でも、そんな「誰かのため、誰かに認められるため」という思いが目標になっている自分磨きは、残念ながらあんまりうまくはいかないのです。
■「他人軸」から「自分軸」へ切り替えてみよう
では、それはなぜなのでしょう?上にもお書きした通り、彼のためとかモテるためにする自分磨きには「誰かのため、認められるため」という気持ちが隠れています。つまり、自分磨きが「他人軸」になっているんです。
「他人軸」とは、自分の行動や考え方の動機が「他人」にある状態のこと。他人軸では、「自分がこうしたいから」何かをするのではなく、「あの人にこう思われたいから」とか「こうしないとまわりから変に思われるから」と、いつも他人を気にしながらものごとを判断することになります。そして、他人を軸として判断したり行動に移したものごとは、ほとんどの場合うまくいかないのです。
自分磨きも例外ではありません。「彼に好かれるために」始めたお料理は、彼がいなくなってしまったら、もしくは彼の愛情がありのままでも十分だと感じたら、続ける必要はなくなります。
「モテるために」ダイエットを始めても、痩せたところで本当にモテる保証はどこにもありません。