切ない物語が浮かび上がる…繊細な絵柄にうっとり 少女マンガ×タロット
鏡先生と砂羽さんのお話は、当時へとタイムスリップ!
砂羽さん:里中満智子先生も星占いがモチーフのゲームを描いていらっしゃいましたね。
鏡先生:そうでしたね!『里中満智子の星占いゲーム』ですね。砂羽さん、よくご存じですね!
砂羽さん:すごく欲しかったんです。でも、当時はまだ幼なすぎて、「砂羽はまだわからないでしょ」っていうことで買ってもらえなかったんですよ。
鏡先生:そうだったんですね。
砂羽さん:やっぱり、タロットも占い全般も、1980年代になって、商業的なカルチャーと結びついてから、ものすごく娯楽性が高まったんでしょうね。
鏡先生:そうですね。80年代は、まだちょっと「怖いもの」っていうイメージが若干ありつつも、楽しくなってきた時期ですね。
いろんなアニメとかドラマとかにも、タロットが出てきたりしましたし。
砂羽さん:『ハーピット』っていう、手のひらサイズの電子ゲームも出てきましたね。
鏡先生:あ!知ってます!ポケコン(※)の原型ですね。あと、腕時計型の星占いとかもありましたよ。
砂羽さん:そうです、そうです!懐かしいー。
鏡先生:渋谷のセンター街にも、『星占いの館シグマ』っていうコンピュータ占いのお店があったんです。