ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが競演する映画『カウボーイ&エイリアン』が22日(土)から日本公開されるのを前に、モニタ試写会が行われ、男性客の約85%がダニエル・クレイグ演じる主人公に「カッコ良すぎる!」と熱いコメントを寄せた。その他の写真本作は、スティーブン・スピルバーグやロン・ハワードがプロデューサーを務め、『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督したSFアクション超大作。1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。本作でクレイグが演じるのは、謎の腕輪をした状態で目覚め、一切の記憶を失った謎の男。男性客は「クールで謎めいた主人公のダニエルが、とにかくカッコいい!」「超人的な部分と、人間らしい部分が両方描かれたキャラクターで素敵だった」「王道の西部劇に出てくるクールなカウボーイにハマっていた」と熱い支持を寄せた。一方、女性客はオリヴィア・ワイルドが演じるヒロイン・エラを推す声が多く「男社会の西部劇の世界で、果敢に立ち向かっていく姿に共感」「凛とした美しいたたずまいと勇気のある行動が素敵」などの意見が聞かれた。主人公の正体がわからぬまま幕を開け、町を襲う敵の正体もまた謎という本作だが、試写会参加者の約7割が「想像と違って驚き」と回答。むろん、この回答は“ポジティブ”なもので、参加者は「想像以上に骨太な人間ドラマが描かれていて素晴らしい!」「ダニエル・クレイグもハリソン・フォードもいい意味で“意外性”のある役で最後まで目が離せなかった」「“SF”と“西部劇”の組み合わせが斬新だと思ったが見事に融合されている」「なぜ、カウボーイ“VS”エイリアンではなく“&”なのか、ラストまで観てよくわかった」とコメント。本作は、アクション満載のエンターテイメント作であると同時に、“心地良い驚き”を感じられる作品に仕上がっているようだ。『カウボーイ&エイリアン』10月22日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年10月18日ドコモが運営する携帯専用放送局“BeeTV”が、11月中旬より新機種のスマートフォンを対象に新サービスを展開する。その他の写真ドコモが今年の秋・冬の新機種発売にあわせて開始する本サービス『dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV』は、既存のBeeTVのオリジナル動画に加え、国内外の映画、テレビドラマ、アニメ、音楽など合計約5000タイトルの動画を配信するもので、国内では最大のタイトル提供数を誇る有料モバイル動画配信サービスとなる。月額525円で、映画『Mr.&Mrs.スミス』、『ターミネーター3』、『さくらん』や韓国ドラマ『美男(イケメン)ですね』、アニメ『ちびまる子ちゃん』など様々なジャンルのコンテンツが見放題になり、気に入った動画を好きなときに見ることもできるという。※対応機種:2011-2012冬春モデルのAndroid2.3を搭載したドコモ スマートフォン※P-01D、Q-pot.Phone SH-04D は非対応
2011年10月18日『スパイダーマン』や『アイアンマン』を輩出してきたマーベル・コミックの伝説的なヒーローを実写映画化した『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が公開中だが、本作の魅力をコンパクトに紹介する特別動画がこのほど公開された。その他の写真『キャプテン・アメリカ…』は、第二次世界大戦中に、兵になることを志願するも不適格の烙印をおされた青年スティーブが、軍の極秘プロジェクト“スーパーソルジャー計画”によって強大な力を手に入れ、レッド・スカル率いるヒドラ党と戦う姿を描いた作品。このほど公開された動画は、“そうだったのか!? 3分で解る世界最初のヒーロー”と題した映像で、キャプテン・アメリカとローズオニールキューピーのコラボ・キャラ“キャッピー”が、本作の魅力をコンパクトに解説。本編映像と要点をまとめたテロップによって「なぜ?ヒーローは変身するの?」「なぜ?ヒーローはコスチュームを着るの?」「なぜ?いまヒーローが必要なの?」という疑問にこたえていく。キャプテン・アメリカは、米国などで“世界最初のヒーロー”と称されることがあり、日本人にとってのウルトラマンや仮面ライダーのように、“ヒーローの原点”として名前の挙がることの多いヒーローだ。その一方で完成した映画は、誰もが楽しめるヒーロー映画でありながら、弱い人間が努力を重ねてチャンスと信頼を獲得していくサクセスストーリーとして楽しむこともでき、特別動画でタイトルからは伺い知れない本作の魅力を垣間見ることができる。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』公開中
2011年10月18日ジョニー・デップが主人公のカメレオンを演じたCGアニメーション『ランゴ』が22日(土)に日本公開されるの前に、杉本彩がスペシャルサポーターに就任。18日に都内でトークイベントを行なった。その他の写真主人公のランゴをイメージしたという杉本は、緑のあでやかなドレス姿で登場。会場にはデップ公認のそっくりさん、ハイメさんもお祝いに駆けつけた。杉本は「憑依されたかのように何者にでもなれるジョニー・デップの役作りは素晴らしい。どん欲に演技を追求する彼の姿は肉食系」と分析し、「それでいて野性と知性を兼ね備えた繊細さも持ち合わせたとっても素敵な方」とコメント。エモーション・キャプチャー(人間の表情や動きをキャラクター表現に活かす技術)を駆使した本作について、「こんなことができるんだ、とカルチャーショックを受けた」と話し、「ウソから始まるヒーローだけれど、人が成長していくために大切なことがこの映画にはある。水不足や自然破壊など、環境問題もテーマにした社会的な風刺の効いた深い作品なので、ぜひ大人の方に観ていただきたい」と語った。『ランゴ』は、お調子者のカメレオン(ランゴ)が、ひょんなことから砂漠をさまよう羽目になり、旅を通して本当の自分を見つけるというCGアニメーション。『ランゴ』10月22日(土) 新宿バルト9 ほか全国ロードショー
2011年10月18日トム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が12月に公開されるのを記念して、布袋寅泰が本作のメインテーマをアレンジ。布袋と『ミッション…』の日米最強チームが結成されることが発表された。その他の写真今回のコラボレーションは、映画の配給を手がけるパラマウント ピクチャーズ ジャパンが本作をさらにインパクトのある手法で告知するべく、“布袋×M:I”のプランを本国に打診。ハリウッドのプロデューサー陣も、映画『キル・ビル』に使用された布袋の楽曲『新・仁義なき戦いのテーマ(BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)』を知っており、このアイデアを絶賛。クルーズと同年歳で、彼のハリウッドデビューと同じく自身もアーティスト活動30周年を迎える布袋もこのプランを快諾したことから、今回のタッグが実現した。布袋は「とても不思議なご縁だと思います。30年というのは決して短い期間ではないし、でも自分的にはあっという間だった。色々な試行錯誤をしながら、トムは映画に対する愛情、僕は音楽に対する愛情を失うことなくやってきた。そんな我々がこの作品で巡り合えたというのは、僕にとってはとても光栄です」と語り、「『ミッション:インポッシブル』のテーマは、映画ファンだけに止まらず、多くのファンに愛されている名曲中の名曲なので、それを傷つける訳にはいかない。その反面、僕にこのミッションを与えていただいたからには、やっぱり“布袋色”に染めたかった」とコメントしている。これまでも幅広いフィールドで活動を展開し、8月にはFPM、小山田圭吾、RIP SLYME、SIGUE SIGUE SPUTNIKら国内外のゲストを迎えたアルバム『ALL TIME SUPER GUEST』をリリースした布袋が、『ミッション…』とのタッグでどのような楽曲を聴かせてくれるのか、映画ファンならずとも気になるところだ。なお、布袋アレンジのテーマ曲は、TVスポットなど、様々な映画プロモーションで使用される予定。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作成遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明するべく、国や組織の後ろ盾を失った状態で“ゴースト・プロトコル(架空任務)”と名付けられた史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』12月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2011年10月18日7月に日本公開された映画『マイティ・ソー』のブルーレイ&DVDが21日(金)にリリースされるが、本ブルーレイには『アベンジャーズへの道』と題した特典映像が収録されており、このほどその映像の一部が発売を前に公開された。その他の写真『ジ・アベンジャーズ』は、米コミックを代表するスタジオのひとつ、マーベルの人気ヒーローが夢のチームを結成する人気シリーズ。来夏には映画化も決定しているが、『マイティ・ソー』のブルーレイには映画『ジ・アベンジャーズ』を手がけるのジョス・ウェドン監督と、キャストのスカーレット・ヨハンソンのコメントなどを交えた特別映像が収録されている。このほど公開された映像は、世界最大のコミック&ポップカルチャーの祭典“コミック・コンベンション”の模様を捉えたもので、劇中でアベンジャーズを束ねる謎の男“ニック・フューリー”を演じているサミュエル・L・ジャクソンが会場に姿を見せ、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニーJr.、ジェレミー・レナー、マーク・ラファロ、クリス・へムズワース、クリス・エヴァンスらが登場。彼らは劇中で、ナターシャ・ロマノフ、トニー・スターク=アイアンマン、クリント・バートン=ホークアイ、ブルース・バナー=ハルク、ソー、スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカを演じており、キャスト陣が呼び込まれる際の役名と、それに反応するオーディエンスの盛大な歓声を耳にするだけで、本作がいかに壮大なスケールの作品かがわかる映像に仕上がっている。中でも、ソーは他のキャラクターとは異なり、地球ではなく“神の世界”からやってきたヒーローで、彼が秘めている強大なパワーの秘密や、その生い立ち、そして『ジ・アベンジャーズ』へと連なる重要な物語が、映画『マイティ・ソー』では描かれている。『マイティ・ソー』■3Dスーパーセット(3Dブルーレイ+ブルーレイ+DVD) 5985円(税込)■ブルーレイ&DVDセット 4935円(税込)■DVD 4179円(税込)10月21日(金)発売発売元:パラマウント ジャパン『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』公開中
2011年10月17日ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが競演する映画『カウボーイ&エイリアン』が10月22日(土)から公開になるにあたり、公式サイトではスマートフォンアプリを活用したAR(拡張現実)コンテンツに新たな特別コンテンツを追加した。その他の写真今回、新たに追加されたコンテンツは、スマートフォンでアプリ“Cine-Label”(無料)をダウンロードして立ち上げ、本作のチラシ画像を覗くと、宣伝ナビゲーター=AR(拡張現実)大使を務める照英がチラシから出現し、本作のPRとARキャンペーンをナビゲートするというもの。本作の製作総指揮を務めるスティーブン・スピルバーグと照英とのコラボレーション映像なども配信している。また、11日から都内各所でスタートした交通広告に貼られているスペシャルARマーカーを、スマートフォンを通して見ると、目の前に照英が登場し、その場で熱く本作をPRするという。本作は、スティーブン・スピルバーグやロン・ハワードがプロデューサーを務め、『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督したSFアクション超大作。1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年10月17日「ぴあ」調査による10月14日、15日公開の映画満足度ランキングは、70年代にテレビ放送された特撮番組をリメイクした『電人ザボーガー』がトップに輝いた。2位に近未来を舞台に公安スパイとなった少年たちの活躍を描いた『メサイア』が、3位にマーベル・コミックの伝説的ヒーローを実写化した『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が入った。その他の写真1位の『電人ザボーガー』は、変形型バイクロボット“ザボーガー”と共に戦う主人公の活躍を描いた作品。『ロボゲイシャ』の井口昇が監督を務め、中年になった主人公・大門役を板尾創路が演じている。出口調査では「ファンの気持ちをくんで作られていて、懐かしさを感じた」「“ザボーガー”らしく熱血でオリジナルに忠実。古き良き特撮映画」「前半でオリジナルの話をなぞり、後半でそれを展開させていく2部構成になっているので、知らない人にもわかりやすい」「“おじさんでもヒーローになれる! 夢や希望を忘れずに生きよう”と励まされた」「哀愁漂う板尾創路はハマリ役。笑い声や、突っ込む声まで客席から聞こえて楽しかった」など、30代から50代の男性を中心に高い満足度を集めた。2位の『メサイア』は、高殿円による小説『メサイア 警備局特別公安五係』を『DEATH NOTE』の金子修介監督が、若手俳優の荒井敦史、井上正大らを迎えて映画化した少年スパイ・サスペンス。アンケート調査では「アクションなど見どころが多くて、4人が並んで歩くシーンはカッコイイ」「友情あり、兄弟愛ありで最後は涙が出た」「イケメンが出ているだけの映画ではなく、話もおもしろくて文句なし」など、10~20代の女性から好評だった。(本ランキングは、2011年10月14日(金)、15日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあによる映画館前での出口調査によるもの)
2011年10月17日ミッキー・ロークらが出演し、全世界で11月11日(金)に同時公開される映画『インモータルズ-神々の戦い-』。そのプロモーションの一環として、豪華賞品が当たるTwitterキャンペーンが開始された。その他の写真本作は、『ザ・セル』『落下の王国』などを手がけ“映像の魔術師”と呼ばれるターセム・シン監督と、『300〈スリーハンドレッド〉』の製作スタッフ陣がタッグを組んだ、アクション・スペクタクル大作。タイトルの“インモータルズ”とは、不死の存在であるギリシャの神々を意味しており、神話の世界を題材に、光の神(オリンポスの神々)と闇の神(タイタン族)の壮絶な戦いが描かれる。この神々にちなみ、公式Twitterでは、光の神チーム(@immortalsHIKARI)と闇の神チーム(@immortalsYAMI)の2つのアカウントを公開し、それぞれの神々になりきったユニークなつぶやきがすでに展開されていた。この度新たに始まったのは、この光VS闇の構図をさらに激しくするもので、フォロー数と応援ツイート数から算出されるポイントをより多く獲得したほうが勝利になるという“対決”キャンペーン。ユーザーは、好きなチームをフォローし、ハッシュタグ「#光の神」または「#闇の神」を付けてツイートすることでキャンペーンに参加できるという仕組みだ。まさに“神々の戦いに参戦する”という本作ならではの試みだが、話題を呼びそうなのは賞品がなんと金塊だという点。勝利したチームを応援したフォロワーの中から抽選で1名に金塊(10g)が贈られるのだ。これは、映画のイメージカラーがゴールドであることにちなんでなのだが、映画のキャンペーンで金塊が賞品になることは前代未聞。金塊争奪を目指したツイートによって、光と闇の戦いが白熱することは間違いないだろう。本キャンペーンの実施期間は、今日17日(月)から11月20日(日)までの約1ヵ月間。金塊以外にも、劇場鑑賞券や特製キューピーセットなどの賞品が200名分用意されている。『インモータルズ -神々の戦い-』11月11日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか全世界同時公開
2011年10月17日伊勢谷友介が、辻内智孝氏のベストセラー小説「セイジ」を5年の月日をかけて映画化した『セイジ-陸の魚-』の公開日が来年2月18日(土)に決定した。その他の情報本作は、太宰治賞を受賞した辻内氏の人気小説を、俳優の伊勢谷友介が『カクト』に続く監督第2作目として映画化。美しい自然を舞台に、若さゆえの自分探しの旅とその記憶を描写。大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をしていた“僕”(森山未來)と、国道沿いのドライブインで純粋に生きる男セイジ(西島秀俊)とのひと夏の日々を描いた作品だ。セイジ役の西島と、物語の視点となる“僕”を演じる森山がダブル主演を務めるほか、新井浩文、渋川清彦、滝藤賢一ら、一癖ある顔ぶれが揃う。久しぶりの邦画復帰となる裕木奈江がヒロインを務めるのも注目したいところ。強烈な印象を残す盲目の老人役は、映画界屈指の名優・津川雅彦が演じる。今月22日(土)~30日(日)まで開催される東京国際映画祭では、特別招待作品として27日(木)に上映されるが、前売鑑賞券が1分で完売したということもあり、公開前からかなりの期待が寄せられていると言えるだろう。『セイジ-陸の魚-』2012年2月18日(土)、テアトル新宿他ロードショー(c)2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd
2011年10月14日第15回ハリウッド映画祭でジョージ・クルーニーが最新主演作『ザ・ディセンダンツ(原題)』での演技を高く評価され、主演男優賞受賞を獲得することが発表された。その他の写真ハリウッド映画祭はインディペンデント・フィルムメーカーとハリウッド・メジャースタジオの架け橋となることを目的とした映画祭で、今年は10月20日(木)より24日(月)まで、アメリカのロサンゼルス・ハリウッドで開催される。『ザ・ディセンダンツ(原題)』(アレクサンダー・ペイン監督)は、ハワイを舞台に時に切なくユーモラスに、再生していく家族の姿を描いた作品。クルーニーは不慮の事故をきっかけに妻の秘密を知り苦悩する主人公を演じている。自らの家庭と二人の娘と向き合う父親役を演じたクルーニーについて、ハリウッド映画祭の主催者カルロス・デ・アブロウ氏は「クルーニーは『ザ・ディセンダンツ(原題)』で非の打ちどころのない、情熱的な演技を見せている。彼はハリウッドで最も才能のあふれる俳優の一人として、これからも輝き続けるだろう」とコメントしている。なおクルーニーは24日(月)に行われる授賞式でトロフィーを手にする予定。またハリウッド映画祭では、過去にラッセル・クロウ、トム・ハンクス、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなど、そうそうたる俳優達が主演男優賞を受賞しており、そのほとんどがアカデミー賞にノミネートをされていることから、アカデミー賞前哨戦としても注目されている。2005年度のアカデミー賞で助演男優賞(『シリアナ』)を受賞した経歴を持つ実力派クルーニーが、アカデミー賞主演男優賞でオスカーを手にすることができるのか期待がかかる。『ザ・ディセンダンツ(原題)』2012年 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー(C)2011 Twentieth Century Fox
2011年10月14日6日(木)に開幕した第16回釜山国際映画祭の“アジアの窓”部門で13日、岡田将生と榮倉奈々が主演した『アントキノイノチ』が上映され、岡田と瀬々敬久監督が舞台あいさつに登壇した。その他の写真『アントキノイノチ』は、過去のある出来事がトラウマとなり心を閉ざしてしまった杏平(岡田)とゆき(榮倉)が“遺品整理業”という職業を通して出会い、次第に心を通わせて生きる勇気を取り戻していく姿を描いた作品で、第35回モントリオール世界映画祭では“イノベーションアワード”を受賞した。岡田は自身の主演作『雷桜』(廣木隆一監督)で昨年も釜山国際映画祭に参加しており、今回で二度目。満席となった会場で岡田が韓国語であいさつをすると場内からは歓声があがった。岡田は「吃音という病気を抱える主人公を悩みながら演じた」と撮影を振り返り、「僕自身これまでは、演じてきた役は全て自分とは違う、自分だと思ってほしくない、と子供のような気持ちを持っていたが、今回は(主人公)永島杏平を岡田将生として見てもらってもいい。今回は1番僕なのではないかと思っている」と話した。瀬々監督は「“遺品整理業”と言うのは日本に実際ある仕事です。撮影中に震災が起こり、がれきの中から遺品や写真を探すということがたくさんあって、あらためて人間は人と人とのつながりや関係性を求めているのだと感じた。人とのつながりを大切にするような社会になるように、この映画を観ていただけたら。人と人との間、国と国との間も、他人のことを思い、気づかうことでもっといい世界になると思う。日本と韓国も、もっとよりよい関係になれたらと思います。カムサハムニダ」と語った。『アントキノイノチ』11月19日(土)全国ロードショー
2011年10月14日松山ケンイチと瑛太主演の映画『僕達急行 A列車で行こう』が来年の3月24日(土)から公開になるにあたり、本作に出演している村川絵梨が、10月8日にJR熊本駅の一日駅長に任命され、「A列車で行こう」の運行開始セレモニーに登場した。その他の写真本作は、森田芳光監督が、十数年前から温め続けていたオリジナル企画。仕事も考え方も違う好対照なふたりが、大好きな鉄道を通して友情をはぐくみ、恋に仕事に悪戦苦闘する姿を、のびやかなユーモアときらきらするような空気感で綴ったハートフル・コメディ。「A列車で行こう」の運行開始セレモニーで迫田駅長から委嘱状を受け取った村川は、制帽、タスキを身につけて登場。「熊本市内に来たのは実は今回が初めてで、新鮮な気持ちで今日の一日駅長を務めさせていただきます」と意気込みを見せた。また、九州旅客鉄道株式会社代表取締役社長の唐池恒二社長は、「以前、東映の岡田社長とお会いした際に、名称が同じで、かつ九州の鉄道旅行の魅力満載の映画を製作中と伺い、今回のような場をもうけさせていただきました。本日の出発式にぜひ映画のゲストをとお願いしましたところ、ひそかにもっとも期待していた村川さんにお越しいただくことができました(笑)。ほんとうにありがとうございます」とコメントした。記念撮影の際には唐池社長、迫田駅長、村川一日駅長が一緒に「A」マークを両手で作るなど、終始なごやかなイベントとなった。本日14日の“鉄道の日”を記念して、JTB鉄旅ガールズ×「僕達急行」スペシャルブログもスタート。本作のロケ地巡りや、映画の魅力について触れながら、近年女性の間で流行している鉄道の旅=鉄旅がもっと楽しくなるような情報を紹介していく予定だそう。『僕達急行 A列車で行こう』2012年3月24日(土)、全国ロードショー
2011年10月14日韓国の釜山を舞台にしたオムニバス映画『カメリア』からカン・ドンウォンが主演した『LOVE FOR SALE』のPV映像が届いた。PV映像はこちら本作は脳から愛を取り出し売買するビジネスがはびこる未来都市・釜山を舞台にしたラブストーリーで、『義兄弟 SECRET REUNION』や『チョン・ウチ 時空道士』などで知られ、日本でも人気の高いドンウォンが、引き裂かれた愛を取り戻そうと敵の組織に立ち向かう主人公を演じている。ドンウォンはPV映像の中で激しいアクションだけでなくソン・ヘギョ(『秋の童話』『オールイン』)とのラブシーンも披露。疾走感のある音楽が流れる中でのキスシーンやドンウォンが銃を構える姿、涙を見せる場面も盛り込まれた、切なくも美しいSFファンタジーが繰り広げられている。『カメリア』は釜山国際映画祭のクロージングを飾った3編からなるオムニバス作品で、“釜山プロジェクト”としてタイ、日本、韓国のアジア3か国がラブストーリーを製作。韓国からはチャン・ジュナン監督の『LOVE FOR SALE』、タイからはウィシット・サーサナティアン監督の『IRON PUSSY』、日本からは行定監督の『kamome』が参加し、10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開される。『カメリア』10月22日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2011年10月14日『トランスポーター』『アドレナリン』のジェイソン・ステイサム主演最新作『ブリッツ』が明日15日(土)から公開される。これまで多くのアクション作品に出演し、熱い支持を集めてきたステイサムだが、本作ではこれまでの魅力だけでなく、新たな一面も見せているようだ。その他の写真『ブリッツ』では、犯罪者に対して“やりすぎ制裁”も辞さない荒くれ刑事ブラント(ステイサム)が、警官ばかりを狙う英国史上最凶の愉快犯を相手にロンドン市内を激走する犯罪サスペンス。豪快なアクション、無言ながら鋭いまなざしで相手を追う姿勢、そして決してあきらめない覚悟。これまでステイサムが主演してきた作品は共通点の多い主人公像を描き、ファンのハートを掴んできた。しかし、本作はステイサムが「母国に戻って、リアルな役を演じるチャンスだ!と思った」と語る通り、多くのファンが望むステイサムの魅力を保ちつつ、母国イギリスの作品だから可能な演技にも挑戦している。先ごろ開催された本作の一般試写会でも、観客はステイサム演じるブラント刑事の“荒くれ度”を92.7%と回答しているが、一方で「かつてないステイサム!」「ハードボイルドなのはいつもどおりだが、意外と人情味があった」「ユーモアもある」「よく喋る」と言った回答が寄せられたという。ステイサムはこれまでにも『バンク・ジョブ』などの作品で、キレのいいアクションだけでなく、深いキャラクター造形にも挑んでおり、純粋なアクションだけでなく愉快犯を相手にしたサスペンスの要素も濃い本作では“ステイサムの新たな一面”も描かれているようだ。『ブリッツ』10月15日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
2011年10月14日俳優、タレントとして幅広く活躍する照英が、22日(土)公開のSF超大作『カウボーイ&エイリアン』の宣伝ナビゲーターを務めることになり、同作の見どころを大いに語ってくれた。その他の写真19世紀の西部を舞台に、記憶を失くした男が町の権力者と手を組んで、未知なるエイリアンと戦うSFアクション。“男泣き”キャラとしても知られる照英は、「実は泣ける作品なんです」と涙ながらに(!?)本作を猛プッシュする。製作総指揮を手掛けるのはスティーブン・スピルバーグ。もともとスピルバーグの大ファンだといい「このお話をいただいたときは、『映画に出れるのかな』って思っちゃいましたが(笑)、『E.T.』や『インディ・ジョーンズ』など数多くの作品に親しんできたんで、やっぱり光栄ですよ」。同作では6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグと、インディ・ジョーンズ役のハリソン・フォードが豪華共演を果たしており、「どちらも大好き。この2人をキャスティングできるのもスピルバーグさんだから。だって、ポスター見てくださいよ。ハリソンさんが(真ん中ではなく)脇にいるんですよ」と興奮気味だ。西部劇とSFをミックスさせた斬新な内容はもちろん、エイリアンの襲来を機に、人間が愛する者を守ろうと一致団結する感動的なストーリー展開も見どころ。「そうなんですよ!やっぱりですね、守るべき者のために戦う姿。これが泣けるんですよ!!」とPRもヒートアップする。現在は一男一女のパパという顔も持ち、「確かに家族ができて、大きく変わりましたね。正直、昔は子ども得意じゃなかったんですが、今は『とにかく家族を守らなきゃいけない』っていう責任がある。自分で言うのもなんですが、いいパパやってるぞって自信はあります」と胸を張る。そんな照英といえば、やはり“男泣き”。日本人にはまだまだ「男が泣くなんて」という風潮も強いが「いやいや、男だから泣くんですよ!泣けない人間ほど悲しいものはないと思います。人間は弱くて、デリケート。だから涙は必要なんです」と熱弁する。一方で「けれど無駄な涙は流しちゃダメ。本当に泣きたいとき、泣かなきゃいけないときに、泣けなくなるし、涙を流している人の支えにもなれませんから」と“男泣き”の極意を語った。その照英が「泣ける」と太鼓判を押す『カウボーイ&エイリアン』。手に汗握る興奮と、抑えきれない感動を大スクリーンで体感し、大いに涙を流してほしい。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2011年10月14日今夏に公開され、大ヒットを記録したアクション大作『トランスフォーマーダークサイド・ムーン』のブルーレイとDVDが早くも12月16日(金)にリリースされることが決定した。その他の写真『トランスフォーマー』は、謎の金属生命体“トランスフォーマー”の戦いを描いた作品。第3作目では、これまで人間がひた隠しにしてきた人間とトランスフォーマーたちの間にある“秘密”や、人間が月の裏側(ダークサイド・ムーン)であるものを発見したことにより招いた人類最大の危機を描いている。アメリカでは3D映画史上最高のオープニング成績をたたき出し、イギリス、フランスなど各国で大ヒットを記録。7月29日から公開を開始した日本でもシリーズ最高の興行収入を記録し、世界興収は10億ドルを突破した。このほどリリースされるのは全3アイテム。まず12月16日(金)に、2枚組の“ブルーレイ&DVD セット”とDVD単品が発売され、来年1月20日(金)には3Dブルーレイのリリースが予定されている。本作はマイケル・ベイ監督率いるスタッフたちが、これまで以上の密度・規模・破壊度で金属生命体たちのバトルを描き出した作品で、劇場公開時にはリピーター客も多く見られた作品だけに、ハイクオリティのブルーレイ発売で、さらに細かい部分までチェックするファンや、自宅で手軽に3D映像を楽しむファンが増えそうだ。『トランスフォーマーダークサイド・ムーン』ブルーレイ&DVD セット(2枚組) 4935円(税込)セルDVD4179円(税込)12月16日(金)リリース※2012年1月20日(金)、3Dブルーレイ発売予定発売元:パラマウント ジャパン(C)2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS and all related characters are trademarks of Hasbro.(C)2011 Hasbro. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2011 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2011年10月14日『スパイダーマン』や『アイアンマン』を輩出してきたマーベル・コミックの伝説的なヒーローを実写映画化した『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のモニター試写会が行われ、本作の主人公スティーブの“リーダーとしての魅力”に好評が集まっていることが明らかになった。その他の写真『キャプテン・アメリカ…』は、第二次世界大戦中に、兵になることを志願するも不適格の烙印をおされた青年スティーブが、軍の極秘プロジェクト“スーパーソルジャー計画”によって強大な力を手に入れ、レッド・スカル率いるヒドラ党と戦う姿を描いた作品。本作の主人公“キャプテン・アメリカ”ことスティーブは、“すべてのヒーローの原点”と称されることもある伝説的なヒーローで、マーベルのキャラクターが顔を揃える人気コミック『アベンジャーズ』でも、リーダーを務めているのは“キャプテン・アメリカ”だ。モニタ試写会では「スティーブには、弱かったからこその強さがある」「生身の人間であり、過剰に美化されていない点が魅力」「自分を犠牲にしてでも仲間を守るという要素が他のヒーローよりも強い」「ひとりで奮闘するのではなく、仲間をひっぱっていく力がある」「自らを決して“特別”だとは思っていないところがいい」などの声が集まり、彼がいつも手にしているものが武器ではなく、円形の盾であることに触れ「攻撃ではなく、守るためのアイテムを持っているヒーローだからこそ、多くの人が彼についていきたくなるのでは?」という感想も聞かれた。ちなみに同試写会では「日本を張っていくキャプテンは誰?」という質問も行われたが、これには参加者の9割以上が「いない」「思いつかない」と回答。中には「スティーブのようなキャプテンを真剣に探さないと!」と記入している人までおり、『キャプテン・アメリカ』はアクション大作として存分に楽しめる作品でありながら、“多くの人がついていきたくなるリーダーの条件”が描かれた作品でもあるようだ。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』10月14日(金)より丸の内ルーブルほかで全国ロードショー※3D公開(一部地域を除く)
2011年10月14日ダニエル・クレイグとハリソン・フォードがタッグを組んだ映画『カウボーイ&エイリアン』の公開記念をして13日、六本木のニコファーレで“カウボーイ&カウガール”トークイベントが開催され、本作の宣伝大使に任命された照英とタレントの熊田曜子が登場した。イベントの様子ニコニコ動画でも生中継された本イベントで照英はカウボーイ姿を、熊田はおへそを出したセクシーなカウガール姿を披露。照英は「カウボーイは男の憧れですから、普段できない格好をできる幸せを感じている」と満面の笑み。宣伝ナビゲーターとして、スマートフォンアプリを活用したAR(拡張現実)コンテンツに出演したことを「今これからの日本のメディアには、非現実的なものが必要不可欠になってくる」と話した。熊田は「男性ふたりがめちゃくちゃカッコよくて胸キュンするシーンがたくさんあるので、ぜひ女性にも観てほしい。ダニエル派とハリソン派に分かれると思うのですが、私は日本男児なところが見えるハリソンのほうが好き」とコメントした。さらに照英は、劇中でダニエル・クレイグが左手首に装着されてしまった謎の武器でポーズを決めながら「これがキーワードです。どんな役割を果たすのか、そしてこれを着けているダニエルの上腕の筋肉にも注目ください。43歳であそこまで筋肉を増強しているのは凄い」と絶賛し、「遠い未来ではなく、近未来に何か起こるんじゃないか、とスピルバーグが予言してくれているような映画。ダニエル・クレイグとハリソン・フォードという二大巨頭がぶつかり合い、目で演技し合っている姿には男の渋みがあって忘れられない」と30分にわたって本作を熱く語り尽くした。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた『カウボーイ&エイリアン』は、1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男が町の権力者と手を組んで、未知なるエイリアンと戦うウエスタン調のSFアクション超大作。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2011年10月13日今月6日から開催されてきた<山形国際ドキュメンタリー映画祭2011>が閉幕となり、12日に各賞が発表された。最高賞のロバート&フランシス・フラハティ賞は、イスラエルのルージー・シャツとアディ・バラシュが共同監督で手がけた『密告者とその家族』の手に。審査委員長のアトム・エゴヤン監督は「審査は困難を極めたが最後は全員一致の意見に至った。この作品は、家族、国家、社会の中にあるシビアな境界線を目にみえるものとして表現している。その類まれなる技量に敬意を表したい」と絶賛した。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 受賞結果今回、最高賞に輝いた『密告者とその家族』は、密告者であることが周知となり、パレスチナからは裏切り者と追放され、イスラエルからも保護を受けられず、切り捨てられた男とその家族を追った作品。都合により会場に参加できなかった両監督からはコメントが届き、「今も一家は家族でいることで、この困難を乗り越えようとしている。みなさんが一家を温かく見守ってくれたことがなによりうれしい」と喜びを語った。またアジア映画の新進作家が凌ぎを削ったアジア千波万波の最高賞になる小川紳介賞を受賞したのは中国のグー・タオ監督の『雨果〈ユィグォ〉の休暇』。グー監督は「中国のドキュメンタリー作家にとって山形は最大の目標。敬愛する小川紳介監督の名を冠した賞をいただけてほんとうに光栄です」と感無量の表情をみせた。13日は、これらの受賞作品が一挙上映され、これをもって今回の映画祭の開催は全日程を終了する。今回の本映画祭は例年の多彩なプログラムに加え、東日本大震災復興支援上映プロジェクト「Cinema with Us ともにある」と題され、震災関連の作品を集めた特集が組まれ、大きな関心が寄せられた。その中では、こういった事態を前にしたとき、ドキュメンタリー映画ができることとは何か? ドキュメンタリストが成るべきこととは? といった様々な問いが投げかけられ、議論が交わされるとともに震災について改めて考える場となった。観客にとっても映画関係者にとっても、ひじょうに意義深い映画祭になったことは間違いない。次回は2013年に開催される。取材・文:水上賢治
2011年10月13日『川の底からこんにちは』『あぜ道のダンディ』の石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が、第16回釜山映画祭の“アジアの窓”部門で上映され、石井監督と仲里依紗、石橋凌が舞台あいさつに登壇した。その他の写真『ハラがコレなんで』は、妊娠9ヵ月でお腹の子の父親と別れ、家もお金もなくても“粋”に生きようとする主人公・光子の姿を描いた作品。多くの海外映画祭で高評価を集めてきた石井監督の新作で、韓国でも人気の高い仲の主演作とあって、3回の正式上映のチケットは完売。舞台あいさつに立った仲は、妊婦役を演じたことについて「もう少し大人になって演じるかと思ったら、あまりに早くてびっくりしました。光子は、“そういえば妊婦だった!”というパワフルな役で『こういう妊婦さんもありだな』と。妊婦さんは不安なことも多い時期だけれど、光子みたいな妊婦がいてもいいかな、と思いました」とコメント。石橋は「これまで(演じてきたのは)7割悪人で7割殺されますから。今回最後まで生き残れました」と笑顔を見せた。石井監督は「女性らしい女性を描き、周りに元気を与える、堂々として“粋な人物”が多く登場するがそういう人が好みなのですか?」と質問されるも、「女性らしさや女性像を描いているわけでなく、描きたいのはいわゆる人間なので、自分の好みとかはないです」と回答。インディーズ時代から決して“ブレる”ことなく、独自の語り口を追求してきた石井監督らしいコメントで、集まった観客の注目を集めた。『ハラがコレなんで』11月5日(土) 渋谷シネクイントほか全国ロードショー
2011年10月13日『トランスポーター』『アドレナリン』など次々と主演作が届くジェイソン・ステイサムが母国イギリスで主演を務めた犯罪サスペンス『ブリッツ』の本編映像の一部がこのほど公開され、執念を燃やして犯人を追うステイサムの激走ぶりが紹介されている。『ブリッツ』激走動画『ブリッツ』では、犯罪者に対して“やりすぎ制裁”も辞さない荒くれ刑事ブラント(ステイサム)が、警官ばかりを狙う英国史上最凶の愉快犯を相手にロンドン市内を激走する。『メカニック』や『アドレナリン』などで豪快なアクションを見せてきたステイサムが、母国でこれまでとはひと味違ったテイストの作品に挑んだ本作。しかし、犯罪者に対しては容赦なく、型破りであることは変わりない。このほど公開された特別動画でもステイサムは、犯人を一度確認すると決して目を離すことなく、壁をよじ登り、自動車の走行する危険な道路であろうがお構いなしに走って走って走りまくる。邸宅を飛び出し、橋を渡って、ウェストウェイ通りを経由してパディントン駅の列車ターミナルまで休みなく激走。配給会社は「2分半の短い映像ながら、約807.3メートルを全力疾走している計算です。もちろん、カットは変わっていますが、ジェイソンがここまで休みなく激走しているのは本当に驚きです」とコメントしている。ちなみに、ステイサムは1972年生まれ(一説には1967年生まれ)の現在、39歳。決して若いとはいえないが、かつては水泳の飛込競技の選手として活躍していたアスリートで、本作でもムチャなアクションの数々を自らこなし、これまで以上に“荒くれ”な刑事を熱演している。『ブリッツ』10月15日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー(C) 2010 Blitz Films Limited.
2011年10月13日今月22日から公開となるダニエル・クレイグとハリソン・フォード競演の映画『カウボーイ&エイリアン』の公開記念イベントが明日13日(木)に六本木ニコファーレで行われ、映画宣伝大使の照英とタレントの熊田曜子が登壇する。その他の写真本作は、スティーブン・スピルバーグやロン・ハワードがプロデューサーを務め、『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督したSFアクション超大作。1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。「最強のヒーローが繰り広げるドラマを、熱く宣伝してほしい」との要望を受け、AR(拡張現実)宣伝大使に就任した照英は、先日行われた就任式で主人公の“男っぷり”に男泣きしてしまったほどで、「自分自身、彼に負けない男らしさ、いや“照英らしさ”を追求したい」と持ち前の熱さで映画を盛り上げている。明日行われるイベントでは、タレントの熊田曜子とともにカウボーイ&カウガール姿で登壇しトークイベントを行う予定で、イベントの模様は明日14時からニコニコ動画で生中継される。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
2011年10月12日ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが競演する『カウボーイ&エイリアン』が22日(土)から公開になる。本作は、スティーブン・スピルバーグのプロデュースの下、ロン・ハワードが製作、ジョン・ファブローが監督を務め、ハリソン・フォードとダニエル・クレイグが競演。彼らの過去作興収を合計すると“国ひとつ”が買えてしまうほどの額になることがわかった。その他の写真ハリウッド随一のヒットメーカーが集結した本作。スピルバーグは、プロデュース作品も含め過去作の興収合計が1兆4514億円、ハワードが2952億円、ファブローが1148億円、フォードが4421億円、クレイグが1732億円であり、彼らの興収を合計すると、その額は何と、2兆4782億円(2011年9月30日現在)となる。これは、世界の名目GDP(国内総生産)ランキングに照らし合わせると、88位のガーナに匹敵。時に、高予算の大作映画を紹介する際に“某国の国家予算に匹敵する”というフレーズが使われるが、本作に参加したスタッフ&キャストたちは、アフリカを代表する国のひとつであるガーナのGDPとほぼ同額の興収をたたき出しており、『カウボーイ&エイリアン』は、今年の米映画のなかでも最強のスタッフ&キャストが集まった作品といえそうだ。本作は、1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
2011年10月12日人気ホラーシリーズの11年ぶりとなる最新作『スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション』の“絶叫映像”と題した特別映像がこのほど公開され、本作に出演している若手俳優たちの叫び(スクリーム!)がユーモアたっぷりに披露された。『スクリーム4』絶叫映像ホラー映画と言えば、登場人物たちが恐れ、驚き、絶叫するのが醍醐味のひとつだが、このほど公開された特別映像は、本作の絶叫シーンだけをなぜか“三三七拍子”のリズムで編集したもの。若手俳優たちが謎のマスク姿の殺人鬼におびえて絶叫する恐ろしい映像と、威勢のいい太鼓のリズムのアンバランスさが絶妙な映像に仕上がっている。本シリーズは、次世代のハリウッド映画を担う人材が出演してきたことでも有名で、過去には本作にも出演しているネーヴ・キャンベル、デイヴィッド・アークェット、コートニー・コックスや、ドリュー・バリモアらが出演。本作でも、ドラマ『プリティー・リトル・ライヤーズ』のルーシー・へイル、『新ビバリーヒルズ青春白書』の主演シェネイ・グライムス、『マッドメン』のアリソン・ブリー、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツらが顔を揃えている。『スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション』では、マスクをつけた殺人鬼によるウッズボロー連続殺人事件から10年後を舞台に、殺人事件のトラウマを克服し、作家となったシドニー(ネーヴ・キャンベル)が本の宣伝のため戻った故郷ウッズボローで、ふたたび殺人鬼の犯行に巻き込まれる様を描く。『スクリーム4ネクスト・ジェネレーション』10月29日(土) シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー
2011年10月12日全米で初登場ナンバーワン・ヒットとなり、日本でも好評を博しているスリラー『ラスト・エクソシズム』。『ホステル』シリーズ等で知られるイーライ・ロス監督がプロデュースを手がけた本作は作り物の記録映像、いわゆるフェイク・ドキュメンタリーのスタイルで作られているが、この手法を用いた作品はここ数年、増加の傾向にある。日本でも評判となった超低予算映画『パラノーマル・アクティビティ』や、スペイン製ホラー『[REC]』は、予想外の反響ゆえにシリーズ化されたほどだ。このブームの背景には何かあるのか、ジャンル映画に造詣の深い映画評論家、江戸木純氏に舞台裏の事情を訊ねた。注目すべきはフィルム撮影からデジタルカメラへと移行しつつあるハード面の変化だという。「デジタルカメラの技術的向上によって、小型軽量、高性能のカメラが作られました。そのおかげで、フェイク・ドキュメンタリーは世界的に激増しているし、“POV(主観映像)”を部分的に取り入れた作品も増えています。つまり、“フェイク”か否かを抜きにして、誰でもドキュメンタリーを撮ることができる時代になった、ということです」『ラスト・エクソシズム』も、この流れの中で生まれた作品といえる。新鋭ダニエル・ニューマンを起用した本作は、ハリウッドのインデペンデント系スタジオが作ったもので、『パラノーマル・アクティビティ』に続く作品として期待されている。「製作会社のストライク・エンタテインメントは『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『遊星からの物体X』などのリメイクを手がけています。おそらくは、『パラノーマル…』の大ヒットを見て、『エクソシスト』の現代的なリメイクとしてドキュメンタリー手法を取り入れ、『SAW』シリーズの行き詰まりを感じていたアメリカの配給会社ライオンズゲート社がそれに乗ったという企画でしょう。イーライ・ロスの名前も効いてか思惑どおりに大ヒットし、来年公開で続編も決定しています」映画の都ハリウッドでさえ、オーソドックスな手法で撮るホラーは減少し、この手法で作られた作品が増えているという。「何より、安い製作費で高い利益が見込めるジャンルという理由があります。また、一攫千金を狙う若手クリエイターたちも多数、低予算で儲かりそうなこの手の企画を各社に持ち込んでいます。ハリウッド大作の多くはCGを多用し、一見リアルに見えますが、逆に“作りもの”感の強い作品が増えています。そんな中で、フェイク・ドキュメンタリーの“リアルな怖さ”は新鮮に映るから、人気を博しているのでしょう。多少飽きられてきてはいますが、業界全体としては内容次第で“まだイケる”という感じではないでしょうか」今後もさらに増えるであろうフェイク・ドキュメンタリー作品。そのブームを盛り上げる作品としても、『ラスト・エクソシズム』はぜひとも注目しておきたい。文:相馬学『ラスト・エクソシズム』上映中
2011年10月12日ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが競演する『カウボーイ&エイリアン』が22日(土)から公開になる。本作は、スティーブン・スピルバーグのプロデュースの下、ロン・ハワードが製作、ジョン・ファブローが監督を務め、ハリソン・フォードとダニエル・クレイグが競演。彼らの過去作興収を合計すると“国ひとつ”が買えてしまうほどの額になることがわかった。その他の写真ハリウッド随一のヒットメーカーが集結した本作。スピルバーグは、プロデュース作品も含め過去作の興収合計が1兆4514億円、ハワードが2952億円、ファブローが1148億円、フォードが4421億円、クレイグが1732億円であり、彼らの興収を合計すると、その額は何と、2兆4782億円(2011年9月30日現在)となる。これは、世界の名目GDP(国内総生産)ランキングに照らし合わせると、88位のガーナに匹敵。時に、高予算の大作映画を紹介する際に“某国の国家予算に匹敵する”というフレーズが使われるが、本作に参加したスタッフ&キャストたちは、アフリカを代表する国のひとつであるガーナのGDPとほぼ同額の興収をたたき出しており、『カウボーイ&エイリアン』は、今年の米映画のなかでも最強のスタッフ&キャストが集まった作品といえそうだ。本作は、1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。『カウボーイ&エイリアン』10月22(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年10月11日岡田将生と榮倉奈々主演で、さだまさし原作の同名小説を映画化した『アントキノイノチ』の公開を記念した試写会&懇親会が10月1日に行われ、レストランで行なわれた懇親会には瀬々敬久監督、平野隆プロデューサー、辻本珠子プロデューサー、松竹の上田有史プロデューサーが参加。参加者たちからの質問に気軽に答えるなど活気に満ちたイベントとなった。その他の写真試写会後に行なわれたティーチインで、瀬々監督は「無縁社会とか孤独死とか、世の中で言われていた数年前の時代、老人が一人で亡くなっているのも気付かない世の中になって、人と人との関係が薄くなっていって。そういったバックグラウンドで若い2人の目線で描かれているのがすごくいいなって思った」と本作に惹かれた理由をコメント。映画に登場する遺品整理という仕事については「現場のような部屋を実際に作るため、どういう風に亡くなっているのかを検証しに行きました。そのあと榮倉さんと岡田くんもそれぞれ別の現場で、当然遺族の方に許可を得てですが、キーパーさんたちと働いてもらいましたね」と語った。主演の榮倉、岡田については「岡田さんは『シザーハンズ』の頃のジョニー・デップみたい。カメレオン俳優というか何でもやっちゃうというか。ずっと素直で居られることが色んな役を出来る理由だと思いました。榮倉さんは、みんな良いところはあるんだという考えの持ち主なんだと感じた。ただ、ご自身はすごく負けず嫌いなところがあって、自分に負けたくないという厳しさと優しさがある女優さん。その性格が映画の役柄にもマッチしているなと感じましたね」と話した。また、参加者からの質問タイムには、劇中の細かなシーンについての質問も上がったほか、モントリオール世界映画祭で受賞したイノベーションアワードのトロフィーを監督が披露する場面も。ティーチイン後の懇親会では、参加者の各テーブルに監督らが座り、本作について、参加者と気軽に語り合うなど、盛り上がりを見せた一日となった。『アントキノイノチ』は、それぞれ過去のトラウマで心を閉ざしてしまった杏平(岡田)とゆき(榮倉)が“遺品整理業”という職業を通して出会い、次第に心 を通わせ、生きる勇気を取り戻していく姿を描いた作品で、先日行われた第35回モントリオール世界映画祭では“イノベーションアワード”を受賞した。『アントキノイノチ』11月19日(土)全国ロードショー
2011年10月11日東北発信の世界的映画祭として知られる山形国際ドキュメンタリー映画祭2011(以下YIDFF)が現在開催中。海外から届いた最新ドキュメンタリーは例年通り、ハイクオリティ。審査員を務めるカナダの鬼才、アトム・エゴヤンら世界からゲストも集まり、連日大きな賑わいをみせている。『A』の森達也監督や、新作『トーキョードリフター』の公開も待たれる松江哲明監督ら、日本を代表するドキュメンタリストをいち早く紹介する役割を果たしてきたYIDFFだが、今回も彼らに続く才能ある映像作家たちの作品が会場を沸かせている。その中でも特に、日本人監督2人の作品をフォーカスしてみる。その他の写真まず日本のドキュメンタリー作品ではあまり踏み込まれていないセクシャルマイノリティの問題に取り組んだ意欲作『女として生きる』。トランスジェンダーに関するマスメディアの画一的な扱いに一石を投じるとともに、そこから自殺、差別や偏見、社会システムの在り方など、作品世界は広がっていく。当事者でもある作者の江畠香希監督は「セクシャルマイノリティの本音や日常を記録することで、現在のひと括りにされている彼ら、彼女らのイメージを解体して、そこから見えてくる真意を見出せたらと思いました。性の問題は深いですが、今後も追求していきたい」と語る。もう1本は『さよならUR』という、取り壊しの決まったUR(旧住宅公団)管理の団地を取材した作品。突然立ち退きを迫られた住人へのインタビューを基軸に、対するURやその周囲も丹念な取材がなされており過疎化が叫ばれて久しい公共団地やニュータウンの問題、URの実態、事業仕分けの弊害、さらには現在の日本の社会形態や権力までが見えてくる。何より際立つのが、突撃リポーターも真っ青の熱血漢で取材に挑む女性監督の姿。URだろうと国土交通省だろうと物怖じせずひとりで切り込んでいく彼女のジャーナリスト魂が勇ましい。手がけた早川由美子監督は「きちんと暮らせる場所があるかないかは人にとって重要。現在、私自身が居候の身だからかもしれないのですが(笑)、住宅問題は今ある社会のあらゆる問題の根本に思えました。それがこの作品を作るきっかけになりました。突撃取材になってしまったのは、けっきょくUR側が何度取材を申し込んでも応じてくれなかったから。書面での回答でさえ応じてもらえませんでしたからね(笑)」と語る。日本からの作品としては、ほかにも多摩川の河口で犬と暮らす老人をひたすら見つめ続けた奥谷洋一郎監督の『ソレイユのこどもたち』、極めてユニークな実験的手法で都市の記録が試みられている『羊飼い物語/新宿2009+大垣2010』なども観客から大きな評価を得ていた。こういった気鋭の日本人映像作家の作品がひとつでも多く劇場公開に結びつくことを願う。《山形国際ドキュメンタリー映画祭2011》10月13日(木)まで開催中会場:山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形ほか
2011年10月11日「ぴあ映画生活」調査による10月7日、8日公開の映画・満足度ランキングは、宮崎あおいと堺雅人の共演で贈る“うつ病”に直面した夫婦の物語『ツレがうつになりまして。』がトップに輝いた。2位は東野圭吾の同名小説を映画化した『夜明けの街で』が、3位に韓国で大ヒットしたバイク・アクション映画『クイック!!』が入った。その他の写真1位の『ツレがうつになりまして。』は、夫がうつ病(心因性うつ病)になったことをきっかけに変わっていく夫婦の姿を描いた細川貂々の同名コミックを映画化したもの。出口調査では「人が支え合って生きることの素晴らしさを感じて温かい気持ちになった」「夫婦のやり取りが微笑ましく、泣きながら笑っているというシーンが多かった」「堺雅人の役に共感した。うつ病について以前よりも理解できた気がする」「病気のことを正確に、誤解を与えないようにわかりやすく描きながらも、娯楽映画として成立させているところがすごい」など、幅広い世代からの支持を集めた。2位の『夜明けの街で』は、不倫関係に落ちてゆく男女と殺人事件が絡み合う恋愛ミステリー。出演は岸谷五朗、深田恭子、木村多江。アンケート調査では「揺れ動く男性の心情が深く伝わってきて切なく、どういう結末を迎えるのかドキドキした」「人の感情が複雑に絡まり合って、それぞれの気持ちがわかり納得できた。見応えのあるラストもよかった」「サスペンスとラブストーリーが程よいバランスで完成度の高い作品」など、特に女性を中心に好評だった。(本ランキングは、2011年10月7日(金)、8日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年10月11日