「もう、大変な思いをしなくていい」ベビーカーのまま入れる“設置型授乳ブース”が東京駅の地下1階に設置された理由
宮城県のプロジェクトとは
ーーー宮城県のプロジェクトはどのように知りましたか?
●中塩屋さん:まずは自分の理想に近しいブースを作っている企業がないか、授乳室などのワードをしらみつぶしに検索しました。
そして宮城県内で試験的に運用していた『みやぎ・どこでも授乳室プロジェクト』にたどり着き、この授乳ブースの販売をさせてもらえないかと直接交渉。
その後、製作を担当された木材会社を紹介してもらい、何度か打ち合わせを重ね、ようやく自身の理想に近いプロジェクトの展開につながりました。
その時は、素直に「嬉しい!これだ!」と思いましたね。
今後のBabypekoについて
ーーー今後の展望はどのようにお考えですか?
●中塩屋さん:施設側に負担をかけたくないため、広告収入を導入しました。
授乳スペースの設置を無料で行っていただけるので、スピード感をもってどんどん全国に展開していきたいと思っています。
また、授乳スペースをカスタマイズできるようにしていきたいです。
利用者や施設側の要望に合わせて、壁面の色やデザインを調整し、安心できる空間を提供したい。
ママやパパがほっこりする色合いや、お子さんにも楽しんでもらえる絵本のようなデザインを取り入れ、居心地のよい授乳スペースをお届けしたいです。