それと、電話の向こうで何か用件を作ろうとして話をしようとしている姿が見えるとかわいくて堪らないんですよね。」
たしかに。
「あれどうだった?とか、へー!とか、別に今話さなきゃいけないようなことじゃないのに一生懸命話してるとこ感じると”声が聞きたかったのかな?”てうれしくなるですよ。そういう恋の始まりがいいですー」
たしかに。「でも、電話がきて”お??”て嬉しくなる時点で、すでに恋が始まってません?」
マユハさんの言いたいことがわかった気がしてあえて声にしてみる。
「........やっぱりそうですかね?」「はい(笑)」
「私、好きな人できたかも(笑)」「良かったですね!」
恋の始まりって、自分が相手を気になっていることはわかっても、この気持ちが「好き」てことなのか、ただドキドキしちゃってるだけなのかわかりにくい。
あまりにも簡単にドキドキしちゃうと「私、惚れっぽい?!」なんて不安になることもあったりして。「あの人を好きになった」て、なんだか簡単には言えないこともあったりして。
でも「好きだ」と思える相手にたくさん出会えることって胸を張るべきことだし、友情でも恋愛でも誰かを「大好きだー!」