2018年9月16日 20:00|ウーマンエキサイト

「私を見てアピール」がしんどい…「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第30回】



■あなたの「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果

「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。

○の数が3個以上6個未満は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「C」(あなたの中の「かまってちゃん」が、夫にうとんじられ始めます)

○の数が6個以上8個未満は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「B」(「夫がかまってくれないなら、よその男性と…」と、気持ちが浮わつき始めていませんか?)

○の数が8個以上は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「A」(「もう誰でもいいから、私に優しくして!」…なりふり構わない状態です)


「合コン狂いの人妻」モンスターの背後に潜んでいるのは「かまってちゃん」。とにかく誰かに甘えたい、自分を認めて欲しくて仕方がない。そして、そんな「かまってちゃん」な性格の背景には、自分への自信のなさが潜んでいます。


■合コン狂いの毎日…目が覚めた一言は?

「私を見てアピール」がしんどい…「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第30回】

ⓒ Monet-stock.adobe.com


前回の香織さんは、若い頃からかわいいと持ち上げられ、社交的な性格で大企業にも就職することができました。「理想の男性」と結婚して、大満足。自信に満ちあふれているタイプなんじゃないの? と思いますよね。

ところが結婚後、夫は思ったほど自分を満足させてくれない。専業主婦として家にいるので、さまざまな男性からチヤホヤしてもらえるチャンスもない。

そんな状況に直面して、香織さんが心の奥底に隠し持っていた「自信のなさ」がチクチクと刺激され始めました。仕事にも、人間関係の構築にもどことなく集中できず、最後までやりきることができない弱い自分です。

独身時代はみんなにきれいと言われ、合コンに参加すればいつだって人気者。
しょっちゅうデートに誘われて、自分はすごくイイ女、価値のある女だと思っていました。

しかし、いざ結婚してみたら、夫は思うようにかまってくれない。しまいには、私のことが鬱陶(うっとう)しいとでもいうような、ウンザリ顔をするように。

結婚生活には、合コンもデートもなし。暇だし寂しいし、夫も相手にしてくれないし。一体、私はどうすればいいの?

趣味に没頭してみる? あれ? でも私、没頭できるような趣味なんてないわ。

友だちに会う? でも私、一緒にランチに行くような同級生や同僚はいたけど、友だちらしい友だちって、そう言えばいない。

なにかやりがいのあるもの、生活にハリを与えてくれるようなものを探さなくちゃ。
だけど、一体なにをすれば? 習い事なんて、飽きっぽいから絶対続かないし。勉強? 資格? 今さらなんのために? そもそも私、興味を持てるものが全然ないのよね…。

結婚して自分を持ち上げてくれる取り巻きがいなくなり、夫との関係も悪化した途端、実は自分がからっぽだったことに薄々気づき始めた香織さん。

誰かにほめてもらわなければ、甘い言葉をかけてもらわなければ、自分を保っていられないという恐怖感・飢餓感におそわれ始めます。こうなると「かまってちゃん」に余裕なんてまったくありません。

根気よく夫婦関係の改善に努めようなどと言っている場合ではない。「誰でもいいから」、とにかく自分に振り向いてもらいたい、自分にはまだ魅力があると証明して欲しいのです。

そうして、自分の中の「かまってちゃん」に急き立てられ、みるみるうちに「合コン狂いの人妻」と化していく。
家庭の空気はますます悪化、セックスレスは最長記録を更新。心身ともに耐えられなくなった香織さんは、いつ誰と肉体関係を持とうか、そんなことばかり考えるようになりました。

そしてある日、ついに合コンで意気投合した男性と「今夜は一線を越えてしまおう」と心に決めます。ところがこの夜が、香織さんにとって思いがけない転機となります。

今夜は下着も最高にセクシーなランジェリー。そうだ、もう一度香水をつけ直しておこう…。そう考えて、パウダールームに立った香織さん。ドキドキしながら合コンの場へ戻る途中、参加者の男性がトイレから出て来るのが見えました。
香織さんの足が、ピタリと止まります。

「人妻・香織ちゃん、ガンガンきますねー」

「なに、お前。香織ちゃんがタイプ?」

そう言って笑いながら続いて出てきたのは、なんと香織さんがお目当てにしていた昌弘さんでした。

「タイプもなにも、既婚者なんてありえないですけど。でも、一度だけお持ち帰りくらいなら、アリかなーって。あとくされないもん」

「お前、やめとけよー。一度だけのつもりだったのに、『旦那と別れるから、私と一緒になって!』とか突っ走られたらどうするんだよ。ああいうタイプは面倒くさそうだぞー。
結婚してんのにメチャクチャ張り切って合コン参戦してきて、マジすぎて怖いじゃん」

昌弘さんの言葉に、香織さんは血の気が引いていきました。それでも男性2人は笑いながら話し続けます。

「確かに、『私を見て見て!』アピールがスゴすぎてちょっと引きますよね。欲求不満感がにじみ出てるっていうか…」

「だろ? 人妻なのに必死過ぎて、あんなのに本気になられたらホラーだよ。確かにきれいはきれいだけど、俺は旦那に同情するね」

そこで、ようやく2人は香織さんの存在に気づき、顔面蒼白に。香織さんのほうはもっと真っ青です。その場を取りつくろう術など思いつかず、そのままお店を飛び出しました。


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