つまり、私は、自分が新潟生まれだからこそ、彼を好きになったので、そこをなくしてしまってはそもそも恋してないかもしれないのです。
しかも、私は新潟生まれだからこそ、東京の彼に「東京生まれって素敵ですね」「すごいです」と心から言えるかもしれません。すると彼は「俺ってなんかすごいのかも」と思ってくれるかもしれませんし、心から称賛する私を好ましく思ってくれるかもしれません。
コンプレックスは憧れに変換
つまり私がコンプレックスに思っている(というのは仮ですが)、「新潟生まれ」という事実は、「彼を好きになった」そもそもの原動力であり、彼とうまく行くための属性であると言えるのです。だから、あなたが好きな男性と自分を比べて「こんなところ」と思うようなコンプレックスがあるとするならば、卑下する必要はないのです。むしろ、その点をこそ大切にしてほしいと思うのですね。だってコンプレックスがあったからこそ、彼と出会ったのでしょうし、彼を好ましく感じたのだから。 コンプレックスは絶対に「自分を卑下する材料」にしてしまってはいけません。
そうではなくて、「素敵な男性を見つける武器」と考えて、「好き」という自分の心の声に素直になって、思うとおりに行動すればいいのです。