一夫一妻の哺乳類は5%未満!人が「不倫する理由」を科学で解明
しかし、そのような活動の最中に別行動をとるとオスメスともに浮気をすることがあるといいます。四六時中一緒にいないと浮気を防ぐことができないのです。
メスは本能的に、いまの相手よりも免疫力が高い「いい遺伝子」を持つ相手がいれば、それを取り入れようとします。
オスはいい遺伝子の象徴として、美しい羽や長い尾羽をアピールします。動物は自分の遺伝子を滅ぼさないために本能的に行動しているというのです。
これは動物学的には「不倫」ではなく「浮気」といえるでしょう。
オスは射精しても比較的早く精子が回復するため、数を撃ってチャンスを追求する傾向にありますが、メスは妊娠・出産・子育てに年単位の時間を要するので、軽率に相手を選ぶわけにはいきません。
だからこそメスはいい遺伝子を見極めることが重要で、浮気であろうと夫より質のいい遺伝子がほしいというのが本能なのです。
■2:現在の不倫は「個人」によって罰せられる(宗教学)
日本では第二次世界大戦が終わるまで姦通罪が存在しました。これは「夫のいる女性」と「その女性と性的関係を持った男性」に適用されるもの。
当時の日本は家父長制が強く、男は妻の面倒を最後まで見る義務があるとともに、妻は夫の財産としての扱いでもありました。