このころは、一人の相手との関係性を深めるよりも、何人と経験できたのかに重きが置かれるようになります。二言目には「で、どうだった?」と聞かれます。
■大学生3年生から4年生あたりからが分かれ道
このあたりから、精神年齢の高い子だと「何人もの女の子と遊んでも虚しい」と気づく人間がポツポツ現れます。早くもゲスい恋愛観から脱却する男性もいるのですね。
しかしそういう早めに達観してしまった人は「クールなやつ」という印象で隅に追いやられます。一方で、一番上の学年という権力を使い倒して後輩女子をハントするゲスい男性たちが幅を効かせるようになります。
ここまでは、ヤリチンが童貞を見下し、周りの「そういう上下関係に興味ないやつ」が見ている、という図式が取り巻くのです。
しかし、社会人になるとこの力関係がひっくり返ります。
■社会人1年目から4年目ぐらいまで
大学生まで築きあげられたヒエラルキーは、社会人になると一旦リセットされます。なぜなら社会人全員がもれなく「仕事ができない俺」という現実を突きつけられ、プライドがズタボロにされるからです。
そこまで保っていた自尊心が、粉々に砕かれて行くのがこの時期です。