あんふぁんがお届けする新着記事一覧 (44/46)
「爪かみや指しゃぶりは、昔からあるママたちの悩み」と言う小児科医の川上一恵さん。注意してやめさせるのではなく、子どもが楽しみながら直す方法を聞きました。Q、息子の爪をかむクセを直すにはどうしたらいいですか?4歳の息子の爪をかむクセに悩んでいます。爪をかむとおなかが痛くなるよと話してあり、かんでいるときは手を優しく払うようにしていますが、全然治まりません。怒ると逆効果になると思っていますが、きつく言ってしまうこともあります。2歳の妹まで同じようにかむようになりました。実は夫も同じ行動をします。[埼玉県・ちぃまい]illustrationATFT GRAPHICS.A、爪をかむ状況を観察して子どもの気持ちを探って最近は、一概に「爪をかむことはいけない」と言えなくなっています。以前は感染症を起こす原因と言われていましたが、それは衛生状態が悪かった時代の話。今では、爪をかむ習慣のある人はおなかの風邪を引きにくいというデータもあります。ただ、美しいしぐさとは言いづらいですね。「爪かみをやめさせたい」と思うのは、ママの価値観です。それを子どもにきちんと説明できるよう、爪かみにはどんなメリットやデメリットがあり、なぜ自分はやめてほしいのかを一度書き出してみましょう。そして、子どもが爪をかむときは考え事をしているときなのか、それとも言いたい事が言えなくてキーッとしているときなのか、状況をよく観察してみましょう。爪かみの根本にある子どもの気持ちをくんで、丸ごと受け止めてあげてほしいなと思います。爪をかんでいる子どもの様子をさりげなく録画して見せたり、「爪をかんで唾の付いた手でクッキーをつまんで、どうぞと言われたらどう思う?」とか、「手に唾がついた人と握手できる?」と話して、子どもに気付かせるのもひとつの方法です。でも決してパパを否定する言葉にならないように気をつけてくださいね。子どもが爪をかむ暇がないように、工作や粘土遊びなど、いかに両手を使わせるかということも工夫してみましょう。
2016年09月07日子育てに奮闘するママたちにとって「笑顔で育児をすること」は永遠の課題ですよね。「今日はニコニコママでいよう!」と毎日決意するのですが、結局は毎日のバタバタ生活にイライラが収まらず、わが子のちょっとしたイタズラや反抗に「もう!何やってるの!」と声を荒げてしまうことも。できることなら穏やかで優しいママでいたいのに、怒りがコントロールできない!ということ、ありませんか?そんなママのイライラを上手にコントロールし、ママがもっと笑顔で育児をするにはどうすればいいのか、アンガーマネジメント講師、心理カウンセラーでもある朴澤和歌子さんに聞いてみました。アンガーマネジメントとは?アンガーマネジメントとは、アメリカで生まれた心理トレーニングで、 日本での初めは、スポーツ選手や企業で働く社員が、自分の怒りの感情をコントロールして、生活や仕事や人間関係をよりよくするために学んでいたこと。それを育児ママ向けに日々の育児のあるある!な例を題材にアレンジし、ママの怒りの感情をコントロールする方法を学ぶのが、朴澤さんの講座です。現在3歳と1歳の母である私も、毎日の育児にイライラの感情をコントロールしきれない1人。今まさに抱えている悩みをぶつけてみました。怒鳴りつけたことを、子どもたちが寝た後に後悔してしまう…育児と家事にいっぱいいっぱいな日々。疲れや焦りでママがイライラしてしまっているとき、子どもが思ったように行動してくれなかったり、思わぬイタズラでまた家事が増えたりして、つい子どもを怒鳴ってしまった経験はありませんか?先日こんなことがありました。保育園から帰宅後、慌ただしく洗濯物を整理していると、子どもたちがボールペンで壁に落書きをしているではありませんか!「何を考えてるの!?」と、思わず怒鳴りつけてしまいました。そればかりでなく、怒りをコントロールしきれず「これ、もう落ちないかもしれないよ」と責め立て、子どもは恐怖で涙ぐんで黙ってしまう展開に。落ち着いた後に食事をし、お風呂に入れ、寝かしつけまで猛スピードで過ぎていき、眠った子どもの顔を見て「また今日も叱るだけで終わってしまった」と後悔してしまいました。もう少し落ち着いて、子どもが「怖い」と感じるだけではない叱り方ができれば…と思うのですが、その瞬間はなかなか怒りをコントロールできません。ママの罪悪感・自己嫌悪こそが育児の悪循環にしかし、朴澤さんによると、このママたちの後悔する気持ちや自己嫌悪する気持ちこそが、育児にとっては悪影響になってしまうそう。ママの自己肯定感が下がることでストレスがたまり、余計イライラしやすくなり、また子どもに対して大声を出してしまうきっかけになりかねないのです。それを防ぐには、まずは罪悪感のもとになっている「衝動的・反射的に大声で叱ってしまう」ことを防ぐのが大切です。反射的な怒りをコントロールするには、どんな方法があるのでしょうか。呪文を唱えて6~10秒待つよく「叱る前に深呼吸」と言いますが、まさにその通りで、人間の怒りが最高潮に達してから落ち着くまで、だいたい6~10秒ほどかかるのだそうです。その6~10秒をどうしのぐかが問題なのですが、その技術を身につけるには、まずは意識をそらすために「数を数えること」の他に「呪文を唱える」のも効果的なのだそう。呪文は自身が言いやすい言葉、落ち着ける言葉など、どんな言葉でも大丈夫です。実際に今、2人の男の子を育児中の朴澤さんは「子育てバンザーイ!」と唱えるのだそう。どんなイタズラでも、その言葉でなんだか笑えてきてしまうこともあるのだとか。怒りのピークが去ったら、まずは「聴いて」それから「伝える」6~10秒待ったら「よし!10秒経ったぞ!」とばかりに怒り始めるのではなく、少しクールダウンの状態になったところで、まずは子どもの気持ちを聴いてみましょう。「どうしてこれをしたの?」「なんでやろうと思った?」と、子どもの思いに耳を傾けます。人間は誰でも「自分の思いを聴いてほしい」「自分は大切にされたい」という思いを持っているもので、それを満たされることで、子どもたちはとても安心できるのだそう。その上で「でも、これはやってはいけないよ」と行動を叱ります。本人の人格を否定するのではなく、「行動を叱る」のがポイント。 「あなたはダメな子ね」というように、本人の人格を否定する言葉を使ってしまうと、子どもの自己肯定感が低くなってしまいます。「こういう行動がダメなのよ」と、行動に焦点を当てるように気を付けましょう。怒りそのものを減らす「体質改善」も同時に取り組んで叱り方の理想はわかっていても、それでもイライラを処理しきれないこともありますよね。子どもに伝わり切っていないと感じると、どんどん語気が強くなって、最後にはやっぱり怒鳴ってしまうこともあるでしょう。そうした「怒りの気持ち」そのものが出てくる機会を減らすことも、アンガーマネジメントの1つ。それを「体質改善」と言うのだそうです。■自分は何について怒るのかを分析する「怒り日記」体質改善のためには、まずは自分が「何について」「いつ」怒りやすいのかを分析する「怒り日記」をつけるのがおすすめなのだそう。怒り日記には、その日にイライラした時間と原因を記入します。そうしたことで、自分が怒りやすい時間帯や、その原因を客観的に見ることができるのです。朴澤さんの生徒の中には、この日記をつけただけで「自分の怒りの原因のくだらなさに笑えてきた…」と、怒るタイミングを減らすことに成功した人もいるのだそうです。■怒る原因は自分の中の「べき」人が怒る原因は、その人の中の「べき」にあるという朴澤さん。人それぞれが持っている「べき」に反することが起きたとき、裏切られたとき、人は怒りの感情を持つのだそうです。たとえば「おもちゃはすべて片付けるべき」「母親は子どもに野菜を食べさせるべき」という考えがあるから、片付けない子どもにイライラしたり、食べない子どもに「食べてよ!」と怒鳴ってしまったりするわけです。怒るタイミングを減らし、怒りの「体質改善」をするには、自分の中の「べき」と向き合い、その中で大事にしたいもの、逆に減らしたり、ゆるめることができるものがないかを検討します。たとえば「おもちゃはすべて片付ける」のではなく「お気に入りのおもちゃだけは自分で元の場所に」とすることや「野菜をすべて食べる」のではなく「3食のうちどこかでどれか食べられたらOK」とすることで、怒りの臨界点が下がり、結果的に体質改善につながりますね。「カウンセラーだった私でさえ、育児中にはイライラした」今回お話を聞いた朴澤さんは、もともと企業で従業員の方をケアするカウンセラーでした。職業柄、どんな人の話でも受容的に冷静に聴く練習を積んでいることもあり「自分は怒りっぽい方ではない」という自負があったそうです。しかし、長男を出産してから、はじめて子育てのイライラを経験します。毎日の忙しさに、無表情で家事に取り組んでいると、3歳ごろだった長男にふと「ママ、顔怖い...」と言われたのだそう。それを聞き「一番笑顔を見せたい人に笑顔を見せられていないなんて、悲しい、何か違う」と気がつき、自らもアンガーマネジメントを学ぶことを決めたのだそうです。「怒り」は必要な感情上手に付き合おうアンガーマネジメントは、先生から教えてもらうことはもちろん大切ですが、それ以上に自分自身が自分の「怒り」と向き合うことが大切なのだと強く感じました。怒りは、自分の身を守るために備わっている、なくてはならない感情です。怒ることは決して悪いことではなく、気持ちを発散することは生きる上で必要なこと。しかし、その怒りをむやみに放出するのではなく、自分でコントロールすることが、自分自身の生きやすさにつながっていくのです。取材協力:アンガーマネジメントファシリエーターカウンセラー朴澤和歌子さん日本アンガーマネジメント協会<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年09月05日誕生日会や歓送迎会、季節のイベント…。「子どもが生まれてから、パーティーをする機会が増えた」というママも多いのではないでしょうか。できれば負担なく楽しく準備したい!キッズパーティーのアイデアの発信やレッスン、出張サービスを行っているpachi pachi pachi kids partyの吉川裕美さんと眞砂奈津子さんに話を聞きました。100均グッズで気楽にパーティーを華やかなパーティーに呼ばれると、「うちはこんな食器もグッズもないし」と思ってしまいがち。でも、お二人によれば、「ほとんどのものが100均やスリーコイン・ショップでそろいます」とのこと。最近は、出産前のベビーシャワーから始まり、生後半年のハーフ・バースデー、1歳のファースト・バースデー、それに続くお誕生日会、入園・卒園・入学、お別れ会、サマーパーティー、ハロウィーン、クリスマス、子どもの日やひな祭りなど、パーティーの趣旨も多様化。「その都度、手頃に賢くグッズをそろえるのが、パーティーを楽しむ秘訣」だそうです。お部屋のデコレーションでパーティー気分をアップ「パーティーに必須なのが、テーブルクロスとガーランド。テーブルクロスでお勧めなのが、シャワーカーテンを代用すること。サイズ的にもぴったりで、汚れてもさっと拭くだけ。柄もカラフルで楽しいものが見つかります」。また、ランチョンマットに小さな人工芝を利用するのもお勧めだとか!上にカラフルな紙皿を並べたり、透明のお皿を置いたりすると華やかになるそうですよ。「ひもに紙や布で作った飾りをぶらさげて、壁に留めるだけで華やかになるガーランドは初心者でも簡単に作れます」。なるほど、これならできそうです(笑)。ランチョンマットやガーランドに使う紙は、気に入った柄の布をカラーコピーしてもよいとのこと。確かに、布だと汚れることが気になりますが、コピーした紙なら使い捨てできますね!いつもの料理を賢くおめかしパーティーで一番ハードルが高く感じるのは、お料理ではないでしょうか。吉川さんと眞砂さんは、「気合いを入れすぎず、サンドイッチやおにぎり、からあげなど、いつもの料理で大丈夫」とのこと。「取りやすく、食べやすく」を意識しながら、ラッピングや飾りつけでパーティー感を出すそうです。たとえば、おにぎりはペーパーナプキンで包み、両端をラッピング用ワイヤータイで結ぶ、サンドイッチにピックを刺す、サラダはプラスチックの容器に一人分ずつ入れてトップにピックを刺すなど。紙コップと紙皿で作る2段トレイも教えていただきました。ホストもゲストも、お皿が割れることを心配することなく楽しめそうですね。そうそう、食事はママたちで持ち寄ることにするのも、パーティーを無理なく楽しむ秘訣だそうです。子どもが喜ぶアクティビティ子どもたちはただ食べて遊ぶだけでも楽しいはずですが、何かアクティビティがあるとさらに盛り上がりますね。「男女ともに人気なのが、叩いて破るとお菓子が出てくるピニャータ。たとえば、ハロウィーンパーティーなら、100均で売っている紙のランタンにお菓子を詰めたもの(底に穴が開いているので、ティッシュなどでお菓子が落ちてこないようにふさぐ)を、ぶら下げて、紙を丸めた棒で子どもたちに叩かせます。出てきたおやつは、みんなで食べたり、お土産にしたり」と吉川さん。女の子が好きそうな工作も教えてもらいました。キラキラした紙を王冠の形に切ったものに、好きなシールを貼ってもらうだけ。そのままかぶってもいいですね。ペーパーストローに、きれいなドアノブをボンドと針金でつけ、リボンを結べばワンズワンズスティック(魔法の杖)のできあがり。テンションが上がりそう!一石二鳥のお土産アイデアパーティーにはお土産も欠かせません。「たとえば、子どもたちに小さなバケツを渡し、好きなシールを貼ってもらう。その中にお菓子をつめて持って帰ってもらえば、遊びとお土産が同時にできて一石二鳥」とのこと。ハロウィーンのとっておきのお土産アイデアももらいました。「紙袋に縦に何本も切り込みを入れ、もう一枚の紙袋と重ねます。中にお菓子を詰め、割りばしを刺して紙袋の口を縛ったら、ほうきの出来上がり。これをお部屋に並べておけば、かわいいデコレーション。最後はお土産として持って帰ってもらえます」。これから、ハロウィーン、クリスマスとイベントが続く季節。一度だけでなく、いろいろなグループで何度もパーティーを開催するママも珍しくないようです。教えてもらったアイデアを活用したら、無理なく親子で楽しめそうですね!取材協力:pachi pachi pachi kids party<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年09月01日フィンランドの妊婦さんに無償で配られるベビーグッズがぎっしり詰まった「マタニティボックス」のことが日本でも話題となり、その子育て事情のすばらしさに感動した人も多いのでは。そんなフィンランドだからこそ、子連れ旅行も楽々!みんな大好きムーミン村や、子ども向けトリートメントも取りそろえたフィンランドいち大きなスパリゾートなど、子どもにも興味津々のアクティビティも数多く、家族みんなで楽しめることはうけあい。子どもがいるから海外旅行はあきらめる、のではなくて、子どもがいるからこそ出かけたい旅先です。完璧なバリアフリー!ベビーカーの人は交通費が無料!子どもと一緒の旅はとても楽しいもの。かけがえのない一生の思い出になることは間違いありません。おすすめの旅先は数あれど、近年イチオシの子連れ旅の行き先はなんといってもフィンランド!同国の、国を挙げての子育てサポートが日本でもよく話題になりますが、その恩恵を旅行者でも享受することができるのです。今回訪れたのは、フィンランドの首都ヘルシンキと、そこから電車で2時間ほどの街ナーンタリ。ヘルシンキまではフィンエアーが日本各地から直行便が飛んでいて、乗り継ぎの必要がないのは子連れにとってはストレスが少なくうれしいところ。ちなみに、フライト時間は10時間20分と、日本から直行便で行けるヨーロッパの主要都市としては“日本に最も近い”というのも注目です。街を歩いてみると、お店や駅の入り口に段差がなく、ほとんど完璧なバリアフリーであることに気づきます。ベビーカーを押している人も多く、出歩きやすいことは一目瞭然。でも、フィンランドの実力はそんなものではありません。なんと、ベビーカーを押している人はトラム(路面電車)やバスの乗車賃が無料に。それは「ベビーカーを押しながらいちいちお財布を取り出すのは大変」だからなのだそう。特別な無料パスなどを取得する必要もなく、ただベビーカーを押している、それだけが優遇される理由。男性も女性も関係ありません。また、ほかの都市へ向かうフィンランド鉄道VRの長距離線では、ファミリーコンパートメントや小さなプレイエリアつきの車両があるものがあり、乗車賃は一般と同じです。かわいらしい内装の“キッズ車両”には小さな滑り台などの遊具が設置されているほか、絵本もあり、自由にのびのびと遊ぶことが可能。列車内ではWiFiが利用できるのでちょっと大きな子は動画を見たりして過ごしていました。ほかの子連れファミリーもキッズ車両を利用することが多いので、お友だちができちゃったりもするかもしれません。ちなみに、キッズ車両は外側にイラストが描かれていますが、そのうちのひとつはアメリカの絵本作家リチャード・スカーリーのものでした。電車に乗る前からうれしくなってしまいますね。キッズ車両はカラフル。狭い座席に座らせるより、子どもたちがリラックスしている。これなら移動も楽々!イケメンすぎるスナフキン!? “生”ムーミンたちに会える!というわけで、国内の移動自体も楽しいフィンランド。向かった先のナーンタリには「ムーミンワールド」があり、日本人観光客にも大人気のスポットです。いわば“アンパンマンワールド”といった風情で、フィンランドでは未就学児くらいの小さな子どもに特に人気があるもよう。ベビーカーを押したファミリーが多いのもさることながら、手で引っ張るタイプのワゴンのレンタルがあり、子どもはその中に入って運ばれたり、荷物を入れたワゴンを自分で引っ張って楽しんだりすることができます。これには子ども心もくすぐられまくるようで、歩き始めたばかりとおぼしき赤ちゃんもよちよちとワゴンを押しながら楽しそうに歩く様子も見られました。世界で唯一、ムーミンのお家があるムーミンテーマパーク。室内にも当然入って見ることができる園内にはムーミンの家やボート小屋などがあり、物語の世界を忠実に再現。意外と広く、丘の上の方にのぼっていけばちょっとしたハイキングもできます。木々や花々を眺めつつ、そこここにニョロニョロの棲家があったり、魔女の家があったりして、冒険気分に。大人はのんびりと、子どもたちは生き生きと動き回ります。そして園内でのハイライトはなんといっても“生”ムーミンたちに会えること。ミニシアターでは頻繁にキャラクターたちが寸劇を披露しているほか、もちろんエンカウンタータイムも設けられています。残念ながらすべてフィンランド語(大きいほうのシアターでは英語の字幕がつきます)ですが、ミーやスナフキンとお話をすることもでき、なによりスナフキンのイケメンぶりに、子どものために一緒についてきただけのつもりのママも思わず鼻の穴が膨らみそう。アニメのスナフキンに比べるとやさしく甘い顔つきなところがほんのり気になりますが、子どもそっちのけで「一緒に写真を…」なんて言っちゃうかも。生身のフィンランド人男性ですから、背が高いためそこもまぁ違和感といえば違和感ですが、ここはかなりの興奮ポイントではないでしょうか。あまりにも元気でマシンガントークのミーも、アニメに比べかなりスリムなムーミンも、日本のアニメを見て抱いていたイメージとだいぶ異なります。それでも長蛇の列に並んで写真を1枚撮ってもらっておしまい、というのではないので、メインアクティビティとしてかなり楽しめるでしょう。イケメンすぎるスナフキンが…。エンカウンターの時間が長めなので、並んだりせずともすぐにお目当てのキャラクターに出会える生まれたばかりの赤ちゃんから大人までスパ、プール、サウナも楽しめる!ムーミンワールドで1日中遊んで疲れたら、すぐ近くにあるナーンタリホテル&スパへ。車で5分ほどの距離ですが、ムーミンワールドの目の前から小さな汽車ポッポがホテル前まで連れて行ってくれるので、子連れファミリーはぜひこちらへ。有料ですが、最後のひとはしゃぎとなることは間違いなし!そしてホテルに着いたらスパへGO!という理想的な動線を描くことができます。このホテル、特にファミリー向けリゾートとしてオープンしたわけではないそうですが、夏のバケーションシーズンには子連れのゲストでいっぱいになるほどファミリー人気が高く、生まれたばかりと思しき赤ちゃん連れからティーンのちょっと大きめの子ども連れまで、幅広く利用されています。大会議室が本格的な遊具がそろうキッズルームに変身し、常時スタッフが一緒に遊んでくれる“保育園”に。小さな子どもも親がトリートメントを受けている間もここに預かってもらえば安心です。子ども向けのマッサージもありますので、一緒にトリートメントを受ける、なんていう珍しい体験もできそう。付近の海の底の泥を使ったラップ、ホットストーンセラピー、アロマセラピーなどのトリートメントがそろっています。もちろん、トリートメントを受けずにひたすらプールとサウナを行ったり来たりするのもフィンランドらしいアクティビティ。家族でサウナ!というのはフィンランド人の多くが幼少時代の思い出として持っているもので、それは日本人の私たちにとってもほっこり素敵な思い出になることはうけあい。大人も子どもも同じように、そして気兼ねなく楽しめるホテルなのです。ナーンタリホテル&スパリゾートのプールは屋内のほうが広い。サウナも同じプールエリアにあり、中で男女分かれている北欧ファッションをお土産にムーミンワールドやホテル、町なかでもたくさんの子どもたちを見ることになりますが、フィンランドの子たちはみんな独特でカラフルな服装をしていることに気づきます。ビビッドな色合い、雲や雨、木々など自然のものをモチーフにした絵柄が特徴的で、とにかくかわいい!の一言しかありません。しかし、こうした北欧ファッションの子ども服はどのお店でも6~7歳くらいまでのサイズしかなく、実は小さいころにしかできないスタイル。買わずに帰ったら後悔必至なので、1日でもショッピングの日を設けるのがおすすめです。デザイン・ディストリクトにはおしゃれなお店が集中。子ども服やさんもたくさんあるので要チェックショッピングに向いているのはやっぱりヘルシンキ。要領よく北欧デザインハンティングをするには「デザイン・ディストリクト」がいいでしょう。25の通りに北欧デザインの雑貨や洋服、ジュエリーなどのクリエイティブなお店が集中して点在しています。マップがあるのでそれを頼りに歩けば行きたいお店もすぐに見つけられます。子ども服はフィンランドを代表するブランド、マリメッコでも取り扱っていますが、セレクトショップでもスウェーデンなど近隣諸国のブランドのものも見つけることができるので、何軒もはしごするのもよさそう。ディストリクト内にはおしゃれなレストランやカフェも多く、どこでもベビーカー、子連れ大歓迎のムードで気軽に入ることができます。今回入った「TheCock」もデザイン・ディストリクトにあり、ビーガンから肉食まで誰でも満足のカジュアルなフュージョン料理のお店。たくさんの赤ちゃん連れママが楽しくランチをしていました。さらにうれしいのは、ここには「Tokyo Bowl」なる丼もののメニューがあり、洋食に飽きてしまってちょっと食欲が落ちてきた子どもには(ひょっとしたら大人にも)最高のごちそうです。近年の世界的な和食ブームはわざわざ日本からインスタント味噌汁などの緊急食を持っていく必要をなくしてくれ、子連れ旅行の際には特にありがたく感じます。おしゃれエリアにもどんぶり飯が登場!焼き鮭とサラダのてんこ盛りだがなかなかヘルシーとかく子連れ、特に子どもが小さいうちの海外旅行は大変だから、と敬遠しがちですが、フィンランドは「もっと子どもが小さいときに来ればよかったな」とすら思ってしまうかも?福祉のよい国は誰にでも平等にやさしいのでした。取材協力:フィンランド政府観光局、フィンエアー<文:岩佐史絵、写真:松永光希>
2016年08月30日抱っこひも、おんぶひも、スリング、最近は種類も豊富で選ぶのに困るほど。これらは赤ちゃんを抱え運べる便利な道具ですが、中でも“おんぶひも”は、親子のコミュニケーションツールとしても使える優れもの!おんぶひも専門店「おもいでおんぶ」代表の木本志帆さんに話を聞きました。赤ちゃんが母の動きや視界をシェアできる?おんぶひもは、ママの腰より高い位置で赤ちゃんを背負うのが基本。赤ちゃんと大人のほっぺがつくような、キスができるような高さでおんぶするので、赤ちゃんの顔がおんぶひもの中に埋もれることがなく、赤ちゃんの目線がママの目線と同じ高さになるのが特徴のひとつ。「赤ちゃんの視界が広がり、赤ちゃんも母親と同じ目で景色を楽しむことができます」と木本さん。お母さんが仕事をしていても、背中から母親の様子を見て感じられるので赤ちゃんも落ち着くのだそう。逆にお母さん自身も、背中にいるわが子の様子がよくわかるので、話しかけながら家事をしたりお散歩したりと、母子が行動や視界をシェアすることができる道具となるのです。赤ちゃんの顔がおんぶひもから出ているということは、周囲からも赤ちゃんの顔がよく見え、他の大人が声をかけてくれる機会も増えるといいます。実はこの親からの声かけや大人とのコミュニケーションは、子どものことばの発達や社会性の習得において、とても大切なのだそう。ことばを発する前に大切な、親と子のコミュニケーション木本さんいわく、「ことばを発する時期がまだまだでも、赤ちゃんに向けられることばがたくさんある環境がとても大切です」。赤ちゃんへのことばがけは、妊娠中からおなかへの声かけから始まっていますが、生まれてからは顔を見て名前を呼び、ほほえみかけ、見つめ合い、肌で触れ合う。コミュニケーションはどんどん深まっていきます。これらの声かけやスキンシップの繰り返しにより、赤ちゃんは大人が“応えてくれる”ことを体感し、よりアクティブにコミュニケーションをとろうと成長するのだそう。「2~3カ月のクーイング、4~5カ月の喃語、そして8~9カ月には指差しして意思表示をしたりと、生後1年の赤ちゃんの成長は本当に著しいのですが、この時期に“おんぶ”をすることで母子が共有できる情報が増え、互いのやりとりがますます楽しく濃くなっていきます」と木本さん。ことばを発する前が大切なのは、周囲の大人への安心感と信頼感を抱く最初の時期だから。応えてくれる大人、信頼する大人の存在があってはじめて、子ども自身がことばを発することを楽しめるようになるのです。昔ながらだけど、スタイリッシュなおんぶひも3人の母親でもある木本さんは、抱っこひも、スリング、へこ帯など、これまでいろいろと試してきました。“おんぶひも”にたどり着いた理由は、使った時のボディバランスが一番よかったから。・足元が見える・体が前傾にならずに、背筋をまっすぐ保てる・リュック型と違い子どもが母親の背中に密着することで、軸が揺さぶられることもない(遠心力がかかりにくい)・重心が腰より上に保て腰への負担が軽減されるこれらすべてが組み合わさり、動きやすく安定していたのが“おんぶひも”だったそう。ママの両手が空くのでおんぶしながら仕事ができる、仕事の間も背中で子どもの様子を感じられるという点でも、昔ながらのおんぶひもが一番しっくりきました。もうおんぶで“胸”は気にならない!しかしおんぶひもで一番気になるのが、“胸”が強調される点。「実は私もとても気になっていたポイントです。胸の谷間でひもを交差させずに結べるように改良を重ねました。リボンのようにかわいく結べるようにひも長さや布の大きさ、ひもを通す輪の大きさも工夫し、現在のスタイリッシュな形になりました」と木本さん。一番気になる部分はクリアされ、バッグの中に入れることも可能なほどコンパクトにたためるだっこひもに進化!とても便利そう。私にもう1度乳幼児を育てるチャンスがあれば、このおんぶひもを絶対使いたいと思ったくらいです。「おんぶをすると背中のわが子の様子がよくわかるので、発見もたくさんあります。日々の生活の中にかくれた小さな喜びや発見に気づくと、育児がもっと楽しくなりますよ」と、やさしい笑顔で締めくくってくれました。抱っこひもやおんぶひも選びで迷っているのなら、おんぶひもも試してみる価値があるかもしれません。<取材・写真協力>地球と住まいをつなぐ おんぶ紐専門店 “おもいでおんぶ”<文:フリーランス記者林未香>
2016年08月29日さまざまなアニメに登場する、パパキャラ。ちょっと頼りないパパや、思いっきり男らしいパパなど、いろいろなパパが登場しますよね。その中で、あなたが「こんなパパが家にいたら最高かも」と思うパパはいますか? 今回は、あんふぁん読者アンケートで読者に聞いてみた「あなたの理想のパパキャラ総選挙」の結果を発表します(アンケートは2016年6月16日~6月30日実施)。アンケートは264人のママが回答。1人3票まで投票できるルールで行いました。結果を見てみると、現在のママたちが求める理想のパパ像が見えてきました。第1位は「トトロ」でおなじみのあのパパ!第1位、122票を獲得したのは、「となりのトトロ」でおなじみの草壁タツオ。サツキとメイのお父さんです。サツキとメイのお母さんが病気で入院している中、1人で2人の子どもたちを連れて引っ越しをし、自転車に2人を乗せてお母さんの看病に出かけます。家では家事も仕事もしなくてはならず、大学までバスと電車を乗り継いで通勤。大変すぎる毎日ですが、子どもたちを優しく見守り育児に奮闘しています。ママからのコメントでは「常に落ち着いていて、子どもに対してユーモアのある対応が夢があるなと思います。「常に落ち着いてていて、子供に対してユーモアのある対応が夢があるなと思います。(『もしかして、まっくろくろすけかな…?』とか、『どんぐり好きのネズミかな?』とか) また、メイが机でドンドンしているのに対して叱る際、怒鳴るのではなく、『メイ、やめなさい』と静かにピシッと言えるのが、理想の叱り方だと思います」(30代ひまわりの種チョコさん)という、叱り方について感心したという声や、「トトロ、子供の頃に見た時は子供の目線だったけれど、大人になってみるとお父さんが肩肘はらない素敵な子育てをしてることに気づいた。 妻が入院中で、子供2人の面倒をみているのに大変そうにもせず、周りを上手く頼っている。 穏やかに子供に接する姿もとてもいいです」(30代水さん)と、周囲に上手に頼る姿や穏やかさを評価する声が寄せられました。第2位は家族アニメの王道「クレヨンしんちゃん」のひろしがランクイン!第2位には、クレヨンしんちゃんに登場する野原ひろしがランクイン(94票)。霞が関の商社で働き、埼玉県春日部市まで毎日通勤。休日はゴロゴロしていることも多く、だらけた父親のイメージもあるひろしですが、アニメの中ではときに子どもと同じ目線で遊ぶ姿や、頭ごなしに子どもを叱るのではなく、しっかりと子どもの言い分を聞き、対話をする場面があるなど、育児の中の面倒に思われがちな部分にも向き合うイクメンぶりも見られます。ママからは「野原ひろしさんはどんなに疲れていても帰りを待っている家族と一杯のビール、そんな小さな幸せを大切にする姿がとてもカッコいいなと思います。家族への愛情が本当に深くて、特に映画で見せる本気の家族愛や言葉のひとつひとつには思わず涙があふれてしまう、まさに理想のお父さんです」(20代まなをさん)という声や「綺麗なお姉さんに目移りしても、家族に後ろめたいようなことはしないところに家族への本当の愛を感じる!多少頼りなくっても、それが1番大切だと思う」(20代Asaさん)という、家族に対する熱い愛情を貫いている男らしさが良いという声がありました。また、野原ひろしの作品中の発言について「ママが帰って来れなくなった日、パパが2人の面倒をみてクタクタになり、ママが、帰って来た時に「ママは偉いよ~」と感謝の言葉を言っていて、なかなか言えるパパはいないんじゃないかなと感心した」(30代ひなひなひなこさん)という声も。ママが不在の日に子どもの面倒を見たら「俺が大変だった」ということを主張するパパも多そうですが、普段のみさえの頑張りに気づき、それを感謝の言葉として表せるひろしは、やっぱり男前ですね!第3位は長寿アニメ「サザエさん」から抜群の人間力を持つ「マスオさん」第3位には国民的長寿アニメ、サザエさんから、タラちゃんの父であるマスオさんがランクイン(74票)。マスオさんは婿養子ではありませんが、奥さんであるサザエさんの実家、磯野家に住んでいます。家族関係として難しい立場でありながら、波平やフネ、カツオやワカメとも良い関係を築く抜群の人間力を持っています。早稲田大学卒業という、意外と高学歴な一面も。そして、サザエさんの失敗にも「それがサザエのいいところ」と言ってあげられる優しさが大きな魅力です。ママたちからは「マスオさん、嫁家族とストレスなさそうに同居してるのがすごい」(30代ゆずタイムさん)という現実的な意見や「マスオさんは、サザエを褒めまくりそして同居の義兄弟にも優しい。私も、あんなに褒めてくれる夫が欲しい! 」(30代たゆなさん)という、サザエさんを羨ましがる声まで集まりました。「妻の家族を大事にする姿を子どもに見せている」(30代もりささん)というタラちゃん視点の声も。確かに、マスオさんの姿を小さいころから見ているタラちゃんは、将来優しい夫になりそうですね。年代別ではこんなキャラのランクインも…!年代別ランキングでは、年代ごとに選ぶキャラクターに差が見られました。■20代では世代を感じるあの作品のパパがランクイン20代では1位、2位は全体と変わりませんでしたが、3位に「ライオンキング」でおなじみのムファサ(シンバの父)がランクイン。また、第4位には胸キュン作品として大人気のジブリ映画「耳をすませば」から、月島雫の父、月島靖也が選ばれました。抜群の強さと父親らしさが光るムファサは頼りがいがありますよね。「自分の考えや善悪をしっかり子に伝えていたし、命をかけて子を守る姿にグッときた。」(20代まめめがねさん)という声があるように、しっかりと育児に自分なりのビジョンを持っているところも素晴らしいですね。月島靖也は、無口で無関心にも見える父でありながら、娘が進路ややりたいことで思い悩んだときには「人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」と諭(さと)しながらも、「生き方はひとつじゃない」と、最終的には背中を押してくれる強さを持った父であります。ママのコメントでは「思春期の娘との接し方はとても難しいと思うけど、自分の意見を無理強いせず見守りながら時に諭すように接してくれるお父さんは理想的。あと妻を大学に行かせてくれる寛大さも素敵」(30代potileさん)という声がありました。大人になってからこのお父さんの言葉のすごさや寛大さに気が付いたママも多いのではないでしょうか。この2人のパパに対しては「優しさと強さを兼ね揃えている。そして、見守るということで子どもたちを信じている。心配でも見守るということはなかなかできないのですごいと思います」(20代AちゃんMちゃんママさん)という意見が寄せられました。育児まっ盛りで子どもがまだ小さい家庭も多い20代ママにとっては「見守る」ということのハードルが高い場面も多いですよね。そんな中、静かに子どもの成長を見守り、子どもの考えを認めていく父親たちの姿は輝いて見えるのかもしれません。■50代には熱血&頑固な父親たちが人気!50代では「巨人の星」に登場する星飛雄馬の父、星一徹が第1位に。星飛雄馬を鬼の猛特訓で厳しく指導しながらも、飛雄馬が巨人入りを夢見たときには父親らしく励ます一面も。日本中探しても星一徹以上の熱血父はいないかもしれませんね。また、第2位には磯野波平がランクイン。40代以下のランキングで、波平がマスオさんを超えることはありませんでしたが、50代ではマスオさんを破り、波平が高順位を確保する結果になりました。磯野波平は”カミナリ親父ぶり”が目立ちますが「昔の日本のお父さんのイメージ 家族思いでいいと思う」(30代匿名さん)という声がありました。確かに、厳しくカツオやサザエを叱る姿もありながら、いつも家族に目を向け、時にはやりたいようにやらせるなど、一方通行ではない愛情を感じる存在でもありますね。厳しいといわれる2人のパパに対するコメントでは「子どもに嫌われたくないからと友だち親子を装わずに、きちんとしつけをしてくれそうだから」(50代以上あずきさん)という意見も。子どもに好かれたいあまり、甘~い対応をするパパも多い現代ですが、厳しくびしっと教育できるパパもカッコいいですね。■ランク外ながら熱狂的ファンの多い荒岩一味(クッキングパパ)ランキングでは40代のランキングのみ5位ランクインとなったクッキングパパですが、コメントを見ていくと熱狂的なファンが多いのが特徴的でした。「理想のパパと言ったら、荒岩一味しかいないでしょう!子どものために定時で帰り、ごはんを作ったり家のことをしたり。作るごはんはプロ並み!感情的に怒ることもなく、相談事にものってくれます。仕事もバリバリで課長にもなっていて部下の信頼も厚い。笑顔が苦手だという不器用なとこもあるけど、家族みんなが大好きなお父さんです!奥さんが帰ってくると、ちょうどおいしそうなごはんができてるとこが羨ましい~」(30代REさん)など、共働きでバリバリ働く妻よりも早く帰宅し、家事や料理に没頭する姿を高く評価する声が多く聞かれました。他にも「家族思いが行動に表れているから」(30代こばちん)「理想の父親はクッキングパパしか思いつかなかった」(20代ジョン)と、漫画の内容を知っているファンからは抜群に高く評価されている様子。長く放送されているテレビアニメや映画に比べて知名度が低めだったかもしれませんが、みんながクッキングパパを知っていたらもっと上位へのランクインが期待できたかもしれませんね。父親に求められるのは「優しさ」「強さ」「妻への愛」今回のランキングで上位にランクインしたパパたちを見てみると、共通して見えるのは「優しさ」「強さ」「妻への愛」でした。どのパパも子どもたちや家族、周りの人に対する優しさがあり、また、何かが起きたときには全力で家族を守る強さがありました。そして子どもだけではなく、妻に対しても愛情を持ち、優しい言葉をかけていたり、いつもはけんかをしていてもいざというときには大切にする姿勢が見られます。アニメに登場するパパキャラたちは実際には存在しませんが、その作品の中で育児をしながら、自分なりのビジョンを持って子育てしている姿がありますね。ママの陰に隠れてしまうのではなく、育児をする当事者としてがんばる姿こそが、ママたちからの人気の秘訣なのかもしれません。我が家のパパたちにも、このキャラクターたちのように「優しさ」「強さ」そして「妻への愛」を忘れずにいてほしいものですね!<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年08月25日知りたくなかったのに知ってしまった!? 驚愕したお義母さまのヒ・ミ・ツとはお義母さまとの何気ない会話や行動から、夫もお義父さまも知らないような「お義母さまの秘密」を知ってしまった!!なんてことはありませんか。今回は、それって妻として、母として、女として、人としてどうなの??という「お義母さまの秘密」をリサーチ! みなさんから寄せられた驚きのエピソードを大公開します。イラスト:春吉86%気まずすぎ… 驚愕の瞬間!!夏になり短めのズボンを履いていた時、お義母さまのスネ毛がとんでもなくボーボーで衝撃を受けた! しかも、お義父さまのひげ剃りで剃っていて、それは私しか知らない…!(ムム)トイレの前を通ったら、全裸で扉を開けて用を足していた…! 思わず言葉を失った(きゃむ)簡易的な鍵がついた扉一つでつながった二世帯住宅で一緒に暮らしていた時のこと。姑が私たちがいない時に、こっそり侵入していた。何の意味があってこちらの世帯にこっそり侵入するのか意味不明で気持ち悪かった。それがきっかけでその二世代住宅を出た(わんこ)誰にも言えない… 心の奥にしまっておきますいつもオシャレで若々しい義母。ヘアスタイルがコロコロ変わり、すごいなぁと思っていたが、なんとカツラだった! 義母と家族旅行に行った時、寝るまで義母の部屋で楽しくおしゃべりしたのち解散。自分の部屋に戻ってから携帯を忘れたことに気が付き、再び義母の部屋を訪ねると、そこにはカツラをとったばかりのお姿が! 気まずい雰囲気になり「携帯忘れちゃって…」と言ってそそくさと逃げるように退散した(ねねでぶ。)食べ物を大切にするお義母さま。キャベツのバリバリに固くて虫食いだらけの外葉を、「ジュースにしたら分からないから」と家族に飲ませていた! 野菜の虫食いが大嫌いな夫だが、まさか日常的に口にさせられていたなんて、気の毒で本人には絶対に言えない(ウーフママ)びびびっくり〜!! 衝撃の真実…義父のことが大好きだと周囲に公言していた義母。ある日義母宅を訪れ、テーブルの上にあった電子辞書を何気なく開いたら、「離婚届」の検索結果が表示されていた…。おしどり夫婦だと思っていたが、外からは分からないものだなぁと感じた(オレンジ)うちの義母は、実は夫の産みの母親ではなかった…。血は繋がっていないけど、とってもやさしくしてくれたと夫から聞いた(るかっぴ)ずっと仕事一筋だった義母は預金額がすごいらしく、ウンゼン万などとうに超えているとか。古い家は耐震に不安があると自身が寝るためのマンションを買い、娘の結婚祝いにもマンション部屋を買い与え、息子が不動産投資をしたいと言ったら我が口座を担保に差し出す…。誕生日にはみんな(子ども、嫁、孫みんな)に諭吉を1枚ずつ配るが、これといった趣味もないので貯まる一方らしい!(Saya24)お義母さまだって女ですもの!?お義母さまと車の中でぶっちゃけトークをしている時に教えてくれた話。昔、大変モテたそうで4人と同時交際していたらしい。女だな〜と思った(匿名)義母がよく会っている○○さんと抱き合っているところを見てしまった!(とど)ぶっちゃけちゃった! お義母さまの告白自力で頑張ってダイエットに成功した!と言っていた義母だが、実はエステに通っていたことが判明(笑)! だいぶ経ってからカミングアウトされた(akieeeen)外貨の運用を家族に内緒でしていた。円高になった時にソワソワしていたのでどうしたのか聞くと、外貨の運用をしていると告白した。とても慎重派でそういうものとは無縁だと思っていたので驚いた(ぽっちゃりん)義父の悪口を言いまくっている。まぁ楽しく聞いているが(りょうちゅ)
2016年08月24日「子育ての教育資金はどれぐらい必要?」「うちの家計これで大丈夫?」といった、お金に関する漠然とした不安をかかえているママも多いのではないでしょうか。いざというときに慌てないための教育資金の備えについて、「ママのためのマネーセミナー」を主催しているファイナンシャルプランナー加藤貴司さん(ブロードマインド株式会社)に話を聞きました。教育資金の準備時期は?子どもが生まれると、将来の教育資金が気になり始めますね。加藤さん提供のデータによると、教育資金準備の開始時期は、誕生時が52.8%、幼稚園入学前が19.3%、小学校入学前が10.3%、小学校1~3年生が4.6%、小学校4~6年生が3.9%、中学生以降が9.1%。子どもの誕生で、生命保険の見直しをした?子どもの誕生は、マネープランの見直しのきっかけになります。子どもの誕生を機に生命保険に新規加入した人が33.6%。一方で、火災保険や自動車保険なども各業者に言われるがままに入って放置しているプランがある人も多そうですね。「保険に入ったまま放置では宝の持ち腐れ。定期的にチェック&見直しを。調べるのもプラン変更も面倒だと思ってしまいますが、積み重なると随分差がでてきそうです」。やっぱり学資保険は必要?教育費を備える=学資保険が一番に浮かぶ人も多いのでは。実際、私もベビーカーを押して郵便局に立ち寄ると、必ずといっていいほど局員に「学資保険いかがですか」と声をかけられていました。やはり、学資保険は必要なのでしょうか。「学資保険は、大学入学に満期のタイミングを合わせたものが大半ですが、中学から私立受験するなど教育プランによっては、小学校高学年からずっと教育資金がかかり続ける場合があります。学資保険は、払った保険料を積み立てて、満期のタイミングで受け取る仕組み。好きな時期に自由に受け取れるわけではありません」。(Copyright 2014 Broad-mind co.Ltd All Rights Reserved)学資保険以外の保険も視野に入れてでも、学資保険は、契約者に何かあれば保険料の払い込みが免除されるというメリットがありますよね。「確かに払い込みが免除になることは、学資保険の一番の特徴です。しかし、受取りは決まったタイミング(満期のとき)しか受け取れません。一方、『終身保険』は積立もでき、死亡保障もついています。万一のとき、すぐに保険金が受け取れるのが学資保険と違う点です。学資保険にこだわらなくても、もしものときには対応できるので、最近、教育費の積立手段として人気があります。たとえば、下記に示した保険では、満期がなく、積み立てたお金は解約時の解約返戻金という形で受け取ります。受け取るタイミングが遅いほど、返ってくるお金は多くなります」(Copyright 2014 Broad-mind co.Ltd All Rights Reserved)「終身保険だけでなく、他の保険商品でも使い方を工夫すれば、貯蓄もできてより大きな死亡保障が確保できるものもあります。学資保険は固定利率でインフレ対応ができないので、投資信託やジュニアNISAなどとうまく併用していけば、学資保険にこだわることはありません」。ライフプランニングを始めよう!加藤さんによれば、「お金を貯める&備える手段や金融商品は無数にありますが、それぞれ家族構成や環境、価値観など様々なので、万人に適したものはありません」とのこと。そのために、個別に現状を把握してプランを立てることが必要なのですね。「お子さんが生まれたら、ぜひライフプランニングを始めてください」と加藤さん。「有効な経済設計を行うためには、専門家に相談するのがお勧めです。ファイナンシャルプランナーというと少し敷居が高く聞こえるかもしれませんが、個人では情報収集などなかなか難しい部分もありますので、お気軽に活用してみてください」ファイナンシャルプランナーは、保険会社や金融機関に所属して窓口で対応にあたる『企業型』と、『独立・個人型』とに分類されるそうです。それぞれの特長は、企業型:無料で相談に応じてくれることが多が、自社が取り扱っている商品の紹介に限られる。独立・個人型:相談料が必要、または契約が成立したら料金が発生することが多いが、中立的な立場で、数多くの商品から最適なものを勧めてくれる。企業型でも、加藤さんの会社のように、契約が成立するまではもちろん、契約成立後も無料で相談を受けている組織もあるので、そういうところを利用するのも手。独立・個人型は、HPなどで検索して自分に合ったファイナンシャルプランナーを探してみるといいかもしれません。また、無料セミナーも多く開催されてるので、チェックしてみると、出会いの機会が広がるかもしれませんね。「お金は苦手」と思っていた私も、一度きちんとお金に向き合ってみようかなと思えてきました。家族の将来の姿を想像したり、自分でお金をコントロールするという感覚を持ったりすることは、きっと楽しいはずです。取材協力:ブロードマインド株式会社<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年08月22日男性の育児休業取得率はわずか2.3%(2015年厚生労働省調べ)。期間も2週間未満の短期間が半数以上だという現実。なかなか出会うことのなかった育児休業取得パパ。とうとう見つけました!長くて短い3カ月今年2016年4月から3カ月の育児休業を取得した上田千秋さん。復職して1カ月もたたない7月に、お散歩コースの商店街で待ち合わせをしました。1歳になったばかりの娘のNちゃんと一緒です。47歳でパパになった上田さんが“育休”を取得したきっかけは「疲れた妻をサポートして彼女のストレスを軽減したかったから」。温厚だった奥さんが、産後から少し強い口調になり、厳しい表情を見せ始めたことが気になっていたのだとか。マスコミ関係の仕事をされている上田さん自身も、約2年前に育休について取材。制度を知っていくうちに、実際に使ってみたいという気持ちが芽生え、実際に取得するに至ったそうです。では、取得してみてどうだったのでしょうか?変化や気づきなどを聞かせてもらいました。パパの気付き“世の中のお母さんはなんて大変な仕事をしているのだろうか・・・”「頭ではわかっていたんですよ、大変な仕事だって。でも実際にやってみて“実感”としてわかりました」と上田さん。朝起きて食事を作り、食べさせてから子どもを連れて散歩。合間に洗濯、掃除に買い物。育休中は料理にも挑戦したそう。「育児だけでなく、次から次へと迫ってくる“家事”と“雑事”。読書やランニングの趣味も少しは楽しめるかと期待していたのですが、甘かったです」育休前も休みの日は子どもと過ごしていた上田さんですが、それはただの“いいとこ取り”でしかなかったと言います。「もう1つ誤解していたのは、働いているママだけが大変だと思っていたこと。でも実際はそうではなくて、専業主婦のママもものすごく大変だと知りました」育休に入ってから、大人との会話がめっきり減った上田さん。上田さんの場合は専業主婦の妻が家にいたことで、孤独を感じることはなかったそう。でも妻は毎日、朝から晩まで子どもと1対1。仕事という別の世界、逃げ場のない主婦がひとりで育児と家事をこなすのはとても大変なことだと体感したと言います。「この3カ月でお母さんを見る目が変わりましたね。自分の母親も含め、妻にもより感謝するようになりました」。母親代表の一人として、私まで感謝されている気分になる、うれしい言葉でした。「それと“虐待”などは一部の特別な人がすることだと思っていましたが、問題行動の裏には必ず何かがある。そしてそれは特別なことではなく自分たちの日常にも普通にありうることなのだと、実感しました」。この3カ月で以前より視野が広くなった、と話してくれました。ママの感想“週末のお楽しみ子育てから、一緒に子育てをするスタンス”に変化「育休取得前は、夫にとって子育ては週末のお楽しみ!で細かいことは私におまかせでしたが、育休に入ってからは“一緒に子育てをする”スタンスに変化しました」と妻のYさん。成長著しい1歳前の3カ月間を子どもと一緒に過ごすことで、通常だとパパが見逃してしまいがちな“はじめての○○”を、たくさん見てもらえてよかったと、Yさんもうれしそう。以前から食事の準備以外の家事はやっていた上田さんですが、育休中は料理もがんばりました。クックパッドなどでレシピを調べ、パスタ、煮物、中華も作れるように。「『大きくなったら食べてくれるかな』と、将来娘のために料理を作ってあげたいという思いがあふれていて、微笑ましかったです」。Yさんがパパの変化を一番感じているのかもしれません。同時に「子どもがグズる中での料理が、いかに大変かを知ってもらえてよかった」と、強調。実はどれだけ大変でわずらわしいことかを体感してもらうために、料理中の上田さんの足にNちゃんがまとわりつくよう、あえて放置してみたのだとか!口で伝えるよりも実際に感じてもらう作戦です。これからパパになる後輩たちにメッセージを「育休を取得するかどうか迷っているのなら、取った方がいい。しかし20代30代、私はそういう考えを持たなかったし、正直持つ余裕がなかったです。だから後輩たちに“取るべきだよ!”と大きな声では言えないな...」と上田さん。ある程度の年齢になり、人生を振り返る時期だったからこそ育休を取得できたのかもしれないと。「たとえ育休を取得しなくても30分早く家に帰る、お皿洗いや洗濯物を干す、朝は子どもの世話をしてから出勤するなど、男性がやれることはまだまだいっぱいあります」。会社帰りに居酒屋店に立ち寄ったり、マージャンに興じていた自身を振り返ってのコメントでした。「育休は男性も取るべき!どんどん取りましょう!」というメッセージを期待していたので、この返答に驚きを隠せなかった私。確かに働く男性として、会社での立ち位置や仕事内容もいろいろあって、簡単には言えないでしょう。それに妻の立場としても夫に無理を言えないのは私も同じ。まだまだ男性の育休取得は社会に浸透していないのです。最近は保育園の送迎にもパパの姿を多く見るようになりました。育休取得とはいかなくても、毎日子どもの世話や家事をしているパパの存在、そして上田さんのように勇気をもって育休を取ったパパの存在、こうして取材に気持ちよく応じ表に出てくれたこと、これらの小さな積み重ねにより世の中の流れは少しずつ変わっていくはず。そう信じて、今後もパパ取材を続けていきたいと決心したのでした。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月18日毎日の暑さにぐったりしがちな夏もそろそろ後半戦。気づけば季節はもうすぐ秋ですね。秋といえば保育園入園を目指すママたちにとっては、夏よりも”熱い”保活がスタートする季節。多くの保育園が翌年度の4月入園の申し込み時期を秋に設定していて、ママたちは翌年度の働き方を考え、保育園を選び、申込書に必要事項を記入し、役所に提出しなくてはなりません。保活に挑むママたちにとってはとても忙しい季節が今年もやってきます。そうは言っても、初めての保活を迎えるママにとっては、申し込み前に何をしておいたらいいのか、わからないことばかりですよね。しかし、わからないまま申し込み時期を迎えてしまうと、思わぬ後悔につながってしまうことも。今回は、働きたいママがこの秋の保活に備え、今すぐやっておくべきことを3つ紹介します。1.自分はどう働きたいのかを明確に決めておくまず、ママはどんな雇用形態でどのくらいの時間働きたいのかを明確に決めておきましょう。もしもフルタイムで正社員復帰したいのであれば、保育園の保育時間中に送り迎えができるかどうか確認しておく必要があります。自治体によって認可園でも延長保育を行っている場合もあるため、どの園ならば希望の働き方ができるのか調べておきましょう。もしもお迎え時間に間に合う園がなければ、ファミリーサポートの利用など、協力者を探しておく必要がありますね。多くの自治体では、保育園の入所優先順位を決めるために、ポイント制を導入しています。たとえば、ある区では、パパ、ママともフルタイムの場合、父50ポイント+母50ポイント計100ポイント、ママがパートタイム勤務の場合は、父50ポイント+母25ポイント計75ポイントとなっています。ポイントが高いほど、入所の優先順位が高くなります。 さらに、兄弟がいる、母子家庭であるなど、各家庭の状況に合わせてポイントが加算されます。自分が住んでいる自治体のポイントルールを確認し、激戦区の場合は「例年、何ポイントの人から入園しているのか」を問い合わせてみるといいですね。私の住んでいる区では、人気の園では満点の100ポイントでも入園できないケースがありました。状況により「短時間勤務では入園できない」と思われる場合には、ポイント制ではなく先着順で入園できる認可外園の利用を検討するか、入園後の勤務時間を考え直す必要がありそうです。2.見学必須園や「早い者勝ち」の認可外は早めにチェックを認可園の中でも、私立園の場合や、特色の強い園の場合は「見学必須」としている園があります。この場合、事前に見学をしていないと申し込みを受け付けてくれない園も。また、見学もいつでもよいのではなく、指定の説明会の日に出席をしないといけない園もあります。日々の育児で忙しいと、つい見落としがちになってしまう情報ですが、まずは自治体の入園申し込みの手引きを早めに取りよせ、熟読しておきましょう。一方、認可外園の入園申し込みは、申し込み順となっている園も多いです。この場合は、働いている、働いていないや、勤務時間に関係なく、単なる早い者勝ちでの受付になります。夏以降どんどん席が埋まっていきますので、気になる園がある場合には早めに見学に行き、気に入った場合は席の確保をしておきたいですね。ただし、確実な席の確保は「認可園を申し込まない場合のみ」としている園もあります。認可園を同時に申し込みする場合には優先順位を下げられててしまう場合があるため、園のルールをよく確認し、場合によっては認可外園を単願にする必要がありますね。3.激戦区では「入園希望理由」で思わぬ差がつくことも最後に、激戦区の保活で入園申し込み前にやっておくべきことは、「入園希望理由欄」に記載することをしっかり考えておくこと。私は実際に子どもの保活に失敗し、区役所に「なぜ入園できなかったのか」を聞きに行きました。私の住む自治体は超激戦区と言われていて、私もフルタイム、両親同居なしで点数は満点だったはずなのに入園不可。窓口に出向き、お迎えが間に合う園が1つしかないこと、両親が病気で育児の手助けが得られず、保育園なしでは働けないこと、復帰しないと退職になることなど、入園できないと困る理由を説明。しかしそれらは、入園希望理由欄には記載していませんでした。理由欄はとても小さく「復職したいため」と、簡単な理由を書く程度のスペースしかなかったのです。しかし、職員の方から「もしも今回のように入園希望に際して伝えたいことがある場合は、別紙を付けてもいいんですよ」という言葉をいただきました。激戦区での選考では、同ポイントの人が複数いる中で選考するため、より明確に入園しなくてはいけない理由を提示している人を選ぶこともあるのだそう。「入園したいのでどうかお願いします」という内容だけの”嘆願書”は受けつけないとしている自治体も多いのですが、入園希望理由を明確に伝えるための別紙であれば参考にしてくれることも。私も二次募集では希望理由書を作成し、無事入園しました。申し込み前に、希望園を絞った理由や働く意思、家族や会社にとってママが働く必要性をわかりやすく記入した用紙を作っておくといいですね。多くのママが保活に向けて動きだす時期。子育てに忙しい中で保育園見学や説明会参加、書類の準備など、バタバタしがちですが、申し込み期限が迫ってから「困った!」という思いをしないためにも、重要なことから早めに準備していきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年08月15日乳幼児を育てていると、「子どもの預け先、どうしよう」と悩んだことがあるママは多いのでは。助け合いの精神で、お互いに預けたり預かったりするママ友がいれば、ありがたいですね。できればトラブルなく、双方が気持ちよく頼ったり頼られたりする関係が理想的です。「子どもを預かったことがある」というママに、よくあるトラブルと、それを回避する秘訣、本音を聞いてみました。「よその子を預かったことがある」ママは約半数!アンケートの回答者152名のうち、「ママ友の子どもを預かったことがある」は、約半数の73名。1回に預かる時間の平均は、1時間未満が12名、2~3時間が47名、それ以上が14名でした。預かった理由は、「ママ友が病院、役所の手続き、PTAなどの用事のため」が一番多く、次に、「ママ友が、兄弟の習い事や病院などに付き添うため」、そして「仕事」。そのほか、「お互いの子ども達が『一緒に遊びたい』と言ったため」という理由もありました。預かる時に、お礼はもらっている?ママ友の子を預かったことがある73名のうち、「なにかお礼をもらった」という回答は28名。お礼の中身は、お菓子やジュース・ビール、果物、夕飯のおかずなど、今回の回答では、すべて食べ物、飲み物でした。確かに、自分の子どもも一緒に食べられるものをお土産にしておくと、一石二鳥ですね。「お礼をもらっていない」とする42名のうち8名は、「ママ友と、『子どものおやつや水筒は持参』というルールを決めている」と回答。預かる側の金銭的な負担をなくす意味でも、このようなルールがあるといいですね。実は、アンケートを実施するにあたって、現金、図書券や商品券など、シッター代に代わるお礼をもらっている人もいるのでは予想していたのですが、今回は、そのような回答はありませんでした。子どもを預かっているとき、こんなトラブルありました!ママ友の子どもを預かったときに頭を悩ませるのが、子ども同士のケンカ。「子どもたちがケンカをして、預かった子が『ママ―』と泣き出した」(ぱるるんぱさん)、「相手の親がいない中でのケンカの仲裁に困った」(さっちゃんママさん)など。自分の子どもをひいきしてはいけないと、過剰に気を遣ってしまいそうですね。「外遊びでケガをしないかハラハラ」(Hana☆さん)。子どもにある程度のケガはつきものとはいえ、このハラハラ感、わかります。「わが子は女の子。預かっていた男の子がおもらしをして、着替えがなくて娘の服を着せた」(さぶりんさん)。預かってもらう際は、着替え一式を持たせるとよいですね。「回数が増えてきたので、託児所代わりに使われても困るなと思い、急な預かりは断るときも作った」(うさぴょんさん)。「預かってくれたママが、共通のママ友に、『大変だった』とグチっていた」(か~ちゃんさん)なんて報告も。預かる方も、無理のない範囲で引き受けたいですね!「預かったのに、ありがとうの挨拶がない」(四人ママ)という回答もありました。「預かってよかった」理由の第一は「信頼関係の構築」今回のアンケートで印象的だったのは、預かったことがある人がおおむね、「預かってよかった!」と満足していること。「人の役に立てていると思うと充実感があった」(saoriさん)、「ただ自分の子どもと一緒に遊ばせていただけなのに、すごく感謝された」(か~ちゃんさん)、「自分が信頼されているのを実感できてうれしかった」(まきさん)など、ママたちの自己肯定感につながったようです。「ママ友の役に立てて、信頼関係が深まった」(ひろみんさん)、「お互いもっと仲良くなれた」(めいさん)など、5人に1人が、ママ友との信頼関係が深まったり、仲良くなれたりしたと回答しています。育児で孤立しがちなママたち、預けたり預かったりすることで、深いつながりを得られると実感しているようです。「自分の子がお友だちとどんな付き合い方をしているか近くで見られる」(Lilymamaさん)、「わが子にほかの子と遊ぶときの楽しさやルールを教えられた」(ma-yu☆さん)など、子どもの教育にも活かせそうですし、何より、「わが子は一人っ子なので、友だちと家で遊べることがとても楽しかったみたい」(サーチャンさん)、「わが子が幸せそうだった」(ゆうさん)など、お友だちを預かると自分の子も喜びますよね。預かるのは大変かと思えば、「子ども同士で遊んでくれるので、家事がはかどった」(まころんさん)という意見も。預かる際に確認しておくべき3つのこと。「気持ちよく、ストレスなく預かるために、気を付けていることがあれば教えてください」という質問への回答で見えてきたのは、以下3つの確認の大切さ。・飲み物、おやつの確認・ゲームの与え方についての確認・テレビの見せ方の確認特に、「アレルギーがあるか聞いておく」(こはんさん)は命にもかかわることですから大切ですね。ゲームの与え方やテレビの見せ方は、各家庭の方針があります。基本的には、預かっている家のペースでいいのでは、とも思いますが、余計なトラブルを回避するためにも、予め確認しておくといいですね。「なるべくテレビを見ないでおもちゃで遊ぶよう誘導する」(やすさん)など、預かるママの腕の見せ所でもあります。「何時まで預かるのか、時間の確認をする」(ぱんださん)も必須ですね。そのほか、「LINEでこまめに連絡を取る」(まなわんさん)も参考になります。私にも、子どもの預け合いができるママ友がいます。預かってもらって助かるのはもちろん、よその子を預かると気分転換になりますし、子どもが甘えてこないので、仕事が進むという意外な利点も(笑)。預かる側はがんばりすぎない、預ける側は相手に負担をかけないように気遣うことで、お互いに「助かった」「楽しかった」と言えるといいですね。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年08月11日国が違えばお産も違う?世界の妊婦健診・出産はどんなものなのか、日本と海外の両方で出産経験のあるママに体験談を聞きました。エコーは2回まで?システムも違う異国での健診はじめての妊娠はわくわくするものです。初回の健診は本当にドキドキ。海外での妊娠・出産となると、ドキドキだけでなく好奇心や不安も少しありますよね。日本では初期の経膣エコーで赤ちゃんの心音を調べますが、アメリカでのエコーは初回と20週の2回のみ。私はオーストラリアでの出産経験がありますが、オーストラリアでも問題がなければ2回、経膣エコーはありませんでした。その後日本で出産したときは、日本の4Dエコーがちょっとリアルすぎてびっくり。逆にオーストラリアで2回しか受けられなかった貴重なエコー写真が愛おしく感じられた記憶があります。妊娠中の体重については何も言われず、むしろ「アジア人はやせているから太った方がよい」と言われたのは、ドイツで第1子を出産したトモさん。日本では体重制限が厳しかったので、体重計にのる度にドキドキしたのだとか。ドイツでは健診は婦人科医に通い、出産は病院へ(助産院や自宅での出産も可能)。日本のように病院での出産予約は必要なく、出産の兆候が現れたら直接病院に向かい、その日、勤務している初対面の助産師と医師と出産を迎えるという仕組み。ドイツとロシアと日本の3カ国で妊娠の健診を受けたことがあるMagnolilyさんは、ドイツが一番時間をかけて丁寧に健診をしてくれたと感じました。逆に日本はあっさりとしていて不安に思うこともあったと言います。モスクワに駐在中に第2子を妊娠、唯一分娩施設が整ったセレブ御用達の私立病院で受診。担当医は指名制で、キャリアによって診察料が異なりました。そして驚くのは、全てが“前払い制”だということ。健診を受ける前に診察料を払い、エコーの前にエコー料を払って検査、血液検査も代金を払ってから採血をするという、とても面倒なシステム。しかも担当医には定期的にお酒やお菓子の手土産を持参しなければならなかったそうです。これはロシアでは当たり前の習慣なのだそう。アメリカでは健診に「遺伝子カウンセリング」の時間が組み込まれていました。専門家に家族の病歴を話し、採血をしてリスクを調べ、リスクが高いと判断された場合には任意で羊水検査も可能という流れになっていました。出産スタイルは自由に、夫の立会いも一般的“無痛分娩”が浸透しているアメリカにて、第1子は日本で自然分娩をしたことを伝えたシュー太さん。ドクターに「どうして?!何か宗教上の問題でもあるの?」と、真顔で驚かれたことが印象に残っています。1人目の出産が辛かったので2人目は無痛分娩に。出産も産後もとても楽に過ごせたそうです。南アフリカで双子を出産したゆきこさんは、私立病院にて帝王切開での出産となりました。「帝王切開なので夫は立ち会いに尻込みしていましたが、産科医が強く誘い手術室へ。産科医が赤ちゃんを取り出して夫に見せてくれたあと、頼みもしないのにおなかの中まで無理やり見せられたという“おまけ”がありました・・・笑」と、驚愕(がく)エピソードを語ってくれました。産むスタイルについては、ほぼ自由。オーストラリアでは妊婦さんが好きなスタイルで産むことができるよう、ベッドはもちろん、床用のマットや水中出産用のバスタブもありました。私は両ひざを床につけて出産したので、日本での3人目の出産では、自由なスタイルで出産させてくれる“産み場”を探すのに、とても苦労しました。(オーストラリア公立病院のLDR室)各国、夫の立ち会いは一般的。妻の横ではなく足元に立ち、赤ちゃんが出てくる様子を一部始終見守ることができます。ドイツ、トモさんのご主人は「足をおさえるのを手伝って」と言われ、お手伝い。日本でもオーストラリアのときのように私の足元にスタンバイしていた夫、いよいよというときに助産師さんに「お父さんそちらではなく、ママの頭の上で応援してください!」と言われ困惑、赤ちゃんが出てくるところを見られなかったし、へその緒も切らせてもらえなかった・・・と後日ぼやいていました。入院期間と産後の違い入院期間がとても短い海外。アメリカのシュー太さんは、なんと1泊で退院!「産後はすべて外来、子どもの健診で何度も小児科に通院しなければならず、日本のようにある程度入院して赤ちゃんの様子を見てもらえた方がよかった」と振り返ります。南アフリカのゆきこさんは、帝王切開の傷口もふさがらないうちに大量の鎮痛剤を処方され、2泊3日で帰宅。産後はメイドさんとベビーシッターさんを雇い、乗り切りったのだそう。ドイツは通常3日で退院。この国のすばらしい点は、退院後のシステム!妊娠中に産後ケアをお願いするヘバメ(助産師さん)を探して予約をします。産後すぐから自宅を訪問してくれて、母子の体のチェック、赤ちゃんのお世話の指導などを行ってくれるそう。その後は様子をみながら訪問回数が少しずつ減ってはいきますが、約2カ月間は通ってくれるのだとか。「日本のように入院中の指導はありませんが、自宅で赤ちゃんのお世話などを丁寧に教えてもらえ、精神的にも肉体的にも助かりました」と、このシステムを絶賛のトモさん。同じくドイツで出産経験のあるMagnolilyさんいわく、訪問がなくなった数カ月後でも、問題や相談ごとがあるときは電話するとまた来てくれ、これらの費用は全て保険でカバーされるということでした。多くが声をそろえていたのは“入院中の食事は日本が一番”。アメリカもオーストラリアも、決しておいしいとは言えない食事。ドイツでは朝と夜はドイツ定番の、パン・チーズ・ハム・フルーツなどの冷たい食事で、これでは全然足りない。トモさんはご主人の差し入れのおにぎりを楽しみにしていていました。私自身「何も知らなかったから海外で産めたのかも・・・」と、初めての妊娠・出産を思い返します。日本の基準を知らないまま、新しい環境ではじめての“妊娠”。「郷に入っては郷に従え」精神も助けとなり、ささいなことをあまり気にすることなく、文化や違いを素直に受け入れることができたのかも。そして海外での経験があったからこそ、日本の助産師さんのきめ細かな介助に感動し、日本の医療設備や技術の高さなどの“日本のよさ”と、“日本の恵まれた環境”を再認識することができたのかもしれません。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月08日都営新宿線「瑞江」駅から徒歩5分。閑静な住宅街の一角に、今回紹介したい一軒家カフェ「だんご三兄弟」はあります。といっても、見た目は何の変哲もない一戸建てのおうち。テラス席があるわけでもなく、大きな看板が出ているのでもなく、あるのは小さな椅子に置かれた看板だけ。一瞬カフェだということを疑ってしまいそうな外観ですが、実はこのカフェ、2カ月先まで予約が埋まってしまう、超人気親子カフェなのです。今回はそんな人気カフェのオーナー、渡辺さんに話を聞きました。1日3組限定「部屋貸し切り」親子カフェ「だんご三兄弟」はオーナーの自宅をそのままカフェにしてしまった、超アットホームな「おうちカフェ」。2LDKのおうちのLDKと2部屋、すべてを客室として使い、ランチや子育て講習会(ベビーマッサージやスクラップブッキングなど)で利用するゲストがそれぞれ1部屋貸し切りをしています。ランチの場合はランチ代のみで、貸切料金などは発生しません。ママ友のおうちに遊びに来たような感覚で、赤ちゃん連れのママも赤ちゃんを寝かせてゆっくり過ごすことができ、元気な子どもたちも自宅で遊んでいるように安心して過ごすことができます。そして、オーナーの手作りランチを食べて心も体もリフレッシュできる親子カフェなのです。もともとは一見(いちげん)さんお断りのカフェだったそうですが、話題が話題を呼び人気カフェとなり、今では遠くから予約を取ってやって来る親子連れもたくさんいるのだそうです。きっかけは、託児をしていたころの「ママの一言」でした「だんご三兄弟」のオーナー、渡辺さんはこの一戸建てに引っ越す前、近くの自宅マンションで託児所をしていました。そのときに、子どもたちに安全でおいしい野菜たっぷりのご飯を食べさせたいと、子ども向けに作っていた食事を、託児中の子のママが見て「私も食べたい」と言ったことが、カフェを開いたきっかけなのだそうです。また、託児を依頼するママの中には、産後うつ気味で思いつめていたママもいました。そうしたママの姿を見て「子育ては孤独ではいけない」、「ママ自身が、精神的、身体的に自立するための場所を作りたい」と感じたことも、開業のきっかけになりました。渡辺さんの言う「自立」とは、ママが働いたりお金を稼ぐことだけではなく、ママ自身が自分の体や子どもの体を気づかい、健康でいられるように自ら考えることができるようにする、ということなのだそうです。それを実現するため、だんご三兄弟では野菜や肉、炭水化物など、栄養バランスに気づかい、体に優しいランチを提供しています。また、渡辺さんの思いとともに、時短料理の作り方を伝え、できた料理を夕飯のおかずとして持ち帰るクッキング教室も行われ、人気を集めています。ベビー講座も、もともと通っていたお客さんがいつしか講師になったり、託児のママが講師になるなど、人が人を呼び、現在は数多くの教室や講習会が開かれる場になりました。こうした経験から、もともと人見知りだったと語る渡辺さんも、人見知りが治ったのだとか。今話している笑顔からは想像もできません。オーナーの子育てと”自立”渡辺さん自身も、現在大学生から中学生の3人の子どもを育てているママ。カフェを開業して、マンションで9年、一戸建てで丸2年。子どもが小さい頃シングルマザーになり、子どもたちのそばで働けるということと、子どもと料理が好きだという理由で、自宅での託児やカフェを始めたのだそうですが、今ではたくさんのママが、渡辺さんのランチを食べたり、渡辺さんと話すことを楽しみにカフェを訪れます。自宅がそのままカフェになっていることについて、子どもたちはどう感じているのか聞いてみると、「託児は子どもたちがまだ幼稚園と小学校低学年の頃からやっているので、家に家族以外の人がいる環境には慣れていて、お客さんがいても緊張せずにいられるみたいです」と渡辺さん。取材時には今年大学生になった1番上のお子さんがいましたが、特に気を張る様子もなく、お母さんである渡辺さんに普段通り話しかけるなど、リラックスした様子で過ごしていたのが印象的でした。カフェに通っているとお子さんたちに会うことが多いのですが、男の子3人みんなが小さい子が好きで、子どもたちにも優しく接してくれ、また、渡辺さんと息子たちの様子から、家族の仲の良い様子が伝わってきます。自宅をそのままカフェにすることで気を付けていることは、家族全員、病気予防と身体作りに専念すること。誰か1人がダウンしてしまうと、その日の予約のお客さんすべてにキャンセルしてもらわなくてはいけません。そこで、渡辺さんは食事面から体調管理に気を付け、予防が必要なときにはマスクの着用なども家族全員で徹底。そのおかげで、開業から今までで体調不良によるキャンセルはないのだそうです。「だんご三兄弟」は、カフェを訪れるママたちにとってだけでなく、渡辺さんにとっても”自立”の場なのだと感じました。ママたちの癒しと自立、そして学びの場に子育ての孤独感から開放され、ママ友と子連れで楽しんだり、講座で新たなママ友と出会ったり。まさに渡辺さんが開業時に目指した場所が、そこにはありました。そして取材をした私自身も今、子育てに疲れると通っている場所でもあります。子育てをしながらカフェを開業し、赤ちゃん、幼児の育児に奮闘するママを温かい目で見守る渡辺さん。これからも多くのママがこのカフェに救われ、育児に笑顔が増える場になっていくのでしょうね。<取材・写真協力>だんご三兄弟渡辺幸江さん<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年08月04日毎日を慌ただしく過ごしていると、自然に触れる機会はなかなかないですよね。ちょっと疲れているときは、自然体験型レジャーがおすすめ。広い青空と豊かな緑、すがすがしい空気に包まれるリフレッシュタイムをぜひ!収穫体験をしたのは読者の片山さんファミリー今回、野菜の収穫体験に挑戦したのは、片山博子さん、剛さん、綾ちゃん(4歳)。綾ちゃんは「ニンジンは好きで、葉っぱ(葉物野菜)は嫌い。畑で蚊に刺されたらイヤだな〜」と、虫よけスプレーを入念にシュッシュッ。収穫、楽しめるかな…?Let’s 収穫体験♪片山さんファミリーが訪れたのは、千葉県木更津市にある「農業公園ぽんぽこ村」。ガイドの三上徳之さんからその日に採れる野菜の説明を受け、手袋と長靴を装着して収穫開始!採れ頃の野菜の見分け方や、収穫方法、おいしい食べ方などを教えてもらいながら、1時間ほどかけて順番に数種類の野菜を収穫していきます。まずはヤングコーンを収穫。「皮を優しくむかないとコーンが折れちゃうよ」と教えてもらいます。3人とも生のヤングコーンを食べるのは初体験。無農薬だけに虫が付いたものもありましたが、取り除いて味見しました。一本ずつ甘さが違い、野菜にも個性があることを発見!「キャベツの根っこはこんなに立派なんだね」と、スーパーでは見る機会のない、野菜のありのままの姿に感動!ママやパパも初めて知ることがたくさん♪「ジャガイモはどこにあると思う?」の問いに「土の中!」と綾ちゃん。宝探しの感覚で掘っていくと、出てきました!自分で採った野菜をいただきまーす!「採れたてを味わおう!」と、 施設のバーベキューセットをレンタル。野菜が焼けていく、甘く香ばしいにおいに、みんなの食が進みます。食べきれなかった分はお持ち帰りに。予想以上の楽しさに大満足でした!始めは虫刺されを気にしていた綾も、だんだん収穫に夢中になって、途中からは虫の存在を忘れるほどでした。大好きなニンジンは抜くのに意外と力が必要だったのですが、一人で頑張って引き抜いている姿にちょっと感心。親子で力を合わせてキャベツを抜いたり、ヤングコーンの味の感想を言い合ったりと、家族みんなの心に残る、とっても楽しい一日になりました!●取材協力農業公園ぽんぽこ村年間を通して約50種類もの野菜を収穫できる観光農園。野菜はすべて無農薬。年に数回訪れるリピーターも多い。旬野菜収穫コースは、大人(中学生以上)2800円、子どもは保護者同伴で無料。この他、バーベキューレンタル(3240円)や、収穫する野菜に応じた別コースもあり。DATA千葉県木更津市牛袋野506TEL090 - 1666 - 2616自然体験は子どもの「生きる力」も育む自然体験は子どもにとって「なんとなくいいイメージ」がある人も多いでしょう。近年では、学術的な研究でも「幼少期からの自然体験は子どもの『生きる力』を育み、将来の『社会に生きる力』にも通じる」という報告があるそう。自然体験で育まれる「生きる力」とは…?【1】感じる力絵や活字で得てきた知識が、自然の中でホンモノに触れて「実感」として結び付きます。この経験が物事を「自分事」として捉える力=「感じる力」を伸ばします。【2】共有する力見て、触れて感じたことを家族と話し合うことが情報を「共有する力」に。いろいろな感じ方があることを受け入れていくことが「協力し合う力」に発展します。【3】チャレンジする力自然の中では初めての体験もたくさん。「挑戦」「失敗」「成功」を繰り返しながらやり遂げる喜びを感じ、いろいろなことに「チャレンジする力」が強まります。【4】発見・工夫する力不思議な現象に触れると、「なぜ」そうなっているのかと、自ら考える機会に。主体的に考えることは、「発見する力・工夫する力」を育みます。【5】思いやる力自然環境はさまざまな生き物と出合う場所。それらが人間と共に生きていることを実感し、お互いに「育ち合う・支え合う」大切さを学ぶことにつながります。【6】自らの身を守る力規則やルールを守って行動することを通して、自然の中の危険だけでなく、日常生活でも危険が潜んでいることに気付き、「自らの身を守る力」が身に付きます。●お話を聞いたのは池田まさみさんいけだまさみ/十文字学園女子大学教授。専門は認知心理学、実験心理学、発達教育工学。幼少期の自然体験と成人後の養育態度との関連等についても研究。読者ママのオススメ! 親子で楽しむ自然体験スポット貴重な休日、「さて、どこに行こう?」と迷ったとき、参考になるのはやっぱり保育園ママの口コミ。ここでは読者アンケートで「子どもと行ってよかった!」とお墨付きがあった自然体験スポットを紹介します。味覚狩り、水遊び、キャンプ…どこもお手軽で魅力的!■旬の味覚を収穫!●山梨南八ヶ岳 花の森公園DATA山梨県北杜市高根町長沢760TEL0551-20-7222年間を通じてさまざまな野菜や果物を収穫8~9月はトウモロコシ、ナス、キュウリなどの夏野菜収穫と、“完熟”トマト狩りが体験できます。押し花を使った工作や、ピザ作り(要予約)などの体験イベントもあり。公園には駐車場からリフトカーに乗っていくので、アトラクション気分も味わえます。ママの声:広々とした園内で、一日中楽しめます。至るところにきれいな花が咲いていて、ステキな家族写真も撮れました!(埼玉県/3歳と5歳のママ)●東京内沼きのこ園DATA東京都青梅市成木1-90TEL0428-74-4528肉厚シイタケを採って食べられる!3月と10月は林の中、その他の時期はハウスでと、通年でシイタケ収穫が楽しめる農園。昔ながらの自然原木栽培にこだわって育てられたシイタケは、味や香り、食感も格別。収穫したてを炭火焼(要予約)で食べれば、うま味がジュワーッと口いっぱいに!併設のカフェでは、園で育てたキノコを使った料理も味わえます。9月下旬頃から期間、数量限定でさまざまなキノコの直売もあるのでチェックしてみて!ママの声:わが子はキノコが苦手ですが、自分で採ったものはうれしそうに食べていました。収穫後は併設のキノコ専門カフェでランチや休憩ができます。(東京都/4歳のママ)■川や海で遊ぶ●千葉九十九里 海釣りセンターDATA千葉県山武郡九十九里町細屋敷663-5TEL0475-76-8678釣り初心者でも高級魚が釣れるかも!?マダイ、カンパチ、ヒラメなどの高級魚を含め、50 種以上を放流している“海の釣り堀”。エサや持ち帰り用の箱もその場で購入でき、貸し竿もあります。釣った魚は全て持ち帰りOK、釣れなければマダイ1匹をプレゼント。潮風を感じながら、家族で釣果を競ってみては?ママの声:手ぶらで釣りが楽しめます。初心者ですが、マダイが3匹釣れました!(千葉県/2歳のママ)●埼玉ケニーズ・ファミリー・ビレッジDATA埼玉県飯能市上名栗3196TEL042-979-0300都心から1時間で川遊びを満喫利用者の多くがファミリーという人気スポット。遊び広場や温水シャワー、炊事場など、子連れにうれしい設備が充実しています。夏季の目玉は、名栗川をせき止めた天然プール! 水深は深いところでも70cm 程度です。ニジマス釣り&炭火焼きも人気。ママの声:川をせき止めてつくった天然プールがスゴイ!水が透き通っていて、魚が見られることも!(東京都/3歳のママ)■手軽にキャンプ♪●神奈川パディントン・ベア・キャンプグラウンドDATA神奈川県相模原市緑区若柳1634TEL0555-30-4580(PICA 予約センター)遊園地・キャンプ場・温泉を備えた複合施設「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」の敷地内にあるキャンプ場。宿泊施設はコテージやトレーラー、オートキャンプサイト、常設テントサイトなど多種多様。園内にはプールや遊園地、アスレチックもあるので、子どもも一日中遊べます。夜は温泉で日頃の疲れを癒やすのも◎。ママの声:宿泊施設はきれいで設備も整っているので、小さな子どもでも安心して楽しめます!(埼玉県/2歳と5歳のママ)●栃木日光だいや川公園オートキャンプ場DATA栃木県日光市瀬川773-3TEL0288-23-0201キャンプデビューにおすすめ!宿泊用のトレーラーハウスには冷蔵庫や寝具などの装備が充実していて、初心者でも気軽に利用できます。フィールドアスレチックや、キャンプ場では珍しいキッズコーナーもあり、子どももたっぷり遊べます。稲刈りや燻製作りなどの体験学習(要予約)にもチャレンジしてみて。ママの声:ちょっと足を延ばせば日光江戸村などもあり、観光の拠点としてもおすすめです。(東京都/1歳と4歳のママ)●神奈川BOSCOオートキャンプベースDATA神奈川県秦野市丹沢寺山75TEL0463-75-3273ビギナーからもベテランキャンパーからも人気人工的な造成をしていない、本来の森林を満喫できるキャンプ場。水汲み場は天然の湧き水で、飲用OK。自然が維持されているから味わえる、このスポットの魅力の一つです。常設のピザ釜を使えば、手作りピザや肉料理なども調理可能。おいしい料理と冷たい天然水、澄み切った空気を存分に味わって。ママの声:キャンプ仲間の家族と行きました。遠すぎず、集まりやすい程よい距離です。ピザ釜で作るピザがとてもおいしい!(神奈川県/3歳のママ)●栃木ツインリンクもてぎ森と星空のキャンプヴィレッジDATA栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1TEL0285-64-0001(代表)森の中で贅沢なグランピング体験をしよう!今年3月にグランピングエリアを導入し、リニューアルオープンしたニュースポット。ソファやベッドなど、ホテル並みの設備が整ったテントでキャンプをする“グランピング”が楽しめます。バーベキューもホテルのシェフが厳選した食材を使う贅沢仕様。おしゃれな空間でリッチに過ごすキャンプは、いつもとはひと味違った思い出になりそう!ママの声:施設内の「ハローウッズ“遊びの森”」には、アスレチックや迷路、探検コースなど子どもの好奇心を刺激するアクティビティ̶が充実!(埼玉県/4歳のママ)
2016年08月03日独身時代から漠然と描いていた「人をもてなしたい」という思いを形にするために、周囲の人に夢を語り続け、ママになってから形にした女性がいます。元看護師で、現在はママ向けサロンを併設したカフェのオーナー佐々木みかさん。「自分がやりたいことは、子育て中でもあきらめなければ実現できます」という佐々木さんの話を聞きました。看護師として働きながらも、「料理でおもてなし」が夢佐々木さんは、現在高校1年生と小学校6年生の男の子のお母さんです。第一子出産前は、総合病院の看護師として働いていましたが、産後は渋谷区子育て支援センターでベビーマッサージ講師を務め、自宅でもベビーマッサージ教室を開いていました。その佐々木さんがなぜカフェをオープンさせたのでしょうか。「もともと人をもてなすことが大好きで、看護師時代から友だちを自宅に招いて料理をふるまっていました。看護師を一旦退職して、ワーキングホリデーでニュージーランドに行った際も、ヨットクルーのチームメンバーのために3食を作る経験を通して、『いずれは飲食関係の仕事に就き、料理で人をもてなしたい』という思いを深めました」とのこと。自宅でのベビーマッサージ教室でも、マッサージの指導後には約30分のティータイムを設け、手作りのスイーツを出していました。夢の実現への一歩は、夢を語ることからいつかカフェをオープンしたい、という夢を実現させるために、自宅でベビーマッサージ教室を開いていたときから、旦那さんや義理のお母さん、友だちやお客さんに夢を語っていた佐々木さん。下のお子さんが小学校3年生になる年をカフェオープンの年に設定し、そこから逆算して準備を開始。カフェの内装も食器も、すべて自分で決めたそうです。「あの頃は、『全部自分でしないといけない』と肩に力が入っていたのです。だんだん肩の力が抜けて、周りの人を頼れるようになりました」とのこと。実際に、必要な場面で友だちが手をさしのべてくれたり、必要な人に出会ったり、縁に恵まれ、「感謝の気持ちでいっぱいです」。ママたちがくつろげる場を提供したい「私はカフェで過ごす一人の時間が好きなのですが、出産後はコーヒー一杯をゆっくり飲む時間さえ取れなくて。お母さんがほっと一息つける場所を作りたかったのです」。夢が叶い、2013年5月にオープンした、まきの木cafe & studioでは、「おうちスタイルのほっこり味」をテーマにオリジナルメニューを提供し、家庭でも作れるようにHPにレシピを公開しています。カフェでは、ベビーマッサージのほか、ママ向けのコラボイベントを開催していますが、こちらでも、イベント後にママたちに話をしてもらう時間を設けています。「話すことですっきりすることが多いですからね」と佐々木さん。「今までずっと家に引きこもっていた」「外に出るきっかけになった」という感想も多いそうです。いずれはママだけでなく、すべての女性や男性にも、気軽に立ち寄ってもらえるカフェにしていくことを考えています。やりたいことに向かっていくと、道は開ける第一子出産後は、自分が何をしたらいいのか、どちらに進めばいいのかわからず、模索する日々だった佐々木さん。「人に話したり、自分自身に問いかけたり、興味がある講座に通って資格を取ったり。迷いと勉強の日々でした」。そんな佐々木さんから、ママたちへメッセージ。「ママになると、自分のことは二の次になりがちです。でも、子育て中も、自分らしくいられる場所や自分時間をもつことは大切です。自分のやりたいことに向かっていくと、必ず道は開けます。お子さんもきっと、輝いているママのことは大好きです」。「当時はとにかく迷い悩み、必死だったけれど、今だからわかる」という佐々木さんの言葉が、まさに今、自分の人生を模索中のママたちの心に届きますように。取材協力まきの木cafe & studio<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年08月01日意外と見たことがない、ママ友のバッグの中身。便利グッズ、新しいアイテムは?みんなが共通して持っているものは?あなたのママバッグ、中身を見せてください!0歳児のママは授乳ケープと母子手帳(東京都北区十条「ほっこり~の」)子育てママ応援サロン「ほっこり~の」に来ていた0歳児連れのママ2人にバッグの中身を見せてもらいました。お昼前ということもあって離乳食の用意もバッチリ、レトルトも上手に活用しているようです。ヌードルカッターは、外食時、うどんをシェアする際に重宝するのだとか。授乳中の必須アイテム、“授乳ケープ”は、お気に入りの柄で。2人とも第1子のママ、“母子手帳”が入っていたのが共通点でした。そして手帳と一緒に“子どもの応急手当”冊子を発見!いざというときに一番に助けられるのは、そばにいる母親なのかも。すばらしい心がけですね。布製のベビーチェアベルト(※)も、外食時にベビーチェアがない場所で使える優れもの。(※)赤ちゃんを前後から包みこみ、普通の椅子または固定ベルトのついていないベビーチェアに、ベルトで固定できるもの。(1)離乳食(2)ヌードルカッター(3)母子手帳(4)育児記録(5)授乳ケープ(6)布絵本お弁当の準備もバッチリ!児童館1歳児クラス(東京都北区東十条東児童館)1歳児クラスに参加していたママのうち、3人のバッグの中身を拝見。離乳食ではなく、お弁当が入っています。午前のクラスということで、遊んだ後に昼食をとって帰るのだそう。ママのお弁当をシェアするための紙皿は、すぐまねできる良いアイディアです。持ちやすく改良された幼児用のフォーク・スプーンも忘れずに。児童館なのでご近所さんが多いのですが、いつ汚れてもいいように着替えが一式準備されていました。帰りに買い物ができるよう、エコバッグがさりげなく入っているところも、主婦力高め。食事も大人と同じようなものが食べられるようになり、授乳も減るためか、この日の1歳児ママは授乳ケープ持参率がゼロでした。(1)お弁当(2)フォークとスプーン(3)着替え(4)エコバッグ(5)日焼け止め(6)おやつマストアイテムは“除菌シート”!児童館2歳児クラス(東京都北区東十条東児童館)こちらも活動後にお弁当を食べて帰宅するパターンが多く、お弁当の準備はバッチリ。ドリンクは2人分と、量が増えました。オムツ入れは、それぞれの好みと個性が反映されています。アクティブに動くのでタオルや着替えは大切。好奇心が旺盛(おうせい)で、何でもさわる2歳児は、“除菌シート”“ウエットティッシュ”がマストアイテム!全員のバッグに入っていました。このほか、シャボン玉、デジタル時計、ミニカーなど、お気に入りのおもちゃが荷物の中に見られるようにも。おやつと同じく、いざというときの“お助けアイテム”ですね。帽子をリュックに付けるのに“カラビナ”を使うアイディアは、ナイス。他のバッグにもすぐ付け替えられます。「SEE BY CHLOE」や「marimekko」のなどのブランドバッグもちらほら。アウトドアブランドのリュックも立派なママバッグに!公園でもどこでも気にせず使えそう。(1)お弁当(2)ドリンク(3)おむつ(4)着替え(5)除菌シート・ウエットティッシュ(6)お気に入りのおもちゃ(7)おやつ(8)うわばきリュックタイプが7割!バッグは10人中7人がリュック型、3人が手さげ・ショルダータイプでした。どちらにしても大容量が基本。いざというときに両手が空くリュック型は不動の人気です。取材中これだけの荷物を出してもらい、再びバッグに詰めるという作業を快諾してくれたママたち。この作業を毎日お出かけ前と帰宅後に行っているわけです。0~2歳、一番手がかかる時期だけに、「ママたちよくやってるな~」と、感心した私です。これから夏本番、熱中症対策グッズなどが荷物の中に増えていくのかしら?どのような工夫がされるのか、季節ごとのバッグの中身の変化もおもしろそうです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月28日子どもの気持ちや発達に目を向けることが、食事の悩みを解消する一歩のようです。乳幼児の食事について、ママ向けに講演会を行っている上田玲子さんにお話を聞きました。illustrationATFT GRAPHICS.Q.嫌いなものも時間をかけず食べさせるには?2歳の娘はいつも好きなパンや果物から食べて、苦手な野菜(レタスやピーマン)を後からダラダラ時間をかけて食べます。何度注意しても直りません。嫌いなものも時間をかけ過ぎずに食べさせるためにはどうしたらいいですか?[東京都・なかじ]A.フルコースのように野菜から順番に出しましょう子どもが好きなものから食べるのは自然なことです。大人は栄養のバランスを考えて野菜も食べますが、子どもはまだそれができないので、フルコースのように1品ずつ出すのがお勧め。好きなものでおなかがいっぱいになり、必要な食品が食べられなくならないよう、出す順番を工夫してみてください。例えばおなかが空いているときに、栄養的に食べてほしい野菜を出し、次のおかず、そして最後に好きなものを出してみましょう。まだ手づかみで食べたい時期なので、せかさないで十分させてくださいね。手づかみで食べる経験がひと口量を覚え、前歯でかみ切り、歯茎や奥歯でかむ力をつけます。ダラダラ食べているように見えても、かむ力を育てるために必要な時間です。酸味や苦味のあるものを嫌うのは、危険を回避する人間の本能です。だから好き嫌いがあるのは自然なこと。酸味や苦味があっても安全なものがあると学んでいくことで、好き嫌いが減っていきます。また、2歳半~3歳ごろにならないと奥歯が生えそろわないので、硬いものやレタスのようにペラペラしたものをかみつぶせません。軟らかく煮たり、味噌汁に入れたりひと工夫する必要があります。保育園のご飯は年齢に合った調理法や味付けになっているので、ぜひ参考にしてくださいね。
2016年07月27日今、子どもたちに大人気の乗用玩具「ランニングバイク」。持っている、購入を検討しているという方も多いのではないでしょうか?スイスイと風を切るように進み、いきいきと広場を走り回る子どもたちを見ていると、とても楽しそうですよね。一方で乗り方を間違えてしまうと、転倒や、周囲の人への衝突など、思わぬ事故につながってしまうこともあります。子どもたちが安全にランニングバイクを楽しむために、どんなことに気を付ければいいのか、日本ランニングバイク連盟(JRBF)の山崎剛さんに話を聞きました。ランニングバイクを買い与えるとき、親が気を付けることは?ランニングバイクを子どもに買い与えるときには、必ず「ヘルメット」「プロテクター」などの安全防具を一緒に購入しましょう。特にヘルメットはお子さんの頭のサイズに合ったものを選んでほしいと山崎さん。転倒したときに頭部をしっかり守れることはもっとも大切なことですよね。最初に防具なしで遊ばせて、後から付けるように言っても、なかなかつけてくれないもの。初めから「ランニングバイクに乗るときは付けるもの」として防具を用意してあげるのがよいですね。また、ハンドルの高さは胸の高さ、サドルの高さは両足を地面に着いて、ヒザが少し曲がる程度に合わせるのがよいそうです。子どもの成長は早いので、乗っている様子を見ながら乗りやすい高さに調整をしてあげましょう。「3つの約束」をしたら、後は自由に遊ばせるランニングバイクを子どもに与えるとき、まずするべきことは3つの約束。それは「道路に出ない」「1人でやらない」「ヘルメットをかぶる」ということ。これは子ども自身がランニングバイクを楽しく安全に乗るための大切なルールです。この約束さえできたら、あとは子どもに自由に遊ばせて、十分に興味を引き出してあげましょう。転びそうだからとハンドルを押さえたりせず、好きなように乗せてあげることで、子どもたちはランニングバイクの楽しさを身をもって感じていきます。上手に乗れるようになったときこそ、安全に配慮を子どもたちの上達は早く、すぐにスイスイと進めるようになってきます。だんだんとスピードをつけて、足を地面から離して、滑るように進むようになってきます。こうなってくると、もう転ぶ心配はないと、目を離しがちになってしまうこともありますが、こうしたときこそ、さらに安全に配慮をしましょう。日ごろから、車が通る場所で遊ぶことはやめ、見通しのいい広場で遊ばせましょう。また、坂道や段差が多いなど、子どもが自分で車体をコントロールできなくなる可能性のある場所も避けましょう。公園などほかの子どもたちがいる場所では、加害事故になってしまう可能性もあります。周囲に十分気を付けて、あまり人の多い場所では遊ばないほうがいいですね。ランニングバイク専用コースが設置されるイベントや、ランニングバイクのレースのイベントに参加してみると、子どもたちの「思う存分競走したい!」という思いも満たされ、上達のきっかけにもなります。自転車への移行のタイミングはどう見極める?ランニングバイクの魅力といえば、自転車への移行が早いこと。山崎さんによると、カーブを両足を離して曲がれるようになることが、自転車移行できるようになったサインだそう。十分に自分の体でバランスを取って車体を動かすことができるサインなんですね。私の息子も、2歳前からランニングバイクをはじめたところ、3歳を少し超えたころには自転車に移行できました。遊びながら自転車に必要なバランス感覚を養い、補助輪を使わなくても初めから自転車に乗れるようになるので、辛い自転車の特訓がないのがとてもよいと感じました。上達するためのポイントは?最後に、ランニングバイク上達のポイントを聞いてみました。「まずは楽しいと思える環境づくり」と山崎さん。一緒に乗れる友だちがいると、子どもたちは競い合ってどんどん上達します。また、上手にできたとき、パパやママがほめてくれることで「もっと上手になりたい」と、楽しみながら上達してくれます。また、ケガを最大限に防いでいくことも上達のために大切なこと。子どもたちはケガをして痛い思いをすると「もうやりたくない」と思ってしまいます。そうならないためには、プロテクターやヘルメットを着用し、ケガの痛みを減らしてあげることが重要です。それによって「またやってみよう」と思える気持ちにつながっていくのです。最近ではいろいろな場所でレースも開催され、大きなブームとなっているランニングバイク。楽しみながらバランス感覚が身に付き、自転車にもすぐに乗れてしまう素晴らしい乗り物ですが、親として、子どもと周囲の安全には十分に気を付けて遊ばせたいですね。<取材・写真協力:日本ランニングバイク連盟(JRBF)山崎剛さん><文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年07月25日おしゃれなママの秘けつを探りたい!駅前の開発が進み、子育てがしやすい洗練されたエリアとしての地位を獲得している二子玉川に行ってきました。週末とあって、駅前の広場には、おしゃれな家族連れがいっぱい。中でも目をひいた、かわいらしいママともうすぐ3歳のカエデちゃん母子を突撃インタビュー!常に「リンクファッション」を意識してコーディネート白いトップスの袖のヒラヒラ感と、ストローハットがリンクしているママとカエデちゃん。「偶然ですか?それとも意識して?」と尋ねると、「週末はいつも、リンクを意識しています」とのこと。本当は、もっとリンク感を出したくて、ママの帽子も、カエデちゃんの帽子と同じようなリボンがついたものを探しているということなので、かなり本格的!カエデちゃんにメロメロだというパパについては、ママいわく、「自分の洋服には無頓着ですが、私たちのファッションに関しては、細かいところにも気づいてくれます。週末に3人で出かけるときは、洋服の色ぐらいは合わせてくれたりもします」家族でファッションを楽しんでいるんですね!ファッション大好き!賢く買い物もともと、おしゃれや買い物が大好きだというママ。メーカー勤務で、平日はハイヒールとスーツで出勤しているそうで、そちらもかっこいい姿が目に浮かびますね。買い物は、職場がある新宿周辺のお店や、ブラブラしながらのぞいたお店で、ブランドにこだわらず、気に入ったものがあれば購入するそうです。トレンドは、「Mamagirl」、「and GIRL」といった雑誌でキャッチ。ママの洋服は、GAPやH&Mといったファストファッションも取り入れ、カエデちゃんの洋服も、BRANSHES、petite mainなど比較的手ごろなブランドが多いそうです。ちなみに、カエデちゃんの洋服は小さくなったら人に譲り、ママの洋服も、ときどき整理してリサイクルショップに出したり、H&Mの古着持ち込み制度で500円の割引券と交換したりするそうです。最先端のファッションを楽しむための、賢い方法ですね。この3点を押さえて、ママでもおしゃれに!「子育て中でも、ここははずせない」というファッションのこだわりを聞いてみました。一つ目はバッグ。「服はプチプラでも、バッグはブランドものを持つことが多いかも。以前は、MIUMIUが好きでしたが、産後はちょっと手頃なものに移行し、kate spadeやMichael Korsなどのバッグを持つことが多いです」この日は、柔らかい素材が使いやすそうなシルバーのママバッグがファッションのポイントになっていましたよ。しかも、カエデちゃんのシルバーのサンダルとさりげなくリンク!「ママバッグもいくつか持っていて、日によって持ち替えています」とのことで、さすがです。二つ目のこだわりは、アクセサリーをつけること。この日も、ゴールドのネックレスが白いトップスに映えていました。「カエデが赤ちゃんの頃は、何度かネックレスを引っ張られて、ちぎれちゃいましたけれど」と笑うママ。それでもめげずに譲らないところが、おしゃれママの秘けつ!カエデちゃんも最近はファッションに興味を持ち始め、柄物が好きなんですって。カエデちゃんの女性としての成長を楽しんでいるママの優しいまなざしが印象的でした。最後に、生後ほとんど髪を切っていないというカエデちゃんの後姿を見てください!編み込みとリボンがかわいい!忙しさを理由に、子どもの身だしなみに手を抜いていた私は軽くショックを受けました。働くママでも、子どもの髪型にこんなふうに手をかけられるのですね。「やっぱりおしゃれなママは、意識が高い!」としみじみ感じました。<文・写真:フリーランス記者鯰美紀>
2016年07月21日相手の視点でものが見られるようになるのは4歳から6歳といわれ、失敗しながら相手を思いやる言動を学んでいきます。失敗を否定せず、学びに変える関わり方を見ていきましょう。illustrationATFT GRAPHICS.Q.友達にいじわるをする息子に困っています年長の息子は、妹が生まれた年中の中ごろから、友達にいじわるをするようになりました。遊んで泥だらけの手を付けるフリをして追いかけたりします。友達も面白がっているときはいいのですが、本気で嫌がっている子を泣かせてしまうことも。そういうときは私が叱って止めますが、見守った方がいいのでしょうか。本人に悪意はなく、単純にからかうのが面白いようです。[東京都・さくら]A.間に入って楽しい遊びに変える工夫をしてみましょう相手が嫌がっているのが分かっている場合はいじわるですが、この時期は相手が嫌がる度合いがまだ分かっていないので、いじわるとは違います。ママが間に入ってあげることは大事ですが、本人に悪意はないので、叱って止めさせるのではなく遊びに変えて、みんなが楽しくなる工夫をしてみましょう。今回のケースなら、「ママが○○くんに付けちゃおうかな」と言って、自分の子に泥を付けるマネをします。「自分にだけ泥を付けようとする」と思って泣いていた子にも、「これは遊びなんだ」と伝われば、案外面白がってくれるかもしれませんよ。今は友達といろいろなやりとりをしながら人間関係を学んでいる時期。遊びを通して子どもは相手を傷つけない言動を学んでいきます。大人は単に叱るだけでなく、学びの機会になるような手助けをしてあげてほしいですね。下の子が生まれると上の子はママを取られたという気持ちになるものです。赤ちゃんが寝ている時間は大いに上の子と触れ合って、絵本を読んだり、遊んだりして二人だけの時間を過ごすとお子さんが喜ぶはずです。
2016年07月20日平成ママ vs 昭和かあちゃん 食い違う子育てセオリー!?お義母さまとの子育てギャップエピソードお義母さまの時代では「しつけ」で通ったことも、今の時代は虐待やネグレクトなどと言われかねません。「風邪引いたら厚着をさせる」「夏でも外で遊ばせる」などの考えも、今では古いとされていますよね。このように時代とともに子育て法も変化しているため、お義母さまと平成ママの間にギャップが生じてしまうこともしばしば。今回はみなさまから寄せられた「平成ママ vs 昭和かあちゃん! お義母さまとの子育てギャップエピソード」を紹介します。イラスト:春吉86%《昭和 vs 平成》時代が違いますからー!!赤ちゃんへのご飯の食べさせ方。昔は白飯を親が噛み砕いて赤ちゃんに口移しで食べさせていたとのことで、やりたがって困った。虫歯がうつるから絶対にやめて!と言っても、「私は虫歯ないわよ」と言い張る始末(そういう問題じゃないよ…)。後になって、義母がピロリ菌の保菌者であることがわかって戦慄した…!(オレンジ)昔はおむつがとれるのが早ければ早いほど優秀という考えだったらしく、1人目の子育て中は毎回電話のたびに、「おむつは外れたか、トイレトレーニングはまだか」と生後3カ月(!)の頃から言われ続け、ホトホトうんざりした(オレンジ)子どもの手足が冷たいと「風邪をひくわ。何か着せてやって!」と言う義母。最近は「子どもは薄着させて健康に!」という流れなのに…(ひーちゃん)風邪の時にお風呂は絶対ダメだと思っている。「熱が高くなければ衛生を保つために汗を流した方がいいんですよ〜」と言っても聞く耳もたず。薬も飲めば飲むほどいいと思っていて、自分が病院にかかった時に多めにもらった抗生剤を溜めておき、子どもが風邪を引いた時に飲ませようとする。ビタミン剤や胃薬も一緒に勝手に調合して… 危ないから本当に止めてほしい!(ぽこ)孫にはとにかくあま〜いお義母さま夫の実家に行った時、何度言っても子どもたちがソファーで跳び跳ねたりドタドタ走り回ったりしていたので、きつめに叱ったところ、「ちょっと退屈して動きたかっただけなのにね〜」と義母が子どもの味方アピール。子どもたちがせっかくおとなしくなったところだったのに、すべてが水の泡になった(匿名)やってはいけないことや約束ごとを守らないので叱ると、「そんなことで怒らなくもいい」と義父母に止められる。約束ごとは大事だし、危ないこと・人に迷惑になることはしてはいけないと教えてるのに、それを止める理由がわからない…(わんぱく3人の頑張りママ)子どもがどんなに悪いことをしても絶対にダメと言わない義母。いたずらをしてる我が子に私が注意をしているそばから「いいのよ〜、元気な証拠よ〜」と。おかげで義父母の家にいる時の子どもは、やりたい放題。寛大なのはいいけど、危険なことも「いいのよ〜」なので子どもを預けることは絶対に出来ないと思っている(ぽこ)しつけは大事だけれど… それってどうなの?子どもが1歳の時、冷蔵庫を開けたら無言で手の甲をつねられた。理由は「電気代がかかるから、二度とあけないように。痛い思いをしたらもうしなくなる」と言ったことに驚愕。開けてはいけない理由を子どもに話していると「言ってもわからない年だから、体で覚えさせるのよ」と言い放った(ポン子)子どもが小さい頃、義母から「悪いことしたときは手を叩いてでもわからせるように」と言われたが、私は叩くよりも悪いことを言葉で伝えることを選んだ。子どもは小学生になったが、いまだに小さい頃のことを言われる(こうあゆママ)義母の甘やかしのせいで子どもがわがままに…義母は危ないことをしない限り何でも言うことを聞くというスタンスなので、娘は義母と一緒にいるとわがまま三昧。義母の家でイチゴを食べた時、ヘタが上手に取れないと娘が駄々をこねたら、すべてのイチゴのヘタを包丁でそぎ落として出してくれた。それ以来、我が家でもヘタを包丁でそぎ落としてから出せと娘が言い、ヘタくらい自分で取りなさいと毎回私が怒っている(りっちゃん)義母の家に遊びに行った時、3歳の息子に「遊んだものを片付けなさい」と注意したら、義母に「まだ片付けなんて無理や」と言われた。それ以降、家で「片付けなさい」と息子に言うと、「おばあちゃんがしなくていいと言ってた」と返され、片付けをしなくなった(ももこ)おかあさまは孫にとにかく甘く、私が子どもを叱ったり「ダメでしょ!」と軽く頭を叩くと理由がどうであれ「何でそんなことするの!?」と子どもをかばう。そのため、おばあちゃんのところに行けば自分を守ってもらえるという意識が強く、甘やかされ過ぎないかが心配(まなを)そのしつけ、ちょっと待った—!!子どもがいうことをきかない時、なぜダメなのかを根気良く話してほしいが、「いうことをきかないのなら、〇〇買ってあげないよ」と物で釣ってみたり、脅す様な話し方が困ったなあと思う(アリス)義母が非常識すぎる。なんでもグズったら買い与え、疲れたと言えば買い物カートのカゴに小学生にもなる子を入れる。後で払うからと精算前に子どもが開けてしまったお菓子を取り上げず食べさせる。外食先での子どもたちのマナー違反にも、子どもだからと知らん顔(あー)子どもが悪さをしたとき「○○に怒られるよ!」という叱り方をするのは、何が悪いのかが伝わりにくく良くないので止めていただきたい(ぽんせん)食べ物にまつわる子育てギャップ食事の時、子どもが嫌いなおかずも食べさせたいが、義母は「無理に食べる必要はない」という考え(みうたろう)アレルギー持ちの子にアレルギーのある食べ物を与えること。昔はそんなの関係ないし、アレルギーの物を食べたら抗体が出来てアレルギーがなくなると言ってきかない(わんぱく3人の頑張りママ)離乳食を張り切りすぎて、塩でまぶした塩辛い魚を与えようとしたり、たくあんを与えようとしたり、サジを舐めて口移ししたり、ダメなことをしてくれる! 「やめて」というと不機嫌になる(てやんでい)これは参考になった!お義母さまの子育て法子どもがごはんを食べなかった時、義母が「私が食べちゃうよ」とうまく競争心を煽って食べさせていた(みい)「もしあなたが逆の立場だったらどう思う?」と子どもに直接問いかけること(あんふぁん大好きふみこ)高価なおもちゃなんてなくても、家にあるもので親が子と一緒に楽しんで遊ぶだけで子どもはとっても楽しい!ということ。義母はアイデアマンで家の中のいろいろな物がおもちゃに変身する(りっちゃん)お礼はその時に言ってもまた次の日に会った時にもう一度言うことを学んだ。子どもたちもちゃんとそれができるようになった(PAN)子どもが何かたずねてきたら、まずはやさしく「はあい」と返事をして相手を受け入れてあげることが大事だと身をもって教えてくれた。話をしっかり頷いて聞いてあげることの大切さを学んだ(ブーやん)
2016年07月20日こんにちは!YouTubeチャンネル「日曜×家族」ビデオ編集担当のパパです。この連載では、動画制作がはじめてのママを対象に、動画制作のポイントを「準備・撮影・編集」の3回に分けて紹介しています。3回目の今回はスマートフォンアプリでの編集のコツご紹介します。ぜひ前回、前々回の記事も読んで、撮影素材を用意した上で、実際に動画編集してみてください!第1回「準備編」はコチラ!第2回「撮影編」はコチラ!動画編集がはじめての方にオススメの動画編集アプリオススメ動画編集アプリは、ズバリこの2つ。|iPhone「iMovie」(600円) - AppleApple純正ということもあり、安定性が高く、操作が直感的でわかりやすいです。拡大やスローなど、動画の演出に必要な基本的な機能もそろっています。ただ、テキストはテンプレに従って配置され、フォントも選べないのが弱点。|Android「PowerDirector」(595円) - Google Play ストア ※無料試用も可能シンプルな機能で安定性が高く、スマホに最適化された操作がわかりやすいです。数ある動画編集アプリの中でも意外と少ない拡大(切り抜き)機能に対応したアプリ。無料版でもほぼすべての機能を使うことができるので、お試しには最適です。※無料版では、以下の制限があります。・動画出力の際に透かし「PowerDirectorで編集」が入る・フルHDサイズでの出力ができないアプリを選ぶにあたり、重要視したことは以下の2点です。1.直感的に思い通りの編集ができるか2.アプリの安定性使いやすいことはもちろん重要ですが、せっかくの作業が水の泡になるなような貧弱なアプリは編集作業の大敵です。ぜひランチ1回分節約して、有料アプリを購入しましょう。他にも便利な動画編集アプリはたくさんあります。今回ご紹介したアプリと組み合わせて使うことで、編集のバリエーションを増やすこともできますよ。アプリを使った動画編集の流れ編集の大まかな流れは以下の3ステップ。作業時間は1時間くらいが目安です。1.いらないカットを切り落とす「粗編集」【約30分】動画を順番に並べ、不要な部分をザクザク切り落とし、スリムな動画(3分以内)を目指しましょう!普段の生活では気にならない1秒程度の沈黙や動作のもたつきも、動画で見ると長く感じてしまいます。迷ったら捨てる、短いは正義!2.魅せるカットを演出する「本編集」【約20分】視聴者が一度見ただけで「言いたいこと」や「おもしろさ」が伝わるように注目すべきシーンを強調しましょう!あなた自身は撮影もし、何度も動画を見ているので、動画のどこが重要か当たり前のように知っています。何も知らずに動画を見た人でも「ここ重要!」がわかるように編集でおもてなししましょう。3.BGMをつけ、出力する【約10分】仕上げにBGMをつけて、動画の雰囲気作りをしましょう!オープニング・エンディングなど、シーンごとに音楽を変えてみたり、楽しい、悲しい、怖いなど、出演者の心境を音楽で演出したり、目から入る情報に加えて、耳も使ってわかりやすさを補強しましょう!今回は、具体的なアプリの操作方法を「iMovie」を使用してご紹介します。Androidユーザーのみなさまごめんなさい(´;ω;`)1.いらないカットを切り落とす「iMovie」での新規プロジェクトの作成、カット編集の方法は、以下の動画を参照ください。必要な動画素材をすべて読み込んだら、素材の「合計時間」を確認しましょう。3分の動画を作りたいのに合計時間が10分あったら2/3をカットする必要があります。カットしなければならない量を把握してから、カット作業に挑みましょう!合計時間は、並べた動画の一番右端に表示されます。一通りカット作業が終わったら、一度頭から再生してみましょう。もし、合計時間が目標の長さ(3分程度)に収まっていれば次の工程に進みましょう。目標よりも長くなってしまった場合は、再度、はじめから見なおして、不要な部分を探しましょう。30分ほど作業して「これ以上カットできない!」と感じたら、そのまま次の工程に進んでください。2.魅せるカットを演出する「iMovie」を使った編集上の主な演出方法は、次の6種類。|1拡大【重要度:★★★】画面の中で注目してほしい部分は、拡大して見せます。スマホでの視聴は画面が小さいため、拡大は特に重要な演出です。単純に小さくて見えにくい部分を大きくするだけでなく、画面の中に複数の被写体がある時に注目してほしい被写体だけ見せる「切り抜き」の役割もあります。|2スロー【重要度:★】短すぎてわかりにくい出来事は、スローで見せます。例えば、手が滑ってものが落ちるような瞬間的なアクシデントなどは、スローでゆっくり見せてわかりやすくしましょう。|3くり返し【重要度:★】特に重要だったり、おもしろいシーンは、上記の拡大やスローと併用してくり返し見せることで、さらに強調できます。|4フィルター【重要度:★】時間の変化を表現したり、場面転換をしたいときは、フィルターを使います。例えば、昔を思い出す回想シーンは映像を白黒にしたり、セピア色にしたりします。他にも、同じ人物でキャラが変わる場合、場の空気が変化したことを伝えたい場合などにフィルターを使いましょう。|5効果音【重要度:★★】動作を強調したい場合は、効果音を使います。例えば、走って転ぶシーンに「ドテッ!」という効果音をつけて、転んだことを強調できます。動作を強調する以外にも、何かを失敗したシーンで「ブブー」という不正解の音をつけたり、完成シーンで「キラキラ~ん!」と出来上がり感を演出したりすることもできます。|6テロップ(文字)【重要度:★★★】動画だけでは伝わらない情報を補足したり、強調したい場合は、テロップを使います。例えば、紹介している商品の正式名称を表示したり、撮影の日時や場所を挿入したりします。言い間違いやおもしろいセリフを強調したり、動画にツッコミを入れたい時などにも使用できます。「iMovie」での具体的な操作方法は、以下の動画を参照ください。特に演出する必要が無い場合でも、視聴者を飽きさせないように一定の間隔(少なくとも30秒に1回くらい)で何らかの演出を入れ、視聴者をおもてなししましょう!3.BGMをつけ、出力する「iMovie」でのBGMの挿入、ムービーの出力方法は、以下の動画を参照ください。補足|音量を調整する動画とBGMの音量を調整しましょう。BGMの音が大きすぎると肝心の動画の内容が聞き取れなくなってしまいます。動画の音声が聞き取りやすい音量に調整しましょう。補足|YouTubeへのアップ「iMovie」から直接YouTubeにアップすることもできますが、動画ファイルが手元に残らなかたり、アップ時に設定できる項目が限定されてしまったりするため、一度カメラロールに保存してから公式YouTubeアプリを使ってアップすることをオススメします。最後に以上で、動画制作はおしまいです。お疲れ様でした!簡単な動画であれば、撮影から編集まで2時間ぐらいで制作可能です。お子さんの夏休みなどを利用して、ぜひ一緒に動画制作に挑戦してみてください!我が家で長女がYouTubeを始めた頃は、とても恥ずかしがり屋で人前でしゃべるのが苦手なタイプでしたが、今では園のイベントで園児たちの代表としてあいさつを任されるほどになりました。自分を動画で客観的に見ることで、もっとわかりやすく伝えようと努力した結果だと思います。パパやママも動画を通して、子どもたちを見つめなおすことで、普段の生活では見過ごしてしまう一面を発見することができるかもしれませんよ!まずは一度、お試しあれ!日曜×家族「今度の日曜、何して遊ぶ?」をテーマに、家族が休日を楽しく過ごすための情報を紹介するYouTubeチャンネル。2014年1月に開設し、年間約100本のペースでお菓子・おもちゃ・おでかけスポットなどの紹介動画を更新中。2015年2月から約4ヶ月間LINE株式会社が運営する「LINE キッズ動画」アプリにも動画を配信。しっかり者の姉・あんな(5歳)とひょうきん者の妹・このは(2歳)を中心に家族全員が制作に参加。親子横並びのチームでチャンネルを運営し、ともに成長しています!チャンネル登録もお願いします♪日曜☓家族 Sunday*familyチャンネル
2016年07月18日家事にかかる時間をギュッと縮められれば、子どもとのコミュニケーションタイムも増えるし、自分の時間もできちゃったりして…ムフフ? そんな企みの下、ズボラで面倒くさがりの編集部・ざき(2歳児母)が時短のお助けアイテムを探しましたよ! みんなのデータも注目です。※あんふぁんぷらす読者アンケートより(2016年2月16日~3月2日実施/有効回答数208)メニューはマンネリ? パターン化?「栄養バランスが良ければOK」と割り切る手も読者アンケートでは、調理時間は30分前後、品数は3~4品用意するママが多いという結果に。献立のマンネリに悩むママの声もたくさんありました。一方、「献立をパターン化している」という人も。マンネリではなく“パターン化”…なんとポジティブな響き! 「栄養バランスが偏ったら、具だくさん味噌汁にする」というのはナイスフォローですね! 調理時間が短くても、品数が少なくても、栄養と愛情で子どもは育つもの。気負いすぎずにやっていきましょう♪ママのホンネは・・・?●簡単に早く、かつ、子どもも食べるものと思うとメニューがマンネリ化。子どもは気にしていませんが、自分がモヤモヤします。(6歳のママ)●出かける前に下準備をしても時間がかかる。出来合いやレトルト商品が多くなって、栄養バランスが気掛かりです。(3歳/7歳のママ)●子どもが小さいので待てなくて騒ぎ出すし、パパもお腹がすくと機嫌が悪くなるので、時間をかけて作れないのが悩み。(1歳のママ)●あらかじめ献立を決めていて、買い物のときは食材を買いだめ。その日安い野菜などを買えず、割高になってしまいます。(5歳のママ)みんなに教えたいお助けコレクションお助け1:“ほっとく”だけで栄養満点の無水調理!「へルシオ ホットクック」食材の栄養を逃がさない「無水調理」が手軽にできる電気鍋。かき混ぜや火加減も自動コントロールなので、材料を入れて待つだけで煮込み料理が完成します。作れるメニューは100種類以上。朝に食材をセットしておけば、夕食時間に合わせて仕上げてくれる「食べごろ予約調理」も。●メーカー:シャープ、型番:KN-HT99A-R、オープン価格カレーも簡単♪お助け2:面倒なみじん切りの強力助っ人「ぶんぶんチョッパー」その名の通り、ひもをぶんぶん引っ張るだけでみじん切りができるスグレモノ。容量は小さめですが、電動タイプより手軽に使える点が◎。子どもにひもを引くお手伝いをしてもらえば、コールスローがあっという間に出来上がり!●メーカー:ケイ・アンド・エー、メーカー希望小売価格:1490円あっという間にひと品完成!お助け3:献立に悩まなくなる無料スマホアプリ「お料理コンシェルジュ“ Ohganic"」主菜、副菜、汁物などを組み合わせた献立を毎日届けてくれる、献立提案型の無料アプリ。苦手な食材やアレルギー食材を除いて検索できる機能も便利です。レシピはベターホームの料理教室が提供する健康的&プロの味。●対応OSiOS:健康献立レシピ提案 オーガニック “Ohganic"Android:健康献立レシピ提案 “Ohganic"オーガニック<文:あんふぁん編集部>
2016年07月15日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日子どもの気持ちや発達に目を向けることが、食事の悩みを解消する一歩のようです。乳幼児の食事について、ママ向けに講演会を行っている上田玲子さんにお話を聞きました。illustrationATFT GRAPHICS.Q.食事中に奇声を発する子どもの態度を直すには?1歳2カ月の息子は、食事中にテーブルをバンバンたたいたり、金切り声を上げたりします。「もっと欲しい」や「嫌だ」と訴えているのかもしれませんが、食べても食べても奇声を発し続けることも。園ではこんな様子はないそうですが、家では何度注意しても直りません。子どもにきちんと分かってもらう良い方法はありますか?[東京都・ゆゆゆ]A.気持ちを受け入れると落ち着いてきます子どもに分かってもらう方法は、ないと思います(笑)。でも、「どうしてこんなことをするのかな?」と、お母さんの方から子どもを分かろうとすると、子どもの様子が変わってくるはずです。金切り声を上げたりするのは、保育園で集団生活に適応しようと頑張っていることの反動かもしれません。お母さんに、「大変だったんだよ。分かって」と訴えているのでしょう。こんな様子が食事中に出るのは、お母さんが子どもと向き合える貴重な時間だからです。「一日よく頑張ったね」と声を掛けたり、優しく抱き締めてあげたりすると徐々に落ち着いてくることでしょう。以上を心掛けたうえで、次のことに注意してみてください。お子さんの体重は順調に増えていますか?母子手帳の成長曲線に沿って増えているなら、食事量はまず問題ありません。体重があまり増加していなければ、時間がかかっても必要な量を食べられるようにしましょう。食事時間は20分が目安といわれますが、もっと時間をかけても構いません。手づかみ食べは十分させていますか?食べ物を逆さにしたり、こぼしたりするのは、自分の手で食べられるようになるための学習です。十分させてあげてください。余裕があるときは、お母さんも子どもとおいしさを分かち合って食べる時間をつくることも大事です。
2016年07月13日子どもの頃から「和食」に親しみ、家族で食卓を囲む「輪食」を大切にしてほしいという願いを込めてお届けしている「わごはん」企画。今回は子どもと一緒にできる料理と、お手伝いのコツを紹介します。親子で一緒に作れば、もっとごはんが楽しくなりますよ。●体験したのは髙橋彩絵子さん(34歳)、舞桜(まお)ちゃん(5歳)、蒼翔(あおと)くん(1歳)舞桜ちゃんにお手伝いをしてもらいたいけれど、蒼翔くんがいるためなかなか時間が作れなかった髙橋さん。「子どもってお手伝いすると喜ぶんですね。蒼翔も野菜ちぎりができてびっくり。これからは3人で料理を楽しめそうです」■ 忙しいママこそ子どもにお手伝いしてもらおう食材の色や形、調理中の匂いや音など五感を刺激する料理のお手伝いは、食への関心、食べる意欲をアップさせます。お手伝いしたら、苦手なものも食べられるようになったということもあるでしょう。親子で料理をすることは、なかなか子どもとの時間が取れない働くママにこそおすすめです。1食すべてを一緒に作るのは難しいですが、食材を準備するだけ、最後のトマトを盛り付けるだけなど、ひと工程をお願いするだけで、子どもは「お手伝いした!」と満足します。簡単にできるお手伝いをちょこっとさせて、「できた!」という喜びを味わってもらうことが大切。その経験が積み重なると、「お手伝いって楽しい!」と前向きになってくれます。少しずつお手伝いを増やしていけば、いずれは子どもが家事の戦力になりますよ。■ まずは簡単なことから始める食への意識を高めるために、幼少期から料理の様子を見せてあげることも大切です。お手伝い初心者の子にはまず、野菜をちぎっている様子などを見せてあげたり、食材に触れさせてみましょう。そのうちに「やりたい!」と手が出たら、やらせてみて。スプーンやフォークの練習と同じように、大人が手を持ってサポートしてあげれば、食材をちぎったり裂いたりするのは、0歳児からでもできます。初めは子どもが好きな食材でお手伝いしてもらうと、より楽しさが増します。■ お手伝いは食卓で一緒にやるキッチンには包丁や火など危険なものがたくさん。ママも調理しながら子どもを見るとなると、気が焦ってしまい、イライラしたり、手が滑ってケガをしてしまったりということもあるかもしれません。お手伝いに慣れないうちは、食卓でできることをお願いしましょう。火や刃物などがなく安全ですし、十分なスペースがあり、座って作業できるので、低年齢の子でも安心です。食卓では食材の準備や盛り付けなどを一緒にやるのがおすすめ。テーブル拭きや食器の片付けなど、普段ママがやってあげてしまうことをお願いしてみるのもいいですね。お手伝いに慣れてきたら食卓ナイフでバナナなど柔らかいものを切ったり、4~5歳になって手先の器用さや力が発達してきたら、キッチンで調理したりしてみましょう。■ 感謝の言葉で子どもの気持ちを盛り上げるお手伝いしてもらったら、「助かる~」「おいしそうにできたね、ありがとう」など、感謝の気持ちを伝えて。ママが喜んでくれた経験は子どものやる気や自己肯定感を高めます。■ 「やりたい!」の気持ちに応えてあげる子どもが「やりたい!」と言い出したときがお手伝いのチャンス。できればそのタイミングでやらせてあげたいものですが、そういうときに限って時間がなかったり、気持ちに余裕がなかったり…。そんなときのために対応策を用意しておきましょう。例えば、味見をお願いする、盛り付けや、仕上げにちぎったのりやごまを振るのをお願いするなど。食前が慌ただしければ、「デザートのときにお手伝いをお願いしていい?」などと伝え、食後にお手伝いしてもらうのも手。果物をむいて皿に盛り付けたり、ヨーグルトを盛り付けてもらったりと、少しだけでも「やりたい」気持ちをくんであげましょう。<年代別お手伝いポイント>0~1歳台一人でお座りができるようになれば、お手伝いがスタートできます。この時期はまだ力が弱く、手指が未発達なので、大人が手を持って、一緒に作業してあげましょう。●おすすめのお手伝い・ミニトマトのヘタを取る・シメジをほぐす・レタスをちぎる・タマネギの皮をむく・食材を皿に置く食材を見る、触るといった経験を積極的にさせて。2~3歳台手指が発達するので、泡立て器など、道具を使ったお手伝いも可能に。自分でやりたい気持ちが膨らむころですが、まだ思うようにできないので、火や刃物は一人で使わせないで。●おすすめのお手伝い・ボウルの中を泡立て器などで混ぜる・ポリ袋をもみ混ぜる・パン粉や粉チーズ、かつお節などを振るポリ袋をもむのは力がない子でもやりやすい!4~5歳台危ないことには自ら「気を付ける」ことができるようになります。手先の器用さ、力も発達し、大人が見守っていれば、切る・炒めるなどほとんどの調理が可能に。●おすすめのお手伝い・野菜をすりおろす・ピーラーや包丁を使って野菜を切る・フライパンで炒める・料理を一人で盛り付ける大人が見守れば、火を使う調理も一人でできる。●お話を聞いたのは中村美穂さんなかむら・みほ/ 管理栄養士、フードコーディネーター。2児の母。保育園栄養士の経験を生かし、親子料理教室を開催するほか、雑誌や広告などで活躍。サッと作れて、子どもがお手伝いしやすいメニューを紹介。旬の野菜を使った栄養バランスがいい料理なので、夏バテ予防にもなりますよ。※材料はすべて大人2人+子ども2人(計4人分)の分量です の部分はお手伝いしてもらおう!ぱぱっと作れて、野菜たっぷり!■ カレー肉みそうどん彩り鮮やかで、野菜が苦手な子でも食べやすい一品麺料理。肉みそをあらかじめ作っておき、盛り付けをお願いするのもおすすめです。麺はそうめんや中華麺にアレンジしてもおいしくできます。[材料]うどん(ゆで)…3玉豚ひき肉…200gレタス…2枚程度キュウリ…1/2本ミニトマト…10個ナス…1本長ネギ(白い部分)…1/2本ニンジン(すりおろし)…大さじ2ニンニク、ショウガ(すりおろし)…各小さじ1塩…少々ごま油…大さじ1A[麺つゆ(3倍濃縮)…大さじ2、みそ…大さじ1、片栗粉…小さじ2、カレー粉…小さじ1~2、水…200ml][作り方]1.レタスは一口大にちぎる。キュウリはピーラーでリボン状にむく。ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。ナスは1cm角に切り、塩を振り混ぜる。長ネギはみじん切りにする。2.フライパンにニンニク、ショウガ、ごま油、豚ひき肉、ナス、ニンジン、長ネギを入れ、火にかけて肉の色が変わるまで中火で炒める。ボウルで混ぜ合わせたAを加え、とろみが付くまで煮る。3.うどんをゆでて水で冷やし、水気を切って皿に盛る。2をかけて、レタス、キュウリ、ミニトマトを飾る。<お手伝い成功ポイント>肉は上からつぶすイメージで炒めて。フライパンのフチでやけどをしないように注意しましょう。香ばしい甘辛じょうゆ味で食が進む■ アジと野菜の磯辺照り焼きのりの風味と蒲焼風の甘辛味で、子どもでも食べやすいメニュー。手間がかかりそうな魚料理でも、切り身を使えば手軽にできます。厚揚げを入れればボリュームも栄養価もアップ![材料]アジ(3枚おろし、骨なし)…6枚(3尾分)厚揚げ…小2個(約160g)グリーンアスパラガス…4本赤パプリカ…1/2個シメジ…1/2パック焼きのり…1と1/4枚塩、こしょう…各少々サラダ油…大さじ1しょうゆ…大さじ1みりん…大さじ2[作り方]1.アジは1枚ずつ3等分のそぎ切りにし、塩、こしょうを振る。厚揚げは熱湯を掛けて油抜きし、1.5cm厚さの一口大に切る。焼きのりを2cm×10cm程度の帯状に切り、アジと厚揚げに巻く。2.グリーンアスパラガスは食べやすい大きさに斜め切り、赤パプリカは種を取り1cm幅に切る。シメジはほぐす。3.フライパンにサラダ油を温め、1を並べ、周りに2を広げ、中火で焼く。アジと厚揚げに焼き色が付いたら裏返し、しょうゆ、みりんを回し入れ、照りが出るまで絡める。<お手伝い成功ポイント>包丁で指を切らないように注意。斜め切りは、食材を斜めに置いて切ると簡単!味が染みやすく、すぐに食卓に出せる■ たたきキュウリのごま酢和え[材料]キュウリ…2本ちくわ…2本白炒りごま…大さじ1すし酢…大さじ2[作り方]1.キュウリは両端を切り落とし、ポリ袋に入れ、麺棒などで割れ目ができるまでたたき、手で食べやすい大きさに割る。ちくわは5㎜厚さの輪切りにする。2.白炒りごまをすってポリ袋に加え、すし酢とちくわも入れて振り混ぜる。<お手伝い成功ポイント>キュウリ割りは、2歳頃までは大人と一緒に。2の工程ではポリ袋に空気を入れて振るときれいに混ざります。冷めてもおいしい常備菜■ トウモロコシとオクラのバターじょうゆ炒め[材料]トウモロコシ…1本(ホールコーンなら小1缶弱)オクラ…1袋(8本)ミニトマト…6個バター…大さじ1しょうゆ…小さじ2かつお節…適量[作り方]1.トウモロコシは皮をむき、包丁で実をそぐ。オクラはヘタを取り、1cm厚さの輪切りに、ミニトマトは半分に切る。2.バターを溶かしたフライパンにトウモロコシとオクラを入れ、火が通るまで中火で炒める。ミニトマトを加え、しょうゆを回し入れ、かつお節を振る。<お手伝い成功ポイント>オクラは子どもでも切りやすい食材。包丁を持つ手と反対の手はしっかり握って“猫の手”にしましょう。レンジも使って短時間で完成■ カボチャの鶏そぼろ煮[材料]カボチャ…200g(約1/8個分)サヤインゲン…4本A[鶏ひき肉…100g、砂糖…小さじ2、しょうゆ…小さじ2、水…150ml]B[片栗粉…小さじ1、水…小さじ2][作り方]1.カボチャは一口大に切り、水大さじ2(分量外)を掛け、ラップをして電子レンジで3分程加熱。サヤインゲンは小口切りにする。2.鍋にAを入れて混ぜる。中火に掛け、肉の色が変わったらサヤインゲンとBを加えてとろみを付け、カボチャを加えて全体がなじむ程度に煮る。<お手伝い成功ポイント>鍋を火にかける前に肉と調味料を混ぜておくと肉が固まらず、しっとりしたきれいなそぼろ状に仕上がります。
2016年07月13日あなたの家では、家事分担はどうしていますか?家事は分担することがママの理想ですが「パパは忙しいので分担なんてしていない」「分担したはずなのに結局ママがすべてやっている」そんな家庭が多いのではないかと思います。実際、わが家もついこの間まで分担はしていませんでした。しかし今年の春、私の仕事復帰を機に、家事について夫婦で考え直してみました。問題だらけだった、わが家の家事分担私が育児休業中は、家事分担はなく、どうしても手が回らないときだけお願いして手伝ってもらっていました。夫が積極的に家事をすることはなく、寝かしつけをしている最中に夫が帰宅し、リビングに取り込んだだけの洗濯物が積み上がっている状態でも、それを畳むことはありません。自分の食事や入浴後、一切家事をせずテレビゲームをしていました。それに対して私が文句を言うと「今できないなら明日やればいい、俺は仕事に行ってるんだから疲れてる」と一言…。言い返したいのは山々ですが、休職をしている私が家でどれだけ忙しいのかわからない夫に、これ以上言ってもムダではないかと感じてしまい、何も言えないことも。しかし、春から私が仕事復帰となると、今までの夫の理論のように「明日やれば」ということではなくなります。そこでいよいよ、家事を分担することになったのです。細かい家事も書き出し、見える化するまずは自分がしている家事を一つ一つ書き出す作業をしました。”保育園のおむつの名前書き"など、細かい作業も書き出すのは多少面倒でしたが、分担するためには必要な作業です。そして週末の夜、話し合いを行い、家事を分担しました。朝の保育園送りは、復帰後は夫が行うため、朝食の支度から見送りまではすべて夫の仕事。私は何もせず自分の支度だけをして早朝に家を出ます。夜の家事は分担。夕食の支度など、帰りの遅い夫では絶対にできないものから私の分担にしていき、どちらでもできるものだけを残します。そして残りを話し合いの上分担しました。分担は5:5が望ましいのですが、わが家の場合は夫の帰宅が遅いので、だいたい7:3で私のほうが多くなりました。そして「どちらがやってもよい」とされたものはホワイトボードに見える化し、とりあえず担当者で色分けされたマグネットで進捗がわかるようにしました。終わったらマグネットを右に移動することで、何が終わっていないかがひと目でわかります。どちらかが家事が終わらない場合は、お互いにフォローすることを約束しました。このとき夫は「こんなことしなくても楽勝」と言っていましたが、その予想は見事に外れることになるのです…。復帰直後「楽勝」とはほど遠い状況に…復帰直後は戦争のような状態が続きました。帰宅してから食事に入浴、子どもの話を聞き、遊び、寝かしつけ。子どもが起きている時間に家事を終わらせることは不可能でした。夫が帰宅すると2人で協力して家事を片付けます。主人はホワイトボードを見ては「こんなにやることがある…」とつぶやき、それが私の仕事であっても手伝うようになりました。この変化は、主人が朝の担当をしたことも大きく影響しています。子どもがいる時間、1人で面倒を見ていたら家事なんてできないことがわかったのです。また、昼間に時間があったとしても「夜しかできない」家事がとても多く(夕食の後片付け、子どものお風呂、洗濯、翌日のお弁当準備など)、昼間家にいるからといって家事がすべて片付けられないことも、日々の家事の順番を考えていく中でわかったようです。そしてホワイトボードに、山積する今まで私が1人でしていた家事の数々が「見える化」されていること。それだけの量をこなすのがどれだけ大変か、身をもって感じてくれたようでした 。気づいたことはこまめに話し合いを1度は決めた家事分担も、時間が経つにつれ「これは厳しい」「これは分担に入っていない」ということが出てくるもの。わが家では「月に一度は分担について話し合おう」と決めていましたが、結果として月に1度を待たず、気づいたことは何でも相談するようになっています。たとえばシャンプー等の詰め替えや、保育園用の書類作成など、細かい作業が増えた時は「こちらはやるので、あれはお願い!」と、細かく分担し、なるべく同時に作業を終えて休めるように工夫しています。“見える化”で家庭円満元々はほとんど何もせず、俺の方が大変、と胸を張っていた夫。それがこんなにも変わってくれたのは、やはり家事の「見える化」が大きな要因だと思います。ママがいつもどれだけのことをしているのかが見え、それを自分がやろうとするとどれだけ大変かを知ってくれたことで、夫婦喧嘩も減りました。また「見える化」することでやり忘れが減り、翌日に「あれをやっていなかった!」ということがなくなりました。夫が家事に積極的になり家事の負担が減ると、これまでは「家のことはなにもしてくれない」と、夫に対して攻撃的になりつつあった私自身の気持ちも変化し、仕事をがんばる夫を尊敬する気持ちも持てるようになりました。夫婦円満は家族にとってもいい影響があり、とても忙しい毎日ですが、家庭でみんなの笑顔が多く過ごせていると思います。みなさんも家事の「見える化」に取り組んでみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年07月07日夏休みは時間を持て余して、ママも子どももグッタリ…。そんな時こそ、親子でお料理しませんか? あんふぁんでは、「かぞくのわごはん」をテーマに親子で〝食〞を楽しむ提案をしています。3人の子どもの母であり、親子料理教室を主宰している料理家・江口恵子さんに話を聞きました。お話・料理 : 江口恵子さん料理家、フードスタイリスト。親子の料理教室主宰のほか、雑誌や広告媒体でレシピ提案、テーブル回りのスタイリングなどを行っている。著書に「子どもといっしょに季節の食しごと&保存食」(マイナビ)。写真は江口さん親子。■ ママが楽しむことが子どものお手伝いを長続きさせるコツお手伝いは、半年、1年と続けることで上達していきます。けれど、やはり最初は手間が掛かるので、ママはつい「面倒くさい」と思ってしまいがちですよね。ですから私は、「ママが楽しめる範囲でやらせる」のがお手伝いの鉄則だと考えています。例えば、「レタスをちぎるだけ」「混ぜるだけ」など、子どもに手伝わせるのは工程の一部にしましょう。張り切って一から十までを一緒にやろうと思っても、子どもは必ず途中で飽きるし、自分もイライラします。それから、期待をし過ぎないこと。「できなくて当然」くらいの気持ちでいれば、「意外に切るのが上手だな」など、良いところに目を向ける余裕が生まれるはず。自分にも子どもにも完璧を求め過ぎず、ママが「今日はお手伝いさせてみようかな」と思ったときがおすすめです。■ 自分の子が喜びそうな作業を選ぼう「何を手伝わせるのがいいですか?」という質問に、私はいつも「お子さんが喜びそうな作業をやらせてください」と答えています。卵を割るのが上手、切り方が丁寧、盛り付けが芸術的など、どんな作業が得意かは個人差があるもの。好きな作業の方が子どもも笑顔でいられるし、ママもストレスフリーでいられますよね。普段遊んでいる様子から、お子さんが得意そうなこと・好きそうなことを見つけて、経験値に合った作業を選んであげてください。■ 料理を通して人生に大切なことを学んでいける以前、長女が料理をしていたとき、オムレツの卵が破けてしまったことがありました。「どうするかな?」と見ていたら、その上から新しい薄焼き卵を巻いたんです。「失敗しても、工夫次第で取り返せる」ことを、お手伝いの経験から学んでいたんですね。料理を通して学ぶことの中には、生きる上で大事なことがたくさん含まれています。実作業を伴っているからか、口であれこれ言うよりも、子どもも言葉の意味をより実感している気がします。また、自分が作った料理を「おいしいね」と言って褒めてもらえることは、「みんなの役に立てた」と思える貴重な機会。子どもはとても誇らしい気持ちになれるものです。今回紹介したレシピは、どれもうちの子どもたちが大好きなメニュー。味覚が敏感な子どもは、素材を生かした味付けの和食が好きです。また、油が少なく野菜が豊富、消化がいいなど、和食には健康に良い面がたくさんあります。この夏休みはぜひ、親子で作ったごはんを家族みんなで味わい、〝わごはん〞時間を過ごしてくださいね。あんふぁん読者アンケートQ.お子さんに料理の手伝いをさせていますか?「なぜさせていないのか」については下記の理由が多く挙がりました。● 時間の余裕がない。気持ちに余裕がない。● キッチンが狭い。汚されるのがいや。● 危ないから。● 怒ってしまい楽しくできない。● 子どもが料理に興味がない。※2016年4月13日~5月10日、WEBアンケート、有効回答数1458人夏のおすすめ親子レシピ1■ 夏野菜の焼き浸し[材料]大人2人+子ども2人分ピーマン…4個ナス…2本カボチャ…1/4個漬け汁(玉ネギのすりおろし…大さじ2、米酢…大さじ2、しょうゆ…大さじ2、みりん…大さじ4)三つ葉…適量①ピーマンは種を取りひと口サイズの乱切りに。ナスは薄切り、カボチャは3~4ミリ厚にスライスする。②フライパンでサラダ油少々(分量外)を熱し、野菜を中火で焼く。両面に軽く焼き色が付き、柔らかくなるまで裏表をひっくり返す。③玉ネギはすりおろし、漬け汁の調味料と混ぜる。④②を③に浸して30分以上置く。●こんなサポートを1ナスは柔らかいので、テーブルナイフで切れます。「片方の手で野菜を押さえてね」と声を掛けて。●こんなサポートを2トングを使うと簡単。焼く最中に油はねしないよう、フライパンに残った油は大人が拭き取ります。親子で楽しくできるコツ火や油、包丁を使うときは目配りを忘れずにすぐフォローできるよう目配りを忘れずに。また「油がはねるから、野菜を入れるときは投げないで」「包丁が滑ると危ないから、手で野菜を押さえて」と、その都度教えてください。火は熱いもの・刃物は痛いものと伝えることで、子どもも「注意して扱わなくちゃいけないんだ」と分かります。■ 冷やし茶碗蒸し[材料]大人2人+子ども2人分卵…3個干しシイタケの戻し汁…450㏄塩…小さじ1/2具材(エビ…4尾、水で戻した干しシイタケ…4個、かまぼこ…4枚、鶏ささ身…2本)調味料(しょうゆ…小さじ1、日本酒…小さじ1)だし汁(かつお節でだしを取ったもの)…100㏄かたくり粉…小さじ2三つ葉…適量①卵をボウルに割って溶きほぐす。シイタケの戻し汁と塩を加えて静かに混ぜ、ざるでこす。②器に具材を均等に入れ、①の卵液を注ぐ。③アルミホイルで器にふたをして、20~25分弱めの中火で蒸す。完全に冷めたら冷蔵庫で冷やす。④調味料とだし汁を小鍋に入れて煮立たせ、沸騰したら水溶きかたくり粉でとろみをつける。十分冷めたら③にかけ、三つ葉を飾る。●こんなサポートを「硬いところでコンコンしてごらん」「殻をゆっくり開いて」と、言葉で手加減をガイドして。親子で楽しくできるコツ「飽きちゃった~!」と言われたらあっさり続きを引き取って自分からやりたがったのに「もうやらな~い!」と言うのは、うちの子どもたちも日常茶飯事。無理強いせず、続きを引き取りましょう。その時、「あなたは飽きっぽいんだから!」」と言いたくなる気持ちはぐっと我慢。嫌な気持ちをお互いに残さないのも、続けるコツです。夏のおすすめ親子レシピ2■ 冷や汁[材料]大人2人+子ども2人分アジの干物…1枚みそ…大さじ2と1/2練りゴマ…大さじ2白ゴマ…大さじ1だし汁(かつお節でだしを取ったもの)…500㏄キュウリ…1本ナス…1本塩…小さじ1/2大葉…5枚氷…1カップご飯…3~4膳①焼いたアジの皮と骨を取り除き、身をほぐす。②①をペースト状になるまですり鉢で混ぜ、みそ・練りゴマ・白ゴマを加えてさらにすり混ぜる。だし汁を加えてのばす。③キュウリとナスは、それぞれビニール袋の上からすりこ木で叩き、食べやすい大きさに手で割る。④ボウルに③を入れ、塩を振ったら全体をざっと混ぜて5分ほど置く。軽く水気を絞って②に加える。食べる直前に千切りにした大葉と氷を加えて混ぜる。⑤器にご飯を盛り、④をたっぷりかけて飾り用の大葉を散らす。●こんなサポートを1アジの身をほぐします。「身は左、骨と皮は右に置いてね」「小さい骨も取ってね」と声を掛けて。●こんなサポートを2材料を混ぜるときは、「動かないように、片手で鉢を押さえてね」と教えます。ぬれタオルを敷くとラクチン。●こんなサポートを3ビニールにキュウリを入れ、すりこ木で叩きます。初めは親が手を添えて、叩くときの力加減を教えます。■ ラムネ[材料]約50個分材料A(粉砂糖…160g 、コーンスターチ…20g、食用の重曹…小さじ1)材料B(食用のクエン酸…小さじ1/2、レモン汁…小さじ2、かき氷シロップ…小さじ2 ※味はお好みで)①AとBの材料を、それぞれ別のボウルでよく混ぜる。②BをAに回し入れ、満遍なく混ぜたらザルでふるう。③計量スプーンの小さじに、手で②を詰める。逆さにしてまな板の上に出す。④そのまま30分以上置いて乾燥させる。●こんなサポートを1粉をふるうときは、ザルに対して大きめのボウルを使えば、周囲が汚れにくくなります。●こんなサポートを2スプーンを逆さにしたら「コンコンってしてごらん」「そっとスプーンを持ち上げて」と声掛けを。親子で楽しくできるコツ実験気分で作業を子どもにお任せしてもラムネ作りは実験のようで、子どもたちが大好きな作業。使うシロップの種類を変えれば、色とりどりのラムネを作れるので、うちでは思い思いの色で作って楽しんでいます。子どもの細い指はこの作業に向いているようで、私が作るより仕上がりがきれいなことも。巻頭特集監修/西東桂子さん
2016年07月06日相手の視点でものが見られるようになるのは4歳から6歳といわれ、失敗しながら相手を思いやる言動を学んでいきます。失敗を否定せず、学びに変える関わり方を見ていきましょう。illustrationATFT GRAPHICS.Q.友達や妹に対して威圧的な言い方をします年長の長女のことで悩んでいます。下に年少の妹と1歳の弟がいます。妹や友達から「貸して」と言われて貸したくないときに「今使ってるのー!」と威圧的な言い方をします。きっと私がそういう言い方をしているときがあるのでしょう。優しいお姉さんの面もあるのですが、注意しても直りません。キツイ言い方のせいで友達から仲間外れにされたら…と心配です。[埼玉県・かなころ]A.ママが優しい言い方のモデルになってあげて子どもは周りをモデルにしながら話し方を身に付けていきますが、ママがモデルとは限りません。近所のお姉さんをマネしているのかもしれないですよ。今は周りとの関わりの中でコミュニケーションの取り方を学んでいる時期。キツイ言い方をして時に失敗しながら成長している途中です。そして、自分の気持ちを言えるのはとても大事なこと。子どもの気持ちを認めて「1回使ったら貸してあげようね。ママだったらそうするな」というように、いつも近くにいるママが優しい言い方のモデルになってあげましょう。それを吸収してコミュニケーションの取り方を学んでいけば、仲間外れを心配することもなくなるはずです。優しいお姉さんの面もあるとママはちゃんと分かっているので、「○○ちゃんは優しいね」と言葉に出して伝えてあげてくださいね。言葉にしないと子どもには通じません。また、年長さんといってもまだまだ甘えたい年頃。ほんの5分でも10分でも、上の子と二人だけで過ごす時間をつくりましょう。忙しいとつい後回しになりがちですが、時間ができたら真っ先に、ママから声を掛けてください。子どもが「私のことをちゃんと見ていてくれる」と感じられることが大切です。
2016年07月06日こんにちは!YouTubeチャンネル「日曜×家族」ビデオ編集担当のパパです。先日、大阪のとある小学校で「将来なりたい職業」として、1位「サッカー選手」、2位「医者」に続き、3位に「ユーチューバー」が登場し、ネット上で話題を呼んだことをご存知ですか?そもそもYouTuber(ユーチューバー)って何?YouTuberとは、YouTubeに動画をアップし、その広告収益で生活する人たちのこと。日本には、1日に100万回以上再生されているチャンネルが20以上もあり、そのほとんどが個人で動画を制作し、運営しているチャンネルなのです。実は、個人のチャンネルが人気なのは、世界を見ても珍しく、日本のYouTubeユーザーは個人が作る親しみやすい動画を好む傾向があるようです。必ずしもこった動画がヒットするわけではないので、あなたの作ったチャンネルが人気になることも決して夢ではありませんよ!この連載では、動画制作が初めてのママを対象に、動画制作のポイントを「準備・撮影・編集」の3回に分けてご紹介します。※なお本連載では、みなさんが参加しやすいよう撮影・編集はスマートフォンで完結することを前提に紹介したいと思います。ネタ選定のポイント1-どんな動画を作れば良いの?動画作りの最初の第一歩は「ネタ探し」。この時点で動画の面白さが決まると言っても過言ではありません。でも面白さって、誰にとっての面白さなんでしょう?例えば、あなたが料理を作るとして、家族の晩ごはんを作る場合、週末にホームパーティーを開く場合、小料理屋を開業する場合、それぞれ作るべき料理も変わりますよね。YouTubeの動画を作る場合も同様に、見る人に合わせて動画を作る必要があります。最近のYouTubeで人気のネタは、ターゲット別に大きく3つに分類できます。|幼児向けエンタメ動画(おもちゃ紹介、おままごと etc...)|学生向けエンタメ動画(ゲーム実況、馬鹿なことやってみた系 etc...)|大人向けHowTo動画(メイクアップ、料理、DIY、英会話 etc...)もしYouTubeで人気の動画を作りたいのであれば、ターゲットとなるユーザーの好みを調べる必要がありますが、まずはあなたの身近な人を想定し、その人が「面白い」「役に立った」と言ってくれそうなネタを考えてみましょう。大事なのは「自分ではない誰か」を想像して作るということです。ネタ選定のポイント2-そのネタ、動画に向いてる?YouTubeのユーザーは、当然みな動画を見たい人たちなので、動画に適したネタを選ぶ必要があります。お得なクレジットカードの比較は役に立つネタではありますが、動画で見たいとは思いませんよね?動画向きかどうかについては、以下の3つの”変化”を意識すると良いでしょう。1.状況の変化を作れるか始まりと終わりがある内容。例えば、起承転結のあるストーリーやHowTo動画など、時間の経過とともに状況が変わると続きを見たくなります。2.感情の変化を作れるか喜怒哀楽が表現できるもの。成功⇔失敗、勝ち⇔負けなどのイベントがあり、失敗を笑ったり、負けて悔しがるなど、出演者の感情の変化は見る人の共感をよびます。3.画面の変化を作れるか見た目に動きのある映像。例えば、ジェットコースターの映像やダンスなど、静止画では表現しにくいもの。複数の人や状況が登場し、カットを切り替えながら進行するドラマや音楽ライブなどは、飽きずに見続けやすくなります。動画の長さは3分を目安に!最初の10秒が命!せっかく動画を作るなら、作った動画の最後まで全部見てもらいたいですよね。YouTubeのトップクリエーターでも平均的な動画の再生時間は3分程度と言われています。まずは3分以内を目安に動画を完成させましょう。3分間の中でも最も力を入れたいのが最初の10秒です。動画を再生し始めた人は、最初の10秒、短ければ5秒で「この動画の続きを見るか」「別の動画を見るか」判断してしまいます。最初の10秒には、エンタメ系なら「本編での盛り上がりシーンを2、3カット」、HowTo系なら「動画を見て得られるメリット」などを入れましょう。何だか難しそうだなと感じたら!最終ヒミツ兵器「マネかけ算」いろいろなポイントを上げてみましたが、最初から全部やろうとすると頭が混乱しちゃいますよね。そんな時は自分が面白いと感じた動画をマネしてみましょう!あなたが面白いと感じたものは、すでに上記のポイントをクリアしている可能性が高いです。1つの動画をそのままコピーしても、本物を超えることは難しいので、できれば別の何かとかけ算してみてください。また、かけ算する場合は、できるだけ別のジャンルを組み合わせましょう。YouTube動画をベースにする場合、テレビ、映画、漫画など、なんでもOKです。例えば、私たち日曜×家族が制作した以下の動画は、YouTubeで人気のネタ「節分」と、往年の人気番組「スターどっきりマル秘報告」をかけ算して制作しました。この動画は、今まで学んだポイントもふんだんに盛り込まれています。・YouTubeユーザーが好きな節分ネタ(ターゲットとなるユーザーの好み)・妖怪ウォッチで鬼を呼ぶというHowTo的な流れ(状況の変化)・鬼じゃなく天狗が出た時の"戸惑い"と"恐怖"と"爆笑"(感情の変化)・カメラ2台使った画面作り(画面の変化)・タイトルでオチを言っちゃう(最初の10秒が命)最後に「大成功!」のカンバンを出さなかったことは今でも悔やまれますが、日曜×家族の動画の中でも視聴維持率(動画を最後まで見てもらえた割合)の高い人気の動画となっています。まとめ動画を作る上で一番重要なのは、やはりネタ。ネタが悪いと、撮影や編集をどんなに頑張っても面白い動画にはなりません!日常生活の中でも面白いネタがないか、常にアンテナをはっておきましょう!ネタが見つかったら「マネかけ算」を利用して、動画のあらすじを考えてみてください。次回、撮影編では、スマートフォンを使った具体的な撮影方法についてご紹介したいと思います。日曜×家族「今度の日曜、何して遊ぶ?」をテーマに、家族が休日を楽しく過ごすための情報を紹介するYouTubeチャンネル。2014年1月に開設し、年間約100本のペースでお菓子・おもちゃ・おでかけスポットなどの紹介動画を更新中。2015年2月から約4ヶ月間LINE株式会社が運営する「LINE キッズ動画」アプリにも動画を配信。しっかり者の姉・あんな(5歳)とひょうきん者の妹・このは(2歳)を中心に家族全員が制作に参加。親子横並びのチームでチャンネルを運営し、ともに成長しています!チャンネル登録もお願いします♪日曜☓家族 Sunday*familyチャンネル
2016年07月04日