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子どもを伸び伸び育てたい。家族の時間を増やしたい。そんな思いから、子育て世代にも地方移住が注目されています。移住を考える上で大切なことや、基本的な支援策をJOIN(一般社団法人移住・交流推進機構)に聞きました。お話を聞いたのは:成清雅人さん・坂東彩加さんJOIN(一般社団法人 移住・交流推進機構)では地方自治体と連携して、移住を考えている人に向け、インターネットで情報提供を行っています。移住に役立つ情報やイベント、移住相談会の情報などがチェックできます。ここ数年で移住者数がぐっと増加しています「これまではシニア世代のイメージが強かった『移住』ですが、最近では子育て世代にも関心が持たれるようになりました」と、JOINの成清さんと坂東さんは言います。「地方は人口減少が進んでおり、各自治体は人口流出対策の他、移住者を呼び込む施策に積極的に取り組んでいます。そのため、ここ数年で移住者数はぐっと増加しています。特に、住まい・子育て・仕事に対する支援は、自治体ごとに創意工夫がなされています」しかし、いざ「移住」を考えるとなると、住む所や仕事はどうするの?という疑問が…。そうしたことに答えられるよう、各自治体では相談窓口を設けたり、移住支援サイトを開設しています。自然の中で子育てができること、また、働き方を変えることにより、家族と過ごす時間が増やせることなどが、子育て世代が感じている移住の魅力だそうです。「住まい」「子育て」「仕事」それぞれに充実した移住者支援があります住まいの家賃補助、出産祝い金や保育料無償化、起業者への助成金など、移住者には自治体が手厚い支援を行っています。ただ「移住したら◯◯が無料になる」という理由だけで移住先を決めるのはおすすめしていないそうです。「住む以上はお金以外の魅力がないと長続きしないし、支援制度は変わる場合もあります。あくまで参考にとどめた方がいいでしょう」「何だかいいな」と思えた場所が肌の合う地域です移住先を選ぶ上で一番大事なのは「実際に訪れて、いい雰囲気を感じられること」と坂東さん。その上で、「実際に住む」視点を持つのがポイントだそうです。「車ではなく公共交通機関で行くと、電車が1時間に3本しかないなどの不便に気付けます。雪国なら、雪かきを体験したり、冬のドライバー研修ができることもあります。また、例えば長野県は、北部は豪雪地帯なのに対して、南部はほとんど雪が降らないなど、地域によって、気候の差が大きい県もあります。〝この県は◯◯なはず〞という思い込みだけでなく、まずは実際に足を運んでみてくださいね。数日間、その地域で暮らせる『お試し住宅』を実施している地域もありますよ」移住に関してよくある質問Q.移住先としてどんな地域が人気ですか?A.移住者への支援を積極的に行っている自治体は、サポートも手厚いことが多いです。また、都会から離れ過ぎない千葉県や長野県などの地域も人気です。Q.どこで移住の相談ができますか?A.各自治体が相談窓口を持っているので、行政に問い合わせを。東京の「移住・交流情報ガーデン」では、専門の相談員が対応している他、各県による移住者向けパンフレットも充実。JOINでも毎年1月に、全国各地の移住相談窓口が集結する、移住・交流フェアを行っています。Q.家賃や土地代は必ず安くなりますか?A.自治体あたりの人口が少なくなるほど、家賃・土地代は安くなる傾向にあります。ただ、近くに大学や自衛隊があるなど、住居のニーズが高い土地の場合は、都会とそこまで変わらない場合があるので注意が必要です。Q.仕事はどうやって探せばいいですか?A.自治体の窓口やハローワークで相談できます。また、「日本仕事百貨」(運営:株式会社シゴトヒト)というWebサイトでは、求人情報だけでなく、実際に移住をしてその仕事に就いた人のインタビュー記事や写真を見ることができます。自治体の魅力と支援策を紹介全国の自治体の中から、移住者支援に力を入れている自治体をピックアップ。ここで挙げた以外にも各自治体はさまざまな取り組みを行っています。気になる人は検索してみてね。●用語解説空き家バンク…各自治体が空き家の管理、土地活用、査定についての情報を集め、移住希望者に紹介している。お試し住宅…自治体が整備した空き家を、数日~数カ月単位で希望者に貸し出している。同じ自治体の中でも中心部と農村部、一戸建てとマンションなど、移住する前に住み比べることができる。栃木県那須塩原市東京都内から1時間のリゾート地。市内には高速道路のインターや複数の駅があり、アクセスも至便。特に那須塩原駅は、新幹線なすの号の始発着駅で東京へ通勤するサラリーマンが大勢います。【子育て】市営の乗馬施設で情操教育を実施。市内全小中学校に外国人の英語教育指導助手を常駐させ、交換留学等も実施。言語の異なる相手との関わりを通じ、心を育てる教育を展開。【仕事】新幹線通勤する転入者に年間12万円を補助。移住促進センターで相談を受けています。チャレンジingライフ茨城県つくばみらい市つくばエクスプレス秋葉原駅から40分。高速道路のインターチェンジもあり、各地へのアクセスがとても便利。保育所や小学校が新規に整備されるなど、都市環境や子育て環境も充実している一方で、豊かな自然にも恵まれています。【住まい】「三世代同居・近居住宅支援事業助成金」… 親、子および孫が三世代で同居・近居するために住宅を取得する人などに対し、予算の範囲内で助成金(最大100万円)を交付。【子育て】「ママフレ」… 妊娠・出産・子育てに関する行政サービス情報を掲載したサイト。つくばみらい市シティプロモーション福井県保育園の待機児童数ゼロ、学力体力全国トップレベル(学力小学校全国2位、中学校全国1位、体力は小中学校とも全国1位)など、子育て・教育環境が整っています。【子育て】「すみずみ子育てサポート」として一時預かりや保育園への送迎、家事援助を実施。【仕事】求人倍率も高く、正社員の割合も全国トップと恵まれた雇用環境。福井Uターンセンターを設置し、移住希望者に合った仕事探し、住まい探しをトータルにサポート。福井、東京、大阪、名古屋の各オフィスで相談できます。ふくい移住ナビ奈良県奈良市豊かな自然と歴史が1300年にわたり共生してきた、世界に誇る歴史と文化の町です。また、質の高い公教育による教育制度の充実や、大阪・京都等近隣府県へのアクセスの良さ、ゆったりとした環境から、育児のしやすさと暮らしやすさを感じることができます。【住まい】「三世代同居・近居住宅支援事業」…住宅改修または購入にかかる費用のうち、最大20万円を助成。「空き家・町家バンク活用住宅支援事業」… 荷物撤去費として最大20万円、住宅改修または購入費は最大50万円まで助成。なら、らぶ、りぶ大阪府千早赤阪村「金剛山」や「下赤阪の棚田」など、自然豊かな地域にありながら、大阪市内へは約1時間の距離。村在住のネイティブの先生による幼稚園児から中学生までの英語指導や、中・高校生を対象とした海外留学の実施など、英語教育にも力を入れています。【子育て】「妊婦健康診査助成」… 最大14回11万6840円まで助成。【仕事】「小売店舗等開業支援事業」… 村内に小売店や飲食店などを開業するにあたり、開業資金の一部を助成。ちはやあかさかむら定住兵庫県川西市大阪まで約20分の好立地。新名神高速道路の(仮称)川西I Cが2017年3月末に完成予定で、神戸や大津にも行きやすくなります。また、キセラ川西せせらぎ公園や複合公共施設などを備えた「キセラ川西」が順次完成予定。【子育て】「保育施設の新設」… 待機児童の解消を図り、乳幼児期の教育と保育を充実させています。子育てと就労の両立をサポート。【仕事】「女性の起業支援」… 2016年7月開始予定。女性の起業に際し、起業前から起業後のフォローまで、包括的な支援を実施。幸福沿線川西市鳥取県待機児童数がゼロの鳥取県(年度当初)。人口あたりの小児科専門医数は全国第1位、産科・婦人科専門医数は全国第2位。海や山との距離が近く、海水浴や雪遊びができる点も魅力。【住まい】「お試し住宅」… 一定期間お試しで居住可能。実際に移住の際には空き家の紹介から改修費の支援など、市町村による支援策も充実。【子育て】第3子以降の保育料は、所得・年齢制限なしで完全無償化。第2子の保育料も一部無償化。子どもの医療費は、18歳まで自己負担上限額が530円/日(通院の場合)。とっとりこらぼ広島県東広島市広島県の真ん中に位置する東広島市は、交通網や商業施設が充実した快適な街である一方、内陸部の山々や瀬戸内海の自然にも恵まれています。さらに育児や教育などの支援環境も充実。子育て家族が住みたくなる街です。【子育て】「出産・育児サポートセンター」… 妊娠期から子育て期にわたるさまざまな相談に応じ、切れ目のない細やかな支援を行っています。【生活】「東広島定住サポートセンター」… 移住希望者の“くらし・住まい・仕事”相談窓口を設けています。子育てするなら東広島秋田県全国トップレベルの学力と高い志を育てる教育環境、地域が支える子育てなど、充実した教育・子育て環境があります。【住まい】移住に伴う引っ越し費用や、冬季生活用品の購入に対する助成制度があります。※制度の詳細は、現在調整中【生活】東京交通会館(有楽町)ふるさと回帰支援センター内に秋田への移住について相談できる窓口があります。秋田での暮らしの疑問・相談に応じる相談員や、秋田での暮らしを紹介する冊子なども用意してあります。秋田暮らし愛媛県松山市いろいろな要素が程よく混ざり合う「いい、加減」な暮らしができるのが松山です。通勤通学時間の短さ、余暇時間の長さ、家賃の安さ、地域食材の手に入りやすさ、病院や診療所までの近さなどが日本一。【住まい】「移住相談窓口」… 市職員が移住コンシェルジュとして、希望者の相談にワンストップで対応。地理感がない人のために制作した45地区別のマップ、若者世代向け、シニア世代向けの2種類の移住ガイドブックを用いて、一人一人のスタイルに応じた提案をします。いい、暮らし。まつやま福岡県「子育て応援宣言企業」が5500社を超え、「子育て応援の店」も約2万店。安心して子どもを育てることができ、次代を担う子どもたちが健やかに育つよう、地域全体で支え、応援する社会づくりを進めています。また、小児専門の医療病院やドクターヘリが配置された高度救急救命センターなど、医療体制も整っています。【生活】「ふくおかよかとこ移住相談センター」… 2016年7月、東京と福岡に開設予定。就職、就農、子育て支援、住宅、市町村の支援制度など、移住の相談にワンストップで対応します。福がお~かくらしillustrationKOIZUMI Naoko※2016年5月25日時点の情報です
2016年06月30日出産をきっかけに、赤ちゃんやママを対象にする仕事を始める女性は少なくありません。今回紹介する「新生児から使えるベビースリングアドバイザー」の、てるいなおこさんもその一人。「試行錯誤の末に使いこなせるようになったベビースリングの良さを、たくさんのママに伝えたい」という気持ちが、新しい仕事につながり始めています。きっかけから現在の活動まで、話を聞きました。使いやすいベビースリングを求めて、手作りにはまる!てるいさんは、結婚前は介護福祉士として老人ホームに勤め、主任まで務めましたが、激務で体調を崩し退職。8年前に長女を出産し、その後6年間は専業主婦として子育て中心の生活を送っていました。「実はベビースリングを使うことが長年の憧れだった」というてるいさん。10代のときに、ベビースリングで抱っこされている赤ちゃんを見て、そのかわいらしさに衝撃を受け、「子どもが生まれたら絶対に使う!」と決めていたそうです。そんなてるいさんも、最初からベビースリングを使いこなせたわけではありません。憧れのベビースリングを手にしたものの、使い方が難しくて悪戦苦闘。ネットや本で研究しても肝心なことがわからず、無料のベビースリング講座に参加して、やっとコツをつかみます。さらに、使いやすいベビースリングを追及した結果、ハンドメイドの本を参考に手作りすることに。すっかりベビースリング作りにはまったそうです。ベビースリングをマスターして育児が楽しく!こうして、ベビースリングを使ってみると、「いいことづくしだった」というてるいさん。ベビースリングの効用を挙げてもらいました。・抱っこが楽で、ママの身体への負担が軽減する・赤ちゃんが長時間ぐずらない・赤ちゃんが気持ちの安定した子に育つ・ママは、赤ちゃんとのスキンシップが増え、愛おしさを実感できる・丸くなった赤ちゃんの姿に、周囲の人から「かわいい」と声をかけてもらえる・子育てに余裕ができて、自己肯定感も高まる「育児情報はあふれているのに、本当に役に立つ情報がない」と感じていた自身の経験から、「ベビースリングの良さを伝えて、一人でも多くのママに子育てを楽しんでほしい!」という気持ちが強まったそうです。最初は、周りの友だちにベビースリングを勧め、使い方を教えていましたが、それを仕事にすることを考え始めます。現在は、カラフルな布を使ったベビースリングの製作・販売をするほか、「ベビースリングアドバイザー」として、主に地元の会場やおうちカフェで、単発の「スリング使い方講座」を開催しています。「スリングに限らず、すでに持っている有名メーカーの抱っこひもなどを、より快適に使うコツもお伝えしています。調節ベルトを使うだけで、抱っこが格段に楽になることもありますよ」とてるいさん。(てるいさん製作のカラフルなベビースリング)資格取得で、さらに広がる夢現在、てるいさんは、市のママヘルパー、母子保健推進員としても活動しています。産褥期のママと接する中で、「育児のあらゆるストレスが、スリングを使うことで軽減できる」と実感。「将来的には、定期的にスリング講座を開催する」というのが当面の目標です。また、「ママたちは、自分の妊娠・出産経験をだれかに話したくてたまらない。そんな気持ちを吐き出す場を提供していきたい」と言います。てるいさんは、「私の母は子ども嫌いだったので、私も子どもは好きじゃないと思っていた」とのことですが、いつの間にか赤ちゃんとママに思いを寄せる日々。5月と6月にベビーマッサージと育児コンシェルジュの資格も取得したばかりで、「今後は、『ベビーマッサージ&ベビースリング講座』もできます」と目を輝かせます。出産をきっかけに新しい自分を発見し、活躍の場が広げられるのはすてきですね。てるいなおこさんブログ<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月30日一人で学習する習慣は、親が子どもに身につけさせたい習慣のひとつ。しかしその習慣の前に、身につけておくべき“大切なこと”があるって知っていますか?学ぶことは楽しい!という意識今回話を聞いたのは、塾講師でありホームラーニングのプロ、荒川茂樹さん。元小学校教員で、6人の子の父でもある荒川さんが大切にするのは、「学ぶことは楽しい!」ということ。「『学ぶのが楽しい』という意識が定着する時期は4~9歳です。そしてこの“楽しい”を一番学べる場所は、学校でもなく塾でもなく、家庭なのです」。荒川さん曰く、学ぶ楽しさを知っている子どもは、放っておいても自ら学習するようになるのだとか。どうやら、4~9歳がゴールデンエイジのよう。これは逃したくないタイミングですね。でも、「家庭で学ぶ楽しさを教える」って、自分でさえ「学ぶ楽しさ」を知らずに育ったのに難しそう・・・。「心配しなくても大丈夫。子どもと一緒に遊べばいいのです」と、荒川さん。そこでどのような方法があるのか、具体的に教えてもらいました。遊びの中に学びをまず子どもが今、興味を持っていること、好きなことを知ること。そこをふまえて、これらのアイデアを参考にしてはいかがでしょう。1.子どもの“大好き”を文字の練習にひらがなやカタカナを覚えるのに、自分の名前やあいうえお順から始める人も多いでしょう。しかしここは発想を変えて子どもが一番好きなものから始めてみてはどうでしょう。大好きな恐竜の名前、興味のある昆虫の名前、お気に入りのキャラクターなど、子どもの“一番のお気に入り”をネタとして登場させます。字を覚えさせるのではなく、遊びながら学ぶことがポイント。子どもは自然と文字を覚えていくでしょう。2.“できる!”を体感、数字にはトランプ数字に興味を持ちはじめたら、トランプ遊びもおすすめです。数字として認識しにくいJ(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)は省き、1から10までの数字で神経衰弱も楽しいです。難しければ1から5までに減らします。子どもが難しいと感じるものではなく、まずは少しハードルを下げて「できた!」「楽しい!」を実感させてあげましょう。私も荒川さんに教えてもらった「足し算神経衰弱」をやってみました。2枚の数字を足すと10になるカードを当てるというもの。いつもと違うルールに子どもたちも前のめり、親の私たちも本気モードです。その様子に子どもたちのテンションもあがり、親子で楽しむことができました。3.多種多様な“かるた”も使う価値あり「『漢字の部首かるた』、『地図記号かるた』、『国旗かるた』、『ことわざかるた』など、種類が豊富な“かるた”を活用しない手はないですよ!」と荒川さん。早速ネットで検索してみたところ、あるある!習う漢字も増え、熟語の意味を質問してくる長女には“四字熟語かるた”、海外や世界地図に興味を持つ次女には“国旗かるた”、「となりのトトロ」が大好きな三女には“となりのトトロかるた”かな?と、それぞれの興味・関心を思い出しながら検索。商品を見ている私も、子どもの反応を想像してわくわくしました。4.トイレでも学習できる?荒川さんいち押しの方法に「トイレ学習法」があります。トイレに座ったときに、子どもの目に飛び込むように、壁に表やカードを貼っておくものです。あいうえお表や九九の表は定番だと思いますが、子どもが「おや?なんだろう?」と興味を持つものを選んでみるとよいとのこと。私が試してみたのは、ポルトガル語会話。2016年オリンピック開催地のブラジル、この機会にブラジルを知ろうと、子どもと調べたのがきっかけでした。A:「はじめまして、お元気ですか?」B:「はい、元気です。お名前はなんですか?」A:「○○です」B:「では、またね」ポルトガル語で簡単な会話をしているページ。このコピーを1週間くらいトイレに貼っておいたところ、小学生の長女と次女がフレーズを丸暗記。しかも二人で会話を成立させて遊んでいるではないですか。こんなに簡単に覚えてしまうもの?、と正直驚きました。この方法は英会話にも使えそうです。九九の表も、1から9の段全部を貼りっぱなしにするのではなく、最初の1週間は2の段、翌週は3の段といったように変化をつけます。子どもたちは新しいものが大好き、ちょっとした変化にも敏感に気づくので、そこを逆手にとって楽しい“学び”を貼ってあげましょう。すべては母と子の“コミュニケーション”たくさんの例を教えてもらいましたが、学びと遊びを別物と考えるのでなく、いかに融合させるかがポイントのよう。「『遊びながら学ぶ』という意識をお母さんが持って接すると、子どものやる気は倍増、いや3倍に育ちますよ」と荒川さん。「しかし子どもは自分とは別人です。思うように反応しないとき、失敗だってあります。それらは次のネタ探しの糧となりステップアップにつながりますよ」と、前向きなアドバイスもいただきました。子どもの好きを発見し、子どもに働きかける、そして子どもの反応を楽しむ、すべては母と子のコミュニケーション。母と子がうまく循環しだすと、“楽しい”は自然と定着していき、後の人生でも“学ぶことを楽しむ”土台となるようです。まずは簡単な方法から試してみてはいかがでしょうか。<取材協力>笑学舎<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年06月27日もうすぐ季節は本格的な夏ですね。 暑くてだるくなりがちな夏ですが、洗濯物はどんどん乾き、ママとしては嬉しい、太陽の恵みたっぷりの季節。 そんな夏は、トイレトレーニングを始めるのにピッタリ。来年から幼稚園、というお子さんを持つママはそろそろトイレトレーニングを始めたいですよね。今回は、2013年1月生まれ(今年幼稚園に入園)の子どもを持つママたち6人に話を聞き、トイレトレーニングの方法や時期についてまとめてみました。6人中5人のママが入園前の夏までにトイレトレーニングを開始まずはトイレトレーニングの開始時期について聞いてみました。■1歳代ではじめたママ:3人一番早かったママは1歳0カ月から開始。落ち着いて座れるようになったらすぐに始めたとのこと。次に1歳半頃に始めたママが2人。「下の子が生まれる前にオムツが取れればと思って…」という理由と「お友だちが始めたので始めてみた」というきっかけだそうです。■2歳代ではじめたママ:2人2歳5カ月、6カ月で開始したママたちは「幼稚園入園のために!」とのこと。次の春に入園を控えたママたちは、やはり夏ごろトイレトレーニングを開始していました。■幼稚園入園直前にはじめたママ:1人唯一トイレトレーニングを入園前の夏に行わなかったママは、入園直前の冬にスタート。本人のやる気が出るまでじっくり待ったそうです。それぞれのママの考え方や、その子の個性しだいで始める時期はさまざまですね。始めた時期はバラバラでも、完了はほとんど同じ開始時期には1年以上の差があった子どもたちですが、実際にトイレトレーニングが完了した時期は、2歳半~3歳ごろに集中しました。1歳代で始めたママたちはトイレトレーニングが完了するまでの期間について「1年以上」と話すのに対し、2歳半ごろ始めたママたちは「半年くらい」とのこと。入園直前まで待ったママからは「いきなりトイレに行くと言い出した」というトイレトレーニング期間ほぼ0という話まで飛び出しました。2歳を過ぎると格段に言葉を理解する能力がアップする子どもたち。また、「お兄さん(お姉さん)になりたい!」という自立心も育ってくる年代ですよね。2歳半ごろ始めたママからは「言葉が通じたので苦労はしなかった」という意見も。子どもたち自身の「できるようになりたい」という思いがあると、トイレトレーニングはスムーズに進んでいくことが多いようです。しかしその一方で、スムーズだったはずのトイレトレーニングが停滞するという体験談も。「ママが下の子を妊娠し体調が優れなくなり、親子でトイレトレーニングへの意欲が薄れてしまった」というケースや、「下の子が生まれると上の子が赤ちゃん返りし、トイレに行きたくないと言われてしまった」ということもあったそうです。2歳はイヤイヤ期もあり、下の子が生まれると赤ちゃん返りもあるため、思ったように進まないことも多いんですね。トイトレには「濡れた感覚がわかる」ことと「できたら嬉しい」が大切次に、どんな方法でトイレトレーニングを行ったのか聞いてみました。すると、6人中5人のママが開始時からトレーニングおむつを使ったり、いきなりパンツを履かせるなど「濡れた感覚がわかる」トイレトレーニング方法を行っていました。また、トイトレシールとよばれる、トイレに行ったらシールを貼る仕組みを使っていたママも6人中5人。シールの柄を頻繁に変えたり、カレンダーを使って、トイレに行けたら数字に手描きのハートマークを描くことにしたりすることで子どもの飽きがこないように工夫したというママもいました。また、ごほうびはシール以外に、インターネットでダウンロードできるキャラクターのぬり絵をあげたり、いけないとはわかりつつもラムネ等の食べ物で釣ってしまった…という本音も。トイレトレーニングは本人のやる気が一番大切。やる気を失わせないためにママたちはたゆまぬ努力を続けていました。排泄のリズムをつかむ表を使ったママも前職で保育士をしていたというママからは、排泄のリズムをつかむための表を使ったという体験談も聞けました。トイレに座ることに慣れ、毎日のようにトイレで成功するようになったら、この表を始めたそうです。表を使う前は「朝の寝起き」と「お昼寝前」の2回に絞ってトイレに連れて行っていて、その回数を増やしていく目的もあり取り入れたのだとか。毎日トイレに連れていくタイミングを決めて表にしておくと、どのタイミングでおむつが濡れていたのか、また、どのタイミングならトイレで排泄しやすいのかがわかります。タイミングごとに2段に分かれていて、上の段は、おむつが濡れていた(×)濡れていない(○)を表し、下の段はトイレで出た(○)出ない(×)を表しています。下の方にはトイレでできた回数を数字で書いています。排泄のタイミングもつかみやすく、だんだんとトイレで排泄する回数が増えてきているのがわかり、ママのモチベーションアップにもつながりそうですね。表は3、4カ月経ってタイミングが理解できたらやめ、ごほうびシールを貼るだけに変更したとのことでした。だんだん成功が増えて来たら、保育園では8割成功するようになることを基準にしてパンツへの移行をしていたそうです。しかし、自宅では失敗があると後片付けも大変ですし、マメにトイレに連れていく決心をしないと難しいため、排泄の感覚が1時間以上は空き、9割以上成功、かつトイレを自分で知らせてくれるようになってから、パンツへの移行をしたそうです。トイレに行くのを嫌がったら?トイレトレーニングの中でママが悩むことの1つ「トイレを嫌がる」ということについて、元保育士のママはどのように対処していたのか聞いてみました。■トイレに行くことに楽しみを作る「トイレに行ったらシールを貼ろう」と誘ったり、トイレに好きなキャラクターのタオルをかけておいて「〇〇(キャラクター)が待っているから行こう」と声掛けをするなど、トイレに楽しみを作ることもコツだそうです。■ぬいぐるみもトイレに行きたいみたい気に入っているぬいぐるみや、遊んでいるおもちゃがあれば「おもちゃもトイレに行きたいみたいだよ」と誘って、おもちゃを持たせてトイレに連れていくことも効果があるのだそう。これは私自身も、息子のお気に入りの犬のぬいぐるみでやっていました。おままごとやお世話遊びが好きな子には効果があるかもしれません。■「あと〇分したら行こう」とストップウォッチを鳴らしてみるこれは目からウロコの作戦でした。もちろん子どもたちは「〇分」という時間の感覚はわかりませんが、音が鳴るものが好きですよね。「これが鳴るよ」と言われるだけで、なんだか遊んでいるような気持ちになり、音が鳴ると「鳴った!」と自然にトイレに足が向いてくれるかもしれません。たくさんの作戦を教えてくれた保育士ママですが「それでも嫌がるなら、オムツを履いていたら無理強いはしなかった」とのことでした。せっかくのトイレトレーニングも、しつこくして本人が「もうイヤ!」となってしまったら本末転倒ですよね。時にはママが気持ちを切り替えて折れることも必要なようです。秘訣は「あせらないこと」トイレトレーニングを終えたママたちが口をそろえて言うことは「あせらないのが一番」ということ。ママがあせって子どもの失敗を叱ってしまったり、周りの子と比べてしまうことで、子どもは自信をなくし、やる気を失ってしまいます。早く始めてもゆっくり始めても、トイレトレーニングの進み方は本人のやる気次第。自分の子どもの成長にしっかり向き合ってトイレトレーニングを進めていきたいですね。そして多くのママが「半年以上」かかると話すトイレトレーニングを、入園前にあせらず進めていくには、やはり入園半年前の今がチャンス。この夏は親子二人三脚ではじめてみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月23日人とコミュニケーションを取る上で、話す・聞く力は大切なもの。臨床心理士の伊志嶺美津子さんが答えます。illustrationKAWAZOE MutsumiQ.話をしっかり聞ける子になるにはどうしたらいいですか?4歳の息子は人の話をしっかり聞いて行動するのが苦手です。園でも先生の話をよく聞いていないため、工作活動が特に苦手です。絵本を読み聞かせるときも聞いていないことがあります。[東京都・よもぎこ]A.家庭でのコミュニケーションを丁寧に行いましょう4歳はまだ自己中心性が抜けていないので、自分の興味がない話には注意が向きにくい年齢です。また不安なことがあるときも、人の話に集中できない場合があります。話をしっかり聞ける子になるためには、まず家庭でのコミュニケーションを丁寧に行うことがとても大事です。日頃からママが一方的に話して、「分かった」と言えば済んでしまうようなやりとりが多いと、人の話を聞き流すようになってしまいます。また、子どもの顔を見て、子どもの興味や関心に合った話をすることも大切です。自分のことを分かってもらえたという経験をたくさん積み重ねて、子どもは人の話を聞く姿勢を身に付けていくものなのです。工作が苦手なのは、手先が不器用だったり、空間を把握する力が発達途中なせいかもしれません。褒め過ぎる必要はありませんが、「ここはよくできたね」「すごいね」とお子さんの作品を認めて自信を育てていきましょう。園の先生はお子さんの個性を理解しているはずですから、相談してみるのもいいと思います。お子さんがやりたいことや、泥んこになって遊ぶなど、園でさまざまな経験ができるといいですね。そしておうちでも、興味を持ったことに取り組める環境を用意して、お子さんが自分の意思で選び、行動できるように見守っていきましょう。
2016年06月22日子どもはかわいいはずなのに、子育てをしているとイライラして、つい大声を出してしまったり、手を上げてしまったり。そんな自分に自己嫌悪におちいっているママも多いのではないでしょうか。さら助産院(埼玉県)のベビーマッサージクラスで開催されたミニ講座「たたかない・どならない子育て」にて、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事などを務める高祖常子さんに話を聞きました。子育て中はイライラするのが当たり前講座に集まったのは0歳児の赤ちゃんとママ12組。講座は、ママたちに、「たたかない、どならない育児」と聞いて思うことを、一言ずつ話してもらうところからスタート。「しつけに厳しい父にたたかれて育った。子どもとどう向き合ってよいのかわからない」、「よその親が怒鳴っているのを見ると、将来ああなるのはイヤだなと思ってしまう」、「上の子がイヤイヤ期。毎朝、『今日は怒らない』と決意するのに、夕方には怒ってしまい、自己嫌悪になる」などの意見が出ました。うなずきながら聞いていた高祖さんは、「これから子どもが成長する過程で、イライラする瞬間は絶対にあります。そのときの対処方法を知っておくと、どなったり、たたいたりすることを避けられます」。赤ちゃんが泣き止まないときは?~これだけはやらないで!「0歳時の赤ちゃんに対しても、『泣き止まない』などの理由でイライラすることはありますよね。未熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんにとって、泣くことは生きるための手段なのです。お腹がすいた、眠いといった理由だけでなく、なんとく気分がすっきりしない、という理由で泣くこともあるでしょう。何をしても泣きやまないときは、『泣きたい気分なのね』と泣かせてあげればいいのです」。高祖さんが挙げた、赤ちゃんが泣き止まないときでも、やってはいけないこと。・強く揺さぶる・投げる・口をふさぐ・たたく以上は、赤ちゃんの命を守るためにも、絶対にやめてくださいとのこと。イヤイヤ期はどうする?~「たたかない」と決める「自我が出る2~3歳は、『イヤイヤ期』と言われますが、これは成長のステップ。自分の気持ちを表現できるようになったということです。ただ、相手のことを考えたり、場の雰囲気を察したりすることはできない、気持ちを切り替えることも難しいので、大人にとって大変な時期であることは確かです。でも、子どもの主張を『ダメ!』と押さえつけてしまうと、自己表現の機会を奪ってしまいますし、たたいて言うことを聞かせる方法を取ると、親の顔色を見て行動する子になってしまうかもしれません。『軽くたたく』のつもりが、エスカレートする危険性もあります。とにかく、『たたかない』と決めてください」。子どもの困った行動には?~まずは子どもの気持ちを受け止めるでは、子どもが自分勝手なことを言ったり、迷惑な行動を取ったりした場合、どうすればいいのでしょうか。「怒る前に子どもの感情を受け止めることが大事です。たとえば、靴を履かない子に、頭ごなしに『履きなさい!』とどなるのではなく、『そうなんだね。履きたくないんだね』と気持ちを代弁してあげる。『じゃあ、これとこれ、どっちを履きたい?』と本人に選択肢を与えてあげるのもいいですね。部屋で棒を振り回そうとする子に、『ここでは危ないからやめてね』と制止するのはもちろん。でも、何度もやるのなら、それはやっぱりやってみたいから。『ここは危ないけど、人がいない公園ならいいよ』、『風船で作った棒ならいいよ』など、代替案や条件を示してあげたり、『どこならいいかな?』と一緒に考えたりするのもいいですね。威圧するのではなく、自分で考えて行動するように導いてあげることができれば、社会に出てからも、自分で判断・行動できる子になります」。上の子に厳しく当たってしまう場合は?~上の子に向き合う時間を作る「ママが赤ちゃんのお世話で大変なときに、上の子にわがままを言われて、イライラして当たってしまうことも多いですよね。そういう場合は、たとえば、『おっぱいが終わったら、二人で絵本を読もうね』のように、具体的な約束をしてみましょう。月一回でもいいので、下の子をパパに任せて上の子に向き合う時間を作ってあげるのもいいですね。おいしいおやつを食べて『ママと○○ちゃんとの秘密だね』と伝えたら、上の子はきっとうれしいはず。頭をなでたり、下の子に優しくしてくれたら『ありがとう。うれしそうだよ!』とほめて、下の子の気持ちを伝えましょう。心を満たされると、下の子にも優しくできるようになります」。ママのイライラを逃す方法を知っておこう「イライラしてたたいたり怒鳴ったりしそうになったときに、クールダウンする方法を知っておくといい」ということで、高祖さんのおすすめは、たとえばこんなこと。・子どもから離れる・深呼吸する・数を数える・お皿洗いなどで心を浄化する「触ってはいけないものは高い場所に片づけておく、お菓子売り場を通らない工夫をするなど、イライラする要因を排除することも大切ですね。また、日頃から少しでもリラックスする時間を作って、ガス抜きすることも必要です。一時託児サービス利用したり、パパに預けたりして、1時間でも2時間でも、一人になる時間を作ってください。家事もがんばりすぎないで、疲れた日はお惣菜を買うなど、手抜きをしてもいいのです」。相談できる人を見つけよう「日中一人でがんばっているママには、大人の会話をしたり、小さなことを相談したりできる人が必要」と高祖さん。「まずは、パパと向き合うことをあきらめないで。二人で、『子どもにはどんな大人になって欲しいか』を話し合ってみることも必要です。一時的な感情を子どもにぶつける対応が、思い描く将来のわが子の姿につながるのか、ということも見えてきます。でも、パパは帰りが遅かったり、話を聞いてもらえなかったりすることがあるかも。そういう場合は、両親でも、ママ友でも、行政の担当者でもいいので、とにかく相談できる人を見つけて欲しいですね」。私も7歳と3歳の育児中。毎日、仕事も家事もするべきことは山ほどあって、そのうえ子どもたちが思い通りにいかないと、ついつい大きな声に。子どものためにはならないと、わかってはいるのですが。早速、「どなりそうになったら深呼吸」を実践してみようと思います。取材協力:さら助産院特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月20日赤ちゃんが生まれ、生後5~6カ月頃からはじまる「離乳食」。日本では食材の大きさや軟らかさ、回数や量など細かい指示があり、それが見えないプレッシャーになっていることも。しかし世の中には“離乳食を作らない離乳食”があるらしいのです。それって一体どんなもの?Baby Led WeaningBLW=「Baby Led(赤ちゃんに任せる、自ら行う)Weaning(離乳)」。ざっくり訳すと、赤ちゃんが食べたいものを自分で食べる離乳食のこと。スープ状やピューレ状の離乳食ではなく、歯茎で噛みつぶせる軟らかさの食材を与え、赤ちゃん自らが口に運ぶ方法。お母さんがスプーンで口に運んであげたりしないのです。日本人の私たちには驚きの“BLW”、イギリスから始まり、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカでもポピュラーになりつつあるのだとか。いつ頃から?何を食べさせるの?個人差はありますがだいたい生後6カ月頃、「お座りがきちんとできるようになり、親指と人差し指で物をにぎれるようになってから始めました」と、オーストラリア出身のエミリーさん。ニュージーランド出身のジェシカさんは、長男と長女は生後半年頃から、次女は1歳すぎから始めたそうです。日本でBLWの本を購入できなかったジェシカさん、インターネットでBLWに適した食べ物を検索。グリーンピース、ラ・フランス、バナナ、アボカド、桃、ヨーグルト、軟らかいライスなど、甘みがあって指でつかみやすいものを選びました。(ジェシカさんの次女(2歳)のある日のBLWディナー)エミリーさんも家族の食事から、赤ちゃんに与えられそうなものを取り分けています。先日はスパゲティをシェア。家族で一緒に食卓を囲み、兄弟と同じ食べ物を与えられた赤ちゃんは大満足。夢中になってスパゲティを触り、口に運んでいたようです。お皿は使わないの?写真を見て「あれ?」と思った方もいるのでは。そう、BLWを試みる人の多くが、お皿を使っていないのです。赤ちゃんが食べ物だけに集中できるよう、ハイチェアのテーブルに直接食べ物を置きます。好奇心いっぱいの赤ちゃんは、食べ物を手でつかんでぐちゃぐちゃにしたり、口に運んだり、口から出してみたり。一見遊んでいるように見えるこの行為、食材の味・香り・手触り、さらには食べる喜びを知るきっかけにつながるのだとか。BLWの食後はハイチェアの片付け、赤ちゃんの顔や髪の毛をきれいにするのに少し時間がかかるようですが、「赤ちゃんが“食べる”という楽しさに目覚め、その様子を見守る私や家族も、以前に増して食事が楽しくなりました」とジェシカさん。彼女は時間に余裕がある時だけBLWを取り入れ、臨機応変にやっているそうです。BLWのよいところを教えて・ピューレ状、つぶした状態の離乳食を準備しなくてよいので楽家族の食事から取り分けるので、わざわざ離乳食を作らなくてもよい。忙しいママに便利。・赤ちゃんがいろいろな食感に慣れ、好き嫌いが減るピューレ状のものばかり与えていると、離乳食後期で固形を与えたときに食感に驚き、拒絶することも。小さなうちからさまざまな食感に慣れるため、何でも食べられるようになり、離乳食から普通の食事への移行も早い。・赤ちゃんの指の筋肉、手と目の動きのトレーニングにも生後6カ月頃はまだまだ指の動きも未熟ですが、自分の手を使って食材を触り、自分の目で見て食事をすることで、それらの機能が発達する。・赤ちゃんに自分でやるという意識が高まり、その後の日常生活につながる食べさせてもらう感覚がないので早くから自分で食事ができ、自立につながる。BLWは赤ちゃん主導なので、赤ちゃんが飽きてしまえば食事も終わり。「食べ物が散乱した床を掃除したり、残したものを捨てるのは心苦しいですが、手を使ってぐちゃぐちゃにするのは赤ちゃんの成長のひとつ。それら全てを含めて楽しんでいます」と、エミリーさん。こんなグッズもオーストラリアで育児経験のあるMinakoさんは、こんな便利グッズを見せてくれました。おしゃぶりのように見えるこのネット、果物や茹でた野菜を入れて赤ちゃんに持たせ、ネット越しに果汁や野菜の汁を吸わせるもの。誤嚥(ごえん)を防げる便利な道具です。Minakoさんの赤ちゃんは離乳食の導入前にこの道具を使い、野菜やフルーツをチュパチュパしていたそうです。BLW、気をつけるべきポイント最後にBLWについて、気をつけなければならないポイントも紹介しておきます。1、歯茎でつぶせるくらいに軟らかく茹でたもの、赤ちゃんが握れる大きさにカット2、丸いものやナッツ類はのどに詰まるのでNG3、食事中は必ず親が側にいて、誤嚥(ごえん)に気をつける。「おえっ」と吐き出す“えずき”と、喉に詰まって息ができなくなる“誤嚥”の違いを知っておくことも大切4、誤嚥時の吐き出させ方は、「救急法」などを受講して必ず勉強しておく5、家族に食物アレルギーがある場合はBLWはやらずに、慎重に離乳食をすすめた方がよい「離乳食」は国や文化、個々のライフスタイルによって異なります。そして赤ちゃんが食べる量、成長もそれぞれ。マニュアル通りにいかなくてもいい、少し人と違ってもいい、自分と赤ちゃんに合ったスタイルを見つけられると、離乳食のプレッシャーから少し開放されるかもしれませんね。<写真協力:ジェシカさん、エミリーさん><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年06月16日ぶっちゃけうまくいってる? 困った? 助かった?実録! お義母さまとの同居・近居エピソード「スープの冷めない距離」とはよく言ったもので、同居・二世帯同居・敷地内別居・近居など、さまざまな形態でおかあさまと暮らしているヨメのみなさま、いつもおつかれさまです! 今回はそんなみなさまに「お義母さまとの同居・近居で困ったコト、助かったコト」を教えてもらいました。近い将来、そうなるかもしれないママたちも、そうではない人も必見のエピソードをたっぷり紹介します。イラスト:春吉86%近くてヨカッタ! お義母さまに感謝家族みんなでインフルエンザにかかった時、自分が動けなかったのですごく助かった(、p、p)私が大病を患って緊急入院し、2カ月病院から出られず。子ども3人と夫は、実家で食事をしてなんとか乗り切ってくれた。退院後も、お裾分けをくれたり食事に呼んでくれたりしたので、リハビリや療養に専念することができ、本当にありがたかった(あのしゃ)仕事中に子どもが体調が悪いと連絡があると、私の代わりに迎えに行ってくれるのでとても助かる(モコモコ)こ、こ、怖すぎる〜! 監視しないでっ夜、窓の外が気になったので窓のカーテンを開けたら、白い顔がボーっと浮かび上がり思わず悲鳴をあげてしまった! 義母がうちの様子を覗いていたことがわかった…(nana)自転車ですぐに来られる距離なので、監視されている感じ。「こないだ通ったけど、夕方は出掛けていたみたいね」など常々言われる(ここてぃ)義理の家族が隣に住んでいる。最初の頃はやたらと玄関チャイムを鳴らされたり、まだ赤ちゃんだった長女を勝手に連れて行かれたりした…。また、窓から覗かれることもよくあり、とても怖かった(つぼゆ)何は無くとも同居はツライよ…義母はいつも自分の部屋ではなくリビングでテレビを見ながら着替える。下着姿でウロウロしている時があり、見たくないし困る…(ぽとと)子どもが悪いことをすると、義母と夫が一緒になって叱るので、私が子どもの逃げ場になってあげないと…と思い子どもをかばうと、「そんな甘い態度ではだめだ」とWで説教をされる。トホホ…(よっしー)とにかく過保護で心配性な義母。娘が幼稚園の頃、冬は風邪を引くからと公園遊びを禁止された。母親の私の意見は全く聞き入れてもらえず、かなりストレスが溜まった(くいしんぼ)私の子育て方法にケチをつけてくる!(あひと)突然の訪問はヤ・メ・テ・ッ!!よく孫に会いに来るのはいいが、事前に知らせてほしい。突然だと慌ててしまうので…(みうみう)歩いて15分の距離に住んでいて、毎週一度は必ず会う。土日はアポなしで来るので困る。部屋がハチャメチャで家族全員パジャマでダラダラしている時でも突然来るので、土日は朝からいつ来るかとドキドキする(みーぶ)雨が降った時に洗濯物が干しっぱなしだと、頼んでもいないのに家に入って取り込んでくれる。それはそれでありがたいけど、勝手に入られるのは微妙な気がする…(あっちゃん)同居・近居も悪いことばかりじゃない食費をかなり負担してもらい助かっている。メニューを考えて買い物してきてくれることも多い(はるタン)野菜をたくさんお裾分けしてくれて家計が助かる。晩御飯のおかずを分けてくれたりする(ハセ)子どものお弁当作りとか家事を手伝ってくれるので本当に助かる(リンリンちゃん)雑草が生え放題の庭の草抜きをしてくれたり、垣根を切ってくれたりする。指定のごみ袋も同じなので、ゴミ袋に入れてあとは捨てるだけの状態にしてくれるので、とっても助かっている(hani)いくら近いからって頻繁に呼び出さないで!電車1本で行ける距離なので、「おいしいお肉いただいたのよー食べにきて!」とか「庭のお花がきれいに咲いているのよ〜」などしょっちゅう呼び出しがある(汗)(たか)「家に来て〇〇を入力してほしいんだけど」「プリンターを買っておいてくれない?」「ワインを注文してくれない?」などなど、やたらと使われる。私も仕事が忙しい時は断るけれど、年に数回子どもを預かってもらうこともあるので、無理して頼みを聞いたりもする(なお)ちょっとしたことで呼び出されることがツライ。体調が悪いと夫に電話してきて、結局私が様子を見に行くことになる。行ってみると意外と元気だったりして…(大ママ)気を遣わないはずの実母との同居でもトラブル多発!?実母と毎日のようにケンカになる。母は私(1人っ子)を育てた経験しかないが、孫は男の子2人兄弟。子育ての大変さに驚いている。子育ては口を出さないでほしい(MO2)留守番をしてほしい時に自分の用事をどんどん入れてしまっていたり、お願いした日を忘れてしまっていて出かけてしまう。母がいるものと思って子どもにカギを持たせていない日に母はそれを忘れて出かけてしまい、子どもたちが家に入れなかったことがある(こだぬき)うまくいく秘訣は“つかず離れず”近くに住んでいるが、お互いあまり干渉しないように心がけている(はずきさん)家が近くお互い行き来していることもあり、義母は我が家の合いカギをほしがる。夫にも言っているようだが、私は断固拒否! 合鍵が作れない特殊なカギなのでと説明しているがどう思っているのか…。カギは渡さない、それだけは譲れない!(そらてり)同居は無理だと判断し近居にした。週末は気軽に遊びに行ける距離なので、子どもと夫だけで行くことも。お互い干渉しすぎないし、自分の生活のペースが保てるので、仲良くできているのだと思う(ぴっころりん)
2016年06月15日育児に疲れてしまったときや、ちょっとホッとしたいとき、また、ママ友との集まりで、親子カフェを利用したことはありますか?最近は子連れで入れるお店も増え、親子カフェもさまざまな場所にオープンしていますよね。親子カフェとひと口に言っても、その特徴はカフェごとにさまざま。それぞれコンセプトが違うところも、親子カフェめぐりの楽しいところではないでしょうか。今回は、西船橋にある「西船橋Hedgehog the Rainbow」(以下親子カフェHtR)という親子カフェを紹介します。こちらのカフェのコンセプトは「赤ちゃんとママのちょうどいい距離を応援する」というもの。親子カフェといえば「親子で気兼ねなく食事ができる」というイメージですが、親子カフェHtRにはそれだけではない、新感覚の魅力があふれているのです。ママと赤ちゃんの“ちょうどいい距離”を応援する親子カフェ千葉県の西船橋駅から徒歩5分のオフィスビルの1室で営業している、親子カフェHtR。このカフェの大きな特徴は、(1)食べ物を提供しない、(2)見守りつき、(3)0~3歳児は無料の3つ 。食べ物を提供しないこの親子カフェは、食べ物を提供しません。利用者はお弁当を持参するか、お店からいくつかのお店に出前を頼めるようになっています。ドリンクはフリードリンクになっていて、お茶、ジュース、コーヒー、即席味噌汁がフリー。もちろんミルク用のお湯も、ウォーターサーバーでいつでも使うことができます。パーティースペースとしての貸し切り営業も行っており、ママたちが自由に食べ物を持ち込み、お店を貸し切って使うこともできます。親子6組からという手軽さなので、幼稚園や保育園のお別れ会やお誕生日会など、さまざまな機会に利用され、月間5、6回は貸し切りの日があるそうです。貸し切りでなくても、予約時に「お誕生日会です」と言うと、お誕生日会仕様の席をセッティングしてくれるのだそう。写真のようなかわいらしいセットも、無料でしてくれます。「見守り付き」カフェスタッフ は、赤ちゃんや子どもと積極的に遊んでくれる「思いやりスタッフ」と呼ばれています。一般的な親子カフェでは、スタッフは食べ物を提供したり、キッズスペースで大勢の子どもを、危険がないか見張るのが役割。しかしこのカフェは、食べ物を提供しない分、その場にいるすべてのスタッフが、思いやりスタッフとして子どもの相手をしてくれます。抱っこの赤ちゃんも、眠くてぐずっている赤ちゃんもOK。お店の抱っこひもで抱っこやおんぶをしてくれたり、寝かしつけも行ってくれます。ママがゆっくりと過ごせるよう、最大限手を貸してくれるお店なのです。ママが作業に専念したいときや、育児から解放されたいとき、その気持ちにこたえてくれるところが、ママにとってはうれしいですよね。0~3歳は「無料」0~3歳の赤ちゃんとママを応援するというコンセプトのもと、なんと0~3歳の子どもは滞在費無料。滞在費はママの分しかかかりません。4~6歳の子どもは、滞在費が390円かかりますが、延長料金はかかりません。「きょうだいが多くなるにつれて、どこに行ってもお金がかかる。それなのに、家ではどんどん手狭になってしまう」と困っているママにも嬉しいサービスです。今までのカフェにはありそうでなかったサービスを打ち出し続ける親子カフェHtR。カフェではママ向けのイベントや講座を開講するほか、子どもの一時預かりも対応しています。親子カフェHtR・ハリ店長に聞きました親子カフェHtRのオーナーである、村井店長(ハリネズミが大好きなことから、ニックネームは通称ハリ店長)に、なぜ見守り付きカフェを開設しようと考えたのか聞いてみました。ママが「ホっとできる場所」を「何か子育てをするママたちのためにやりたい、と思っていました。いろいろなカフェを参考にしましたが、食べ物を提供するのは、料理が苦手なのでやめました。でも、料理を提供しなくても、ママたちにとってほっとできる場所をつくることはできると考えて、今の見守りつきカフェにたどり着きました。『ママがいつでも来られる』『ホッとできる』ということを一番に考えています」また、「見守り」はあくまで希望するママに対してだけ行うもので、ママが赤ちゃんと一緒に過ごしたい場合には、もちろんママと赤ちゃんを引き離すことはせず、ママが休息したいときや、講座や作業に集中したいとき、赤ちゃんを積極的にお世話するのが「見守りスタッフ」の役割なのだとか。見守りスタッフは子育て経験者ばかりで、子育て相談にも乗ってくれるところが嬉しいところ。スタッフの中には、自分のお子さんを連れてお仕事をされている方もいます。「子連れで働くことは、ときに我が子を後回しにしなくてはいけない場面も多く、覚悟が必要」と語るハリ店長。取材日はハリ店長の4歳の息子さんもお店に来ていましたが、取材に来ている私の子どもたちと上手に遊んでくれるなど、とても優しいお兄さんでした。子どもとの距離が“うれしい”というママのリアルな声次に、利用しているママからはどんな反応があるのか聞いてみると、ママたちの感想を聞くことができました。「子どものあやし方がうまい」「まだ1人で遊べない赤ちゃんでも、スタッフの方と遊べるので、ママ友とゆっくりできた」など、子どもと少し距離を置いてゆっくりできることをうれしく思う感想が聞かれるそうです。今までの親子カフェでは、「気兼ねはしないけれど、子どもから目を離せず、あまりゆっくりすることはできない」と思っていたママにとっても、まさにオアシスのような場所となっているようです。カフェのホームページ上にも、たくさんのママ達からの「うれしかった」という声が投稿されていました。私自身もこのカフェも常連の1人ですが、子育てに煮詰まり「子どもと距離を取りたい」と感じるとき、ここに来ると本当に“ちょうどいい距離”でいさせてくれて、精神的にとても救われました。ママと子どもを常にセットとして捉える「親子」カフェではなく、ママと子どもにあえて距離を与えてくれるカフェは、新しく、そしてありがたい場所だと1人の母親として感じています。イベントも高評価!今後は「カフェで農業体験」もまた、ベビーマッサージやベビーサイン、授乳フォトなどのイベントも好評なのだそうです。イベントに関しては、外部の講師の方が行うものと、スタッフの方が行うものがありますが、外部のものについては、ハリ店長が、利用するママ達に求められている講座かどうか、しっかり見極めてから場所を提供しているとのことで、選りすぐりのイベントが開催されています。そして今後はなんと、カフェ近隣の畑と共同開催の「農業体験」をイベントとして取り入れるのだそう。6月からはすでに開催が決定しています。今までの親子カフェの常識にとらわれず、ママにとっても子どもにとっても楽しい時間を過ごすことができる、新感覚の親子カフェ。その裏には店長のママを支援したいという強いポリシーと、新たなチャレンジをしていく探究心がありました。カフェについて語るハリ店長の目は優しく、そして輝いていました。今後も親子カフェHtRには、子どもとママの笑顔があふれるのでしょう。<取材・写真協力>親子カフェHedgehog the Rainbowwww.oyakocafe-htr.com/<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月13日最近人気急上昇のボルダリング。2015年6月に行われた「東京オリンピック2020種目追加検討会議」で、ボルダリングを含むスポーツクライミングが候補に選ばれたことも人気を後押ししているのかもしれません。「今から始めたら、わが子もオリンピックを目指せるかも?」なんて。ところで、ボルダリングとはどんなスポーツなのでしょうか。ボルダリングの子ども専用スタジオPEKID’S(東京都渋谷区)をたずねました。岩登りが競技として確立されたボルダリングボルダリングとは、岩登りが競技として確立されたもので、ロープなどを使わず高さ数メートルの壁を自分の体だけで登るスポーツです。シンプルで手軽なボルダリングは、子どものスポーツとしても人気が高まっています。PEKID’Sでも、ボルダリングを含むスポーツクライミングがオリンピック競技になる可能性が発表されて以降、保護者からの問い合わせが増え、スタジオ利用者も昨年に比べて1~2割増えている実感があるそうです。要望を受けて、2015年にレッスンクラスも創設されました。一般的にボルダリングでは、クライミングシューズを履き、滑り止めの粉チョークを使いますが、PEKID’Sでは、衛生面を考えてチョークを使用せず、シューズもスクール上履きを使用するため、初期投資もほとんどありません。難易度が調整できるので、3歳からO.K.!ボルダリングは、ルートによって難易度を調整できるので、大人から子どもまで一緒に楽しめます。PEKID’Sでの対象年齢は、3歳から。親子教室も新設され、家族で楽しむ人も少なくないそうです。やみくもに壁を登っていくのではなく、規定のルートを通るのがボルダリングのルール。スタート前にルートを確認して覚え、シミュレーションを行ってからスタートするのが一般的です。ルートを効率よく進むために、ホールドの感覚と手足の動きなどを組み合わせ考えるので、パズル的な要素もあり、知育も期待できるスポーツです。小さい子はルールにとらわれず、大人に体を支えてもらって、登ってみるところからスタートします。7歳男児がボルダリングを初体験してみました!7歳の息子に挑戦させてみました。まずはマナー説明。下記が注意点です。・登っている人の近くには寄らない・ゴールからはジャンプしないでホールドを使って下りる・マットの上で遊ばないシンプルですね。PEKID’Sでは、コースは難易度によって8段階に分かれていて、ホールドの横に貼ってあるテープの色でルートが示されています。「オレンジのテープが貼ってあるホールドだけを使ってね」と説明を受け、スタート。20分ぐらいで2段階をクリアできました。やはり難しくなってくると、身動きが取れなくなり、壁に張り付いたまま固まってしまう息子。先生が、「左手でホールドをグッと押しながら、右足を…」とていねいにヒントをくれます。足の親指の向きや、体重のかけ方など、ちょっとした体の使い方で、できたりできなかったり。自分の身体をコントロールすることが求められるようです。運動神経の発達に良い影響がありそうな予感。プルプルと腕を振るわせながら、歯をくいしばって壁に張り付いている姿を見ると、精神力も鍛えられるに違いないと確信(笑)。実際に、1時間のキッズクラスでは、落ちても落ちても、何度も挑戦し続ける子どもたちの姿があるそうです。20分ほどの体験を終えた息子は、「また来たい」とポツリ。ボルダリングの効能とは?思った以上に奥が深そうなボルダリング。最後に、ボルダリングの効能を確認してみました。・最初にルートを覚えるので記憶力がつく・シミュレーションを行うときにパズル的要素があり、知育が期待できる・柔軟性と全身の筋肉、体幹が鍛えられる・運動神経の発達を促し、あらゆるスポーツに応用できる・忍耐力を養い、達成感を積み重ねられる・自分との闘いで根性がつく心身共に鍛えられそうですね。日差しがきつくなり、公園遊びが厳しくなるこれからの季節、家族で楽しめる屋内スポーツとしてもお勧めです。全国でボルダリングスタジオが増加中とのことなので、ぜひ近くのスタジオを探してみてくださいね。取材協力:PEKID’SSHIBUYA<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月09日外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日あんふぁんママの質問箱とにかくおしゃべりで作り話も多い息子が心配です人とコミュニケーションを取る上で、話す・聞く力は大切なもの。臨床心理士の伊志嶺美津子さんが答えます。illustrationKAWAZOE MutsumiQ1. 4歳の息子はおしゃべりで、寝るまでずっとしゃべり続けています。作り話が多いのも心配です。[埼玉県・りんれい]A .ママがお話をしたり全て子どもに聞いてみて大人は言葉に出さずに頭の中で考えることができますが、4歳くらいの子どもは、しゃべることによって考えます。とはいえ、こんなにもしゃべり続けるのは何か理由があるのかもしれませんね。例えば、何らかの不安感からママを独占したい場合、おしゃべりはママを自分に引きつけておけるツールになります。もしくは、単に話をするのが楽しくて口から言葉がどんどんあふれてきているのかもしれません。子どもの行動には必ず意味があります。ママも自分の子ども時代を思い出して、お子さんの気持ちを考えてみてください。作り話も度重なると心配になりますね。でも今はまだ、現実とそうではないものが混同する時期なので心配ないですよ。「そういうこともあるのかな」「不思議だね」と半分は認めつつ、「ママは見たことないな」「ママもそういう夢を見たよ」というように、「あれ?」と子どもが思うような言葉掛けをしてあげるといいと思います。それとなく現実は伝えても、全否定はよくありません。普段の生活の中で、ママが作った物語を話したり、童話を読んであげるのもいいと思います。同じ年頃の男の子が主人公のお話や、お子さんが好きそうな本を探してみましょう。時には面白そうな遊びに誘ったりして、外に連れ出すのもいいかもしれません。おしゃべりに対するエネルギーを他の方向に向けられるといいですね。
2016年06月08日夏休みに家族で海外旅行の計画を立てているみなさん、パスポートの準備はできていますか?子どものパスポート申請で意外に面倒なのが、パスポート写真。街頭のスピード写真は椅子の調整が難しく、子どもの目線がなかなか合わない。スタジオ撮影は金額もかさむし、行って泣かれでもしたら大変!でも大丈夫、スマホやタブレットがあれば、自宅で簡単にパスポート写真が撮れるのです!パスポート写真撮影の手順まずは簡単に手順を紹介します。1、アプリをダウンロード2、スマホで写真を撮影、保存3、アプリの指示に合わせて、“位置調整”で顔の位置を調整、“サイズ選択”でパスポートサイズを選び保存※撮影した写真(上)を、青と赤の点線に合わせながら拡大していくと、下の写真になる。4、ネットプリントのアプリから、プリント予約5、控えた予約番号を持ち、コンビニのコピー機にてプリント※このような形で保存されたデータが、L判にプリントされて出てきます。撮影・ネットプリント、使えるアプリはコレ私がiPadにダウンロードして使ったアプリを2つ紹介します。1、「証明写真 かんたん作成」(iPhone) アプリ代120円顔の比率など規定の多いパスポート写真ですが、撮影した顔写真を規格サイズに導いてくれるのでとても簡単。他の証明写真にも使えます。■iPhone2、「netprint」(iPhone,Android)アプリ代0円、プリント代L判1枚30円オンラインでプリント予約し、セブン‐イレブンにあるコピー機からプリントできるアプリ。画質も問題なくきれいで、1枚30円とリーズナブル。近所のコンビニでプリントできるのでかなり便利です。■iPhone■Android我が家のパスポート更新は、大人1人+子ども3人=4人。L判写真プリントが1枚30円なので合わせて120円。アプリ代120円を足して、合計240円で作れました!もちろんパスポート申請も無事にパス。パスポートセンター前の「写真撮影1500円~」の看板を目にして、ものすごいお得感と満足感を味わったのは言うまでもありません。自宅で撮影する時のポイント・適切な場所と背景:窓ぎわに近い場所で、白または薄い色の壁(背景)を選びます。直射日光は顔に影が入る原因となるので、直射日光の当たらない場所。・椅子に座って撮影:子どもは立っているとごそごそ動きがちなので、椅子(背もたれが写らないもの)に座らせて撮影、または床にお座り。後ろに影ができないよう、壁から50cmくらい離れたところに座るとよいでしょう。・椅子を窓のほうにやや傾ける:窓と反対側が少し暗くなるので、椅子を窓の方に少し傾けます。写真は被写体の正面から撮影します。※向かって左側に窓がある。上:右側の頬から耳にかけてやや暗い。下:少し窓側に椅子を傾けると、影がやわらいだ(影のつき方の違いがわかるように、斜めからの写真を載せていますが、実際に撮るときは斜めではなく正面から撮ってください)。その他、無帽、ヘアバンドNG、歯がたくさん見えるような笑った写真はNGなど、細かい注意点がありますので、外務省のホームページでチェックしておきましょう。外務省ホームページスマホ撮影のポイント・フラッシュはオフ:反射によるテカりを防ぎます。・顔または目にピントを合わせる:画面の顔、または目をタッチしてピントを合わせ、それからシャッターボタンを押します(自動的に顔にピントを合わせてくれる、顔認識機能があるスマホカメラもあります)。このときスマホの画面ではなく直接子どもの顔を見て、「撮るよ~」「こっちだよ~」と声をかけながら撮影ボタンを押すと、良いタイミングで切り撮ることができます。・子どもの目線に注意:iPadやタブレットなど、大きめの機種の場合はレンズの位置が分かりにくいので、レンズ横にシールで目印をつけ、子どもが目線を運びやすいようにするとよいでしょう。・たくさん撮る:デジタルなのでデータは消去できます。ベストショットが撮れるまで何枚も撮ってみましょう。※スマホ、タブレットで、顔がこのくらいの大きさに写っていれば、ほぼ大丈夫。小さな赤ちゃんは・・・首の据わっていない赤ちゃんは、白のシーツの上に寝かせ、真上から撮影。撮っている大人の影が赤ちゃんの顔にかからないように、注意。お座りはできるが椅子には座れない乳児は、バンボチェア、もしくは大人が椅子に座り、赤ちゃんを横向きにひざの上に抱っこし、大人の手や腕が写りこまないように撮ることもできます。撮影場所をセットできたら、あとは子どもの機嫌と時間との勝負。子どもは集中力も短くすぐに飽きてしまうので、とにかくサッと。もし機嫌が悪くなって撮れなかったとしても、違う日に気を取り直して挑戦してみてください。撮り直しがきくという点でも、自宅撮影はおすすめです。安く手軽にできるスマホ+ネットプリントのパスポート撮影、試してみませんか。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年06月06日もうすぐ季節は梅雨…。毎日ジメジメしたお天気に、ムワッとくる暑さ。洗濯物は乾かないし、保育園の送迎は雨ばかりで、げんなりしてしまいます。そんな梅雨の季節に、さらにママたちを困らせる存在といえば「カビ」。 カビというとお風呂やキッチンをイメージしますが、意外にもたくさんのママが経験している困ったカビは、「保育園グッズ」。毎日使用している口拭きタオルやお食事エプロンは、カビが生えやすい保育園グッズの代表格。毎日洗濯をしているのに、乾いたエプロンやタオルに黒いポツポツが…。子どもの口に触れるものにカビが生えてしまうなんて、とてもショックですね。 今回は、子どもたちのタオルやエプロンを守る、カビを防ぐ方法をご紹介します!なぜカビが生えるのかまず、カビが生えてしまう原因を考えてみましょう。 カビは温度が25~30℃と温かく、湿度が80%以上でジメジメした環境でよく育ちます。また、アミノ酸、たんぱく質、脂質などの栄養分をエサとして増殖します。ときには石けんカスでさえエサとなり、カビを増やす原因になってしまうことも。 とくに、子どもの食べこぼしは、カビにとって絶好の栄養源です。保育園では、口拭きタオルを濡らして使用し、使用後はエプロンとひとまとめにしてビニール袋に入れ持ち帰る園が多いですよね。 保育園の中は外に比べて気温が高く、ビニール袋の中には湿気と栄養源…。まさにカビが好む環境ができあがっているのです。この洗濯物をうっかり翌日まで放置してしまったら、すぐにカビの温床になってしまうでしょう。 では、こうしたカビが繁殖しやすい状態になっているタオルやエプロンをカビから守るには、どうすればよいのでしょうか?1.湿っている時間は1分でも短く自宅に洗濯物を持ち帰ったあと、洗濯するまで洗濯かごの中で放置していませんか? タオルやエプロンは、湿っている時間が長いほどカビやすくなります。 持ち帰った洗濯物は、いったん洗濯ハンガーにかけて乾かしておくか、洗濯機の上などに広げて乾かしておきましょう。 また、梅雨時は部屋干し中心になり、干してから乾くまでの時間が長いことも、嫌なにおいやカビの原因です。 除湿器を使うか、洗濯機の乾燥機能を使う、扇風機で送風するなど、できるだけ早く乾くようにするとカビ予防になります。2.熱湯で殺菌するまたカビが発生する前の予防策としておすすめなのが、熱湯殺菌です。カビ菌は50℃以上の熱湯につけることで死滅させることができます。保育園のタオルやエプロンは、1週間に1回ほど、洗濯する前に桶に入れ、上から熱湯をかけて、浸したまま30分ほど待ってから洗濯すると良いですね。 すでに目に見えないカビ菌が付着してしまっている場合でも、熱湯で殺菌することで、そのまま繁殖するのを抑えることができます。 しかしこの方法は、すでにカビてしまったり、ニオイが出ているタオルやエプロンでは、ニオイ戻りがある場合があり、おすすめできません。カビが発生してから慌てて行うのではなく、カビる前に予防策として行っておくことが大切です。また、ゴムが付いているものや伸縮性のある生地は伸びてしまったり、ワッペンなどアイロン接着したものが取れてしまうこともあるので注意が必要です。3.色柄物OKの酸素系漂白剤を使用する40℃程度のお湯1Lに、酸素系漂白剤を10ml混ぜます。その液体に、エプロンやタオルを浸して30分以上待ちます。長く浸しすぎると色落ちしてしまったり、生地を傷める原因になるため、120分以内におさめるようにしましょう。その後すすいでから、ほかの洗濯物と一緒に洗濯をします。 酸素系漂白剤なら、既定の時間内なら色落ちする心配はなし。この方法は、少しにおってきたタオルやエプロンでも復活が期待できます。ゴムが入っていたり伸縮する生地でも伸びることはないので、熱湯消毒できない素材も除菌できて便利な方法です。週に1回ほど、素材やニオイの状態によって、熱湯消毒とどちらか選んで活用すると良いですね。4.重曹水で煮洗いする大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、重曹を大さじ1~3杯ほど投入し、混ぜ合わせます。しっかり溶けたらタオルやエプロンを入れ、20分ほど煮洗いします。 熱と重曹の力で、においや菌を効果的に取り去ることができます。 重曹ならば口に入っても無毒なものなので「漂白剤に不安があるけれど、除菌はしっかり行いたい」というママにもおすすめです。しかし、煮洗いは熱湯消毒よりもさらに高温が長く続くため、生地の傷みがおこりやすいです。何度も行いすぎると生地の質感が悪くなったり、色落ちの原因にもなります。ひどい汚れがある場合や、シミやにおいが気になる時のみ行うだけで十分です。5.カビの生えにくい素材のエプロンを使用するそもそも、エプロンの素材によってもカビが生えやすいものとそうでないものがあるようです。 私の子どもが通っている園の保育士さんによれば、カビやすいのは、ナイロン製のシャカシャカした素材のエプロンや 、ビニールと布の二重構造になっているエプロン。こうした作りのエプロンは、古くなると重ねている部分の縫製がほつれ、中に水分がたまってしまい、 その部分がなかなか乾かないことで菌が繁殖してしまうのだそうです。また、ママの手作りでありがちな、かわいいアップリケやリボンなどの飾りがついたものや、へりがバイアステープなどで縁取ってあるものも、飾りの隙間の水分が抜けにくく、そこからカビやすいのだそう。カビにくいのは、シンプルな1枚構造のタオルエプロン。洗濯しやすく、湿気をためる場所がないことがメリットなのだそう。 タオルでも繊維が古くなるとカビが生えますが、ナイロンやビニールと比べてカビを防止しやすいそうです。カビが生えてしまった場合の対策は?どんなに気を付けていても生えてしまう可能性がある「カビ」。カビの胞子は目に見えませんが、宙を舞っているものなので、どんな場所でも付着の可能性があり、ちょっとしたことで増殖してしまいます。もしもカビが生えてしまった場合には、塩素系漂白剤をうすめた液を綿棒につけ、綿棒でカビの部分を叩くようにしみこませ、数分様子をみます。カビの汚れが薄くなってきたら、ぬるま湯で洗い流します。この方法でどうしても落ちない場合、お風呂用の強力カビハイターを直接吹き付けて落とす方法もありますが、どちらの方法でも塩素系漂白剤を使用するため、色落ちの心配があります。酸素系の色落ちしない漂白剤では作用が弱く、カビを除去しきれないのです。一度カビが生えたタオル・エプロンは再発の可能性あり一度カビてしまったタオルやエプロンは、洗ったとしてもカビ菌の根が残ってしまうため、どうしても再びカビやすい状態になってしまいます。思い出のあるお気に入りのタオルやエプロンなら、カビ取り後も注意をしながら使い続けることができますが、新しいものを購入して、カビたものは「寿命だった」と割り切る方が、あとを考えると楽かもしれません。カビてしまう前に今すぐ予防対策を一度生えてしまうと手ごわく残ってしまう「カビ」。毎日忙しいママにとって、カビ予防にかける手間も惜しいものですが、実際にカビを発見したときの衝撃を思うと、少しでも予防対策を行っておくことをおすすめします。子どもたちが口につけて使うタオルや、食事エプロンの衛生面には、とくに気を使いたいもの。今日からタオル&エプロンのカビ対策、始めましょう!<参考URL>◉文部科学省「カビ対策基礎編」◉質素で豊かなエコライフ手帖◉カビの対策・除去<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月02日お子さんと焚き火をしたことはありますか?最近は、焚き火ができる場所も少なくなり、火を見たことがないという子どもも珍しくありません。「子どもが焚き火体験から学べることは多い」という日本焚き火コミュニケーション協会代表理事の三宅哲之さんに、「焚き火の効用」「手軽に楽しむ方法」を聞きました。効用1:焚き火を囲むと親子の絆が深まる三宅さんは、3年前に「日本焚き火コミュニケーション協会」を設立し、チームや仲間の大切さを学ぶ「焚き火研修」などの企画運営を行っています。そもそも、どうして焚き火を広めようと思ったのでしょうか。大学時代は野外活動研究会に所属し、仲間と焚き火をする機会が多かったという三宅さん。「数人で車座になって焚き火を囲んでいると、なぜかみんな普段は口にしないような本音を話し出す。焚き火がつくり出す独特の空気感が好きだった」と振り返ります。その後、社会人になって人間関係の問題に直面することもあり、本音でコミュニケーションすることの重要性を痛感。そのときに思い出したのが、焚き火。協会を設立し、焚き火を囲む場を提供する中で、焚き火の効用を再認識し、「ぜひ親子のコミュニケーションにも活用してほしい」と三宅さん。「毎日忙しい中で、親子が向き合ってフラットにふれあう機会は少ないのではないでしょうか。親子で焚き火を囲むと、普段できないような体験や会話ができて、絆が深まります」効用2:大人も童心に帰って、親子が同じ目線で遊べる最近は、親も焚き火をしたことがないということも珍しくありません。火のつけ方がわからない人もいるそうです。「一度体験すると、親の方が夢中になることが多い」と三宅さんは笑います。大人が焚き火にはまるのは、童心に帰ることができるから。夢中で枝を組み、火がついたら歓声をあげたり、子どもと一緒に走り回ったり。普段の親としての立ち位置から解放されて、子どもと同じ目線で遊ぶことができるそうです。子どもをガミガミと怒る必要もないし、自然の中で仕事や育児のストレスも解消されます。焚き火の場は、親子が声をそろえて笑うことができる、そういう場所なのです。効用3:自然体験で生きる力を育む三宅さんが主宰する親子向けの「きこり&焚き火体験」では、森の中に入って木を切る場面を見学したり、薪を割ったりという準備段階から始まります。子どもたちはみんなで声をかけながら協力して薪を運んだり、手のこぎりで枝を切ったりします。そんな体験を通して、人と協力すること、相手を思いやることなどを学んでいきます。もちろん、火を知ることも大事なこと。着火にはあえてバーナーではなくマッチを使うそうです。日常生活で火を見る機会がない子どもたちは、焚き火の中でできた焼き芋を棒でかき出すときも、どうしていいかわからないことが多いとか。「どこまで火に近づけば熱いと感じるのか、自分で体感するしかない」と三宅さん。「生きていくために人と協力することも、火の熱さを知ることも、昔は当たり前に体験していたことですが、今の子どもたちにとっては、当たり前ではなくなってしまっている」と言います。三宅さんは、参加者にルールを課すことはしていません。大人が「危ないからだめ!」と言っていては、子どもは成長できないからです。「焚き火体験では、自由な環境の中で、子どもたちが自身に必要なことを自主的に感じてほしい」という思いがあるのです。手軽に焚き火体験をするには?さて、焚き火はどこでできるのでしょうか。三宅さんによれば、一番お手軽なのが、大きな公園にあるバーベキュー場。バーベキューコンロを使い、木炭ではなく、小枝や薪を組んで火をつければ、焚き火体験ができるそうです。あるいは、キャンプ場。焚き火台を持参すれば、焚き火ができます。とはいえ、「本当の焚き火の醍醐味は直火ですること(地面の上で直接火をおこすこと)」。ただ、直火で焚き火ができるキャンプ場は非常に限られています。「直火・キャンプ場」などのキーワードで探してみてくださいね。私も子どもの頃は、よく庭で両親と焚き火をしていました。焼き芋を入れたり、落ち葉を拾ってきたり、本当に楽しかった思い出があります。今は条例ができて、焚き火は禁止されていますが、三宅さんの話を聞きながら、子どもたちと焚き火をしたくなりました。怒ってばかりの毎日ですが、焚き火を囲って、ゆっくり話を聞いてあげようと思います。一般社団法人日本焚き火コミュニケーション協会<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年05月30日五月病も心配される時期、わが子が突然「学校に行きたくない」と言い始めるかも?そのときあなたならどうしますか?あんふぁんママに聞きました。いつ?どうして?今回のアンケートは156人の読者が回答。そのうち「学校に行きたくない」と言われたことがあるママ89名に聞いたところ、子どもが言い始めたタイミングは「新入学」が38%、「学期が変わるタイミング」18%、「クラス替え」13%、「その他」28%。理由に「座学が苦痛」「母子分離が難しい」。幼児教育から小学校への転換期「新入学」は、乗り越えなければならない壁が多くあるよう。その他「連休や長期休み明け」に行きたくなくなることも。子どもも大人と同じように休み明けはストレスを抱えやすいようです。さまざまな形で出てくる子どものサイン「学校に行きたがらなくなる前に、どのような兆候や行動がありましたか?」と聞いてみたところ、「笑顔がなくなり暗くなる」「朝、起きてこなくなる」「泣くことが多くなる」という回答が多くみられました。この他には腹痛や吐き気、微熱や発疹などの身体的症状が現れたり、「朝の準備に時間がかかる」「ワガママを言いはじめる」といったさまざまな形でサインが出ているよう。逆に「兆候はなかった、気づかなかった」が30%、子どもの様子に気づかず、突然の子どもの発言に親が戸惑うことも少なくありません。実は著者自身も、新入学のタイミングで同様の悩みを抱えた一人です。前日の朝まできちんと起床し準備をしていた子が、その日の朝は布団から出てこなかった・・・「うそ!?どうして?」と、一瞬動揺したのを覚えています。理由は?どうやって聞き出す?「学校に行きたくないという理由は?」の回答で多かったのが「友だちとのトラブル」37%。「先生の言葉に傷ついた」7%も見逃せない理由のひとつ。先生には傷つける意図がなかったとしても、受け取る子どもによっては大きく響くことも。子どもといえどもプライドがあり、大人の言葉が許せないこともあります。そんなときは子どもの話をしっかり聞いて気持ちを受け止め、「嫌な気持ちになったのね。でも先生も人間だから間違うこともあるよ」(れんこんさん)とやり過ごすのも一つの方法かも。8割以上のママが“行きたくない理由”を知ることができているようですが、ではどうやってその理由を聞き出したのでしょう?「『ママに聞いてほしいことある?相談にのるよ』とやさしく聞いた」(ららぶーさん)、「就寝前のリラックスした状態で何があったのか聞いてみた」(こきんさん)、「理由を想定した質問をした」(匿名さん)、「その場では答えなかったが、日頃の会話やコミュニケーションを通してなんとなく理由がわかった」(スマイルさん)など。日常の他愛のない会話も、子どもの変化を読み取る手段として大切なようです。実際に学校を休ませた?では『行きたくない』と言われたときに、どうしましたか?その日学校を休ませたのはわずか16%。「無理やり行かせた」41%、「数時間様子を見て、落ち着いてから行かせた」43%。一度休むと休み癖がついてしまうかも?という親の心配や、ママが急に仕事を休めないという現実もあるのか、8割以上がその日のうちに登校。「落ち着いてから学校に行かせたら、普通に過ごしていた」(PANさん)、「休ませて自宅で好きなことをして過ごしたら、翌日にはケロッとしていた」(ひろこはしもとさん)のように、深刻に考えなくてもいい場合もありそう。学校・担任に相談=親の心の安定と余裕にも対策としては「学校や担任に相談した」は半数以上。一方「スクールカウンセラーに相談した」はわずか10%。存在を知らないのか、知ってはいても直接連絡を取るにはハードルが高いのかも。私の場合は、まず電話で先生に相談。学校側の気遣いで、スクールカウンセラー直通の電話番号も教えてもらったのですが、利用する機会はなく、気がついたときには普通に学校に通えるようになっていました。「学校の先生やスクールカウンセラーに相談してよかったですか?」の問いには、84%が「よかった」と答えました。「アドバイスが的確で納得できた」「気にかけてくれている感じがした」「親身になって考えてもらえた」などの声が多く、先生の姿勢や指導によっては、“信頼感”や“親近感”が生まれるきっかけとなることも。その他「一緒に考えてくれる人がいると安心する」(そうさん)「心に余裕ができた」(マチャマチャさん)と、親の心の安定と余裕にもつながるようです。また前半で、学校に行きたくない理由に「先生」が挙がりましたが、すぐに先生を敵対視するのではなく、こちらの声を伝え話し合うことも大切です。うちの子の場合も先生の何気ない言葉が原因だったのですが、感情的になることなく先生に相談できたこと、連絡を取り合えたことで良い方向に向かったのだと思います。先生と良好な関係を築くことも、解決の糸口になるのかもしれません。いずれにせよ親も一人で抱え込まないこと。8割以上のママが相談してよかったと答えているように、困った時はまず先生・学校側に相談してみましょう。そしていざというときには先生が心強い味方になってくれるよう、私たち親も日頃からコミュニケーションスキルを磨いておきたいものです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年05月26日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日出産後の仕事で、小さいころからの夢をかなえたママがいます。きっかけは情報収集。夢だった英語の先生になり、4歳と2歳のお子さんの育児もますます楽しくなった、という幼児英語教師・淺野麻澄さんに話を聞きました。理想にぴったりの求人情報を見つけ、夢を実現英語の派遣講師として、月数回、都内の保育園で英語のクラスを受け持っている淺野さん。英語の先生になることは、小さいころからの夢でした。9歳~15歳まで近所の会話中心の英語教室に通い、「英語大好きっ子」だったのに、周りの友だちは英語ぎらい。原因は「英語との出会いが楽しくないから」だと感じ、「将来は、『子どもたちが最初に出会う英語の先生』になって、英語の楽しさを伝えたい」という思いがあったそうです。とはいえ、新卒で就職したのは旅行会社。結婚後に退職し、子育てをする中で、かつての夢を思い出し、「英語を教える」ことに的を絞って、情報収集をしていたそう。そのときに出会ったのが、ブリタニカ・ジャパンの幼稚園・保育園向け英語プログラムAngie&Tony。「『園の先生が主体となって、日常の保育で歌って踊って英語に親しむ』という理念に、これだ!と思いました」まだ下の子が1歳だったために「早すぎるかな」という不安もあり悩みましたが、「チャンスを逃したくない」と応募したら、すぐに採用が決まったのだそう。会社は、子育て中の母親を活用することに積極的で、「事情でお休みをいただくときも、とても快く対応してもらえるので働きやすい」というのが第一印象。働く環境として理想的だったそうです。子どもたちもママを応援!「子どもの反応が心配だった」という淺野さんですが、実際に仕事を始めてみると、下のお子さんも「いってらっしゃい」と笑顔で見送ってくれるそうです。「子どもたちは私が園で使う教材のDVDが好きで、『今日はどの曲をしてくるの?』などと興味津々。私も、子どもたちと一緒に踊りを覚えていますし、レッスンの練習も子どもたちを相手にしています。そのときは子どもたちも私を『麻澄先生』と呼んだりしてノリノリです」とのこと。レッスンがある日は、下のお子さんは、実家のお父さんに預かってもらっています。お父さんは、お子さんと児童館に遊びに行き、淺野さんが作ったお弁当をお子さんと一緒に食べてくれます。「二人とも楽しそうですし、おじいちゃんと孫としての関係も深まっています。父にしか教えられないこともあると思いますし、よかったと思います」英語は、毎日楽しみながら、毎日触れることが大事!最後に、英語を導入していない幼稚園・保育園に通う子どもでも、英語に親しめる環境を作ってあげるにはどうしたらいいか、アドバイスをもらいました。淺野さんのアドバイスはとてもシンプル。「日常生活で英語に触れること、英語は楽しいと感じる体験をさせてあげること」。具体的には、子どもが好きな英語のDVDなどを見せて、その中の簡単なフレーズなどを日常生活でママが使ってあげると良いそうです。たとえば、お風呂の中で数字を英語で数えたり、"Hands up(手を上げて)"、"Hurry up(急いで)"など、簡単なフレーズは英語で言ってみたり。淺野さんの下のお子さんは、来年から幼稚園。「少し時間ができるので活動を広げていきたいと思っています。将来的には『ママと子ども』を対象に英語のレッスンをして、そのまま家庭でも踊ったり歌ったり、ママも一緒に楽しんでもらえるようなことができればいいですね」と、具体的なビジョンが固まっていました。育児中の情報収集がスムーズな仕事再開につながることも!?「思いがけず早い仕事再開になった」という淺野さんですが、今の仕事と働き方にとても満足している様子が伝わってきました。今は子育てに精いっぱいのママも、ふと、「仕事がしたいな」という気持ちがわき上がることがあるかもしれません。そのときは、とりあえず情報収集を。ある程度情報を集めて方向性が定まっていれば、いざ仕事を再開しようと思ったときに、スムーズに動けます。そして、淺野さんのように「これだ」と思う情報に出会ったら、悩む前に行動してみると何かが始まるかもしれません。ブリタニカ・ジャパンAngie&Tony <文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年05月19日もう我慢の限界!!ついにお義母さまに言ってやったコトバとは?お義母さまとは仲良くしたいけれど、所詮は他人同士。いいヨメでいたいのに、ふとした瞬間に大爆発!! ついに日頃のうっぷんをぶちまけちゃった〜! なんてママもいるのでは。今回はみなさんから寄せられた「大爆発! お義母さまに言ってやったコトバ&エピソード」を紹介します。イラスト:春吉86%ハッキリ言い放ってスッキリ爽快!!私の子育てに対して何かと古臭い価値観を押し付けてくる義母に言ってやった!「私は現代に生きているんです!昔の人は黙っていて下さい!」と。それ以来冷戦状態になり話していないがスッキリ♪(もふちゃん)「本当に根性が悪いですね!」と言い放ったら気持ちがスゥ〜っとした(あおい)何度言っても、自分の飲んだものや食べた箸で赤ちゃんに物を与えるのをやめない義母に、「虫歯がうつるんでやめて下さい!」ときっぱり言い放った(桃ママ)片付けが下手な私に義母が「息子が結婚を後悔してそう」と言うので、「では離婚するようすすめては? マザコンだから言いなりでしょう」と返してやった(ケイコリー)自己中な義母に喝!いつも自分中心の義母から、6歳の娘に誕生日カードが送られてきた。「気を遣ってくれる優しいユウちゃんが大好きよ♪」とあったので、「気を遣い過ぎて甘えられないみたいです。夏休みも本人が『行きたくない…』と言うので、今年はご遠慮させてもらいますね」とメールしたが、「そうなの〜。じゃあまたね〜!」と返信があった。自分中心だから特に何も感じなかった模様。ある意味羨ましい…(ぱっつん)長女が1歳のお正月に私の親と自宅で鍋をする予定だったが、「めんどくさいな〜」と夫が一言。すると息子LOVEの義母が「家じゃなくてどこかに食べに行きなさい! 今からお店に予約をしなさい!」などいろいろ口出ししてきた。頭にきて「お義母さんには関係ないことですけど!」と言ったら険悪な空気に…。今では私にだけ財産が書かれたノートのありかを教えていただく仲にまでなったけれど(梅子ママ)息子が2歳の頃、義母の携帯から義弟へ電話させていた時のこと。息子は折り畳み式の携帯の仕組みが分からず、パタンと閉じて通話が切れてしまった。義母は「切るなんて失礼でしょ! あまのじゃくなんだから!」とブチ切れ。それを見ていた私は「大人でも携帯の使い方を熟知してないのに2歳の子が分かるわけないですよ。そういうのは酷ですよ!」と言ってやった(りんりんぽん)うるさいなぁ〜 私には私のやり方があるんです!子どもが具合が悪くなった時、病院はここが良いなどアドバイスをくれたが、前から何かと口出しをされていてうんざりしていたので、「病院は私たち夫婦で決めますので!」と言ってしまった(あんふぁん大好きふみこ)子どもについて何かと口出ししてくる義母に「うちでは子どもにそういう接し方はしませんので!」と言ってやった。半年ほどギクシャクしたが口出ししてこなくなった(むにゅむ)あまりにも娘の服を「ダサい。かわいいものを着せなさい」と言うので、「最近はこういう服がはやってるんです。ほっといてください」と言ってやったら、気まずい空気が流れたが関係は良好。お互い言いたいことを言い合える仲になった(とど)夫をダシにして、ズバリ言っちゃった〜!幼稚園に行き始めてから風邪を引きやすくなった娘。お義母さまが「まあ、ちゃんと食べさせているの? しっかりと栄養あるものを作って食べさせなきゃだめよ」とぶつくさ言うので、「そういえば○○さん(夫の名前)もしょっちゅう風邪引いていたみたいですねー」と言い返したら、とぼけられた(ふう)夫があまりにも何もしないので、義母に「子どもの頃何も教えてこなかったんですか?」とストレートに言ったら、気を遣ってくれるようになった(べん)賞味期限は消費期限ではないけれど…2世帯同居していた時のこと。いつも賞味期限の切れた食品を「してやってる」感を出して渡してくる義母。3週間期限の切れた漬物、2日間期限の切れたケーキ、腐った果物などうんざりしていたある日、1年以上期限の切れた開封済みの焼き海苔を渡してきた。とうとう堪忍袋の緒が切れて、「1年以上賞味期限が切れていますよ!」と抗議。その後、賞味期限切れのお裾分けはなくなった(わんこ)賞味期限になっても食べてもらえない食品たち。「買うのは食べられるだけにしてね!」とつい大声で言ってしまった。それから買う量が少しだけ減った(ぱいみん)
2016年05月18日入園や進級、新しい先生やお友達に出会うなどで、緊張していた4月。そんな新しい環境にも慣れ、天候の良さや外遊びなどで気分も開放的になり、6月は保育園でのお友達トラブルが最も多い時期だそう。そこで今回は、園からのトラブル報告にやきもきしないで済むための“ママの心得”を、保育のエキスパートである今井先生に教えてもらいました。お話を聞いたのは今井和子さんいまいかずこ/「子どもとことば研究会」代表。元立教女学院短期大学教授。23年間に及ぶ保育士の経験から、子どもの心と言葉の発達を研究。全国の保育者研修も行う。著書に『遊びこそ豊かな学び』(ひとなる書房)他多数。Illustration HAYASHI Yumi■「ケンカしちゃダメ」と教えるのはダメ!?近年では、保育園でも「ケンカをしない子」が増えています。親の「素直ないい子になってほしい」「トラブルを起こさないでほしい」という思いが実現しているのかもしれません。でも裏を返せば、「自我や自己主張の弱い子が増えた」ということ。ケンカすると親が過剰に反応するので、「どんなときも親は自分の味方だ」という安心感が乏しく、自己肯定感が育ちにくくなっている可能性もあるでしょう。内閣府の調査でも、10〜20代の自己肯定感の低さが問題視されています。乳幼児期の友達トラブルは、健やかな心の成長に欠かせないもの。子どもたちはトラブルに遭うたび、自分の思い通りにならない葛藤を味わいます。そして右記のような力を少しずつ育んでいきます。つまりトラブルの経験が少なければ、こうした力を身に付けるチャンスも少ないということ。「トラブルを起こさない=順調に育っている」ではないのです。ですから、ママの役目は「ケンカしちゃダメ」と教えることではありません。「ケンカの仕方」や「折り合いの付け方」を学べるように、先生と連携して子どもを見守っていくことです。■トラブルの相手を教えない園が多い子どもにとって「遊び」は人生の土台を作る基本。そして、「遊びとトラブル」はセットです。ママは「トラブルはお互いさま。発達上、必要なもの」とおおらかに構えておきましょう。低年齢では言葉が未発達で、かむ、押すなども自己表現の一つです。子どもに悪意はないので、「トラブルを防げなかったのは園の責任」とし、相手を教えないことが多いでしょう。言葉が発達してくると子どもからママに相手を教えることもありますが、言語力や記憶力が不十分なので、事実と違うこともあります。ママは心配になるけれど…友達トラブルを通じてこんな大事な力が育まれます!●自己主張する力自分の気持ちや考えを表現する力。「◯◯したい」だけでなく、「このおもちゃは貸したくない」「イヤ! やめて!」なども大切な自己主張です。トラブルの多くは自己主張のぶつかり合いです。●相手の気持ちに気付く力・思いやり自己主張をぶつけ合ううちに、相手の行動の意図に気付いたり、「自分だけが正しいわけじゃない」「相手もつらいんだ」と感じられるように。こうした経験が相手を尊重し、思いやる力につながっていきます。●問題解決力相手との違いに気付けるようになると、「じゃあ、どうすればいいんだろう?」と考えが発展します。幼いながらも、お互いの考えを調整してトラブルを解消しようとする力が備わっていきます。●自律の力トラブルを解消するには、自分と相手の気持ち、そのときの状況など、複数のことを考えて判断、調整することが必要です。ときには自分が我慢して折り合うことで、自律の力も身に付いていきます。■「手を出した方が悪い」ではない友達トラブルの話を先生から聞くときは、「被害者・加害者」「善・悪」の対立で捉えず、「状況・対応・経過」の3つを確認しましょう。トラブルには必ず動機があります。例えば、ぶたれた子が痛くて泣いてしまったとしても、ぶった子は「意地悪されて悔しかった」のかもしれません。そうした「状況」を分からずに、「手を出した方が悪い」と決め付けるのはよくありません。そして先生はその場でどう「対応」したのか。双方の気持ちをくんで、適切に仲裁してくれたなら、多くの場合「その後は仲良く遊べました」という「経過」になるはずです。元通り遊びに戻れたなら、何も心配はいりません。■先生は年齢や状況に合わせて対応する子どものトラブルは年齢によって変わっていくので、先生も対応を変えていきます(下記参照)。3歳未満のクラスでは、先生たちはできるだけトラブルを未然に防ぐように目を配っていますが、以降は介入するタイミングや、仲裁方法を見極めて対応します。どんな年齢でも危険な場合はすぐに介入しますが、「あえて見守る」「子どもたちで解決させる」という場面もあることや、「うまく解決できないことも子どもの学びになる」ということを、ママは知っておきましょう。成長につれてトラブルの質も先生の対応も変わっていきます1〜2歳かむ、引っかくが多発!3歳未満のトラブルの60%は、ものの奪い合いや場所の取り合い。所有意識が強くなり、自分の大事なものや使っているものを人に取られることが我慢できません。しかも言葉が未発達で、イヤなときはかむ、引っかく、押すなどの「行動」が自己表現です。仲良く遊んでいても「取られた!」の瞬間でかんだりするので、先生が防ぎ切れない場面もあります。3〜4歳前半考えていることやイメージの違いでケンカに!言葉が発達し、感情を吐き出し合ってぶつかるようになります。ごっこ遊びでイメージをうまく共有できず「そうじゃない!」とケンカになることも。同じ遊びが好きな子たちで仲良くなる時期なので、他の子が輪に加われないトラブルもしばしば。先生は互いの言い分を聞き、代弁したり解説者になったりします。折り合いがつかないときや危険なときも、適切に介入します。4歳後半〜6歳口ゲンカやグループ同士の対立も!やりたいことを拠点にしてグループを作るようになるため、仲間外れや、グループ同士のケンカも見られるように。当事者でない子がケンカの仲裁に入るなどして、子どもたちだけで解決できる場面も出てきます。先生が強引に仲良くさせようとしても仲間意識を作ることは難しいので、仲間に入れない子も楽しく過ごせる方法でサポートします。やられちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1相手の親子を非難しないケンカの理由はさまざま。トラブルを繰り返す子がいても「あの家はしつけができていない」とレッテルを貼ってはいけません。わが子に「◯◯ちゃんは意地悪ね」などと相手の悪口を聞かせるのも控えましょう。ポイント2話してきたら聞いてあげる帰宅後に子どもからトラブルについて話してきた場合は聞いてあげて、「つらかったね」と共感を。自分から話さない場合は、子どもの中で消化できていることが多いので、わざわざ掘り返さないようにしましょう。ポイント3自己主張する方法を伝えるいつもやられる側になる場合、自己主張が弱い可能性が。「嫌なときは『やめて』って言おうね」など、主張する方法を伝えましょう。また、ママが先に意見するなどで、子どもの主張を押しつぶさないように。読者ママはこうしました!■いじわるされたときは、自分から「嫌だ」と話すことを教えました。(4歳・小学校低学年のママ)■爪で引っかかれた跡があったとき、子どもは「○○くんがやった」と言うけれど真実は分からず、 先生に連絡ノートで相談。 先生は犯人探しをするのではなく、注意深く様子を見てくれて、一度きりで済みました。(4歳のママ)■友達に悪口を言われたときは、どんなことを言われ、どんな指導をしたかを先生に聞きました。先生と親の言うことが違うと子どもを混乱させるので。(4歳のママ)やっちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1蒸し返して叱らない乳幼児期に叱るのは、トラブル直後でなければ意味がありません。園では先生がきちんと指導しているので大丈夫。帰宅後に蒸し返して叱るのは、理不尽な気分にさせるだけなのでやめましょう。ポイント2ストレスを発散させるトラブルが頻発するなら、ストレスがないか考えてみて。ママが忙しくて構ってあげられないなど、思い当たることがあれば、たっぷり遊ぶ時間を作る、毎晩抱き締めるなどして、ストレス発散のサポートを。ポイント3相手が分かるならお詫びを相手の親子に会ったら、ひと言お詫びがマナー。子どもに無理やり謝らせなくても、親が謝れば相手も納得してくれるはず。大ケガをさせたなど、特殊な場合は、園の先生と対応を相談するとよいでしょう。読者ママはこうしました!■「自分がやられていやなことは、友達にやらないんだよ」と話しました。(3歳のママ)■人を傷付ける行為をしたときは、理由を聞いた上で注意します。真意が分からないときは、先生にお便りなどで確認します。(1歳・5歳のママ)■娘が4歳のとき、お友達に意地悪してしまうことがありました。下の子が生まれた直後だったので、先生に「ママを取られて寂しいのかも」と言われて納得。娘との時間を増やしたら落ち着きました。(2歳・6歳のママ)読者ママの質問に今井先生が答えます!Q、家で手が出やすいので、園でも出ていないか心配。どうすればなおる?(2歳のママ)A、園で手が出ているとしても、先生から報告がなければ園で解決できていますし、成長につれてなくなるので心配いりません。家で手が出たときは、「◯◯したかったの?」と気持ちを解説してあげて。言葉での自己表現が学べます。言葉が発達してからも手が出てしまう場合は、「ぶつんじゃなくて、どうすればよかったと思う?」と考えさせるようにしてみましょう。Q、仲間外れにされたきに、どうフォローする?(5歳のママ)A、幼児期の仲間外れは特別なことではないので、ママ自身が深刻にならないことが大事。「何で入れてくれないのか聞いてみた?」「諦めないでまた『入れて』って言ってみる?」など優しく応援を。先生にも話して援助をお願いしましょう。Q、友達トラブルが原因で「休みたい」と言うときは?(6歳のママ)A、まずは「どうしたらいいかな?」と一緒に考えてあげて。「ママも会社のお友達とケンカしちゃったことあるよ。悲しかったけど、仲直りできたよ」といった体験談も勇気を与えるはずです。先生にも状況を伝えて相談しましょう。ケンカはできるけどいじめはしない子にもう一つ、知っておいてほしいのは、ケンカにはルールがあるということ。「頭や顔をぶつのはダメ/もので叩いてはダメ/足で蹴るのはダメ/大勢で一人を攻撃してはダメ」などは、日頃から家庭で教えておきたいですね。また、身体的特徴や能力、家庭環境などの悪口も、口ゲンカの域を超えた暴力ですから、「絶対にダメ」としっかり教えていきましょう。こうしたルールを守らないトラブルは、ケンカでなく「いじめ」です。今、いじめの低年齢化が進んでいるのは、「ちゃんとしたケンカ」の経験が少ないからかもしれません。保育園時代にたっぷり遊んで、ケンカも仲直りもする。この繰り返しの中で健全な人間関係を築く力を育んでいきましょう。
2016年05月18日子どもが幼稚園に行くようになると、毎日の朝の身支度がバタバタして大変ですよね。でも、身支度は子どもの自立の第一歩。翌日の持ち物の準備や、朝の出かける前の身支度を、子どもが自分でできるように、少しずつステップアップさせたいものですよね。しかし、いきなり自分で考えて身支度や持ち物の準備をすることは、なかなか難しいかもしれません。そんな「子どもの自立を助けたい」というママの思いを形にした「お支度ボード」というものが、話題となっています。そこで、今年度から保育園の年少クラスに進級した息子のために、私がお支度ボードを実際に作成し、どんな効果があるのかを試してみました。お支度ボードの作り方材料はすべて100円ショップで購入することができます。・ホワイトボード・両面マグネット・マスキングテープ・油性マーカー(数色)本人に準備させたいものや、朝の身支度の内容を一つずつマグネットに記入する。(表面には「やること」、裏面には「やったね!」などの言葉を記入)ホワイトボードに、マスキングテープでカバンを描く(あとから準備品が増えた時に大きさを変更するために、油性ペンで書かずにマスキングテープにしました)マグネットに色を塗ったり、ホワイトボードにシールを貼るなど、デコレーションをして完成。わが家のお支度ボードはこんなふうに完成しました。長男はまだ3歳で、読めないひらがなもあるため、やることも持ち物も、形でわかるように気をつけて制作しました。左側の四角いものが、毎日保育園に持参する「口拭きタオル」「ループ付タオル」「コップ」。右側にあるのは「やること」。朝のトイレ、朝ごはん、歯みがき、お着替えが終わったら、ひっくり返します。すべて完了するとこのようになります。長男の大好きな戦隊モノのシールが現れ、メンバーが集まるしくみになっています。カバンの中に持ち物マグネットが入り、長男が「自分で準備した」という達成感も感じられるように注意しました。お支度ボードの効果お支度ボードを作成する前は、毎日の保育園の持ち物の準備も、母親である私がやっていましたし、朝の支度も「ごはん食べなさい!」「トイレに行きなさい!」と、一つ一つ指示をしていました。しかし、お支度ボードを作成してからは、持ち物の準備も「何が必要なんだっけ?」と聞くと「コップとタオルとおててのタオル!」と、自分から気づいて、タオルを置いている引き出しから、自分で出して入れるようになりました。朝の支度も、あえて順番を決めず「何からやろうか?」と聞くと「トイレ!」「ごはん!」と、自分で決めて準備をするようになりました。まだ3歳なので、作業の途中で、ほかのことに気がそれてしまうこともありますが、そのときは「まだ終わってないよ~」と声をかけて軌道修正しています。理想は、声をかけなくても、自分で、朝起きたら何をしたらいいのか考えて行動できるようになること。それができるようになってくれると、朝忙しいママにとっては、とても嬉しいですよね。ボードの使用に慣れてきたら、少しずつ声かけのタイミングを少なくするようにして、自立できるようにサポートしていきたいと思っています。100円均一の材料で、だれでも気軽に作成できる「お支度ボード」。わが子の自立心を養うために、活用してみてはいかがでしょうか。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月12日「大切な存在」「支え合える友達になれた」という声がある一方で、グループができあがっている、悪口を言われた…など悩みのタネにもなりうる〝ママ友〞。でも、すごく仲良くならなくても、同じ園に子どもを通わせるママとして良い関係を築きたいと思うのは、みんな同じではないでしょうか。気持ち良く付き合うために大切なことやトラブルが起きたときの解決法を、一緒に考えていきましょう。監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/KAWAZOE Mutsumi【自然体でいる】ママ友と仲良しの自分を演じ過ぎるとしんどくなってしまう。【笑顔であいさつ】あいさつは人間関係の基本。どのママにも分け隔てなく。【家庭のことを質問し過ぎない】夫の仕事やプライベートなことを聞くのは仲良くなってから。【約束を守る】不安解消のための大切な過程。一人遊びも大事な時間です。【お互いを尊重し合う】年齢も価値観も教育方針もバラバラだからこその思いやり。【悪口を言わない】同調するのも悪口を言っているのと同じこと。【対面の会話を大事にする】LINEやメールだけでなく相手の表情を見て会話する。【気遣いを忘れない】仲良くなった後も思いやりや礼儀を大切にする。【ウソは言わない】バレたときトラブルのタネになるのでできるだけ正直に。【ママ友づくりを焦らない】必死にママ友をつくっても気が合わないと後がつらくなる。【いい距離感を保つ】干渉し過ぎず、質問し過ぎず。けれど困ったときは助け合う。【子どもの友達のママだと割り切る】あくまで子どもが主体の関係性だということを忘れずに。ここに挙げた12個は読者アンケートで多かったコメントです。あなたが共感するものはありますか?次は、ママ友の間で起こりがちなトラブルにどう対処するか、あんふぁんママたちの意見を紹介します。あんふぁん読者アンケートQママ友との付き合いを難しいと感じることがありますか?※期間:2016年1月28日~3月1日WEBアンケート、有効回答数1171人あんふぁんママに聞きました。こんな場面、あなたならどうする?ママ友の間で起こりがちなトラブルや悩みの中から、7つのケースについて読者のママたちにアンケートをとり、回答してもらいました。自分ならどうするかを想像しながら、読んでみてくださいね。ケース1苦手なママとの付き合い苦手なママの子と、うちの子が仲良し。園以外でもその子と遊びたがりますが、無理して付き合った方がいい?子どものために一緒に遊びます!もしかしたら、思ったよりもいい人かもしれないし。ただし、初めはムードメーカーとなってくれそうな他の親子も誘います。[アケルさん・35歳]幼稚園の帰りに公園で遊ぶくらいなら、我慢して付き合います。自宅に呼んだり、休みの日も遊んだりするのでなければ、ストレスはそんなにないと思うので。[クロチェさん・39歳]子どものけんかへの対処が違ったりしたときに戸惑うので、私なら無理しません。子どもはその場その場の遊びを楽しんでいるものなので、園以外で遊ばなくても仲良くいられると思います。[RHさん・34歳]ケース2子ども同士のトラブル「お宅のお子さんにけがをさせられた」とママ友に言われ、謝りました。でも先生に事情を聞くと、うちの子だけが悪いわけではないようで…。お互いさまなので謝るのは当たり前。モヤモヤする必要はありません。「わが子がけがをしなくてよかった」とプラスに考えれば、気持ちも落ち着くのでは?[SNさん・33歳]幼稚園でけがをしたのであれば、先生に「こういうことがあったのですが、今後何かあったら園から連絡を頂けますか?」と相談しておくといいかも。[ゆりあさん・37歳]けがをさせてしまった事実は変わらないので「けがへの謝罪」だったと気持ちの整理をします。ただわが子には「悔しかった気持ちは分かってるよ」と伝えるようにします。[RHさん・34歳]ケース3家へのお呼ばれ自宅に人を呼ぶのが好きなママ友。「今度はあなたの家に行きたい」と言われますが、人を家に呼ぶのが好きじゃないので困っています。お邪魔している以上、1回くらいはお呼びした方がいいと思います。相手も家の雰囲気を見たいだけではないですか?一度呼べば気が済むと思います。[ATさん・41歳]普段の感謝を伝えた上で、「うちにもお招きしたいんだけど、おもてなしが苦手なの。代わりにおでかけをプロデュースさせてくれない?」と誘ってみては。[マシューママさん・42歳]そのママ友の気持ちも分かります。全然招待されないと「遊び場として利用されてるのかな?」と心配になるので。呼ぶ気がないならお邪魔するのは控えた方がいいと思います。[さおりんさん・29歳]ケース4嫌われているママ友あるママの態度が、周囲から反感をかっています。気を付けた方がいいよと教えるのは余計なお世話?指摘しません。自分が実際に嫌な思いをしたのであれば、その場で言うこともアリだと思いますが、そうでないなら、周囲のママの反感を正しく伝えられるとは思えないので。[BABAさん・36歳]相手が親しいママ友なら、他の人の話という設定にして、「こういう人がいるんだけど、周りの受けが悪いみたいなんだよねー」とさりげなく話してみます。[かおりママさん・34歳]余計なお世話なので言いません。ただ、そのママの子どもまで嫌われるなどの場合には、園に事情を説明した方がいいと思います。[ゆりあさん・37歳]ケース5ランチを断りたいランチ代がバカにならないのでやんわり断ったら、気まずくなってしまいました。無理せずいい関係を保つには?うやむやな断り方だとそれこそ「距離を置かれた?」と思われて、気まずくなるのだと思います。「その日は予定があって」と理由をつくるか、「ちょっと今月厳しくて」と、あっけらかんと言ってしまう方が印象がいいです。[さおりんさん・29歳]ランチをしなくても付き合える方法を考えてみる。あるいは、自分からワンコインでおいしいお店を薦めてみるのはどうでしょうか。[小梅ちゃんさん・36歳]「義母が急に来ることになって…」と言うと、みんな同情してくれるので、後味が悪くなりません(笑)。 [RHさん・34歳]ケース6SNSの返信下の子が生まれたため、LINEの返信をできずにいたら、遊びやランチに誘われなくなりました。即レスできないとダメなのかな?即レスができないのは、子育てを一生懸命頑張っている証拠です。自信を持って!みんなも気を使っているだけかもしれないので、自分から誘ってみるといいですよ。[HKさん・39歳]行けないときは「ごめん、行けない」だけでも即レスするよう心掛けています。誘う側としては、即レスがないと行きたくないのかなと思ってしまうので。[よねさん・34歳]周りは遠慮しているだけだと思います。行ける余裕があるなら「即レスは無理だけど、ランチには行きたいから、何かあったら誘ってね!」と伝えておきます。[かおりママさん・34歳]ケース7ママ友の輪に入りたい送迎時や行事のときなど、ママたちの輪に入りたいけれど話し掛けるのが苦手。自然に仲良くなるには?子どもが仲良くしている友達のママが、そのグループ内にいるなら、一人でいるところを狙って話し掛けます。そのママを通して徐々に輪に入れるかもしれません。[ゆりあさん・37歳]上の子がいるなど長い付き合いの場合もあるので、既存の輪の中に入るのは諦めます。クラスの集まりに積極的に参加すれば、自然と交流が深まりますよ。[MYさん・34歳]幼稚園は子どもがお友達との関わりを学びに行く場所。親が群れる場所ではありません。面倒なところには首を突っ込まず、役員の仕事で一緒になった人に話し掛けてみては?[ロロちゃんさん・37歳]幼稚園は「社会勉強」の場ですお付き合いのコツはいいところ探し巻頭特集監修者・西東桂子さんからメッセージ幼稚園は親子で入園する「社会」。子どもは初めての集団生活で折り合いの付け方を学び、ママは久しぶりに組織の中でのお付き合いの方法を思い出す場所です。職場では、苦手な人にもあいさつしていたはずですよね。気は合わなくとも、その人のやり方に感心する点があったりもしませんでしたか?わが子のいいところ探しをすると子育てが楽になるように、ママ友もいいところを探してお付き合いしていきましょう。そして「価値観が違う」人と出会えるのは貴重な機会。子育てに関して新たな気付きをもらえるチャンスかもしれません。卒園後も仲良くしたいママ友が一人二人見つかったらラッキー、というくらいの気持ちでいればよいと思います。
2016年05月11日子どもが喜ぶ言葉掛け子どもは、ママに言葉を掛けてもらうだけで、ほっとしたり楽しくなったりします。「何をしてあげればいいんだろう」と迷ったときは、まず元気になる言葉掛けをしてみましょう。illustrationKAWAZOE MutsumiQ、息子と一緒に楽しく全て子どもに聞いてみて私はもともと子どもが苦手です。4歳の息子に遊びに誘われても、何をしていいか分かりません。電車遊びをしていて、「お母さんはこの電車にしよう」と言ったら「ダメ!」と言われ、息子の世界に入っていけません。ボール遊びでは、淡々と蹴るだけで私は楽しめず…。主人が子どもと楽しそうに遊んでいるのがうらやましいです。楽しく遊んであげるには何をしたらいいですか?[京都府・にゅ~まま]A、遊びで分からないことは全て子どもに聞いてみて一人っ子や姉妹で育ったお母さんは、男の子の遊びが分からないということがあります。男の子と女の子の遊びは違うので、戸惑うのかもしれませんね。4歳にもなれば子どもは自分が遊びたいものがはっきり決まっていますから、「私が何かしてあげないと」と考え過ぎなくていいんです。遊びのリーダーは子どもに任せて、「何して遊びたいの?」と尋ねてみましょう。「ダメ!」と言うのは自分の想像の世界と違うから。「お母さんは何をしたらいい?」と聞けば得意になって教えてくれるはずです。また、子どもは気に入った遊びを繰り返したがるものです。お母さんには淡々と感じられるボール遊びも、お子さんは楽しんでいるでしょう。お母さんが疲れてしまうなら、「取ってきてね」と子どもを走らせてお母さんは同じ所で相手をしてあげたらいいんです。「すごく速かったね」とか「強く蹴れたね」など子どもの様子を言葉にしてあげてください。そのときのポイントは否定的な言葉を使わないことと、しつけを持ち込まないことです。まずはパパやお子さんが遊んでいる様子を見て、「楽しそうね」と言葉を掛けるだけでもOK。楽しい会話があれば、それだけでお子さんは遊んでもらったと満足するはずですよ。Q、赤ちゃんの世話で忙しく上の子が寂しそうです5歳の男の子がいます。赤ちゃんが生まれてから、お世話している間はどうしてもお兄ちゃんを待たせてしまうので、寂しそう。お利口に待ってくれたお兄ちゃんを満たしてあげる方法があれば教えてください!今までお兄ちゃんだけに時間を使ってきたのでかわいそうな気がしています。[大阪府・かずママ]A.手は掛けられなくてもたくさん言葉を掛けてあげて赤ちゃんのオムツを取り替えながら「気持ち良くなったね」と声を掛けると赤ちゃんは安心しますよね。それと同じように、5歳のお子さんもお母さんから関心を向けてほしいと思っています。おとなしくていい子であればあるほど自分の気持ちを言えないので、上の子は寂しくなりがちです。「○○ちゃんのオムツを取り替えたら、おやつにしようね」とか「寂しそうだね、ごめんごめん。何かお話しようか」など、たくさん言葉を掛けてあげてください。大事なことはお母さんとつながっているという感覚を子どもが持てるようにすること。そのために、必ずしも抱っこしたり一緒に遊んだりしなくてもいいのです。お母さんの愛情を感じれば、心が安定します。昔のお母さんたちは、赤ちゃんをおんぶしながら洗濯して、上の子とおしゃべりするなど、同時に3つくらいのことをやっていました。今のお母さんたちも、ぜひマルチタイプになってほしいですね。それから、子どもをかわいそうと思ってはいけませんよ。子どもは立派な能力を持っている存在です。「○○くんがいてくれて助かるな」と大人扱いしましょう。ママに近い存在になったと感じて、子どもはうれしい気持ちになります。
2016年05月11日世界中の人とつながることができるFacebook。家族や親しい友人と交流するのに便利なツールです。子育て中のママたちも、Facebookを活用してママ友と情報共有を楽しめますね。一方で、Facebook上でのママ友とのつながりに疲れてしまったり、トラブルに発展したりすることもあるようです。あんふぁんママたちに、Facebookを楽しく使う秘訣を聞きました!嫌われ投稿の上位は「自慢」「リア充アピール」「愚痴」今回のアンケートは208人の読者が回答。そのうち「Facebookを毎日1回以上、利用(閲覧・投稿)している」人が60%、「週1回以上利用している」人が17%、「まったく利用していない」人は12%でした。「昔はやっていたが、今はほとんど利用しない」という人も11%。友だち申請に関しては、「積極的につながっているし自分からもどんどん友だち申請している」のは6%だけで、「ママ友とはつながらないようにしている」が23%。どうやら、ママ友との利用には消極的な人も多いようです。ママ友はFacebook上では気を遣う相手なのでしょうか?「子どもばっかり」「自撮り」「かまってちゃん」もNG!乳幼児ママの生活が、子ども中心になるのは仕方ないこと。Facebook投稿も、「子どもがいないときは他人の『子ども投稿』に見向きもしなかったのに、いざ子どもが生まれると自分の子どもの話ばかりでどうなの?」(恭さん、36歳)と思われているかもしれません。ママ友なら子育ての話題に共感しもらえるかというと、「子どものちょっとしたことなど、ハッキリ言ってどうでもいい」(ばばばさん、34歳)とバッサリな意見も。一方で、子どものことを全然載せていないママの投稿について、「子どもや家庭の話題はなく、いつも遊び歩いている感じ。ちゃんと子育てしているのか疑問を感じる」(accoさん、37歳)という目で見ていたり。ママ目線といえば、「赤ちゃんが生まれた日に何度も投稿していると、『上の子との時間を作ってあげればいいのに』と思ってしまう」(りぃママ、38歳)という意見も。「赤ちゃんのエコー写真は気持ち悪い」(りっちゃん、28歳)、「かわいくない子どもなのに顔出している」(るかっぴ、32歳)…。ママはみんな、自分の子だけがかわいいものと思っておいた方がよさそうですね。自撮りについては、「自撮りの写真ばかり載せる人には、『いいね!』しか押せない」(めぐりさん、39歳)。つまり、「いいね!」を押してもらっているからといって、安心できないということでもありますね。意外に多かったのが、“かまってちゃん”にうんざりしているママ。「『私はかわいそうな子』をアピールする人はとりあえず無視。気づかなかったことにする」(さくらそうさん、33歳)。疲れるのは「お付き合いコメント」と「比較」!余計なものを見せてしまう、見てしまうことでのトラブルも多いよう。「誘っていない人に写真を見られた」(しゅうのんさん、31歳)は頻発トラブル。「ドタキャンされた相手が、違う人との遊びを優先していたのがわかった」というママ(るかっぴさん、32歳)は、これをきっかけに絶縁したそうです。トラブルにはならなくても、Facebookでママ友疲れの人は多いようです。「たいしたことない内容でも『いいね!』を押さないといけない雰囲気が疲れる」(なでしこりんさん、33歳)のように、「いいね!」やコメントが面倒だという人も少なくありませんでした。「遊びに自分だけ誘われていないと知って疲れる」(おまみさん、29歳)、「子どもの洋服や習い事を比べてしまう」(きくのんさん、33歳)、「落ち込んでいるときに投稿を見ると、自分とのギャップにさらに落ち込む」(匿名、39歳)。疲れの2大要因は、「お付き合い」と「比較」のようですね。トラブル回避のためには「つながらない」選択も「勝手に写真を載せられた」というのも、よくあるトラブル。余計なトラブルを招かないように、友だちの写真を掲載するときに確認を取ることは、最低限のマナーですね。最後に、Facebookを上手に使う秘訣を聞いてみました。「登録せずに閲覧で楽しんでいる」(るかっぴさん、32歳)、「わかる人にはわかるあだ名で登録」(ゆうりぃさん、38歳)、「じいじ、ばあばに子どもたちの様子を伝える手段に使用」(陽ニコママさん、34歳)、「ママ友とはつながらない」(ねこさん、33歳)、「『自分のみ閲覧』設定で日記帳として使う」(ガムシャラ母さん、34歳)、「嫌な気分になる人は友だち解除」(げんげん、30歳)、「遠方の友だちとのやり取りのみ」(匿名、36歳)。というわけで、5人に1人は「ママ友とはつならがない」ことで余計なストレスを回避しているようです。楽しく使うには、見るのも見せるのも、相手を選ぶしかないのかもしれません。何かと自由が制限される育児中なので、友だちとつながる便利なツールとしてFacebookを楽しく活用できるといいですね。「楽しそうな企画があればシェア」(5010さん、42歳)という使い方は友だちに喜ばれそうです。いずれにしても、「依存しすぎない」(やまねこさん、48歳)ことも大切かも。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年05月09日最近増えている赤ちゃん連れの“おひとりさまパパ。”いわゆるイクメン。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこし、スマートにお出かけしている姿に感心しつつも、驚きを隠せない私。そんなパパの生態を探るべく、思い切ってインタビューしてみました!訪ねたのは北区にあるの子どもの絵本屋さん「青猫書房」。9カ月のHちゃんとお出かけ中だった犬塚英貴さんに話を聞きました。定番の抱っこひもに背中には荷物の入ったリュック、なんとも慣れた雰囲気のおひとりさまパパ。育休中のママはその日は勉強会に参加ということで、一人で準備をして外出してきたのだとか。赤ちゃんはとても落ち着いているし、パパもあわてることなく時間をみてはミルクを作って飲ませ、おむつを替えている。その様子から日常的にお世話をしているのが感じられました。妊娠前から家事共有は当たり前共働きの犬塚さん夫婦は、妊娠前から家事を分担してきたそうです。パパの担当は掃除機かけ、洗濯干し、休日は食器洗い。最近はお風呂掃除と入浴後の赤ちゃんのお世話もしているそう。最初に一人で赤ちゃんを連れて出かけたのは、産後3カ月頃。ママに一人の時間をあげるために、近くのスーパーに買い物へ。たとえ30分でも、ママを一人にしてあげたいというパパの気持ちがうれしいですね。後日ママにもインタビューさせてもらうと、「休日はかなり面倒をみてくれています。二人で出かけてくれると家事に専念でき、とても助かります」とのコメントが。双方のお話から、やらせている感・やらされている感が全くなく、夫婦のコミュニケーションもよくとれているのが伝わってきます。大切なのは情報共有とコミュニケーション妊娠の健診も一緒に通った犬塚さん、出産はもちろん立ち会い出産でした。「里帰り出産ではなかったので、産後すぐに自宅で一緒に子育てをスタートできたのも良かったです」と振り返るママ。「夫に当事者意識が生まれたのも、妊娠中の私の変化や不安を共有できたからかもしれません」。産後9カ月になった今も、ワークライフバランスを考える講座やパパ向けのベビーマッサージ講座など、夫婦で積極的に参加しているそうです。それと産前に夫婦でしっかりと話し合い、産後のイメージを共有していたことも大きかったよう。奥さんが妊娠中に読んだ本の1冊に『産褥期』(KADOKAWA吉田紫磨子著)がありました。パパもその本を読み、奥さんが“産後うつ”になってしまわないかと、とても心配したそうです。出産はもちろんですが、産後の女性は肉体的にも精神的にも大変!産んだ直後から休む間もなく育児がスタートします。昼夜を問わない授乳とおむつ交換、そして夜泣き。睡眠も不規則なうえにホルモンバランスはガタガタ・・・このような変化にさらされるママの現実を知ることで、夫婦で同じ方向に向かい、産後の態勢を上手に整えられたのかもしれません。「パパに任せる?」それはちがう・・・かも。「お子さんをパパに任せるコツは?」の質問に、「パパに任せる、任せられるという感覚がちょっと違うかな~」とお二人。「そもそも“任せる”ということは育児が妻主導。二人で子育てしていくと思っているので、私たちにはその感覚はありません」ときっぱり。これには私も驚きました!夫婦関係にもよるのでしょうが、40代の我が家とひと世代違う犬塚夫妻とでは、こんなにも感覚が異なるものなのですね!ママ自身に”任せる感覚がない”のも新たな発見でした。実際、犬塚さんは主体的に子どもの世話や家事に関わっていて、任されている感覚は全くない様子。最近はHちゃんのベビースイミングも楽しんでいるのだとか!頼もしすぎます!!パパ特有のこだわりは妥協して、パパを味方に!育児グッズに関しては、やはりスペックを重視する男性。ベビーカーもパパの希望のものを購入、今はベビーチェアを検討中なのだとか。スペックに関してはそれほど気にしない女性も多いと思いますが、パパがハッピーな気持ちで育児に関わってくれるのならどんなチェアを選んでも許せる気がします。核家族が主流の現代、助け合える最強のパートナーは夫。そのことに改めて気づかされたインタビューとなりました。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年05月05日子どもを育てながら、働こうと考えているママにとって、保育園選びは最重要課題。起きている時間のほとんどを、保育園で過ごすことになるわけだから、保育園は慎重に選びたいものですね。でも、しっかり見て選んだつもりでも、入園してから「ここを見ておけばよかった」と後悔したという声も。今回は、案外見過ごしがちな、保育園選びのポイントを紹介します。「認可」「無認可」「認証」の違いは何?初めての保活では、認可保育園、無認可保育園、認証保育園の違いがわからない場合も多いですよね。簡単に解説します。認可保育園認可保育園とは、国が定めた、広さや職員数、保育内容等の基準を満たしている施設。公立と私立に分けられますが、保育料は世帯収入に応じて決められているため、どちらも変わりません。私立の場合には園服や指定の体操着等で、公立より費用がかかることがあります。無認可保育園無認可保育園とは、国の基準に満たない保育園のこと。基準に満たないからといって全てが良くないわけではなく、保育園によっては教育面を充実させていたり、独自のカリキュラムで人気を集めている園も存在します。「認可外」だからといって最初から選択肢から外すのは、もったいないかもしれません。認証保育園認証保育園は、都市部の事情にあわせて、東京都独自の基準を満たした施設。個人が経営する場合と、民間事業者が経営する場合で基準が分かれます。自治体によっては、認証保育園に通う場合に補助金が出る場合もあります。上記のような、保育園の種類にも注目しつつ、全体の条件をよく見比べて、保育園選びをしていきましょう。立地や金銭面だけを重要視していませんか?働くママにとって「駅から近いこと」「自分の給料に対して保育料ができるだけ安いこと」は大切な条件です。しかし、こればかりに気を取られてしまうと、もっと大事なことを見過ごしてしまうかもしれません。特に注意するべきは次の3つ。1.園庭の有無や、外遊びの内容は?成長期の子どもにとって外遊びはとても大事です。でも、駅近を重視すると、見過ごしてしまいがちなのが、まさにこの「外遊び」。都内で駅近の保育園だと、外遊びをさせる「園庭」がなかなか確保しにくいのです。園庭の代わりに屋上があったり、毎日近所の公園にお散歩に連れて行ってくれるなど、外遊びはしてくれますが、問題はその内容。駅から近いし、毎日公園に連れて行ってくれるならいいかなと思っていたら、公園に滞在する時間が実はとても短かったり、お散歩のコースが危険だったりと、安心できない場合も。実際の外遊びにさく時間数やコースについても、確認しておくことをおすすめします。逆に園庭がある場合でも、マンモス園の場合は、クラスごとに日替わりで園庭遊びをするため、毎日は出られない場合もあります。また、園庭で植物を育てるなどの活動も、園により異なるため、活動内容は確認しておくと、判断基準になるかもしれませんね。2.ベビーカー置き場はありますか?0歳クラス、1歳クラスの送迎では、ベビーカーを使用したいママもいますよね。そんなとき、園にベビーカー置き場がなかったらどうしますか?自宅が近ければ持って帰ってから通勤できますが、駅と反対側に自宅がある場合、持って帰るのは大変ですよね。園庭があって、一見敷地に余裕がありそうな園や普段は自転車送迎でも、ベビーカー置き場を用意していない園はとても多いです(特に都市部)。雨の日の送迎でベビーカーを使いたいときもあるでしょう。ベビーカー置き場の有無は確認しておきましょう。3.朝のお支度、ママの負担はどうですか?一般的に、認可園は認証園や無認可園と比べて、保育料は安いことが多いです。しかし、この料金の差はサービス面に出ることも。たとえば、朝の登園時の支度。認可園の場合は、着替えやオムツ、ゴミ袋を指定の場所にセットすることも保護者の役目。朝8時から開門する園でも、実際に預けられるのは準備が終わった8時10分過ぎが最短、ということも。その点、認証園や無認可園の中には、荷物一式を園の玄関で先生に手渡せば、そのまますぐに出勤できる保育園も少なくありません。その他にも「おむつは1つずつ記名」「お昼寝布団にシーツをかける」など、保護者がどの程度の作業をするのかという点も、確認しておくべきですね。見学時は育休中で「このくらいの作業は大したことない」と感じても、実際に働き出すと、案外負担を感じるものです。4.アレルギー対応や、おやつの内容は?アレルギーのある子どもにとって、給食のアレルギー対応は重大な問題ですよね。「アレルギーがあるならお弁当を持ってきてください」という園もあれば、細かく個人のアレルギーに対応してくれる園もあります。見学の時点で、対応の状態や、在園時にそうした子がいないかどうか、確認しておくと安心ですね。また、おやつについては、まだ1歳なのに市販の大人用のおせんべいを食べさせてしまう園もあれば、毎日手作りのおやつを提供してくれる園もあります。毎日のことで、子どもの味覚も左右されてしまうため、食事の内容には気をつけて、保育園を選びたいですよね。5.テレビばかり見せていませんか?園庭がない園や、園庭があっても外遊びの時間が少ない園の場合、保育園内でテレビを見せる習慣がないかどうかを確認しましょう。園によっては、夕方のお迎えの時間帯にテレビを見せている園もあるようです。一日のうちわずかな時間なら、仕方ないのかもしれませんが、長時間にわたって見せてしまう園ではないか、気になる方はチェックしてみましょう。テレビに限らず、1日の生活スケジュールを、先生からざっくり聞いて記録しておくと、あとから「外遊びの時間」「食事にかける時間」など、お世話のカテゴリごとに見直すことができて、便利です。6.急な残業や、有給休暇時に柔軟に対応してくれますか?復職すると、パパもママも急な残業がある場合もありますよね。そんなときの対応も、園によって大きく異なります。認可園は保育料が月額固定になっていて、延長保育は別途申し込むことになっているケースが多いです。延長保育を申し込んでいない場合でも、少々の遅れを大目に見てくれる園もありますが、基本的にはNG。延長保育は別料金で月額払いしているため、飛び込みで入ることはできないのです(延長保育の申請も高倍率の場合が多い)。その点、認証園や無認可園では、日によって都度払いで延長保育してくれる園や、軽い夕食を提供してくれる園もあります。こうしたサービスは、急な残業のある保護者には助かりますよね。保育園で夕食を食べてきてくれると、家に帰ってからのコミュニケーションタイムも、多く取ることができます。また、有給休暇に対する考え方もそれぞれで「有給休暇なら基本的に子どもはお休みさせてください」という園と、「パパママの休養のために預けてもらって構いません」という園とに大きく分かれます。実際に働きだすと、有給休暇でも子どもを預けて休みたいと感じたり、家事を片付けたいと思うことも多いもの。そうしたときの保育園の対応は、実はとても重要なポイントなのです。チェックリストを作成し、じっくり検討を保育園選びは、パパママにとって、何が正解かがわかりにくい、難しい問題ですよね。しかし、2人でよく話し合い、重要と感じるポイントを、一目でわかるチェックリスト化して見学をすると、優先順位や、比較ポイントがわかりやすくなるかもしれません。子どもが毎日を過ごす、大切な居場所「保育園」。子どもが楽しく過ごせ、パパやママも安心して預けることができる園を、じっくり選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月02日「おむつなし育児」を知っていますか?聞いたことはあるけれど、大変そう?私も第一子の育児中は、「無理!」と決めつけてまったくチャレンジしませんでした。でも、第二子の育児でゆる~くチャレンジ。今思えば、二人目の育児がとても楽だったのは、「なんちゃっておむつなし育児」のおかげかもしれません。「おむつなし育児」ってなに?「おむつなし育児」とは、「なるべくおむつをつけないで排泄させる育児法」です。近年、日本でも「おむつなし育児」が広まりつつあるようです。「おむつなし育児」の本を読むと、「ホーロー容器やおまるを用意しましょう」「排泄のパターンを記録しましょう」「家にいる時はおむつなしで」などと書いてあって、ハードルが高そう。「ただでさえ忙しいのに部屋が汚れそうだし、お出かけもするから無理!」としり込みしてしまいますよね。でも、普通におむつをつけて生活していても、無理なくできる「おむつなし育児」があります。実践!「なんちゃっておむつなし育児」わが家で試したのは、「赤ちゃんが小さいときから、ひんぱんにトイレに座らせる」ということだけ。生後3カ月ごろから、気がついたときに赤ちゃんをヒョイと抱えて、トイレの上に乗せていました。うまくタイミングがあえば、赤ちゃんは気持ちよさそうにおしっこやうんちをしてくれます。当たればラッキー。それだけで、おむつ交換の手間が減ります(おむつはパンツタイプを使用。汚れていなければ、パンツと同じ感覚で同じおむつをはかせても大丈夫です)。だんだん、条件反射のように、座る→出るというパターンができて、成功率も上がりました。ダントツで当たる確率が高いのは、寝起きです。大人も同じですよね。そのほか、授乳前後、お着替え前後、抱っこやおんぶから降ろしたあとも出やすいようです。夜の就寝時は無理をしません。ママも赤ちゃんも、ぐっすり眠ることが大事なので、普通におむつをつけて寝ます。外出するときも、もちろんおむつで。ママがお手洗いに行くときに、ついでに赤ちゃんも座らせてみるだけです。赤ちゃんとのコミュニケーションも「おむつなし育児」は世界的にみても珍しくない育児法です。 私は第一子を中国で育てていたのですが、中国人も、生後2~3カ月の新生児を洗面器の上に座らせて「シーシー」とやっていました。おむつなしで、おしりの上から直接「股割れズボン」をはいている赤ちゃんの姿も珍しくありません。アメリカでは、おむつなし育児はEC(Elimination Communication=排泄コミュニケーション)と呼ばれ、「排泄を通じて赤ちゃんとコミュニケーションをとる手段」とされています。たしかに、成功率を上げたくて、自然に赤ちゃんを観察したり、「出る?」「出ない?」とコミュニケーションを取ったりしていたように思います。私は、赤ちゃんに「おしっこ出たね」「うんち出たね」と話しかける際、おしっこならお腹の下をポンポンと叩く、うんちならおしりをポンポンと叩くサインを見せていました。そうすると、いつの間にか、赤ちゃんが自分でポンポンとジェスチャーしてくれるようになり、とってもかわいかったですよ。成功しました!!「なんちゃっておむつなし育児」さて、「なんちゃっておむつなし育児」の結果、わが子は1歳以降うんちをトイレでできるようになりました。2歳で夜の就寝中を除いておむつがほぼ必要なくなりました。おかげで子育ての負担が随分減ったと思っています。おむつやおしりふきシートの節約にもなりますね。良いことづくめでストレスフリーな「なんちゃっておむつなし育児」、気軽にチャレンジしてみては!?<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月28日特別な手続きは必要ない、普通免許さえ持っていれば運転できるキャンピングカー。子どもが小さいうちにこそ、自由度の高いレンタルキャンピングカーでの旅行がオススメ!キャンピングカーの魅力1.時間に縛られないフレックスな旅旅先で必要不可欠なのは宿泊先ですが、チェックイン・チェックアウトの時間に合わせて行動しなければならないのがつらいところ。でも、キャンピングカーならその心配は無用!疲れたら駐車場にとめて休憩・昼寝、行き先や予定がずれても大丈夫。時間に縛られることなく、家族のペースで自由に行動できるのがキャンピングカーの最大の魅力です!2.荷物のパッキング、アンパッキングで負担減子どもが小さいと荷物も多くなりがちですが、荷物を車に載せたまま移動できるので、それらの負担が軽減されます。子どもたちの荷物をパッキングしなくてはならない母親にとっては、かなり気が楽ですね。3.レンタカーと宿を兼ね、割安地方へ旅行するとレンタカーの出番が多いものです。しかし交通費と宿代、レンタカー代の全てを考慮すると結構なお値段に……。宿とレンタカーを兼ねそろえたキャンピングカーだと、人数によっては割安になることも。4.いつもと違う特別な空間キャンプでのテント泊ともホテル宿泊とも異なる、特別な空間。車内には冷蔵庫・キッチンスペース、テーブルと椅子、ベッド、エアコンがあり快適。まるで小さな秘密の家。そんな特別なキャンピングカーでの旅に、子どもたちが喜ばないわけがない!子どもたちのテンションは最高に上がります(笑)。キャンピングカーを体験するだけのために、週末レンタルして出かけてみるのもいいかもしれません。おもしろキャンピングカー旅行・北海道×自転車×キャンピングカー自転車好きの大原さんファミリーは、北海道の苫小牧でキャンピングカーをレンタル、最北の地“宗谷岬”を目指しました。父と息子は自転車で、母と娘はキャンピングカーで伴走というスタイル。夏の北海道と大自然を満喫する600キロの縦断旅、キャンピングカーにもってこいの旅ですね。・海外旅行×キャンピングカーアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの海外でキャンピングカーをレンタルするのも選択肢の一つです。自分たちのオリジナルプランで、スケールの大きな自然を満喫しながらの旅は最高の思い出になるはず。日本語で手配できるサイトもあるようです。レンタルする際にチェックすべき点・レンタル料金小さな車種だとだいたい一泊12000円くらいから、大きい車種は14000~20000円くらい。レンタカー会社によってはレンタル開始時期やレンタル期間の長さによって割引もあるので、そちらもチェック。タスマニアで1週間レンタルした際は、冬のオフシーズンでなんと半額!!超ラッキーでした。・ベビーシート必要な場合はレンタルできるのか、ベビーシート取りつけ可能な車種なのかを必ず確認しましょう。・ペット同伴ペットの同伴が可能かは、こちらも車種が限られるので要チェック。まとめキャンピングカーという大きな車を運転するのも楽しみのひとつです。実際に私も運転してみましたが、いつも運転している感覚とは違いとても新鮮!車高が高くて見晴らしもいいし、空気のいい山間や景色のいい海岸線の運転は最高でした!次の休日はキャンピングカーをレンタルし、オリジナルな家族旅行を楽しんでみるのはいかがでしょう。<協力>旭川ブルーウインド・ストーリーレンタルキャンピングカーフジカーズジャパン<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年04月21日悩んで悩んでやっと決めたのに…「母の日」に贈って裏目に出たプレゼントとは?今年も嫁にとってドキドキの季節がやって来ました。そう、それは「母の日」! 毎年恒例のイベントと言えど、何を贈ればお義母さまが喜んでくれるのか、毎回頭を悩ませますよね。そんな中、プレゼント選びに失敗してしまった…という経験がある人も少なくないのでは。今回はみなさんから寄せられた「母の日に贈って裏目に出たプレゼント」を紹介します。イラスト:春吉86%テヘッ! バレちゃった…閉店セールで見つけた激安ブラウスを母の日の贈り物に。ちょっと派手だったが、とても気に入ってもらえた。後日、一緒に外出した時にその店の前を通りかかり、「入ろうよ」と誘われてしまい仕方なく入店。そしてそこには同じ商品を見つけてしまった義母が…(たか)うちのお義母さまは花より団子!?花束を贈ったら、「ええ〜?花?いらないわ」と一蹴された(ぶぶりん)いつものようにお花をあげたら好きじゃない花だったらしく…。気が付いたら家の隅っこに追いやられていた(りんご)新婚で義母情報が少なかったので花でいいかと思い、ド定番の「カーネーションの鉢植え」を贈り、失敗。カーネーションの鉢植えは根の張り方がよくないとケチをつけられ、お金の無駄遣いだと文句を言われたので二度とお花は贈っていない(うっしー)5000円くらいのカーネーションの花束を贈ったら、「父の日には素敵なポロシャツをよこしたのに、私にはこんな仏壇に飾るような花を持ってくるなんて」と言っていたと人づてに聞いた。どこまで本当かわからないけれどショック…(あき)好みが分かれるファッション・小物系は難しい!70代の義母はオシャレで派手なものが大好き。花柄のキレイ目なスカーフをプレゼントしたところ、「これは派手ね〜。あなた、首に巻いてみなさい。ほーら似合ってるわ!!」と言われ、結局そのスカーフは私のものに…。好みを探すのは難しい!(ねねでぶ。)レギンスがほしいと言っていたのでプレゼントしたら、好みに合わないと返された。私が履いたらいいと言われたが、サイズが大きすぎて履けず…。結局、義母は自分がほしいものを購入し、後日請求してきた!(PAN)子どもが生まれたときにものすごく面倒を見てもらって助かったので、高価なブランド物のバッグを贈ったが、一度も使っているところを見たことがない(ともこ)好きなものを贈ったはずなのに…(涙)黒糖が好きな義母。いろいろあるメーカーの中から悩みに悩んで、通販サイトで1番人気の黒糖を贈ったところ、「いつも自分で買ってるメーカーのものがいい」と言われた。そんなこと知りませんよ〜(ゆーまま)コーヒー好きの義母に、カップ、マドラー、コーヒー、お菓子をセットで贈った。その翌年、お友達からお土産でもらったコーヒーカップを「お土産でもらったけど、こういう物って本当に困るのよね。よかったら使って!」と渡され複雑な気持ちに…。私があげたカップも迷惑だったのかな…(苦笑)(まむ☆)義母がバリバリ仕事をしていることもあって、毎年母の日にはパンストのセットにカーネンションを添えて贈っている。初めてプレゼントした時は大変喜んでもらい、こちらもうれしかったが、毎年同じものだと図にのりはじめ、去年ついに「私にいつまで働かすつもりなん?」と嫌みを言われた。感謝の言葉を伝えてプレゼントまで渡したのに、嫌みを言われるとはびっくりした(まっさん)見当違いで残念な結果に…結婚後初の母の日のプレゼントに何がいいのか迷っていたら、エプロンが1番無難じゃない?と夫からアドバイスが。それを信じ、好みがあまり左右されないシンプルなエプロンをセレクト。いろいろ悩んで決めたのに、結果的に義母は割烹着派でエプロンはしないということが判明! まさに裏目に出た初めての母の日だった…(マッキー)普段地味なので、明るいカラーの帽子を贈ったものの、一度も使用している姿を見たことがない…(ぽんせん)家事道具をプレゼント。実用的で喜んでくれると思っていたが、「これ以上家事をやれっていうのか!」と怒られた。すごくショックだった(るるぶ)
2016年04月20日「子どもが野菜を食べてくれない」と悩むママは少なくありません。どうすれば野菜嫌いを克服することができるのでしょうか。「キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト」認定講師で野菜ソムリエの香月りささんに、子どもの野菜嫌いの原因と対策を聞きました。どうして子どもは野菜が嫌いなの?香月さんによると、「子どもの野菜嫌いにはちゃんと理由がある」とのことです。「味覚の基本は甘味、塩味、旨味、酸味、苦味の五味ですが、赤ちゃんは生まれて初めて口にする母乳の甘味を<エネルギー源>と認識します。離乳食が始まってから覚える塩味は、体液のバランスを取るミネラルで体に必要なものと認識。だしの旨味は体に不可欠なアミノ酸の味です。ところが、野菜に含まれるクエン酸=酸味は、味覚が未発達の子どもは本能的に腐敗の味と認識、苦みも毒の味と認識してしまいます」なるほど、乳幼児は本能的に野菜を苦手だと感じるのですね。ただし、野菜をおいしいと感じる経験を積むにつれて、あるいは成長期の体が欲することにより、小学校高学年頃には自然に野菜を食べられるようになることが多いそうです。また、味そのものではなく、実は食感が嫌いだったということも珍しくないそうですよ。意外に大事な野菜の切り方香月さんは「食卓に出して食べてもらえなかったら、まずは切り方を変えてみてください」と言います。切り方を変えるだけで食べてくれることも珍しくないそうです。ママたちがやりがちなのが、細かく切って何かに混ぜ込んでごまかすこと。でも、「それだけはやめてくださいね。親子の信頼関係がくずれるだけで根本的な解決にはなりません」と香月さん。「むしろ、大きな状態でドンと出す方が良い場合もあります。たとえば千切りキャベツ。食感が苦手な子が多いので、葉っぱを渡して自分でちぎって食べると食べやすくなる子もいます。また、トマトは串切りにするとゼリー状の種の部分の食感が嫌われやすいので、いちょう切りがおすすめです」子どもを野菜好きにする5つの方法香月さんに、子どもが野菜に親しみを持ち好きになる方法を紹介してもらいました。(1)食べ比べをさせる:色も形もバラエティ豊かなミニトマトがおススメ。(2)家庭菜園で一緒に育てる:ピーマンは比較的成功しやすいです。(3)一緒に買い物をして野菜を選ばせる:たとえばニンジンは軸の太さに個体差があり、軸が細いものは甘みがあります。ピーマンのヘタも五角形と六角形があり、六角形の方が苦みは少なく食べやすいです。スーパーで、「おいしいのを選んでね」とお願いすると子どもは喜びます。(4)お手伝いをさせる:皮をむいてもらう、型抜きをさせるなど、少しでもお手伝いをすると子どもは素材への親しみを持ちます。(5)楽しく食べる:子どもが残した野菜を、親が怒りながら食べるのはダメ。ときには、「おいしいからママがもらうね!」といった演出も必要です。食育の基本は家庭、たまにはプロにゆだねても食育は毎日の家庭での心がけが大事なのですね。とはいえ、現代の親は忙しいので外部の食育プログラムの需要も高まっているそうです。日本野菜ソムリエ協会でも、子どもたちが楽しみながら野菜や果物について学び、同年代の子どもたちに伝える<キッズ野菜ソムリエ>の育成を行っています。こうしたプログラムを利用したり、同年代の子と楽しめるキッズ料理教室などに参加させたりすることで、子どもが野菜に興味を持ってくれるといいですね。最近、料理教室は男の子にも人気だそうです。香月さんの話を聞き、「子どもの野菜嫌いには理由がある」ということがわかりました。そう思うと、「とにかく野菜を食べさせなくては!」というプレッシャーから解放されて、気持ちが少し楽になりますね。生きることに直結する食のこと、親子で楽しく関わっていきたいと思いました。香月りささんブログ取材協力:日本野菜ソムリエ協会キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月14日