ananwebがお届けする新着記事一覧 (161/243)
幸運を呼び込むためには、どこかのタイミングで、身の回りのものを新調することが大切と言えます。そこで今回は、夏の間に「新調しておくといいモノ」を12星座別にご紹介します。おひつじ座……紺色のキーケース勝負事を控えているおひつじ座は、キーケースを新調するのがおすすめです。紺色を選ぶと、慎重さと冷静さを手に入れられるでしょう。新調する時期は9月前半ごろが良いタイミングです。おうし座……天使の装飾が施された写真立て天使の装飾が施された写真立てを取り入れると、対人面で良いことがありそうです。自室に飾ればさらなる開運効果が期待できるでしょう。できれば、天使が対になっているものを探してみてください。購入のタイミングは8月の3のつく日がおすすめです。ふたご座……レモン色の下着ふたご座は下着を新調すると、物事を前向きにとらえる楽観性やエネルギーが高まりそうです。レモン色で、リボンなどのモチーフがついているものが理想的。購入するのに適したタイミングは、8月の8のつく日です。かに座……カエルの置物カエルの置物を購入すると、無理なくコツコツと貯蓄できそうです。キーホルダーのように、なるべく小さなものを選ぶと良いでしょう。玄関に2~3体置いておくのも吉。ベストな購入のタイミングは、9月前半頃です。しし座……レース調の扇子レース調の扇子を持ち歩くと、物事を客観的に見られるようになりそうです。貯蓄やくじなどの金運にも恵まれるでしょう。カラーは紺や紫などの落ち着いた色味がおすすめ。8月中旬ごろに購入すると良いでしょう。おとめ座……山吹色の通帳ケースおとめ座が金運をアップさせるには、まず通帳を大切にする意識を持ちましょう。山吹色の通帳ケースを新調し、そこに通帳を入れるのがおすすめです。山吹色以外では、ベージュに近い茶色も開運につながるはず。装飾が少なく、シンプルなものを選ぶのも吉。購入に適した時期は、9月の前半頃です。てんびん座……クリーム色のパジャマパジャマを新調すると、円満な人間関係を築けるようになりそうです。クリーム系の色味で柔らかな素材を選ぶのがおすすめ。好印象を持ってもらいやすくなり、あなたの味方が増えていくでしょう。購入のタイミングは8月後半が理想的です。さそり座……ワインレッドの名刺入れ名刺入れを新しくすれば、気の巡りを良くする効果が期待できます。スキルアップや仕事へのモチベ―ションが高まるかもしれません。品格を高めるワインレッドのものを、8月後半に購入するのがおすすめです。いて座……柔らかめのスマホケース9月前半に柔らかい形状のスマホケースを新調すると、良い人間関係を築けそうです。高価ではなくてもいいので、お気に入りのものを探してみましょう。カラーに迷ったときは、薄いピンク系を選ぶのが吉です。やぎ座……鳥モチーフのしおりこの夏にモノを新調するなら、7のつく日に鳥モチーフのしおりを購入するのがおすすめです。鳥モチーフのしおりを使ってお気に入りの本を読むと、知性と判断力がもたらされるでしょう。カラーは水色ベースが吉。友人関係にも良い影響があり、充実した日々を過ごせそうです。みずがめ座……黒色の定期入れ8月の5のつく日に定期入れを新調すると知性が高まり、どんな状況にも臨機応変に対応できるようになるでしょう。なかでも、重厚感のある黒色の定期入れがおすすめです。移動するのが楽しみになるような、遊び心のあるデザインを選ぶのも良いでしょう。うお座……花柄モチーフのポーチうお座がモノを新調するなら、9月の2のつく日に花柄モチーフのポーチを購入してみてください。華やかな花柄モチーフのポーチを持ち歩くことで、素敵な恋へと導かれるかもしれません。仕切りのついているものや、明るめのカラーを選ぶと良いでしょう。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©Cavan Images/Westend61/gettyimages文・脇田尚揮
2023年08月04日役者、映画監督、ショップ運営などいくつもの顔を持ち、映画とともに旅をして、街に滞在しながら映画を届けるなど、さまざまなスタイルで宣伝活動をしてきた須藤蓮さん。文化そのものに垣根はなく「映画をツールに人々が希望を持つきっかけを作りたい。社会を元気にしたい」と語る。この、業界を意識しないエキセントリックな活動こそ、これからの映画界の、そして日本の未来までを変える可能性を秘めているのかもしれない。若手を“結んで”才能を“開く”映画監督。須藤蓮さんが監督デビューしたのは、主演作でもある自主企画映画『逆光』(’21年)。脚本は、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』など数々のヒット作を手掛けた渡辺あやさんだ。公開予定の映画『ABYSS アビス』は渡辺さんとの共同脚本で、監督と主演も務めている須藤さん。役者業だけにとどまらずに活動を続ける背景には、独自の野望がある。「絵も文章も写真も下手で、ギターを始めるもすぐ挫折。独特なファッションセンスがあるわけでもなく、何かを表現することが得意ではなくて。そんな僕の唯一の成功体験が、大学受験でした。“勉強してお金を稼いで認められたらいい”という価値観を持ちながらも、一方でその価値観の脆弱さにも気がついていて。その間で葛藤する苦しい日々でした。ただ、やはりどこかで、自分の中で押し殺していた“表現”への強い憧れがあったんだと思います。役者だったら、もしかしたら体一つで表現に関わることができるかもしれない。そう思って、この世界に飛び込んだんです」そんな時に出合ったのが、オーディションで主演に選ばれた京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』。この作品への参加が須藤さんの価値観を一変させた。「ある学生寮の存続をめぐる話なんですが、役者はもちろん、一本のドラマに本気で挑む作り手たちの情熱や仕事ぶりがカッコよくて、現場を心底楽しいと思いました。そのうち、この作品が社会をどう変えていくかに興味が止まらなくなり、自分の仕事を放り出して、一人でこの作品の宣伝を始めたんです(笑)。“このままアーカイブにするのは嫌だ”という僕の想いに賛同してくれたのが、脚本の渡辺さんや音楽の岩崎太整さんで、その後、映画化の実現にこぎつけました。この経験によって僕のエネルギーが解放され、『ABYSS アビス』の脚本を独学で執筆。渡辺さんに見てもらっては『全然ダメ!』と直されたものが送り返され…を約1年繰り返して、やっと書き上げた作品です」渋谷を舞台にした『ABYSS アビス』の撮影はコロナ禍によりストップ。それでも何か一本映画を作りたいと、持続化給付金を持ち寄り、尾道を舞台に撮った作品が『逆光』だった。「芝居だけで満たされることはなく自分を持て余していた僕は、主演と監督にも挑戦。そうしたら、ロケハンして衣装を決めて、カメラワークを考える毎日が楽しくてしょうがなくて。初めて自分が満たされて、全身の細胞が沸き立つ感じがしました。完成後は宣伝活動で地方を回り、ある大学の寮では壁に紙でスクリーンを作って上映し、岐阜県では夏祭りを開催したりも。なぜそこまでするのかというと、映画を観てもらうだけでメッセージを伝えられるのは素晴らしいとは思うけど、僕はそれでいいとは思えなかったから。映画を作ってゴールではなく、完成作を届ける過程までが映画制作だと考えているんです」自ら監督、配役、役者、宣伝までする理由は「若者が明るい希望を持つ転機は必ずあり、映画を通じて探している」から。「社会全体が進むべき道を失いつつある中、映画業界の未来も明るくありません。そして、同世代の若者たちは、衰退が進む社会の中で希望を持てずに、何をやってもダメなのでは…と自信を喪失している。でも僕が映画を撮れたように、何かのきっかけで大きな爆発を起こすようなポテンシャルはみんなの中に眠っているはず。僕がした経験を同世代にも経験してもらいたいし、映画業界だけではなく日本全体を元気にしたいんです」自らの経験をヒントに、最近、未来へのビジョンがやっと見えてきたという。「例えば村上春樹の小説を読んでいる時、フィッシュマンズの音楽を聴いている時、ウォン・カーウァイの映画を観ている時など、抽象的な世界観やムードにトリップさせられる瞬間は誰にでもあると思うんですが、昔から僕にとってそれがすごく気持ちがいいもので。その快感への“没入”にこそ、幸せを感じてきたんです。そして、だったら自分でその感覚を作ってしまいたい、と思うようになった。手段は、いろんなカルチャーと接点のある映画やドラマなどの映像であり、もしくはインスタレーションのようなものかもしれませんが、没入できる空間を作った上で、エネルギーを解放させるまでが大事。つまりこの“没入と解放”こそが、僕のやりたいことだと思いました。そのために、引き続き作品をひっさげて地方を回り、体験やトークなど何かしらの空間を作っていくのはもちろんのこと、面白い仲間たちと各地を回り、可能性に満ち溢れたエネルギーフィールドを作っていきたい。集まった人が可能性を“浴びて”俺たちもやれる、という“元気玉”みたいなものを手にして、一気に自分を解放してほしいから。希望あるじゃん、自由でいいんだ、というある種の“解放運動”ですよね。それができれば、きっとみんなが元気になって、社会も自然と変わっていくんじゃないかな」これからは役者ではなく、監督として歩み続けたいとも話す。「目立ちたがり屋だけど、役者をやらなくても、普段からカッコつけていればその欲は満たされる気がしていて。制作側にいながらも、たまにはイベントで前に立つと思いますけど(笑)」これまでの活動の一部をプレイバック!社会や自身の環境にもがく若者たちを描いたラブストーリー、映画『ABYSS アビス』の撮影風景。「撮了の1年後に自腹で再撮影をし、編集もし直して、完成までに4年以上かかりました」須藤さんが都内で運営する『FOL SHOP』は今年4月オープン。古着などの販売、イベントや上映会も行い、若者交流の場としても機能。「古着は、映画の衣装担当のスタイリストさんが海外で買い付け」映画『逆光』をひっさげて、地方を回り宣伝活動を行った須藤さん。「まさに“没入と解放”の瞬間。映画を作るだけでなく、一つの場所にみんなが集まり、エネルギーを生み出す空間を作るのが楽しい」すどう・れん1996年7月22日生まれ、東京都出身。大学在学中の2017年に俳優活動開始。翌年、京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』に出演。映画『逆光』で監督と主演を務め、渋谷シネクイントにて9/15公開の映画『ABYSS アビス』では、監督・脚本(渡辺あやさんと共同)・主演を務める。※『anan』2023年8月9日号より。写真・森川英里スタイリスト・高橋達之真取材、文・若山あや(by anan編集部)
2023年08月04日高校2年生でプロになり、現在21歳という若さながら数々の大会で優勝記録を打ち立てている世界屈指のゲーマー、Zackrayさん。人気格闘ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』で魅せる圧巻のプレイスタイルは華麗かつダイナミックで、見るものを圧倒する。「プロゲーマー」という職業に誇りを持ちながら、アメリカやフランスをはじめ国内外の大会に出場。時にはテレビ出演なども行い、eスポーツの裾野を広げている。圧倒的鍛錬と研究。魅せるプロゲーマー。任天堂の格闘ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下『スマブラ』)は、他の格ゲーと一線を画す人気シリーズだ。最大の魅力は、『スーパーマリオ』のマリオや『ゼルダの伝説』のリンク、『ポケットモンスター』のピカチュウといった名作のキャラクターが各作品を飛び出し、フィールド上でバトルを繰り広げること。どのキャラも愛らしくポップで、「敵を場外にふっ飛ばせば勝利」というルールも個性的。こうした独自システムが世界中から愛され、『DX』『X』『for Nintendo 3DS』『for Wii U』『SPECIAL』とシリーズ化されてきた。その『スマブラ』を主戦場に、国内外の大会で幾度も優勝を重ねる実力者が、プロゲーマーのZackrayさんだ。参戦したのは2017年、高校生の頃だった。「最初はプロゲーマーになることは意識せず、面白いからやってるだけだったんです。でもオフ(オンラインではなく、実際に対面で対戦する場のこと)に行ってどハマりしてしまって。新キャラが出たら勉強して、部活みたいに必死でした。みんな自分が一番になるために本気で取り組んでいて、もはやスポーツ。相手と真剣に向き合う格闘ゲームは、『スマブラ』に限らず魅力がありますね」3兄弟で、ゲームが身近な遊び道具だったZackrayさんは、『スマブラ』をやり込んでいた高校2年生の頃、eスポーツチーム「GameWith」から声をかけられ、プロゲーマーの道へ。高校生には相当大きな決断だったのでは。「そうですね。ただ昔からやりたいことが多いタイプじゃなくて、大学も一応行こうかな、という感じだったんです。本気で取り組むものができたなら、進学するよりプロを選ぶメリットのほうが大きいと思って。例えば海外の大会に興味はあっても、高校生の立場では金銭的にも時間的にも難しい。それが、プロになれば海外に行けるんですよ。これは大きかったですね」高校生で初の海外遠征を経験し、アメリカ・カリフォルニアで「Genesis 6」へ出場。Zackrayさんは5位という結果を残し、日本人唯一のベスト8入りを果たした。「現地では目の前のことで精一杯でした。基本的に自信をもって臨むようにはしてますけど、本当は自信があるほうでも本番に強いタイプでもないので。そういう時は気合です(笑)」2018年には日本eスポーツ連合が発足。年々プレイヤー人口も増え、eスポーツを取り巻く環境は活気づいている。各大会で名を轟かせてきたZackrayさんは、近年の盛り上がりをどう見ているのだろう。「コロナ禍を経てプレイヤー人口も視聴者も増え、eスポーツ自体が認知されてきた気がします。『スマブラ』は任天堂公式大会がなく、いずれも非公式大会ですが、そのほとんどが1000人規模の参加者を誇ります。eスポーツ全体がいい状況にあるんじゃないかと思います」ネットコンテンツが身近な昨今、配信を通じてYouTuberに次ぎプロゲーマーも子供たちの憧れの存在になっている。「ありがたい話ですよね。リアルスポーツだと高校生と大人が一緒にプレイする機会も、2~3年で第一線級になることも少ないですが、eスポーツは10代前半から競技に出られます。悪く言えば浅いけど、競技人口も増えやすいし気軽に目指せるのが良いところなんです。ただ職業というにはまだ心細いかなという思いはあります。普段の活動も不透明ですし」確かに謎の多いプロゲーマーの生活。一般的にどんな一日を過ごしているのだろう。「日本だとゲーム配信をしている人が大多数です。僕も頻度こそ多くはないですがたまに配信をして、1日1本の動画もアップしています。基本的には起きてから寝るまでずっとゲームをやってますね。『スマブラ』は仕事でもあるので、ひと通りやって疲れたら息抜きに他のゲームを触る感じです。少し前は『スプラトゥーン3』、最近は『League of Legends』ですかね」では、Zackrayさんがプロになって変わったことは?「大きく変わることはなかったように思います。ただ、僕も年月を重ねて、最近は見てくれる人のことを考えながらやっていこうと思うようになりました。普通に考えればプロになった時点でそうするべきなんですけど、当時は余裕もなくて」昨年は5対5のチーム戦を行う『ポケモンユナイト』にも参戦。チームプレイとなるとまた違う感覚が必要になりそうだ。「違いますね。自分だけの責任じゃないという緊張感もありますし、一人なら負けても『悔しい!』で済みますが、チームだと申し訳なさがすごくて。ケンカしたこともあったけど、勝った時の喜びは大きかった。本当にいろんな感情がありました」現在、プロになって5年目。実はeスポーツプレイヤーはリアルスポーツに比べて引退が早いともいわれている。Zackrayさんは今後の展望をどのように見定めているのだろう。「モチベーション次第だと思います。年々反応速度が遅くなるといわれていますけど、人によるでしょうし、急激に老いることもない。体を使うわけじゃないからゲーム内で動けなくなることもないですしね」今後も、引き続き大会への参加は行っていくという。「3年ほど前はできるだけ経験を積みたくて、月イチくらいでできるだけ出ようとしてました。今は数多く出るよりは、出場を絞ってやっていこうかなという感じですね。そのほうがやりやすいかなって。半分くらいは気分なんですけどね」ザクレイ2002年、東京都生まれ。プロゲーマー。’17年『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』の大会に参戦。2019年にはカリフォルニアの「Genesis 6」、デトロイトの「The Big House 9」に出場。’22年に「GameWith」から「DetonatioN FocusMe」の所属に。※『anan』2023年8月9日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・MIZUHO(VITAMINS)取材、文・飯田ネオ(by anan編集部)
2023年08月04日「血液型選手権」で有名な御瀧政子先生の血液型占いです!8月7日~8月13日の運勢を血液型別にお伝えします。いますぐチェック!8月7日~8月13日の運勢【#anan血液型占い】心理研究家、スピリチュアルクリエイターの御瀧政子先生による血液型占い。あなたの8月7日~8月13日の運勢は?ズバリ、診断します。【8月7日~8月13日】血液型ごとの運勢プチまとめA型総合運明るく前向きに過ごすとGood!明るく堂々と振る舞うことで、あらゆる物事がよりスムーズに進むでしょう。仕事運は、ハードスケジュールに苦しむ可能性あり。金運は前期から一転、好調の波。健康運は、自分の元気さや若々しさを過信しないほうが良さそう。美容運は、目の下のクマと肌荒れが心配。十分な睡眠と正しいスキンケアで乗りきりましょう。B型総合運人と比べる必要はないはず全体運は、穏やか。ただし、嫉妬の感情に振り回されると一気にダウン。仕事運は、ハードワークを強いられている人に明るいきざし。金運は、予算オーバーが心配。健康運は、散歩や簡単な体操など、ゆるめの運動を日々続けることが開運のヒケツ。美容運は、目ヂカラを高めることで運気アップ。アイライナーとマスカラにこだわって。O型総合運物事を計画通りに進めて計画どおりに動けるか否かが吉凶を分けるポイントに。行き当たりばったりは今期に限ってはNG。仕事運は、自分の知識や技能を生かすことで開運。金運は、収入や貯蓄額の増加に期待がもてるとき。健康運は、中程度で安定。美容運は、内面を充実させることがポイント。趣味の時間&癒やしの時間をしっかりと確保しましょう。AB型総合運小さな一歩でも前に進めばOKこの時期物事がうまくいかないとしたら、まずは一歩前に進めればそれで良しとして。仕事運は、これまでの努力が評価される暗示。金運は波があるため、守りの態勢でやり過ごすのがベター。健康運は、ほどほど。「デトックス」を意識することで運気アップ。美容運は、美白の集中ケアが吉と出るとき。監修:視聴者1千万人超の実力!各界セレブも心寄せる”天眼”御瀧政子ミディアムカウンセラー・占術心理研究家で、フジテレビ『とくダネ!』血液型選手権の監修でもおなじみ。シリーズ累計55万部を突破『血液型』シリーズを始めとする74冊の著書を持つ、幸せと成功へのナビゲーター。占い監修・御瀧政子
2023年08月04日登山を楽しむ人が増えているからか、雑貨界も山ブーム。アウトドアグッズに、雄大な景色をモチーフにした雑貨など山にまつわるユニークなアイテムを幅広くセレクト!ギフトにもぴったりの“食べるジオラマ”に注目!実在する日本の山々を、各地の特産品を使って忠実に再現した「山菓子」が話題の和洋菓子店から。こちらは手のひらサイズのボンボンショコラ。雛山セット(5個入り)¥3,780(小楽園 TEA SALON&BOUTIQUE)宇宙から撮影した地球の色が、クレヨンに!富士山やキラウエア火山など、衛星写真に写った山の色を採用した「山のクレヨン」。地球の美しさを改めて感じさせる12色が揃う。同シリーズで「海のクレヨン」も。¥2,420(スカパーJSAT)伝統工芸と山道具をつなぐプロジェクトから。仏壇に用いられる雲の形状から着想を得た「ヤマテーブル」は、アウトドアで活躍。天板とスタンドを別々にすれば、プレート+小物置きとしても使える。W25.5×D13×H6.5cm¥11,550(山×ものづくり/うなぎの寝床)アウトドアソックスには珍しい、繊細なデザイン。足首部分の高山植物柄が愛らしい登山用ソックス。ナイロンなどを混紡したメリノウール素材で、通気性に優れ、ふかっとした柔らかな履き心地。やや薄手なので、日常使いもしやすい。¥4,620(高山植物図鑑)クラフト感溢れるトランプを、山の旅のお供に。山伏であり、イラストレーターで文筆家でもある坂本大三郎さんが彫った、版画が印刷されたトランプ。葉っぱやたぬきなど、山にまつわるモチーフが心を和ませてくれる。¥1,320(パピエラボ)※『anan』2023年8月9日号より。写真・多田 寛スタイリスト・官野亜海文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年08月03日瞬時にコーディネートの鮮度を上げてくれる個性派や、いち早くチェックしたい別注やコラボアイテムなど。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!テンプルに10個のピアスが輝く、ジュエリー感覚のコラボサングラス。独創的なアイウェアで人気を集める韓国ブランド『ジェントルモンスター』とパリのジュエリーブランド『ディヘラ』のコラボ。ピアスは単体で使っても。¥41,800(ジェントルモンスター/エム TEL:03・6721・0406)かわいさと大人っぽさを両立できるメタリックドレス。ラッフルスリーブや大胆な柄が華やかなドレスは、立体的なシルエットもポイント。スクエアネックが印象を引き締め、甘くなりすぎないのも嬉しい。¥63,800(バウム・ウンド・ヘルガーテン/S&T TEL:080・2397・2676)裾に揺れるマクラメの装飾が着こなしをドラマティックに演出。襟付きシャツにツイストを加えた個性派。ショート丈なので、肌見せやレイヤードを楽しみたい。色違いでホワイトやライムなど全4色が揃う。シャツ¥28,600(ユートリーク/テン プランニング TEL:03・6438・9007)ボリューミーながらも軽快!厚底ブーツをスタイリングの主役に。鮮やかなブルーと力強いチャンキーソールが、モダンな装いに導くニットブーツ。クッション性に優れ、見た目に反して履き心地は軽やか。ヒール高6.6cm¥42,900(カンペール/カンペールジャパン TEL:03・5412・1844)『RHC ロンハーマン』10周年のスペシャルな別注アイテム。アメリカの老舗ワークウェアブランドに別注。ボディに施されたワッペンの中には、10周年を祝うオリジナルデザインも!デニムジャケット¥31,900(ペイデイ フォー RHC/RHC ロンハーマン TEL:0120・008・752)※『anan』2023年8月9日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年08月03日気になる男性が、自分のことを恋愛対象として意識してくれているのか知りたい…という人も多いでしょう。好意を持っている女性に対して、男性は何らかのサインを行動や態度で示しているものです。そこで今回は、男性の「本気サイン」を見極めるポイントについて紹介します。適当に「流さない」「気になる女の子の相談には、やっぱりちゃんと向き合いますよね。雑に扱うようなことは絶対にできないです」(30代・男性・調理師)あなたの行動や話に対してどのような対応を見せるかで、あなたへの思いがわかることも。どんなことであれ、本気で好きな女性が取った行動を適当に流しはしないはずです。真剣に心配してくれたり、しっかりと向き合ってくれることが多いのなら、きっとあなたのことを大切に思っているのでしょう。「時間」を作ろうとする「本命の女性のためだったら、多少は無理をしてでも時間を作りますよ。それよりも大事なことなんて、ほとんどないですから」(20代・男性・インストラクター)好きな女性と会うことができるのなら、頑張って時間を作り出そうとするでしょう。単に「忙しい」で済ますのではなく、忙しいなかでもなんとかして会おうとするのは、それだけ好意を持っているからです。また、短い時間でもいいから会いたいと言ってくるのは、あなたへの気持ちが抑えきれなくなっている証拠かも。話を「聞きたがる」「相手に興味を持つのは、それだけ好きだからっていうことだと思います。なんてことない話でも聞きたくなるのは、好意を持っている相手だけですね」(30代・男性・IT)好きな女性については、どんなことでもいいから知りたくなるもの。特に興味がある話題ではなくてもきちんと聞くのは、少しでも距離を縮めたいという思いもあるのでしょう。話を聞くだけではなく、男性がいろいろと質問をしてくる場合は、探りを入れている面もあるかもしれません。なんでも「関わろうとする」「本当に好きな女性には、積極的に話しかけたり、関わりを増やそうとしたりします。そうしないと、関係性は変わらないままなので……」(20代・男性・営業)まず接点を持とうとするのは、男性が気になる女性に取るアプローチの第一歩でしょう。よく話しかけてきたり、近くにいることが多かったり、仕事をフォローしてくれたり…。いろいろなかたちであなたに関わろうとする姿勢が見られるのなら、仲良くなるきっかけを作ろうとしているのかもしれませんね。あなたに強い関心を示してくれる男性は、あなたのことが気になっている可能性が高いです。そのサインを見逃さずに、あなたも興味を示すことができれば、ふたりの仲は一気に深まるはずですよ。©Halay Alex/Ground Picture/shutterstock文・山田周平
2023年08月03日ハタから見ると、今すぐ別れた方がいい恋愛関係ってけっこうあります。例えば、男性側に借金やモラハラ、浮気などのダメ要素があるケースです。しかしこうした男性に寄り添う女性は、なかなか別れを自分から決断できないことも多いです。その心には、いくつか共通点もあります。この記事では、代表的な3つの問題を取り上げながら、どうしたらダメ恋愛とケジメをつけられるかを考えていきます。借金や浮気モラハラも…“ダメ男”となかなか別れられない女性が抱える問題【おおしまりえの恋愛道場】vol. 234恋愛をしていると、いわゆる“ダメ男”と遭遇してしまうケースがあります。多くの女性は、自分にとって幸せとはかけ離れたダメ男の存在に、わりと早いタイミングで見切りを付けて次の出会いに期待をします。しかし中には、相手との関係をなかなか切れず、ズルズルと恋愛を続けてしまう女性がいます。ひと昔前なら「だめんずうぉーかー(ダメ男を渡り歩く女)」なんて呼ばれていたコトもあるこの手のタイプの女性達は、実は恋愛においていくつかの共通点があります。今日は代表的な3つの問題を取り上げながら、どうしたらダメ男との恋愛をスッパリ手放せるかを考えます。彼の良い部分を過大評価している最初に紹介するのは、ダメ男のいい部分を過大評価するあまり、「彼にもいいところがある!」となかなか別れを決断できないケースです。そもそも人間は、ギャップがあるほど良い部分を過大評価する心理が働くと言われています。見た目は怖そうな人がお年寄りに優しくしていると、思わず「いい人なんだ」と思ってしまうのも、この心理が働いているからです。こうした心の働きにより、ダメ男のことを高く評価し、なかなか「ダメ」をまっすぐに認められないケースを、筆者は多数見てきました。・普段まったく甲斐性がないんだけど、体調が悪い時に看病してくれた・モラハラっぽいんだけど、仕事はものすごく真面目に頑張っている・ギャンブル好きで借金があるけど、ご飯を作ってくれる家庭的な一面があるなどが、筆者が過去に見聞きしたダメ男達のエピソードです。もちろん看病してくれたり、仕事を頑張ってくれたりする良い面は評価すべき部分です。しかしそれと彼の悪い部分(ここでは甲斐性なしやモラハラ、借金など)を天秤にかける必要はありません。悪い部分だけを見た時、自分の幸せに必要なモノなのか。あっても許せる範囲のものなのかを、冷静に見定めていく必要があります。人間関係の縁切りがとても苦手人生20年30年と生きていれば、人との縁が自然と切れることもありますし、自分から縁を切ることを選択するときもあります。それは人が成長し、前進していく上で避けられないことです。ダメ恋愛を続けがちな人たちは、後者である「自分から縁を切る」という選択を取るのがとっても苦手です。・彼が傷ついたら悪い・別れた後にいろいろ面倒になったら嫌だから・大嫌いになったわけじゃないし(でも自分にとっては負担)・本当は別れを決断するようなことじゃないのかもしれない・もしかしたら関係が良くなるかもしれないし彼との縁を自分から切れない人の多くは、上記のようなことをよく口にします。心の裏側には、「自分なんて」といった、自分を後回しにするクセが発動しているケースも多いです。自己肯定感とも言い換えられますが、自分から別れを切り出せずズルズル関係を続けるタイプは、自分の人生や自分の負担よりも、相手にかかる「別れによる精神的負担」や「関係の変化によるストレス」を優先して考えてしまいがちです。その結果、自分としては負担が大きくなっているのに、なかなか「人間関係の損切り」ができないのです。こうしたタイプが抜け出すためには、常日頃小さいことから自分を1番に考えて行動するといったクセを意識するのがオススメです。・自分が何を食べたいか・今自分が何をしたいか・自分にとって不快なものは何かなどなど、自分を中心に物事を考え決める練習は、日常にあふれています。最初は「自分の意志とは?」と、分からないことも多いです。しかし繰り返すうちに、だんだんと感度が研ぎ澄まされていきます。こうした自分中心の選択を繰り返すうちに、彼との関係も自分がどうしたいかといった気持ちを中心に、決断がしやすくなるかもしれません。いつか相手が変わると信じている人間関係は、付き合う人次第で良くもなるし悪くもなります。「だから目の前の彼も、いつか変わる日がくるかもしれない…」そんな風に考え、いつまでも別れない女性がとても多いです。断言しますが、彼が女性にとっての「いい男」に変わる可能性は十分あります。が、そのタイミングがいつ来るかは、神様しか分かりません。もしかしたら、一生来ないかもしれません。ただ1つ言えるのは、人は誰しも「他人を変えることはできない」という、当たり前の事実があるだけです。女性側から見て、彼のためになりそうなことをアレコレ尽くしたとしても、それで彼が変わる可能性は高くありません。なぜなら、彼の問題はいつまでたっても彼が挑むべきものだからです。ここで1つ筆者が知っている事例を紹介します。A子が知り合った彼は、当時働きながら難関資格にチャレンジ中でした。ほどなくして2人は付き合い始めたそうですが、1年たっても2年経っても、彼は難関資格を取得することはありませんでした。それだけならまだしも、今度は転職したいと言い出し、同時に結婚の話も出たりして親族挨拶などが進むも、結局彼が決定打を避け、話しがそれより先に進むことはありませんでした。2人は4年半付き合いましたが、結局彼の資格取得は叶わず、結婚も転職も話が進まず、A子がシビレを切らして別れを告げました。そこから1年半後、A子は風の噂で彼が難関資格を取得したと聞きました。さらに3年後、資格を活かして独立し、結婚もしたと聞いたそうです。A子は「環境が変わると人が変わることもあるんだな」と感じたそうです。この彼が“いい男”になったのかは分かりません。少なくとも、資格取得や転職、結婚といった重要タスクを後回しするような男性ではなくなったことは事実です。A子は当時、彼をサポートするため、家賃分を負担したり、彼の人脈形成にプラスになりそうな人を紹介したりした時期があったそうです。しかし、彼の変わるキッカケはA子ではなく、別の何かにあったのです。この事例からも分かるように、人が変わるキッカケは、彼女(あなた)でないこともよくあります。だからこそ、「相手が変わるのを待つ」「相手をきっと変えてみせる」といった思考は持たないことをオススメします。ダメ男との恋愛でやりがちなクセについて、3つ解説しました。彼の人生は、あなたの人生とは別の物です。少し冷たいかもしれませんが、「彼と私の人生」とセットでいろいろと考える前に、「私の人生」をまず考え、彼との関係を整理していくことをオススメします。ここであげた考え方を参考に、ぜひいい人生と、いい関係を築いてくださいね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©nd3000/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年08月03日どんな人であれ、避けたいもののひとつやふたつはあるはず。そこで今回は、夏祭りの食べ物といえば何かにより、「あなたが無意識に逃げ出したいこと」がわかる心理テストをご紹介します。Q.夏祭りの食べ物といえば、あなたは何を思い浮かべますか?A:からあげB:焼きそばC:チョコバナナD:かき氷あなたはどれを選びましたか?さっそく結果を見てみましょう。この心理テストでわかるのは?「あなたが無意識に逃げ出したいこと」深層心理において“夏祭り”は、非日常的で楽しい時間や熱に浮かされて現実を忘れる時間を表します。そして食べ物は、あなたが嫌なことを忘れるためのきっかけを暗示するものです。そのため、夏祭りの食べ物と聞いてイメージするものにより、「あなたが無意識に逃げ出したいこと」がわかるのです。A:「からあげ」を選んだあなた……型にはめられることあなたはポジティブで、周囲を引っ張っていくのが得意なタイプと言えそう。そんなあなたが無意識に避けてしまうものは、決まった型にはめられることかもしれません。「こうあるべき」というルールを決められると、身動きが取りにくくなり、がんじがらめになってしまうようです。ルールに縛られた結果、いつものあなたらしさを活かせなかったり、世間体や体裁を気にしすぎたりする可能性が。ルールを守る真面目さも大切ですが、自分のやり方を尊重し、ときには型破りな行動をとることも必要と言えるでしょう。B:「焼きそば」を選んだあなた……自分のペースを乱されることあなたは周囲を盛り上げるムードメーカー的存在のようです。その場の空気を読み、明るい雰囲気を作るのが得意なのでは?その反面、自由気ままに行動するマイペースな人に対して苦手意識があるかもしれません。一度自分のペースを乱されると、いつものハツラツとしたあなたとは思えないくらいにテンパってしまうことも。ときには空気を読まずに、マイペースなやり方を貫くことも大切でしょう。C:「チョコバナナ」を選んだあなた……大勢の人の前で話をすることあなたは、急かされたりおだてられたりすることは好まず、人前で話すことを無意識に避ける傾向がありそうです。特に大勢の前で自分の意見を求められると、「発言に責任を取らなくてはいけない」といったプレッシャーを感じてしまい、思うように発言できないこともあるでしょう。どうしても人前で話さなければいけないときは、会話の内容ではなく話し方に意識を向けてみて。堂々とした態度で話せば、周囲を納得させられるはずです。D:「かき氷」を選んだあなた……コントロールされることあなたは人の思惑に敏感で、自分の行動を縛られたり支配されたりすることを好まないようです。そのため、自己中心的で押しつけがましい人との関わりを無意識に避ける傾向があるでしょう。はじめは「自分をしっかり持っていて素敵」と好印象を持っていても、親しくなるにつれてコントロールされているような気持ちになり、結果的に衝突し合って疲れてしまうことも。支配したがる人と関わらざるを得ないときには、相手に振り回されないように自分の意見をハッキリと示すことが大切です。おわりに「逃げる」と聞くとネガティブな印象を持つかもしれませんが、逃げるという選択肢を持っている分、自分の行動を自分で決められる柔軟性があるとも言えます。逃げ道を作っておくことは、物事をうまく進めるためにも必要なことかもしれませんね。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©Hisae Ina/gettyimages文・脇田尚揮
2023年08月03日絵の具やパステルを駆使したペインティング作品で注目の佐野凜由輔さん。幾重にも重なる色彩と型にとらわれない構図から放たれる得体の知れないパワーは、観る者のイマジネーションをぐっと広げてくれる。本格的に絵を志して6年ほどながらロックバンド〈King Gnu〉のアートワークや開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」のグッズデザインを手がけるなど、知名度も確実に上昇中。アート界のホープに迫る。独学で世界を目指す!気鋭の現代アーティスト。6月末、訪ねたのは長野県のアトリエ。広い倉庫に描きかけの作品や画材が並び、業務用の大型扇風機がフル稼働している。「ここは、夏は超暑くて冬は超寒い。修行ですよ」。佐野さんはそう言ってお茶と袋菓子を差し出した。「何でも聞いてください。アートのことは詳しくないですが(笑)」そう、佐野さんは専門的な美術教育は受けていない。地元・北海道の高校から、洋服が好きで文化服装学院へ進学したが、ファッションの勉強がしっくりこなかった。アートに興味を持ったのはそんな頃だという。「学校の図書館でバスキアの絵を観て、『なんだこれ、めちゃくちゃカッコいい!』とびっくりして。僕も子どもの時から絵を描くのはずっと好きだったし、いつかこんな作品が描けたらいいなと思うようになりました」それから少しして出合った、現代美術家の村上隆さんの大作「五百羅漢図」にも圧倒された。「文化の同級生は優秀な人が多かったので、何もない自分に引け目を感じていたところがあって。でも村上さんの五百羅漢図を観た時、息をのむほどの衝撃を受けたと同時に、自分にもできると思った。へたくそでしたけど、人と違う絵を描いてきた自覚はあったから」文化服装学院を卒業後、バイトをしながら自己流で制作を続けた。「今思えば、技術はもちろん、気持ちも中途半端だった」と佐野さん。「ニューヨークに行けば、どうにかなるかも」。そんな期待を込めて渡米し、つてを頼ってとある日本人画家の助手をしながら、アートの本場で3か月間過ごした。「その時の僕はキャンバスも知らないド素人。いろいろお世話して教えていただいて、しかもその方の作品が高額でバンバン売れていくのを間近で体験できたのは大きな財産です。僕の作品も見てくれて、はっきり『ダサいね』と(笑)。なんでそう感じたかも細かく言ってくれて、『ちゃんとキャンバスで作品を作ったら?』と」手ほどきと刺激を受けて帰国した佐野さんは、覚悟を決めて「えぐいほど描きまくった」。制作に打ち込む怒涛の日々のなかでKing Gnuのクリエイティブチームと出会い、ファッションブランドなどとコラボの機会を得て、活躍の場が広がった。描き方や技法は基本、独学。モチーフは初期から描き続ける「顔」のほか、身の回りで目についたあれこれ。SNSやユーチューブからもビジュアルや技法を取り入れ、さまざまなアーティストの影響を進んで受けながら、自分だけの表現を模索してきたという。「洋服のリメイクとかヒップホップのサンプリングとか、自分がやってきたことに近いのかもしれません。子どもの頃好きだったカートゥーンなんかも含めて、経験したものがミックスされて絵に反映されている気はしますね。まだ全然掴みきれてはいないですけど」佐野さんのすべての作品には、「ZOOM」と題するテーマがある。柔軟に制作に向かうために設定したというこの言葉は、展覧会のタイトルにも使われ、開催の度に「O」の数が増えていく。そして、ひとつの絵に抽象と具象が共存し、ペインティングやドローイングが混在する佐野さんの作品を鑑賞する際のキーワードにも。「近くで観るとよくわからない抽象画でも、離れると顔やモチーフが浮かび上がって、その逆もあるみたいな感じです。視点を変えるだけで物事の見え方や考え方は変わりますよね。それって人生そのものだし、絵と生活がリンクしている僕自身のことでもある。あとは情報過多な現代で自分の視点を大切にしたいという意味合いとか、いろいろ詰め込んでいます」本格的に絵を描き始めて6年余り。一見、順風満帆だが、壁にぶち当たることはしょっちゅうだそう。2年前、妻と共に長野へ拠点を移したことがひとつの転機に。「僕は人ごみが苦手だし、情報が多すぎると無駄なことを考えてしまう。今は自然に囲まれて、ノイズが少なくなりました。原点回帰というか、少しずつ色彩がダイナミックになっていい感じの余白も生まれて。表現の幅も広がって、いい流れになってきたなと」長野に来たのは大正解。でも、制作の悩みは尽きないとも。「ある作品がここ数週間うまくいかなくて闇落ちしていました。でも描き上げた目玉にパッと線を入れたら、ようやく見られるように。僕は一度構築したものを壊した時に良くなることが多いけど、そこに辿り着くまでが容易じゃない。ただ、時間をかけて筆を動かせばカッコいいものができるのもわかっている。そういう意味でも、制作に没頭できるこの環境が自分を鍛えてくれると思っています」作品が売れた時は死ぬほど嬉しいし、絵で家族を養えていることが本当に幸せと、佐野さんは衒いなく言う。最終目標は世界で認められること。そのためには、「なぜ描くのか」という根源的な問いや西洋美術の文脈と向き合うことも必要になると感じている。「正直、僕には作品を通して表現したいことや思いがないんです。自分が究極と思える作品を生み出したい一心なので。でも海外では、なぜこれを描いたか、社会的に何を発信したいかがとても重要と聞いて。僕の場合、いろいろ考えることがノイズになってしまうから、少しずつやっていくつもりです。とにかく今は作品を作りまくってテクニックとオリジナリティを磨き上げることを優先したい」今秋、故郷・札幌のモエレ沼公園で展覧会を開く。初めて自らプロデュースも手がけ、5m超の特大作品も展示予定という。「イサム・ノグチがデザインした公園だから海外の人にも興味を持ってもらえそうですよね。誰かひとりにでも響いたら、分岐点になるかもしれない。楽しみですね」アートのスタンダードの外で、もがきながら力のある作品をひとつひとつ生み出している佐野さん。覚醒したらもっとすごいことになるのではと期待せずにいられない。「僕も同じ気持ちです(笑)。でも時間はかかるだろうなあ。自分を信じて地道に描き続けます」抽象画やコラージュを同時進行で制作中。これが数週間の葛藤の末、満足の仕上がりになった作品。目玉やチェッカー柄はカートゥーンを彷彿させる。代表作のひとつ「フェイス」シリーズ。学生時代から好きだったコラージュは大竹伸朗展に触発されて再開。さの・りゅうすけ1994年、北海道生まれ。日常で目に留まったものや記憶をアイデアソースに「ZOOM」と題した作品を発表。9/26~10/6、札幌のモエレ沼公園で「ZOOOOOOOOOOM展」を、10/14~28、東京のMU GALLERYで巡回展を開催予定。※『anan』2023年8月9日号より。写真・高橋マナミ取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2023年08月03日暑い日が続き水分摂取を意識している人は多いでしょう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、やってはいけない水分の摂り方と脱水対策を教えてくれます!最近、水分を適切に摂っていますか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 225とろけそうなほど暑い日が続きますね。外出時には、太陽が低い位置に降りた夕方に、ようやく本来の自分を取り戻すかのように元気がでてきます。真夏の紫外線、高温多湿の気候には、圧倒的なパワフルさを感じますよね。カラダにこもった熱をさまし、干からびそうなカラダを潤すように水分摂取を行うことが必須となります。そんな環境の中、少しでもすぐに楽になろうと一目散にジュースをがぶのみしたり、アイスを食べたり、キンキンに冷えたビールを一気飲みすることもあるかもしれません。ただ、飲み方や内容も水分を補充するうえで大切な部分となるため、キンキンに冷えた甘い飲み物をがぶ飲みして、糖質過多になってしまうような飲み方は良いとは言えません。適切に水分を補うことができなければ、脱水症をおこしてしまうこともあります。頭痛、足がつりやすくなる、だるさなどを感じることがあり、ひどい場合には意識障害を起こしてしまうこともあります。ということで今週は、脱水の予防となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、脱水の予防となる食薬習慣突然ですが、直近の尿の色はどんな色でしたか?いつもより色が濃いなと感じたり、頻度が減ったと感じることはないでしょうか。トイレの回数が減ったり、尿の色が濃くなっていたりする場合には、かくれ脱水を起こしている可能性も。尿の色を一つの指標にしつつ、喉が渇かなくとも頻繁に少しずつ水分を摂るようにすると対策になります。また、喉が渇いたときには、がぶ飲みしたくなりますが、大量に水分を摂るとカラダの電解質のバランスが乱れてしまうことがあったり、キンキンに冷えた飲料で臓器の働きを低下させることもあるので、常温程度の水分を喉が渇く前に小まめにとることが理想。また、熱中症になりやすい人には根本的に脱水しやすい特徴を持っていることがあります。血液検査で“アルブミン”という名前を見たことはないでしょうか。アルブミンは、たんぱく質が不足していると低い値となりますが、アルブミンは水分を血管内に保持するために必要な物質です。そのため、夏に麺類やスイカやアイスなど糖質ばかり食べて、その分タンパク質の摂取が減ってしまっている人も注意が必要です。漢方では、水分を保持できない状態を『陰虚』とよび、見た目としては、舌の状態が赤みが強くなったり、亀裂が入っている状態であることが多いです。そこで、今週はタンパク質やミネラル、水分摂取に気を配ることで『補陰』することがすすめです。今週食べるとよい食薬は、【梅肉入り豚の生姜焼き】。逆にNGな習慣は、『内熱』を生じさせる【スポーツ飲料のがぶ飲み】です。食薬ごはん【梅肉入り豚の生姜焼き】タンパク質やビタミンB群、ミネラルを多く含む豚肉にニンニクと玉ねぎのアリシンを合わせることで『陰』を補う効率をアップ。また、生姜焼きのアクセントに梅干しを使うことで、クエン酸やミネラル、抗酸化物質も一緒に補うことができるので、夏の不調におすすめです。<材料>豚肉200g生姜2片(みじん切り)玉ねぎ1/2個(スライス)梅干し1個(包丁でたたく)大葉4枚(刻む)酒・みりん・醤油各大さじ1<作り方>生姜と玉ねぎと梅干しを炒める。そこに、豚肉と調味料を加え、全体が絡まりあうように炒める。大葉をちらしたら完成。NG行動【スポーツ飲料のがぶ飲み】夏はそうめんや冷やし中華、スイカなどを食べて糖質過多になりやすい時期。そのため、水分補給としてスポーツ飲料など甘い飲み物を過剰に摂ってしまうことは、血糖値を上昇させ、それによってさらに喉が渇きやすくなり、再び甘い飲み物を飲むというサイクルに入り、糖質過多でだるさをより強調させるペットボトル症候群とういう健康障害に該当してしまうことも。スポーツ飲料は適切な量を取り入れましょう。また、飲み物の量、頻度、内容にも気をつけて摂取していきましょうね。これからお盆休みもあり、楽しいことがたくさんあると思います。真夏の日差しの中でも疲れを引きずらずに楽しむことができるように日ごろから食薬をとりいれていきましょう。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Kagehito/Gettyimages文・大久保愛
2023年08月03日デートの後にお互いが「また会いたい」と思えば、自然と次のデートに発展しますよね。そして何度かデートを繰り返していくうちに、交際に発展する可能性があります。つまり気になる彼と付き合いたいのであれば、デートのたびに「また会いたい」と思わせることが必要。男性陣はどんな瞬間に、女性とまた会いたいと思うのかを聞いてきました。誕生日プレゼントをもらった「女友達をデートに誘ったら、会うなり小さい紙袋を渡されたんです。SNSを見て、先週僕の誕生日だったことに気づいてくれたみたいで、誕生日プレゼントでした。中身はおしゃれなセレクトショップのマグカップ。その気遣いも嬉しかったし、朝コーヒーを飲むときにマグカップを見ながらたまに彼女のことを思い出して、またご飯でも誘ってみようかな?という気持ちになります」(蒼人/飲食関係/28歳)SNSやLINEで気になる彼の誕生日がわかった時は、メッセージを送ったり、誕生日前後で会える場合はちょっとしたプレゼントを渡すと、好感度が大きく上がります。付き合っているわけではないので、高価なものをあげると引かれてしまいますが、負担にならないようなちょっとした物をあげると喜んでもらえるはず。日常的に使うものを選べば、その都度あなたのことを思い出して、「また会いたい」と思ってくれる可能性が高まります。ずっと爆笑してくれていた「飲み会で知り合った女性と二人きりで食事に行くことに。知り合った時から、常に笑顔で明るい女性だなとは思っていましたが、僕が話している間、ずっと楽しそうに爆笑してくれて、それが本当に印象的でした。『僕の話ってそんなに面白いのか…!』なんて自信が出てきてしまって、正直かなり気分がよかったです(笑)。また彼女とはデートしたいと思いましたね」(浩大/IT/30歳)男性は、自分の話を聞いて楽しそうにしてもらうことが大好き。トーク力は男性にとって大きな自信になるポイントの一つなので、会話を楽しんでいることを伝えてあげると、自尊心をうまくくすぐることができます。また、どちらかが笑顔でいると、自然ともう片方もつられて笑顔になるもの。笑いが絶えないデートになれば、確実に2回目に繋げられそうです。返さなくてはいけないものができた「男女数名で飲んだ時に、手が滑ってお酒をこぼしてしまったんです。そしたら隣にいた女性がハンカチを貸してくれて。後日洗って返すために、二人で飲みに行くことになりました。二人きりで会ってみたら、みんなで飲む時とは違うお互いの深い話ができて、彼女のことをいいなあと思うようになりました」(慶太/広告/31歳)狙ってやるのはなかなか難しいかもしれませんが、何か返してもらうものができれば、自然な理由でもう一度二人で会うことが可能になります。友達からのスタートの場合は特に、まずは二人きりでのデートをしないと何も始まりません。チャンスを見つけて、「また会わなくてはいけない用事」を作ってみましょう。以上、男性から聞いた「また会おうと思ったきっかけ」を紹介しました。男性が「また会いたい」と思う理由はさまざまですが、受け身の女性よりも積極的な女性の方が、2回目、3回目のデートへと駒を進めるのも上手なようです。人生は一度きり。せっかく素敵な人と出会えたのであれば、チャンスをしっかり掴みたいですね。©Eric Audras/Gettyimages©ZoneCreative/Gettyimages©Jochen Sand/Gettyimages文・小澤サチエ
2023年08月03日ペットランキングや数多く配信されている動物動画のなかでも、幅広い層からつねに高い人気を誇っている猫。そこで、オススメの1本としてご紹介するのは、猫好きにはたまらないと話題のドキュメンタリーです。『猫と、とうさん』【映画、ときどき私】 vol. 593俳優兼インフルエンサー、ベイエリアの技術者、路上で暮らす男性、消防士、スタントマン、トラック運転手など、一見何のつながりもない男性たち。それぞれ異なる背景を持つ彼らだが、その共通点は家や職場でともに生活する猫たちをこのうえなく愛していることだった。そんな彼らに立ちはだかったのは、誰にとっても経験したことのない試練となった2020年。9人の男性たちは、コロナ禍で愛猫とともにさまざまな困難を乗り越えようとしていた…。ダラス国際映画祭2021やサンフランシスコインディーフェスト2022などで観客賞に輝き、各地で好評を博している本作。そこで、見どころなどについてこちらの方にお話をうかがってきました。マイ・ホン監督手がけたのは、ロサンゼルスを拠点に活動しているマイ・ホン監督。自身も、6匹の猫と暮らす愛猫家でもあります。今回は、キャリアにおいて初の長編ドキュメンタリー映画となる本作が誕生したきっかけや猫が男性たちに与える影響、そしてアメリカの猫事情などについて語っていただきました。―本作は、猫好きではなかった監督のパートナーが猫を飼い始めたことによって変わっていく様子を目の当たりにしたことが制作のきっかけだったとか。実際、どういう変化があったのかを教えてください。監督私は彼のことを長年知っていますが、優しい人ではあっても、動物に関心があるタイプではないと思っていました。なので、猫との強いつながりを見たときに「こんなにも思いやりがあって、動物を愛せるキャパがある人だったのか」と私も周りの人たちもみんな驚いたんです。あと、夫は仕事人間で働きすぎなところがありましたが、以前よりもゆったりとした暮らしをするようになったことで、自分の時間を大切にするようにもなりました。そんなふうに、猫とかかわることによって変わっていく姿を見て感動しましたし、重要な意味を持つことでもあると感じたのです。男性が猫を飼うことは、まだあまり一般的ではない―ただ、アメリカでは「猫を飼う男性は変わっている」と見られてしまう傾向があるそうですね。監督SNSに猫を飼う男性の投稿が増えていることによって、少しずつ変わってきたとは思いますが、それでも男性が猫を飼うことはまだあまり一般的とは言えないかもしれません。実際、飼っていたとしても、そのことを男性がオープンに話さないこともあるくらいですからね。私の兄がいい例ですが、実は彼が猫を飼っていることも、猫をかわいがっていることも知らなかったんです。でも、この映画によって彼はそのことを話してくれるようになりましたし、猫との写真をSNSに載せるようにもなりました。そんなふうに、身内にも猫のことを言わない男性もいるほどです。―驚きのエピソードですが、その背景には「猫を飼っていることを知られるとモテない」と男性が思い込んでいる部分もあるのかなと。監督それもありますね。おそらく、テレビや映画が与える影響が大きいと思いますが、男性には猫ではなく、犬がキャスティングされることが大半です。そうなると、男性と猫というのは見慣れない光景になるので、それが彼らにとっては恥ずかしさにつながってしまうのかもしれません。あと、アメリカでは猫好きの女性を「クレイジーキャットレディ」と呼び、非常識な描かれ方をされることがよくあるので、そういうイメージが広まってしまったことも原因だと感じています。最近は、有害な男らしさも改善されつつある―ちなみに、日本でも「猫を飼う女性は結婚できない」と言われていたこともあるので、猫好き女性に対する偏見は似ている部分があるのかもしれないです。監督そうですね。アメリカでも猫好きの女性は、1人で猫と住んでいるように思われたり、少し哀れみを持って見られたりする部分もありますから…。でも、私としては、猫の面倒もちゃんと見ることができる自立した女性で、より解放されている人として捉えています。―そう思います。また、本作では男性と猫を通して、“現代における男性らしさ”について探求したいという意図もあったそうですが、制作過程で新たな発見などもあったのでしょうか。監督いわゆる「トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)」については、だいぶ改善されているように感じました。それは、MeToo運動のように女性が声を上げられるようになり、男女平等を求めるようになったことも大きいのではないでしょうか。ただ、進化した部分があるのと同時に、伝統的な男らしさとされるマッチョイムズについては、まだまだかなと思うところも…。その1つの例が銃規制ですが、そういったところは、もっと改善すべきだと考えています。とはいえ、なかなか打破するのが難しい分野ではありますね。日本には、共通の“猫愛”があると感じている―なるほど。ただ、本作に登場する男性たちを見ていると、猫にはそれを変える可能性があるのではないかとさえ感じるところもありました。監督確かに、そうですね。男性と猫というイメージが広がることによって、もっと男性のソフトな面が出てほしいですし、もっとそこを評価してほしいと思っています。そうすれば、男性もマッチョでいることよりも、動物や人に対して愛情を持って接することに価値を見い出せるようになるからです。そして、それが有害な男らしさによるいじめなどを減らしていくきっかけになったらいいなと考えています。それから、男性が問題を解決する際のアプローチ方法においても、そういった変化は重要だと言えるのではないでしょうか。映画のなかに、野良猫の問題に取り組む男性が出てきますが、その姿から問題解決においても男らしさではなく、愛情や優しさを持って向き合う大切さを知ってほしいです。―日本についてもおうかがいしますが、これまでたびたび来日されているということなので、どのような印象をお持ちかをお聞かせください。監督日本人は勤勉で職人気質ですし、食をはじめとする文化の発信の仕方も素晴らしいので、私も映画という分野で同じように極められたらいいなと考えています。それと、猫が文化の一部に入り込んでいる国だなという印象です。ロゴや広告など、いたるところに猫がいるので、共通の“猫愛”を感じられて、猫好きの私としてはとても落ち着きます。楽しみながら仕事をする大事さを伝えたい―そういった共通点から、今後日本のアーティストと仕事をしてみたいと思うこともあるのでは?監督美的感覚が優れた方が多いので、機会があればぜひコラボレーションしてみたいですね。好きな方がいっぱいいすぎて困るのですが、映画監督であれば三池崇史監督のファンです。以前、私はアジア映画祭のプログラマーをしていたこともありますが、そのときにも三池監督の作品は多くかけていましたし、私の周りにも好きな人はたくさんいます。なので、アメリカでも監督の作品は愛されていることを伝えたいです。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督言い尽くされた表現ではありますが、やっぱり大切なのは「ネバーギブアップ」の精神。私自身も諦めそうになったことはありましたが、40代半ばでジャンルをドキュメンタリーに変更したことでやっと自分に合うものに出会うことができた経験があるからです。「気づくまでにどうしてこんなに時間がかかったんだろう」と思うこともありました。でも、そんなふうにちょっとした調整をしただけで答えが見えてくることもあると知れたので、いまはよかったなと感じています。この作品も自分の楽しみのために撮り始めたものなので、成功しても失敗しても関係ないという気持ちでしたが、いつの間にか多くの人が共感してくれました。そうやって輪が広がっていき、同時に評価されていることもうれしいですが、その源にあるのは何かというと、自分自身が楽しむこと。キャリアを築くうえではそういうこともつい忘れがちですが、楽しみながら仕事をする大事さをみなさんにも伝えたいです。“ニャン”とも言えない幸せな気持ちに満たされる!猫好きはもちろん、まだ猫の魅力に気づいていない人も虜になること間違いなしの本作。思わず釘付けになってしまうかわいさに癒されるだけでなく、個性豊かな猫たちが起こす奇跡の瞬間にも心を奪われる珠玉のドキュメンタリーです取材、文・志村昌美目が離せない予告編はこちら!作品情報『猫と、とうさん』YEBISU GARDEN CINEMA、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開中配給:ファインフィルムズ️(C) Gray Hat Productions LLC 2021.
2023年08月03日2023年の「流行予想ランキング」タレント部門で1位、TikToker部門で3位を獲得した、注目のZ世代・みとゆなさん。彼女のファンである通称“みともだち”の間では、手で丸を作って写真を撮る“みとゆなポーズ”が定番。ティーンから多くの共感と支持を集めるみとゆなさんにとって“インフルエンサー”という仕事の醍醐味は?ドラマ『最高の生徒 ~余命1 年のラストダンス~』撮影中の彼女にインタビューを行った。ファンは“みともだち”!友達感覚インフルエンサー。InstagramやTikTok、YouTubeなどを駆使しながら“インフルエンサー”として活躍しているみとゆなさん。SNSの普及とともに広まったインフルエンサーという肩書のことを、彼女自身はどのように定義するのだろうか。「情報発信の面で影響力があって、大勢に注目されている人。そして、どれだけ有名になっても“ファンに身近な存在”であり続ける人のことを指すのかな、と思っています。私はファンのことを“みともだち”と呼んでいます。ファンのみんなは友達のような存在なんです。いつもそばにいて、応援してくれる。分からないこと、迷うことがあったら、いつでもファンに相談します。普段は画面越しでしか会えないけど、心強いです」みとゆなさん自身がSNSに興味を持ったのは、中学1年生の頃。当時は動画共有サービスのMixChannelが流行していて、“双子ダンス”が一つのトレンドだった。高校入学後にSNSを本格的にスタート、瞬く間に注目されるようになったみとゆなさん。ここまで来られたのは「全国にいる“みともだち”のおかげ」と語る。「そもそもインフルエンサーという肩書って、自分から名乗るものではないと思っていて。活動を続けるうちに、徐々に周りから認めてもらうものなのかな、と捉えています。今でこそテレビ番組などで“インフルエンサーのみとゆな”として取り上げていただく機会も増えました。でも正直、私も最初は自分がインフルエンサーだっていう自覚は持っていなかったんです。周りから呼ばれるようになって、徐々に『ああ、そうなんだ』って。簡単に名乗れるものではないからこそ、呼んでもらえるたびに嬉しくなりますね」“みともだち”という名称も、手で丸を作る“みとゆなポーズ”も、すべて彼女とフォロワーから生まれたもの。みとゆなさんが“みともだち”との仲を深めるために意識しているのは、SNSの投稿を毎日絶やさないこと。特にTikTokとInstagramストーリーの投稿は欠かさない。「なるべく“みともだち”との繋がりを絶やさないようにしたいんです。それに、新しい投稿に誰よりも早くコメントを寄せる“1コメ”を狙ってくれる子もいる。喜んでもらえるのはやっぱり嬉しいですね」ファンに楽しんでもらうべく、仕事の合間を縫ってトレンドのチェックも欠かさない。今回の撮影の合間にも、スタジオでダンスムービーを収録する姿が。「K‐POPアイドルのダンスはバズりやすいからこそ、常に注目していますね。あと、国内では最近だと自分より年下なダンサーさんの動画を出すとバズったりします。ちょっと難しい振り付けが多いんだけど、みんなが『やりたい!』って思えるダンスを発信してくれる方がたくさんいて、アップテンポで音にはまっているダンスを見ると『あ、バズりそうだな』って注目しちゃいます」『anan』2343号(2023年4月5日発売)の「It GIRL」に登場した際は「演技にも挑戦するのが目標」と話していた。わずか数か月のうちに目標を達成し、現在はテレビドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』にも出演中。彼女が演じるのはSNS中毒気味の女子高生。「鍋島聖衣良(なべしま・せいら)という役の設定を聞いた時『私に似ている!』と思いました。高校生の頃からSNS上で活動していて、バズるために頑張っている。自分の中でやると決めたことを必ず実行する点も重なるんです。ドラマの撮影現場は、出演者に同世代が多いため、楽しいです。その一方で、結構悔しいこともいっぱいあります。演技経験の足りなさに配慮いただくこともあり、優しさがありがたいのですが『もっとやれるはずなのに』と歯がゆいこともあって。もっとたくさん成長したいです」時に悩みながらも、一歩ずつ着実に成長するみとゆなさん。次に挑戦したいことは?「演技面では、自分と全く異なるタイプの役を演じてみたい。自分が演じられる役の幅を広げていきたいです。同時に、“みともだち”の幅も徐々に広げていきたいなと思っていて。SNSだと上の世代とも接するチャンスがまだまだ少ない。みとゆなのことを知らない人にも覚えてもらえるよう、活動の場を広げていきたいです」インスタやTikTokは毎日投稿が基本。“みともだち”がチェックしやすい時間に更新される、みとゆなさんのSNS。「インスタは統一感が第一。全身写真と顔のアップ、どちらかに偏りすぎないようにしながら、必ず自分の顔がレイアウトの中央にきている写真を投稿するように意識しています。TikTokはトレンドをキャッチしながら、流行りに乗ることが大事です」みとゆな2004年4月7日生まれ、神奈川県出身。恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。』に出演し、一躍人気に。現在はインフルエンサー、モデル、俳優、タレントとしてマルチに活動。7月よりテレビドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ)に鍋島聖衣良役で出演中。ワンピース 参考価格¥58,300(ガニーcustomerservice@ganni.com)ネックレス¥26,800リング¥21,800(共にザ エム ジュエラーズ TEL:03・6812・9266)サンダル¥13,900(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2023年8月9日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・古川 燿ヘア&メイク・橋本裕介(TRAPEZISTE)取材、文・高木 望(by anan編集部)
2023年08月03日プレッピースタイルはいつの時代も色褪せない定番だけど、いま気になるのは品の良さとエッジーなムードを兼ね備えた装い。どこかに力強さを感じさせる、脱・ベーシックなデザインが旬!大胆で構築的なカッティングに注目を。なめらかなウール生地に上質感が漂い、個性的でありながらも上品。シャツ¥62,700スカート¥49,500(共にウジョー/エム TEL:03・6721・0406)ビスチェ¥49,500(アンスドッツローヴナーansdotsloevner@gmail.com)ビッグシルエットがまさに今の気分!しなやかで抜け感が出るので、カジュアルスタイルにマッチ。ジャケット¥57,200(ザ ハンサム/UTS PR TEL:03・6427・1030)タンクトップ¥11,500パンツ¥44,500(共にオムガールズ/エッセンス)バッグ¥49,500(オソイ)繊細な風合いが印象的なニットベストを主役に。ふわりとしたキッドモヘアのベストにカウレザーのスカートを。柔和な色をリンクさせ、モダンな装いに。ベスト¥36,300トップス¥11,000スカート¥132,000(以上オーラリー TEL:03・6427・7141)キャップ¥39,600(キジマタカユキ×カール ドノヒュー/エスケーパーズオンライン TEL:03・5464・9945)ロングジャケットで叶える新鮮バランス。シックなチェック柄。タイト&ロングで女性らしく。ジャケット¥88,000トップス¥30,800スカート¥55,000(以上ラインヴァンド/ラインヴァンド カスタマーサポートcustomer@leinwande.com)シューズ¥37,400(カンペール/カンペールジャパン TEL:03・5412・1844)細部に個性が宿るリブニットカーディガン。ランダムなリブや、ボタンの配置が特徴的。カーディガン¥42,900ブラトップ¥16,500パンツ¥23,100(以上ティート トウキョウ/ザ・PRinfo@theinc-pr.com)イヤリング¥3,300ネックレス¥2,200(共にゴールディ TEL:0120・390・705)※『anan』2023年8月9日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美ヘア&メイク・村上 綾モデル・藤田エミリ(Image)文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年08月02日不倫のような“道ならぬ恋”に溺れると、人は正確な判断ができなくなるよう。既婚者を愛してしまい、幸せを手に入れられない苦しさから、不倫相手の女性が暴走することがあるのだとか…。そしてその矛先が、妻へと向かうことも多いようです。今回は、「妻たちが夫の不倫相手からされた最低の行動」を聞いてきました。自宅に乗り込んできた「夫の不倫相手が、家まで押しかけてきたことがあります。『ご主人が愛しているのは私なんです!早く離婚してください』と言って、ものすごい剣幕で乗り込んできて、本当に衝撃的でした。実は、夫が不倫していることはもともと勘づいていましたが、確証が得られなかったんです。でも、不倫相手の女性が自ら姿を現してくれたおかげで、不倫の証拠も不倫相手の正体も掴むことができました。その後、私は離婚したんですが、ガッツリ慰謝料を請求しました」(玲奈/33歳)不倫をしている女性の中には、相手に離婚してほしいあまり、妻に直談判しにいく人がいますが、自ら不倫の証拠を差し出しているのも同然。慰謝料を請求されても仕方がありません。不倫に溺れると、冷静さを失って自らを追い込むような行動を取ってしまうことがあるようです。内緒で子どもに会っていた「私はバツイチで子どももいます。数年前に離婚したんですが、元夫と別居していた当時、怒りで震えるような出来事がありました。彼との関係はすでに冷え切っていたので、他に付き合っている女性がいようがいまいが、あまり気にしていなかったんです。ところが私に内緒で、元夫が不倫相手の女性に、子どもを会わせていたことがわかり、さすがにその時はブチギレました。どうやら不倫相手の彼女が、『どうしても子どもに会わせてほしい!いつか家族になるかもしれないんだから』と懇願したらしいです…。ちなみにその後、彼女の気持ちがかなり重たくなって、彼が耐えきれなくなり、二人は別れたようです」(菜美/35歳)不倫をしている男性が、自分の子どもを不倫相手に合わせているケースは実はそう珍しくないようです。妻からすれば、大切な我が子を不倫現場に連れて行っているなんて、身の毛もよだつ出来事ですよね…。不倫をしている男女は自分たちのことしか見えていないので、普通の感覚では信じられない行動を取ることがあります。インスタで常に監視してくる「Instagramのストーリーを投稿すると、毎回あるアカウントから真っ先に足跡がつくんです。私のフォロワーは、数も少ないし、ほとんどがリアルな友人。その中で誰だかわからないアカウントから毎回足跡がつくので気になっていたんですが、どうやら夫の不倫相手だったみたいで……。なんだか監視されているみたいでかなり気分が悪かったです。監視してやりたいのはこっちの方なのに…」(由起/31歳)不倫をしている女性の中には、不倫相手の妻の存在が気になって仕方がない人も多いようです。その結果、妻のSNSを探し当て、投稿をチェックするのをやめられないのだとか。以上、「妻たちが夫の不倫相手からされた最低の行動」を紹介しました。既婚者を好きになってしまうと、どうしても妻の存在は無視できないので、苦しい思いを抱えることになってしまいます。妻に対する嫉妬や劣等感から、常識では考えられない行動を起こす人も少なくありません。不倫の世界に足を踏み入れ、自分を見失うことのないようにしたいものです。©Shuji Kobayashi/Gettyimages©Yagi Studio/Gettyimages©maruco/Gettyimages文・小泉幸
2023年08月02日ひょんなことから、“推し”のバンドマンとLINEを交換することになり、やがて不倫関係となってしまった新婚の里奈さん(仮名)。夫に知られないように密会を重ねていましたが、事態は里奈さんの予想もしなかった展開へと進みます。推し活をきっかけに不倫へ堕ちた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。推しからお金を要求され…「彼との密会はいつもホテルでした。はじめは相手がホテル代を払ってくれていたのですが、いつからか私が支払うように。今思えば、その頃の私は“推し”と会えることが嬉しくて、お金をいくら使っても気にならないほど浮かれていたんですよね。さらに彼が『機材が必要だから、ちょっとだけ助けてくれない?』と、お金の相談をしてくることも増えて、そのたびに私は、彼のためにお金を用意しました」推しから要求される額は里奈さんの月々の収入だけでは足りず、貯金を崩してお金を用意していたそう。しかしその貯金も底をつきはじめます。里奈さんから「もうお金を貸すのは無理」と伝えたところ、彼に激怒されたといいます。「『お金が出せないなら、もう会わない』と言われてしまい、その日から彼とは音信不通になりました。もともとバンドマンとファンの関係なので、金の切れ目が縁の切れ目みたいになっても仕方ないんだろうなって、自分を無理やり納得させましたね。夫に不倫を知られなかっただけでもラッキーですし、ひとときの良い夢だったと思うようにしました」突然突きつけられた不倫の証拠彼に会えなくなって失意の日々を送っていた里奈さんは、ある日突然夫から不倫の証拠を突き付けられてしまいます。「LINEの通知を見られた日から、夫は私を疑い、探偵を雇っていたそうです。反論できないほどの多くの証拠を突きつけられて、同時に夫からは離婚と慰謝料の支払いを主張されました。すでに彼との関係は終わっていたので、当初は『離婚したくない』と夫に許しを求めたのですが、夫の離婚意思は固く、結局は離婚することになりました」不倫相手への援助によって里奈さんの貯金はほぼなくなっていたため、今は実家に帰って働きながら慰謝料を分割で支払い続けているとのこと。推し活から不倫へと足を踏み入れたことにより、人生が大きく狂ったと後悔しているそうです。「推しのことは遠くから応援しているくらいでちょうどよかったんだと思います。愛されているつもりでいたけれど、彼はお金目当てで私に近づいていただけ。大事なものを失ってしまった今、なんであのとき不倫関係となってしまったのか、悔やんでも悔やみきれません」配偶者にバレないまま不倫を終えたつもりでいても、配偶者が不倫の証拠を掴んでいた場合は、離婚話へと発展することもあります。安易な気持ちで配偶者以外の相手と親密な関係になってしまえば、人生が大きく狂うきっかけとなるのは間違いありません。©RichLegg/Wiphop Sathawirawong/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は、『Ukiyo』の季節のコースです。トンネルのようなアーチ型の天井に、絨毯敷きの空間。足を踏み入れるとほんのり現実から遠ざかっていくような空気感を放つレストラン。『Ukiyo』の魅力をこのささやかな枠内で語り切れるのか……と書いている時点で文字数を浪費してしまっているのだが、そう恐れてしまうほどに定型に収まらない魅力を放っている。7月に代々木上原に誕生した一軒で、目黒『Kabi』と姉妹店の兜町『caveman』から独立したチームが作り出す食体験。となると『Kabi』らしいニューノルディックのエッセンスと和食らしさが混在する料理を継承したスタイルを想起するが、『Ukiyo』の実像は異なる。世界各国で経験を積んだシェフ・新井俊宣さんが作り出す料理はスパイスをふんだんに用いた炭火の調理が味わいの要を成しているが、そのスパイスがいわゆるスパイス料理と聞いて想起するようなクミンやカルダモンではないところが興味深い。ペンジャペッパーやウダポットなど二度聞き必須の未知なるスパイス(ちなみにこれらはどちらもアフリカ産)が主軸として用いられる。言うならば、オルタナティブスパイスガストロノミー。そこから生まれる味わいは刺激的だが決して素材を覆い隠すものではなく、素材に寄り添う形で新たな味わいを創出していく。その世界はカラフルで、好奇心に満ちたおいしさに溢れている。10品ほどからなる季節の食材を使ったコース¥16,500(サービス料別)。すべての料理に通底してスパイスが用いられ、鮮やかなイメージを付与する。夏の料理には鹿、蛸、太刀魚などが登場(中央から時計回り)。アルコールペアリング¥9,900(サービス料別)。Ukiyo東京都渋谷区上原1‐32‐3CABO1F19:00~24:00(22:00~24:00はワインバーとして営業)火曜、不定休詳細はインスタグラム(@ukiyo_tky)で。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)など。※『anan』2023年8月9日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2023年08月02日同棲相手の浮気が発覚し、家を飛び出した相沢ゆかり。急遽、兄の紹介してくれた人のマンションに居候することになるが、その相手はミニマリストの男性――〈無田仁(むた・じん)〉だった。部屋に運び込まれたダンボールの山を挟んで、「捨てろ」「捨てられない」の応酬から、ふたりの同居生活は始まる。そんな設定からして「絶対面白いやつ!」のオーラが漂う朝比奈ショウさんの『無田のある生活』。「知り合いに割と極端なミニマリストの人がいまして、アイデアのきっかけになっています。私も思い出のモノは捨てられないタイプ。その人の部屋を見たときの衝撃を、率直にゆかりの心情に反映させました」一方で、無田の言い分は常に合理的で、それにゆかりが納得する場面もしばしば描かれる。たとえば、引っ越し早々、元彼とお揃いのチェーンが切れたストラップを巡ってふたりが対立するのだが…。「無田のような極端すぎる思考で主張されれば、ゆかりがはねのけたくなるのもわかります。ただ、耳を傾けてみれば、『確かに』となる瞬間はどこかにあるだろうという気持ちで描いています」1巻の終盤、アパレル業界で働くゆかりの服に対する思いがハンパなく熱いことがわかる。単にだらしなくて捨てられないのではなく、大切に思うから捨てられないのだ。「ミニマリストの人としゃべっていたときに気づいたのですが、その人も、大事にしたいからこそ、ごく限られたお気に入りのものだけと暮らしたいのだなと。大本をたどると、モノを大事にしたい気持ちは同じ。割と共通点もあるのだなと感じたんです。性格もライフスタイルも違うふたりが互いに影響し合って、グレーゾーンでつきあえる部分を描けたらいいなと思っています」無田のキャラクターデザインは、わかりやすいイケメンではなく、ミニマリストらしい淡泊なルックスになっている点にも注目。「ほどよく突き放した、何を考えているかわからないような感じを出したかったんです。基本無表情ですが、感情や感覚が動くときだけ黒目の位置や白目の幅などを変えて振り幅を出すとかの工夫はしています」捨てる捨てないの話に終始せず、ふたりの丁々発止を通して、モノをどう扱うか、恋愛や人間関係において何が大切かまで考えさせてくれるところが、本書の魅力ではないだろうか。続刊が待ち遠しい。朝比奈ショウ『無田のある生活』1職業、出自、女性との同居が必要だった本当の理由など、1巻では無田をめぐるサプライズがてんこ盛り。ラブコメ展開も気になる2巻は9月28日頃刊行予定。小学館715円©朝比奈ショウ/小学館あさひな・しょうマンガ家。1995年生まれ。他の著作に、ヒロインの強気ファッションと可愛い中身ギャップに萌える『強ガール』などが。※『anan』2023年8月2日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年08月02日“推し活”が、不倫のきっかけとなってしまった人もいるようです。ずっと応援していたバンドマンと不倫関係に至った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫婦で憧れのバンドマンのライブへ30代の里奈さん(仮名)は、昔解散した“推し”のバンドが復活すると聞き、夫とライブに行くことにしたそう。里奈さんと夫は新婚で、夫も同じバンドのファンだったつながりで交際が始まり、ゴールインしました。「復活ライブは最高でした。ライブが終わって会場を出ると、しばらく歩いたあとに、夫が席に忘れ物をしたと言い出したのです。仕方がないので会場に引き返し、人が少なくなった会場の裏口あたりで私は夫を待っていました。すると、なんと推しのバンドマンが裏口が出てきて…。学生時代からずっと好きだったこともあって、私はその場の勢いで思わず声をかけてサインと写真をお願いしたんです」これまで里奈さんは熱心にそのバンドのライブに通っていたため、相手はなんとなく顔を覚えていた様子だったそう。サインをもらい、記念写真を撮ったあとも、少しの間バンドの昔の話などで盛り上がったのだとか。「そして、流れでLINEを交換することになりました。推しとLINE交換ができるなんて夢みたいな話で、本当に嬉しくて…。その日から私は推しとのLINEに夢中になってしまいました」推しからの誘いでふたりきりで会ってしまい…LINEで連絡を頻繁に取り合っていたある日、いきなり彼に「食事でもしない?」と呼び出された里奈さん。食事のあとに流れでホテルに行き、関係を持ってしまったのだとか。そしてその日から密会が増え、会うたびに体の関係を持ってしまう仲になったといいます。「推しと不倫を始めて1か月ほど経ったときに、家で夫とテレビを見ていたら私のスマホに彼からLINEが届いたんです。ディスプレイに名前が表示されていたので、夫がその表示を見て不審がりました。私は焦って『推しバンドの公式LINEだよ!』と咄嗟にごまかしたんです。その日のうちにLINEの通知設定を名前が表示されないように変更して、夫にバレないようにしなければと注意を払うようになりました。そのときは推しと繋がれたのが夢のようで、不倫している罪悪感よりも、彼との関係を諦めたくないという気持ちのほうが強かったのです……。」憧れていた人から食事に誘われれば、自分が既婚である立場も忘れて舞い上がってしまうこともあるでしょう。しかし、食事だけでなく肉体的な関係を持ってしまった時点で不倫であることには変わりません。©kokouu/Jena Ardell/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、「彼が元カノと連絡を取っていて不安」という女性のお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!彼が元カノに会いたがる理由は何ですか?【レスなひとびと番外編】vol. 47ananwebインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。「浮気に関するお悩みはやはり夏が多いですか」と取材で聞かれたことがあります。夏は恋とエッチのイメージに結びつきやすいですよね。しかし、そんなことはありません。年間通して浮気問題はあります。夏は開放的になってイベントやフェスで心躍るシーンが増えますし、ビーチやプールでボディラインを眼にする機会があるので、ワンナイト(スリーナイトかもしれんが)に発展するという話題にはことかきません。でも冬も恋愛バブルあるのよ。クリスマスやバレンタインに向かってボッチになりたくない女性が友達の彼を狙ったりとか。春はあったかくなるのが嬉しくて恋心が動き出し、秋は肌寒い風を頬に感じて人恋しくなる。ひとは恋とエッチに翻弄されながら生きてゆくものです。「彼氏なんかいらない」「結婚無理!」「仕事がすべて」と断言する派もおられますが、断言派が既婚男性(逆もあり)に溺れてゆく話を800個くらい聞いた記憶があります。正確な数は定かではないが。今回の悩みびとさんと似たような相談をちょいちょい聞くので取り上げました。彼が元カノらしき人と会おうと連絡をとっていて不安です、1回目の約束では別の用事ができたらしく会わなかったのでよかったですが、それがもしなかったら浮気をしていたのか…と考えると別れた方が良いのかと迷っています。別れたほうがいいかどうかは、回答がむずかしいです。彼のキャラによって違うので、自分で判断するしかないのです。推測される彼の脳内元カノと普通の友達に戻りたい元カノに未練があって、隙あらばヨリを戻したい今カノとなんかあったときに復縁候補でキープしておきたい元カノを傷つけたのは僕だと引け目を感じている今カノのほうが好きだけど、元カノは都合のいい女性として置いておきたい元カノとの思い出が楽しすぎたのでたまにデートしたい等々ひとの気持ちはさまざまで、どれか1個だけではないと思います。いろんな理由の複合で元カノに会ってしまう。悩みびとさんは、なぜ彼が会おうとするのか質問してみて、彼の反応を観察してください。眼が泳いでないか、言い訳の数が多くないか。とはいえ、彼氏さんは「元カノと会うことをあなたに申告している」のですよね。正直者でいいではないですか!そこは「言ってくれてうれしかったよ」とやさしい眼で伝えてくださいね。今カノに隠れてラブホ行ってるダメ男もいますから。私が一番やってみたい街頭インタビューは、渋谷のホテル街でカップルに「まじで付き合ってるんすか」「ワンチャンすか」「今カノですか元カノですか」です。今の時代「女風のセラピくんでーす。お店でナンバー2なの。イケメンっしょ!」と彼女さんのほうに回答される確率もかなり高くなっております。時代です…。三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Johnce/Gettyimages文・三松真由美
2023年08月02日夏の暑さを跳ね飛ばし、毎日を明るく楽しく過ごすために必要なのは、幸運の波に乗ることだといえるでしょう。そこで今回は、占い師の五十六謀星もっちぃさんが編み出した「運命周期律」に基づいて、生まれた日別に「2023年8月前半の運勢」を解説してもらいました。運命周期律占いとは?運命周期律占いとは、占い師養成講師としても大活躍中の五十六謀星もっちぃさんが、有名観光地での占いや電話占いなど、これまで5万人以上の悩める人を鑑定してきた中で培った経験則を元に、独自に編み出したもの。生まれた日が持つ特別な波動を、宇宙を構成する元素の周期になぞらえて解明することで、運命の周期を見ていく占いです。この占いに基づいて、2023年8月前半の運勢を占っていただきました。活用方法まずは運命周期律表を見てください。この表の中から自分の誕生日を見つけて、その日付が書かれている縦列を見てください。一番下に書かれている数字があなたの属する運命周期です。例えば14日生まれの人は8族で、26日生まれの人は4族です。1族 太陽周期(1日、3日、9日、15日、23日生まれ)上品な雰囲気をまといながらも決して気取りすぎることなく、フレンドリーな印象を持っているあなた。その親しみやすい雰囲気ゆえに、多くの人があなたとお話をするのを楽しみにしているようです。そんなあなたにとってこの8月前半は、今まで以上に人との交流が盛んになるタイミングといえそうです。今は、人に頼られることを面倒くさいと考えないようにしてください。誰かの力になってあげることで、あなた自身にも大きな成長と開運のチャンスが訪れるでしょう。2族 水星周期(4日、10日、16日、24日生まれ)人を魅了し幸せに導くことができる笑顔を持っているあなた。その優しい眼差しで、たくさんの人の心を浄化できているはず。まるでパワーストーンのような温かいエネルギーを隠し持っているあなたの瞳には、多くのファンがついていることでしょう。この8月前半は、かなり忙しい日々になりそうな予感です。やるべきことが増えて、疲れを感じることも多くなるかもしれません。そんな時にあなたが覇気のない目をしていては、本来の魅力が半減してしまいます。どんなに大変な時でも笑顔を忘れずにいることで、大きな幸運を引き寄せることができるでしょう。3族 木星周期(17日、25日生まれ)目先のことだけではなく、遠くまで見据えて計画を立てることができる力は、あなたの武器のひとつだといえます。自分のビジョンを持ち、それを具現化するために努力をする姿勢を貫くことで、運気が発展していくでしょう。あなたの運勢傾向は「大器晩成型」といえるかもしれません。そんなあなたにとってこの8月前半は、自分を見失いそうになる出来事が増えそうな予感です。余計なアドバイスをしてくる人が出てくるかもしれませんが、他人の意見に流されず、自分の直感に従うといいでしょう。4族 火星周期(18日、26日生まれ)存在するだけで独自のオーラを放ち、カリスマ的なオーラを持っているのが、あなただといえます。あなたを見ていると周囲の人々は明るい気持ちになりやすいので、一緒にいるだけで楽しいと感じる人も少なくないでしょう。そんなあなたにとってこの8月前半は、とにかく人とのコミュニケーションが豊かになるタイミングといえます。たくさんの人が周囲に集まり、退屈することなく過ごせるでしょう。ただし、人がたくさんいる中にこそ、本当の孤独が潜んでいる場合も。ふと一人になった瞬間などに、急に寂しさが襲ってくることもあるでしょう。そんな時は、また次回友達と遊ぶことを想像しながら、明日に備えて早く眠るのがおすすめです。5族 金星周期(5日、11日、19日、27日生まれ)あなたは愛嬌があり、愛され上手なタイプでしょう。頼み事をするときや問題点を指摘するときにも、相手の立場に立って気分を害さない言葉選びができるのは、あなたの才能なのかも。気配り上手のあなたには、自然と信頼が蓄積されるはずです。そんなあなたにとってこの8月前半は、ビジネスに関する運勢が絶好調なタイミング。あなたの言葉によって、クライアントや周囲の人々との信頼関係が深まり、新しいビジネスチャンスが広がることもあるでしょう。もしも副業を考えているならば、この時期こそ動くべきタイミングかもしれません。6族 月周期(6日、12日、20日、28日生まれ)余計な争いを避けて、人々の心のつながりを大切にするあなたは、集団において無くてはならない存在といっても過言ではないでしょう。揉め事を事前に避ける敏感なアンテナも、難しいことを上手に伝える言語センスも、あなたにとって大切な武器になっているはずです。8月前半には、あなたの周囲にきな臭い揉め事の火種が舞い込んできそうですが、事前に察知して消化することができるでしょう。何か面倒くさそうな出来事が起こったときには、安易に首を突っ込んだり、逃げたりせずに、程よい距離で解決に向けた行動を取るようにしてください。7族 地球周期(7日、13日、21日、29日生まれ)困難に立ち向かう勇気を持ち、逆境に強いことがあなたの魅力といえます。あなたからすると当たり前に思えるかもしれませんが、他の人は簡単に真似できないはず。ぜひ素晴らしい長所として前向きに捉えてください。そしてそんなあなたに、この8月前半は挑戦の機会が巡ってきそうです。うまくいけば人生がいい方向に動きそうな、変化のきっかけが訪れる可能性が高いでしょう。買わない宝くじが当たらないように、挑まない戦いに勝利はありません。恐れずチャレンジしてみましょう。8族 土星周期(2日、8日、14日、22日、30日、31日生まれ)あなたは環境の変化に強く、いつでも自分らしくいられる能力を持っているでしょう。周囲の荒っぽい意見や、間違った常識にとらわれることなく、真実を見極められる目を持った人だといえます。そんなあなたは8月前半、周囲からの信頼をこれまで以上に集めそうです。人から意見を求められる機会が多くなりそうですが、ひとつずつ誠実に対応することで人間関係が豊かになり、恋愛や仕事のチャンスも増えていくでしょう。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©Philippe TURPIN/domoyega/shutterstock文・五十六謀星もっちぃ
2023年08月02日2年に一度開催されるスポーツクライミングの世界選手権がスタート。見どころをプロクライマーの尾川とも子さんに伺った。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会様々な技術を使って人工の壁を登っていくスポーツクライミングは、スピード、リード、ボルダーの3種目からなる。ロープをつけ、1対1で15mの高さの壁をどれだけ速く登れるかを競うスピードは「その名の通り速い人が勝ち」。12m以上の壁を制限時間内にどの高さまで登れるか争うリードは「持久力がものをいう競技です」。クライミングジムなどでなじみのある“ボルダリング”は、ボルダーという種目名だ。「4~5mの壁に数種の課題(セッティングされたルート)があり、技を駆使しながらゴールを目指します。リードとボルダーはホールド(突起物)の位置が試合ごとに変わり、ボルダーの決勝では、競技前に登り方を選手同士で話し合う作戦タイムがあるのも特徴的です」成長著しい若手が群雄割拠する日本からは総勢21人が出場。尾川さんが推すのは、16歳の安楽宙斗(あんらく・そらと)選手だ。「今季初参戦したボルダーのワールドカップで年間総合優勝を果たしています。また、東京オリンピック4位・楢崎智亜(ならさき・ともあ)選手の弟・明智(めいち)選手は、海外選手に劣らない高身長で遠い手順もすんなりこなす。今シーズンはかなり体を作り込み、一気にパリ五輪代表候補として名をあげました」女子の筆頭は19歳の森秋彩(もり・あい)選手。「リードが得意で、4月のボルダー&リードジャパンカップを制し早々に世界選手権の内定を決めたパリ五輪代表に最も近い選手。もう一人、松藤藍夢(まつふじ・あのん)選手は次世代の女子ボルダーを担う存在。パワフルで体を大きく動かす動きが得意で、キレとスピード感、しなやかさがあります」今回はパリ五輪の正式種目となる複合(ボルダー&リード)も開催され、スピードとともに上位選手は五輪の内定が出る点でも注目が。観戦はテレビのほか、動画配信でも。「ジャンプしたり、コウモリみたいに逆さにぶら下がったり。テレビ番組の『SASUKE』を見る感じに近いかもしれません。一つ一つの技の凄さ、ダイナミックな動き、選手の身体能力に驚きつつ気軽に見てほしいですね」安楽宙斗選手高校2年生にしてベテラン勢を押しのけ活躍。「スピード感と体の身軽さは特筆すべきものが。また親指が強く、ホールドに指を固定する保持力の強さも凄い」森 秋彩選手「150cm台と身長は低いですが、安楽選手同様、保持の強さが際立っている。指先の強さを感じさせる登りを見てほしいですね」。アップになった時の手元に注目。尾川とも子さん日本人女性初のプロクライマーとして活躍。クライミングの指導を行うほか、スポーツクライミング解説者として今回の世界選手権でも解説を担当する。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会【日程】開催中~8月12日(土)【会場】スイス・ベルン「ポストファイナンス・アリーナ」で開催。決勝はNHK総合、J SPORTSで放送予定。IFSCのYouTubeチャンネルの中継もあり。※『anan』2023年8月9日号より。写真・YUTAKA/アフロスポーツ(by anan編集部)
2023年08月02日imaseさんは2020年、二十歳の時にギターを手にし、作曲を始めたところから音楽活動をスタート。その半年後にTikTok に投稿した「Have a nice day」が話題に。代表曲「NIGHT DANCER」はStray Kidsによる踊ってみたやBTSのジョングクによるカバー歌唱もあり、グローバルなヒットを記録。トレンドを軽やかに取り入れたサウンドと特徴的なファルセットボイスで支持を拡大中の、新世代アーティストに迫る。海外でもバズを起こす、気鋭のポップシンガー。幼い頃から歌うことが好きだったというimaseさん。学生時代はサッカー少年だったと話す。「小中学生の頃はサッカー漬けで、プロサッカー選手を目指していました。ゲームもよくやっていましたね。高校を卒業してからは就職しようと思っていたので、大学進学は考えていませんでした」楽曲を作り始めたのは二十歳の時。友人の影響でギターを手にしたことがきっかけだった。「2020年の秋に友達がギターを購入しているのを見て、僕もやってみたいなと思いギターを購入しました。翌年の春頃、TikTokにショート尺で曲を投稿している人を見て、自分も挑戦してみたいと思ったんです。当時はフル尺で楽曲を作る能力がまだなかったので、ショート尺を投稿できるプラットフォームはありがたかったですね」2022年8月に配信した「NIGHT DANCER」が大ヒット。名だたるK‐POPアーティストの踊ってみた動画により、特に韓国で大きなバズを記録した。「バイラルの要因として、韓国で日本のシティポップが流行っていることは大きいと思います。僕の歌声は、母音の発音を少し崩したほうが曲に合うと思っているのですが、日本語の発音は英語や韓国語と比べて母音が硬いんです。なので、曲を作る際は母音を柔らかく発音して日本語っぽくしすぎないことを意識しています。もしかしたら、それが海外の方の耳に馴染む要因の一つになっているのかもしれません。また、メロディが細かすぎないので歌いやすいというのもあると思います」初めての有観客ライブは今年3月のことだった。「ライブをするまではファンの方の存在をSNS上でしか感じられなかったですし、経験がないので僕自身ライブが好きなのかもわからず、様々な不安がありました。でも、実際にライブでファンの方々に会うことができ、僕はライブが好きなんだと気づきました。僕の曲を好きでいてくださる方々と同じ空間で過ごすことってすごく素敵だなと思いました」その後、韓国とタイでショーケースを開催。言葉が通じなくとも、音楽で通じ合えるということを実感することとなった。「韓国の方々もタイの方々も、日本語で僕の楽曲を一緒に歌ってくれたんです。すごく不思議な感覚を覚えつつ、一緒に音楽を楽しむためには必ずしも英語詞である必要はないんだなと感じました。岐阜の実家でベッドルームミュージックのような雰囲気で作った曲が、SNSを通し、言語の壁を越え、様々なところに届いているという実感が湧きました」新世代を代表するアーティストとなった今でも、リスナーとしての嗜好がダイレクトに曲作りに反映されるスタイルは変わらない。「リスナーの方との距離感が近いのは僕のいいところだと思っています。自分の好きな音楽を作るという根底は大事にしながら、音楽的にアップデートしたり、ライティング能力をもっと上げて進化していきたいです」一番音楽を聴くのは曲を作るタイミングなのだとか。最近はどんなモードなのだろうか。「最近はTommy heavenly6のインディーロックっぽい曲にハマっています。でも、このような楽曲を作りたいというよりは、あくまでリスナーとして聴いています。音楽にはリバイバルのサイクルがあると思うので、過去に聴いていた曲のエッセンスが無意識に自分が作る曲に入っていることはあると思います。自分のルーツではないジャンルの曲を作る時は、そのジャンルのプレイリストを聴いたり、タイプビートで調べて聴き漁ったりしています」最後に、最近ハマっているものは何か聞いてみた。「音楽もそうなんですが、一度ハマるととことんハマるタイプなんです。食生活もそうで、今はUber Eatsで頼めるオレンジと柚子のソーダにハマっています。そのお店と同じ系列のお店でオーダーした、ナタデココが入ったグレープフルーツジュースもすごく美味しかったんです。フルーツ系のジュースは毎日のように飲んでいますね。食べ物は中華料理にハマっていて、最近はチンジャオロースをよく食べています。数か月前はタピオカブーム期で、その次が韓国料理ブーム期。スンドゥブを毎日食べていたらUber Eatsのスンドゥブが売り切れになってしまったので、ラーメンブーム期に入って今は中華料理ブーム期、という流れです(笑)」これまでの代表的な楽曲。「Have a nice day」TikTokに投稿し、最初にバズを記録した楽曲。「キャッチーなメロディと、ドラムパッドを叩きながら歌っていた動画が物珍しかったのかなと思います。ファルセットへの反応も多かったですね」「NIGHT DANCER」2022年8月に配信され、世界各国でヒット。「リリースした時から、国内ではたくさんの方が動画を投稿してくださっていました。今年に入ってからENHYPENさんやTOMORROW X TOGETHRさん、LE SSERAFIMさんなど多くのK‐POPアーティストの方々が踊ってくださり、ダンスがきっかけで海外にも広がったことをとても嬉しく思っています」「ユートピア」鳥山明の名作『SAND LAND』のアニメ映画主題歌として書き下ろした新曲。「鳥山先生がデザインを手がけた『ドラゴンクエスト』の劇伴を意識して、間奏にバイオリンのピチカートを入れました」イマセ2000年生まれ、岐阜県出身。アーティスト。’20年に音楽活動を始め、わずか1年でTikTokでバイラルヒットを生み、’21年メジャーデビュー。’22年8月に配信した「NIGHT DANCER」が韓国配信サイト「Melon」でJ‐POP初のTOP20入りを果たす。※『anan』2023年8月9日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)ヘア&メイク・向井大輔取材、文・小松香里(by anan編集部)
2023年08月02日夏真っ盛りでお盆もある8月は、1年の中でも特に彩りが豊で楽しい時期です。この日々を最強の運気とともに過ごすために、五十六謀星もっちぃさんに、西洋の星占いや日本の暦注など様々な占いに基づいた「開運カレンダー」を教えてもらいました。ぜひ、レジャーやお金の計画を立てるために活用してください。満月と天赦日が2回! パワフルな8月今年の8月には、満月と天赦日がそれぞれ2回ずつあります。特に天赦日は、そうそうない開運デーなので、これが2回もある8月は、とてつもなく大きなパワーを秘めた時期といえるでしょう。2日はクリエイティブに満月を迎える2日(水)は、クリエイティブな運気が高まる開運デーです。この日は自分自身の想像力を駆使して、何か新しいアイデアを練ることに力を注ぎましょう。自分の感情を重視して行動すると良いことがあります。4日は大開運デー4日(金)は、大開運デーです。天赦日と一粒万倍日という、2つの大きな吉日が重なります。おまけに大安でもあります。この日は、何をやってもうまくいくというぐらいに、様々な運気があなたの味方をしてくれるはずです。買い物をするにもよし、お金の勉強をするにもよし、新しいことを始めるのもよしです。これだけ運気のいい日は、何も行動を起こさないのはもったいないでしょう。すべての人に平等に訪れるこの開運日を活用することこそが、幸せに過ごすための近道かもしれません。10日は買い物日和大安と一粒万倍日が重なる10日(木)は、お買い物に関する運気が上昇します。日常生活に必要なものを一気にまとめ買いしたり、お盆に備えてストックを用意したりするなら、この日が最適なタイミングといえるでしょう。また、この日は新しいチャレンジを開始するタイミングとしても効果的です。お盆は安全に注意して楽しく過ごしましょうお盆の期間中も、星回りや運気はなかなか良好だといえます。とても楽しい時期を過ごすことができそうです。16日(水)は新月ですが、この日は十分に注意して過ごすようにしましょう。この日だけは星回りが若干不安定なので、心ばかりが焦ってしまうことがあるかもしれません。慎重に周りを確認して過ごしてください。24日はお地蔵様のパワーに触れて!24日(木)は上弦の月です。テンションが上がりやすく、色々とやりたいことが見えてくる時期になるかもしれません。お盆でお金を使いすぎてしまった人は節約をしなければいけないタイミングですが、この日は、少ない金額で楽しめるちょっとした贅沢をすると良いかもしれません。また、この日はお地蔵様の縁日としても知られている日です。近所にいるお地蔵様に挨拶に行くのも良いでしょう。月末は金運Good!月末は金運が非常に良くなりそうです。どちらかというと節約に関する運気が上昇し、余分な出費を大幅に省くことができるでしょう。臨時収入を得るチャンスがあるかもしれません。特に29日(火)は、思いがけないところから金運の糸口をつかむことがありそうです。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©AegeanBlue/gettyimages文・五十六謀星もっちぃ
2023年08月01日8月2日からの1週間をより豊かに生きるためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。今回は、占い師の五十六謀星もっちぃさんが独自に算定した「運命変動ポイント」をもとに、1週間分の運勢をご紹介します。点数がプラスの日は良い変化が起こりやすく、マイナスの日は悪い変化が起こりやすくなります。点数がゼロの日は安定して過ごせるでしょう。予定をたてる際に、ぜひ活用してみてくださいね。おひつじ座3/21~4/19今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 8ポイント8/7(月): 8ポイント8/8(火): 0ポイント1週間を通じて安定して過ごすことができそうな予感です。頑張るべきことを一通り終えた後の、のんびり過ごす時間が訪れるでしょう。5日(土)までは穏やかに過ごせそうですので、趣味やリラックスタイムを充実させることを意識してください。6日(日)は、パートナーと過ごす時間を大切にすると良いでしょう。7日(月)は、仕事で関わる人とのコミュニケーションに力を入れて、優しさと思いやりを意識して生活してください。おうし座4/20~5/20今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 8ポイント全体を通じて、非常に安定した1週間になりそうな予感です。世間の流れに振り回されることなく、自分のペースで生きることを心がけましょう。仕事とは全く関係がないエンターテインメントに時間を割くことも重要だといえます。全てを自分の成長のために役立てようなどと真面目に考えすぎると、ストレスがたまってしまうかもしれません。8日(火)は運気が良く、頑張ったことがそのまま結果となって反映されやすいとき。努力を要することは、この日に頑張ると良いでしょう。ふたご座5/21~6/21今週の運命変動ポイント8/2(水): 3ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 7ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント全体的に運気が安定していて大きな変革が訪れるタイミングではありません。しかし、自分を成長させるために効率良く時間を使うことができるでしょう。特に2日(水)は勉強運が向上します。最短ルートで人生を良くするためのテクニックを学ぶのではなく、本当に必要な基礎知識を地道に磨くことが重要となるでしょう。4日(金)も運気が向上します。この日は友人とのコミュニケーションに良い運気がありそうです。人と過ごす時間を大切にしましょう。かに座6/22~7/22今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 2ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 12ポイント8/8(火): 0ポイント一見するとなんでもないようなところで、幸運のチャンスをつかむことができそうな1週間だといえます。外れたと思っていた宝くじが実は当たっていたというような、幸運の見落としが起こりそうなときなので注意が必要です。貪欲に幸せを探しましょう。3日(木)はグルメ運が好調です。好きなものを好きなだけ食べましょう。5日(土)と6日(日)は多少サボってもよい日です。心が受け付けないことは後回しにしても大丈夫でしょう。その代わり7日(月)は努力が必要になるかもしれません。頑張れば頑張るだけ結果につながる努力日和といえます。しし座7/23~8/22今週の運命変動ポイント8/2(水): 5ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 5ポイント8/5(土): 12ポイント8/6(日): 20ポイント8/7(月): 5ポイント8/8(火): 7ポイント楽しいことへの挑戦のチャンスがあり、充実した1週間になるでしょう。完璧な成果を求めようとせずに、得意なことに力を入れるようにしましょう。5日(土)は、エンターテインメントに関する運気が上昇します。この日を一緒に過ごす人とは、親密な関係を築きやすくなります。好きな人と一緒に過ごすチャンスを作ると、とても良いことがありそうです。6日(日)は、1日中忙しく動き回ることになりそうな予感です。全ての行動が結果につながり、幸運を招く可能性が高いです。この日に備えて体力を蓄えておきましょう。おとめ座8/23~9/22今週の運命変動ポイント8/2(水): 3ポイント8/3(木): 2ポイント8/4(金): 3ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 3ポイント8/8(火): 12ポイント基本的に穏やかで安定した1週間になりそうです。たくさんの人とコミュニケーションをとることを心がけると、運気が向上するタイミングだといえます。人と連絡を取って、積極的に他人を頼るようにしましょう。4日(金)は、イベントに参加すると良いことがあるかもしれません。8日(火)は、仕事運が急上昇します。それまで苦戦していたことが一気に解決することもあるでしょう。難しい仕事や面倒くさいと思っていることは、この日まで先送りにしてもいいかもしれません。てんびん座9/23~10/23今週の運命変動ポイント8/2(水): 3ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント全体を通じてとても落ち着いた穏やかな1週間になりそうです。自然の中でリラックスする時間を持つと、より良いことがあるかもしれません。2日(水)は、親しい人に自分をさらけ出すことを意識してください。本当の自分で素直にぶつかることで、人間関係を新たなステップに進めることができるでしょう。週末の運気は安定していますが、ただのんびり過ごすだけでなく、普段と違うことをしてみると良さそうです。さそり座10/24~11/22今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 1ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 7ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント基本的には安定した1週間になりそうです。良いことも断続的にありますが、人生を大きく変える挑戦をするというよりは、のんびり過ごすべき時期といえるかもしれません。平和で穏やかに過ごすことを大切にしましょう。4日(金)は行動力が上昇しますので、何か挑戦したいことがあるなら、この日に頑張ると良いかもしれません。コミュニケーションにおいては、行き違いが起こりやすいので注意してください。6日(日)は全てにおいて良いことがありそうなタイミングです。いて座11/23~12/21今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 1ポイント8/8(火): 0ポイントものすごく安定した1週間になるでしょう。日々の生活に変化を求めるよりも、何気ない普段の生活の中で楽しいことに没頭するのが良さそうです。この1週間は読書に関する運気も上昇します。骨太で読み応えのある1冊の本を、1週間かけてしっかり読み込むのも良さそうです。ちょっと緊張することに挑戦するならば、7日(月)を選ぶと良いでしょう。この日は、頑張るあなたを応援する星が巡ってきそうです。やぎ座12/22~1/19今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 5ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 12ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント好きなものに囲まれて楽しく過ごすことができる1週間になりそうです。可愛いものや美しいものを見えるところにおいて、テンションを上げるようにしましょう。3日(木)は、特別な出来事やサプライズがありそうな予感です。誰かがあなたを喜ばせるために何かをしてくれるかもしれません。6日(日)は、快楽を求めて開放的に過ごすべきときだといえます。後先を考えるよりも、この日を心から楽しむことを意識して過ごしましょう。ストレスが解消されれば健康は後からついてくるはずです。みずがめ座1/20~2/18今週の運命変動ポイント8/2(水): 13ポイント8/3(木): 8ポイント8/4(金): 0ポイント8/5(土): 0ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント心が晴れやかで、楽しく過ごすことができる1週間になりそうな予感です。あなたの魅力を理解してくれる人に囲まれて、自己肯定感を高めることができる時期になるでしょう。特に2日(水)は、褒められ日和になりそうです。あなたに積極的に言葉をかけてくれる人とのコミュニケーションを増やすと良いでしょう。褒められることはあなたの成長をグンと促してくれるはずです。3日(木)は、様々なことを慎重に考えるべきタイミングといえます。深く考えることで素晴らしい結論を出すことができるでしょう。うお座2/19~3/20今週の運命変動ポイント8/2(水): 0ポイント8/3(木): 0ポイント8/4(金): 7ポイント8/5(土): 7ポイント8/6(日): 0ポイント8/7(月): 0ポイント8/8(火): 0ポイント何をしていてもポジティブな気分に浸って、優雅に過ごせそうな1週間です。細かい仕事をあくせくこなすにはあまり向いていない時期ともいえます。後でもよいことは先延ばしにして、のんびり過ごしましょう。4日(金)は、友人関係の運気が上昇します。そろそろ連絡を取ろうと考えている人がいるなら、この日に連絡してみてください。5日(土)は、心の成長が期待できそうなタイミングです。感動できる映画を見たり美術館に行ったりするのも良いでしょう。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©AegeanBlue/gettyimages©Iam_Anuphone/shutterstock文・五十六謀星もっちぃ
2023年08月01日夏真っ盛りの8月前半、最大級の幸運を手に入れるためには、どうすればいいのでしょうか。今回は、占い師の五十六謀星もっちぃさんに「2023年8月前半の運勢」を12星座別に占ってもらいました。恋愛や仕事についての細かな解説もあるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。【2023年8月前半占い】おひつじ座3/21~4/19思考が活発になり、人生をより楽に生きるアイディアが浮かんでくるでしょう。自分に自信を持つことができる時期です。おうし座4/20~5/20常に笑いとトキメキに満ちた楽しい時期を過ごすことができそうです。出費が増えすぎないように注意しましょう。ふたご座5/21~6/21珍しい場所で思い出を残すことができそうな予感です。話題のスポットに出かけてみましょう。かに座6/22~7/22前向きなエネルギーが満ちている時期です。青いものとの接点を意識して増やせばさらに運気が上昇するでしょう。しし座7/23~8/22健康的に自分の内面を磨くことで、さらに魅力的な自分に出会うことができるタイミングです。人から見られることを意識しましょう。おとめ座8/23~9/22人の優しさに触れて感動することができそうな予感です。人間を信じることを大切にしてください。てんびん座9/23~10/23地味で目立たない仕事をしっかりこなすことで、全体的な運気がアップするときです。暑さに負けずに頑張りましょう。さそり座10/24~11/22天運に助けられる時期です。困ったことがあればすぐ人に相談することを心がけてください。いて座11/23~12/21あなたのこだわりが発揮されるタイミングです。妥協することなく、納得いくまで時間をかけて自分の願望と向き合いましょう。やぎ座12/22~1/19自分の心に素直に自由に、そして大胆に生きるべきときです。あらゆる感情を素直に表現することを心がけましょう。みずがめ座1/20~2/18高級感を演出して、リッチな心で過ごすことが重要な時期です。芸術に触れるのも良いでしょう。うお座2/19~3/20自分が成長していくポジティブなエネルギーを感じることができる時期です。何をしていてもエネルギーが溢れてくるでしょう。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©mbbirdy/Jackyenjoyphotography/gettyimages文・五十六謀星もっちぃ
2023年08月01日目指すのはエンターテインメントとしてのダンス。観る人の視点を想定し、自身のカラダをも作り変えるINI・西洸人さんの歩んできた道と理想。レベルの高いパフォーマンスで人気のグローバルボーイズグループ・INIの中でも特にダンス面で注目を集めている西洸人さん。INIとしてデビューする前からダンサーとしてキャリアを積み、同じくダンサー経験を持つリーダー木村柾哉さんと双璧をなす存在だ。木村さんがしなやかで丁寧なダンスだとすれば、西さんはキレと重みを併せ持ち、そのダイナミックな動きから繰り出されるグルーヴは、大人数のグループの中でもひと際目を引く。「木村柾哉と僕は正反対なんですよね。それこそ、彼が持っているしなやかな筋肉は僕にはないものなので、そういう意味での憧れがあります。得意なことも真逆なので、おたがいに補い合えるのがいいところです。僕自身としては、自分のダンスはパワー系だと思っているんですが、そのパワーを一極集中させて瞬発力を生み出しているイメージ。それには体幹や足腰の強さが重要になってきます。特に細かいステップをきれいに見せるためには瞬発力が必要なんですよ。ステップを見やすくするために初動を早くしたり、“止め”をしっかりするためには下半身が強くないといけないんですよね。これは、ダンスの前にやっていたサッカーで培われたのかもしれないですし、僕のダンスの入り口がブレイクダンスだったこととも関係しているのかも」ダンスに興味を持ったきっかけは、クリス・ブラウンのミュージック・ビデオから。「もともとは姉が洋楽好きで、その影響で僕も小学生の頃から洋楽を聴いていました。ダンスに目覚めたのはその後、クリス・ブラウンに出合ってから。『Yeah3x』のMVで、バスの上でバク転するシーンがめちゃくちゃカッコいいんですよ!それで僕もブレイクダンスを始めました」高校卒業後、ダンサーとしての活動を始め、そうそうたるアーティストのバックダンサーを務めたことも。しかし、原点である“音楽が好き”という想いが忘れられず、’21年に放送されたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』に参加。ボーカルとラップに磨きをかけ、自らが演者となり、エンターテインメントの世界に飛び込んだ。ステージに立つ西さんの表情は、ただその場にいる喜びと楽しさに満ちあふれ、観る者を引き込む力を持っている。「ステージに立っている時は常に気持ちがいいです。しかもツアーともなれば自分たちのステージなので、心から楽しんでますね。ステージの上で誰かがすごいパフォーマンスを見せて、それを見て『今日のあいつ、すごいね』って他のメンバーと目を合わせながら笑ったりして、そういう瞬間が楽しいし、そういう時の表情を抑えるつもりもないです(笑)。そうすると必然的にステージにも活気があふれて、自分たちらしいパフォーマンスができるので、相乗効果でよりよいステージが見せられると思うんですよね。エンターテインメントなんだから、ド真面目すぎても面白みがないというか。まずは自分たちが楽しむこと、それが観ている人にも伝わって、楽しんでもらえるんだと思います。どんなに練習しても、最終的に行き着くところはやっぱり“自分たちが楽しむこと”ですね」だからといって、ただ自分本位にステージを楽しむことはしない。「ツアーでは会場によって大きさが違うし、そうすると客席からの見え方も違ってきますよね。今日の会場の最前列の人がステージを見た時、目線はこれくらいの高さになるなとか、あのアングルから見た場合の振り付けはどう見えるかなとか、そういうことは常に意識しています。今日はカメラを意識して踊ってみようとか、今日はぶちかまそうとか、日によってダンスを変えることもありますね。僕自身、飽き性なので、自分が飽きないように工夫しています」ダンスそのものだけでなく、各会場の観客席からの見え方や、ステップがよく見える踊り方にこだわるのは、エンターテインメントとしてのダンスを追求しているからこそ。そのこだわりは自身のカラダにも及ぶ。「衣装を着た時のシルエットも気にします。衣装によってカラダを大きくしたり、逆に絞ることもありますね。ツアーの時は衣装がタイトめだったので、ちょっと厚みのある体型を目指して胸と背中のトレーニングをして、特に背中は重点的に鍛えました。ボディラインが見える衣装だったから、線が細すぎると迫力がないなと思って。普段はあまり大きく鍛えると洋服が似合わなくなってしまうので、そういう期間はトレーニングを休んで調整します。そういうわけで、最近はトレーニングお休み中だったので(笑)、今回この撮影のお話をいただいて、久しぶりに健康的な生活に戻りました。やっぱり定期的に運動するのが一番ですね(笑)」憧れるのはクリス・ブラウン、ダンサーのブライアン・パスポス、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドなど、筋肉がしっかりついたぶ厚いカラダ。その一方で「ダンスに筋肉の量は必要ない」という持論も。「例えば“ヒット”という、カラダの一部分を強くはじく動作があるんですが、その動きに必要なのは、ただそこに意識を強く持つことだけ。はじめは肉体の一部分だけを動かすなんてできないから、そこの筋肉を触りながら、“意識する”ことから始めて、そうすることでだんだんその1か所の筋肉のみを動かせるようになるんです。ダンスはどれだけ動かしたい箇所に神経を持っていけるか、全身に気を張り巡らせて表現することができるかが大事だと思っています」アクロバットやブレイクダンス、ヒップホップと、様々なジャンルのダンスを経験し、今のスタイルを築き上げた。そんな西さんが考える、究極のダンスとは?「究極的には、立っているだけですごい、と思わせられることですね。ダンスって突き詰めるとポーズの連続なので、“立ち”もダンスの一部なんですよ。それに、バラードを歌う時も、立ち姿が違うだけで聞こえ方も違ってくる。僕自身、アーティストのライブに行った時に感じるんですけど、ステージ上のアーティストって独特のオーラがあるじゃないですか。踊っていなくても、姿そのものが“パフォーマンス”になっているというか…。そういう覇気みたいなもの、立ち姿だけで圧倒できることが“究極”だと思いますね。僕も、そういう覇気のあるパフォーマンスがしたいです」にし・ひろと1997年6月1日生まれ、鹿児島県出身。2021年にINIとしてデビュー。4TH SINGLE『DROP That』の収録曲「DROP」を単独で作詞した。INIのDIGITAL SINGLE「My Story」が好評配信中。タンクトップ¥26,400パンツ¥66,000(共にダイリクinfo@dairiku-cinema.com)中に着たタンクトップ¥4,950(アイバー)ブレスレット¥27,500(ライオンハート) 共にシアンPR TEL:03・6662・5525靴¥16,500(ヴァリジスタ グローバル スタジオ/アースマーケティング TEL:03・5638・9771)ペンダントネックレス¥63,800左耳のイヤカフ¥13,200(共にガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年8月2日号より。写真・RYO SATOスタイリスト・ダヨシヘア&メイク・時田ユースケ(ECLAT)取材、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2023年08月01日アクロバティックなポーズでもブレることのない体幹。しなやかさの中にも力強さを感じさせるムーブ。ダンス歴約20年の松岡広大さんが語るダンス論。言葉以上に体の雄弁さを実感して、その面白さや深さに感動したんです。松岡広大さんがダンスに目覚めたのは3歳の頃。「今でも記憶がありますが、テレビで歌って踊るアイドルを見て衝撃を受けたんです。そのとき、漠然とですが自分はいずれこの仕事をするんだって思ったのを覚えています。小学校に入ってサッカーとか野球とか、水泳を習い始める子もいたけれど、僕はそっちにはまったく興味がなくて、家で歌ったり踊ったりしていて。それを見た母がダンススクールを調べてくれ、そこに通うようになったのが小2の頃です」今でこそダンスはメジャーな習い事になっているけれど、当時はそこまで世間に浸透していなかった時代。とくに男子の生徒はごく少数。それでも楽しくて仕方がなかったそう。「基本的にあまりしゃべる方ではなかったのもあって、ダンスが言語に代わる、人と繋がるツールみたいな感覚だったんですよね。しかも、やればやるほど上達していくし、踊っている間は、他人の目を気にせずにいられる。本来の自分でいられる感じがして嬉しかったですし、自分を自由に表現できるのが楽しかったです」この“自由さ”こそ松岡さんがダンスに最も惹かれた理由だ。「みんなと同じレールを歩くっていうことが僕は苦手で、優れることより異なっていることの方が素敵だと思うタイプ。ダンスって、踊り方も振り付けも誰かが考案したものではあるし、レッスンの過程で巧い人の動きを真似して自分のものにしていくことはありますが、ひとりひとりが違う体を持っていて、違う個性を持っているから、まったく同じにはならなくて、そこがすごく楽しかったんですよね」あっという間にダンスの魅力に虜になり、今の事務所に入る中学2年生の頃まで、週6で通っていたそう。「最初やり始めたのはヒップホップだったのですが、突き詰めていくうちに、だんだん他のジャンルにも興味が出てくるんです。その頃、YouTubeにいろんなダンサーがコンテストで踊っている動画が頻繁に上がるようになっていて、それを見て、これを習いたいって調べたりもして。お店のショーウィンドーを鏡代わりにして、いわゆるストリートダンスといわれているものも踊っていました」どうやら、始めたらとことんまでやらないと気が済まないタイプらしい。しかし、そのモチベーションになっているのは、あくまでも好奇心だ。「たぶん知的好奇心でしか生きてないんですよね。つまらないって思ったものはすぐやめるし(笑)。ダンスって、運動能力がすべてだと思われているかもしれないけれど、じつはそうでもないんです。運動神経がいいといわれている人っていうのは、ある動きがあったとして、それを表現するためにはどこにどう力を入れたらいいのか、力加減と緩急のつけ方を何度も訓練して理解している人のこと。じつは意外に頭を使うことも多いんです。それに気づいたのは20歳を過ぎた頃で、そこからスポーツ生態学を少し勉強したのですが、どこで力を抜けばいいのか、しなやかに動かすためにはどこにどれくらい力を入れるのか、理論的にわかってくるとまた面白いんですよね」もうひとつ松岡さんを夢中にさせたものがある。それがお芝居だ。「ダンスに伸び悩んだことがあって、それが小学校4年から5年生くらいの頃です。週6でレッスンに通っているのになんでこんなに上達しないんだろうってちょっと絶望的になって、やめることも考えました。そんなときにテレビを見ていたら、俳優さんがお芝居をしていて、こっちも面白そうだなと思って事務所に履歴書を送りました」ダンスとお芝居という表現方法を手に入れ、映像に舞台にと、活躍の場を広げていくのと並行して、知的好奇心に誘われるまま、さまざまな舞台を観に行くようにも。そんな中で、もう一歩深くお芝居の面白さを実感する作品に出合う。それが、日本を代表する演出家のひとりである栗山民也さんが、漫画の神様・手塚治虫さんの代表作を舞台化した『アドルフに告ぐ』だった。アドルフ・ヒトラーと、同じアドルフの名前を持つふたりの青年を軸に、大きな歴史の渦の中で生きた人々の数奇な運命を描いた作品。そこには、成河さんや松下洸平さん、髙橋洋さんといった、演劇界でも実力派で知られる俳優陣がキャストに名を連ねていた。「そのとき成河さんの存在を知ったのですが、舞台でのお芝居の熱量の高さに圧倒されてしまった。『自分も演劇をやろう』って思ったし、そこから演劇を勉強し始めて、今はもう好きを通り越して“必要”になりました」ひと言で“演劇”といっても、スタイルはさまざま。セリフのみで物語を展開していくストレートプレイと呼ばれる会話劇もあれば、そこに歌やダンスを交えたミュージカルもある。また、セリフがなく、キャストの体の表現だけで物語を紡いでゆくノンバーバルパフォーマンスと呼ばれるものも。ただ、いずれにも共通しているのは、そこに俳優が存在していて、観客は目の前の俳優の体から発せられる表現を観る、ということ。俳優として、自身の体を頭で思い描いた通りに自在に操れるということが、お芝居の上でアドバンテージになることもあるに違いない。「表現という意味では一緒なんです。動きの表現に限らず、体の状態と発声とは繋がっていて、体が硬直した状態だとどんな声色が出るのか、その逆だとどうか…ということにも関わってくるので、それはすごく助かっています。でも、ダンスをやっていてよかったと思ったのは、さらにその先のことが大きいかもしれない。ミュージカルよりもさらにダンスに近い肉体表現で、物語だったり心情だったりを描く演劇もあるんですよね。そういう作品を観たときに、言葉以上に体の雄弁さを実感して、素晴らしいなと思ったし、あらためて体で表現することの面白さや深さに感動したんです」そう言った後、「とくにインバル・ピントとの出会いは大きかった」とも。インバルとは、世界的に活躍するイスラエル出身の振付家であり演出家。松岡さんは’20年にインバルが日本で創作した舞台『ねじまき鳥クロニクル』に出演している。タイトルからもわかる通り、題材となったのは村上春樹さんの同名小説。インバルは、セリフ劇とコンテンポラリーダンスの両方を絡み合わせ、日常とファンタジーが入り混じる不思議な物語世界を立ち上げた。「あの現場自体が、大好きだったんです。インバルだけでなく、成河さんをはじめとした共演者の方がたやダンサーの方がたが、あらゆるアイデアを出していく創造的な稽古場でした。ただ参加した当初の僕は、言われたことをやるのにいっぱいいっぱい。それまでは、自分は言われたことはなんでもできると、傲慢にも思っていました。でも、できないことはできないとはっきり言うインバルと仕事をして、できない自分を認めることも大事だなと思えた。同時に、できないことも武器になると気づいて、もっと正直に生きようと思えたのは大きかったです」一昨年のミュージカル『ニュージーズ』では、主人公の相棒で片脚が不自由なクラッチーを演じている。片脚を引きずりながら新聞を売る姿、同じ新聞売りの少年たちと踊る場面…。自分の体を自在に扱える松岡さんだからこそ、何気ない仕草ひとつも、リアリティを持って見せられたように思う。「片脚を動かせないというハンディキャップを、なんとなくで表現したくなくて、役をいただいたときに、なぜ松葉杖をついているか調べました。栄養失調というか、ビタミン欠乏症によって筋力低下や感覚麻痺が起こり、歩行困難になることもあるそう。そうやって状況や背景を知ると、どういう塩梅で見せていったらいいか、やっぱりわかりやすいんですよね。ただ、動けるからって表現できているかといったら難しいところです。役によっては動けすぎちゃうのも違うと思いますし」まつおか・こうだい1997年8月9日生まれ、東京都出身。放送中のドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』(ABCテレビ、テレビ朝日系)に出演するほか、9月7日開幕のミュージカル『スリル・ミー』への出演も控える。1枚目:ベスト¥29,700(クルニ/クルニ フラッグシップ ストアTEL:03・6416・1056)2枚目:ニット¥44,000(ルフォン/シアンPR TEL:03・6662・5525)パンツ¥33,000(メアグラーティア/ティーニーランチTEL:03・6812・9341)※『anan』2023年8月2日号より。写真・RYO SATOスタイリスト・ダヨシヘア&メイク・堤 紗也香取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年08月01日作り込まれた世界観とパフォーマンスで多くの人を魅了する櫻坂46。そんな櫻坂46の衣装や映像、ダンス、CDジャケット、美術セットなどのクリエイティブや制作過程を見て取れる、総括的な展覧会、櫻坂46展『新せ界』が始まる。本展のタイトルは「新せ界」。「世」という漢字が形を変え、生まれた「せ」と、時代とともに変化する彼女たちを重ね合わせ、漢字でなく平仮名の「せ」が用いられた。空間演出は、櫻坂46のCDジャケットを手がけてきたアートディレクター、映像ディレクターのOSRINさん。「アイドルを含むポップカルチャーの展覧会は、新しい見せ方の可能性を探っている段階です。そしてその実現に必要なのは、従来とは違うスタッフィング。OSRINさんは美術や空間のイメージが非常に鮮烈な方なので、本展を手がけてもらうことで、驚くような化学反応が起こるのではないかと考えました」と、話すのは本展のディレクションを担当するクリエイティブディレクターの本信光理さん。空間作りの過程も少し独特なものに。「チャレンジングだったのは、OSRINさんの空間プランに合わせて展示物と並べ方のストーリーを構築していった点。普通は“意味”があって“形”がありますが、今回は先に“形”を作り、そこに“意味”を見いだしていったんです。しかし、そのままだとメンバーが介在しない展示になってしまう。そこで、最後にメンバー全員に未来のビジョンを語ってもらうインタビューを入れました。各々のグループへの想いを理解でき、それがまた展覧会の構成にフィードバックされていきました」そうして過去から現在、未来までを辿る展示が作り上げられた。注目は、MVやライブ衣装が並ぶ1章「衣装―存在を支えるもの」と、セット美術が展示される4章「彼女らの痕跡―存在と不在の狭間」。いずれも物語性のある空間デザイン、演出が施されている。「櫻坂46のファンのみならず、ものづくりやクリエイティブに興味を持っている人にも来てほしい」と本信さん。櫻坂46の世界に没入できる本展を、ぜひ五感で楽しんでみて。櫻坂46展『新せ界』六本木ミュージアム東京都港区六本木5‐6‐207月28日(金)~10月29日(日)10時~20時(入場は19時半まで)会期中無休一般(前売り)2200円ほか※入館は事前予約制。※『anan』2023年8月2日号より。(by anan編集部)
2023年07月31日