恋愛情報『太陽はアポロン、死神はハーデース、恋人は…? ギリシャ神話を描いたタロット』

太陽はアポロン、死神はハーデース、恋人は…? ギリシャ神話を描いたタロット

この4種類のマークのことをスートといいます。たとえば、「小アルカナには4つのスートがある」「ワンドのスート」などと言ったりするわけです。
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砂羽さん:へぇ!

鏡先生:例を挙げると、カップは愛のスートだから、愛の神であるアモルと人間のプシュケーが結ばれるまでの恋物語が描かれています。

砂羽さん:アモルって、恋のキューピッドとも呼ばれる神様ですね。

※左から「カップ4」「カップ3」「カップ2」「カップ1」
鈴木砂羽&鏡リュウジ_タロット美術館_画像7_3


***ちょっと解説***
アモルとプシュケーの物語
絶世の美女プシュケーに嫉妬した女神アフロディーテの命を受け、プシュケーを殺すために現れたアモル。しかし、誤って恋の矢で自らを傷つけ、プシュケーに恋をしてしまいます。そしてアモルは、己の姿をいっさい見せないままプシュケーと結婚するのですが……
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鏡先生:しかも、ウエイト=スミス版に近い構図でストーリーができているんです。

砂羽さん:タロットの意味も押さえながら、上手に物語にしているということですか。


鏡先生:そうなんです。だから、読みやすいんですよ。

■ギリシャ神話好きにはたまらない絵柄

鏡先生:この『神託のタロット』、絵もなかなか素敵でしょ?

砂羽さん:はい、繊細で素敵な絵柄ですよね。

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