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鬼才ティム・バートンとハリウッドNo.1を争う人気俳優ジョニー・デップが7度目のタッグでルイス・キャロルの傑作小説を映画化した、2010年の注目の1本『アリス・イン・ワンダーランド』。傑作文学「チャーリーとチョコレート工場」を独特の世界観で甦らせ、大ヒットへと導いた黄金コンビが、また新たな摩訶不思議ワールドを送り出す。この公開に先駆けて、12月23日(水・祝)より本作の世界観を一足先に体験できる展示企画が行われることになった。本作は、少女・アリスが奇妙なキャラクターたちが暮らすファンタジー・ワールドに迷い込むという幻想的な物語「不思議の国のアリス」、それに続く「鏡の国のアリス」のその後、19歳になったアリスの新たな冒険を描く。ジョニー扮する“帽子屋”を始め、アリスの前に立ちはだかる“赤の女王”(ヘレナ・ボナム=カーター)や、“白の女王”(アン・ハサウェイ)など自由奔放なキャラクターももちろん、強烈な色彩と独特のビジュアルの「アリスの世界」が広がる。今回の展示企画では、作品の世界観をセットで再現、実際の撮影でジョニーらが使用した衣裳や小道具も多数取り揃えられており、ウォークスルー体験でアリスの気分を味わえるはず。さらに来場者にはもれなく映画『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展オリジナルポスターと、来年2月にロンドンにて開催されるワールドプレミア鑑賞の旅(1組2名様)が当たる応募券が手に入るという、ここだけの嬉しい特典も。ぜひ、年末年始のレジャーに足を運んでみては?『アリス・イン・ワンダーランド』は2010年4月17日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。映画『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展期間:12月23日(水・祝)〜2010年1月11日(月・祝)※12月31日〜1月3日休み時間:11:00〜19:00会場:日本テレビ2階ホール(東京・新橋)※入場無料■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ、「最もセクシーな男性」に選ばれるジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞新画像もチラリ…デップ版『アリス』何と7か月前に前売り発売開始!プレミア特典もジョニー・デップ『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作に出演決定コミコンのパネル・ディスカッションに、ジョニーがサプライズ登壇
2009年11月22日林遣都、山下リオという旬の若手俳優を主演に迎え、パラグライダーを題材に、全編にわたって石川県でのロケを敢行した『RISE UPライズアップ』。この夏の石川県内での先行上映に続いて11月21日(土)、ついに全国での公開を迎えた。東京・渋谷のユーロスペースでは林さんと山下さん、そして中島良監督による舞台挨拶が行われた。林さんらが姿を現すと、大きな拍手と歓声が。これに圧倒されたのか?林さんは「(準備していた挨拶を)一気に忘れてしまいました…」と苦笑い。改めて「東京は雲ひとつない久々の晴天で嬉しいです。この映画は空を舞台にした作品なので、いい予感がします」と笑顔で語った。山下さんは「ドキドキドキドキしてます(笑)」と初日を迎えて緊張しつつも嬉しそう。2人は初共演だが、互いの印象は?という質問に林さんは「撮影が10日間だけだったので、最初は『仲良くなれないだろうな。あんまり喋れないだろうな…』とあきらめてたんです。でも、撮影に入ると合宿状態で、すごく距離が近くて、だんだん話せるようになりました。僕と(共演の)太賀と一緒にムービーを回したりしてたんですが、山下さんは意外とふざけるのが好きで、カメラの前で変なことしてくれたり(笑)。(その映像は)お宝ですね」と明かした。一方の山下さんは、共に関西出身で、でも2人とも普段は関西弁を話さないという不思議な共通点を明かし「林さんが私に『関西弁で喋って』って言うので喋ったんです。でも私が頼んでも林さんはひと言も話さない。自由な方だな(笑)って思いました」とふり返った。では、監督の印象はというと山下さんはなぜか「監督はお地蔵さんです!」と言う。監督自らの説明によると「道往く人たちが交わる場にいて、そういう人たちがおにぎりを置いていったりしてくれるような存在という意味らしい…」とのこと。林さんは「何でこの寒い中、監督が半袖なのかわからない」とポツリ。監督はこれに対し「着るものがなくて…」と、なぜかかなり弱気な受け答えで、この2人のやり取りに会場は笑いに包まれていた。『RISE UPライズアップ』はユーロスペースほか全国にて公開中。■関連作品:RISE UPライズアップ 2009年8月22日より石川先行公開、11月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開© 2009「RISE UP」製作委員会■関連記事:いま注目の美男美女、林遣都&山下リオが日本初の青春スカイムービーに挑戦!
2009年11月21日吉田篤弘のロングセラー小説を、舞台、TVと幅広い活躍を見せる八嶋智人と元宝塚の男役トップスター、月船さららを主演に迎えて映画化した『つむじ風食堂の夜』が11月21日(土)に公開初日を迎え、第1回目の上映前に八嶋さん、月船さん、篠原哲雄監督による舞台挨拶が渋谷のユーロスペースで行われた。八嶋さんらはマイクを使わずに直接、観客に向かって語りかけ、会場は初めての上映を前に大きな盛り上がりを見せた。軽い足取りと満面の笑顔で壇上に立った八嶋さんは「みなさん、3連休の初日にこんなところで時間をつぶしていて大丈夫ですか(笑)?」と軽口を叩きつつ「何か心に引っかかるものがある作品だと思います。何かを感じ取って、渋谷の街に解き放たれてください!」とアピールした。月船さんもこの映画を観て温かい気持ちになって、寒い冬を乗り切りましょう!」と笑顔で呼びかけた。物語の舞台は「どこでもないどこか」。撮影は函館で行われたが八嶋さんはたいそうこの街が気に入ったようで「撮影が行われたのは“来々軒”というラーメン屋さんですがおいしいです。帽子屋さんでも撮影があったんですが、ここは日本で初めての帽子屋さんでして…と、『函館 ウォーカー』みたいになってますね(笑)」と函館の素晴らしさをまくし立てた。作品については「ここじゃないどこかに行きたいという願望や『これでいいのか?』というフワッとした迷いを誰もが持つもの。でも、そういうときに何と向き合ってどこに行くのか決めるのは自分しかいない。そういうことがこの80分ちょっとの作品の中に詰まっています」と語った。月船さんは「脚本を読んで、自分が置かれているのと全く同じ境遇が描かれていてびっくりしつつ、『絶対やりたい!』と思いました」と役柄への共感を示し、作品について「何年かごとに観ると、印象が変わってくると思います。一生、一緒に歩んで行ける作品です」と愛着を語った。ちなみに、本作では篠原監督自身が、記念すべき映画初出演を果たしている。監督は「函館から帰る2〜3時間前に撮ったシーンです。帽子屋にあった、ある帽子が気になっていて、かぶってみたら周りが『似合う』と言うのでその気になってしまいまして…。アドリブの楽しさを知りました」と照れながら出演の経緯と感想を語った。八嶋さんは「この、監督の出演シーンの撮影でちょうどクランクアップということで、終わったとき、監督はさも主役級の俳優のように中心で花束受け取ったりしてました(笑)」と明かし会場は笑いに包まれた。『つむじ風食堂の夜』はユーロスペースほか全国にて公開中。■関連作品:つむじ風食堂の夜 2009年11月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2009「つむじ風食堂の夜」製作委員会■関連記事:八嶋智人『つむじ風食堂の夜』インタビュー―“受け身”から新たな“発見”へ―
2009年11月21日ネット上で話題を呼び、書籍化された物語を映画化した『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が11月21日(土)に公開初日を迎えた。都内では、主演の小池徹平を始め、田辺誠一、マイコ、品川祐、田中圭、森本レオ、中村靖日、千葉雅子というフルキャスト&佐藤祐市監督を迎えての初日舞台挨拶が行われた。“ブラック会社”に負けるな!とばかり、この日は全員、真っ白の衣裳で登場。そして彼らに与えられたお題は「いまだから話せる、撮影中に“限界”だったこと」。冒頭の挨拶で「映画の中ではいじめられていますが、本当はムチャクチャ仲が良いんです。それだけは伝えたい!」と語っていた小池さんだったが、掲げたボードには「監督の朝のテンション」という言葉が…。いきなり監督にダメ出し…本当に仲が良いのか?と疑いたくなるが、曰く「とにかく監督のテンションが常に高くて付いていけないときがありましたね。僕は、わりかし朝は強い方なんですが、限界を感じました」と告白。マイコさんは「池田鉄洋さんの迫り方が限界」とこちらも穏やかでない言葉が踊るが。これは、劇中に居酒屋で井出(池田さん)が中西さん(マイコさん)に迫るシーンのこと。「池田さんのセリフはほぼアドリブで、一瞬、“中西さん”ではなく素に戻りました」と語り、ああいう迫り方をする男性は「苦手です」と笑顔でバッサリ。池田さんは慌てて「それはあくまで井出がですよね?」と何度も確認し、会場は笑いに包まれた。その池田さんは「田中圭くんのプルプルの唇が限界でした。ついつい吸い付きたくなりましたね」と恍惚の表情を浮かべ語った。この池田さんのひと言で、その唇に会場中の視線を集めた田中さんは逆に、池田さんの劇中のセリフ「びっくりボンバー」を“限界ポイント”として挙げ「笑いがこみ上げてきて、カメラに映らないところで『クククク』って笑ってました」と明かした。田辺さんの限界は「ギャグの封印」。「(自身の役が)真面目な役なので、池田さんと品川さんの2人のやり取りにノッていきたいのにそれが出来なくて…」と苦悩を語り、劇中、田辺さん扮する藤田さんが披露する唯一のギャグで「消臭力」と言う場面を「あれが限界でしたね」とふり返った。ちなみに、このセリフは元々の台本にはない田辺さんのとっさのアドリブだったらしく、中村さんはまさにその「田辺さんの“消臭力”」を限界に挙げた。「(自身が演じる)上原は打ちひしがれている場面なのに、面白くて…」(中村さん)とのことだが、一体どんなシーンなのかは観てのお楽しみ!千葉さんが掲げたクリップに書かれていたのは「小池くんのひたむきさ」という言葉。「現場で、疲れた顔を全く見せずに、逆にこちらを『大丈夫ですか?』と気遣ってくれるんです。『こんな子供がいたら…』と限界を感じていました」と語ると会場からは笑いと共に大きな拍手がわき起こった。森本さんは「監督のTシャツ姿」が限界だったとのこと。どういうことかというと「昔は監督も、小池くんみたいなシャープな青年だったんですよ(注:ここで会場からは『えー?』という疑うような声が…)。それがこんなにムクんでしまって…。僕は、3日間しか撮影がなかったんですが、日ごとに監督がムクんでいくんです。ピチピチのTシャツ姿だったんですが、2日目にはどす黒くなって、3日目には“チビTを着たボンレスハム”みたいになって」と穏やかな口調とは裏腹にかなり過激な言葉で監督を描写し、客席からは再び大きな笑いが。そして品川さんは「マイコさんの天然っぷり」に限界を感じたとふり返り「イモムシを見ながら『イモムシって気持ち悪いですよね。口の中に入ったらどうしよう?っていつも思うんです』って言ったり、僕と池田さんが喋ってるとこに入ってくるけど、なぜかひとりだけ正座だったり…」とマイコさんの奇行を暴露。トリを務めた監督は、質問を勘違いしていたようで、「撮影中の」ではなく「これまでの人生の中で」の限界を告白。アシスタント時代の撮影で、サメの尾ひれをつけて泳がされ、溺れかけた経験を語り「水を吐きながら、ディレクターに『溺れてるなら溺れてるって言えよ!』と怒られて、それが言えない状態なんだよ、と思い限界を感じていました」と壮絶な経験を明かした。舞台挨拶の最後には、ヒットを祈願しての鏡開きも行われ、盛況の内に初日舞台挨拶は幕を閉じた。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は渋谷シネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:小池徹平インタビュー「あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じた」会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?
2009年11月21日舞台から映画、TVドラマ、バラエティ番組まで、その流暢な語り草とスパイスの効いたキャラクターで、独特の存在感を示す八嶋智人。昨年公開された『秋深き』で映画初主演を飾った彼が今回、ノスタルジーあふれる篠原哲雄監督の最新作『つむじ風食堂の夜』で二度目の主演を果たした。名前のない、「私」という役を通して見えてくる、役者・八嶋智人のこだわりとは――。大人だけれど少年の心を抱えたままの、どこかファンタジーの主人公を彷彿とさせる「私」。原作者の吉田篤弘によれば、この「私」はまさに八嶋さんをイメージして書かれたそうだ。自身をイメージして作り出された役を演じるというのは、どんな心境だったのだろうか?「お話が『私』という、誰でもない役だったので、いろんな人が『私』という人物とダブればいいという部分はありましたね。どういう風に生きて、これからどこへ向かっていくのか、自分探しみたいなものを、頭で分かってても生理的に受け入れられるような瞬間に、ようやく地に足がついて一歩踏み出せる。そんな瞬間が最後に訪れる映画なので、僕自身は、感じるということ、刺激を受けることに対して嘘がないようにやるのが一番重要なんだろうなと思ってやってました。その分、周りの方々は個性の強いキャラクターなので大変だったと思いますよ。(帽子屋役の)下條(アトム)さんは、ありもしないものを『ある』って言ったり…、でもそれが『声のマジック』みたいなものかもしれませんが、リアリティをもってくるんですよ。すごく助けていただきました!」八嶋さん曰く、「普遍的なものが凝縮された“旅”のような映画」という本作。撮影は和洋折衷の雰囲気漂う函館で行われたが、独特の空気に誘われるように、「私」は個性あふれる人々と出会っていく。中でも月船さらら扮する女性・奈々津との、微妙な距離感のあるやり取りの間に見せる、八嶋さんの少年のような表情が印象的だが、2人の関係はどうやって築いていったのか?「月船さんも演技のバランスを迷っていて、8日間しか時間がなかったのでお話した方がいいかなと思って、『僕の好みとしては、がーっと泣いたり感情的なところを、劇的だけどもうちょっと抑えてる方が好きです』と最初に言って。無責任に言ったんですけど(笑)、すごく考えていただいて、リハーサルからすごく変わりましたね。『この女優さん、すごい対応力だな』と思いました。物語の中でも、彼女は『芝居をやりたくても出来ない』という役なのですが、宝塚のトップをやられていた月船さんもちょうどその頃に、『もっとちゃんと自分たちで考えた芝居をしたい』って作家に直談判して、小さな劇場で舞台をやるって話していて。映画のまんまじゃん!って(笑)。僕以外にもたくさんの縁がある作品だなと思いました」。現実から目を背けるではないが、どこか夢見がちなところを秘めた「私」は、この一期一会を通して、先ほども出てきたように「地に足つけて」一歩を踏み出していく。この人生の“ターニングポイント”について八嶋さんは語る。「全部が繋がっているから今ここにいる、ということが僕は大きいような気がして、この映画をやって余計にそう思いました。ここにいてもどこにでも行ける、“タネも仕掛けもございません”というようなイメージを自分の中に持つこと。それが行き過ぎると夢見がちになってしまうのですが、そのどっちにおいても己の分が分かるという、地に足が着いた瞬間がターニングポイントだと思うんです。それは僕にとっては、作品に向かう自分のあり方、家族が出来た瞬間や子供が出来た瞬間というのがターニングポイントになってますね」。これまで数々の作品で、バイプレーヤーとして唯一無二の存在感を示してきた八嶋さん。だが『秋深き』、そして本作と主演作が続き、また新たな演技の“ルート”が見つかったという。「『エドモンド』(’05)という人生初の主演の舞台のときに、それまでは“受け身でいる”ということが全くなくて“攻撃が最大の防御”というところがあって(笑)。仕掛けていくという演技体を突き進んでいたんですけど、あらゆることを封じられたんですね。主演か主演じゃないかって『いる』感覚が違うんですよね。山の頂点に行くのは同じなんだけどその登り方、ルートが違うような。昨年の『秋深き』のときも初めて主演をやらせていただいて、やっぱり物語を背負わなきゃいけないし、ぶれちゃいけないんだと思いましたが、今回も完全に“受け身”でいることが重要だったから、それは自分の中で新しい展開でした」。それでは、この先どんな作品や役に出会いたいか?との質問には「お呼びがかかる待ちです」と一見、意外にも思える“受け身”な姿勢を見せる八嶋さん。だが、そんなフラットな姿勢こそが、彼の変幻自在な魅力を生み出しているのかもしれない。「ずっと役者を続けていれば、いろんな使い方をしてくれる人と出会う。すごい消極的なことを積極的に話してますけど(笑)、出会い待ちというのが俳優の仕事だと思うので。基本的には何でもやりたいです。主演が続くのも楽しいし、逆に(主人公に)刺激を与える奇抜な役も遊べて楽しいし、待ちたいですね。そのためにずっと俳優でいたいというのはあります」。衣裳・レザーブルゾン/カットソー/パンツ/ベルト:BURNER 代官山問い合わせ先:BURNER 代官山(03-5784-2030)Hair&Make:陽(akira)/Stylist:どら(CaNN)■関連作品:つむじ風食堂の夜 2009年11月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2009「つむじ風食堂の夜」製作委員会
2009年11月20日年の瀬が迫り、映画界でも来年に向けた動きが活発化!そんな中、11月19日(木)に東映の2010年ラインナップ発表会が行われ、行定勲監督ら公開待機作の監督陣が集結した。冒頭の挨拶で、東映の岡田裕介社長は、この不況下で業績を著しく伸ばし注目を浴びる「ニトリ」の社長の言葉に触れつつ「東映が目指しているのは安くて面白い、安くてためになる、安くて感動する映画」と“安さ”三連発の方向性を強調。続いて2010年の各作品の監督やプロデューサー陣が作品についてプレゼンテーションを行った。年明け1月16日(土)に公開の『今度は愛妻家』の行定監督は「70歳になるうちの父親と話してて、去年、大人が観られる映画は『おくりびと』だけだったって言われまして…」と語り、本作を「シネコンで大人が観られる映画」と胸を張った。「僕が助監督のときから一緒にやっている豊川悦司さんと念願の薬師丸ひろ子さんとご一緒できた。それと、石橋蓮司さんが初めてのオカマ役ということで、かなり力入れています!」とアピールした。ほかには、主演・哀川翔×監督・三池崇史×脚本・宮藤官九郎のヒット作の続編『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』も5月の公開に向けこれから話題を呼びそう!プレゼンテーションに立ったプロデューサーは「ゼブラクイーンに扮する仲里依紗のコスチュームがすごいことになっています」と語り、三池監督の『ヤッターマン』におけるドロンジョ(深田恭子)を上回るセクシーな衣裳であることを強調。「現場で仲里依紗と話していても、目線が胸元に行ってしまう」と明かした。このほか米倉涼子主演の人気ドラマの劇場版『交渉人〜THE NEGOTIATOR THE MOVIE〜』、堤真一主演の医療ドラマ『孤高のメス』、阪本順治監督による、仲村トオル×小西真奈美主演のラブストーリー『行きずりの街』、永山絢斗、賀来賢人というフレッシュな顔ぶれで贈る、実話に基づいた青春映画『ソフトボーイ』、若手人気俳優・溝端淳平主演作で高知のよさこいをテーマにした『君が踊る、夏』など旬な俳優を起用した良作が揃っている。そして、この日の発表会のトリを務めたのは佐藤純彌監督。水戸浪士による、幕府の大老・井伊直弼暗殺事件――俗に言う“桜田門外の変”を大沢たかおを主演に迎えて描いた、その名も『桜田門外ノ変』について「最後の映画という覚悟を持ってやります」と意気込みを語った。この日、プレゼンが行われた東映の2010年ラインナップは以下の通り。『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010 』『今度は愛妻家』『交渉人〜THE NEGOTIATOR THE MOVIE〜』『花のあと』『誰かが私にキスをした〜MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC〜』『ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲』『孤高のメス』『君が踊る、夏』『ソフトボーイ』『行きずりの街』『必死剣鳥刺し』『桜田門外ノ変』■関連作品:桜田門外ノ変 2010年公開予定必死剣鳥刺し 2010年夏、全国にて公開仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010 2009年12月12日より全国東映系にて公開©劇場版「W&ディケイド」製作委員会、石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映今度は愛妻家 2010年1月16日より全国にて公開©)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会交渉人〜THE NEGOTIATOR THE MOVIE〜 2010年2月、全国にて公開花のあと 2010年3月13日より全国にて公開誰かが私にキスをした〜MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC〜 2009年3月、全国にて公開© 2009「誰かが私にキスをした」製作委員会ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲 2010年GW、全国にて公開孤高のメス 2010年初夏、全国にて公開君が踊る、夏 2010年秋、公開予定ソフトボーイ 2010年初夏、全国にて公開行きずりの街 2010年秋、全国にて公開© 「行きずりの街」製作委員会■関連記事:藤沢周平の原作映画化続々!トヨエツが悲運の剣士役で“隠し剣”シリーズの傑作映画化薬師丸ひろ子、20年ぶりライヴ決定8,940円(ヤクシマル)でカ・イ・カ・ン!溝端淳平“よさこいマスター”への道を語る主演映画『君が踊る、夏』製作会見哀川翔「死に物狂いでやります」クドカン&三池監督と再タッグ『ゼブラーマン2』仲村トオルと小西真奈美が12年ぶりに再会する元夫婦に!『行きずりの街』映画化
2009年11月20日今回、おすすめする映画は“お金”について深く考える、いや考えざるを得ない2本。一方はディズニーのファンタジー、もう一方は資本主義にメスを入れるドキュメンタリーと全く毛色は違うけれど、どちらも深く胸に響くものがある。連日のようにお金にまつわるダークなニュースが流れ、ごく普通の幸せを求めることが難しいこの時代だからこそ考えてみたいテーマ、お金──。まずは『Disney’sクリスマス・キャロル』。原作はこの季節になると読みたくなる文豪チャールズ・ディケンズの小説。金や金を生み出す仕事が全てという強欲でエゴイストで冷酷な老人・スクルージが、クリスマス・イヴの夜に3人のクリスマスの亡霊と一緒に過去、現在、未来を旅し、人生を見つめ直す心温まる物語。これまでに50回以上も映像化されているが、小説の世界観を再現しきった映画はないと言われ続けてきた。それに終止符を打ったのが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズで知られるロバート・ゼメキス監督だ。俳優の表情や動きをデジタルに取り込み再現するパフォーマンス・キャプチャーという技術を取り入れることで、アニメーションでも実写映画でもない幻想的な世界を作り出し、史上最高のタイムトラベル・ストーリーを完成させた。そして、お金は有り余るほど持っているのにクリスマスを過ごす相手がいないスクルージが、周りの人を愛することで自分の未来を変えていくストーリーに込められたメッセージは“気づき”。貧しくても愛する人(家族)がいることが何よりも幸せ…とは言い難い時代ではあるけれど、そんな時代だからこそ“気づき”が大切なのだと感じる1作だ。自分はなんて強欲な人間だったんだ…!と、気付く以前の“意地の悪い”スクルージのような人間は現代にもいる。2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻を引き金に100年に一度の世界同時不況に陥っているわけだが、その原因を作った投資銀行や保険会社の役員たちだ。彼らは(一般市民の)税金で倒産を免れたにもかかわらず、その後も1億円以上のボーナスを手に!今現在もとてつもない額のマネーをふところに入れ続けている。そんな理不尽なマネーの流れに一石を投じたのがマイケル・ムーア監督の『キャピタリズム〜マネーは躍る〜』。そもそもアメリカの資本主義(キャピタリズム)って何?どうしてこれほどまでの不況になったの?アメリカの1%の富裕層が底辺の95%より多い富を所有しているってどういうこと?などなどいまの経済をわかりやすく紐解いていく、言わば経済の教科書。もちろんムーア監督お得意の突撃取材も満載。そして、この映画のメッセージは『Disney’sクリスマス・キャロル』と同じ“気づき”にある。私利私欲の塊である1%の人間に好き勝手させないためには、99%がそのことに気付き、立ち上がることが必要なのだとムーア監督は声を上げている。あなたが恋人と、友人と、家族と語り合いたい映画は『Disney’sクリスマス・キャロル』と『キャピタリズム〜マネーは躍る〜』のどっち?(text:Rie Shintani)■関連作品:Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!ジム・キャリー&ゼメキス監督『クリスマス・キャロル』動画インタビューが到着!JUJU熱唱&ハリセンボン乱入!春菜「独り身の人は映画館で温め合いましょう!」もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信クリスマス・シーズン到来を前に『クリスマス・キャロル』全米初登場1位!
2009年11月20日ハロウィンが終わると、聞こえてくるのがクリスマスの足音。すでに、贈り物やクリスマスケーキの話題も華やか。早速、お気に入りのお店のケーキを予約した方も多いでしょう。クリスマスを家で過ごすなら、欠かせないのがシャンパン。260年以上にもわたって“セレブレーション”のシンボルとなってきたモエ・エ・シャンドンなら、華やかな気分もさらに盛り上がるというものです。ルイ15世の寵愛を受けていたポンパドゥール夫人も、モエのシャンパンに心を奪われ宮廷に運ばせていたそう。彼女は、「シャンパンは、全ての女性を美しく見せ、全ての男性を機知に富んだ人にしてくれる唯一のお酒」という有名な言葉を残しています。ナポレオンも、彼の学友であったジャン=レミ・モエ(二代目)からシャンパンを贈られ、数々の勝利の祝杯をあげたとか。サーベルでシャンパンボトルのコルクを開けるセレモニーを始めたのはナポレオンの軍隊。「シャンパンは勝利にふさわしく、敗北のときにこそ必要だ」というナポレオンの言葉は有名です。そんなモエは、映画ともとても縁の深いシャンパン。銀幕の中、恋人同士のロマンティックな語らいの側で、嬉しいお祝いの席を映した華やかなシーンで、美しいきらめきを見せるのは、いつの時代も決まってシャンパンです。中でも、様々な名シーンを彩ってきたモエは“シネマのシャンパン”とも呼ばれているほど。1930年代から、数々の名作の名場面に登場してきたのもモエ。オードリー・ヘップバーン、ゲーリー・クーパー主演の『昼下がりの情事』、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが出演した『男と女II』、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの今日が話題となった『プリティ・ウーマン』、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが競演した『オーシャンズ12』など、印象的な場面を覚えている人も多いことでしょう。ケーリー・グラント、ポール・ニューマン、アルフレッド・ヒッチコックらは、個人的にモエのファンであることも知られています。さらに、約20年にわたりゴールデン・グローブ賞のオフィシャルシャンパンとしてハリウッドをサポートし、2009年のアカデミー授賞式ではエクスクルーシブ シャンパンとしてハリウッドを代表する俳優、プロデューサー、監督がモエ・エ・シャンドンで乾杯しているとか。こんな風に映画とかかわりの深いモエが、新しいミューズとして今年選んだのが、スカーレット・ヨハンソン。モエ・エ・シャンドンは、彼女の起用についてこう発表しています。「彼女の生み出す芸術的な演技力は、日常生活における体験や人生の重要なターニングポイントを、人々の心にいつまでも残る強い感動に変えると言えるでしょう。出演する作品の選び方、これまで演じてきた様々なタイプの人物、彼女の社会的な顔、これら全てがスカーレット・ヨハンソンの内的な価値観である華やかさ、寛容さ、奔放さ、人生を最大限に謳歌する生き方を表現しています。シャンパンにおける世界的リーダーであるモエ・エ・シャンドンが築いてきたシネマとの長い歴史にとって、理想的なミューズ役を果たすスカーレット・ヨハンソンは、モエ・エ・シャンドンにマッチするスターであり、生きることへの意欲“セレブレーション”へ寄せる情熱を体現しています」。実は、去る10月20日、モエ・エ・シャンドンはシネマとの長年に渡る密接な関係をさらに深めるべく、グローバル広告キャンペーンのミューズ、スカーレットのお披露目も兼ね、「映画に乾杯!」セレブレーションイベントを東京で開催しました。この夜、スカーレットは、イベント会場となった六本木ヒルズで、ゲストたちを迎えた後、ステージ上でゴールデン モエのマチュザレムボトル(9Lサイズ)にサイン。このボトルは彼女の希望でチャリティーオークションに出品される予定とか。「このファビュラスなイベント『映画に乾杯!』の開催地として、私にとって意味深い街である東京をモエ・エ・シャンドンが選んでくれたことにとても感動しています」とスカーレット。そして「シャンパンの顔として初めて起用されたセレブリティであることを光栄に思います」と、シャンパンに負けるとも劣らない、輝くような笑顔で招待客たちを魅了しました。スカーレットがサインしたマチュザレムボトルはちょっと無理でも、モエがこの時期に発表している、パーティにぴったりな季節限定商品なら入手可能(気になる方は、公式サイトでチェック!)。歴史の中で、スクリーンの中で、数々の“セレブレーション”を盛り上げてきたモエを傍らに、あなたも今年は華やかなモエ・ファミリーの仲間入りを果たしてみては?モエ・エ・シャンドン公式サイト:June Makiguchi)
2009年11月20日藤沢周平の代表作「隠し剣」シリーズの中でも、傑作と名高い一編を映画化した『必死剣鳥刺し』が豊川悦司主演で公開されることが決まった。豊川さんが演じるのは悲運の剣の遣い手・兼見三左エ門(かねみ さんざえもん)。達人と言える領域にまで剣の道を極めつつも、それが生きる道につながらないという矛盾と軋轢。そして政治的な策謀に翻弄される武士の無残な姿が描き出される。2002年の『たそがれ清兵衛』以来、『隠し剣 鬼の爪』(’04)、『蝉しぐれ』(’05)、『武士の一分』(’06)、『山桜』(’08)、そして来年公開される『花のあと』と次々と映画化されている藤沢作品。特に人気が高く『隠し剣 鬼の爪』(同名小説)、『武士の一分』(「隠し剣秋風抄」)の原作として知られているのが「隠し剣」シリーズ。今回の映画に登場するのは、“秘剣 鳥刺し”。その剣を遣うとき、遣い手は半ば死んでいるとされる究極の剣技である。果たしてトヨエツの運命やいかに――?豊川さんは「監督とお話して、三左エ門は、“静”と“動”を併せ持ち、ある種の不条理さを持った複雑な男、不器用で融通がきかない岩のような男、運命を許容しているが、それに甘んじていない、逃げない人間だと感じました。これまでの藤沢作品は特に意識せず、平山監督のお話にあった、静寂と爆発の温度差を出せるよう演じました。撮影は大変でしたが、近年見たことのないような激しさのある、凄い殺陣が見られると思います」と充実した様子が感じられるコメントを発表。メガホンを握った平山秀幸監督(『愛を乞うひと』、『しゃべれども しゃべれども』)は「時代劇という制約を最大の武器とすることを考えた。所作など基本的なことは、ひとつひとつ丁寧に正しく描き、藤沢原作の持つ静謐なものを表現しながらも、ラストの大殺陣は、これまでの舞踊的な流れる殺陣ではなく、溜め込んだものを一気に爆発させるような、人と人が本当に命を懸けて斬り合うような激しいものになった。これまでの時代劇とは一味も二味も違うものになると思う」とこちらも自信のほどをうかがわせる。三左エ門の周囲の人々を演じる共演陣も豪華!三左エ門の姪でありながら、彼にほのかな恋心を抱くヒロイン・里尾(りお)に池脇千鶴ほか、戸田菜穂、吉川晃司、小日向文世、岸部一徳ら実力派の俳優たちが大人向けのハードボイルドな時代劇を彩る。『必死剣鳥刺し』は2010年夏、全国にて公開。■関連作品:必死剣鳥刺し 2010年夏、全国にて公開■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2009年11月20日今年で10年目を迎える東京フィルメックス。個性的な作品をいち早く紹介し、コアな映画ファンにも定評あるが、映画祭というもの自体、初心者には若干足を運びづらいイベントであるのも事実。しかし、映画祭の大きな魅力はゲストとの触れ合い。憧れの監督やキャストの話を間近で聞くことができるチャンスが数多くある。そんなイベントのひとつとして、丸の内カフェでは「水曜シネマ塾〜映画の冒険〜」と題し、全5回に渡り毎週豪華ゲストを招待。11月18日(水)のトークイベントに登場したのは、海外からも注目されている若手女性監督の西川美和。映画業界に入ったきっかけや今年6月に公開された『ディア・ドクター』の撮影裏話を集まったファンに語った。映画好きの兄の影響で、小さい頃から映画館へ足を運んでいたという西川監督。それでも何らかの形で映画の仕事に関わりたいと目覚めたのは大学生後半になってから。「私、ツイてるんですよ〜」と話す彼女は就職試験の面接で偶然、面接官を務めていた是枝裕和監督に出会ったことにより、映画界に進むきっかけをつかんだ。是枝監督の『ワンダフルライフ』に始まり、複数の作品の助監督を経て、後に監督の道に進むことになるが、最新作『ディア・ドクター』でも「ツイていた」エピソードを披露。「(主人公を)最初はソン・ガンホさんで行きたかったんですけど、なかなか難しくて、行き詰まっていたときに是枝監督に相談したら『鶴瓶さんはどうだろう』と言ってくれたんです。多分、本人はあまり深く考えずに言ったんだと思うんですけど(笑)。でもTVを主軸に活躍している方はスケジュールが難しく、忙し過ぎるかなと思っていましたが、映画にとても興味を持ってくださり、毎年3週間奥さんととられている夏休みを返上して映画に参加してくれました」。小説やコミックを原作にした映画が国内外ともに急増する中、「文章では絶対表現出来ないものを映画にしたい」というこだわりを持つがゆえに、自ら脚本を書くことを貫き、「オリジナルが書けなくなったら、映画は撮らなくなるのでは」とまで断言する西川監督。そんな彼女の作品を世に紹介することに一役買ったのが、7年前、コンペティション部門で初監督作品『蛇イチゴ』を上映した東京フィルメックスなのだ。ちなみに、いまでの東京フィルメックスで印象深い作品としては、ファンだというソン・ガンホが出演する『シークレット・サンシャイン』を挙げ、今年は、「ソン・ガンホさんの映画しか観ていないと思われるかもしれないですけど(笑)、『サースト〜渇き〜』(仮題)は観たいですねあとはツァイ・ミンリャン監督の『ヴィザージュ』、そして女性監督が撮ったという『フローズン・リバー』も気になりますね」と、映画祭への興味を語った。第10回東京フィルメックスは明日、11月21日(土)より開催。<第10回 東京フィルメックス>期間:2009年11月21日(土)〜11月29日(日)会場:有楽町朝日ホール・明治大学アカデミーホール・東劇・シネカノン有楽町1丁目公式サイト: CAFE■関連作品:ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会■関連記事:松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!「本物の方が怖いかも(笑)」『ディア・ドクター』西川美和が描く、愛すべきニセモノ瑛太、鶴瓶と過ごしたひと夏の思い出にニンマリ「本当にずーっと一緒にいました」鶴瓶&瑛太が深酒で倒れた?余貴美子も病院送りの恐るべき『ディア・ドクター』誰しもが抱える“嘘”から見る人間の“揺れ”西川美和最新作『ディア・ドクター』
2009年11月20日日本よりひと足早く、先週公開された全米で興行収入6,500万ドルを記録、北米初登場1位を獲得したローランド・エメリッヒ監督の『2012』。2012年に世界が滅亡するというマヤ暦の予言が現実のものとなる中で、命がけで家族を守る主人公・ジャクソンを演じたジョン・キューザック。18年ぶりに来日した彼は取材当日、風邪気味で少々つらそうな表情だったが、ダブルエスプレッソを気付け薬代わりに、超大作への出演について語ってくれた。キューザックと言えば、ハリウッドのメイン・ストリーム作へ出演もするが、アクションよりもオフビートなコメディやドラマで光る演技派というイメージが強い。そんな彼がなぜ、『2012』に主演することになったのだろうか?「まず、声を掛けてもらえたことが率直に嬉しかったよ。世界的な成功を収めている偉大な監督の作品だしね。どんな脚本か興味を持って読んでみたら、とても気に入ったんだ。映像の素晴らしさはもちろんだけど、危機に直面した人間たちのドラマが素晴らしい」。地球温暖化問題が世界的に叫ばれる、いまという時代にマッチした作品でもある。「この映画が作られたのが15年前だったら、リアルな怖さは感じなかったんじゃないかな。地球の温暖化を引き起こしたのは、自然ではなくて人類だ。政治的な要素を描く作品じゃないけど、地球に起きている変化は自分たちによるものだと知っている現代の観客は、この映画にある種の怖さも実感するだろうね」。ジャクソンは離婚を経験し、1人で生活している売れない作家。自ら脚本を書くこともあるキューザックは「ジャクソンと僕には基本的な共通点はあると思う」と言う。「いわゆる芸術家タイプだから、自分のしていることだけに夢中になってしまうんだ。そのせいで奥さんは疎外感を覚えるようになる。でも、そういう性格のジャクソンだから、絶体絶命の危機に際して、家族と一緒に何とか生き延びようと必死に考える。ロサンゼルス脱出に集中するんだ。だから、こんな性格も悪くないと言えるんじゃないかな。僕にもそういう面はあると思う」。崩壊寸前のロサンゼルスから命がけの脱出を試みるシーンは、極限状態でありながら、スクリューボール・コメディを思わせるユーモアのセンスも、ちらほら漂う。「たぶん、ローランドの美的感性の中にパンク・ロック精神があるからだと思う。西洋文明や宗教を象徴する建物ばかりが次々と壊されていくのも、ただの偶然じゃないと思うよ。真剣に見るとあまりにも悲しい光景だけど、そこには彼独特の感性が反映されている。『破壊によって新しいものが創造される』という逆説的なことがあるように、恐怖の中から不思議なユーモアが出てくることがある。そういう反対要素のミクスチャーが興味深いと思うよ。物語が進むにつれて、どんどんシリアスになるけど、説教じみたトーンにはならない。とても感動できる作品なんだ」。作中に描かれる大惨事の映像はあまりにもリアル。さらに、環境破壊の進む現代に暮らしていると、3年後に世界が終わると言われたら、「そうかもしれない」と、つい考えてしまうほどだ。では、もし本当に2012年に世界が滅亡するとしたら?「わからないなあ」と言って、笑うばかりだったキューザック。少し考えてから、「バーに行って飲むかな?いいワインでも」とつぶやいた。(text:Yuki Tominaga)ローランド・エメリッヒ インタビューキウェテル・イジョフォー インタビュー■関連作品:2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:パニック大作『2012』プレミアで子役女優のご愛嬌&欽ちゃんのギャグ爆発!?“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『2012』インタビューエメリッヒが「この映画の良心」と称した地質学者の素顔想像を超える、大迫力の連続ディザスター『2012』試写会に5組10名様をご招待
2009年11月20日11月19日(木)、ディズニー・ピクサーによる第10作目アニメーション『カールじいさんの空飛ぶ家』のプレミア試写会がお台場メディアージュにて行われた。11月22日(日)の“いい夫婦の日”に因んで一足早く、“いい夫婦プレミア”と題して行われた同イベントに、本作のプロモーション監督を務める、前・東北楽天イーグルス監督、野村克也氏と沙知代夫妻が揃って登場!熱い夫婦愛を披露してくれた。本作は、ディズニー・ピクサーが初めて“人間”を主人公に描いた感動作。78歳のカールじいさんが、亡き愛妻・エリーとの約束を果たすため、思い出の詰まった家に無数の風船をつけ冒険に出る。この日はスーツとめかしこみ、黒ぶち眼鏡にモジャモジャの白い眉・白髪頭でカールじいさんになりきった野村監督。御年74歳の監督は、「私もこの年になるといつも横にいないと落ち着かない。うちのエリーです」と、若き日のエリーをイメージした、純白のウエディングドレス姿の沙知代夫人を優しくエスコート。「カールじいさんはかわいそうなことに妻に先立たれてしまいますが、うちは元気でうるさい母ちゃんがいるおかげで、今日の私がいます」と語る野村監督。劇中の夫婦さながらに沙知代夫人と二人三脚で野球人生を歩んできたが、「自分の夫婦とどうしても重ねて観てしまった。微笑ましい夫婦愛にあふれた作品です」と映画の魅力をアピールした。また、実は結婚式を挙げていないというお二人。「カールじいさんになりきったけどダメですねー。楽天もクビになりまして…」とぼやく監督の傍ら、沙知代夫人は自身のドレス姿に「蘇ったような気持ちで、本当にウキウキでございます」と満面の笑みを見せた。最後に夫婦愛について聞かれ、監督が「人間って厄介なもので、そばにいるときは何にも感じないが、この人がどこかに行っちゃったらそこで初めていろいろと感じるものがあると思う」と実感を込めて話すと、夫人も「私もそうです」と断言、長年連れ添った夫婦愛を感じさせた。同イベントにはほかにも、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)夫妻やデーブ・スペクター夫妻をはじめ多数のゲストがお祝いに駆けつけていた。『カールじいさんが空飛ぶ家』は12月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待『カールじいさん』来日会見にアニマル浜口夫妻が気合いの乱入!世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!『カールじいさんの空飛ぶ家』がピクサー史上3位の6,820万ドルで全米初登場1位【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」
2009年11月20日ザック・エフロンの最新主演作『Me And Orson Welles』(原題)のUKプレミアが18日、ロンドンのヴュー・ウエスト・エンド・シネマで開催され、ザックや共演のクレア・デインズ、リチャード・リンクレイター監督らがレッド・カーペットに登場した。交際中のヴァネッサ・ハジェンズとのツーショットが期待されたが、ザックは1人で出席。彼をひと目見ようと集まったファンの声援を受け、サインや写真撮影に快く応えていた。会場となった映画館のあるレスター・スクエアはロンドンの演劇の中心地。リポーターから、舞台出演に興味はあるか尋ねられ「機会があれば、ぜひ。新しいことに挑戦したいんだ」と意欲を見せていた。ロバート・キャプロウの同名小説の映画化で、1937年に若き日のオーソン・ウェルズが演出した舞台「ジュリアス・シーザー」に出演するチャンスを得たニューヨークの高校生の少年の物語。オーソン・ウェルズを演じたクリスチャン・マッケイほか、ベン・チャップリン、ケリー・ライリーら共演者も出席した。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO© Reuters/AFLO■関連作品:ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 2009年2月7日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc.■関連記事:今年も開催、ティーン・チョイス・アワードで、予想通りのあの映画が11冠!『ハイスクール・ミュージカルザ・ムービー』ブルーレイを3名様にプレゼント未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワード37歳を演じて怖いものなし?ザック・エフロン「悪役も気味悪い役もいけるよ(笑)」「ザッくーん」の呼びかけでザック・エフロン登場「日本のファンは世界一かわいい」
2009年11月20日5年ぶりの新作にして、“審判の日”のその後を描き、大きな話題を呼んだ四半世紀にわたる大人気シリーズ第4弾『ターミネーター4』のDVD&ブルーレイが早くもリリースされる。これに先駆け、本作の特別映像および、主演のクリスチャン・ベイル、そして次々と話題作への出演が決まっている新鋭アントン・イェルチンのコメント映像が到着した!今回届いた映像は、クリスチャン扮するジョン・コナーがラジオを通じて各地で生き残っている人々への共闘とサバイバルを呼びかけるシーン。「私はジョン・コナー。これを聞いている君は抵抗軍の一員だ」という本作でも屈指の名セリフが飛び出す。これを聞いたアントンが演じる孤児の少年、カイル・リースは戦いに身を投じることを決意する。このカール・リースこそ、やがて過去へと送り込まれ、記念すべきシリーズ第1作でシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー扮する“ターミネーター”と死闘を繰り広げ、サラ・コナーと恋に落ちてジョンの父親となる男である。いわば、物語を運命づける2人を繋ぐ重要なシーンである。また、クリスチャンは自らのお気に入りのシーンについても言及!公開の際には、あまりに役に入れ込んだクリスチャンが、スタッフを厳しい口調で問い詰めているテープの存在が大きなニュースとなったが、そこまで興奮するほど役に入り込んだ彼の熱意も伝わってくるはず!『ターミネーター4』DVD&ブルーレイは11月20日(金)より発売開始。こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]」価格:3,990円(税込)「ターミネーター4 スペシャル・エディション [Blu-ray]」価格:4,980円(税込)発売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日:11月20日(金)© 2009 T Asset Acquisition Company,LLC. All Rights Reserved.公式サイト:■関連作品:ターミネーター4 2009年6月6日、7日先行公開、6月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SONY PICTURES DIGITAL INC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:『ターミネーター4』DVD発売記念 マックG監督の直筆サイン色紙を1名様にプレゼント『ターミネーター4』トークショー付ブルーレイ試写会に10組20名様ご招待キルステン・ダンストがコスプレで秋葉原に出現!『ターミネーター2』の美少年、エドワード・ファーロングが離婚へ『ターミネーター4』10億超スタート!梅雨真っ只中の興行戦線やいかに?
2009年11月20日その端正かつフレッシュな笑顔と人懐っこいキャラクターで、幅広い世代から高い支持を集める小池徹平。昨年公開された『ホームレス中学生』など、実年齢よりも若くて愛らしい役を演じることの多かった彼が、サラリーマンに変身!新境地となる主人公・マ男を演じた、“お仕事” エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を通して垣間見える、彼の“仕事愛”とは――。第一印象は「タイトル長い!」何を置いてもタイトルのインパクトが先にくる本作だが、台本を受け取ったときの小池さんの感想も「まず、非常にタイトルが長いなと(笑)」とのこと。「“ブラック会社”だから、重い映画なんちゃうかな?と思いながら読んだのですが、実際はタイトルとは全然違う中身で。マ男という青年は良くない環境の中で耐えて頑張っていくという役で、いじめられたりもするけど、それが変に重たくもなく、間にCGや完全に笑いのシーンが入ってたので、いい意味で軽く観られる映画になるかなと思いました」。ニート歴8年、引きこもりという一人の世界から、会社という集団社会へと飛び出すマ男。急激な環境の変化に立ち向かうマ男という役に、小池さんはどうアプローチしたのだろう?「“ニート”の捉え方は人によって違うと思うんですけど、今回は分かりやすい表現にした方が、マ男が徐々に成長していったときとの差がつけやすいと思って、髪もボサボサでだらしない、ただ資格を取ったことがすごいというような、小さな世界で満足しているような男を演じようと思ったんです。ちょうどこの撮影の前に、(佐藤祐市)監督とは別の作品で仕事していたので、いい意味でフランクな状態で撮影に入れました。何でも悩みをぶつけられたので、衣裳合わせの段階で話し合いをして、自分の中で役を固めることができましたね」。佐藤監督(『キサラギ』)の得意分野であるシチュエーション・コメディ方式で、“会社”という狭いシチュエーションの中で物語は進行する。いわば擬似“会社”体験を通して、小池さんが感じたことは?「勤める場所によって、こんなにも自分のやりたいこともできない人がいたり、こんなにつらいことってあるんだなって思いました。役者の仕事をしていると、いろんな人に会う機会があるけど、会社勤めのサラリーマンの方は何年もずっと同じ場所で同じ人たちと一緒に仕事をするという環境で大変だなと。僕は耐えられないなと思ったし、あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じましたね」。とは言え、俳優という仕事でも当然のことながら、上下関係、人間関係での苦労もなきにしもあらず。もし、悪態をつくだけのリーダー(品川祐)や出世欲の塊・木村(田中圭)のような同僚がいたら…?「あんなのがいたら嫌ですよね(笑)。リーダーとかずっと『バカバカ』言ってるし、木村くんも嫌らしい奴じゃないですか?絶対イヤですね。はっきり『お前嫌い!』とか言いそうで、耐えられないですね。でもそれが本当に自分がやりたい仕事だったら我慢できるけど…、あの環境はひどいですよ。僕はマ男より意志が弱いかもしれないですね。マ男はすごいと思いますよ、ほんまに強いですよね!」。意外にも(?)感情を素直に出してしまう様子の小池さんだが、そういう“人間関係”で言うと、今回の撮影現場はいっさい気を遣うことはなかったとのこと。「本当にみなさん自由な方で、B型の集まりみたいな(笑)。話をしている途中でも漫画を読みたくなって、急にスタジオの中に入っていって読みに行ったりする人がいたり。まとめ役は監督しかいないですよね」。「働くことが好き!」その原動力は支えてくれるファンの存在そもそも、何のために働くのか?人間関係、やりがい…そんな根本的な質問が自らに返ってくる本作。「働くことが好き」と迷わず語る小池さんだが、その原動力はどこから来ているのだろうか?「やっぱりファンの人たちに支えられているのが大きいです。僕も何かを与えたいと思いますし、みなさんがそれに対して応えてくれてるのですごくいい関係だと思うんです。支えられて頑張れるというのは、本当にあると思います。それを踏まえた上で言えば、身近にいるマネージャーの存在は大きい。家族や友達に言えないことを言えますし、仕事の悩みとか、現場での自分を一番見ているので、どういうふうに持っていこうという目標がちゃんと見えてる仕事のパートナーです。体調面からメンタルの面も支えてくれる存在ですし、多々助けられてます」。この映画が観る者を前向きにさせてくれるのは、何よりもそんな小池さんのストレートなエネルギー。それでは、小池さんがこれから目指す“仕事”は?「これって限定すると、それしか出来ないような役者になるのはすごく嫌で。去年『ホームレス中学生』で13歳の役をやったときに、実年齢よりも10歳下の年齢ということで大丈夫かなと思ったんですけど、実際に撮影して完成したときに、すごくいい作品になったので、はなから『無理』って思うのは良くないなとそのときに思ったんです。そう言った時点で可能性を狭めるような気がするので、いただける役はどんどんやりたいし、経験した上で自信を持てたら、自分のやりたい役が見えてくるのかなと思います。『限界』って言ってしまったら限界ですからね」。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月19日スパイをクビになって以来、故郷・マイアミでトホホな日々を送るマイケル・ウェスティン。そんな彼の毎日をさらにトホホにしている女性のひとりが、マイケルの元カノにして元IRA工作員でもあるスパイ仲間の美女、フィオナです。今回は「バーン・ノーティス元スパイの逆襲」をぐいぐい引っ張るヒロインに迫っていきましょう。マイケルが日々の生計を立てるため、プチ探偵業を営んでいるのはすでにお話しましたが、そんな彼を手助けしているのがフィオナ。過去に彼と愛し合ったものの、任務のせいで別れ別れになってしまったフィオナはいまもマイケルのことが大好き。一連の事情のせいで弱りきったマイケルの前にひょっこり現れ、以来べっとリと彼をストーカー…、いえサポートします。最初は「それどころじゃないよ」的雰囲気を放っていたマイケルも、なんだかんだでフィオナのお世話に。ふたりの恋愛模様も「バーン・ノーティス」の見どころです。しかも、このフィオナ、見かけはセクシーでキュートだけれど、実は超凶暴な武闘派の中の武闘派。銃撃と爆弾作りをこよなく愛し、悪者と戦うときは「マイケル〜、面倒臭いから撃ち殺しちゃいましょうよ。うふ」が基本スタンス。できれば穏便に済ませたいマイケルとは対照的なのです。そんなフィオナについて、マイケル役のジェフリー・ドノヴァンにまたまた聞いてみました。「マイケルはできる限り人を傷つけたくないと思っているけど、フィオナは人を撃ったり、吹き飛ばしたりするタイプ。何しろ彼女はクレイジーなんだ(笑)。そんなふたりの関係は、お決まりの男女のパターンとは違うし、演じるのがすごく楽しいよ。フィオナ役のガブリエル・アンウォーと僕の相性も抜群にいい。でも、僕自身がフィオナのような女性と付き合えるかと言ったら、答えは“ノー”だ。すぐさま逃げるね!」ジェフリーの話にも出たように、フィオナを演じるのはガブリエル・アンウォー。『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』でアル・パチーノとタンゴを踊った女性、もしくは日本でLUXのCMに出演していた女優と言えば思い出される方も多いでしょうか。少し前に取り上げた「THE TUDORS〜背徳の王冠〜」にも出演しています。そんな彼女をフィオナ役に起用した製作総指揮、マット・ニックスにこんな裏話を教えてもらいました。「オーディションにやって来たカブリエルに“寝ていたマイケルが目を覚まし、フィオナと話す”というシーン(第1話)を演じてもらったのだけど、そのとき、ガブリエルはいきなりベッドを蹴り飛ばしたんだ。ほかの候補者たちはみな、マイケルが目を覚ますのを待っていたのにね。満場一致で彼女に決まったよ(笑)」。マット・ニックスはこのオーディションの後、ガブリエルからインスピレーションを得て脚本を書きかえ、フィオナのキャラクターをより固めていったのだそう。いまあるフィオナの凶暴さはガブリエルから生まれたもの?…かもしれません。また、「バーン・ノーティス」では、過激キュートなフィオナが着こなすマイアミ流露出度高めファッションやヘアスタイルなども見どころ。何かと目の離せない存在なのです。最後に、フィオナという役について、ガブリエル本人にも直撃してみました。「フィオナを演じることは、私にとってセラピーみたいなもの。演じるだけですっきりするもの。セラピストなんていらないわ(笑)!この役をもらえたことを、女優として本当に感謝しているの」。次回はフィオナよりもっと恐ろしい(?)マイケルを悩ませる第2の女性のお話です。(text:Hikaru Watanabe)<セル>「バーン・ノーティス元スパイの逆襲日本オリジナル・カット版[初回生産限定]」(第1話&第2話)価格:999円(税込)発売日:2009年11月13日(金)「バーン・ノーティス元スパイの逆襲DVDコレクターズBOX」(6枚組・全13話)価格:10,290円(税込)発売日:2010年1月8日(金)<レンタル>・vol.1〜3:2009年12月2日(水)レンタル開始・vol.4〜6:2010年1月8日(金)レンタル開始発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト: 2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:バーン・ノーティス元スパイの逆襲 [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.127「バーン・ノーティス」トホホなスパイ美学第3の男、日本上陸!「バーン・ノーティス元スパイの逆襲」特製長袖Tシャツを3名様プレゼントシネマカフェ的海外ドラマvol.126痛快スパイドラマ!「バーン・ノーティス」
2009年11月19日鬼才と呼ばれる一方で“タラちゃん”という愛称も定着しつつある、言わずと知れた売れっ子フィルムメーカー、クエンティン・タランティーノ。新作を発表するたびにセンセーションを巻き起こすのは当たり前、アクション系、SF系、ラブコメ系…というおおまかなジャンルに“タランティーノ系”が加わってもいいほどの独特の世界観を描き続けている。そして、ブラッド・ピットと初タッグを組んだ『イングロリアス・バスターズ』は彼の集大成とも言える作品に仕上がった。第二次世界大戦時の対ナチ戦と復讐劇が織り混ざったドラマだが、真面目な歴史映画でも、アクション・シーン満載の戦争映画でもなく、言えるのは期待を裏切らないエンターテイメントであるということ。主要キャストとしてキャスティングされたフランスの女優メラニー・ロランもタランティーノ監督であることが出演の決め手であり、「タランティーノ作品は大好きよ!もちろん、全作品を観ているわ!」と、声を弾ませる。「フランス人は彼の作品が大好きなの。多くのフランスの俳優が彼と一緒に仕事をしたいと思っているけれど、まさか自分が一緒に仕事をできるなんて思ってはいないわ。私だって驚いたもの。しかもブラッド・ピットが共演者だなんて!」。フランスでそこそこ有名であっても海外では無名に近い女優にとって、憧れの監督の下、ハリウッドのスーパースターと肩を並べて演じられること自体「信じられない!」ことなのだろう。さらに“タランティーノ”ファミリーに加わった彼女を待ち受けていたのは、監督とのあまりにも近い距離感。「タランティーノ監督とこんなにも親しい関係になれるなんて、期待以上だったわ。ロサンゼルスにある彼の家のゲストハウスに泊まらせてもらったことがあって、お互いバスローブ姿で朝食を食べたりしたのよ!後から考えると、なんてこと!私、天才(タランティーノ)の人生に入り込んでいるわ!って、驚きの連続だったもの。今回は私の祖父も一緒に来日したんだけれど、ブラッド・ピットも交えてみんなで食事をしたの!」。言葉の終わりに毎度“ねえ、信じられる!?”という感嘆が付く口調と言えば、彼女がどれほどこの作品の出演を喜んでいるか伝わるだろうか。また、彼女の言葉から改めてタランティーノが俳優にとってどれだけカリスマ的存在なのかも思い知らされる。現場での監督の存在感や演出についてもやはり驚きがあったと続ける。「この映画に出たことで喜怒哀楽の表現がものすごく豊かになったとか、そういうことはないけれど、例えば撮影現場に行くことがとてもワクワクするような、そんな感情を持てたことは大きいわ。しかも私だけではなく撮影現場の全員がそう感じているって凄いことだと思わない?それに今回のように撮ってもらったのは初めてだし、今回のようにリスペクトしてもらったのも初めてだったわ」。彼女が演じるのはナチスに家族を虐殺され、その復讐の機会を目論むショシャナ。オーディションで勝ち取ったこの役は、ブラッド・ピットやクリストフ・ヴァルツの演じる役に比べると控えめなキャラクターだが、彼らの個性を映えさせるためのリアリティを請け負っている役柄でもある。実際、タランティーノはショシャナ役にリアリティを求めていた。最初からユダヤ系の女優を探し、彼女と巡り会い、いまではその才能にぞっこん。2人のショシャナという女性に対する解釈が一致していたこともメラニーが抜擢された理由だと言う。「実はオーディションのときに私なりにショシャナを解釈して演じていたの。内に感情を秘めている…という感じをね。最終的には監督の解釈と私の解釈は合致していたみたい。そこから言えることは、偉大な監督ほどキャスティングの際に自分の思い描いたキャラクターに一番相応しい俳優を選ぶ能力があるっていうことね。だって、作品の大半はキャスティングで決まると思うから。あとは選ばれた俳優がどう演じきるか、でしょう?実際、どの役者も素晴らしい演技だったけれど、やっぱりブラッド・ピットとクリストフ・ヴァルツは特別際立っていたわ」。そんなふうに偉大な監督の条件をスラスラと語れるのは、彼女自身も短編映画を撮った経験があるからだ。ということは、監督メラニー・ロランとしても大いに刺激を受けた?「その通りよ!」と白い歯を見せ、「次は監督として会える?」の問いにはそっと含み笑いをしてみせた。メラニー・ロラン──女優としても監督としても心に刻んでおきたい人物だが、まずは女優としての才能がどれほどのものなのか、『イングロリアス・バスターズ』で確かめてほしい。(text:Rie Shintani)■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つブランジェリーナ家に7人目?今度はシリアから養女を迎える予定タランティーノが導き出す、ブラピの新たな顔とは?『イングロリアス・バスターズ』ファン熱狂!ブラピ、ワイルドに革ジャン&ニット帽で“イエロー”カーペット登場ブラピ、ご機嫌!バイク事故について苦笑「ケガはないけど自尊心だけが傷ついた…」
2009年11月19日先週公開を迎えたチョン・ウソン主演の久々のラブストーリー、『きみに微笑む雨』の公開記念キャンペーンとして、11月28日(土)、29日(日)に新宿シネマスクエアとうきゅう、109シネマズ川崎、109シネマズ横浜の3館に来場した方に、特別プレゼントが贈られることが決まった。こちらのキャンペーンで来場者に贈られるのは、ウソンが前回来日した際に撮影されたオリジナル画像のプリントされたミニクリアファイル。黒いフードをかぶって優しく微笑むウソンの姿が大きくプリントされている。本作では建設会社に勤めるサラリーマン役ということで、劇中では背広姿で登場することが多いが、ひと味違った少しカジュアルなウソンの魅力が!『デイジー』(’06)では殺し屋、今年公開された『グッド・バッド・ウィアード』では賞金稼ぎとここしばらく、日本で公開された作品ではちょっぴり荒々しい一面を見せてくれたウソンだが、今回の『きみに微笑む雨』は、ウソンの名をファンに知らしめた代表作『私の頭の中の消しゴム』同様、“泣ける”大人のラブストーリー。劇場で、ウソンに泣かされてみては?『きみに微笑む雨』はシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開中。■関連作品:きみに微笑む雨 2009年11月14日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて順次公開© 2009 PANACINEMA Corp., Zonbo Media All Rightsグッド・バッド・ウィアード 2009年8月29日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つチョン・ウソンから独占写真&プレゼントが到着!サイン入りの最新作プレスを2名様にプレゼントチョン・ウソン主演最新作『きみに微笑む雨』試写会に10組20名様をご招待大人の男の恋にうっとり、チョン・ウソン主演『きみに微笑む雨』最新映像が到着!恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼント
2009年11月19日ディズニーがクリスマスに贈る、人気シリーズの第2弾『ティンカー・ベルと月の石』のイメージソングを、浜崎あゆみが歌うことが発表された。日本が誇る歌姫と世界で最も愛される妖精の最強コラボレーションが実現!12月23日(水・祝)の公開に向け、12月中旬よりイメージソング「You were...」を使ったTVCMがオンエアされる。配給のウォルト・ディズニー・スタジオは、「人気だけでなく、ティンカー・ベルの持っている、いつまでも変わることのない“エバーグリーン”のイメージを持つ女性を探し、そこで出会ったのが浜崎あゆみさんでした。日本の女性からの圧倒的支持を受け、ティンクのように自分も、そして周りも元気にするパワーを持った方は浜崎あゆみさんしかいないと思い、今回のイメージソングを依頼いたしました。浜崎さんの、常にトップで輝き、みんなに元気を与え続けている姿は、まさにティンカー・ベルのイメージにぴったりだと思っています」と今回の起用について語っている。浜崎さんも「『ティンカー・ベルと月の石』のイメージソングに起用していただき、嬉しく思っています。世界中の多くの人から愛されている作品に関わることができ、とても光栄です。 映画と共に私の新曲も楽しんでいただければと思います」と喜びのコメントを寄せてくれた。「You were...」は作詞を浜崎さん自身が担当、CDの発売は12月29日(火)だが、それよりひと足早く11月25日(水)よりレコチョク、ミュウモなどで配信が開始される。『ティンカー・ベルと月の石』は12月23日(水・祝)より全国にて公開。■関連作品:ティンカー・ベルと月の石 2009年12月23日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.ティンカー・ベル 2008年12月23日より公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:“ティンカー・ベル応援隊長”木下優樹菜、自身のデザインによる衣裳は「12点…」上戸彩、子供たちと『ティンカー・ベル』CMに挑戦!小さな妖精と意外なつながりも?独占映像到着!映画公開直前ティンカー・ベルが失踪?残された相棒たちは大慌て!世界一有名な妖精の誕生秘話!『ティンカー・ベル』特製携帯ストラップを3名様にプレゼント歌う妖精役?『ティンカー・ベル』主題歌の湯川潮音、声優挑戦に意欲!
2009年11月19日アメリカの芸能誌「People」が毎年発表する「最もセクシーな男性」に、今年はジョニー・デップが選ばれた。現在アメリカで発売中の最新号ではジョニーを筆頭に110人ものセクシーな男性が各界から選ばれていて、登場する俳優は『ニュームーン/トワイライト・サーガ』で人気を不動のものにしたロバート・パティンソン、スカーレット・ヨハンソンと結婚して以来、キャリアも順調なライアン・レイノルズ、ジェイク・ギレンホール、アラフォー女優たちと浮名を流すブラッドリー・クーパーなどなど。ジョニーは2003年に次いで2度目の選出になるが、過去に2度選ばれたことがあるのはブラッド・ピットとジョージ・クルーニーだけ。真の“セクシー・ガイ”のお墨付きを得たようなものだが、当の本人は意に介さぬ様子。17日には、間もなくニューヨーク近代美術館でスタートする盟友ティム・バートン監督の回顧展の前祝いとなるトリビュート・イベントに出席、バートン夫人のヘレナ・ボナム・カーターやダニー・デ・ヴィート、パティ・スミスらとバートンを囲んで笑顔を見せていた。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:5日前からの泊り組も! 『トワイライト』新作L.Aプレミアでロブ&クリステンに熱狂ロバート・パティンソン『ニュームーン』インタビュー三角関係でもエドワードは余裕?ジョニー・デップ、超高額ギャラで『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ続投か?【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ
2009年11月19日北米で今週金曜日(20日)から、日本でも28日(土)に公開を迎える『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のL.A.プレミアが11月16日(現地時間)、マンズ・ビレッジ・シアターで開催された。“最もセクシーな映画スター”ロバート・パティンソンを始め、ロバートとの交際が噂される、ヒロイン役のクリステン・スチュワート、そしてテイラー・ロートナーに本作から『トワイライト』シリーズに参加したダコタ・ファニング、マイケル・シーンらが姿を見せ、会場は熱狂に包まれた。劇場の前には、お気に入りのスターの姿をひと目見ようとファンが大挙して押し寄せたが、中には5日前から泊り込んでいた人や、オーストラリアからわざわざやって来たという筋金入りのファンも。メインキャストの中で最初に到着したのは、イギリスの「グラマー」誌で、ジョニー・デップ、ブラピをおさえて“最もセクシーな映画スター”の称号を手にした、エドワード役のロバート。「エドワードが現れました」というアナウンスがされるや、耳をつんざくような大歓声が!ちなみに取材に訪れたカメラマンの多くは、これに備えて耳栓をしているのだとか。ロバートは報道陣の取材に笑顔で応対。ロマンティックな場面が多く登場する本作だが「女の子のためのロマンティックな作品なんだって思いながら演じたことはないよ。でも、そういうシーンを演じるのは好きだよ」とコメント。さらに、自身の体験を顧みて「ロマンティックなことをこれまでしたことがない」と答えつつ「そう言えば、14歳のときに、マリアという女の子のロッカーにこっそり花を置いたことがあるんだ。彼女は、僕ではなく、ほかの男の子から贈られたと思ったんだけど、別のヤツが『自分が贈った』って彼女に言ってね。全くサイコーな思い出だよ(笑)」と、苦い思い出を告白してくれた。続いて、登場したジェイコブ役のテイラーは見事な肉体美を本作で披露しているが、かなりの苦労があった模様。「1年半もの間、毎日、毎日、2時間ごとに何かを口にしなければいけなかったのはとても辛かったよ」とふり返った。ベラ役のクリステンは、劇中、バイクの運転に挑戦しているが「車でさえ怖いと感じるんだから、バイクなんてもってのほかよ!撮影では、トラックの後ろにバイクごと乗っかって、運転しているフリをしていたの。かなり滑稽な画だったわ。でもね、テイラーはとても上手にバイクを乗りこなすのよ!ジェイコブがバイクを横滑りさせるシーンは、スタントマンを使わず、彼自身がやったの。そんなワケでバイクのシーンは彼にすっかり任せたの」と明かした。また、悲しみと孤独に打ちひしがれる演技について「ベラの苦しみを考えるべきなのに、大切なシーンを台無しにしてしまうかもしれないって心配ばかりしてしまっていたの」とも。さらに「(孤独を)どうやって表現したらいいのか…とても混乱したわ。共演者はいないけど、『森の中で一人ぼっちというのを、100人近いスタッフに囲まれながらどうやって演じればいいの?死ぬ演技ってこと?』って自問自答したのよ」と当時の心境を語った。この夜のプレミアにはさらに、ダコタ・ファニング&マイケル・シーン、ジェイミー・キャンベルの“ヴォルトゥーリ族”のトリオに、ベラがエドワード以外で唯一心を許しているヴァンパイア・アリス役で日本のファンの間でも人気が高まっているアシュリー・グリーン、そしてクリス・ワイツ監督、原作者のステファニー・メイヤーも姿を見せ、大きな歓声を浴びていた。『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は日本では、11月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。Photo by Megumi Torii/HollywoodNewsWire.net特集 トワイライトな恋がしたい■関連作品:トワイライト〜初恋〜 2009年4月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ロバート・パティンソン『ニュームーン』インタビュー三角関係でもエドワードは余裕?【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『トワイライト』イラストの投稿募集中!「エヴァ」のキャラデザイナー貞本義行が審査『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のイベントに主役2人がツーショットで登場!秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月18日今年のクリスマス映画の目玉作品のひとつとして注目を集める『アバター』の、前代未聞の3部構成のTVCM映像が到着した!TVCMで1本90秒という長さも異例だが、それが3部作になっているというのもこれまでにない試み。先日の東京国際映画祭での本作の30分の特別フッテージ上映の反響の良さを受け、急遽、ジェームズ・キャメロン監督が、日本のファンに『アバター』の世界を堪能してもらうべく、現在製作中の映像からシーンを厳選、今回の90秒3部作CMが実現した。つまり、この映像が見られるのは世界中でも日本だけということになる。美しい惑星・パンドラを舞台に、物体を浮かせる力を持つ高価な鉱石を巡る地球人の思惑と星を守ろうとする先住民族・ナヴィ、そのはざまで揺れる地球からやって来た主人公のジェイクの姿を描いた本作。パート1は「Recruitment(旅立ち)」と名付けられ、車椅子の元海兵隊員ジェイクがこのプロジェクトへの参加を要請され、神秘の星・パンドラへと旅立つ姿が、パート2の「Discovery(発見)」では、パンドラに降り立ったジェイクが、先住民のナヴィや、未知の生物、文化に触れ、次第に彼らの生活に溶け込んでいく姿が映し出される。そしてパート3「Destiny(運命)」では、ジェイクはパンドラに生きるナヴィや生物たちの生活を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられることに――。シネマカフェではでは、今回、この3部作のTVCMを一挙公開!『タイタニック』から12年、ジェームズ・キャメロンが創り上げた新しい“生命”、人類が挑む“アバター・プロジェクト”の全貌がまもなく明かされる!『アバター』は12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。こちらの特別映像は「MOVIE GALLERY」および『アバター』作品情報ページにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『アバター』作品情報■関連作品:アバター 2009年12月23日(水・祝)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:『アバター』最新画像&特別映像が到着神秘の惑星パンドラの息を呑む美しさを見よ!『アバター』新画像解禁!謎に包まれた物語の概要をひと足早くご紹介ハリウッドの女性を讃える授賞式に、ケイティ・ホームズをはじめスター女優が勢揃い!【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び
2009年11月18日人間の女子高生ベラと美貌のヴァンパイア、エドワードの禁断の恋を描き、世界中の女性たちの胸をときめかせた『トワイライト〜初恋〜』。その続編にして、全4部から成る“トワイライト・サーガ”の第2部にあたる『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が早くも登場!今年4月に公開された『トワイライト〜初恋〜』の興奮も冷めやらぬ中、同作をきっかけに大ブレイクし、世界のセクシーアイコンとなったエドワード役、ロバート・パティンソンが『ニュームーン/トワイライト・サーガ』を携えての来日を果たした。あまりの人気に家族もびっくり!インタビュー当日は分刻みのスケジュールで、数ある媒体の取材に対応していたロバート。いまやビッグスターとなった彼だけに、注目度も尋常ではない。そんな中、ロバートは前作で来日したときと同じ笑顔を見せながら、穏やかでゆったりした雰囲気を終始キープ。周囲の状況が激変しても、彼自身は変わらない。「名声を得た人は大勢いるけど、僕ほどの変化を経験した人はなかなかいない。驚くほど短い間に、特にアメリカでの僕の状況は劇的に変わったからね。正直に言って、周りの人間も僕に何をどうアドバイスしていいのか分からないのが事実。1日ずつ自分自身で折り合っていくしかないし、僕にとっては、それがひとつのチャレンジでもあるんだ。もちろん、アドバイスは大歓迎だし、人の意見には常に耳を傾けるようにしているけどね」。そんな彼の現状を、地元ロンドンに暮らす家族はどう捉えているのだろうか。「まだ信じられないみたいだよ。幼い頃は“役者になりたい!”なんて一言も言ったことがなかったし、俳優になってからも、最初の数年間は家族の誰も観ないような作品にしか出ていなかったから(笑)。それに、イギリスでは『トワイライト〜初恋〜』もアメリカほどヒットしたわけじゃないからね。アメリカに遊びに来たとき、いろいろな雑誌に出ている僕を見て、母が『何これ?すごいわ!クレイジーね!!』と言うくらいかな」。ベラとエドワードが互いの愛を確かめ合うまでが描かれた『トワイライト〜初恋〜』。続く『ニュームーン/トワイライト・サーガ』では、ベラとエドワードの別れ、さらにはベラと親友ジェイコブの友情が展開する。図らずも迎えた三角関係を前に、エドワードは複雑な感情を見せ始めたりもするのだが…。「エドワードのささやかな敵意と言うか、複雑な内面を表現するのはすごくやりがいがあった。と言っても、僕の場合、エドワードの家族であるカレン一家やベラとのシーンがほとんどだから、ジェイコブに限らず、彼ら以外の登場人物と一緒になるシーンでは自然と不思議な感覚が芽生えるし、複雑な感情が生まれたりもするんだ。違和感みたいなものかな。第3部の『エクリプス(原題)』では、それがより顕著になっていくしね」。ベラの身を守るため、彼女の前から姿を消したエドワード。その別離に傷つき、ボロボロになったベラを支えるのがジェイコブなのだが、ベラとジェイコブの関係をズバリどう思う?「僕の目から見ると、ベラとジェイコブの関係はエドワードとベラの関係よりもいろいろな意味で健康的に思える。一緒にいて居心地がいいのだろうし、同じ時間を共有したいから一緒にいるだけのシンプルな二人なんだよね。だから、友達以上の関係になりそうな雰囲気もあるし、僕自身も彼らの関係を理解することはできる。ただし、ベラはジェイコブに対して、エドワードに抱くような燃え上がるものを感じられない。だから、ジェイコブはエドワードの代わりにはなれないんだ(笑)」。体を鍛えて臨んだ“あの”シーン最後の一言はエドワード役の余裕から?「『ニュームーン』のストーリーからは、感じるべきものを全て感じられたし、演じるにあたって必要なものも全て持っていると思えた。だから、自分の中に新たな引き出しを作ったり、撮影にあたって何か特別な準備をすることはなかったんだ」とも語るロバート。ただし、ひとつだけ準備をしたことがあるのだそう。エドワードが再び登場する後半、その美しい姿を目にしたベラは彼への愛を再確認することになる。予告編でも話題をさらったハイライト・シーンに、ロバートは体を鍛えて臨んだ。「そのシーンの撮影を思うと脅えすら感じたし、だからこそ鍛えざるを得なかった(笑)。(ジェイコブを演じるために鍛えた)テイラー・ロートナーに比べれば、僕の努力なんて半分以下だけどね。ジムに行くこと自体、ちょっと苦手なんだ。撮影を終えた後は、すぐに行かなくなったよ」。また、エドワードと言えば、ミステリアスな瞳もトレードマーク。ゴールドの瞳の自分にはもう慣れた?「実は『エクリプス』を撮り終えたばかりなんだけど、その撮影中はゴールドの目になったときの方が自然に感じられたくらいだった。『トワイライト〜初恋〜』の頃はコンタクトレンズを入れるのに何分もかかっていたのにね。“ついに僕もここまで来たな”って感じ。ゴールドの目になると、“よし仕事をするぞ!”と思えるんだ」。話に上った『エクリプス』は、来年6月の全米公開を控えている状態。以前は「原作小説は第3部まで読んでいる」と言っていたが、第4部“Breaking dawn”もそろそろ読まないと…。「自分でも理由が全く分からないんだけど…、まだ読んでいないんだ(笑)。来年の終わりには第4部の映画化に取り掛かる話も出ているのにね。結末が気にならないのかって?もちろん、気になるよ!!撮影までには読み終えている自分を想像できるから、いまは読んでいないのかな…」。最後に少々言い訳(?)の入ったロバートだが、多忙な現状を思えば無理もないこと。いや、もしくは単にのんびり屋さんだけなのかも…。名声について冷静に語り、エドワードの想いと真摯に向き合う姿から、あくまでも自分のペースで日々を歩もうとする彼の実像が見てとれた。(text:Hikaru Watanabe/photo:Shinya Namiki)特集 トワイライトな恋がしたい■関連作品:ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:5日前からの泊り組も! 『トワイライト』新作L.Aプレミアでロブ&クリステンに熱狂【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『トワイライト』イラストの投稿募集中!「エヴァ」のキャラデザイナー貞本義行が審査『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のイベントに主役2人がツーショットで登場!秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月18日僕は基本的に吹き替え映画が嫌いである…というか嫌いだった。できれば演じた人の生の声を聞きたいという願望がどこかにあったのだ。しかし、その吹き替えが、このところ好きになってきている。海外の映画館に足を運ぶことが多くなったことが大きな原因だと思う。イタリアでブラッド・ピッドが「チャオ!」と言って登場したり、ロシアでマイク・マイヤーズが「スパシーバ!」などと言っているのは、それだけで楽しい気持ちにさせてくれる。先日もタイ滞在中、邦画『フラガール』のタイ語吹き替えをテレビで観た。松雪泰子が「サワディカ〜」と言い、豊川悦司が「コップンカ」と言っていた。ベトナムのリゾート地・ニャチャンで現地在住の人たちと飲みながら、こういった吹き替えの話をしていた。僕がその日の晩、ホーチミンに深夜特急で移るので送別会と称して飲み会を開いてくれたのである。そのとき、一人の男性がベトナムの映画館の吹き替えは面白いですよと教えてくれた。「どこが面白いんですか?」と聞くと、「明日、ホーチミンに到着したら、行ってみてくださいよ」と言って詳しくは教えてくれなかった。そういえば、ベトナムに来てから一度も映画館に入っていなかった。どこかベトナムの街は映画館の存在が薄い。映画館だけではなく、映画自体のイメージが薄いのかもしれない。ハリウッド製作のベトナム戦争映画は度々、耳にするが、ベトナムが製作に携わった映画となると『夏至』や『青いパパイヤの香り』(共にトラン・アン・ユン監督作)といった名作は思い浮かぶが、どれもかなり前の作品である。ニャチャンから深夜特急でホーチミンまで移動すると、早速、ホーチミンの映画館を探し始めた。水上人形劇やミュージカル、サーカス小屋など劇場は見つかるのだが、映画館は意外に見つからない。かなり歩き回って、コメディが上演している劇場の隣でひっそりと香港映画を上映している映画館を見つけた。中に入ると客席には怪しい空気が漂っていた。カップル専用の2人用の椅子が並び、50名程度の小さな劇場でアベックが一組だけ目に入った。いかにもイチャついている感じである。そんな中で映画は始まった。香港の時代劇アクション映画は、暗い声の中年女性の吹き替えのナレーションから始まった…いや、ナレーションが長すぎる。しばらくして、この女性一人で全ての声を吹き替えていることがわかった。若い女性の声が中年女性の声になるのはまだいいが、若い男性の声も中年女性の声なのである。しかも僕がナレーションと思っていたほど、彼女の吹き替えの声は抑揚がなく、テンションが低いのである。刀で斬りかかる掛け声でさえも、抑え気味の声で進行していくのだ。まぁ、アベックがいちゃつくことに集中するには、これくらいの邪魔にならないテンションの方がいいのかもしれないけど。(photo/text:ishiko)
2009年11月18日若い世代から高い支持を集める浅野いにおによる人気青春漫画「ソラニン」。宮崎あおい、高良健吾ら若手注目俳優たちによる同名実写映画化で話題を集める本作だが、この劇中音楽を担当するアーティスト「ent」の正体が、人気ロックバンド「ストレイテナー」のフロント、ホリエアツシであることがこのたび明らかになった。音楽の夢をあきらめきれずに追いかけ続ける若者たちの葛藤や喜び、恋愛模様が等身大の視点で描かれる本作。ORANGE RANGEの「花」やYUIの「CHE.R.RY」などを始め、数々のPVを手がけてきた三木孝浩が、原作にあるバンド演奏の描写を随所に盛り込みながら、独特の世界観を再現している。その音楽を監督からの熱いラブコールと共に託されたのが、ストレイテナーのホリエアツシ改め「ent」。ストレイテナーは、前作「Nexus」がオリコンウィークリーチャート5位を記録するなど、ロックシーンでいま最も注目を集めるバンドのひとつ。同じく人気上昇中の「the HIATUS」との対バンツアー“BRAIN ECLIPSE TOUR”が横浜BLITZにて本日よりスタートするが、ツアー7公演のチケットは全公演完売という人気ぶり。「ent」はこのバンド活動とは一線を画した形で今年2月にインディーレーベルでCDを出すなど活動を行ってきたが、本作の劇中音楽を手がけたことをきっかけに、正体を明かして活動することに。2010年2月には、ファーストアルバムのUS盤もリリース予定している。entの紡ぎ出す音楽について、三木監督は「遠い昔に見た光の記憶のようなきらきらとしているのにどこか懐かしい。entさんのアルバムを初めて聴いたとき、僕が『ソラニン』の映画に求めていた音楽がまさにそこにありました。たゆたう二人の物語にそっと寄り添う痛さと美しさを内包したガラス細工のような音楽」と全幅の信頼を置く。一方、entも作品について「『ソラニン』に描かれているのは、いまのどこにでもいる平凡な若者たち。その平凡な理想と青春、現実と社会の中で揺れ動く心の葛藤は、平凡だからこそのリアリティがあります。原作を読んだときには、もう一歩感情移入できなかった登場人物たちにも、生身のキャスト陣が見せる生きた表情と強いチームワークに、原作以上にストーリーの中へ引き込まれました。単純な答えや感動では言い表せない、深い作品です」と共感を寄せている。原作ファンにとっても、この劇中音楽がもうひとつの主人公として重要なポイントになるが、entによる音楽が、宮崎あおいを始めとする俳優陣の手でどのように紡がれ、どのようなアンサンブルがスクリーンに響くのか?注目が集まる。『ソラニン』は2010年4月、全国にて公開。■関連作品:ソラニン 2010年4月、全国にて公開■関連記事:『ソラニン』ライヴシーン潜入…宮崎あおい、最終日に鳥肌モノの熱唱!画像も初公開宮崎あおいがギター弾き語りに挑戦!『ソラニン』主演キャスト・監督が明らかに
2009年11月18日ディズニーがこのクリスマスに贈る、5匹の愛くるしいゴールデン・レトリーバーの子犬たちの冒険ストーリー『サンタ・バディーズ小さな5匹の大冒険』。本作のブルーレイ・DVD発売を記念して、11月16日(月)、日本語版ボイスキャストを務めたお笑いコンビのTake2の深沢邦之と東貴博、人気子役のアヤカ・ウィルソン、加藤清史郎の4人が揃ってのひと足早いクリスマス・パーティが行われた。本作は、“しゃべる”子犬たちが、伝説のクリスマス犬の息子、サンタ・ドッグ・ジュニアや仲間たちと一緒にクリスマスを救う旅を描いた、心温まるストーリー。Take2の2人はサンタの格好で、アヤカちゃんはフリルとファーを効かせた赤のメルヘンなドレス、清史郎くんは赤いベレー帽に、赤いベスト、緑のタータンチェックのズボンという可愛らしい衣裳で、子犬たちと一緒に登場した。この2人の姿を見て、Take2の2人は「はんぱなく可愛い!」とホレボレ。イベントでは、アヤカちゃんが本作の挿入歌「クリスマスの奇跡」を美しい歌声で披露、清史郎くんは指揮者として「ジングルベル」の演奏に挑戦!「練習のときから間違えないように頑張ろうと思っていました。うまく出来たかどうか分からないけど…」と少々謙遜気味に答えた。さらに話題がクリスマスの思い出話にのぼると、深沢さんは「クリスマスは娘が産まれた日なので、それが一番の思い出」とのこと。誕生日が大晦日という東さんはというと、「クリスマスと誕生日とお正月のお祝いを全部一緒にもらっていました。心の傷になっています」と言いつつも、「万札はいつももらってましたけど!」と得意のジョークで笑いを誘った。また、今年欲しいクリスマスプレゼントを尋ねられたアヤカちゃんは「タイニー(ボイスキャストを務めた子犬)みたいな小さな犬が欲しい」、毎年クリスマスの日はサンタを待って20時には寝るという清史郎くんは「今年はベイブレードが欲しいです」と元気よく答えた。家族で観るのにぴったりの本作だが、一人クリスマスを家族で過ごす予定のない東さんは「歯を食いしばって過ごします」と早くも憂いを感じさせる表情…。最後に、こども店長でおなじみの清史郎くんが、「これは本当に感動します」と簡潔にアピール!『サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険』ブルーレイ、DVDは11月18日(水)より発売。『サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険』ブルーレイ価格:4,935円(税込)『サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険』DVD価格:3,360円(税込)発売日:11月18日(水)発売元:ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
2009年11月18日ジョニー・デップの降板がささやかれていたシリーズ第4作『Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides』(原題)だが、高額のギャラと引き換えに、4度目のジャック・スパロウ役を続投することになりそうだ。9月に行われたディズニー・スタジオの新作ラインナップ発表会にはジャック・スパロウの扮装で登場したジョニーだが、その直後に信頼していたディズニー・スタジオの会長だったディック・クック氏辞任の報を受け、映画からの降板の噂が流れ始めていた。だが、水面下で交渉は続いていたようで、英国の大衆紙「The Sun」によれば、ディズニー側は今回、最低でも2,100万ポンド(約31億円)という高額のギャラに加えて興行収入の一部も支払うと提示したという。過去3作に出演したキーラ・ナイトレイとオーランド・ブルームは早々に降板を表明しており、スター2人分のギャラの余裕が出来たため、破格の好条件オファーが実現したと思われる。新しいヒロイン候補にはペネロペ・クルスの名が挙がっているが、彼女の最新作『NINEナイン』のロブ・マーシャル監督が兼ねてからの噂通り、『Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides』監督に決定したようだ。先日、全米監督協会で行われた『NINE』試写会時のQ&Aセッションでマーシャル自らが明らかにしたという。(text:Yuki Tominaga)写真は1月公開の『Dr.パルナサスの鏡』の一場面。■関連作品:NINEナイン 2010年春、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. Dr.パルナサスの鏡 2010年1月、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つヒース・レジャー初主演コメディがDVD化!劇中で「君の瞳に恋してる」熱唱もジョニー・デップが魅せる男のロマン『パブリック・エネミーズ』試写会に5組10名様ご招待コリン・ファレル、共演女優の恋人との間に男児誕生ジュード・ロウの娘を出産したモデルがツーショット写真を英ゴシップ誌に公開
2009年11月18日『インディペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督の最新作『2012』のジャパン・プレミアが11月17日(火)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、冷たい雨が降る気温約9℃の中、子役女優のモーガン・リリーがキュートなルックス&トークで観客をホットにさせた。同作は、2012年12月21日に地球が滅亡するというマヤ文明の終末説をモチーフに、天変地異の恐怖に立ち向かう人類の姿を描くディザスター・ムービー。エメリッヒ監督は「ローランド!」の大声援に笑顔で応えつつ「破壊のシーンがたくさんありますが、災害の中で家族がひとつになれるというメッセージもあります」と呼びかけた。初来日を果たした女優のアマンダ・ピートら総勢6人の来日メンバーが並ぶ中、主演のジョン・キューザックは「世界のプロモーションの最後に、いい形で日本にこのメンバーで揃って来ることができてよかった」と手を振った。ひときわ歓声が大きくなったのは子役のモーガンのあいさつ直後。「ハァーイ!エブリバディ!監督やみんなと日本に来られてとても幸せよ」と大声量&早口&ハイテンションのあいさつと、首をちょこんと曲げて見せるなど愛らしい仕草で、観客を大いに沸かせた。その後の、本作の内容にちなんだ「2012年12月21日に大切な人へ贈るメッセージカード」を読み上げ、タイムカプセルに収めるイベントでも、「私の家族は本当に素晴らしい!みんなが私の夢をサポートしてくれて、私の人生を豊かにしてくれる。とっても素敵な家族に恵まれて幸せよ!こんなところかしら」としっかりしたメッセージを語り、またまた観客を喜ばせ、拍手を浴びた。プレミアには、映画のレッドカーペット・イベント初参加となるタレントの萩本欽一をはじめ、神田うの、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之、女子ソフトボール日本代表の上野由岐子投手が来場。萩本さんはメッセージカードに書いた、自身大好きという母親と息子のギャグ「『かーちゃん、僕のお弁当のおかず、どうして毎日梅干しなの?』『一応、梅干しの位置は変えているんだけどねぇ』」を披露し、来日メンバーを笑わせていた。『2012』は11月21日(土)、丸の内ルーブルほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『2012』インタビューエメリッヒが「この映画の良心」と称した地質学者の素顔想像を超える、大迫力の連続ディザスター『2012』試写会に5組10名様をご招待エメリッヒ最新作『2012』冒頭53分を初公開!でもまだたった3分の1?
2009年11月17日一糸乱れぬおかっぱヘアに、大ぶりのサングラス。身体に沿ったタイトスカート。コレクションのフロントロー。ファッションに興味がある人なら、このヒントを得ただけで、自動的に、米「ヴォーグ」誌の鬼編集長アナ・ウィンターを思い浮かべることでしょう。“氷の女王”、“ドレスを着たダース・ベイダー”。そんな異名をとるのも、妥協を許さない徹底したプロ意識と底知れぬ影響力ゆえ。まだ駆け出しのマーク・ジェイコブスをルイ・ヴィトンの、ジョン・ガリアーノをディオールのクリエイティブ・ディレクターに推し、大成功に導いたのも彼女。一度、大金をかけて行った撮影でも、不要と思えばその写真は潔くボツにする。ミラノコレクションの最中、彼女が一度アメリカに帰国したいと言い出したせいで、コレクションの間に、彼女にどうしても新作を見てもらいたい主要デザイナーたちがショーの日程を急遽変更。コレクションが大混乱した。スタッフの仕事ぶりに不満な際は徹底的に打ちのめす。など、武勇伝は尽きません。11月のコラムは、ファッションの秋を感じていただくために、ファッショナブルな映画をご紹介しています。第一回目は、このアナ・ウィンターと彼女の仕事ぶりを追った映画です。映画『プラダを着た悪魔』で、メリル・ストリープが演じた編集長は彼女がモデルだと言われるけれど、「本当にこんな人なんているの?」「女性誌の編集部の実情は?」と興味をそそられた方には、ぜひ観てほしいのがこのドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』。いままで、誰も足を踏み入れることができなかった“禁断”の米「ヴォーグ」編集部に入り込み、アナ・ウィンターに密着。その密着度は、300時間以上、約9か月に及んでいるのですから、そそられた好奇心を満たすには十分です。気になる中身は…とにかく面白い!それが、ファッション業界の流行が生まれる現場であり、現実だから。撮影が始まったのは2007年ですから、移り変わりの早いファッション業界ゆえ流行についてはさて置いても、仕事にまつわる緊張感、緊迫感、絶望感に高揚感、その臨場感には圧倒されるほど。誰もが知りたかった世界、プロとしての真髄を映し出しているのですから、面白くないわけがないのです。アナについて少し。1970年にロンドンでハーパース&クイーンのファッション局からキャリアをスタート。6年後にはニューヨークに拠点を移し、「ハーパース・バザー」誌、「ニューヨーク」誌などを経て、「ヴォーグ」誌に。36歳で英国版、38歳で米国版の編集長になり、低迷していた「ヴォーグ」に新風を吹き込み、世界で最も影響力の大きい女性誌に育てあげたのです。そして、自分自身も世界で最も影響力のある女性のひとりにのぼりつめたのです。撮影当時57歳。編集費は2億円とか、それにプラスして自由に使っていい年間のおこづかい(経費?)2,000万円も支給されているとか、ゴージャスすぎる噂も。一流デザイナーたちも、彼女の反応を最も気にし、その鋭い視点と感性、的確な時代感覚に頼り、発表前の作品をチェックしてもらう様子まで捉えたこの作品は、ファッション業界の内幕ものの領域を超えています。もちろん、まばゆいばかりの服、靴、バッグなどに彩られた華やかな業界ですから、ファッションを見る、コーディネートを学ぶ意味でも大いに役立ってくれるでしょう。でも、これは、ファッションをフィルターにして、一人の社会的成功者の素顔、仕事ぶり、人生観、プライベートまでを赤裸々にした興味深い人物伝。自らの強みを「決断力」と語ったアナからは、運や個人的感情に頼らない仕事への真摯な態度がうかがえます。アナの一言で全てが覆り、編集部が上へ下への大騒ぎになる。へとへとになり、腹を立て、困惑するスタッフたちの姿はまさに最前線そのもの。アナのやり方が、全ての業界、全ての会社、全ての人にベストだとは思わないけれど、自分らしいやり方で成功を手にしてきた彼女の姿を見ていてかなり刺激を受けたのは事実。そして、どこかすがすがしいのです。耳にしていたよりも、ずっと人間臭くて魅力的だったアナ・ウィンター。その知られざる素顔を知ることのできる貴重な映像の数々が目白押しですが、これが実現できたのも、そろそろアナが引退を考えているからとか。気になります。彼女が引退すれば、ここで一気に業界内の勢力図が書き換えられるはずですから。日本語タイトルは『ファッションが教えてくれること』、原題はファッション誌で最も重要とされる“9月号”を指す「The September Issue」。でも、内容を表すとしたら「アナが教えてくれること」かな。ファッションに興味がある人はもちろん、仕事で悩んでいる人も、大いに勇気をもらえるはず。仕事の厳しさをまだ知らない学生や、編集やファッションの世界に憧れている若い世代にもきっと、良い指標となる作品に違いありません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ファッションが教えてくれること 2009年11月7日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開©2009 A&E Television Networks & Actual Reality Pictures,Inc.All rights Reserved■関連記事:あなたのお気に入りのN.Y.映画は?最新N.Y.映画&ドラマグッズセットを5名様プレゼント
2009年11月17日100年に一度と言われる不景気に伴う、“ワーキングプア”や“派遣切り”といった切実な問題を背景に、いわゆる“ブラック会社”で働く青年の奮闘と成長を描いた『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が、11月21日(土)より公開される。「何のために働くのか?」を観る者に思い起こさせる本作。公開に先駆けて、シネマカフェ内の読者参加型コンテンツ、シネマライブ!では、会社員限定で本作の試写会を開催、さらに映画を観た人を対象にレビュー・コンクールを実施した。集められた感想文から見えてくる、働く人のホンネとは…?どんな会社にも、ブラック会社の要素が当てはまる危険性がある中で、職場の人間関係や社内環境など、仕事を進める中でぶつかる“壁”の存在は人それぞれに何かしら感じているもの。当然のことながら、同時にそんなマイナス要因をもカバーし、仕事に励めるポイントというのも人それぞれ異なる。試写会後に実施したアンケート結果では、「職場・仕事に一番求めるもの」については意外と言うべきか当然と言うべきか?「お金(給料)」が1位に…。僅差で「人間関係」、「やりがい」と続く結果となった。さらに、「仕事を通じて、言われて一番励みになった言葉」は、上司からの「頼りにしてるよ」や「サポートしてくれて助かったよ!」のようなワードが多く並んだ。ちなみに、強烈な個性を持つキャラクターが集まる本作だが、「劇中で一番印象に残ったキャラクターは?」との質問には、ダントツで田辺誠一演じる影のリーダー、人望者の藤田さんが1位に。「あんな上司が職場にいたら自分も頑張れそう…」という切実なコメントが寄せられた。さて、どんなキャラクターかは映画を観てからのお楽しみ。なお、シネマライブ!では大賞レビューのほかにも、多数のレビューを掲載。公開前に観客の生の声をチェックしてみては?『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』レビュー・コンクール■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント
2009年11月17日