ストレス管理の心理学!恋、仕事…苦しくても心の健康を保てる3つの要素
「あなたは1年後に死んでしまう運命にある」と告げられたら、どう思うでしょう。志織と平野の素晴らしいところは、運命と戦おうとした点です。
彼らは、自分たちに降りかかる絶対的な力に屈しようとはしませんでした。でも、運命と戦うなんて至難の業ですよね。
次々と不運が降りかかるときや、立ち上がるのもままならないくらいつらいときは、戦うどころか動くことさえ億劫になります。
でも神様は、乗り越えられる試練しか与えません。前向きな気持ちをキープし続けていれば、いずれ解決の糸口が見えてきます。
では、どうしたらストレスを回避して、前向きな気持ちを保てるのでしょうか。
■強さを生み出す3つの要素
医療社会学者Aaron Antonovsky(アーロン・アントノフスキー)は、「健康生成論」なる用語を生み出しました。過酷な状況でも精神の健康を守り通した女性たちの経験を通して、彼は心の健康を生み出す3つの要素を定式化したのです。
【1】有意味感
同じことの繰り返しの最中や何をしても無駄だとしか思えないときは、人間、無気力になるもの。でも、そんな中でも自分にとっての「意味」や「意義」を見つけ出せると、心持ちが変わってきますよね。