若い女子に取材をしていたら「恋愛のコスパ」について彼女たちが敏感になっていることに気づきます。コスパ、コストパフォーマンス、つまり費用対効果。この彼にこれだけのデートの時間を割いたのだから、これくらいの「成果」は手に入れないと・・・・・・というようなことを考えている女子がいるということです。
女子は男子に比べて現実的な生き物だから、まあこういうことを考えるんだろうなと思います。結婚となれば、もっとコスパに敏感になるはずです。実家の経済レベル以下の暮らしはしたくないから、それなりに年収のいい男子としか結婚したくないとか、いろいろなことを考えるはずです。
でも、結婚のことはさておき、こと恋愛となると、コスパに優れない恋のほうが長持ちするものです。
■恋愛の「意味」とは?
恋愛とは、相手のことを想い煩う(わずらう)という意味です。
つまり、相手のことを想い、相手になにかをしてあげたいと思い悩む・・・・・・こういう心の動きが「恋愛」です。
さらに言えば、費用対効果を考えつつ、相手からなにかをもらうことが恋愛ではなく、じぶんが相手になにをしてあげたか、というのが、本当は「恋愛のすべて」です。
矢印は双方向にあるのではなく、一方通行ということです。