女性自身がお届けする新着記事一覧 (124/893)
眞栄田郷敦(23)の第一子誕生を8月2日、『NEWSポストセブン』が報じた。7月下旬に都内の産院で生まれたという。本誌は兄の新田真剣佑(26)が臨月を迎えた妻と歩く姿を7月に報じたばかりだが、‘21年に逝去した千葉真一さん(享年82)にとっての“初孫”は、弟・郷敦の子供となった。「真剣佑さん夫妻は出産のためハワイに滞在しています。兄の子供とは誕生日の近い同級生となるので、産後の生活について兄弟で情報交換することもあるそうです。やはりインパクトの強い名前をつけるのでしょうね」(真剣佑の知人)郷敦と真剣佑は、今年1月22日にマスコミ各社に向けて結婚に関するコメントを発表。“兄弟W結婚”とワイドショーやスポーツ紙で大体的に取り上げられたが、“Wおめでた”についてはずっと秘してきた。「千葉さんの逝去以来、家族の話題がマスコミを賑わすことも多かったためか、郷敦さんは一般人である奥さんやお子さんについては、詳しく語りたくないそうです。出会ってすぐに結婚を意識したという郷敦さんは意外に古風で、妻には“肌の露出は控えてほしい”などということもあるとか。奥さんは郷敦さんと同い年で、見た感じは佐藤栞里さんに似た笑顔を絶やさない女性です」(郷敦の知人)本誌が目撃した真剣佑は時折おなかの赤ちゃんに語りかけるような仲むつまじい様子で、妻のAさんは胸元とお腹、背中の部分が大きく開いたマタニティウェアを着用していた。兄弟で考えが違う部分はあっても、W結婚、Wおめでたと歩調をぴたりと合わせる二人。天国の千葉さんも喜んでいることだろう。
2023年08月02日6月の電力使用分から、東京電力をはじめ、大手電力会社7社(北海道・東北・北陸・中国・四国・沖縄)が、電気料金の大幅な値上げを実施した。特に北陸電力は39.7%、沖縄電力は36.6%のアップ。値上げ率が低い東京電力でも15.3%の値上げで、電気代が家計を圧迫している。「電気代が高騰し、エアコンの使用を控えるという人が7割もいます。けれど、この暑さで、エアコンを使わないのは、熱中症リスクも高まり、さらには命を危険にさらすことになります。私たちはすでに“亜熱帯地域”の夏を過ごしていると自覚したほうがいいです」そう語るのは、節約アドバイザーの丸山晴美さんだ。「とはいえ、エアコンの電気代は気になりますよね。夏場の電気代の割合はエアコンがダントツで多く、34.2%をしめています。皆さん、節約のため、さまざまな工夫をしていることと思います。しかし、よかれと思っている節約術が、逆に電気代が上がるNG行動かもしれません」(丸山さん・以下同)■エアコン節電を勘違いしているかも丸山さんが言うように、実は正しい節約方法を知っている人は少ない。先日、ダイキン工業が「エアコンの節電に関する実態調査」を発表。約6割の人が「エアコンの節電に何らかの誤解をしている」ことが判明したという。「正しい方法で、エアコンの電気代を節約していきましょう」丸山さんが、電気代が上がってしまうエアコン節電の誤りを7つ教えてくれた。【NG1】風量はできるだけ「弱」「エアコンの室内機と室外機には、熱を空気中から集めたり逃がしたりする『熱交換器』が入っています。風量を『弱』にすると熱交換器を通る空気の量が減り、熱を集めるのに時間がかかり、電気代が多くなってしまいます。そのため、風量は『自動』にしましょう。すると、効率よく熱を運び出してすばやく部屋を涼しくしてくれます」【NG2】室外機をカバーで覆い、直射日光があたらないようにする「室外機の周りに障害物があると、吸い込み口と吹き出し口が塞がれて、エアコンに負荷がかかり、無駄な電力消費になってしまいます」【NG3】こまめにスイッチを切る「エアコンの80%の電力を消費するのが“エアコンの心臓”とよばれる圧縮機(室外機)です。スイッチを入れた直後に、圧縮機は部屋を冷やそうと勢いよく運転し始めます。適温になると、力を弱めて安定運転を続けます。そのため、こまめにスイッチのオンとオフを繰り返すと、圧縮機への負荷が高まり、電力を多く消費します。日中の約30分の外出ならつけっぱなしのほうが節電になるのです」【NG4】風向きは下向きに設定「冷房中、冷気は床付近に、暖かい空気は天井付近へと上昇し『温度ムラ』が起こります。風向きが下だと温度ムラが起こりやすく、足元は冷えるのに体は暑いとつい設定温度も低くしがちです。風向きを水平にすることで、冷気が自然に下りて温度ムラを防ぎ、エアコンの風が体に直接当たる不快感も和らぎます」■設定温度を上げると1度10%の節約に【NG5】帰宅時は、窓を閉めたまま冷房をつける「すぐに低い温度で冷房をつけるのではなく、帰宅したら、まず窓を開けましょう。風通しをよくして部屋の熱気を外に出してからエアコンをつけると、無駄な電力を使いません。熱気がなくなったら窓を閉め、設定温度をふだんより1度上げ風量は自動にしましょう」設定温度を上げると、いくらくらいの節約になるのだろうか。電気代は、1時間あたりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(今回は主要電力会社10社平均の31円で試算)で求められる。1時間あたりの消費電力はエアコンによって異なるので、カタログや説明書を見て調べよう。今回、丸山さんが1時間あたりの消費電力が500キロワットだった場合で試算してくれた。「たとえば設定温度を27度から28度に1度上げると約10%の節約になり、ひと月の差額は961円ほどでした。また、窓を閉めた後に遮熱・遮光のカーテンを引いたり、断熱シートを窓に張ると部屋が冷えやすくなり、節約になります」【NG6】エアコンのフィルターはシーズンごとに掃除する「フィルターがほこりなどで目詰まりすると、吸い込む空気量が減り、冷やすための電力がよけい必要になります。シーズンごとに1回の掃除では不十分。2週間に一度は、掃除をしましょう。ペットがいる家は、毛がほこりになりやすいので1週間に一度したほうがいいです。ダイキンの試算では、1年間掃除をしないと25%の電気代が余計にかかり、3年だと2倍になります」【NG7】冷房より除湿「電気代は弱冷房除湿、冷房、除湿の順で安いです」弱冷房除湿モードがいいが、そういった機能がないエアコンの場合は、除湿ではなく冷房28度に設定しよう。「除湿にするよりも、高めの温度で使う冷房のほうが節約できます」以上の間違った節電法をやめ、正しい節約をすれば、1カ月で合計約14%、1345円の節約になる。「設定温度を1度上げると10%の節約になる、ということだけでも覚えておくのがおすすめです。電気代高騰を乗りきりましょう」
2023年08月02日《国内だけでなく、海外にも目を向けていきたいと思います》こうコメントしたのは、フリーアナウンサーの有働由美子(54)。7月23日、『24時間テレビ』(日本テレビ系)に、チャリティーパーソナリティーとして参加することが発表された。「これまで有働さんは日テレでは『news zero』や選挙特番などを担当してきましたが、日テレの看板番組である『24時間テレビ』は初出演。これで、日テレの主要な番組を制覇することになりますね」(スポーツ紙記者)有働といえば、’18年3月でNHKを退局。同年10月から『news zero』のメインキャスターに就任し、今年で5年となる。今年4月に放送されたトーク番組『夜明け前のPLAYERS』(日本テレビ系)で有働は、次のように打ち明けている。「(NHKを)辞めた1年くらいは本当に苦しかったし。頭に100円玉ハゲができてました」当時のことを、日本テレビ関係者はこう振り返る。「『news zero』に出演し始めた当初は、番組スタッフと距離があり、有働さん自身も“NHKらしさ”から抜け出せず、苦しんだようです。視聴率も5%前後と低迷することもありました」ところが最近は、“NHKらしさ”から抜け出し、“有働らしさ”を発揮しているようで……。「近年は好調で、高視聴率を記録したときに局内に貼り出される“視聴率速報”が何枚も貼られています。名実ともに“日テレの顔”です」(前出・日本テレビ関係者)快進撃の理由は、有働の人柄にあるという。「気さくな性格のためスタッフ受けが抜群で、昨夏は暑気払いの意味を込めて大量のビールを差し入れしてくれました」(番組関係者)番組作りにも前向きな姿勢を見せている。「打ち合わせや企画会議でも自ら積極的に意見を出し、番組スタッフとの対話を大切にしています。また、ジャーナリスト志向が強くて現場主義。最近も台湾に取材に行っていました。中国による空襲に備えた訓練を行う緊迫した様子を、中継で伝えていました」(前出・番組関係者)収入の面でも“NHKらしさ”からの脱却を果たした。「『news zero』の出演料は就任当初は1本80万円ほどだったようですが、昨年10月から金曜日は出演しなくなったため、現在は1本100万円前後のようです。このご時世で100万円級のギャラをもらっている帯キャスターはいませんから、有働さんは“VIP待遇”といえそうです。特番などは100万円×時間。単発のバラエティ番組などは1本40万~50万円となっており、年収は2億円ほどかと思われます」(前出・日本テレビ関係者)大成功のフリー転身。日テレ内での地位は不動のようだ。
2023年08月02日自民党女性局によるフランス研修が、いまだにネット上で波紋を広げ続けている。発端となったのは、自民党の松川るい女性局長(52)らがSNSに投稿したフランスでの記念写真。エッフェル塔前でポーズを決めたものなど、まるで観光を楽しんでいるようにも見える写真が「自民党女性局の研修」先で撮影されたと判明し、ネット上では“国の血税でフランス旅行?”など批判が殺到したのだ。これを受けて、松川氏は批判の対象となったSNS投稿を削除。7月31日には、謝罪とともに研修内容の詳細や意義について綴った文面を更新した。また8月1日には、記者団による取材を受けて「SNS上の発信について不適切なものがあったというふうに思っておりますし、その点については、誤解を与えたことについて反省しています」と述べている。しかしいっぽうで同じく女性局長を務める元SPEEDの今井絵理子参議院議員(39)は、自身のSNSで《海外研修に対して、「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています》と世間の批判に反論。さらに研修について綴った内容を写真とともに更新し、その意義を主張し続けているが……。ネット上ではいまだに冷ややかな声が相次いでいる。「今井議員といえば、今でも『元SPEED』というタレント議員としての印象が強くあるでしょう。’90年代のSPEED全盛期でシングル・アルバムともに大ヒット作品をいくつも世に出しており、その販売枚数はデビュー当時12歳から3年以内に計2000万枚を超えています。’00年に活動休止を発表してからも、CM出演や書籍発売などのタレント活動を続けてきました。議員としても、昨年に2期目の当選を果たしています。国会議員には給与にあたる歳費やボーナスに相当する期末手当を含めると、年収は実に2000万円超。さらには『第2の財布』ともいわれる調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)が月100万円支給されるため、年間3000万円以上が支払われていることになります。そうしたキャリアを歩んできた結果、今年1月に公開された参議院の資産報告書では女性議員としてトップの資産総額9838万円という数字が明らかになっています。実は’17年にも、ほとんど変わらない数字が報告されており、当時はそのうち約6800万円が預金額。その他は、東京と沖縄の土地と持ち家などの金融資産とされていました。参院議員の総資産平均は約2500万円程度で、中には金融資産を持っていない議員も複数人います。そんななかで、今井議員の資産は目立った額といえるでしょう」(全国紙記者)そんな庶民とはかけ離れた懐事情の今井議員。日々の生活に苦しむ庶民の“セレブ研修”への怒りの声が届かないのも、納得かもしれない。
2023年08月02日夏本番を迎えると猛暑日が続き、ちょっと外に出るだけでも、汗が噴き出すようになった。「通勤で毎朝、最寄りの駅に行くまでにびっしょりと汗をかくので一日が不快です。満員電車の中は、汗と香水、制汗剤がまざってすごいにおいが充満していますよ」そうこぼすのは首都圏のオフィスに通う女性(50代)。マスクをつけなくなったので、自分の体臭が気になって仕方がないという。「汗をにおいとして感じてしまうのは、皮膚の表面の作用で発生する、皮膚ガスが原因です。汗にはミネラル、ブドウ糖、アミノ酸、乳酸、尿素などさまざまな成分が微量に含まれていて、皮脂の成分もまざります。これが皮膚の常在菌の作用によって分解されると、体臭のもとになる皮膚ガスが発生するのです。夏の紫外線も大敵で、無臭のサラサラの汗をかいた後、放置すると嫌なにおいに変わってきますので、汗をかいた後のケアが大切になってきます」そうアドバイスするのは、体臭のメカニズムに詳しい、東海大学理学部化学科の関根嘉香教授。■皮膚ガス放散経路の違いでにおいも変わる皮膚ガスが放散する経路は3通りあり、1つ目が常在菌の作用で皮膚表面から発生する「表面反応由来」。たとえば、「夫の枕がくさい」と嘆く妻たちは多いだろうが、男性に見られる「ミドル脂臭」が原因。これは、汗に含まれる乳酸の代謝によって発生する「ジアセチル」と皮脂の成分がまざり合い、古びた油のようなにおいが主に後頭部から出てくるという。男女ともに40~50代で目立ってくるのが「加齢臭」だ。「年齢を重ねると皮脂が酸化されてできる成分の『2-ノネナール』が増え、枯れ草や古本に似たにおいがするようになります。主に頭部や耳の周辺、背中や胸、おなかなど体の中心部から出てきます。また、蒸れた足裏のにおいのもととなるのが『イソ吉草酸』で、これも常在菌の作用によるものです。2つ目は『汗腺由来』です。汗に含まれる『酢酸』が原因で、汗をかいたときに酸っぱいにおいがします。2つとも洗って落ちるのでにおい対策はしやすいでしょう。3つ目の『血液由来』は、血液中に流れている化学物質が揮発して、皮膚表面から染み出してくるもの。夏バテなどで疲労やストレスがたまりますと、血液中のアンモニア濃度が上昇し、皮膚から『疲労臭』がしみ出してきます。お酒を飲んだり、にんにくを食べたりした後に出るにおいも血液由来になり、これらは洗っても落ちません」(関根教授・以下同)こうしたさまざまな要因をひっくるめて、“汗くさい”と感じるという。においは、食生活や生活環境、遺伝による体質によって微妙に変わってくる。特に、夏休みにはBBQやビアガーデンなどで、香辛料の強い肉料理やアルコールなどをたくさん取る機会が増えてくるので、汗をたくさんかいた後の“対策”を怠らないようにしたい。ところが、間違った対策でさらににおいを助長しているケースがあるという。そこで関根教授に、夏本番にやりがちな汗対策のNG習慣を教えてもらった。■よかれと思ってする対策が「においのもと」【NG習慣1】乾いたハンカチやタオルで汗を拭くハンカチやタオルで汗を拭くとき、乾いたハンカチやタオルで汗を拭くとかえって発汗量が増えてしまう可能性があるという。「汗はもともと体を冷やすためにかきます。水分が皮膚の上で蒸発するときに気化熱が必要となり、肌からその熱を奪うため、体温が下がり平熱に保つことができるのです。乾いた布で汗を拭くと、水分がなくなるので体が冷えず、余計に発汗が促されてしまいます。ウエットシートなどぬれたもので肌を湿らせて汗を拭くといいでしょう」【NG習慣2】髪を洗った後に自然乾燥させる髪を洗った後に自然乾燥させると、かえって蒸れてくる。「皮膚の常在菌にはカビもいるので、生乾きのままではカビのようなにおいがすることがあります」髪はドライヤーでしっかりと乾かすようにしよう。【NG習慣3】制汗剤をよく使うにおい対策で制汗剤をよく使うという人も多いだろう。「制汗剤は使いすぎると、汗腺の機能を低下させてしまうことがあります。汗腺がしっかり機能していれば、血液に含まれるミネラルやアンモニアなどの成分をろ過して再吸収し、水に近い無臭のサラサラの汗がつくられます。しかし、汗腺の機能が衰えると、再吸収がうまくいかず、成分が多く残るベタベタの汗になり、キツいにおいのもとになります」汗をかいたらシャワーでさっと洗い流すのがベストだが、仕事中などでそれができない場合は、肌着を取り替えることでも十分効果はあるという。【NG習慣4】薄着で過ごしたいので肌着を着ない「暑さのあまり薄着で過ごしたいので肌着を着ない人も多いですが、かえって汗が肌についたままになってしまいます。逆に、吸水性や速乾性を兼ね備えた素材の肌着を着ることをおすすめしています。私もこの時季は着替えを持参して、汗をたくさんかいた後は、肌着を取り替えるようにしています」【NG習慣5】お風呂でゴシゴシ体を強く洗いすぎるお風呂の入り方にもコツがある。お風呂でゴシゴシ体を強く洗いすぎるとかえって逆効果だという。「皮脂を落としすぎると、余計に出てきます。それが加齢臭のもとになることがありますので、汚れはシャワーで軽く流す程度でも十分です」【NG習慣6】湯船につからないでシャワーで済ませる暑い時季は、湯船につからないでシャワーで済ませるという人も多いだろう。汗をかかずにいると汗腺の機能が衰えてしまい、ベタベタした汗が出やすくなるため、ぬるめのお湯を張った浴槽にゆっくりつかって、汗を出しやすくすることが大事という。【NG習慣7】冷房の効いた部屋にいて汗をかかない「冷房の効いた部屋にいて汗をかかないというのはよくありません。朝にウオーキングやラジオ体操をして、汗をかく習慣をつけましょう」あと2カ月ぐらいは暑さと格闘することになるが、汗の対策を怠らないで、嫌なにおいを発生させず、快適に過ごそう!
2023年08月02日日本国内で最も古い原発である高浜原子力発電所1号機。その12年ぶりの再稼働をめぐるウーマンラッシュアワー・村本大輔(42)の“過激発言”が、ネット上で波紋を広げ続けている。福井県内にある関西電力の高浜原子力発電所1号機は、’74年に運転を開始。’11年1月に定期検査のため運転を停止してから今回の再稼働まで、12年6カ月の歳月を要したものの、すでに運転開始から50年近くが経過している。これは’11年3月の福島第一原発事故以降、「原則40年」とされていた稼働年数を大きく上回る数字だ。’13年に新たな制度基準が設けられ、それをクリアしたことで7月28日の再稼働が決定していたが、これまでに大阪市民ら約380人が「将来世代に放射性廃棄物を負担させる」と、関電本店前で集会やデモ行進を実施。また直前にも原発近くの高浜町で、約70人が「老朽原発を動かすな」とデモ行進したのちに、関西電力に対して再稼働中止を求める書面を手渡すなど、根強い反対の声も。こうして、様々な懸念や反対が渦巻きながらも実施された今回の再稼働。それに反応せずにはいられなかったのが福井県出身の村本だ。NHKが7月28日にこのことを報じると、同日にX(旧Twitter)で記事を引用した上でこう綴った。《事故があった時、地元の人だけじゃなく日本中が被爆しますように》(※原文ママ、現在はX上のルールに違反しているものとして表示制限されている)このコメントに、ネット上では批判が続出し、ネットニュースにもなりますます注目を集めることに。そうした事態を受けて31日、村本はInstagramとXを更新。Instagramでは自身のコメントを取り上げたスポーツ誌の見出しをスクリーンショットした画像とともに、《ある朝起きてラインニュース開いたら、女子バレーボールの選手の記事かなと思ったらおれだった》と、自身のコメントを取り上げられた記事について言及した。その上で、《地元の原発が再稼働したというニュースがTwitterであがっていて、それを喜ぶコメント欄。とても複雑な気持ちになった》と、元となった原発再稼働のニュースに対する心情を吐露。また、過去に聞いたという実際の被災者の声を綴り、《いつも苦しむのは地元ばかり。そんなことを思っていたら、万が一の時は全員が背負って欲しい、そうなればもっと一緒に考えてくれるのにって思ってこれを書いた》と、コメントの真意を綴った。さらに、《マネージャーからも、何やってるんですかって怒られた》と身近な人物からも直接的に注意を受けたことを明かしている。ただ、村本はそうした注意や指摘にも、納得がいっていない様子。Instagramには、次の通り文面が続いている。《そうか、あれで怒ってるのか、魔法使いじゃないんだから「日本中が被爆すればいいのにー」と言ってそうなるわけじゃない、言葉は非現実的。そうなれともおもってもなく、それぐらいの気持ちで原発の再稼働を考えて欲しいって意味なのに、本気でそれを受け取る人たちが一定数いる。言葉の裏を読めない人たち》(※原文ママ)同日にXでも、批判の元となったコメントを引用し《このツイートが大バッシングを受けてるらしい。ネットの世界、言葉には必要以上に敏感なのに今起きてる現実にはあまりにも鈍感》と、投稿。あくまでもSNS上のコメントは、原発再稼働についての考えを促すためのものだと主張するコメントに、ネット上の一部では賛同する声も寄せられている。《ウーマン村本さんの言いたいこと分かる。福島原発事故で福島の人は凄く差別された。だから今度原発を動かす判断するならみんな同じ状況になる覚悟で動かせよってことやと思う。そんだけ福島原発のこと、みんな他人事になってへんか》《ウーマンラッシュアワー村本の発言は地方で原発稼働をさせて事故のリスクだけ押し付けて、都心部でのほほんとしてる奴らも地元民と同じ恐怖を背負うべきだろって言いたいんでしょ。それくらい分かるし、それを考慮した上でそれでも不適切な発言だと非難するのは分かるが片面切り取って批判する人多すぎ》しかしそのいっぽうで、今回のように改めて真意の説明が必要になるような、元の発言の”過激さ”や”言葉足らずさ”を厳しく指摘する声が、再度相次ぐ事態になっている。《万が一最悪の事態が発生した場合は日本人全員で痛みを分かちあうべきだと言いたかったのかもしれないけど、知らんけど、言葉足らずで圧倒的に不適切な発言ですね》《これよぉ。字面だけ見て発狂してる連中は、ウーマン村本の真意を読み取れてない…読解力がない…とか、定番の反論で擁護してる連中が居るけどさ。Twitter含むSNSだって不特定多数の人間が見るモンなんだから、誤解を受けそうな言葉使えばこうもなるだろうがよ》《ウーマン村本は大飯原発地元出身なのでそれなりの思いはあると思いますよ。仮にウケ狙いとしたら更にまずいと思いますが。原発事故起きろ!とか全員被ばくしろ!なんて、どんな意図であれ人として言ってはいけないし、それを指摘しなければいけないと私は考えます》
2023年08月02日大手回転ずしチェーン「スシロー」の店舗で、卓上のしょうゆ差しの注ぎ口を舐め回す少年の動画が拡散された“ペロペロ動画事件”。騒動から半年が経過し、事態はついに収束を迎えそうだ。これまで「スシロー」を運営する「あきんどスシロー」は訴訟で約6700万円の損害賠償を求めていたが、8月1日、大阪地裁で調停が成立し、訴えが取り下げられたことが分かったのだ。「騒動の発端は、今年1月下旬にしょうゆ差しを舐め回したり、レーン上の寿司に唾液を付けたりする少年の様子が収められた動画がネットで拡散され、大きな波紋を呼ぶこととなりました。『あきんどスシロー』の親会社『フード&ライフカンパニーズ』の株価は暴落し、一時は時価総額で170億円が吹き飛ぶ大損害を被っていました」(全国紙記者)6月8日、「あきんどスシロー」が少年に約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴していたことが判明。「読売新聞オンライン」によると、スシロー側は訴状で少年の行為について、「各店舗の衛生管理に疑念を生じさせ、多くの客に著しい不快感、嫌悪感を与えた。影響は深刻で、この問題を放置できない」と主張。いっぽう少年側は今年5月に、自身の行為は認め、「反省の日々を送っている」とした上で、「客の減少は同業他店との競合も考えられる」と反論していた。そして8月1日、調停は成立し、6700万円の請求は取り下げられることとなった。とはいえ、ネットでは《個人的には、金額を下げてでも賠償請求を取り下げるべきではないと思う》《この少年にはそれなりの制裁は加えるべきだと思う》など少年に対して厳しい声がいまだ後を絶たない。「調停は終わったものの、少年にはこれからも苦難が待ち受けているでしょう。通っていた高校は自主退学したといいますし、拡散された動画はいまもネット上に存在します。就職への影響も大きいでしょうし、少年に待つのはいばらの道でしょう」(前出・全国紙記者)■憔悴していた母親「悪いのは私たちなので……」事の大きさを、少年やその家族は重く受け止めていたようだ。今年3月下旬、少年の母親に直撃すると、「まだ、すごく反省しております」と少年の様子を語っていた。ネット上では少年に対する過剰な批判を諫める声も少なくなく、そのことについて聞いてみると、「悪いのは私たちなので。それはもう悪いことをした結果なので、それは仕方ないことだと思っています」と申し訳なさそうにしていた。さらに、直撃に応じてくれた母親の気苦労も相当なものだったようだ。近隣住民は本誌記者にこう明かしている。「お母さんはものすごくきれいな人だったんですが、それがこのひと月ほどで、げっそり痩せてしまって……。顔色も悪いし、やつれて別人のようになってしまって。もう憔悴してきってるのよ」自らの行動が、大問題として取り沙汰されてしまったペロペロ少年。今回の請求取り下げに際し、一部では《少年の先を考えれば制裁は十分過ぎる程したのでは?と個人的に思うし2度とこんな事はしないと信じたいですね》《少年はまだ若くまだ未来がある。これからは、しっかりとした自分の考えを持った大人として世の中の役に立って欲しい。そう願います》というエールも上がっている。まっとうな道を歩むよう願うばかりだ。
2023年08月02日公の場で泥沼の応酬を続ける福原愛(34)と元夫の江宏傑氏(34)。8月1日には、福原側が新たに声明文を発表するなど事態は過熱の一途を辿っている。福原と江氏は’16年に結婚。当初は1日に60回以上キスをするというほどのラブラブぶりで、2人の子宝に恵まれた。しかし、’21年3月に「女性セブン」によって、福原と既婚男性Aさんとの“お泊りデート”が報じられてしまう。福原は“一緒の部屋には宿泊していない”と不倫を否定したものの、同年7月に江氏と離婚した。その際、子供たちは共同親権という形で育てていくと発表され、2人の子供たちは台湾で江氏と暮らしていた。その後Aさんも離婚が成立。’21年12月には、福原とAさんとの真剣交際が報じられ、福原は新しい生活を歩んでいるかのように見えた。しかし、昨年7月23日に自体は急変。江氏の主張によると、面会交流のため台湾の空港で福原に長男を引き渡したが、1週間後に連絡が途絶えてしまい、面会交流の期間が過ぎても戻ってこなかったというのだ。そして事態は現在の公然バトルにつながる。今年7月27日に、元夫の江宏傑氏(34)が、都内で緊急会見を実施。江氏は会見で「本年7月20日、日本の裁判所の審判結果を受け取りました。福原愛さんに対し、息子を私に引き渡すよう命ずる内容です」と、東京家裁の審判を根拠に長男の引き渡しを求めたのだ。さらに、会見に同席した大渕愛子弁護士が、福原が長男を返さない場合、「未成年者誘拐の罪で告訴することも検討している」とまで踏み込んだことも大きな注目を集めることに。対する福原側も同日、自身のSNSに代理人弁護士の声明を掲載。「日本の審判は、あくまで1審の裁判」として江氏を非難し、記者会見を開いたことについても「意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種」と反論していた。また、福原側は、8月1日にも再度声明文を公表。「福原さんを社会的に葬ろうしている」「突然の記者会見、刑事告訴の示唆といった振る舞いは、親権をめぐる私的な問題を劇場的な見世物にしてひたすら母親に圧力をかけるのが狙いであるかのように見えます」と、江氏側の会見内容を3000字にわたって痛烈に批判。バトルを繰り広げている。かつては、“卓球の愛ちゃん”として、日本中がその成長を見守り、親しまれてきた福原。幼少期からテレビに取り上げられ、厳しい練習を泣きながら耐える姿や試合展開が悪くなると泣き出してしまうことから”泣き虫愛ちゃん”としても愛された。かわいらしさだけでなく、卓球の功績も一流。‘12年のロンドン五輪では女子団体で、日本初となる銀メダルを獲得し、大きな感動を呼んだ。’16年のリオ五輪でも女子団体で銅メダルを獲得。福原は、まごうことなき日本卓球界のスターだった。それが一転、不倫報道まで飛び出した挙句、元夫側から” 未成年者誘拐の罪で告訴する”と指摘される事態に。見守られる立場から、日本でいま最も“揉めている夫婦”として注目されてしまうことに。SNS上では、卓球の愛ちゃんの変貌ぶりを嘆く声が相次いでいる。《多くの国民から愛された、泣き虫愛ちゃんが。。。》《愛ちゃん、何で、こんなことになっちゃったんだろう?》《どうしてこうなった…?あれ、自分の知ってる福原愛さんはもう昔の存在だったのか》《愛ちゃんこんなにも拗れてしまってるのはショックだなー卓球少女であってほしかった》
2023年08月02日「私にとっては、孫たちがかわいそうでなりません。親の都合で離婚して、子供たちが不憫です」そう語ったのは長野県松本市在住の弦楽器製作者の井筒信一さん(87)。キャンドル・ジュン氏(49)の実父であり、広末涼子(43)にとっては元義父だ。広末と鳥羽周作氏(45)のW不倫発覚から約1カ月半がたった7月23日、広末は所属事務所の公式サイトでキャンドル氏との離婚を発表。3人の子供の親権を彼女が持つことが明かされた。この発表を受け、井筒さんは憔悴しきった表情で本誌に心中を吐露した。「騒動が起きてから息子とは一度しか話せていません。きちんとした説明を受けていないので、なかなか納得できないですね……。夫婦のどちらが悪かったとか、どうすれば離婚しなくてすんだかなんて私にはわかりません。子供は広末さんが育てることになりましたが、彼女は私たちと違ってまだ若くて体力もありますし、子育てもちゃんとやってくれるでしょう。私たちは、それを見守っていくだけなんです」本誌が井筒さんに取材した翌26日、キャンドル氏も公式サイトで離婚に関する声明を発表した。「キャンドルさんの約6000字にわたる離婚報告文には、『子供達のことを第一に』という表現が繰り返されていたのが印象的でした。親権を手放さざるをえず、子供たちから離れることに忸怩たる思いがあったのかもしれません。一方、広末さんは自らの不倫騒動がきっかけになったのに、かねて望んでいたという離婚も成立し、信頼する母親がそばにいながら子育てができるという環境になりました。まさに“思いどおりの結果”ともいえるでしょう」(芸能ライター)実際、本誌は離婚発表の数日前、晴れやかな表情で買い物や整体を楽しむ広末の姿を目撃している。現在、所属事務所により無期限謹慎処分を受けている広末。離婚問題から“解放”されたあとは、女優復帰を希望しているという。「不倫発覚で主演映画の製作が中断しました。高知が舞台の映画で、広末さんは地元への恩返しの意味もあり、『この作品は絶対にやりたい』と今も口にしています。本人は『復帰作にする』と意気込んでいますが、『事態の深刻さに気づいていないのでは?』と周囲の反応は冷ややかですね」(映像制作関係者)広末が復帰に向けて動きだしている一方で、鳥羽氏の行方は知れないという。「騒動後は、自身が監修した長野県の古民家レストランに滞在したり、各地を転々としているようです。家族と暮らしていた自宅には戻っておらず、奥さんとの離婚協議も進んでいないと聞きました」(芸能関係者)鳥羽氏の妻・Aさんは埼玉県内の自宅マンションに戻り、女手一つで息子2人の面倒を見ている。「鳥羽さんの奥さんはキレイで、すごくいい人ですよ。先日、お子さんが夏休みに入ったからか、プールに連れていく姿を見かけました。やんちゃ盛りの男の子2人なので大変そうですね」(近隣住民)鳥羽氏の自著によると、彼とAさんの出会いは勤務先の小学校。2人はともに教師だったという。《僕が「学校の先生辞めて料理人目指すわ」と伝えたときも、奥さんは「できると思います」と言ってくれました。結婚したのは僕が32歳のときです。最初のレストランを辞める手前くらい。それまでズルズルと7年くらい付き合っていたんですが「そろそろ結婚かな」という話になりました。(中略)僕がダメなときは奥さんにぜんぶ食べさせてもらっていた。感謝しかありません》(『本日も、満席御礼。』幻冬舎)Aさんは上映中止になった鳥羽氏のドキュメンタリー映画にも出演していた。インタビューでは「子供が小さい時期は今だけなので一緒に見られたらいいな」と夫への本音を漏らす場面もあった――。「鳥羽さんは不倫発覚後も追い討ちをかけるように、広末さんとの“純愛”を強調しています。糟糠の妻であるAさんの受けた悲しみは計り知れません。しかし、広末さんの離婚発表コメントにも、鳥羽さんの妻子への謝罪や配慮はありませんでした。にもかかわらず、この発表をもって今回の一件を終結させたいと主張しているのは“身勝手”と批判されても仕方がないでしょう」(前出・芸能ライター)夫が戻らぬ家で将来に不安を感じながら懊悩を続けている鳥羽シェフの妻。今回の騒動に巻き込まれた“家族たち”の心の整理が終結するまでにはまだ時間がかかりそうだ。
2023年08月02日《海外研修に対して、「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています》自民党女性局のメンバー38人が先月、3泊5日で行ったフランス研修。局長・松川るい参院議員(52)や広瀬めぐみ参院議員(57)らが現地の写真をSNSに投稿すると、「観光旅行のよう」などと批判が相次いだ。「松川氏が7月31日にSNSで発表した声明によれば、5年に1度の頻度で海外視察が実施されているとのこと。今回研修に参加したのは女性局所属の地方議員や民間人で、国会議員は松川氏や今井氏を含めて4人。少子化対策や政治における女性活躍などについて、現地の有識者や議員らと意見交換することが主な目的だったそうです。しかし女性局の議員らによるSNS投稿は、観光地での記念撮影やフレンチやデザートといった写真が目立ちました。そのため研修の目的や成果が伝わらず、国民感情を逆なでしてしまったようです。自民党関係者からも批判の声が上がり、同党の茂木敏充幹事長(67)は党幹部が松川局長に注意したと明かしていました」(全国紙記者)SNSを通じて、《私の投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》と謝罪した松川氏。だがいっぽうで、冒頭のようにSNSで研修の正当性を主張しているのが今井絵理子参院議員(39)。さらに今井氏を擁護し続ける人物もーー。それは’17年7月に、「週刊新潮」で今井氏との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられた橋本健元神戸市議(43)だ。「橋本さんは不倫疑惑が報じられた当時は妻帯者でしたが、後に離婚しています。’18年10月には、今井さんがブログで交際を宣言。橋本さんの夫婦関係は破綻していたと明かし、『不倫も不法行為もありません』と否定しました。いっぽう橋本さんといえば、政務活動費の不正受給が発覚し議員を辞職。’18年10月に詐欺罪で有罪判決が下されましたが、今井さんとの交際は続いているようです」(芸能関係者)■「今井絵理子議員に批判が向かう理由がわからん」「だから不倫ちゃうて」’21年3月に「FRIDAY」で再婚の可能性が報じられ、昨年5月には骨盤を骨折した今井の車いすを押す橋本氏の姿も目撃されていた。献身的に今井氏を支える橋本氏だが、30日からX(旧・Twitter)を通じてユーザーと応酬を繰り広げているのだ。まず30日に、次のように投稿した橋本氏。《今井絵理子議員はじめ党女性局の訪仏が批判されてるけど、なんなんこれ。タヒねDMまで登場して、狂ってるやん。まず、公金で行ってるわけでもないし、党の活動やし、自己負担もあるし、今井絵理子議員に批判が向かう理由がわからん。みんな勝手に知ったかぶりでボロクソに言うて恥ずかしないんかな》また、《今井絵理子氏、自分がどう見られるか考えて投稿することはできなかったんかしらね》と疑問を呈するユーザーには、《今の日本国民の反応いちいち気にしてたら政治なんてできないよ》と反応。《今井絵理子他自民党の女共は国民の税金使ってフランスで楽しんでますけどね》と寄せられた声には、《だから、なんで税金って決めつけるんだろ》と返していた。橋本氏は31日にも《今井絵理子に票入れたヤツ責任取って》と批判するユーザーに、《これ、今井絵理子のせいじゃなくね?正当な政党活動なんじゃないの?》と反論。別のユーザーが《必死の擁護やなぁ。不倫とフランス慰安旅行と国会議員になっても目立った活躍のない今井絵理子なんか国会議員になるべきやなかったんや》と苦言を呈すると、こう言い返していた。《だから不倫ちゃうて。擁護も何もそもそも批判される話ちゃうからね。松川氏も今井氏も党務で派遣されてる立場やねんけどな。自腹まで切って。それで文句言われたらたまったもんじゃないやろな。おれならブチ切れるところやけど、お二人ともさすが国会議員ですわ。おれとは器が違う》そして松川氏がXに投稿した釈明コメントには、次のように理解を示した。《エッフェル塔の写真。ご飯の写真。どんどん撮ればいいよ。何も悪くない。すべての人に誤解を与えないなんて無理な話。文句言う奴は言う。理屈は通じない。自己負担があるならなおさら、按分で自由時間を作ってもいいくらいだよ。民間企業の出張に自己負担なんてないだろうよ》いっぽう橋本氏は、メディアの報じ方にも敏感なようだ。毎日新聞の報道を引用し、《毎日新聞という3大新聞までもが、Twitterの論をコピペするだけの記事を書くのか。ほんと笑ってしまう。記者の矜持とかないのかね。そら日本国民は賢くなくなるわけだ。そんな記事しか書けないなら、記者なんかやめちまいなよ。って思う》と痛烈批判。その後も東スポの「維新・音喜多氏自民女性局のフランス研修写真にズバリ『アウトプットは稚拙すぎました』」と題する記事を引用し、日本維新の会の音喜多駿参院議員(39)をこう牽制した。《音喜多くん、なんで君にアウトプットせなあかんねん。って思ってると思うでw 自民党の党活動に他党がいちいちしゃしゃり出てくんなって話やで。党内で実りあるものにすればそれでいいんやで》Xを通じて、今井氏のフランス研修費用は「党の支出と自己負担」と繰り返し主張した橋本氏。その主張は止められないようで、8月1日も様々なユーザーと舌戦を繰り広げている。間違いを訂正することは良いが、SNSでの“大立ち回り”によって今井氏の足を引っ張らないことを願うばかりだ。
2023年08月01日「SNS上の発信について不適切なものがあったというふうに思っておりますし、その点については、誤解を与えたことについて反省しています」こう語ったのは自民党の松川るい女性局長(52)。8月1日、女性局のフランス研修訪問をめぐって、記者団の取材に対して冒頭のようにコメントした。少子化対策や女性活躍などをテーマに、フランス研修に臨んでいた自民党女性局の38人の議員。松川氏は7月27日、研修中に撮影したとされるエッフェル塔前での記念撮影の写真などをSNSに投稿し、《ただの修学旅行にしか見えない》などと批判を集めることに。一部の写真を削除し、写真の掲載について「本当に迷惑をかけたと思っていますし、大変軽率だった」と語った松川局長。費用は党費と自腹でまかなわれたというが、《軽率だった…で終わる問題なのでしょうか?》《党費のその物の元を辿れば税金だから問題視されてると言うことを理解した方が良い》と国民の怒りはまだまだ収まる様子はない。フランス研修での炎上により、突如注目された「女性局」。いったいどのような活動をしているのか。ホームページを見ると、《自民党女性局は、女性ならでは視点で政治、政策を考え、自民党を通してその実現のために行動しています》と説明が。また、女性局のメンバーには第95代局長の松川氏をはじめ、今井絵理子議員(39)、生稲晃子議員(55)らが名を連ねている。ここで気になるのが、女性局の役員メンバーについて。ホームページによると、36名の役員メンバーのうち、局長の松川議員、局長代理の宮地拓馬議員(43)、同じく局長代理の今井議員以外の33名ものメンバーが「次長」という役職に就いているのだ。SNS上では、《なんであんなに次長が多いんだ?》《こんなに次長必要なの?》と疑問の声が続々。本誌が自民党担当者に問い合わせると、「すべて党則に基づいています」との回答があった。そこで自民党ホームページ上で公開されている党則第5節第18条を確認すると、《各局にそれぞれ局長一名及び次長若干名を置き、関係団体委員会にそれぞれ委員長一名及び副委員長若干名を置く》との記載が。また、松川局長が第95代局長であることについて、SNS上では“16年1月の女性局発足以降、すでに95代も局長が交代しているのか”という指摘も。これについて自民党担当者は、「女性局ホームページ上で現在『女性局ニュース』として掲載しているのは16年1月以降のもののみとなっていますが、女性局の発足は昭和30年です」と回答した。フランス研修により思わぬ形で注目を浴びることとなった女性局。今後は国民も納得のいく形で、その使命を果たしてほしい。
2023年08月01日《自民党女性局の海外研修についての私のSNS投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》7月31日、SNSにこう綴ったのは自民党の松川るい議員(52)。謝罪のきっかけは、7月下旬から行っていた自民党女性局のフランス研修だ。局長である松川議員は、今井絵理子議員(39)らと共に合計38人で7月下旬から訪仏し、その様子をSNSで報告。27日には《3才からの幼児教育の義務教育化、少子化対策、政治における女性活躍などの課題について、仏国会議員や行政担当者と意見交換させて頂き大変有意義でした》と綴り、研修の充実ぶりを明かしていた。ところが同日、松川議員は研修の報告とともに複数の写真を投稿していた。一つ目はエッフェル塔の前で、塔をまねたポーズをして撮影したもの。他にも研修参加者らとエッフェル塔の前で「自民党女性局」と書かれた旗を掲げているものや、リュクサンブール宮殿で撮影した今井議員とのツーショット写真もアップしていた。すると、SNS上で《税金で優雅なパリ旅行》《国民から税金集めてフランス旅行だもん。流石にやましいよね》などの非難が殺到する事態となった。「折しも現在、国民は円安や物価高に喘いでいる上に、10月からはフリーランスを対象にしたインボイス制度もスタート予定。また防衛増税も待ち構えています。岸田文雄総理(66)が会社員向けの給与所得控除の見直しに関して言及したところ“サラリーマン増税”と受け止められて怒りの声が上がるほど、国民の生活はひっ迫し、ピリピリした状態が続いています。そんななか松川議員の投稿は“女性局が優雅にフランス研修を楽しんでいる”と解釈されてしまい、反発を覚える人たちが多いようです」(全国紙記者)■費用は党費と各参加者の自腹で捻出=“税金ゼロ”の研修?そこで31日、松川議員はSNSで釈明文を発表することに。冒頭のように切り出すと、研修の意義や内容などについて説明した。また、釈明文にはこうも綴られていた。《38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々であり国会議員の参加は私含め4人です。費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています》《非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています》しかし党費には国庫から交付される政党交付金が含まれ、“自腹”とは言うものの、松川氏ら国会議員の給料は税金によって賄われている。「費用は党費と各参加者の自腹で捻出」というが“税金ゼロ”の研修と言えるだろうか?そこで本誌が自民党に問い合わせところ、次の回答が。「わが党の政治資金の収支は、政治資金規正法に則って適正に処理し報告しております。このたび報道されている女性局の海外研修の費用は、自己負担分と党費負担分で賄っており、党負担分は国民の税金である政党助成金からは支出しておりません」あくまで税を使用していないと主張する自民党。女性局がフランス研修で学んだことを日本で活かしてくれるよう願うばかりだ。
2023年08月01日《広末涼子と福原愛の現状って20年前からは想像もつかないような事になってて悲しい》《福原愛さんも広末涼子さんも、子供を第一に考える、守ると言いつつ不倫だ離婚だ裁判だって、どーなってんだよ》《いや、福原愛ちゃん泥沼やんこりゃあかん。広末さんと同じ匂いがする》元夫の江宏傑氏(34)が長男の引き渡しを求め、波紋が広がっている福原愛(34)。7月27日に都内の日本外国特派員協会で会見を開いた江氏は、7月20日に東京家裁から福原に子供の引き渡しを命じる保全命令が出されたと報告。福原に向けて、「日本の裁判所の結果に従って、平和的に安全な形で子どもを返して欲しい」と訴えていた。騒動の発端は’21年3月、福原に当時既婚者だった男性・A氏との“横浜デート”が一部で報じられたこと。その後、同年7月に江氏との離婚が成立。2人の間に誕生した長女と長男は、共同親権で育てていくと発表された。「江さんによれば昨年7月23日、面会交流のため台湾の空港で福原さんに長男を引き渡したとのこと。しかし1週間後に連絡が途絶えてしまい、面会交流の期間が過ぎても戻ってこなかったそうです」(スポーツ紙記者)親権トラブルが泥沼化している福原だが、ネット上では冒頭のように広末涼子(43)と重ねる声も少なくない。広末といえば、有名シェフ・鳥羽周作氏(45)とのW不倫が世間を騒がせたばかり。7月23日には、元夫のキャンドル・ジュン氏(49)との離婚を発表。彼女が子供3人の親権を持つと明かした上で、こうコメントしていた。《この報告をもって今回の一件が終着し、これ以上子どもたちの不安や心配が広がることのないことを願って、お伝えさせていただくことに決めました》広末にとって離婚の報告は、“子供を守るため”の決断だったようだ。福原もまた元夫の会見について、代理人弁護士を通じてこうコメントを発表していた。《私たちは、多感で傷つけやすい子供たちを、好奇心や争いの軋轢からできるだけ守りたいと考えています》幼い頃から日本の卓球界を牽引してきた福原と、10代で芸能界デビューし「ヒロスエブーム」を巻き起こした広末。華々しい経歴の持ち主だけに、大人になってからのスキャンダルはイメージダウンを招くことに。「福原さんに関しては江さんと離婚した直後に、『NEWSポストセブン』の報道でAさんとの交際が浮上。さらにAさんの元妻が福原さんに慰謝料を請求する訴訟を起こしたことも、『週刊文春』で報じられました。Aさんは同誌の直撃に福原さんとの不倫を否定し、昨年11月には元妻側も提訴を取り下げましたが、『泣き虫愛ちゃん』を知る人たちからは落胆の声が上がる事態に。一方の広末さんは、鳥羽さんとの不倫をキャッチした『週刊文春』の直撃に『子ども3人いるんです』と全否定。しかし鳥羽さんとの“愛の交換日記”の存在が報じられるタイミングで、不倫を認める謝罪をしたのです。その後は同誌記者に自ら電話をかけ、所属事務所の社長の対応を批判。“透明感”を売りにしていた広末さんのイメージは、悪くなるばかりでした」(芸能関係者)そんな彼女たちだが、離婚後に見せた“解放感”も支持を得られない要因のようだ。「福原さんは’21年に大手商社を退職したAさんと、彼女が所有する250平方メートル以上、約3億円といわれるマンションで同棲を始めていました。公私ともにパートナーである2人は、一緒にいる姿がたびたび目撃されています。今年2月には東京都町田市のサッカー場・町田GIONスタジアムの特別席で、仲睦まじくサッカー観戦をしていました。広末さんも離婚後は、友人らを自宅に招いて自らの誕生日パーティを9時間にわたって開催。また、オシャレをして母親とマッサージに出かけ、ショッピングを楽しむ姿も目撃されています。無期限謹慎中でありながらも、悠々自適に過ごしているようです。これまで福原さんと広末さんは、母親であることをアピールしてきました。しかし夫以外の男性との恋愛が取り沙汰されてしまったことで、説得力を失ってしまったように思えます」(週刊誌記者)両者ともにイメージ回復は茨の道のようだ。
2023年08月01日「一からやり直していきたい」「多くの方から叱咤激励をもらった。しっかり受け止める」7月31日、こう語ったのは岸田文雄首相(66)の長男であり、かつて首相秘書官でもあった翔太郎氏(32)。「中國新聞デジタル」などによるとこの日、岸田首相の資金管理団体が広島市中区のホテルで政治資金パーティーを開き、そこに翔太郎氏が参加。そのなかで6月に辞職したことに言及し、冒頭のように述べたという。「多くの方から叱咤激励をもらった」という翔太郎氏。秘書官在任中には、様々な“問題行動”が伝えられてきた。「まず1月31日、『デイリー新潮』によって“外遊先で観光三昧していた”と報じられました。記事によると翔太郎氏は岸田首相とともに1月9日から欧米5ヵ国を外遊した際、訪問先のフランスやイギリスの大使館に要請し、公用車を使って観光名所などを訪問したといいます。そして5月24日には『文春オンライン』が“翔太郎氏が首相公邸で大ハシャギしていた”という記事を公開。翔太郎氏は昨年末、親族らと共に公邸で忘年会を開いた上に、赤じゅうたんが敷かれた階段で組閣時の記念撮影を真似たような写真を撮っていたと証拠写真とともに報じられました」(全国紙記者)そういった報道が重なった結果、昨年10月に就任してから、わずか8カ月後の6月1日に、翔太郎氏は秘書官を辞職することになったのだ。「もともと岸田首相には、翔太郎さんを秘書官にして経験を積ませることで、地元・広島1区の後継者として育てたいという狙いがあったとみられます。翔太郎さんは、騒動後政界を離れるのかとおもいきや、結局こうして政治資金パーティーに顔を出している。ということはいまもなお、父親の跡を継ぎ政治家になりたいという思いがあるということでしょう」(政治部記者)■世論は「ビッグモーターの息子と同じ」と翔太郎氏に呆れ声“再起”を誓う翔太郎氏。しかし、その道のりは厳しいようだ。「騒動当時、会見を求める声もありましたが、翔太郎氏本人が表に出て何かを語ることはありませんでした。結局、父親である岸田首相が『昨年の行動が公的立場にある政務秘書官として不適切であり、けじめをつけるため交代させることと致しました』と記者団に向かって説明するにとどまったのです。自分の行為の責任を自分でとれない“甘ちゃん”ぶりが露呈した翔太郎氏が、有権者に受け入れられるのは難しいでしょう」(前出・政治部記者)表に出ずに、逃げるように辞職した翔太郎氏への世論の風当たりは強い。SNS上では、厳しい意見が相次いでいる。《これから最も必要なのは自立。これからの人生は政界に一切関わらず、父親の力を借りなくても生きて行ける自分を作ることだと思います》《1からやり直したいのなら、まず今までのことを公で説明・謝罪してから吐く言葉ではないのかな?》《秘書官辞職時〜国民に向かって謝罪も記者会見もできないそんな人間が何を糧にやり直すと言えるのか?口先だけで生きてるよ》さらに、この親に頼る姿勢について、保険金不正請求が大きな波紋を呼んでいるビッグモーターの元副社長・兼重宏一氏との共通項を指摘する声も。宏一氏にはパワハラが報じられていたが、7月25日に開かれた会見には出席せず、同社の管理本部長が宏一氏による“反省の言葉”を代読するという異例のシーンが注目を集めていた。《岸田の坊ちゃん、30過ぎのいい歳いってるのに表に出て自分で語るでなく親の影でグタグタ何いってもボンボンすぎてダメすぎる。ビッグモーターの息子と同じよね》《ビッグモーターしかり二世って何やらかしてもパパが尻ぬぐいしてくれるから、簡単に「一からやり直したい」って言えるのかな》イチから出直しても、評価はマイナススタートとなりそうだ。
2023年08月01日広末涼子(43)とのW不倫騒動から約2カ月、いまだに世間を騒がせ続けているシェフの鳥羽周作氏(45)。そんな彼の相貌を、日本で唯一相貌心理学の教授資格を持つ佐藤ブゾン貴子先生に分析してもらった。相貌心理学とは、顔の輪郭やパーツ、肉付きなどからパーソナリティーを分析するもの。鳥羽シェフ氏の輪郭タイプは、広末の元夫であるキャンドル氏の「レトラクテ(細長い顔)」とは違い、広末と同じ「ディラテ(丸顔や正方形の顔)」だという。「鳥羽さんは顔がほぼ正方形の『ディラテ』なので、広末さんと同じくコミュニケーション欲求が豊富でエネルギーがあるタイプ。体力が少なく内向的な『レトラクテ』のキャンドルさんとは対照的です」さらに、顔を上部・中部・下部の3つにわけて分析したときも、鳥羽氏とキャンドル氏は真逆のタイプになるそう。「広末さんとキャンドルさんは顔の中部の『感情ゾーン』が拡張しているタイプ。いっぽう、鳥羽さんは正面から見ると上部の『思考ゾーン』が面積が大きく、横から見ると下部の『活動(本能)ゾーン』が拡張しています。これは『二重拡張』といって少し珍しいタイプなのですが、実は、世界的シェフのアラン・デュカスも『思考ゾーン』と『活動(本能)ゾーン』の二重拡張なんです。理性的なアイディアと本能的な感覚の両方を駆使する必要がある料理人は、まさに天職と言えるでしょう。お金を稼ぐのが得意ということも読み取れます」広末は7月27日にキャンドル氏との離婚を発表。鳥羽シェフとの再婚説もささやかれているが、2人の相性はどうなのだろうか。「現実主義的な広末さんと理想主義的なキャンドルさんはお互いのない部分を補う好相性ではあるのですが、鳥羽さんは目が細いことから高い理想を抱きつつ、輪郭が広末さんと同じ『ディラテ』で現実主義的です。夢に生きる男のキャンドルさんか、現実に生きる鳥羽さんか。また、鳥羽さんは唇の肉付きが厚いことから優しい言葉をかけてくれますし、鼻が大きいことからコミュニケーションがダイナミックでおおらか。一緒にいて満足感を得られるという意味では、鳥羽さんなのかもしれません」広末と鳥羽シェフが再婚する日は近いかも!?
2023年08月01日広末涼子(43)と離婚後、7月25日に代理人を通して5500字にのぼる声明文を発表したアーティストのキャンドル・ジュン氏(49)。広末とシェフの鳥羽周作氏(45)とのW不倫が主な離婚の要因となっているはずだが、声明文には《子供達のことを第一に考えた形での解決がなされるべき》《面会交流権を除く権利を放棄して離婚を成立させる》とつづられており、不貞行為に伴う慰謝料請求はしなかったという。このある意味“太っ腹”な離婚条件を明かしたキャンドル氏の相貌を、日本で唯一相貌心理学の教授資格を持つ佐藤ブゾン貴子先生に分析してもらった。相貌心理学とは、顔の輪郭やパーツ、肉付きなどからパーソナリティーを分析するもの。キャンドル氏の顔は細長い輪郭が特徴の「レトラクテ」で、顔の中部の面積が多い「感情ゾーン」拡張タイプだという。「『レトラクテ』の人は顔が真ん丸か正方形の『ディラテ』の人と違い、コミュニケーションにまわせる体力が少なく、内向的です。『ディラテ』の広末さんが“みんなの幸せが自分の幸せ”と考えるのとは反対に、『レトラクテ』のキャンドルさんは“自分の幸せがみんなの幸せ”と考えがち。そうした個人主義的なところがありながら『感情ゾーン』が拡張しているので、寂しがり屋でもあります。さらに鼻の穴が赤ちゃんのように真ん丸で、多くの愛情を欲するタイプです」また、アーティストならではのこんな一面も。「額が高いので、0を1にする創作が得意。横から見るとへこんでいる額は、“ひとつのことを掘り下げる”という傾向を表します。頬骨が張っているのに肉づきがないところからは、“なにがなんでも自分だけ成功してやる”という気概を感じます。協調性はありませんが、人がなしえない成功をおさめる可能性が高いとも言えるでしょう」不倫報道を受けて開いた会見では、1時間半にわたって自身の心境を語ったキャンドル氏。冒頭の5500字にのぼる声明文を出すという行動も、相貌心理学から読み取れるという。「横から見ると鼻の付け根が“くの字”になっているのですが、これは“一言言わないと気が済まない”という性格を表します。また、額の高さと『感情ゾーン』が拡張していることから、感情が高まればどこまでもポジティブに、落ち込めばどこまでもネガティブになってしまうところもありますね」泥沼の不倫騒動のすえ、離婚に至った広末とキャンドル氏だが、意外にも2人の相性はいいそうでーー。「お2人は同じ『感情ゾーン』が拡張しているタイプなので、共感できるところが多いと思います。いっぽう、輪郭のタイプは広末さんが『ディラテ』、キャンドルさんが『レトラクテ』で真逆。輪郭がどっしりしていて現実主義なところのある広末さんは、自分にない個性や才能を持っている理想主義的なキャンドルさんに惹かれたのではないでしょうか。また、『ディラテ』の広末さんは博愛主義的なところがあるので、寂しがり屋で多くの愛情を求めるキャンドルさんとは好相性だと思います」好相性だったからこそ続いた13年間の結婚生活に終止符を打った2人。その選択は果たして正しかったのか。
2023年08月01日シェフの鳥羽周作氏(45)とのW不倫騒動のすえ、アーティストのキャンドル・ジュン氏(49)との離婚を報告した、広末涼子(43)。そんな謎の多い彼女の相貌を、日本で唯一相貌心理学の教授資格を持つ佐藤ブゾン貴子先生に分析してもらった。相貌心理学とは、顔の輪郭やパーツ、肉付きなどからパーソナリティーを分析するもの。広末の顔は真ん丸もしくは正方形の輪郭が特徴の「ディラテ」で、顔の中部の面積が多い「感情ゾーン」拡張タイプだという。「顔が真ん丸で輪郭がどっしりしている『ディラテ』の広末さんは、体力があって外交欲求が高いと言えます。半面、元夫のキャンドル・ジュンさんと同じく『感情ゾーン』が拡張しているので、寂しがりやで孤独が苦手。また、パーツは繊細で肉付きもあまりないほうなので、内向的な面も持ち合わせているんです」外交欲求は高いのに、内向的な繊細さもある。「つまり、アクセルとブレーキを同時にかけているようなイメージです」と、ブゾン先生は続ける。「そうした“矛盾”は、周囲から見ると気分のムラが激しいように見えてしまうこともあると思います。また、横から見たときに鼻の傾斜が強く、少しうねっている部分があります。これは、ずっと黙っていたと思いきや、いきなり自分の言いたいことをしっかり主張する、というような“言動の波”を感じます」たしかに、不倫報道以降ずっと沈黙を貫いていたにもかかわらず、キャンドル氏の会見の翌々日に『週刊文春』の記者に電話をかけ取材に応じていた広末。「広末さんは額が高く目のラインが繊細なことから、想像力豊かで理想主義的ですが、輪郭が真ん丸の『ディラテ』なので、現実離れしていない、地に足のついたところがあります。また、好奇心旺盛でとってもアクティブ。博愛主義者でもあり、みんなの幸せが私の幸せ!という感じです。また、『ディラテ』の人はとにかく体力が豊富で、“根に持たない”のもいいところ。キャンドル・ジュンさんは輪郭が細長い『レトラクテ』で、どちらかというと根に持つタイプと言えますね」本誌は自身の誕生日パーティ翌日の7月19日、笑顔でリラクセーションサロンやショッピングを楽しむ広末の姿を目撃している。そんな“根に持たない”彼女の今後はいかに!?
2023年08月01日両親に対する自殺ほう助罪で起訴された市川猿之助被告(本名:喜熨斗孝彦47)が、7月31日に東京・原宿署から釈放された。取材陣の前で一礼した猿之助は髪の毛が伸び、“別人のよう”などとネット上でも書き込まれている。保釈金は500万円だという。しばらく入院生活を送るとみられる猿之助の今後について、梨園関係者はこう語る。「猿之助さんはもともと公私の境目があいまいなタイプ。プライベートでも歌舞伎俳優の後輩などといつも一緒でした。今回の事件では家族を失っただけでなく、『女性セブン』のハラスメント報道によって仲間に裏切られたという思いもあるでしょうから、支えてくれる人間が周囲にいないのではないかと心配しています。座長公演を投げ出した以上、歌舞伎の表舞台に戻ることは難しいと思われます。関係者の間では、作家などの裏方に回る可能性もあるのではないかと言われていますが、実際にはわかりません。澤瀉屋の今後については市川中車さん(香川照之)を中心に話し合われるのではないでしょうか」これまで唯一の居場所だった歌舞伎界が“針のむしろ”となった猿之助は、意外な道へ進む可能性があるという。猿之助の知人が語る。「猿之助さんはもともと仏教に対して大変信心深い方ですが、’03年に天台宗総本山の比叡山延暦寺でおこなわれた『比叡山薪歌舞伎』に出演してからは、定期的に延暦寺に足を運んでいました。新聞連載で『比叡山への憧れ』というコラムも書いていますし、天台宗の特徴について、『誰もが仏になれ、自分が悟りを開けば他人を救うように説いていることではないか』と語ったこともあります。猿之助さんは、贖罪のために出家し、残りの人生を悔い改めながら比叡山で修行してゆくことが両親へのせめてもの罪滅ぼしになるとも考えているかもしれません」関係者たちも、猿之助の進む道を固唾をのんで見守っている。
2023年08月01日高さ8メートルもの外壁に囲まれた要塞のような建物。それが話題の企業・ビッグモーターの創業者・兼重宏行氏(71)の自宅だ。「ビッグモーターは中古車販売の大手企業。同社は顧客から預かった事故車両を故意に損傷させ、水増しした修理代を保険会社に請求していたのです。7月25日に兼重氏は会見を行いましたが、不正請求について、『(報告書を受け取った)6月まで知らなかった』『耳を疑った』などと語るばかり。責任を現場に押し付けるような姿勢にも批判が集中したのです。会見では兼重宏行氏は代表取締役社長を辞任、息子の宏一氏が取締役副社長を辞任することも表明しました」(経済誌記者)山口県岩国市の小さな自動車整備工場からスタートし、一代で売上高5千800億円の大企業に成長させた兼重氏。その成功の象徴が、3年前に東京都内に建てられた冒頭の豪邸だった。「付近には大使館や著名人の自宅も多い一等地です。敷地面積は約500坪で、中庭には大きな噴水もあり、茶室も建てられています。土地と建物で60億円の価値があると報じられています」(前出・経済誌記者)この豪邸には、兼重氏とその妻A子さん、息子・宏一氏とその妻が住んでいるという。近所の住人によれば、「兼重さんご一家と、近隣の住人は一切、交流がありません。皆さん、徒歩で外出することはほとんどなく、玄関から車で出かけますから、挨拶をする機会もないのです。今回の報道で、兼重さんのお宅だと知った人もいるそうです。ご一家は白いベンツを持っていて、その車に乗っている(兼重さんの)奥さんの姿はときどきお見かけします」実は3年前の引っ越し当初、兼重家と地域の町内会で“トラブル”が起こったのだという。前出の近所の住人が続ける。「兼重さんの土地には、ソニー創業者の故・盛田昭夫さん(’99年逝去)のご自宅が立っていました。そのころから町内会のゴミは盛田さんの自宅そばの電柱に集められ、ゴミ収集車が回収していたのです。しかし兼重さんのお宅が建ったころ、ビッグモーターの社員を名乗る方から、『ゴミ出しのルールを変えたい』という申し出があったのです。『家の付近にゴミがあるのは汚ならしいから』という主張で、『ゴミは1カ所に集めずに、各家庭でプラスチックの箱などに入れて出すべきでは』という提案でした。収集業者さんとも相談してみましたが、“各戸を回るのは難しい”という回答でした。しかし話し合うにしても、その当時は誰が住むのかも、町内会は知らなかったのです。社員さんに『どなたが住むのかを教えていただいたうえで、顔を合わせてご相談しましょう』と申し上げたのですが、『私たちは社員にすぎず、代理ですから』の一点張りで、結局そのまま決裂してしまいました」ビッグモーターにまつわる疑惑の1つが各地の店舗前の街路樹に除草剤をまいて枯らしたというものだ。会見で兼重氏は「環境整備で……」という言葉を漏らしたが、店舗の周囲ではなく、豪邸周囲の美観も、従来のゴミ捨てルールを無視してまで、社員に命じて守ろうとしたのか。■兼重夫妻は3人の子供の学歴に強いこだわりが…A子さんは兼重氏にとって2番目の妻であり、兼重氏が再婚したのは40年ほど前だという。岩国市に住む兼重氏の兄によれば、「整備工場を立ち上げたころは、かなり資金繰りが苦しくて、(弟は)当時、口を開けば『カネが、カネが……』と言っていました。私たち兄弟が借金の保証人になっていた時期もありました」その当時の生活を支えてくれていた最初の妻とは、その後離婚。そしてA子さんと再婚したころから、経営はどんどん上向いていったという。地元に近所で評判になるほどの邸宅を建てたのは’88年、息子・宏一氏が誕生したころだった。当時の兼重一家を知る、地元の住人はこう語る。「A子さんは小柄な美人で、いつもキチンとした服装をして、生活感を感じさせない女性でした。兼重さんとA子さんの間には、男の子2人、女の子1人がいました。この界隈では珍しく教育熱心な家庭だったことを覚えています。お嬢さんが広島市内の中高一貫の私立校に合格したときには、うれしそうに話してくれました」3人の子供は全員、私立校に通わせており、自宅から駅までの送迎はA子さんが担当していたという。「兼重さんが、息子の宏一さんが早稲田大学卒でMBAを取得していたことを自慢していたという報道もありましたが、お子さんたちが小さいころから学歴は重視していたと思います。A子さんはいつも白いベンツに乗っていたという印象がありますね。町のゴミ置き場は兼重さんの自宅から20~30メートルほどのところにありました。そこにゴミを捨てるときも、ベンツで往復していたので驚いたものです。社長の奥さんともなると違うものだな……と。兼重さんの会見直後に発売された週刊誌で、当時のA子さんのゴミ出しマナーがよくなかったという証言を読みました。地域の人が(A子さんが)ゴミの分別をしないので注意したら、何でうちのゴミを見てるんだ、って怒鳴られたというものです。A子さんが注目される存在だったのは間違いないと思います」(前出・地元の住人)かつて兼重氏は、ビッグモーターの前身となるもの以外にも、会社を設立しており、頻繁に名称を変更していた。「有限会社ビッグボデー」「有限会社ブックセンタービッグ」といったものだ。“ビッグ”という言葉にこだわりを持ち、巨大企業や巨大な邸宅をつくることに成功した兼重氏とA子さんだったが、晩節をけがしてしまった印象は否めない。
2023年08月01日「今回の会見はあくまで任意の受け渡しを促すこと、考え直してもらうことが目的でした。反論は出ましたが、考え直してもらえる可能性もあると思いたいので、先方の対応を今は待つつもりです。ただし、任意の引き渡しが難しい状況ですと、強制執行や刑事告訴も考えざるをえないでしょう。(期限は)1週間単位で、1カ月は待てないと思います」こう本誌の取材に対して語るのは、福原愛(34)の元夫・江宏傑氏(34)の代理人を務める大渕愛子弁護士。現在、江氏は福原が日本に連れて行った4歳の長男を引き渡すように求めている。7月27日、東京で行った国際記者会見で江氏は、「福原さんには、裁判所の結果に従ってほしい。子供が無事に戻ってきてほしい。私はあきらめません。一刻も早く息子と会いたい。早く弟を、姉に会わせてあげたい」と涙ながらに語っていたーー。事の発端は’21年3月に一部で、福原が当時既婚者だった男性との横浜デートを報じられたこと。同年7月には福原と江氏との離婚が成立した。このとき、現在5歳の長女と4歳の長男の親権は共同親権で合意されており、その後、2人の子供は台湾で江氏とともに暮らしていた。ところが、’22年7月、台湾の空港で面会後、福原が長男を連れて日本に帰国。当時、江氏が自身のインスタグラムで、“面会交流中にもかかわらず福原と連絡が取れない”と批判したことを受けて、本誌は都内で福原を直撃した。長男との帰国について尋ねると、「ちょっと何か行き違っているだけで、ちゃんと手続きしています。私が勝手に連れてきたなんてことは、まったくないです」と明言し、さらに、「夏休みの期間だけでもと。8月まで一緒に日本に滞在します」と長男を元夫のもとに返すつもりだと宣言していた。しかし本誌に笑顔で語っていた釈明は、大嘘だった。■“保全命令”が出されたわけ1年が経過した現在もこの事件は解決していない。「7月20日に東京家裁で、福原さんに“保全命令”が出ました。“保全命令”とは、暫定的な措置を講じる制度で、判決が出るまで一旦すぐに子供を台湾にいる元夫へ引き渡すようにという命令です。即急に対応しなければ、子供の体が危険な状態にさらされてしまうなどの緊急性が認められた際に出されるものです。今回のケースでは、福原さんと一緒に長男が他国に出国してしまい、江さんと会えなくなってしまう可能性も考慮して出されたのではないでしょうか」(全国紙記者)実際、江氏は会見で福原がこの1年間で複数回シンガポールを子連れで訪れていたと語っている。「今回“保全命令”が出たものの、福原さんから引き渡しに応じるという連絡がなかったため江さんは日本で緊急会見を開くことにしたそうです。会見で大渕弁護士も、『通常の審判に加えて保全の命令も出されました。ただちに子供を引き渡すように保全の命令が出されることは非常に珍しいです』と言って、一刻も早く、長男を引き渡すように求めていました」(前出・全国紙記者)福原が長男と暮らす大義名分を、国際離婚に詳しいデイライト法律事務所の本村安宏弁護士はこう推察する。「たいていの場合、弁護士は面会交流の際に約束どおり子供を返さなかったら、大変なことになると伝え、必ず返しましょうと話します。ただ虐待などの事実がある場合は、子供を返さないことについて正当な理由があると評価されることもあります。福原さんが東京家裁に単独親権になるように、親権者の指定の申し立てをしたと会見で明かされています。このことから考えるに、福原さん側としては“正当な理由がある”のだと主張しているのではないでしょうか。具体的なことはわかりませんが、子供を返さず留めおいている理由を裁判所に伝えたものの退けられているのでしょう」会見前日には、自身のSNSで江氏が会見を開くことに強く抗議していた福原。会見後にも、福原は日本の裁判所の判決について、SNSを通じてこう主張している。《日本の審判はあくまで一審の裁判であり、事実関係について最終的な判断はされていません。また、主張立証責任の分配の問題があり、司法的に家庭の問題の真実が全て明らかになるわけではありません》また渦中にある子供のことも心配しているという。《公衆の面前で国際記者会見を開くことは、高度な紛争を引き起こすだけでなく、意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種です》■《司法を遵守して早期収束を願っています》福原の猛反論に対して、江氏側も、声明を発表した。《日本の裁判所が既に公正な審判を下しました。福原愛さんが日本の司法を尊重遵守し、本件を早期に収束させることを願っています》双方の主張が激しく対立するなか、江氏の思いとはーー。「引き離されてしまった長男を取り戻したい一心だそうです。できれば表沙汰にはしたくなかったそうですが、ほかに方法がなく会見を開くことにしたのだとか」(江氏の知人)今回の江氏の会見に関して、台湾ではどう捉えられているのだろうか。台湾文化に詳しい、台湾ガイド・通訳手配センター社長の山崎肇さんは言う。「台湾の世論は、圧倒的に江さんに同情的です。台湾には男の子を特にかわいがる文化があります。そのため江さん側にとっては、いっそう引き渡してほしいという思いが強いのではないでしょうか」1年間会えていない長男のことを思う江氏。いっぽうで福原の胸中とはーー。「江さん側の声明に対して、たびたび反論していることからもわかるように、徹底抗戦も辞さない構えだといいます。これまで日本で培ってきた人脈を生かして、芸能界の重鎮に江さんの会見を止めるように相談したそうですが、不発に終わったとか。また福原さんの代理人弁護士は、国境を越えた子供の連れ去り事例について大変詳しい方だと聞いています」(福原の知人)会見で大渕弁護士は、状況が改善しない場合は、未成年者誘拐罪での告訴の可能性も示唆していた。任意の引き渡しが行われない場合、どうなっていくのだろうか。前出の本村弁護士は言う。「強制執行するにも、母子の居場所がわからない場合は、突き止めることに時間がかかります。居場所は裁判所が探してくれるわけではありませんので、警察に動いてもらうのであれば、刑事告訴が必要となってきます。一般的に面会交流中の連れ去りは裁判所への印象が悪いです。過去には、面会中に子供を連れ去って返さず、1カ月間子供を自宅に泊めたことで、誘拐罪の判決が出たという事例もあります。また仮に福原さんが海外に出国してしまった後に、日本で誘拐罪の刑事告訴がなされれば、’23年4月に国際指名手配されたガーシーこと東谷義和氏のように、帰国したところを逮捕されることにもなりかねません」本誌の取材に大渕弁護士は、「保全命令も認められていますから、いつでもこちらは動けるのですけど、平和に引き渡していただきたい」と切に訴えかけていたが、子供を連れて出国した場合の対処について聞くと、こう明言した。「そうしたら刑事告訴するしかないですよね。本当に福原さんが何をしたいのかわからないです」江氏との接触を断って1年、国際指名手配の危機にまで瀕している福原。子供たちのためにも、家族の修羅場が回避されることを願うばかりだ。
2023年08月01日8月11日に日本での公開が予定されている映画『バービー』。すでにアメリカでは公開され特大ヒットを記録しているが、本国の公式SNSによるプロモーションが、日本で大きな騒動となって4いる。本作は、アメリカ発祥の着せ替え人形である「バービー人形」のバービーとケンの2人が、バービーランドから現実の世界にやってくる、という内容の実写化映画。アメリカでは7月21日に公開され、たった2日間で全米の興行収入が1億5500万ドルを記録し、7月30日時点でも3億5140万ドルと驚異的な数字を叩き出している。そんななか、アメリカでの公開日が同じもう一つの超大作が。それは『ダークナイト』や『インセプション』といった数々の大ヒット作を手掛けた名監督クリストファー・ノーランが手掛ける『オッペンハイマー』。これは、主導した原子爆弾開発を手掛け、「原爆の父」と呼ばれた実在の人物・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記スリラー作品だ。ポップなトーンの『バービー』に対してシリアスなテーマの『オッペンハイマー』。豪華俳優陣が出演する大作かつ真逆のテーマの2作が同日に公開されるということから、アメリカではたちまち話題になり、“二本立て”で鑑賞する人が続出。さらに、タイトルを掛け合わせた「バーベンハイマー」という造語が生まれ、SNS上では2作品のビジュアルをミックスしたファンアートを自作して楽しむ人も相次いだ。しかし、そのファンアートの中に見過ごせないものがーー。『オッペンハイマー』に原爆が登場することから、原爆投下を連想させるキノコ雲と『バービー』の登場人物をミックスさせるファンアートが続出。爆発を背景に2作品の登場人物が笑顔を見せているものや、バービーにキノコ雲を合成させるものもあった。さらに、この流れに火に油を注いだのが、『バービー』のアメリカの公式SNSアカウントだ。ファンアートとともに《父に「バーベンハイマー」について説明すると、フォトショップでバービーのヘアスタイルを加工してキノコ雲にするのはどうだろうと言われた。1いいねで父への意見に賛成》と呟いたアメリカのあるユーザーの投稿に対して、、《This Ken is a stylist(このスタイリストはケンですね)》とウインクする絵文字をリプライ。さらに、別のユーザーが《バーヘンハイマーポスター》と称して、ビーチが燃え盛り煙も立ち上る中で、オッペンハイマーが肩に実写版バービーを乗せている画像をアップ。これに対して同アカウントは《It’s going to be a summer to remember(忘れられない夏になりそうですね)》と、ハートの絵文字付きでリプライしている。原爆投下を“ネタ”にするような投稿に対して、好意的な反応を見せたアメリカの公式アカウント。しかし、このことが日本のユーザーの目にとまると、たちまち拡散され、怒りを示す人が続出することに。《バーベンハイマー炎上してるんや。7月の半ばくらいからTLのおすすめでたくさん画像が流れてたから知ってたけど、バービー公式が肯定してたのはマズイね…》《バーベンハイマーの問題は公式が乗っからなければ日本でここまで荒れなかったと思う。あれに対して「過剰反応」「ただのジョーク」って言ってる人ってホロコーストや9.11でも同じこと言うのかな?挙手ですらナチスを連想させるからいけない事としてるあの国で?》《バーベンハイマー、危ないミームだなぁって思ってたら公式が触れて案の定炎上してる。やっぱ公式は視聴者が作ったノリに軽々と乗っかるべきじゃないわ》《バーベンハイマーのネットミームが流行ってるのは知ってたけど、まさかのバービー公式がそれに乗っかってるの見てすごい残念》7月30日夜ごろからこうした声がSNS上で拡散し、波紋を呼んでことによって、ワーナーブラザーズジャパン合同会社は31日夜に、日本の『バービー』公式Twitter(現X)アカウントで、《このムーブメントに起因したファンのSNS投稿に対して行われた、映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社にしかるべき対応を求めています》と謝罪コメントを発表した。反応したアメリカ本社に対して、怒りを顕にしたワーナーブラザーズジャパン。しかし、7月31日23時時点で、アメリカの公式アカウントは前述したキノコ雲を描いたファンアートへのものなど、批判されているリプライは削除していない。ネット上では、未だ反応を示さないアメリカ本社に対して、「#バービー公開中止」というハッシュタグとともに憤る声がやまない。《ワーナージャパンでなくアメリカ本社が謝罪するべき!!》《せめてアメリカの公式が声明を出すまでは公開しないでほしい…》《戦争で祖父が兄を 祖母が母を亡くしてる事を知ってる私としては とても怒りを感じます……》公開前にして思わぬ波紋が広がる『バービー』。果たして、本国の反応はーー。
2023年08月01日世界中の高層建築に登り、屋上からの景色やセルフィーをInstagramに投稿していたフランス人パルクールランナーで写真家のレミ・ルシディさん(30)が、香港の超高層タワーマンションの68階から転落して死亡した。Daily Mailが伝えている。27日の夜、高級住宅街「半山区」にある高さ約220メートルのトレガンター・タワーにやってきたルシディさんは、警備員に「40階に住む友人を訪ねる」と虚偽の申告をして建物内部に侵入。49階でエレベーターを降りた後、68階の最上階まで階段で上がる様子が防犯カメラに映っていたという。屋上へ続く扉はロックされていたが、ルシディさんは無理矢理こじ開けて外へ。彼のこれまでの投稿から推測するに、ハーネスなどの安全装置は一切着けず、動画や写真を撮影したものと見られる。その後、ドアが開かなくなってしまったためだろうか。建物内に戻ろうとペントハウスの窓をノックしているところをメイドに目撃されている。救助が到着する前に、ルシディさんは220メートルの高さから転落してしまったという。地元紙The Standardによると同日21時ころ、マンションの敷地内に倒れているルシディさんを見つけた人が救急に通報。駆けつけた救急隊員によってその場で死亡が確認されたという。
2023年07月31日7月31日、実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(50)が、自身のYouTubeチャンネルを更新。自民党女性局のフランス研修に寄せられている批判に関する私見を明かした。女性局長の松川るい参院議員(52)や今井絵理子参院議員(39)など自民党の女性局員38人は、7月下旬からフランスを訪問。今井議員のX(元Twitter)によると、今回の訪問の目的は《フランスの少子化対策や子育て支援などの視察や意見交換》だという。しかし、松井議員がX(元Twitter)上にエッフェル塔の前でポーズをとった写真をアップしたことや、広瀬めぐみ参議院議員(57)が食べた料理などを投稿していたため、「浮かれすぎ」「38人も必要?」「修学旅行」「遊びに行っただけ」などの批判が相次いでいた。堀江氏は動画内で、今回の研修に対して、“フランスの少子化対策などについては、リモートやネットで調べればよく、わざわざ現地を訪れる必要はないのでは?”との指摘があがっていると紹介。この点については、「僕は最近食のビジネスをたくさん手掛けていて、海外良くいったりとかしてますけど、やっぱり行くのと机上で勉強するのは全然違いますね」と、現地を訪れることの意味を肯定した。くわえて、「そんな大人数で行く必要ねえんじゃねぇかというお話もありましたけど、僕は行くこと自体は非常にポジティブだし、そういった人たちと会う事、外国人の人、普段触れ合わない人達と触れ合うこと自体は大きな成果だと思いますので、行くこと自体は全然否定しない」と、海外研修を責めることに対し懐疑的な姿勢を示した。さらに堀江氏は、“わかりやすい形でレポートを出せ”、“成果を国民に示せ”という意見が上がっていることについて「僕みたいに毎日毎日アウトプットしているわけではない人たちがいきなりアウトプットしろ、国民全員が納得するようなレポートをすぐに出せ!っていうのも変な話だと思う」とコメント。「これからの国政、政治活動のなかでそういったものをアウトプットしていけばいいと思う。“フランスまで行ったのに全然ダメじゃねぇかこの議員っていったら、次選挙で落とせばいいわけだし。そこまで、文句言う話ではないんじゃないかなと思ったんです」と、今回の研修の成果はこれらからの国政で示すものだとの認識を示した。そのうえで、今回の炎上について「国民感情に配慮しろとか、また貧乏くさいことをいっているわけですよ。そりゃあ、みんな貧しくなっていると。そういうなかで、何だお前外遊かよ、フランスかよ、みたいな。なんかもう単なる嫉妬なんだよこれ」とばっさり。「別に嫉妬をするなとは言わないですけど、黙って文句言っていればいいんじゃないの、次の選挙で落とせばいいんじゃないの。SNSでいちいち写真晒してこのバカ女性議員がっていうのはそれはちょっと違う話かなと思います」とSNS上での炎上を批判した。また、堀江氏はこのような炎上が将来の国政に及ぼす影響も懸念しているという。「議員の活動が委縮するという話にもなりかねないし、僕はそれよりもなによりもこんなことくらいで批判されて炎上されてつるし上げられるのかとおもって”あ~やっぱり議員なんかなりたくないな”と思った人すごい多いと思うんですよ。特に若い女性とかで、がんばって政治活動やろうと思っている人たちがこんなことでつるし上げられるんだったら、議員になったらSNSで個人的にハワイ旅行行くだけでも書かれるのかなとか思っちゃうじゃん?」
2023年07月31日通販番組などで知られる夢グループ所属の歌手・保科有里(61)が7月30日、大谷龍太氏(35)との写真をSNSに投稿した。大谷翔平選手(29)とは7つ違いの龍太氏は、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスを経て現在はトヨタ自動車東日本硬式野球部でコーチを務める。保科の投稿した写真は夢グループ社長の石田重廣氏(65)とのスリーショットで、保科は「ヤバい、ヤバい、ヤバい、大谷翔平のお兄さん身長187センチ。かっこよすぎです兄弟して素敵だなんてトヨタ東日本にて社会人野球をされてるとか。モテるでしょうねぇ#大谷翔平兄」と書き込んだ。翔平選手の家族は取材などでメディアに出ることが滅多にないため、《人柄が顔に出てますね。素晴らしい家族だと思います》《お兄ちゃんイケメン、翔平くんとはあまり似てないかな?》などとこの投稿は大きな話題に。一方で、龍太氏の名前を一切書かず、“大谷翔平兄”とだけ紹介していることに対する疑問の声が上がっている。《仕方ないのかもしれないけど大谷翔平の兄って書き方はちょっとかわいそう。ちゃんと名前で呼んであげてよ》《お兄さんの名前、どこにもない》《龍太さんへのリスペクトの欠片もありません。》《このツイートにお兄さんのお名前が出てきてないのが残念。#大谷翔平兄だなんて、ご本人のお名前記載した上でやることでは。興奮する気持ちは理解しますが、失礼に感じます》
2023年07月31日「川井郁子さんのスペシャルなコンサートを、私が皆さまと一緒にNYで鑑賞する。それは二重三重の喜びとなると思うのです」こう語るのは、9月7日〜11日の3泊5日で開催されるスペシャルなツアー「デヴィ夫人と鑑賞する『IKUKO KAWAI with Orchestra HIBIKI』NY公演」を企画したデヴィ夫人。「ふつうのヴァイオリン公演と違って、川井さんの場合は一つのテアターであり、ストーリーになっている。ブロードウェイのショーに負けないくらいの規模で、プロジェクションマッピングも駆使した、素晴らしい舞台なんです。そういうヴァイオリニストって、彼女が世界で初めてだと思いますね」(デヴィ夫人)デビュー20周年を機に昨年、川井さんが結成した和楽器も入る「オーケストラ響(HIBIKI)」との共演は、日本でもまだ限られた人しか見ていないし、知られてさえいないとデヴィ夫人。「公演をするNYのローズテアターでは今、壁一面を使ったヴィジュアル告知もしていただいて、現地の皆さんも大変期待をしてくださっているようです」そう話す川井さんから、デヴィ夫人に一つお願いが。「夫人のお知り合いでいらっしゃるグレッグ・アーウィンさんが日本の唱歌の『故郷(ふるさと)』を英訳されていて。今回のコンサートには一部ウクライナの合唱団も参加されるのですが、この曲を歌いたいとおっしゃっているんです。グレッグさんの歌詞を使わせていただけませんか?」(川井さん)これにはデヴィ夫人も目を瞠りながらーー。「ブロードウェイに慣れているアメリカ人も、それをご覧になったら、すごく感銘を受けるんじゃないかと思います。こういうことをなさる方は彼女だけ。やはり世界で初めてのヴァイオリニストですよね」(デヴィ夫人)
2023年07月31日「45年ともなると『できるときにできることを、できるだけ頑張ろう』という気持ちです。いつまでできるかわからないから(笑)」そう語るのは今年デビュー45周年を迎え、記念アルバム『笑顔の花』を発売した石川ひとみさん(63)。初めてレコーディングしたときは、そのとき歌った曲がデビュー曲だという認識はなかったと言う。「こんな立派なスタジオでレッスンさせてもらって練習曲を気持ちよく歌わせてもらえるなんて、と感動していました。そうしたら2曲歌い終わったあと、『ひとみ、デビュー曲どっちがいい?』って聞かれて。そこで『えーー!今のはデビュー曲のレコーディングだったんだ!』みたいな(笑)」そのころ、ひとみさんと同じ’78年デビュー組の石野真子さん、竹内まりやさん、中原理恵さん、サザンオールスターズは、ひと足先にデビューして、すぐにヒット曲に恵まれ活躍していた。「石野真子ちゃんや中原理恵さんは半年先輩の同期ですし、渡辺真知子さんも新人賞レースでは一緒でした。でも数カ月前まで普通の高校3年生だった私は、名古屋の実家のテレビでその人たちを見ていたんですよ。真知子さんの『迷い道』なんて、レコード買って毎日歌ってましたから(笑)。そういう方たちが同期になるなんて思ったこともなくて」■司会や声優として次第に人気者にデビュー後2〜3年で、人気歌番組『レッツゴーヤング』(NHK)の司会や人形劇『プリンプリン物語』(NHK)の主人公・プリンプリン役に抜擢されるなど活躍の幅を広げていった。「声優も楽しかったです。周りの声優さんたちは神谷明さんやキートン山田さんといった大御所ばかりで。ゲストに来られる方も“あれ?『いなかっぺ大将』(野沢雅子さん)の声だ”とか(笑)。そんな大御所の中にど素人の私がいるにもかかわらず皆さん優しくしてくれて、怒られることがなかったんですよ。だから楽しかったのかもしれません」ひとみさんがうまく演じられないときは周りの声優さんたちが親切にアドバイスをくれたそう。「最初は笑い声がうまくできないんですよ。『ハハハ』って何か不自然な変な笑いになっちゃって。あとは朝の起き抜けの声や気絶して倒れてしまうときの、言葉ではない息づかいとか。それをどう声にしたらいいかがわからなくて。そしたら皆さんが『こういう感じで』って実際にやってくださって。『違う!そうじゃない』とか言われると萎縮してしまうじゃないですか。そんな感じじゃなくて『そう、それでいいの、その感じで悲鳴を上げたら大丈夫、大丈夫』って優しく教えてくださいました」■『まちぶせ』との運命的な巡り会い司会や声優として活躍していたものの、あくまでも本業は歌手。歌謡界での同期の華々しい活躍を見て、ひとみさんはある思いを心に抱くようになっていた。「両親とは『4年間だけ東京で社会勉強という形でチャレンジします』という約束をして上京したんです。その4年目に入ってしまったときに、自分で夢に描いていた『たくさんの人が知っているヒット曲のある歌手』という姿とは違っていて。それで次の曲でピリオドを打ってこの先の人生を考えなおそうと思っていました」そう決心していたときに巡り合ったのが、後に大ヒット曲となる『まちぶせ』だったのだ。実はひとみさんがこの曲と出合ったのはこれが初めてではなかった。そこから遡ること5年前。「私が渡辺プロの音楽学院の名古屋校に通い始めたころでした。そこでのレッスンの課題曲が『まちぶせ』だったんです」『まちぶせ』は当時、事務所の先輩だった三木聖子さんが’76年に発売した曲。レッスン生は事務所の先輩の曲をレッスンで歌うのが慣例だったのだ。「当時は『まちぶせ』をまったく知らなくて。でも、先生が『この曲をやります』ってピアノで弾いて教えてくれたときに、なにか胸が熱くなり、『この曲いいな』と思いました。それでそのレッスンの帰りにレコード屋さんに行ってすぐに『まちぶせ』を買いました。そこから毎日のようにレコードをかけて、好きで歌ってたんです。そうしたら、次の曲で辞めると決心していたときに、この曲が候補に入ってて。『私、この曲は大好きで歌詞を見なくても歌えます』と言ったのを覚えています。今までは言われた曲を歌っていましたが、『私はこの曲が歌いたいです』って、そのとき初めてディレクターさんに自分の意思を伝えました」『まちぶせ』は’81年4月の発売後、じわじわと人気に火が付き、音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)では9週連続ベストテン入りした。昭和の歌番組は曲紹介が独特。司会者が歌手のプチ情報を入れてから曲名と名前を紹介するのが定番だった。たとえば『ザ・ベストテン』に出演したとき、司会の久米宏さんの曲紹介は「お母さんはひとみさんについてこうおっしゃっています。ひとみは小さいころ、ひどいブスでとっても心配していたんですが、最近テレビの中のひとみを見て『ああよかったなと』思っています。では『まちぶせ』、石川ひとみさんです」といった感じ。「ひどいブスって失礼ですよね(笑)。でも母は悩んでたことがあったみたいです(笑)。ほかにも、お風呂の中でよく歌う愛唱歌は北島三郎さんの『与作』と紹介されたのも、ホント、ホント。歌っていました。『トントントン』て歌(笑)」■ロングヒットで『NHK紅白歌合戦』にも出場「ガソリンスタンドとか外で『まちぶせ』が流れていたり、イベントをするといっぱいの人がいらして一緒に歌ってくれたり。あとは歌の出だしが『夕暮れの街角』なので、小さな子どもさんが『あ!夕暮れのおねぇさんだ』って言ってくれて。『え!知ってるの?私のこと』みたいな(笑)」ひとみさんが思い描いていた「たくさんの人が知っているヒット曲を出す」という目標を、現実のものにすることができたのだ。さらに最初は芸能界入りに反対していた両親も、『まちぶせ』のヒットにより安心させることができ、歌番組に両親が応援に駆けつけてくれたことも。「地元の名古屋城からの中継のときに両親が来てくれてビックリですよ。歌っているときに両親の顔を見たら涙腺が崩壊しましたね」『まちぶせ』の大ヒットにより今年45周年を迎え、10月1日には東京・新橋 ニッショーホールにて「石川ひとみデビュー45周年コンサート」を開催。いよいよ50周年も視野に入ってきた。「来年もし歌えてたら46周年ですからね。もうこの際、毎年周年にしようかなと思ってます(笑)。1年1年大切ですから!」
2023年07月31日青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!■『必殺仕事人』(テレビ朝日系・’79年~)姑からは「婿殿!」と小言を言われ、妻にも頭が上がらない中村主水(藤田まこと)だが、実は、晴らせぬ恨みを金をもらって晴らす“仕事人”。重厚なストーリーと爽快な“殺し”が人気となり、’23年に至るまでシリーズが続いている。「『必殺仕掛人』のころから“必殺シリーズ”のファンで、画面の明暗など、カメラワークが面白いなと思っていました。だから『必殺仕事人』の出演オファーはうれしかったですね」畷(なわて)左門を演じた、俳優の伊吹吾郎さん(77)が振り返る。“必殺ならでは”といえば、とにかく台本があがってくるのがギリギリなこと。時代劇とはいえ、当時社会問題化していた消費者金融問題や悪徳商法など、最新ニュースを題材にしていたためだった。「最初のころはセリフを覚えるのも大変でしたが、やっているうちに慣れてきました」そんな現場の雰囲気作りをしていたのは、主役の中村主水を演じる藤田まことさんだった。「クランクインして1週間くらいしたとき、ライティング待ちをしていたら、藤田さんがひょっこりやってきて『伊吹さんは、本当の侍みたいだね』とぽつりと言ってくれたのを覚えています。藤田さんは現場で積極的にコミュニケーションを取る人で、主役だと感じさせないほどスタッフとも気さくに雑談していました。秀を演じていた三田村(邦彦)くんは、初めての時代劇だったみたいなので、よく一緒に食事に行って、時代劇の撮影所の雰囲気とかを話したりしていました」松竹京都撮影所は家族的な雰囲気だったという。「翌日に競馬の天皇賞があれば『よし、明日の分も今日、撮っちゃおうか』と、その場のノリで決まっていくんです。自由度が高く、勢いがあるから、アイデアも出てくるのですね」ドラマの見どころである、悪者の“殺し方”も、こうした勢いから生まれていった。「出演当初は、同田貫という刃渡りが太くて長い刀が武器。主水も刀なので“かぶっているな”と、少し残念な気持ちもありました」そんなこともあってか、プロデューサーから提案があった。「左門が武士をやめて同田貫(どうだぬき)を捨てるということでした。新たな暗殺方法として、手で敵の腰骨をはずすという技を『吾郎ちゃん、どうだろう?』と相談されたんです。てっきり次のシリーズから始めると思っていたら『いや、来週からやろう』と」“腰骨はずし”された敵はありえない角度で二つ折りに曲がってしまう。「だから、上半身役と下半身役の2人が必要。これがなかなか難しくて……。呼吸が合わずに体の折れ方や、絶命するタイミングがズレやすい。けっこうNGの出る“殺し方”だったんです(笑)」【PROFILE】伊吹吾郎’46年、北海道生まれ。’68年のデビュー以来、『必殺仕事人』や、17年間「格さん」役を務めた『水戸黄門』(TBS系)など、数多くの時代劇に出演するほか、舞台やCMでも活躍している
2023年07月30日「これは、私の故郷から送ってもらった物。戦争で傷つき、壊された物の数々を、私はアート作品にしました」祖国で暮らしていたころから、日本語を学んできたという女性。この日も、展覧会を訪れた人たちに向かって、彼女は流暢な日本語で作品解説を続けていた。彼女は、ウクライナ人美術家のユリヤ・ボンダレンコさん(31)。ユリヤさんは祖国がロシアの侵攻を受けた後の昨年6月、日本にやってきた。京都府内で避難生活を送りながら、絵画などの制作活動を続けている。そして、来日からちょうど1年たった今年6月。彼女の姿は静岡県富士宮市にあった。富士山の麓にある結婚式場「ゲストハウスフォレスト・ヒルズ」。ユリヤさんはそのバンケットルームで「Power to live(生きる力)」と題した展覧会を開催していた。1カ月前の5月には東京で最初の個展を、さらに8月10日からは大阪でも展覧会を開催する予定だ。展覧会で得た収益については、その9割を、戦争で親を亡くした子どもたちを支援する団体に寄付する。「ウクライナの人は、虹を見ると希望を連想します」虹色に彩られた、もともとは割れた花瓶だった作品を手に、ユリヤさんは笑顔を見せた。「雨の後、空に虹が出るように、早く戦争が終わってウクライナに希望が訪れてほしいとの願いを込めています」今回、展示している作品は鍋や皿、洋服など、どこにでもあるような日用品ばかり。ユリヤさんがそれぞれに、パテやアクリル絵の具などで虹色の装飾や花の絵を描くなどしてアート作品に仕上げていた。一見するときれいで、とてもかわいらしい作品たち。だが、彼女が施した装飾の下には、生々しい“戦争の傷痕”が隠されている。「この鍋に描いたたくさんの花はすべて、銃で撃たれた痕を覆っています。子ども用のワンピースも、銃弾であいた穴に花のパッチをつけたもの。このスチール製のゴミ箱の蓋にも弾痕があります。それに、爆撃された家にあったので、焼け焦げてしまっています」そう、これらの作品の向こう側には、戦争の犠牲になった人、あるいはいまも戦禍の中にいる大勢の人たちの悲しみがある。20代半ばになって、アーティストになるという幼いころからの夢をかなえたユリヤさん。アメリカやイギリス、ドイツなど、欧米各国の顧客や企業から注文を受け、絵を描いてきた。ところが昨年、けたたましいサイレンの音とともに、彼女を含め、すべてのウクライナ国民の人生は暗転してしまう。2月24日、ロシア軍が国境を越え、ウクライナへ侵攻を開始したのだ。「私の故郷はロシア、ベラルーシの両方向から爆撃を受けることになりました。市長は『外を出歩くのはとても危険です』と警告を発し、私たち家族は穴蔵のような自宅地下室に逃げました」地下室に身を潜めながら、時折外に出ると、そこには焼け焦げた戦車が転がり、夜空は爆撃の炎で赤く染まっていた。3月上旬にユリヤさんは国外退避を決意。しかし、総動員令が発出されたため、54歳の父は国外に出られない。母はともにとどまることを決めた。この先、どうしたら……。独りになり、先行きを思い悩んだ彼女の心に浮かんだのが、日本だった。「’15年に、東日本大震災で被災した人たちのことをラジオで知りました。家や愛する人を失っても、ゼロから人生を立て直した人たちがいたことに感銘を受けました」いつか、行ってみたい。そう心に誓って、独学で日本語を学んできた。俳句や書道の勉強も続けた。そして昨年6月。思い描いた理想とはほど遠い形ではあったものの、ユリヤさんは、憧れの国にたどり着いたのだった――。戦禍にある祖国を思い、心が壊れそうになる思いをしながらも、ユリヤさんは創作に励んでいる。彼女の心の支えとなっているものの一つが、日本の伝統的な修復技法なのだという。「私は昔、ウクライナの教会で『日本には金継ぎという素晴らしい技がある』と教わったことがあります。割れたつぼや欠けた皿、壊れ物は普通なら捨てるしかないかもしれません。でも、その破片はゴミではありません。その物の歴史のパートです。そして、金継ぎの技法を使えば、割れた食器は修復できるだけでなく、その価値を高められるのだと」さらに、次のように説かれたのだという。「人の心も同じ。とてもつらい経験をして壊れてしまった心も、決してゴミではない。きちんとつないで修復すれば、人の心はさらに成長することもできるのです」その言葉を胸に、ユリヤさんは日本で金継ぎの技術を改めて学んでいた。そして、故郷で破壊された日用品をアートへと昇華させるのに、その技術を応用したのだ。「すべてのウクライナ人の、いえ、戦争を目の当たりにしたすべての人の心はいま、もしかしたら壊れてしまっているかもしれません。でも、それで終わりじゃない。きちんと修復すれば、また希望を持って前を向ける日が必ず来るはず」大好きだったウクライナの青い空。そんなかつての日常が戻ってくることを祈りながら、彼女は今日も創作活動を続けている。【後編】日本での生活開始から1年、ウクライナ避難民家族の「たった一つの願い」へ続く
2023年07月30日「すべてが順調だったわけではなかったんです。視聴者のみんなを不安や悲しい気持ちにさせてしまっていたとも思います」7月27日、5人組YouTuber・コムドットが総合プロデュースしたイベント「Creator Dream Fes~produced by Com.~」が東京ドームで開催された。各メディアによると、イベント終了後の取材会でリーダー・やまと(25)は冒頭のように振り返ったという。’18年10月にグループを結成し、’19年12月に年内目標のYouTubeチャンネル登録者数10万人を達成。勢いが加速するなか、’20年12月にやまとがツイートした《全YouTuberに告ぐ コムドットが通るから道をあけろ 俺らが日本を獲る》との“宣戦布告”は注目を集めることに。昨年12月27日には念願の400万人を突破し、生配信中にやまとが号泣する一幕もあった。だがイベント直前の今月21日に、登録者数が400万人を下回ってしまったのだ。現在は 393万人(28日19時現在)。減少傾向にあるのは、今回のイベントをめぐる騒動も一因だったようだ。「6月に2人組女性YouTuber・平成フラミンゴとの間で起こった、出演トラブルが露呈したのです。最終的に平成フラミンゴは出演を見送り、責任の所在が判然としないまま騒動は収束。その間にやまとさんが、《保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ》と“意味深ツイート”したことも物議を醸しました。コムドットは騒動を説明する動画も出しましたが、“平成フラミンゴを責めている”と落胆したファンも少なくなかったようです」(WEBメディア記者)■コムドットが登録者数400万人を下回った背景果たして、トラブルだけが登録者数減少の原因なのだろうか?「なかなか見えづらいとは思いますが、まずひとつの原因として、チャンネル登録していた400万人のなかでも“推し”が変わってしまった人がいるのではないでしょうか。例えばTikTokで新しい“推し”を見つけたなど、コムドットが一番ではなくなった人たちが登録を外したのではないかと思います」こう語るのは、ITジャーナリストのおんp/氏。イベントのトラブル以前に、動画を視聴するプラットフォームが分散している影響が考えられるという。次にイベントをめぐるトラブルについて、井上氏はYouTubeの“変化”を指摘する。「テレビのワイドショーでは、暴力や金銭、異性間のトラブルなどの話題に視聴者から批判的な声が集まります。それと同じように、YouTuberの非常識な言動にもYouTubeを視聴するユーザーから厳しい視線が注がれやすくなっているのです。例えばカップルYouTuberでも破局すると急に人気が落ちたり、新しい相手と活動再開させても再生回数が伸びなかったり。やはり男女間のトラブルは、嫌われる傾向にあると思います」(井上氏)そのため、コムドットのトラブルもある種の“異性間トラブル”に映った可能性があるという。「真相がよくわからないからこそ、“女性2人が雑に扱われてしまった”という見られ方をしてしまったのではないでしょうか。彼らの女性に対する高圧的な扱い方を見て、不快感から登録を外されてしまった可能性もあります。今の時代、一歩間違えればDVと捉えられかねない言動は致命傷になる傾向にあります」(井上氏)ではいったん下がってしまった登録者数を、回復させるのは難しいだろうか?井上氏は「なかなか難しくなってきていると思います」と言及した上で、こう推察する。「実際にフォロワー数が頭打ちになっていたり、それなりにフォロワー数を抱えているのに動画の再生数が伸びていなかったりするYouTuberは目立つ傾向にあります。YouTubeは動画配信の圧倒的なプラットフォームでしたが、多様なサービスの出現によって状況が変化してしまったことが大きいと思います」(井上氏)■人気YouTuberたちのなかでもコムドットは“勝ち組”“YouTubeの凋落”については、昨年12月にラファエルがゲスト出演したYouTube動画のなかで収益の激減を告白。ラファエルと親交があるシバター(37)も、「FLASH」のインタビューで「2017年あたりが一番視聴回数がよかったかもしれないです」と語っていた。とはいえ苦境に立たされている人気YouTuberたちとは異なり、井上氏はコムドットを“勝ち組”だと見る。「シバターさんが話していたように“1番良かった”とされる’17年の1年後に活動をスタートさせ、あっという間に人気YouTuberの仲間入りを果たしました。登録者数は減ってしまいましたが、コムドットに冷めてしまったというファンはさほどいないのではないでしょうか。26日にプレミア公開されたコムドットの動画を私も見ていましたが、同時視聴で約3万人も集まっていました。同時視聴で3万人という数字は大きいと思います。そういう意味では、底堅いと言えるでしょう」つまり、コムドットにはコアなファン層がいるようだ。井上氏は彼らにアドバイスを送りつつ、こう評価する。「400万という登録者数にこだわらず、もっと壮大な目標を掲げ、確実についてきてくれるファンを楽しませて逃さないようにする方がプラスに働くのではないでしょうか。そのなかで、やまとさんの“オラオラ感”が好きなファンも一定数いると思います。コムドットには上昇志向や高い自己肯定感がありますが、それを求めているファンもいるでしょう。『コムドットが頑張っているから私も頑張れる』という風に。“成功するまでやり続けたら失敗ではない”というのは、ある種の生き様だと思います。共感する人は少なからずいますし、コムドットの持ち味だと思います。個人的にもそうしたスタンスはあった方がいいと思います」いっぽうで“地元ノリを全国ノリに”をスローガンに掲げるコムドットは、今年4月から冠番組『コムドットって何?』(フジテレビ系)がレギュラー化するなど地上波にも進出。22日~23日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、やまととゆうた(24)が「100kmサバイバルマラソン」に挑戦。しかし2人とも完走することはかなわず、やまとのアンチに向けた“強気発言”も波紋を呼んでしまった。コムドットとテレビの相性についても、井上氏はこう指摘する。「幅広い層が視聴するテレビのように、全方位に向けて活動を広げるのは控えたほうが良いのかもしれません。確かにテレビ出演できるようになったのは、400万人達成の実績があったからだとは思います。しかし彼らの“地元ノリ”は、テレビの視聴者に必ずしもウケるとは限りません。やまとさんの“オラオラ感”が誤解を受ける可能性もあるでしょう」その上で、テレビとは一線を画すことをこう勧める。「やはり芸能人といっしょに“プロの土俵”に上がってしまうと、素人ならではという良さが埋もれてしまいます。テレビ側のルールに則らなければなりませんし、そうなると自分たちのやり方を変えなければならないことも出てきます。出演するにしても企画を選ぶなど、自分たちの個性を活かせるよう戦略的になったほうが良いのかもしれません」「日本を獲る」日まで、コムドットの挑戦は続きそうだ。
2023年07月30日【前編】「戦争で傷ついた日用品をアート作品に」ウクライナ避難民女性が創作に込める“願い”より続く昨年2月のロシア軍の侵攻以来、ウクライナでは多くの民間人が犠牲になった。今年4月の国連人権高等弁務官事務所の発表によれば、その数は約8千500人にものぼる。同事務所は「氷山の一角で、実際の死者はさらに多い」とも。現在の日本には、戦禍を逃れてきた2千400人以上の避難者が暮らしている。「去年の2月24日、私たち家族はキーウにいました。朝の4時ぐらい、爆撃の音で目が覚めたんです」あの日のことを、こう振り返るのは、現在は大阪・堺で、夫や子どもたちと避難生活を送るアンサリー・リュボフィさん(48)。イラン出身のメフティさん(43)と結婚し、3人の子宝にも恵まれ、リュボフィさんの母とともにキーウ郊外で、幸せな家庭を築いていた。しかし去年2月、ロシアから飛んできたミサイルが、その幸せを打ち砕いた。自宅のすぐ近くにミサイルが落ちたこともあったという。「自宅から目と鼻の先にあったショッピングモール。よく買い物に行った場所です。そこにウクライナ軍の迎撃ミサイルが置かれている写真を、誰かがSNSにアップしてしまって。それでロシア軍に狙われたんです」戦争は家族の思い出も、慣れ親しんだ日常も、容赦なく破壊した。集合住宅の地下から、夫が調理師として働いていた郊外のリゾート施設へ、家族は迫り来る爆撃をかいくぐるように移動した。スナック菓子で飢えをしのぎながら西へ、西へと移動。そして、スロバキアとの国境近くで、リュボフィさんたちは夜行列車に乗った。「母と、すでに結婚している私の長女は、キーウに戻ることを選びました。だから、2人とは国境の駅で別れました。でも、映画のセリフのような言葉を交わす余裕はそのときはありませんでした。空爆の恐れがあるので、列車内では明かりをつけたり携帯電話の電源を入れることも禁じられて。窓から遠くに落ちるミサイルの火が見えて、とても恐ろしかった」まず目指したのは、夫の親族がいるドイツ。総動員令下ではあったが、当時は、60歳以下の男性でも、子どもが3人以上いれば特例として移動を許されたという。「ドイツに着くと、日本で長年暮らしている夫の友人と連絡が取れて。日本がウクライナの避難民を受け入れているという話を聞いたんです。ただ、その友人は『本当に受け入れてくれるかどうかはわからない』とも。私たちは半信半疑の気持ちで、日本大使館の門をたたいたんです」幸いにも、ビザはすぐに下りた。情報をくれた日本在住の友人が、身元保証人にもなってくれた。こうして昨年7月、リュボフィさんたちは空路、日本に向かった。現在、リュボフィさんたちが生活しているのは、堺市の市営住宅。来日後、2カ月間は日本語学校に通いながら、近所を散策し、日本での生活に慣れる訓練をした。その後、末娘・アニータさん(9)は地元の市立小学校に編入。いっぽう、リュボフィさん夫妻、それに長男・ラミンさん(16)は仕事を探していた。夫の友人の協力もあって、3人は昨年10月から、回転寿司チェーン「くら寿司」の寿司ネタを作る加工場で働いている。「商品として提供するために魚を切る仕事です。はじめは不安もありましたけれど、少しずつ慣れてきました。家族一緒に同じところで働かせてもらえるのはありがたいです。ずっと下を向いて作業を続けるのは大変ですが、休み時間には職場の皆さんに日本語を教えてもらったり、私たちがウクライナ語を教えたり。カタコトの英語と身振り手振りでお話もできて、楽しく仕事をさせてもらっています」慣れない日本での生活。とはいえ、仕事も見つかり、リュボフィさんたち家族にも、少しずつ笑顔が戻ってきた。だが戦争は、彼女たちが祖国を離れて1年以上がたったいまも終わる気配すらない。「アニータは、通訳の方が週2日、一緒に登校してくれて、なんとか勉強にもついていけています。でも、自分だけまわりの子とは違うというのを感じているようで……」リュボフィさんは顔を曇らせる。それは、アニータさんがときおり、涙ながらにこう訴えるから。「早くウクライナに帰ろうよ」娘の言葉に、父母は言葉を失いそうになるという。「なだめすかすようにして『あと半年だから』とか、『あと1年だけ我慢して』と話すのが精いっぱいで。私のその言葉に、アニータはさらに激しく泣きじゃくってしまいます。親として、本当につらいです」リュボフィさん自身、いまも突然涙があふれてくることがある。「テレビやインターネットは基本的に見ません。つらいニュースに触れたくないから。見てしまうと夜、眠れなくなります。ウクライナのことを考えて、落ち込んで、頭が痛くなることもあります」祖国を離れる決断を下したころは「秋には帰れる」と思っていた。秋になり、日本で仕事を得たころには「来年春には、きっと戦争も終わる」、そう信じていた。「国からこんなに遠く離れて、これほど長い時間過ごした経験はありません。故郷に残してきた母や長女が心配でなりません。母はもう86歳になってしまいました。第二次世界大戦も経験した母は『私は生まれたときも、死ぬときも戦争なんだね』と、悲しい声で電話してきます。そんな母の言葉を聞くのも、とてもつらいです。戦争が終わって平和になったウクライナの家で、昔のように家族みんなで暮らす、それが何よりの願いです」彼らは前を向いて生きる。8千キロ離れた祖国に、平和が訪れる日を信じてーー。
2023年07月30日