女優だからこそ感じる…タロットに秘められたストーリー
砂羽さん:えぇ?こんなに有名なのに!小アルカナを、ここまで描いたという偉業を成し遂げたのに!タロットを学ぼうという人なら、誰しも教科書として使うような絵を描き上げた方がそんな境遇に置かれていたなんて…。鏡先生:そうなんですよね。大金持ちになっていいはずなのに…。でも、そのままでは、あまりにもパメラが気の毒じゃないですか。そこで、2009年頃、発刊100周年を記念して、「せめて、ウエイト=スミス版と呼ぼうよ」ということで、ようやくパメラの名前が日の目を見たんです。
19世紀、魔術結社とも影響し合って意味を深めていったタロット。タロット不朽の名作と呼ばれるようになったウエイト=スミス版が発刊されたのは、20世紀の入口でした。
次回からは、1970年代以降のタロットに迫ります!
-------------------------
<タロットカード提供>
株式会社ヴィジョナリー・カンパニー
今回、鈴木砂羽さんと鏡リュウジ先生のおふたりにお話を伺ったのは、タロットやオラクルカードの出版・輸入販売を行う会社、ヴィジョナリー・カンパニーの事務所の一室です。
様々なカードが壁一面に並ぶステキな空間からおふたりのトークを届けします。