不倫をするのは男性ばかりとは限らず、浮気願望を抱く人妻も存在すると言います。欲求不満を解消するために、刺激を求めて出会いの場に繰り出す女性もいるのだとか…。なかには、周囲がドン引きするくらいアグレッシブで大胆な行動をする既婚女性もいるようです。今回は女性陣に「既婚の女友達にドン引きしたエピソード」を聞いてきました。既婚の友人がホテルへ…「女友達3人で横丁に行ったら、男性3人から声をかけられて、一緒に飲むことになりました。私たちのなかで一番テンションが高く盛り上がっていたのが、既婚者のマリ。私ともうひとりの子は独身なんですが、わりと冷静でした。その日はみんな終電で帰ったと思っていたのに、なんとマリだけは男性陣のうちのひとりとホテルに行ったと後で知ってびっくり。独身の私たちよりも既婚者のマリが一番アグレッシブなんだなあ…と引いてしまいました。しかもマリから『夫には、昨夜は明日香の家に泊まったことにしてあるからよろしく!』と言われて、すごく嫌な気持ちになりましたね…」(明日香/33歳)独身女性がドン引きしてしまうほど、大胆な行動を取る人妻もいるようです。出会ったばかりの男性とすぐにホテルに行ってしまうだけでも十分軽率ですが、既婚者であるならばなおさら常識外れ。また、アリバイ作りに友人を巻き込むなんてもってのほかです。嫌悪感を抱かれるのも無理はないでしょう。夫婦不仲のストレスで…「学生時代の友人と久々に飲みに行ったら、結婚当初は夫とラブラブだったはずの友人が、今やすっかり仮面夫婦状態になっていたんです。よっぽどストレスが溜まっているのかお酒が入るほど大胆になってきて、同じバーのなかにいる男性を物色し始めて…。どう見ても年下の20代の男性に『私たちと飲みませんか?』と絡んだり、バーのイケメン店員にしつこく連絡先を聞いたりしていて、すごく恥ずかしかったです…」(エリ/34歳)家庭や夫婦関係のストレスが原因で、外に飲みに出た途端出会いを物色したり、いつもより開放的になってしまう既婚女性もいますが、周りが引いてしまうような行動は考えもの。他人からしたらかなり痛々しいです。人妻のマウンティング「セフレがいることをいつも自慢してくる既婚の女友達がいるんです。独身の私に対して、『自分は結婚もしている上に、夫以外の男性からもモテる』ということをアピールしてマウントを取りたいみたいですが、私からしてみれば単なる不倫だし、カラダ目的の関係なんて全く羨ましくありません…。他の友達にもマウントばかり取っているので、最近はかなり嫌われています」(優里/33歳)結婚後も夫以外の男性からチヤホヤされるのが嬉しくて、つい周囲に自慢してしまう女性もいます。ちょっとしたモテ自慢くらいならともかく、カラダの関係があるのだとしたら、自らの不倫を言いふらしているようなもの。決して誇れることではありませんし、非常にリスクの高い行為です。以上、「既婚の女友達にドン引きしたエピソード」を紹介しました。欲求不満を満たすために、周囲の目も気にせず大胆な行動を取ってしまう人妻たち。本人は良くても、あまりに軽率な行動は周りの友人からは呆れられたり、不快に思われることもあります。気づいたら噂が広まっていた…ということのないよう、分別のある行動を取ってほしいです。©fumoto-lab/Adobe文・小泉幸
2024年09月01日不倫のきっかけはどこに潜んでいるかわかりません。今回は、夫への不満を募らせた末に、とある独身男性と不倫関係に陥った37歳人妻のエピソードをご紹介します。学生結婚するも…自分を見下す夫に不満を抱く日々紫乃さん(仮名・37歳)は既婚者であるにもかかわらず、現在とある独身男性(悠斗さん・仮名・21歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、紫乃さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は夫(柊さん・仮名・41歳)と娘(藍さん・仮名・17歳)の三人家族です。大学生の時に、当時付き合っていた夫の子を妊娠して…そのまま学生結婚することに。社会に出て働きたい気持ちもあったけれど、何より愛する人との間に子どもを授かったことが嬉しくて。でも、家庭を守ると強く決意した私に、夫は事あるごとに『お前は世間知らずだから』と馬鹿にしたような言い方をするので、常にけんかが絶えません。早く結婚したがために多くの犠牲を払ったのに…いつしかそんな夫の態度に不満を抱くようになりました」夢半ばで大学を辞めた紫乃さんは、自然と娘の教育に力を入れるようになったのだとか。「私と違って、娘にはきちんと大学を卒業してほしいと考えました。そのため、かなり早い段階から娘に家庭教師をつけていたのです。子どもと相性が合う先生を探すのも大変で…今は大学生の悠斗さんに勉強を見てもらっています。マンツーマンということもあり、娘の成績は右肩上がり。夫は仕事が忙しく帰りも遅いので、先生と食卓を囲みまるで家族のように過ごすことも…。私はいつしか『悠斗さんみたいな人と結婚すればよかった』と思うようになりました」そんな紫乃さんに大きな転機が訪れます。「その日、珍しく娘の帰りが遅くなっていました。すでに先生がうちに来ていたので、しばし二人でお茶をすることに。私は『早くに結婚したから勉強や恋愛で充実した日々を送る大学生が羨ましい』と語り『青春を取り戻すためにも、私を先生の彼女にしてくれない?』と冗談っぽく彼に笑ってみせたのです。すると悠斗さんは『僕は構いませんけど…』と言うじゃないですか。叶わぬ恋だと思っていたので、予想外の展開に私は驚きを隠しきれませんでした」二人が不倫関係に陥るまでそう時間はかからなかったと言います。「初めてのデートでショッピングモールへ行きました。悠斗さんが服を見たいというので、彼に似合うものを二人で探していたのですが…。店員さんが『こちらの服もお似合いですよ』と悠斗さんに話しかけると『お母さまもそう思うでしょ』と私に同意を求めてきて…。なんと私たちはカップルではなく親子に間違われたのです。かなり歳の差があるので仕方ないと思いつつも、すっかり恋人気分でいた私は意気消沈。その後、悠斗さんに誘われても一緒に出かけることにためらいを感じるようになりました」しかし、二人の関係はここで終わるどころか逆に深まっていったのだとか。「そんな私を見兼ねた彼からキャンプへ誘われました。自然の中なら人目も気にしなくていいし、二人きりで楽しい時間が過ごせると提案してくれたのです。彼にはテントを張ってもらって、私は事前に買った食材で調理を担当。カレーを振る舞うと『こんなにおいしい料理は久しぶり…実家の母より料理上手ですね』と言うので『たしかに私は年上だけどあなたの彼女なんだから、母親扱いしないでね』と笑い合って。自宅のキッチンならもっと手の込んだ料理を食べさせてあげられるのに…と切なく思うことも。私たちは毎回テントでカラダを重ねて…悠斗さんともっと一緒にいたかったけれど、家族に『友人と会う』と嘘をついて出てきていたので、夕方にはいつも家に帰っていました」不倫を謳歌していた紫乃さんに思いがけない出来事が起こります。突然不倫相手から別れを告げられて…彼が発した衝撃的な理由とは…?「ある日、悠斗さんから突然電話がかかってきました。出るなり『彼女(玲那さん・仮名・20歳)が妊娠したから結婚することになった』と言うので、私は『彼女がいるなんて聞いていない!』と大激怒。すると悠斗さんは『僕が本気で不倫していると思っていたんですか?』『あなたの恋愛ゲームに付き合っただけですよ』と冷たく言い放ったのです。さらに『もう顔を合わせたくない』という理由で娘の家庭教師を辞めると告げると、彼は一方的に電話を切ってしまって…。私はあまりのことに頭が真っ白になり、悠斗さんを引き止めることもできませんでした」不倫相手に捨てられてしまった紫乃さん。彼から恋人の存在を聞かされていなかったとしても、自分も家族に嘘をついていたのだから、この結果も当然の報いと言えるでしょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年02月28日ほんの出来心で不貞を働いてしまう人は少なくありません。今回は、我が子を担当する小児科医とひょんなことから不倫に陥った32歳人妻のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも…ワンオペ育児に追われる日々瑠衣さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある独身男性(郁人さん・仮名・38歳)と不倫関係にあると言います。なぜ瑠衣さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は、夫(慶さん・仮名・34歳)と息子(蒼さん・仮名・5歳)の三人家族です。夫は仕事が忙しくいつも帰りが遅いため、結果的にワンオペ育児を強いられています。加えて、息子はカラダが弱く年中病院へ通う日々を送っていて。一人で頭を悩ませることが多く、子育てに無関心な夫に不満を募らせていました」そんな瑠衣さんに大きな転機が訪れます。「その日も、息子が熱を出したので小児科へ連れて行きました。あまりにもつらくて、主治医の先生の顔を見るなり『私が至らないから息子が病気ばかりして…』とその場で泣いてしまったのです。すると、先生は『子どもは体調を崩しやすいものです』『僕はお母さんの頑張りをずっと見てきましたよ』と励ましてくれて。こんなに優しい言葉をかけてもらったのは初めてだったので、彼の思いやりに大感激。私は一瞬で郁人さんに心奪われました」恋心に火がついた瑠衣さんはいけないと思いつつも、郁人さんにアプローチを試みたそう。「以前とは打って変わって息子の通院が楽しみになりました。診察室で看護師さんが席を外す隙を狙って『あなたみたいな人と結婚したかった』『恋人になって私を支えてほしい』と先生の耳元でささやくことに。最初は冗談だと受け流されたものの、徐々に彼も私の本心に気がついたようで…ある日連絡先を書いたメモをそっと手渡してくれたのです。郁人さんと個人的にやり取りするようになり、やがて私たちは不倫関係になりました」二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「私は不倫がバレることを恐れ、彼と会う時は『子どもの病院へ行く』と夫に嘘をついていました。郁人さんが子ども好きということもあり、いつも息子を連れて密会していたんです。三人で顔見知りのいない遠方まで出向いては、彼は子どもが楽しめるよう遊園地や動物園に連れて行ってくれて。周りから見れば、私たちは理想の家族そのものに映ったはず。夫が出張の際は、そのまま彼の自宅に泊まってカラダの関係を持ちました」不倫にのめり込んでいた瑠衣さんですが、夫と離婚するつもりはさらさらなかったのだとか。「たしかに郁人さんのことは好きだったけれど、今が楽しければいいと思っていました。何より私には子どもがいるし、小児科医の彼にも社会的立場があるからです。彼といる時『夫はあなたよりずっと稼ぎが少ないのにいつも忙しくしている』『それを不満に思っているけれど、私にとって夫はATMだから必要不可欠な存在なのよ』といつも愚痴っていて。夫の悪口を不倫相手に言うことで、思いきりストレスを発散していました」しかし、ここで思いもよらない出来事が起こります。「ある日、シングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)から相談を持ちかけられました。なんと、彼女から『小児科医の郁人さんって知っているでしょ?』『実は彼とずいぶん前から付き合っていて…そろそろゴールインしたいと思っているの』と聞かされたのです。どうやら逆プロポーズの相談だった様子。私は『うちの息子も先生にお世話になっているよ』と話すので精一杯で…彼の裏切りを知りかなりショックを受けました」とりあえず瑠衣さんは素知らぬ顔でその場を乗り切ったそう。不倫相手に二股疑惑が浮上して…その時彼が放った信じられない言葉とは…?「私は真相を確かめるため思い切って郁人さんに電話することにしました。柚希さんから相談を受けたと告げ『付き合っていたのは私だけじゃないの…?』と詰め寄ると、彼は『僕は来るもの拒まずだから…君のこともそれ程好きじゃないよ』と言い放ったのです。さらに『柚希さんと僕は独身同士…不倫関係じゃないのだから、なんらやましいところはないよ』と正論を振りかざして…。彼の発言がもっともだと思った私は、ただ黙って身を引くしかありませんでした」身勝手に不倫に走った瑠衣さん。相手が本気じゃなかったとしても、自分も家族を欺いていたのだから文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年02月17日2020年6月10日、厳しい言葉で不倫に関する持論をTwitter上に投稿した武井壮さん。投稿は「その通り」「正論」と反響を呼び、32万以上の『いいね』を集めています。「不倫をした側は、被害者ではない」武井壮の持論に共感の声!10日の投稿で「不倫をする男性側を擁護するつもりはない」とした上で「妻帯者と知って不倫行為を働いたなら、相手側も加害者」と語った武井さんの元には、既婚者の女性から「会いたい」と求めるメッセージや、実際に不倫を働いている女性から相談の連絡が寄せられるといいます。そうしたメッセージに対する武井さんの返答はというと…。子持ちの人妻から『会いたいです』みたいなDM来たり、女友達に妻子持ちの男との交際を『どうしたらいいかなあ?』とか、オレに聞く?『愛されたい、大切にされたいなら人の夫に手出すな!手出すなら、自分も大切にされない覚悟しろ!大切にしない男だからお前に手出すんだから!』と伝えた、もう勘弁や— 武井壮 (@sosotakei) June 11, 2020 相手を軽んじる人だからこそ不倫行為に及ぶのであり、そんな人に「大切にされたい」と望むのはお門違い。「もう勘弁」という武井さんのひと言からは、強い憤りや呆れ果てた心境が伝わってくるようでもあります。【ネットの声】・至極当然のことをいっているのに、なぜか理解できていない人のほうが多い不思議。・自分のしたことって、いつかまた自分に返ってくると思う。「私だけは特別」とか都合よく考えちゃうんだろうな。・そもそも自分の妻すら大事にできない男が浮気相手を大事にするはずがない。武井さん、正論しかいわないな。相手に「自分を大切に扱ってほしい」と望むのは、きっと一般的なことでしょう。しかし、人の道理に反する行為をしておきながら、相手にそう望むのはあまりにも自分勝手といわざるを得ません。コメントにもあるように、武井さんの持論は「至極当然」のこと。投稿に寄せられる反響の大きさも、それを物語っています。武井さんのように考えられる人が増えれば、不必要に傷付く人も減るのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年06月12日夫に大切にされる生活を夢見て結婚するも、独身時代のようにかまってもらえず不満爆発。結婚生活の憂さを晴らそうと合コンにのめり込んでいった香織さんのケースを、 前回 はご紹介しました。吟味を重ねて理想の夫と結婚したはずの香織さん。彼女はなぜ「誰でもいいからかまって欲しい、抱いて欲しい」と合コンを渡り歩く「合コン狂いの人妻かまってちゃん」と化してしまったのでしょうか。また、香織さんのエピソードを他人事のように感じるあなたも、そのリスクをまったく抱えていないとは言いきれません。以下のチェックテクストで確認してみてください。■「モダンセクシャル系モンスター 合コン狂いの人妻かまってちゃん」度チェックここでは、あなたの「モダンセクシャル系モンスター 合コン狂いの人妻かまってちゃん」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 人気スポット、新しい飲み屋やレストランの情報を知ると行ってみたい。2. 学生時代からチヤホヤされてきて、それが快感だった。3. 複数の男性がいる場所が心地よい。4. 自分ひとりで楽しめる、没頭できる趣味がない。5. 付き合いが長い、深い話をできる友人がいない。6. 自分に甘い言葉をかけてくれる相手が、常に一緒にいてくれないと心細くなる。7. セックスをしないと「自分は男性に求められる魅力的な女」と感じられず、不安になる。8. 夫は、自分より家庭のことを最優先に考えなければいけないと思う。9. 結婚しても「女」でいたいし、夫がその要望を満たしてくれなければ、婚外交渉はしかたない。10. SNS の友だちは当然男性の方が多い。■あなたの「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「合コン狂いの人妻かまってちゃん」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「C」(あなたの中の「かまってちゃん」が、夫にうとんじられ始めます)○の数が6個以上8個未満は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「B」(「夫がかまってくれないなら、よその男性と…」と、気持ちが浮わつき始めていませんか?)○の数が8個以上は、合コン狂いの人妻かまってちゃん度「A」(「もう誰でもいいから、私に優しくして!」…なりふり構わない状態です)「合コン狂いの人妻」モンスターの背後に潜んでいるのは「かまってちゃん」。とにかく誰かに甘えたい、自分を認めて欲しくて仕方がない。そして、そんな「かまってちゃん」な性格の背景には、自分への自信のなさが潜んでいます。■合コン狂いの毎日…目が覚めた一言は?前回の香織さんは、若い頃からかわいいと持ち上げられ、社交的な性格で大企業にも就職することができました。「理想の男性」と結婚して、大満足。自信に満ちあふれているタイプなんじゃないの? と思いますよね。ところが結婚後、夫は思ったほど自分を満足させてくれない。専業主婦として家にいるので、さまざまな男性からチヤホヤしてもらえるチャンスもない。そんな状況に直面して、香織さんが心の奥底に隠し持っていた「自信のなさ」がチクチクと刺激され始めました。仕事にも、人間関係の構築にもどことなく集中できず、最後までやりきることができない弱い自分です。独身時代はみんなにきれいと言われ、合コンに参加すればいつだって人気者。しょっちゅうデートに誘われて、自分はすごくイイ女、価値のある女だと思っていました。しかし、いざ結婚してみたら、夫は思うようにかまってくれない。しまいには、私のことが鬱陶(うっとう)しいとでもいうような、ウンザリ顔をするように。結婚生活には、合コンもデートもなし。暇だし寂しいし、夫も相手にしてくれないし。一体、私はどうすればいいの?趣味に没頭してみる? あれ? でも私、没頭できるような趣味なんてないわ。友だちに会う? でも私、一緒にランチに行くような同級生や同僚はいたけど、友だちらしい友だちって、そう言えばいない。なにかやりがいのあるもの、生活にハリを与えてくれるようなものを探さなくちゃ。だけど、一体なにをすれば? 習い事なんて、飽きっぽいから絶対続かないし。勉強? 資格? 今さらなんのために? そもそも私、興味を持てるものが全然ないのよね…。結婚して自分を持ち上げてくれる取り巻きがいなくなり、夫との関係も悪化した途端、実は自分がからっぽだったことに薄々気づき始めた香織さん。誰かにほめてもらわなければ、甘い言葉をかけてもらわなければ、自分を保っていられないという恐怖感・飢餓感におそわれ始めます。こうなると「かまってちゃん」に余裕なんてまったくありません。根気よく夫婦関係の改善に努めようなどと言っている場合ではない。「誰でもいいから」、とにかく自分に振り向いてもらいたい、自分にはまだ魅力があると証明して欲しいのです。そうして、自分の中の「かまってちゃん」に急き立てられ、みるみるうちに「合コン狂いの人妻」と化していく。家庭の空気はますます悪化、セックスレスは最長記録を更新。心身ともに耐えられなくなった香織さんは、いつ誰と肉体関係を持とうか、そんなことばかり考えるようになりました。そしてある日、ついに合コンで意気投合した男性と「今夜は一線を越えてしまおう」と心に決めます。ところがこの夜が、香織さんにとって思いがけない転機となります。今夜は下着も最高にセクシーなランジェリー。そうだ、もう一度香水をつけ直しておこう…。そう考えて、パウダールームに立った香織さん。ドキドキしながら合コンの場へ戻る途中、参加者の男性がトイレから出て来るのが見えました。香織さんの足が、ピタリと止まります。「人妻・香織ちゃん、ガンガンきますねー」「なに、お前。香織ちゃんがタイプ?」そう言って笑いながら続いて出てきたのは、なんと香織さんがお目当てにしていた昌弘さんでした。「タイプもなにも、既婚者なんてありえないですけど。でも、一度だけお持ち帰りくらいなら、アリかなーって。あとくされないもん」「お前、やめとけよー。一度だけのつもりだったのに、『旦那と別れるから、私と一緒になって!』とか突っ走られたらどうするんだよ。ああいうタイプは面倒くさそうだぞー。結婚してんのにメチャクチャ張り切って合コン参戦してきて、マジすぎて怖いじゃん」昌弘さんの言葉に、香織さんは血の気が引いていきました。それでも男性2人は笑いながら話し続けます。「確かに、『私を見て見て!』アピールがスゴすぎてちょっと引きますよね。欲求不満感がにじみ出てるっていうか…」「だろ? 人妻なのに必死過ぎて、あんなのに本気になられたらホラーだよ。確かにきれいはきれいだけど、俺は旦那に同情するね」そこで、ようやく2人は香織さんの存在に気づき、顔面蒼白に。香織さんのほうはもっと真っ青です。その場を取りつくろう術など思いつかず、そのままお店を飛び出しました。■依存しない自立した女性を目指して奮起した香織、すると…その後しばらくの間、引きこもりのような状態になった香織さん。「合コンの女王」の友人との連絡も途絶えました。夫婦仲は完全に破綻していたので、夫に甘えることもできません。ひとりぼっちで悲しみ、怒り、屈辱感、寂しさや虚しさ等々、あらゆるネガティブな感情にさいなまれた日々の末に、香織さんは「目が覚めた」と言います。「私にはなんにもなかったんです。趣味も特技も、友だちも仕事も。生きがいとか、夢中になれることも…。本当にからっぽだった。それを認めたくなくて、甘い言葉をかけてくれる、いい気分にしてくれる誰かにいつもそばにいて欲しかった。でも、自分を甘やかしてくれる人の間を渡り歩いてみたところで、からっぽな自分はなにも変わらないんですよね。そりゃあ、夫にも愛想を尽かされますよね」それに気づいた香織さんは、現実を直視せざるを得なくなりました。会話もスキンシップも完全になくなっていた夫には、いつ離婚を言い渡されるか分からない。資格もなにもない自分が今から再就職先を探すことになったら、かなり難航しそうだ。一体どうしたら…。悩んだ末に香織さんは、興味が持てそうなネイルアートの勉強を始めることにしました。いつも通っているネイルサロンで、おしゃれなネイリストが自分の爪を美しく仕上げてくれる様子を見ていて、「こういう仕事なら面白いかもしれないな」と思ったことが何度かあったのです。夫婦仲は破綻しているけれど、お金だけはかろううじて夫から振り込んでもらえているうちに資格を取りたい。香織さんは決意しました。それまで美容やろくに通ってもいない料理教室にかけていたお金をネイリストになるための学費にあて、懸命に勉強を始めます。「夫に離婚されてもなんとか自分ひとりでやっていけるようにと、とにかく必死でした」と香織さん。ところが事態は思わぬ方向へ進みます。香織さんが合コンとキッパリ縁を切り、時間とお金の浪費をやめて一生懸命勉強を始めた途端、あれほど冷たかった夫の真司さんが再び香織さんに話しかけてくるようになったというのです。「頑張ってるね。でもあんまり根つめ過ぎるなよ」「資格試験、いけそう?」「今度、香織が仕上げたネイルの写真、見せてよ」夫の変化に、香織さんは驚いたと言います。「夫に振り向いて欲しくて、かまって欲しくて、いつも彼にへばりついて大騒ぎしていた時には、ちっとも振り向いてもらえなかったのに。自分の人生を自分でなんとかしなきゃと必死になり始めたら、夫のほうからこっちへやって来るなんて…本当にびっくりしました」ネイリストの資格を取得した香織さんは、現在就職活動中。夫婦仲は少しずつですが、確実に回復しているということです。香織さんに近いタイプだと感じた方は、まず自立した妻を目指すと良いでしょう。自分で自分を楽しませる、満足させる術を心得ていると、たとえ夫婦仲に問題が生じても冷静に対処できます。なぜならそんな妻は、いざとなれば夫がいなくても生きていけるからです。そして、それを自分自身で認識している。これが「かまってちゃん」にはない、自立した妻の「自信」です。自分の面倒を自分で見ることができる、自立した2人の大人が一緒になって、お互いに助け合い、高め合いながら生きていく。それが理想的な結婚です。あなたの中にひたすら夫に依存したがる「かまってちゃん」がいるのなら、大きくなりすぎる前に退治してしまうこと。そうすればあなたが「合コン狂いの人妻」に変身してしまうことはないでしょう。
2018年09月16日いくえみ綾原作、波瑠主演で贈るTBSの新火曜ドラマ「あなたのことはそれほど」。この度、本作に出演する中川翔子が、人生初の人妻役に挑戦。子どもを抱きかかえた写真も到着した。本作は、2組の夫婦のマリッジライフと、四者四様に揺れる恋愛模様を、予測不能な展開で繰り広げていく物語。“2番目に好きな人”と結婚した主人公・ 渡辺美都(波瑠)が、ずっと想い続けていた初恋相手と偶然再会したことから全てが始まり、それぞれがそれぞれのやり方で大切なものを守ろうとする姿に、人間の狡さや弱さだけでなく、可愛くも切ないドキドキ感が散りばめられた、大人のラブストーリーだ。主人公・美都役を波瑠さん、その夫・涼太を東出昌大が演じ、またもう一組の夫婦には仲里依紗と「劇団EXILE」の鈴木伸之が扮する。そのほか大政絢、中川さん、黒川智花、山崎育三郎、橋本じゅん、麻生祐未らが脇を固める。今回、中川さんが演じるのは、美都が偶然再会する初恋の人・有島光輝(鈴木さん)とその妻・麗華(仲さん)夫妻が住むマンションに引っ越してきた、距離なしタイプの怖い主婦・横山皆美。何かと有島夫妻に関わり、麗華を苦しめ ていく役どころだ。役作りのために中川さんは、初めて黒髪のボブヘアーにし、また左手には結婚指輪がキラリ…と、夫も子どももいる役柄に初挑戦。中川さんは、「32歳になる年、夢だった旦那と子どもが出来た~!!」と喜びながら、皆美役を熱演しており、いままでのイメージとは全く違う中川さんが見られそうだ。「あなたのことはそれほど」は4月18日(日)より毎週火曜日22時~TBSにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月06日最近は、人妻の不倫はそう珍しい話ではなくなってきていますが、今回は、そんな人妻と不倫中の独身男性からのお悩み相談です。■「彼女の何を信じたらいいんでしょう?」(Tさん・30歳 ※男性)今、付き合いが1年になる彼女がいて、一生かけて大事にしたい人です。彼女は結婚していて、僕と付き合う前から夫婦生活に疑問を持ってはいたものの離婚はせずにいましたが、僕と付き合うようになってからは、離婚をちゃんと考えるようになりました。でも、ある時から彼女を信じられなくなり、携帯を見てしまいました。すると、旦那さん以外の男性に「好き」と言われ、彼女も「好き」だと言ってみたり、僕に仕事だと言っていた日もその男性と泊まりに行っていたりしていました。彼女に携帯を見たことは言う気はありませんが、遠回しに「あの日は何していたのか?」と聞いても、嘘を付くばかり。僕は彼女の何を信じたらいいんでしょう? また、携帯を見ると言う行為をしてしまう自分は、彼女を愛していないんでしょうか? ■Tさんへの回答ちょっと厳しいことを言ってしまいますが、彼女を信じるも何も、それ以前にまだ彼女を信じたいのでしょうか? 敢えてその彼女に対して信じられることを言うとすれば、「今後もTさんに嘘をつき、愛している振りをして付き合い続けてくれること」くらいでしょう。いい加減、目を冷ましたらどうでしょうか? さらに自分の不幸な身を嘆く前に、自分が今、彼女にされてショックなことを、自分が原因となって彼女の旦那さんにしてしまっていることには気づきませんか? そこに何にも感じないようでは、自分勝手もいいところです。携帯を見る自分を責める前に、不倫をしている自分を反省してみてはどうでしょうか? ■夫婦関係がうまくいってないから不倫をしてもいい? 不倫をしている人が、その行為を正当化するために言うことといえば、「相手の夫婦関係はうまくいっていないから」ということ。でも、相手の夫婦関係がうまくいっていないから不倫をしてもいいのかと言えば、そんなわけはありません。それは単に「自分は悪くないんだ」と責任転嫁しているだけです。さらに、彼女の夫婦関係がうまくいかないことなんて、彼女の行動を見れば一目瞭然です。彼女の旦那さんが、奥さんが浮気をすることを喜ぶような特殊な嗜好を持っていない限り、彼女のような浮気癖があれば夫婦関係は当然壊れるでしょう。もし仮に、そんな彼女の離婚が成立したら、今度はTさんが彼女と結婚しますか? おそらく100%に近い確率で浮気されますよ? ■そこにあるのは、愛じゃない! ハッキリ言ってしまえば、別にTさんは彼女を愛しているわけではないでしょうね。本当の彼女をきちんと見られていないし、どちらかと言うと、彼女を元とした“妄想の人物”に恋しているとも言えます。さらに、自分を必要としてくれる人を失うことを怖がっています。そういう意味では、自己重要感を得るために、彼女に依存しているとも言えます。Tさんがこの恋を止めるために言ってしまいますが、彼女もTさんのことを愛していないですよ? 彼女が愛しているのは自分だけ。いや、自分のことも愛せていないから、人から愛をもらうことで自分の存在意義を感じたいんでしょうね。本当に人を愛するというのは、相手のズルさに目をつぶることではありません。さらに不倫のように、自分の存在で相手にズルい行為をさせてしまうのも、愛がある行為とは言えません。もし本当に彼女のことを愛しているのであれば、むしろ別れることを薦めます。そうなったとき、彼女も少しは自分の愚かさに気付くのでは? ▼あなたの恋のお悩み&エピソードを教えてください!・ コラムニスト・ひかりの『恋愛お悩み相談』募集中
2014年10月01日