離婚を防ぐ! 弁護士が教える"結婚前にしておくべきこと"<借金編>
そもそも、金銭感覚やお金の使い方は夫婦間での信頼にも大きくかかわる問題で、離婚の原因になることもあります。できるだけ、結婚前に相手の信用情報を確認しておくことをおすすめします。
個人信用情報の管理は、主に3社で行われており、クレジットカード・信販会社などを管理するCIC、銀行系を管理する全国銀行個人信用情報センター、貸金業・クレジット会社などを管理する日本信用情報機構があります。
自分の情報開示をしてもらうことができるので、お互いに個人信用情報をとって見せ合ってみてはいかがでしょう。借金があるのか、どのようなお金の使い方をしてきた人なのか、ちゃんと確認することが大切です。忘れがちですが、奨学金や携帯電話などの分割払いも、滞納すると信用情報に傷がつきます」
●もしカレが借金をしていたら?
――もし、借金があることがわかったら、どうすればいいですか?
「結婚前に、弁護士に依頼して債務整理を行っておきましょう。債務整理には、大きく分けて、3つの方法があります。1つは、債務を減額したり無理のない返済プランに変える『任意整理』、もう1つは、支払不能のときにする『自己破産』、裁判所の関与のもとで住宅ローン以外の債務を減額し、原則として3年以内に返済することでマイホームを手放さずに生活の再生をはかる『民事再生』。