夫婦はなぜすれ違う?心理学に見る「帰りたくなる家」を創るために必要なこと
4月13日に中谷美紀さん主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)がスタートしました。
中谷さんと玉木宏さんが、結婚13年目を迎えてお互いの不満が爆発する、そんな佐藤夫婦を演じています。
一方、木村多江さんとユースケ・サンタマリアさんが演じるのは、秘密を抱えながら不思議な結び付きを見せる茄子田夫婦。
両者は仕事を通じて知り合い、偶然が偶然を呼び、やがて佐藤家は茄子田家が抱える闇に捉われていくのです。
■すれ違いが生み出す不満
佐藤夫婦の日常の歯車は、完全に噛み合っていない状態でした。
夫の秀明(玉木さん)は、専業主婦である真弓(中谷さん)の家事が、自分の望むレベルでないことに不満を募らせる日々。真弓は真弓で、秀明の要求の高さや細かさに辟易していました。そんな二人にある日、転機が訪れます。
真弓がかつての同期と再会し、勧められるままに職場復帰します。
また秀明も、住宅販売の仕事を通して茄子田夫婦と知り合い、粗暴な夫に黙ってつき従い、自分に対しても気を遣ってくれる綾子(木村さん)に心奪われるという事態に。そうして佐藤夫婦は、大きな混乱の中に転落していくことになるのです。
夫婦といえども違う人間ですから、いつも気持ちがぴったり一緒というわけにはいきません。