元プロ野球選手の杉谷拳士氏が3月31日、ABEMAのスポーツ番組『ABEMA スポーツタイム』(毎週日曜22:00〜)に出演。ドジャース・大谷翔平の今季成績を予想した。○ホームラン50 本、50盗塁番組では、今週話題となったスポーツニュースとして、3月29日にドジャー・スタジアムで開催されたドジャース対カージナルスの話題を届けるとともに、この日が本拠地デビュー戦となった大谷翔平の打席を振り返った。日本ハムで大谷とチームメイトだった杉谷氏は、その活躍ぶりを絶賛。さらに、今季も順調なスタートを切った大谷による今シーズンの成績を「ホームラン50 本、50盗塁」と大胆予想。昨シーズンの成績「ホームラン44本、20盗塁」に上乗せした数字を掲げた理由を「キャンプを見ていて、打率3割、100打点、ホームラン50本、50盗塁を目標にしているのかな? と感じた。その中でも、今年はDHで打撃に専念できるし、キャンプで重点的にしていたスプリントトレーニングで走る意欲を感じたので、僕はホームラン50本、50盗塁という数字に特に注目したい」と説明した。また、ドジャースのキャンプ取材をした杉谷氏に、槙野智章氏が「大谷選手は日ハムで一緒にやっていた時よりも、身体が大きくなっていた?」と質問すると、杉谷氏は「身体の分厚さが2倍違いました!」と即答。続けて、「僕が知っている大谷選手が2人いるような感覚なんですよ。だから、『これが“二刀流”ってことか……』と思いましたね」と話し、笑いを誘った。さらに、杉谷氏は大谷の脚力にも注目した上で、「彼は入団当時、ショートのポジションの練習もしてたんです。その身のこなしを見ていたら、『ショートもできるのか……』と思うくらい、当時から身体能力が高かった」と振り返っていた。【編集部MEMO】『ABEMA スポーツタイム』(毎週日曜22:00〜)は、“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組。「ABEMA」で2024年のレギュラーシーズン公式戦324試合の生中継が決定したメジャーリーグベースボールを中心に、現在生中継しているプレミアリーグやブンデスリーガなど注目スポーツの最新情報を生放送で届ける。
2024年04月03日2022年10月28日、球団『北海道日本ハムファイターズ(以下、日本ハム)』の杉谷拳士(すぎや・けんし)選手が会見を実施。今季限りで、現役を引退することを発表しました。2008年にドラフト6位で『日本ハム』に入団した、杉谷選手。野球の腕だけでなく、明るい人柄で多くの人から親しまれる選手となりました。引退について、いろいろな人と相談を重ね、自身の身体のことを考慮した結果、杉谷選手はこの決断を下したといいます。会見では、元プロ野球選手であり、日本代表の栗山英樹監督が花束贈呈のために登場し、杉谷選手は感極まって涙を浮かべる姿を見せました。同日、『日本ハム』はYouTubeで会見の動画を公開。『涙の前進会見』というタイトルの通り、杉谷選手にとって、現役引退は新しい道への一歩といえるでしょう。杉谷選手の引退会見を受け、「日本球界を盛り上げてくれて、ありがとう!」「選手として、そして1人の人間として大好きです」といった声が相次いでいます。野球ファン以外からも愛されているのは、彼の人柄が優れたものだからでしょう。きっと多くの人が、杉谷選手の歩む新しい道を応援しているはずです。[文・構成/grape編集部]
2022年10月28日体育で「ダンス必修」が決まったのは10年前の2008年のこと。当時、ヒップホップダンスが必修化されるという誤解もあり、賛否両論のあったニュースなので記憶している人も多いのではないでしょうか。その後、2011年に小学校、2012年に中学校、2013年に高等学校で、段階的にダンスの授業が始まりました。ふたを開けてみれば、これまでの体育などでお馴染みの創作ダンスやフォークダンスも含んだ「ダンス」を学び、中学生の7割が「ダンスの必修化はうれしい」という調査結果も。実は、「ダンス必修」に苦手意識をもっているのは、子どもよりも大人の方かもしれません。大人の苦手意識を子どもが何となく感じ取り、ダンスを苦手に思ってしまうのは避けたいものです。ダンスはコミュニケーション能力アップにも効果があると言われています。今回はそんなダンスのメリットについてご紹介しましょう。そもそも、体育の必修科目「ダンス」では何をやるの?体育の授業でダンスが必修科目になったと報じられた当時、メディアではヒップホップダンスを紹介されることが多く、「ダンスの授業=ヒップホップ」というイメージをもってしまった方も少なくありません。しかし、2008年3月に告示された中学校学習指導要領の改訂内容には、以下のように書かれています。ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。(引用元:文部科学省|武道・ダンス必修化)ヒップホップは「現代的なリズムのダンス」に含まれ、さらに改定前の体育授業で行われてきた「創作ダンス」や運動会などの学校行事でお馴染みの「フォークダンス」と並んで記載されていることからも、ダンスの授業で取り上げる1ジャンルにすぎないことが分かります。ただし、学校の実態に応じてこれらの3種類の中から1種類以上を選択して取り扱うことになるので、「ダンスの授業=ヒップホップ」という学校もないとは限りません。「ダンス」を苦手に思うのは、親自身が中学時代にもったイメージ?私たちが普段の生活でダンスに触れる機会はどれくらいあるでしょうか。ほかのスポーツや趣味と同様、スクールに通っている人もいれば、上手なパフォーマンスを見るのが好きな人、まったく興味のない人まで、人によってさまざまでしょう。ダンスが苦手だという親御さんの中には、自身の中学時代にダンスの授業で恥ずかしい思いをしたり、気乗りしない振り付けを皆で行なったりした「苦い思い出」があるかもしれません。また当時、テレビ番組の企画で放送されていたストリート系ダンス版甲子園の高校生パフォーマーやキレのあるダンスが人気のアイドルグループなどを見て、ダンスは特別な才能をもった一部の人のものというイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、ここ10年でダンスを取り巻く環境はめまぐるしく変化しているのをご存じでしょうか。ダンス必修化をきっかけに、Eテレでダンス&ボーカルグループのメンバー2名による子ども向けのダンス番組がスタートし、同時期には高校生のダンス選手権も始まり、大阪の高校ダンス部のキレのある演技が一大ブームとなったのは記憶に新しいところです。動画投稿サイトでは、アイドルグループのヒット曲に合わせてご当地ダンスが披露され、人気ドラマのエンディングテーマ曲の振り付けは社会現象を巻き起こしました。「一般人がやるダンスは恥ずかしいばかりで面白くない」というイメージは着実に変わってきています。ダンスはコミュニケーション能力がアップするそれでも、急にダンスを好きになる自信がないという人もいるでしょう。ここで、ダンスが子どもたちの教育にどのような効果があるのか紹介します。【ダンスはコミュニケーション能力がアップする】先に引用した学習指導要領にもある通り、ダンスの授業では「仲間とのコミュニケーションを豊かにすること」が重視されています。上手くダンスを踊ることよりも、仲間とのダンスを通して自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、コミュニケーションを図ることが第一。学校のダンス授業にも関わっている、振り付けユニット「振付稼業air:man」の杉谷一隆さんはインタビューで、次のように話しています。自意識が強すぎる人ほど、「人より下手かもしれない」「遅れているかもしれない」と思ってしまう。「うまくならねば」という価値観だと、「自分はダンスは向いてない」「苦手だ」となって、ダンスが嫌いになってしまう。 そういう人を減らしたくて、学校のダンスの授業に関わっています。下手でもいいし、動きがバラバラでもいいんですよ。楽しくコミュニケーションできれば(引用元:withnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった)また、コミュニケーション能力は社会に出ても必要とされるもので、企業の採用活動においても常に重視されるものです。ダンスそのものの上達ではなく、その先にあるコミュニケーション能力アップの効果を期待できるのがダンスです。【ダンスはバランスのとれた体をつくる】全身を使って表現をするダンスは体幹や下半身の筋力アップに効果があります。加えて、日常生活であまり使わない筋肉も使うことが多いのが特徴。ヒップホップでは、腕を付け根からグルグル回す振り付けがあったり、足を左右に開いて股関節を動かしたりします。このような動きを繰り返すことで柔軟性がアップするのです。また、ダンスは持久力を必要とします。1曲あたり約3分間、リズムに乗って体を動かし続けると、慣れないうちは息が上がるもの。繰り返していくうちにスタミナがつきます。お子さんのコミュニケーション能力アップや体力づくりに大きく寄与してくれると考えれば、体育のダンス授業を積極的に応援したくなりませんか?***最近は、女子中高生の間で指だけの振り付け動画の投稿が人気ですね。あれもダンスの一部だと考えれば、日常生活の中に意外とダンスは入り込んできているのかもしれません。お子さんが「やってみたい」と言ったら、親御さんも一緒に楽しさを体験してみるのもいいですね。(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|ダンス必修化の問題点と今後の課題ベネッセ教育情報サイト|ダンス必修化に中学生の7割が「うれしい♪」と回答!文部科学省|武道・ダンス必修化文部科学省|新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレットwithnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった
2018年10月29日