離婚したいのに配偶者がトンズラ! その心理と打開策を弁護士が解説
離婚は結婚以上に悩むもの。いざ決断したとしても、時間が経つに連れ気持ちが変わることも多いですよね。しかし離婚は配偶者との話し合いで決まるものであり、相手がその気持ちを受け入れるかどうかはわかりません。
そんな状況で、離婚が決まっているにもかかわらず届けを出すことを拒否し、音信不通になることもあると聞きます。一体どんな心理で不通になってしまうのでしょうか?銀座さいとう法律経済事務所の齋藤健博弁護士に聞いてみました。
音信不通になる心理とは?
齋藤弁護士:「離婚自体を迷っている、というより、精神的に疲れる、また、責められると感じる方が多いように思います。離婚問題が顕在化すると、主張が先鋭化するので、ある意味で精神的にすり減ると感じる方が多いです。
実際、なにか非違行為があったとしても、それを反省する弁を述べる方はあっても、心から反省しているのかどうかがみえないのが人間でしょう。
そして、正面から正論を言われてしまうと、ある種抵抗するのも人間の性なのかもしれません」
音信不通になる人は迷いよりも、現実を直視したくないという人のほうが多いようですね…。少々情けないような気もしますが、それが現実ということでしょうか。