なら、2年前の主演作『壮麗帝』で東上を果たすはずだったが、コロナ禍で公演中止を余儀なくされ、今回はそのリベンジの意味もある。この公演に賭ける桜木をはじめ、宙組生たちの思いは相当強いにちがいない。舞台は21世紀初頭のニューヨーク。桜木が演じるのは、カミロ・ブランコというヴィンテージワインのコレクターで、オークション会場では、彼のコレクションが高値で取り引きされている。その豊富な知識や上品な物腰、人なつこい性格で、セレブたちの心を掴んだカミロだったが、彼のコレクションのほとんどは安ワインをブレンドした偽物で、カミロという名も偽名だった。彼の本名はシエロ・アスールと言い、中米ホンジュラスのマラス(ギャング)だったが、常に死と隣り合わせの生活に嫌気がさし、幼なじみのフリオ(瑠風輝)とともに、決死の覚悟で国を出たのだ。貧しい青年が、被害総額1億ドルという大掛かりな偽造ワイン事件を起こし、犯人として投獄されるまでを描いたスウィンドル(詐欺師の)・ミュージカルということで、ハラハラドキドキの手に汗握る展開が観られるだろう。詐欺師を主人公にした宝塚作品と言えば、宙組でも上演された2019年の『オーシャンズ11』(真風涼帆主演)がすぐに思い浮かぶが、この時桜木が演じたのは、詐欺師ではなく、騙される側の敵役テリー・ベネディクトだった。今度は詐欺師役として、どんな鮮やかな手口をみせてくれるだろうか。作・演出を手がけるのは、昨年、演出家としてバウホールデビューを果たしたばかりの栗田優香。竹久夢二の映画を撮ろうとする映画監督と、夢二本人の人生を重ね合わせ、色彩豊かな美しい愛憎劇として描いたデビュー作『夢千鳥』(和希そら主演)が、高い評価を受けた。2作目となる今作も、大きな期待が寄せられている。東京公演は26日(日)まで。7月2日(土)から7日(木)までは、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演が予定されている。7月7日(木)の千秋楽公演はタカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も行われる予定だ。文:原田順子
2022年06月17日みなとみらいエリアに属し、カップルのデートスポットとして、家族連れの観光地として、絶大な人気を誇る横浜・桜木町。桜木町駅北改札出口から直結するコレットマーレの6階、7階のレストランフロアが2022年春リニューアルグランドオープンを迎えました。海側レストランからは、横浜ベイサイドの眺望と夜景が広がります。現在、「コレットマーレ」内にある17店舗のレストランをグルメサイト「ヒトサラ」経由で予約をすると、各店舗先着20名、計340名に映画『流浪の月』の全国共通鑑賞券をプレゼントするキャンペーンを開催中。さっそく対象となる店舗の中から6店舗をピックアップし、ご紹介します。※予約数に達し次第、終了となりますので、お早めにご予約ください。【GARDEN HOUSE】イタリアン【お料理 真】和食【CARVAAN BAY YOKOHAMA】アラビア・地中海料理【iliescape】フレンチ【焼肉 大徳壽】焼肉6階【GARDEN HOUSE】イタリアンガーデンハウス3店舗目はパスタとピザがメインの店季節からのインスピレーションを大切に、石窯で焼き上げた「クラフトピザ」や自家製の「生パスタ」、グリーンデリやパンケーキ、パフェ、クラフトビールを常時用意。ランチ、カフェ、ディナータイムと、あらゆるシーンで食を通した心地よさや楽しさを提供するレストランです。GARDEN HOUSE Minatomirai【エリア】桜木町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】2000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【お料理 真】和食本格和食を窓一面に広がるみなとみらいの絶景とともに2022年4月30日にオープンしたばかり。築地や北海道直送の天然鮮魚を使用し、四季折々の本格和食を提供する和食店。ライブ感あふれる10mのフルオープンカウンター席をはじめ、プライベートな空間を演出するボックスシートもあるので、日常のお食事から接待や顔合わせまで、シーンに合わせて利用できます。お料理真【エリア】桜木町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-7階【CARVAAN BAY YOKOHAMA】アラビア・地中海料理非日常の空間でいただく、アラビア・地中海料理2022年4月15日にオープンした、異国情緒溢れる空間から港町ヨコハマの景色を一望できるレストラン。スパイス香るモロッコのタジン料理やトルコのケバブ料理とともに、カールヴァーン社醸造のクラフトビールや、レバノン、ギリシャから直輸入したワインが楽しめます。CARVAAN BAY YOKOHAMA【エリア】桜木町【ジャンル】アジア料理【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】6000円7階【iliescape】フレンチ奥田政行シェフが手がける【アル・ケッチァーノ】の直営店【アル・ケッチャーノ】奥田政行シェフが手掛けるフランス料理店【iliescape(イリエスケープ)】。山形庄内や静岡、神奈川県内の生産者から運ばれる新鮮な食材を使用し、現代風のフランス料理を奥田シェフの感性で革新的にアレンジした、オリジナリティあふれる料理を堪能できます。iliescape【エリア】桜木町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【焼肉 大徳壽】焼肉1972年創業、横浜・関内にある焼肉の老舗【大徳壽】の2号店国産の黒毛和牛や各種ブランド牛を厳選し、みなとみらいの夜景が見渡せるラグジュアリーな空間で提供する老舗焼き肉店の2号店。横浜デート、記念日や接待、ご家族での食事会など、とっておきの時間を過ごせます。焼肉大徳壽【エリア】桜木町【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【サクラギ横丁】横浜の名店が終結したグルメスポット1969年創業の老舗【横浜中華街 保昌】をはじめ、炉端焼き店【海鮮肉炉端 大夢】、横浜・本牧に日本初のカフェ&バーとしてオープンしたアロハカフェの復活店【ALOHA cafe HONMOKU since1976】など、横浜・野毛の名店や横浜中華街の人気店などこだわりのお店が揃う横丁。ふらっと気軽に立ち寄れます。その他の参加店はこちら!1階【ALOHA TABLE】ダイニングバー6階【割烹そば 神田】そば6階【鉄板・お好み焼き 電光石火】お好み焼き6階【GARDEN HOUSE Minatomirai】イタリアン6階【蘭の拾璞】中華料理7階【海鮮肉炉端 大夢】海鮮料理7階【横浜中華街保昌】中華料理7階【寿司処かぐら】寿司7階【〆蕎麦千花庵】そば7階【ALOHAcafe HONMOKU since1976】カフェ7階【IL SALTIMBANCO produced by ANTHONY GENOVESE】イタリアン7階【BISTROT TORI-BORI】ビストロ7階【鍋専科 鍋屋】すき焼きさまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねる「コレットマーレ」。館内には多数のシアターを誇る映画館「横浜ブルク13」も併設しているので、グルメ、シネマが一度に楽しめるのも魅力。ぜひ、「コレットマーレ」のおいしいお店をヒトサラで予約し、話題の映画【流浪の月】全国共通鑑賞チケットをお得にゲットしてください。「コレットマーレ」施設情報住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7電話:045-222-6500アクセス:①電車の場合:JR「桜木町駅」北改札直結、JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅より徒歩1分、みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩7分※横浜ランドマークプラザから動く歩道でコレットマーレ2Fに直結しています。②お車の場合:首都高速 横羽線「みなとみらい出入口」より約2分営業時間:ショッピング・サービス(B1~5F)11:00~20:00/レストラン(6F~7F)11:00~23:00定休日:無休【流浪の月】映画情報2022年5月13日全国ロードショー
2022年05月12日一冊の本が生まれるきっかけは、実に意外なところにあったりする。桜木紫乃さんの『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』の場合、それはラジオ出演だった。「大竹まことさんのラジオに呼んでいただいた時、私の出身地の釧路の話になって。大竹さんは20歳の頃、年末に釧路のキャバレーに営業に行ったそうです。その時一緒に海を見に行ったメンバーが、“俺と師匠とブルーボーイとストリッパー”って。聞いた瞬間、これは小説のタイトルだと思い、その場で“書かせてください”とお願いしました」確かに小説化するなら、書き手は釧路出身で、『裸の華』などでストリッパーを、『緋の河』で男に生まれ女として生きる主人公を書いた桜木さんしかいないだろう。「どういう主人公にするかはかなり悩みました。釧路出身の、親とあまり縁のない子という設定が浮かんだ時、これで書けると思いました」20歳の章介は親と疎遠で、アルバイト先のキャバレーの寮で暮らしている。寮といってもオンボロで、住んでいるのは章介だけ。店のスタッフ以外、ほとんど人と交流のない生活を送っている。ある年末、ショーに出演するため店にやってきたのは、自分を「師匠」と呼ばせるマジシャン、体格のいい女装シャンソン歌手、年齢不詳のストリッパー。彼らはホテルでなく寮に滞在すると言いだし、奇妙な同居生活が始まる。「4人の空間を書くのははじめて。いつ誰がどんな台詞を言いだすか分からなくて楽しかった」と言うように、彼らのテンポのよいやりとりが非常に愉快。しかも演者の3人は場数を踏んだプロ中のプロ。その意外な演出たっぷりのステージも、作中で楽しめる。「もともとキャバレーは大人の夜の社交場。演者だけでなく、接客のプロ、舞台づくりのプロたちがいる。誇りを持って人を楽しませる人たちがいる場所だから好きです」人気若手女優がゲストに来た際は、その素人歌唱っぷりに章介が「気の毒」と感じることも。そこで師匠が舞台に立つ人間の「華」と「欲」について語る言葉が印象的だ。「私には珍しく長台詞です。ずっと、実力があるのに大舞台に上がれない人と、実力がなくても上がれる人の違いはなんだろうと思っていたんです。そのひとつの答えが出ました」次第に4人は、家族のように互いと馴染んでいく――。「以前『家族じまい』でリアルな家族を描きましたが、今回疑似家族を書いたことで、パズルのピースが揃った気がします。両方がないと私の考える“家族”は伝えられない。人には生まれた場所とは別に、自分を生む場所があると思う。それはきっと居心地のいい人たちの中にある。自分で“親”を見つけることができた子は、強く生きていけるはず」桜木さんにとって“親”との出会いはあったのかと聞くと、「若い頃は夫だったんですけれど、近年は編集者でしょうかねぇ。確実に育ててもらってる感じがします」とのこと。あなたの“自分を生んだ場所”はどこですか?さくらぎ・しの北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞受賞。’13年に『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞、昨年『家族じまい』で中央公論文芸賞受賞。写真・原田直樹『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』博奕打ちの父と働きづめの母から離れ、キャバレーで働く章介。年末、営業でやってきた3人と一緒に暮らすことに…。2月26日発売。KADOKAWA1600円※『anan』2021年3月3日号より。インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年02月27日日本初の常設都市型ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)」が、2021年4月22日(木)横浜・桜木町駅前と新港ふ頭間で運行をスタート。日本初!常設都市型ロープウェイが横浜に「ヨコハマエアキャビン」は、日本初の都市型常設ロープウェイとして誕生。桜木町駅前から新港ふ頭を結び、移動自体が楽しく感じられるようなユニークな交通サービスを提供する。ゴンドラは、全面ガラス張りのため、移動しながら横浜みなとみらいの魅力的な景観を楽しむことができる。運行時間は、朝10時から夜10時までを予定。片道大人1,000円、子ども500円となっており、ゴンドラ1台あたり8名乗車可能だ。全長は約630m。ゴンドラには冷房を完備しているので、夏でも快適に移動可能。バリアフリーに対応し、車いすのまま乗車できる。【詳細】「ヨコハマエアキャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)」運行開始日:2021年4月22日(木)営業時間:10:00~22:00料金:片道 大人(中学生以上)1,000円、子ども(3歳~小学生)500円ゴンドラ定員:8名
2021年01月18日映画『ホテルローヤル』(11月13日公開)の初日舞台挨拶が13日に都内で行われ、波瑠、松山ケンイチ、安田顕、友近、武正晴監督が登場した。同作は2013年に第149回直木賞を受賞し、累計発行部数85万部を超える桜木紫乃の自伝的代表作の実写化作。北海道の釧路湿原を背に建つラブホテルを舞台に、ホテルと共に大人になっていく一人娘・雅代(波瑠)の目線から、ホテルを訪れる人々や従業員、経営者家族それぞれが抱える人生の哀歓をやわらかく描く。舞台挨拶は無観客で行われ、全国23館にライブビューイングで上映された。松山と安田がカメラ越しに観客に呼びかけたりするなど、反応が感じられない中でも盛り上げようと努める様子も。波瑠は「お客さんの前でできないという寂しさもすごくあり、何言っても滑るみたいな感じありますが、こういう機会だからこそカメラを通して、いつもより多くのお客さんに同じ時間で届けば」と期待した。クライマックスのシーンについて聞かれた波瑠は、「あんまりあれこれ言っても、そうだなあ……」と悩みつつ、「覚悟があって。私も着衣を脱いだりするんですけども、お風呂入る時とかに服を脱ぐ感じって、絶対に自分しか知らないじゃないですか。そのクセをたくさんの人に見れあってる気がして恥ずかしいなって一瞬思いました」と振り返る。「けど、そういうちょっとしたところに人間臭い感じとかが、一緒に出てくれればいいなと思って。別に恥とかは基本的になく、その時間に身を委ねていたという感じです」と明かした。そのシーンを一緒に作り上げた松山は「淡々とやれたような気がするんですけど、印象的なセリフっていうのがたくさんあって、僕にとって未だに忘れられないセリフがそのシーンにあったんです」と語る。「原作にも書いてあるその言葉が僕ら2人の緊張感、空気感になったのは間違いない。セリフに助けられた、セリフに感化されたところはすごく大きかった気がしますね。楽しみにしていてください」とメッセージを送った。
2020年11月13日ラブホテルを舞台にした桜木紫乃の直木賞受賞作を波瑠主演で映画化する『ホテルローヤル』。公開間近となった本作からこの度、主題歌特別映像が到着した。本作の主題歌は、1978年発売の柴田まゆみの「白いページの中に」をLeolaがカバー。到着した主題歌特別映像では、雅代(波瑠さん)や家族たちの日常、非日常を求めホテルローヤルにやってくる客たちの姿が次々と映し出されていく。また、心中事件が起こり、マスコミがホテルに押し寄せる様子や、アダルトグッズの営業マン宮川(松山ケンイチ)とのシーンが楽曲とともにドラマチックに描かれていく。原作者の桜木さんは「Leolaさんの歌う『白いページの中に』は、私たちの失敗とかなしみ、出会いと別れをすべて包んでくれる優しさがある。この声が、なにもかもを赦して愛せるものに変えてくれるようだ。時代が欲した声は、ただあたたかく、そして優しい」と主題歌にコメントを寄せている。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。LeolaNew Digital Single「白いページの中に/朝が来るように」は11月13日(金)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年11月10日波瑠が主人公を演じる映画『ホテルローヤル』の公開を記念して、本作の原作者・桜木紫乃による書き下ろしエッセイ「もうひとつのホテルローヤル」が期間限定無料公開される。原作小説は累計発行部数100万部を超え、本作で直木賞を受賞した桜木さん。桜木さんの実家だったラブホテルを舞台にした7編の連作小説を、映画では現代と過去を交錯させ一つの物語へと大胆に映像化した。今回無料公開が決定した「もうひとつのホテルローヤル」は、10月31日付けの北海道新聞に掲載されたエッセイ。全国からの「読みたい」という声に応え、映画公式サイトにて12月31日まで期間限定で公開する。桜木さん自身がホテルローヤルで働いていた体験がベースになっている本作だが、今回は小説、そして映画にも登場していないばかりか、両親にも話したことがなかったという新たなエピソードを披露。16歳の夏休み、家業を手伝う日々を過ごしていた桜木さんと、清掃パートの求人に応募してきたエイコさんとのエピソードが描かれる。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年11月09日波瑠が、直木賞受賞作家・桜木紫乃が自身を投影した主人公を演じる『ホテルローヤル』。本作で安田顕は実年齢よりも10~20歳上の主人公の父親を演じ、振り幅のある演技を披露している。劇中で安田さんが演じるのは、ホテルローヤルの経営者で主人公・雅代(波瑠)の父親、大吉。ホテルローヤルで起こる10年近くを描く中で、2009年の56歳の大吉と2019年の66歳の大吉を演じるために特殊メイクを使ったり、体型を変化させたりして役作りを行なった。どちらも実年齢より10歳、20歳と上の年齢を見事に表現。この2枚の写真を見比べるだけでも、10年という時代の変化を感じさせ、その間に起こるホテルローヤルの様々なドラマを想起させる。「20歳上が演じられるならば、20歳若い大吉も演じてみたかったです」と話す安田さんの演技の振り幅に注目だ。原作者・桜木さんは「本当に北海道の親父でした。こういう人、親戚にいますよね。やっぱり北海道の親父ってあんなふうに怒鳴るんですよ」と、“北海道の親父”そのものであると太鼓判を押し、また安田さん自身も「自分の親父に似ています」とコメントを寄せている。コメディからシリアスな役まで、様々なキャラクターを演じ分けてきた安田さんの新たな一面を、本作では時代の流れとともにに垣間見ることができるだろう。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年11月04日波瑠を主演に、2019年5~6月に北海道の札幌と釧路で全編撮影が行われた『ホテルローヤル』。10月19日(月)、北海道凱旋報告会が行われ、波瑠さんと安田顕、原作者・桜木紫乃が登壇、武正晴監督がリモートで参加するトークイベントが開催された。本作のプロモーションで、キャスト登壇のイベントは北海道が初めてとなった今回。撮影から1年以上が経ち、再び北海道の地に立った波瑠さんは、「最近は皆さんの前に立って挨拶をさせていただくことが減ってしまってすごく寂しいなと感じていましたが、今日は皆さんの前でお話しすることができて嬉しいです」、安田さんは「北海道を舞台にした物語で、北海道で撮影された作品に、北海道出身の私がこうやって参加できることを本当に嬉しく思います」とそれぞれ喜びをコメント。原作者の桜木さんは「直木賞から7年経って、映画として新たにお届けすることができました。武監督、ありがとうございました。波瑠さん、安田さんと一緒に今日を迎えられたこと、本当にありがたいことだと思っています」とそれぞれ万感の思いを語った。波瑠さんは原作を直木賞受賞時にすぐに買って読んだそうで、「映画化するというお話をいただいた時に、印象に残っていた作品なので、すぐに『ありがとうございます。受けさせていただきます』と返事をしました。台本を読んでみると、雅代は主人公ですが、物語の色々な出来事を端っこで眺めているような、主張がなかなか見えてこない女性。台詞も「……」が多く、ただ立っているだけになるのではという不安もありましたが、雅代とホテルローヤルの物語の中に一つ一つ普遍的にあるものを見つけられたらと思いながら挑みました」と、原作への思いの丈と、雅代というキャラクターの役作りに関してふり返った。また、安田さんは、「随分前から桜木さんに『もし私の作品が映画化することがあったらぜひ出てくだいね』とありがたい言葉をいただいていたんです。俳優としてこの作品に呼んでいただいて、本当にありがたく思っています」と前々から桜木さんのラブコールを受けていたことに触れ、改めて桜木さんに感謝。映画を観て「映画という表現に書き手の内面を素っ裸にされたような気持ちになった。脱がせたつもりが脱がされていた」とコメントを寄せた桜木さんは、「悔しかったんです」とひと言。それに応えるように武監督は、「桜木さんの作品を片っ端から読んで、全てを取り入れました!」と桜木さんのあらゆる文章からヒントを得ていたことを明かし、「原作のオムニバスは非常に映画的な題材だと思いました。素晴らしい原作のエッセンスをできるだけ損なわないようにシナリオにするのが難しかったです。北海道で撮影するというのが目的でもありました。それが映画の大きな力となりました」とコメント。映画化にあたり意識した点、そして北海道で撮影することの意義を語った。最後に、波瑠さんは「私が演じた雅代は自分の生まれた環境に疑問を持っていて、それと同時に嫌悪感みたいなものも抱いていて、ものすごく葛藤した思春期を送っています。結果的に親の後を継ぎホテルの女将になっていきますが、自分の置かれている状況にうんざりしています」と説明、「その状況を変えることもしない自分に一番うんざりしていているんです。そのような一人の女の子が初めて自分の人生を肯定して、自分の足で歩み、自分の色で人生を彩って生きていきたいと思う瞬間がこの作品にはあると思っています。観てくれた人の背中をそっと押してくれる作品になっています」とアピール。安田さんからは「切ないんだけど、じわっと温かい涙が出てくるんです。余貴美子さんと斎藤歩さん夫婦や、内田慈さんと正名僕蔵さん夫婦のシーンなど、切なくてでも温かくてとてもいいんです。このような状況の中で、北海道を舞台にした作品を上映できること心から嬉しいです。北海道の人には、ぜひ観てほしいです」とのコメントが。桜木さんも「私は無意識に書いていたけれども、映画を観て改めて、積極的に逃げるということは、とても前向きなことなんだなと教えられました。北海道から出発する物語。前向きに歩いていきたいと思える作品です」と明かす。武監督は「映像というのは、『1スジ、2ヌケ、3ドウサ』という教えがありますが、桜木さんの原作があって、北海道という風景があって、素晴らしい俳優が揃いました。こういう映画ができて本当に幸せです」と語り、それぞれの熱い思いを口にしていた。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年10月20日グラビアアイドルの桜木美涼が、最新イメージDVD『暑中涼風』(発売中 4,180円税込 発売元:エスデジタル)をリリースした。デビュー前に"みすず"の名前で出演した撮影会で熱狂的な人気を呼び、昨年11月にリリースした1stDVD『ANGEL』でグラドルとしてデビューを飾った桜木美涼。撮影会時代から「行列の出来るタピオカ乳」と呼ばれた美乳が最大の魅力で、当時Fカップだった美乳を露わにしたデビュー作が大ヒットを記録した。そんな彼女の最新作は、スタイル抜群の桜木をたっぷりと収録している。現在21歳の桜木だが、本作では制服姿も収録。メガネを掛けて優等生をイメージしているが、制服を脱いで水着姿になると上からB85・W55・H82の究極スタイルが露わになる。まだ成長期なのか、デビュー当時のFカップバストがGカップに成長。バストをフィーチャーした映像のオンパレードだ。バストばかりに目が行きがちだが、55cmの数値が示すクビレたウエストラインも秀逸。X形水着を着たシーンでは、彼女のスタイルの良さを存分に楽しむことができる。なお、同DVDの発売を記念したイベントが10月18日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(14:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年10月04日波瑠主演で、桜木紫乃の直木賞受賞作を「全裸監督」や『百円の恋』『アンダードッグ』の武正晴監督が映画化した映画『ホテルローヤル』。本作で、誰にも言えない秘密や孤独を抱えた客のひとり、“自称ホームレス女子高生”を演じた伊藤沙莉について、武監督がキャスティングの秘話を語った。両親に見捨てられ行き場をなくした“自称ホームレス女子高生”まりあという、物語において重要な役どころを演じた伊藤さん。彼女をキャスティングした理由を武監督は「はじめから沙莉しかいないと思っていた。原作を読んで、まりあが担任の高校教師を“せんせぇ”と呼ぶ声が、頭の中で沙莉の声になっていた。彼女の声で“せんせぇ”を聞きたいと思った」と、伊藤さんの特徴的な声が決め手になったと語る。伊藤さんのチャームポイントの1つでもあるハスキーボイス。以前はコンプレックスだったという伊藤さんだが、声優としてオファーをもらえるようになったことで自分の個性だと思えるようになったと語っており、公開中の『小さなバイキング ビッケ』では主人公のビッケ役を務めている。また、伊藤さんは監督の演出について、「監督はいつも私たち役者に少しだけ余白を残してくれます。撮影現場で“まりあは親が出て行って、誰もいない家に帰った時どんな気持ちだったんだろうな…”とまりあの気持ちを私の中で膨らませられるような言葉をそっと掛けてくれました。こういう気持ちだったんだ、と限定せずに、役者自身に役の内面を想像させてくれるんです」と語る。「全裸監督」から続く、武監督と伊藤さんのタッグ。本作においても、互いについて語る言葉から監督と役者、それぞれの立場から寄せる強い信頼と絆がうかがえる。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年10月02日グラビアアイドルの桜木こなみがこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『美少女伝説 桃恋』(発売中 4,180円税込 発売元:スパイスビジュアル)の発売記念イベントを行った。同DVDがグラビアデビューとなる桜木こなみは、清楚な顔立ちと癒し系の笑顔からは想像もできない95cmのGカップバストが最大の魅力。年齢も20歳と若く、今後の活躍に期待が高まるニューフェイスだ。記念すべき1stDVDは、女子高生に扮した桜木が彼氏とイチャイチャする中、たわわに実ったGカップボディーと引き締まったヒップを様々な衣装や水着姿で披露している。初めてのイベントのために購入したという海外メーカーの下着風水着で報道陣の取材に応じた桜木は「めちゃくちゃ恥ずかしかったんですが、すごくキレイに撮っていただいたので嬉しいです」と初めてのDVDに満足そうで、「女子高生の役で初々しい感じですが、彼氏とイチャイチャする内容になっています。一緒にストレッチをしたり学校から帰るシーンや一緒にお風呂に入ってシャワーを浴びるシーンなどがありますね」と内容について紹介。セクシーなシーンは最後の夜ベッドだといい、「ビビットピンクの水着を着ているんですが、その時は彼氏の誕生日で、『私がプレゼント!』みたいな感じで服を脱いでいきます。めちゃくちゃ恥ずかしかったんですが、自分でやりながらエッチだなって思いました(笑)」と照れ笑いを浮かべた。3日間行われたという初めてのDVD撮影は「過酷でしたね(笑)。体じゅう筋肉痛になるしコロナの影響で消毒したりと大変でした」と苦労したそうだが、今後の目標を問うと「写真集を出したいです。DVDだけじゃなくて写真集を出せるぐらい人気なグラビアアイドルさんになりたいです」と気合十分。そんな彼女の魅力は95cmのGカップバストだが、「カメラマンさんやマネージャーさんから『お尻がカッコいいね!!』と言われたりしたので、お尻の筋トレをしていいお尻になれるように頑張りたいです」と意欲を見せていた。
2020年09月30日桜木紫乃の直木賞受賞小説を映画化した『ホテルローヤル』から、波瑠演じる主人公のエプロン姿とともに、ホテルを取り巻く豪華キャスト陣の場面写真が公開された。原作者の桜木さん自身を投影した主人公を、波瑠さんが繊細さの中に意志の強さを感じさせながら演じる本作。今回、解禁されたのは湿原を背に建つ北国のラブホテル「ホテルローヤル」を取り巻く、個性豊かなキャラクターたちの場面写真。特に印象的なのが、家業のラブホテルを継ぎ女将として働く波瑠がボイラー室で従業員と休憩している姿。同じオレンジのエプロンをした従業員役の余貴美子、原扶貴子と並び、換気口から漏れ聞こえてくる客室の声に耳をそばだてている。スーツを着た松山ケンイチはアダルトグッズ会社の営業担当として「ホテルローヤル」を訪れ、グッズの説明などセールストーク。また、波瑠の父親役を演じた安田顕は「ホテルローヤル」で起きたある事件を嗅ぎつけたマスコミに囲まれ、彼らを追い返すべく激しい剣幕を見せる。一方、ホテルを訪れた高校教師とその生徒を演じた岡山天音と伊藤沙莉は、ホテルの一室で何やら意味深な会話をしている様子。それぞれに人には言えない悩みや孤独を抱え、ラブホテルで働く人、そしてそこを訪れてくる客、様々な人間模様が垣間見える1枚1枚となっている。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年09月23日グラビアアイドルの桜木こなみが、最新イメージDVD『美少女伝説 桃恋』(発売中 4,180円税込 発売元:スパイスビジュアル)をリリースした。同DVDがグラビアデビューとなる桜木こなみは、清楚系の顔立ちや癒し系の笑顔とギャップがある95cmのGカップバストが最大の魅力。年齢も20歳と若く、今後の活躍に期待が高まるニューフェイスだ。記念すべき1stDVDは、Gカップボディーに引き締まったヒップなどを様々な衣装や水着姿で披露している。初々しい制服姿では女子高生と見間違うほどの清純さを感じさせるが、制服をいったん脱いで水着姿になると巨大なGカップのバストがお目見え。そのGカップバストは三角ビキニでバランスボールに興じるシーンや眼帯ビキニを着用したバスルームのシーンで更に威力を増す。また、メイド風コスプレのシーンや最後を飾るベッドのシーンではセクシーな仕草も披露している。
2020年08月25日波瑠主演、累計発行部数90万部を超える桜木紫乃の直木賞受賞作を映画化する『ホテルローヤル』より、ホテルで働く人やそこを訪れる人たちを映し出す予告編が到着した。原作者・桜木氏の実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作小説を、現代と過去を交錯させ、一つの物語へ大胆に映像化する本作。到着した予告編では、波瑠さん演じる跡取りとして家業であるホテルローヤルを手伝っている雅代を始めとするホテルで働く人、子育てと親の介護に追われる夫婦(正名僕蔵、内田慈)、行き場を失った女子高生と妻に裏切られた高校教師(伊藤沙莉、岡山天音)らホテルを訪れる人々が次々映し出されていく。そして、雅代が父(安田顕)に「ずっと嫌だった。ラブホの娘ってからかわれて」と思いをぶつける場面のあと、ある日ホテルの一室で心中事件が起こり、雅代たちがマスコミの標的となるシーンも描かれる。さらに「男も女も、体を使って遊ばなくちゃいけない時があると思ってきました」「セックスって、いいものですか?」という印象的なセリフも登場。ホテルローヤルは、胸の内をさらけ出すことで身体だけでなく、心まで優しく充たされる場所として存在していることが伺える。また予告と同時に主題歌も発表。1978年発売の柴田まゆみの「白いページの中に」をLeolaがカバーしている。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年11月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年08月21日波瑠主演で、直木賞受賞の桜木紫乃の自伝的小説を映画化する『ホテルローヤル』。この度、松山ケンイチ、安田顕をはじめとする豪華俳優陣の出演が発表された。北海道の釧路湿原を背に建つラブホテルを舞台に、ホテルと共に大人になっていくひとり娘・雅代の目線を主軸にしながら、ホテルを訪れる人々や従業員、経営者家族それぞれが抱える人生の哀歓をやわらかく描いた珠玉の人間ドラマ。主人公・雅代(波瑠さん)が淡い恋心を抱く、アダルトグッズ会社の営業・宮川聡史(通称:えっち屋)には青森県出身の松山ケンイチ。ホテルローヤルの経営者で雅代の父親・田中大吉に北海道出身で、原作者・桜木さんも自身の作品への出演を希望していたという安田顕。家庭を顧みなくなった大吉に愛想を尽かせる母親・るり子に夏川結衣、るり子と駆け落ちをする青年に稲葉友、ホテルローヤルのパートタイム従業員に余貴美子、原扶貴子といった日本映画に欠かせない実力派の俳優陣が勢ぞろい。ホテルを訪れる人たちにも個性派がずらり。親に見捨てられた女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師に伊藤沙莉と岡山天音。姑との同居でなかなか肌を合わせる時間がない夫婦に正名僕蔵と内田慈。投稿用のヌード写真の撮影をするカップルに冨手麻妙と丞威。それぞれが、ひとときの”非日常”を楽しみ、安らぎと寂しさを胸にホテルを後にするお客たちを見事に演じ切り、インパクトを残している。そのほかにも、斎藤歩、友近、和知龍範、玉田志織、長谷川葉生らが名を連ねている。松山さんは「自分にとって心を落ち着かせるということをとても大切にしていて、武(正晴)さんのおかげで現場はとてもスムーズに静かな雰囲気で無駄な力が入る事なく出来ました」と撮影をふり返り、「だいぶ自分の方言寄りになってしまいましたが地元に住む人間を演じるので、方言を意識しました」とコメント。また、安田さんは「原作の桜木紫乃さんには、何年も前からこの作品への出演を打診していただいておりました」と打ち明け、「演じた大吉という人物が加齢していく造形には、特殊メイクを施していただきました。参加したのは数日でしたが、現場での武正晴監督の演出、キャストの皆様のお芝居、ロケ地北海道釧路の情景を思い出すと、完成した映画を拝見する前から、素敵な作品になっていると確信している自分です」と感慨も込めて語っている。『ホテルローヤル』は11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホテルローヤル 2020年冬、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会
2020年06月26日2013年に第149回直木賞を受賞し、電子書籍含め累計発行部数85万部を超える桜木紫乃の自伝的代表作を映画化した『ホテルローヤル』に、女優の波瑠が主役として出演することが決定。併せて、コメントが解禁となった。原作は、著者の桜木紫乃自身の生家でもある北海道の釧路湿原に立つラブホテルを舞台に、現在から過去へ時間軸を遡り、ホテルの盛衰とそこを訪れる人々の生と性を、切なくも瑞々しいタッチで描いた七編からなる連作小説。発売元の集英社で「ここ5年で発売した中で最も売れた」単行本・電子書籍としても知られ、いまなお性別を超えて多くの読者を獲得している。監督を務めるのは、『百円の恋』で日本アカデミー賞をはじめ国内外の各映画賞を総なめにし、『嘘八百』シリーズや『銃』、Netflix「全裸監督」の総監督と精力的に作品を手掛ける武正晴監督。脚本は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」を手掛ける清水友佳子。人間の抱える欲望や優しさ、悲哀を丁寧に救い上げる珠玉の人間ドラマを描く。主演を務めるのは、連続テレビ小説「あさが来た」をはじめ、「あなたのことはそれほど」「G線上のあなたと私」『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』など、ドラマ・映画と多彩な作品でその存在感を示す女優・波瑠。3月に公開された『弥生、三月-君を愛した30年-』では監督を務めた遊川和彦が惚れ込みオファーをするなど、ー流の仕事人たちから絶大なる支持を受け主演オファーが絶えない実力派女優だ。本作で彼女が演じるのは、ラブホテル「ホテルローヤル」の経営者の一人娘・田中雅代。美大受験に失敗し、どことなく居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルの仕事を手伝うことになっていく役どころ。ひとときの“非日常”を楽しみ、安らぎと寂しさを胸にホテルを後にする客たちを、少し冷めた目線で眺めながら仕事に励むという難しい心情を繊細に表現している。波瑠さんは、自身が演じるキャラクターについて「雅代はどこかいつも傍観者というか、起こる状況の中心にはいない人で。それも自覚していてどこかコンプレックスだったりもして。いつも所在なさげで可哀想にも思えるけど、悲劇のヒロインにはなりきれないような曖昧さだったり、中途半端にも見えるところが彼女の人間味になればいいなと思って演じていました」と語っている。原作者の桜木さんは、「波瑠さんに、ホテルローヤルのひとり娘、雅代を演じていただいた。誰にも心を見せず開かず、無表情を貫き、黙々とラブホテルの掃除をする彼女の姿は、苦しくなるほどリアルでした」と、自身を投影した役でもある雅代を演じた波瑠へ惜しみない賞賛のコメントを寄せている。『ホテルローヤル』は2020年冬、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月02日グラビアアイドルの桜木美涼が、最新イメージDVD『ねぇ、おにいちゃん』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。デビュー前に"みすず"の名前で出演した撮影会で人気を誇り、昨年11月にリリースした1stDVD『ANGEL』が大ヒットを記録した桜木美涼。撮影会時代から「行列の出来るタピオカ乳」と呼ばれているFカップのバストが最大の魅力だ。デビュー作に続く同DVDは、沖縄で撮影。"奇跡の美乳"をさらにフォーカスした1枚となっている。155cmの身長に上からB80・W55・H81という抜群のプロポーションを誇る桜木。今作では、最大の武器でもある"行列の出来るタピオカ乳"のFカップバストを強調した過激な水着を着用。胸の谷間はもちろんのこと、下乳や横乳などあらゆる角度からFカップのバストを楽しめる構成となっている。
2020年04月09日桜木紫乃のベストセラー小説『ホテルローヤル』が、波瑠を主演に迎え実写映画化。2020年11月13日(金)より全国公開される。桜木紫乃の直木賞作品が実写映画化『ホテルローヤル』は、2013年に第149回直木賞を受賞し、累計発行部数85万部を超える桜木紫乃の代表作。発売元の集英社で「ここ5年で発売した中で最も売れた」単行本・電子書籍としても知られ、多くのファンから愛されている。物語の舞台となるのは、北海道の湿原に佇むラブホテル。現在から過去へ時間軸を遡り、ホテルの盛衰とそこを訪れる人々の生と性を、切なくもみずみずしいタッチで描いた七編からなる連作小説だ。映画では、ホテルの経営者家族の一人娘・雅代を主軸としたストーリーを展開。原作の持つ静謐な魅力をそのままに、閉塞感のある日常を離れ、ホテルローヤルの扉をひらく男と女、問題を抱える経営者家族、従業員のそれぞれの人生模様を描く。<あらすじ>北海道、釧路湿原を望む⾼台のラブホテル。雅代は美⼤受験に失敗し、居⼼地の悪さを感じながら、家業であるホテルを⼿伝うことに。アダルトグッズ会社の営業、宮川への恋⼼を秘めつつ黙々と仕事をこなす⽇々。甲斐性のない⽗、⼤吉に代わり半ば諦めるように継いだホテルには、「⾮⽇常」を求めて様々な⼈が訪れる。投稿ヌード写真の撮影をするカップル、⼦育てと親の介護に追われる夫婦、⾏き場を失った⼥⼦⾼⽣と妻に裏切られた⾼校教師。そんな中、⼀室で⼼中事件が起こり、ホテルはマスコミの標的に。さらに⼤吉が病に倒れ、雅代はホテルと、そして「⾃分の⼈⽣」に初めて向き合っていく・・・。主演に波瑠物語の主人公・田中雅代を演じるのは、『弥生、三月 -君を愛した30年-』に続き主演を務める波瑠。美大受験に失敗し、どことなく居心地の悪さを感じながら、家業である小さなラブホテル「ホテルローヤル」の仕事を手伝う一人娘を演じる。ひとときの“非日常”を楽しみ、安らぎと寂しさを胸にホテルを後にする客たちを、少し冷めた目線で眺めながら仕事に励む難しい心情を、繊細に表現していく。波瑠コメント波瑠は、そんな雅代という役どころについて「雅代はどこかいつも傍観者というか、起こる状況の中心にいない人で。それも自覚していてどこかコンプレックスだったりもして。いつも所在なさげで可哀そうにも思えるけど、悲劇のヒロインにはなりきれないような曖昧さだったり、中途半端にも見える彼女の人間味になればいいと思い演じていました。」とコメントを寄せいる。松山ケンイチら、豪華キャストが集結!また主人公・雅代を取り巻く登場人物には、豪華キャストが勢ぞろい。雅代が淡い恋⼼を抱くアダルトグッズ会社の営業・宮川聡史(通称:えっち屋)役に松⼭ケンイチが抜擢されたほか、ホテルローヤルの経営者で雅代の⽗親・⽥中⼤吉役に安⽥顕、家庭を顧みなくなった⼤吉に愛想を尽かせる⺟親・るり⼦役に夏川結⾐、るり⼦と駆け落ちをする⻘年に稲葉友役、ホテルローヤルのパートタイム従業員役に余貴美⼦、原扶貴⼦といった、実力派キャストが集う。<そのほか登場人物(キャスト)>・親に⾒捨てられた⼥⼦⾼⽣と、妻の浮気に耐える⾼校教師役…伊藤沙莉、岡⼭天⾳・姑との同居でなかなか肌を合わせる時間がない夫婦役…正名僕蔵、内⽥慈・投稿⽤のヌード写真の撮影をするカップル役…冨⼿⿇妙、丞威『百円の恋』「全裸監督」の武正晴が監督メガホンをとるのは、『百円の恋』で日本アカデミー賞をはじめ国内外の映画賞を総なめにした武正晴。近年は『嘘八百』『銃』『嘘八百 京町ロワイヤル』に加え、Netflix「全裸監督」の総監督と精力的に活躍する武が、ホテルローヤルを舞台にした人間模様を繊細に描き出す。脚本はNHK連続テレビ小説「エール」を手掛ける清水友佳子が担当。人間の抱える欲望や優しさ、悲哀を丁寧にすくい上げ、珠玉の人間ドラマを綴る。原作者・桜木紫乃のコメント全文なお映画化にあたり、原作者の桜木紫乃は下記のようにコメントを寄せた。あの日あの場所にいたかもしれない人を、小説というかたちで裸にしたと傲慢にも信じていたので、映像化のお話をいただいたときは「遠慮なく好きに作ってくださいね」などと言っていた。しかし新たな姿で目の前に現れた「ホテルローヤル」は、あの日あの場所にいたかもしれない経営者やホテルに集う「家族」の物語となっていた。正直に言うと映画という表現に書き手の内面を素っ裸にされたような気持ちになった。脱がせたつもりが脱がされていた――エンドロールで泣いてしまうという失態。悔しかった。【詳細】映画『ホテルローヤル』公開日:2020年11月13日(金)監督:武正晴脚本:清水友佳子出演:波瑠、松⼭ケンイチ、余貴美⼦、原扶貴⼦、伊藤沙莉、岡⼭天⾳、正名僕蔵、内⽥慈、冨⼿⿇妙、丞威、稲葉友、斎藤歩、友近、夏川結⾐、安⽥顕原作:桜木紫乃「ホテルローヤル」(集英社文庫刊)
2020年04月06日グラビアアイドルの桜木美涼が、最新イメージDVD『ANGEL』(4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。同DVDがグラビアデビューとなる桜木美涼は、デビュー前に"みすず"の名前で出演した撮影会で人気を誇った新人グラドル。155cmの身長に上からB80・W55・H81というスレンダーボディー、そして撮影会時代には「行列の出来るタピオカ乳」と呼ばれたFカップのバストが魅力の20歳だ。そんな彼女のデビュー作は、沖縄で撮影。"奇跡の美乳"が所狭しと暴れまくる。新人グラドルとはいえ、撮影会を多く経験していることもあり、デビュー作とは思えない過激なシーンのオンパレード。胸の谷間はもちろんのこと、下乳や横乳、さらにはその形まで分かる水着を着用している。朝ベッドのシーンで着用したキャミソール的な衣装も過激で、限界ギリギリのショットを見せている。夜ベッドのシーンも必見で、新人とは思えないセクシーな表情を見せている。なお、同DVDの発売を記念したイベントが12月14日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(12:00~)で開催される。
2019年12月09日直木賞作家の桜木紫乃さんが新作『ふたりぐらし』を上梓。夫婦の“裏切り”がテーマだという同作について、桜木さんに聞きました。「イメージとしては、水色を塗り重ねて暮らす二人のところに誰かが突然藍色を差しはさんでくる感じ」一組の男女の日常を、そんなふうに表現する桜木紫乃さん。新作『ふたりぐらし』に登場する、北海道で静かに暮らす夫婦の話だ。「直木賞をいただいた後の連載依頼で、“裏切り”というテーマを打診されたんです。たぶん、私が原稿で一回も使ったことのない言葉だと思う。“裏切り”は難しいけれど、日常の中で小さな嘘を重ねる話なら書けるかもしれない、と考えた時に、夫婦の話だなと思いました」映写技師だったが映画のデジタル化が進み仕事にあぶれてしまった夫・信好と、看護師の紗弓。子どもはおらず、生活は倹しいが仲の良い夫婦だ。たまに外出先を偽るくらいの嘘はあるが、「夫婦の間にはこれくらいの嘘はある。それは相手を傷つけない嘘、自分のためじゃない嘘でもある。二人ともそうしたことは話さず静かに暮らし、一日が無事に終わったらああよかったと思う。私もこんな満足を手に入れたい」そこに、互いの家族や隣人らが関わり、彼らの日常を少しだけ揺らす。全10話の本作は、1編が原稿用紙30枚の短編。比較的短いなかに、「一編ずつ、夫婦のやりとりを証明問題を解くように書いていき、全体を見た時に二人の間に流れている時間が分かればいいなと思いました」ささやかな波乱はあっても、二人の生活は続く。こうして人と人は一緒に暮らしていくのだという事実に、豊かさすら感じさせる。互いに支えあっている彼らについて、「責任って取るものでなく、持つものだと思う。この二人は、同じだけ二人で責任を持っている。それは継続から生まれたものでしょうね。ただ、夫婦って、毎日ちゃんと出会って、ちゃんと別れないとうまく時間が流れないから難しいですよね」それは“おはよう”“おやすみ”をちゃんと言う、なんてことではない。「毎日上手に別れるというのは上手に忘れる、流す、ということ。毎日出がけにハグする習慣の夫婦もいますが、そうやってリセットできるといいでしょうね。水色を塗り重ねて、同じ景色を見続ける経験が、もし気まずい状況が訪れた時に、救いになるのではないかなと思います」『ふたりぐらし』北海道に暮らす信好と紗弓の夫婦。札幌に住んでいた彼らだが、信好の母が亡くなったことから、実家の江別に移り住むことにして…。新潮社1450円さくらぎ・しの作家。1965年、北海道生まれ。2002年に「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。’13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞受賞。※『anan』2018年9月26日号より。写真・土佐麻理子(桜木さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年09月20日架空の商店街「東東京モノヅクリ商店街」によるリアルイベント「出張商店街」第2回目が、3月17日に谷中の人気スポット「上野桜木あたり」にて開催。東東京モノヅクリ商店街は、近年も盛り上がりをみせる「イースト・トーキョー」を拠点に活動する日本のモノヅクリメーカーがつくる架空の商店街。古くから続く「モノヅクリ」のちからと、それぞれのエリアが育んできた独自の歴史に敬意を払いながら、さまざまなクリエイターや、企業と取り組みながら古き良きものと、新しいものが起こす化学変化を通じて、東東京を盛り上げる活動を行う。第2回目となる本イベントでは、職人たちによる商品展示や即売会、ワークショップも開催予定。参加企業は、株式会社アポロ製作所、有限会社清川商店、株式会社キャライノベイト、材木加工業ニチナン株式会社、有限会社トラストプリンティング、中村縫製、ホーショー株式会社、株式会社ヨシヨシなど。東東京のモノヅクリに触れられるこの機会を是非お見逃しなく。【イベント情報】東東京モノヅクリ商店街 出張商店街開催日:3月17日会場:上野桜木あたり住所:東京都台東区上野桜木2丁目15-6時間:10:30~16:30入場無料
2018年02月27日12月20日(火)にBlu-ray&DVDを発売する「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」。この度そのジャケット写真が、北海道出身の写真家・岡田敦の撮り下ろし作品となることが決定。併せて岡田さんからコメントも到着している。「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」は、今年2月~3月、北海道文化放送で北海道限定地上波放送した番組。「乃木坂46」の橋本奈々未が、故郷である北海道を題材にした1冊の本と一緒に、その舞台を旅する映像物語だ。取り上げる小説は、村上春樹の「ノルウェイの森」(第1話)や「羊をめぐる冒険」(第2話・3話)、桜木紫乃の「ラブレス」(第4話)、渡辺淳一の「阿寒に果つ」(第5話)といった人気作品。 グループの中でも本好きで知られる彼女が、人や絶景に触れる紀行ドキュメンタリーのほか、橋本さんが印象に残った一節を大自然の中で心を込めて朗読。自分の言葉で、本の魅力や影響を受けた生き方などを語るほか、 昨年秋から半年間の彼女の心情が綴られている。朗読の場面に挿入される、文学世界を表現したドラマのような美しい映像も見どころのひとつとなっており、北海道の絶景の中で、橋本さんが知られざる素顔を露わにしていく。そして今回、その番組が収録された Blu-ray&DVDのジャケット写真がお披露目!そのジャケット写真を手掛けるのは、木村伊兵衛写真賞を受賞した北海道出身の写真家岡田さん。岡田さんは本番組の第3話「羊をめぐる冒険」(後編)に出演しており、その出会いをきっかけに、現在放送中の「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」の撮影にも同行している。今回は「Type A」と「Type B」2つのバージョンでの発売が決定しており、「Type A」はAmazon.co.jp(ディスクオンデマンド)で販売(Web予約受付中)、「Type B」は コーチャンフォーグループで販売(店頭予約受付中)となる。なお、「乃木坂46橋本奈々未の恋する文学 夏の旅」公式Webサイト上でも、岡田さんとのコラボが実現。ジャケット以外の写真も一部スペシャルフォトギャラリーとして展開中となってる。<岡田敦コメント>「花の名」撮影の現場はとても静かだった。指示もほとんどださず、無理に笑ってもらうこともしなかった。悲しい時でも笑顔をふりまくのがアイドルの生業なのかもしれないが、僕はアイドルとしての“橋本奈々未”ではなく、一人の女性として彼女の姿を撮りたかった。言葉で引きだす表情は、いっけん被写体との距離が縮まったかのように錯覚するが、実際には幾つもの見えない壁をつくってしまう。表層的な仕草や表情もまた、心の奥深くに刻まれることはない。北海道の大地に流れる静かな時間は、東京で生きてゆくために互いが身につけた業を、優しくほどいてくれたような気がする。演じるのではなくただそこに彼女が存在している。その姿は月あかりに照らされた一輪の花のように美しかった。岡田敦「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 冬の旅」Blu-ray&DVDは12月20日(火)より発売。※予約受付中(cinemacafe.net)
2016年10月31日女優の柴咲コウが31日、都内で行われたABC・テレビ朝日系スペシャルドラマ『氷の轍』(5日21:00~23:06)の舞台あいさつに出席。真冬の北海道を舞台とした作品ながら、肩を出したワンピースで現れ、共演の沢村一樹からツッコまれた。このドラマは、柴咲演じる孤独と屈託を併せ持つ新人刑事・大門真由が、北海道・釧路で発生した殺人事件を追っていくもの。2つの無関係と思われた事件が結びつき、そこから事件の原点を1960年代の青森にさかのぼることになる。直木賞作家・桜木紫乃氏が、このドラマのために原作を書き下ろした、ABC創立65周年作品となっている。撮影は真冬の釧路で、約20日間にわたって行われたが、柴咲は舞台あいさつの冒頭から「そんなに寒かったっけ? って忘れちゃってるところがあって…」と発言。この日は、現地の雪や氷をイメージして白を基調としたものの、肩を出したワンピース姿で登場したことから、共演の沢村一樹から「今日は完全に(寒さを)忘れた衣装ですね」とツッコまれていた。この舞台あいさつには、瀧本智行監督も登壇。瀧本監督は、柴咲になぜ今回オファーされたのかを聞かれた際、「孤独そうで屈託がありそうに見えたからです」と答えたことを明かすと、柴咲は間髪入れず、「すごく失礼だなと思います。全然さわやかじゃないってことですよね?」と問い詰め、監督が冷や汗をかく場面もあった。柴咲はさらに「監督は初めて会ったときから、屈託を抱えてそうな方」と逆襲。それでも、「現場で役者さんがいいお芝居をなさると、一緒になって涙を流されているので、これだけ愛情に包まれたらいい作品ができると思いました」と確信したことを語った。
2016年10月31日女優の柴咲コウが31日、都内で行われたABC・テレビ朝日系スペシャルドラマ『氷の轍』(5日21:00~23:06)の舞台あいさつに登場。共演する沢村一樹の名前を一瞬忘れてしまい、本人のツッコミにあった。このドラマは、柴咲演じる新人刑事・大門真由が、北海道・釧路で発生した殺人事件を追っていくもの。2つの無関係と思われた事件が結びつき、そこから事件の原点を1960年代の青森にさかのぼることになる。直木賞作家・桜木紫乃氏が、このドラマのために原作を書き下ろした、ABC創立65周年作品となっている。撮影は真冬の釧路で、約20日間にわたって敢行。現地の雪や氷をイメージした真っ白なワンピースで登場した柴咲は「寒さにものすごく弱くて、冬の撮影はできるだけお断りするように言ってきたんです」というが、「共演者のお名前を聞いて、ぜひともやりたいと思って引き受けました」と、NGを覆してまで撮影に臨んだことを明かした。この日は、先輩刑事役の沢村のほか、事件の舞台となる水産加工会社社長役の余貴美子、真由と冬のスケートリンクで出会う女性役の宮本信子も出席。しかし、柴咲は、出演を快諾した一番の理由として挙げた共演者たちの魅力を紹介しようとするも、「余さんと、…えーっと…」と、沢村の方を見ながら固まってしまった。すると、沢村は耐えきれなくなり、「まさか俺の名前忘れてるんですか? 沢村一樹と申しますけど」とツッコみ、会場は爆笑。柴咲は「すいません、役名とごちゃごちゃになちゃって…」と言い訳しながら、気を取り直して「沢村さんは、以前も共演したことがありまして、そのときから大ファンで、またご一緒できたらなと思っていて、それが今回かなったので、すごくうれしかったです」と述べ、失態を断ち切ったかのように見えた。だがその後、真由の役柄が「屈託と孤独を併せ持つ女性」ということにかけ、自身が屈託(1つのことが気になって、他のことが手に付かない様子)を抱えていることは何かという質問が飛ぶと、柴咲は「今ですね。沢村さんの名前を忘れちゃったことです」と即答。沢村は同じ質問に対し、「僕は『ああ忘れてたんだ』ってことがずっと気になって」と、根に持っていた。
2016年10月31日ABC創立65周年を記念して、桜木紫乃による書き下ろし原作小説を映像化した『氷の轍』。柴咲コウさんが演じるのは、母親の名前も顔も知らず、唯一の肉親である元警察官の父も不治の病にかかっている、新米女刑事・大門真由。そんな柴咲さんにドラマについて伺いました。「劇中では『屈託』という言葉で表される、消し去りがたい、つらい過去。それらを背負った登場人物たちの歯車がかみあわずに…やりきれない、はがゆい2件の殺人事件が起こります」周囲と打ち解けない性格から「剣道の防具をつけた女」と呼ばれている真由。しかし、その呼び名が言い当てているのは、あくまで真由のキャラクターの表層の部分。「心の深い部分を周囲から察せられないように、閉ざしているところがある女性だとは思います。ただ、まったく感情がない“能面”ではない。例えば、宮本信子さん演じる兵藤千恵子には唯一心を開いていて、普段とはちがう表情を見せます」千恵子は真由が趣味で訪れるスケート場で出会った、赤の他人。スケート場が開く冬にしか会わず、お互いの名前しか知らないが、真由は「冬の友達」と呼び、慕う。「物語の後半でわかりますが、千恵子も真由と同じく、重い過去を背負っている人。お互いに過去のことは知らないわけですが、醸し出す空気のようなものが、引き寄せあっていたんだと感じます。私自身にとっても宮本さんと共演するのは、念願でした。千恵子と同様に物語の鍵を握る、米澤小百合役の余貴美子さんも大好きで。お話が来た時、『この2人が出るなら私も出たい』と」真由の父親・史郎を演じる塩見三省さんとの共演も、柴咲さんにとって忘れがたい時間だったそう。「真由の史郎に対する思いは、単純な感情では表せないものです。唯一の肉親としての情もありながら、母親がいないことへの思いもあって、一方で、刑事としての先輩でもある。その複雑な距離感を、どれだけ相手の顔を見るかなど、会話の姿勢で表現できたらと思いました。現場では、何より塩見さんの…なんて言ったらいいんでしょう、真摯に生きていらっしゃるその姿に、心打たれました。塩見さんは、人を、そして人の抱く感情を大切にする方。ご病気をされてからもこうしてお仕事をされているなかで、より一層そうした部分があるのかなと思います。瀧本智行監督も、最後は泣いていましたからね。『ありがとう』って。泣き虫なんですよ(笑)。そして、とても優しい方。そうでなければ撮れない画になっていると思います」物語の終盤。真由は刑事としてのある倫理的な葛藤に苛まれながら、「防具」をかなぐり捨て、感情を昂らせる。「この場面で真由は、他人には絶対に言わないと自らの中で決めていたことを口にする。一気に感情を吐露するわけです。それほどまでに『いま、この相手に伝えなきゃいけない』と感じた真由の思いに、注目していただけたら。ただ、物語の主役はある意味、私ではなく宮本さん、余さんの演じる2人の女性です。2人に関するある事実が明らかになった時、心に迫るものを、感じてもらえるはずです」◇しばさき・こう1981年生まれ、東京都出身。映画『GO』はじめ多くの映画・ドラマで受賞多数。歌手としても活動し、ほとんどの楽曲で自ら作詞を行う。2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で主演・井伊直虎役を務める。◇ワンピース¥59,000(TARA JARMON/イトキン カスタマーサービス TEL:03・3478・8088)ピアス¥22,000(LARA BOHINC/H.P.FRANCE TEL:03・5778・2022)◇立て続けに発見された2体の遺体。その謎を追う女刑事・大門真由(柴咲さん)は捜査の果てに、約50年前のある悲しい事件に行きつく。撮影は冬の釧路で敢行。11月5日(土)21:00~23:06、ABC・テレビ朝日系にて放送。※『anan』2016年11月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Yuka Ogura(CommuneLtd.,)ヘア&メイク・SAKURA(Allure)
2016年10月27日アイドルグループ・乃木坂46の橋本奈々未が、小説の舞台を旅する北海道文化放送の番組『乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 夏の旅』が、27日(24:25~)から6週連続にわたって放送される。この番組は、橋本が自身の故郷・北海道を題材にした一冊の本と一緒に、その舞台を旅するドキュメンタリー。今年2~3月に放送された『―冬の旅』では、村上春樹、桜木紫乃、渡辺淳一の世界を取り上げた。この好評を受け、今回は夏の北海道を舞台に制作。「魅力的な生き方探し」をテーマに、『羊と鋼の森』(宮下奈都)の新得町トムラウシ、『花埋み』(渡辺淳一)のせたな町・今金町、『蛇行する月』(桜木紫乃)の根室半島・野付半島を訪れる。なお、『―冬の旅』に特典映像を付けたDVDの発売が決定。今月下旬から先行予約受付を開始し、12月に一般販売される。
2016年10月07日シャーリーズ・セロンが主演を務める、記憶にまつわるヒューマンサスペンス『ダーク・プレイス』が、6月24日(金)より公開される。このほど、「ゴーン・ガール」のギリアン・ フリンが手がけた長編ミステリーを原作とする本作に、“日本ミステリー界の女王”山村美紗の娘として知られる女優・山村紅葉や、日本のミステリー界の著名人が絶賛の声を寄せていることが分かった。本作は、28年前に一家殺人事件に遭い、 唯一生き残った少女が真実を見つめ直す物語。主演と製作を務めるのは、現在『スノーホワイト/氷の王国』では邪悪な女王を圧倒的な迫力で演じているシャーリーズ・セロン。さらに、彼女演じるヒロインの“真実探し”を助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には、本作ほか主演作『アウトバーン』など活躍著しいニコラス・ホルト。事件を起こし終身刑の身となる長男のベンには、 スティーブン・スピルバーグの次回作『ゲームウォーズ』で主演を射止めタイ・シェリダン。この内気なベンを翻弄する恋人を、ブルックリン・ベッカムと交際宣言したクロエ・グレース・モレッツが熱演する。目を疑うスキャンダラスな事件の記憶と、狂気に満ちた世界を漂流するヒロインばかりでなく、誰の心にも潜む“ダーク・プレイス”をも呼び覚ます本作。“サスペンスドラマの女王”との異名をとる山村さんをはじめ、多数の人気ミステリー作家の心をも、ざわつかせている。<コメント一覧>■山村紅葉(女優)予想外の結末!伏線は見事に張りめぐらされていたのに…。シャーリーズ・セロンの見事な演技に脱帽!!■♪akira (翻訳ミステリー・映画ライター)被害者としてしか生きられず、世界に置き去りにされたリビー。原作とは異なる印象のラストをぜひ見届けてほしい。■中谷友紀子(『ダーク・プレイス』原作本「冥闇」訳者)あの嘘がなければ、あの偶然が起きなければ、悲劇は避けられたのか。心えぐる真実にたどりついたあと、きっともう一度観直したくなる。■千街晶之(ミステリー評論家)この物語では、人生も犯罪も、決して計算通りには進まない。愛情も悪意も、すべては気まぐれな運命によって織り成される糸にすぎない。■福田和代(ミステリー作家)悲劇をきっかけにやさぐれた主人公のシャーリーズ・セロンが、カッコいい!ミステリー好きは二回観てしまいます。■水生大海(ミステリー作家)原作のキャラが目の前に!特にディオンドラは、クロエ・グレース・モレッツの凄みある演技が迫ってきます。■桜木紫乃(作家)真実という傷と戦うリビーに「自分がいま見ているものを疑うことができるのか」と問われている気がしました。『ダーク・プレイス』は6月24日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月12日