たとえば新入社員が会社の上司にタメ口で話すとかね。どうしてタメ口になるのかっていうと、自分のほうが上だと思っているから。仕事の面ではまだ入ったばかりだからうまくできないとしても、年が若いという点では自分のほうが勝っている・・・・・・とかね。
本当のことを言ったら、年齢だって仕事のスキルだって何も関係なくみんな平等なはずなんだけど、世間ではまだまだお互いの上下関係を意識している人が多いから、そういう中に入ってタメ口を使っちゃうと嫌がられちゃうんだね。
■3.相手のことを想像できない
タメ口を嫌がる人に対してでもタメ口で話しかけてしまうってことは、相手のことを想像できないってこと。「○○と言ったら相手は○○と思うかな・・・・・・」とかが考えつかないんだね。
相手の受け取り方を度外視して自分の言いたいことを自分が言いやすいように言ってしまう。これはタメ口だけではなく敬語ばかり使う人についても同じだよ。
常に敬語のとても丁寧な人に見えるけど、相手側からするといつでも気が抜けなくて疲れちゃったりもする。だけどそんな相手の心労に配慮できず、敬語のほうが話しやすいという自分側の都合でずっと堅苦しい話し方になっている人は、相手の立場を想像できないんだ。