今読みたい!ちょい官能的な芥川賞&直木賞作家の小説5選【恋占ニュース】
そこから時間は遡り、性の欲望が行きつくラブホテルという場所に関わる、様々な人たちの人間模様が描かれます。
セックスシーンは控えめですが、まずは直木賞受賞作を読んでから、その他の作品に手を伸ばしてみても。
『ホテルローヤル』 (集英社文庫)
≪生が絡み合うストーリー≫■石田衣良・著『sex』
石田衣良さんといえば、『池袋ウエストゲートパーク』シリーズや直木賞受賞作『4TEEN フォーティーン』のように、男性同士の友情をテーマにした作品が有名ですが、恋愛小説も多数発表しています。
その中のひとつ、どストレートなタイトルの『sex』は、様々な男女の性をテーマにした12編から成ります。最初は、夜道を歩きながら、お互いの体を刺激し合う夫婦の話。ポルノ的な小説とは一線を画する、“生”が絡み合うセックスストーリーをぜひ。
『sex』 (講談社文庫)
≪ほのかな性のエッセンス≫■三浦しをん・著『小暮荘物語』
三浦しをんさんというと、直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』を思い出す人も多いのでは。
同作を彷彿とさせる人間ドラマ小説『小暮荘物語』は、安普請のぼろアパートを舞台に、住人たちの哀しみ、それを癒す心地よい繋がりを描いた7編の連作短編集…なのですが、随所に“セックス”という言葉が登場します。