生命保険加入時の告知義務違反の調査はどこまで調べる?調べ方・調査方法も解説

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生命保険に加入するときには、過去の既往歴を申告してから審査に入りますが、万が一嘘の申告をした場合に保険金が支払われるのか気になると思います。

実際に保険金の請求があると、被保険者の申告内容の整合性を確認するために、告知内容を調査されることがあり、さらに疑わしい事項が出てきた場合には調査機関を通して医療機関への調査を行います。

それでは、生命保険加入時はどの程度過去に遡って調査がされるのでしょうか。

対象の期間が長すぎると、持病があることで保険に加入しにくくなると思いますよね。

そこでこの記事では、生命保険加入時の告知義務違反の調査について
  • 告知義務違反の調べ方
  • 調査対象となる告知内容の期間
  • 申告内容に虚偽があると分かったときの保険金について
  • 持病があっても加入しやすい保険商品

の4点を解説していきます。

この記事を読んでいただけると、生命保険加入時に正しく告知することを意識していただけるようになると思います。

一人でも多くの方が、本当に必要なときに保険金を請求できるように、正確な告知を心がけたいですよね。

ぜひ最後までご覧になって、保険に加入する際に役立てましょう。

内容をまとめると

  1. 告知義務違反の調査は、過去5年以内の既往歴を目安に調べる
  2. 一般的には、保険会社が調査会社に依頼をして、調査会社が医療機関との連携を行い申告内容を確認する
  3. 生命保険加入時には、過去の既往歴や健康診断の結果、現在の職業などを告知する
  4. 告知内容によって、保険に加入を認めるか否かを審査する 
  5. 通常の生命保険に加入できない場合は、無選択型保険引受基準緩和型保険に加入することや、共済を視野に入れる選択肢がある
  6. 持病や既往歴があっても入れる保険を見つけたい…という方は、無料保険相談を利用するのもおすすめ
  7. 無料保険相談を利用すれば保険のプロがあなたに1番あった保険を提案してくれます
  8. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談ができるのでこの機会に是非ご検討ください! 

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生命保険加入時にされる保険会社の告知義務違反の調査とは?



生命保険に加入するときには、ご自身の健康状態や過去の持病について保険会社に知らせなければならず、これを告知と呼んでいます。  


基本的に、生命保険の告知は虚偽があってはなりません。
 


万が一虚偽の申告をしてしまうと、保険金の支払い事由が増えてしまい、保険会社の運営に支障をきたすからです。
 


しかしなかにはどうしても保険に加入をしたくて、過去の持病歴があっても申告をせずに申し込みをする方がみられます。
 


このような違反をさせないために、告知義務違反の調査が行われます。
 


健康な方であれば、告知の際に嘘を申告することはないと思うので、基本的に心配はいりません。 

告知義務違反の調査はどこまで調べる?通院歴も調べられるの?調べ方・調査方法も解説



生命保険に申し込んだ方が、告知義務違反をしているか否かを調べるには、どのような方法があるのでしょうか。
 


実際には、保険会社や調査会社によって独自の調査を行っていき、調べるタイミングも異なります。
 


しかし違反事項を確実に見つける共通の目的を持って、それぞれ調査をしています。
 


なお入院歴や通院歴がある方は多いと思いますが、どこまで調べられるのでしょうか。
 


下記では、 


  • 調査方法とタイミング
  • 調査の期間・範囲


の2点を解説していきます。
 


どのような調査が行われるのかを、しっかりと覚えておきましょう。 

保険会社や調査会社による調査方法とタイミング

フコク生命を例に挙げると、治療内容や事故の詳細な内容を確認する必要がある場合や、特約から追加で支払いができる場合に、お客様に連絡した上で調査を行います。
 


なお実際の調査は、保険会社が委託した確認会社によって進められます。
 


保険会社は、お客様へのご連絡と同時に、委託した確認会社に調査をするように申し出ます。
 


その後、確認会社によってお客様が利用した医療機関に、実際の治療内容の確認と調査を行います。
 


場合によってはお客様と確認会社との面談を行い、どのような治療が行われたのか聞き取り調査をします。
 


最終結果は、確認会社から保険会社に報告があり、お客様へは保険会社を通して保険金の支払い可否の連絡があります。
 


なお事実確認は、約款に定める日数(45日・60日・180日)以内に支払いまでを行いますが、場合によってはお支払いが遅れることがあると覚えておきましょう。 

調査の期間・範囲はどこまで?

保険会社または調査会社によって調査される対象の期間と範囲は、どのぐらいまで遡るのでしょうか。 


それは、各保険会社の告知事項によります。
 


告知書類には、過去のある一定の期間までの入院や手術について記載が求められます。
 


たとえば、 


  • 最近の健康状態
  • 過去2〜5年以内に入院、手術をしていないか


などを告知させます。
 


保険会社によって期間は異なるため、調査対象の期間は同様の期間までだと把握しておきましょう。
 


なお会社によっては、おおよそ5年間に遡って入院や手術をしていないか調べていく傾向があります。  


そのため、過去5年間の既往歴を正確に告知することで、生命保険に問題なく入れると考えます。

生命保険加入時の告知内容とは?主な告知内容



生命保険に加入する際に告知が必要なことは、上記の内容を読んでいただければおわかりいただけたと思います。

それでは実際に生命保険へ加入する際には、どのような事項を告知するのでしょうか。
 

下記では、一般的な医療保険と生命保険の告知内容を解説していきます。 

 〈告知内容〉
 

  • 勤務先名
  • 業務内容
  • 身長と体重
  • 現在の健康状態
  • 既往歴
  • 健康診断
  • 人間ドッグ
  • がん検診などの結果
  • 障害の有無
  • 妊娠の有無(女性のみ)

ざっくり言うと、自分自身の現在の働いている内容と体格、健康状態を告知することとなります。
 

勤務について告知する理由は、危険を伴う仕事についているかを確認するためです。
 

また現在の健康状態や健康診断の結果、既往歴から、健康か否かを判断したり、将来病気になりやすいかを見極めていきます。
 

このように、告知事項は正確な情報を求められるので、虚偽の申告をしてしまうと万が一の際に保険金が支払われなくなるリスクがあります。
 

過去に持病があると、正確な告知をしにくくなってしまう方もいるかもしれませんが、嘘をつかずに正しく告知をしましょう。 

病歴や通院歴を隠して告知義務違反をした場合どうなる?



過去の病歴や通院歴があったことを隠した状態で告知をすると、告知義務違反に当たりますが、この場合は何か処分が下されるのでしょうか。
 


万が一、告知義務違反が発覚した場合、保険会社は保険契約を解除することができます。 


なお保険契約が解除されると、本来支払われるはずであった生命保険の保険金や給付金の支払いはありません。
 


今まで保険料を支払っていたとしても、たった一回の告知義務違反ですべてが水の泡となってしまいます。
 


また嘘の告知が発覚して、保険契約が解除されても、その時点で解約返戻金が存在する場合は支払われます。
 


例外として、被保険者が罹患した病気や死亡原因と、告知義務違反をした内容の因果関係が見られないと判断された場合、保険金などは支払われることを覚えておきましょう。
 


要するに、告知義務違反をした内容と関係が見られれば、保険料を支払っていても保険契約が解除されて、保険金や給付金がなくなります。
 


このように告知義務違反をしてしまうと、必要な保障が得られなくなるため、病気やけがをした際に自力で治療をしなければならないため、正しい告知を心がけましょう。 

告知義務違反から2年以上経っても保険金は支払われない!

保険会社は、告知義務違反をした被保険者の契約を解除することができます。


しかし下記の条件に当てはまった場合は、契約を解除できません。
 


  • 保険契約が2年以上継続したとき
  • 保険会社が告知義務違反を知った日から、1ヵ月以内に契約を解除しなかったとき


この条件を踏まえると「噓の告知をして保険に加入しても、保険契約をしてから2年後に保険金を請求すれば保険金が支払われるのだろう」と考える方が多いのではないでしょうか。
 


しかし契約から2年経っても、2年以内に給付金の支払い対象となる疾病で病院にかかっていることが発覚した場合、お金は支払われません。
 


いずれにせよ、虚偽の告知をしてしまうと、たとえ契約から2年経過していても保険金は支払われないと考えてください。 

生命保険加入時の告知事項の虚偽告知はなぜバレる?健康診断の履歴も調べられる?

告知事項に虚偽の内容を記載した場合、どのようにしてバレてしまうのでしょうか。
 


保険会社が告知事項を疑うきっかけとなるのは、実際に病気やけがで保険金の請求があったときです。
 


このときの内容に疑義が生じた場合に、嘘の告知をしているのではないかと判断されてしまいます。


疑わしい場合は、調査会社と協力して、医療機関を通して調査を行います。
 


病院では、患者の通院記録や健康診断の内容が調べられるので、確実に嘘を証明してしまいます。
 


保険会社が調査をする理由は、保険金を損失させないようにするためです。
 


保険は、加入者の保険料で成り立っているので、無駄なお金を支払ってしまうと本当に必要としている人が保険金を受け取れなくなってしまいますよね。
 


そのため少しでも疑わしい事例は、ほぼ確実に調査が及ぶと思っていてください。
 


嘘をついて保険に加入することは難しいため、きっかけがあれば必ず判明してしまいます。 

通常の生命保険に加入できない場合の対処法



告知内容に嘘をついてしまう方の多くが、過去に持病があるために通常の生命保険に加入が難しいと思われているのではないでしょうか。
 


実際に、持病歴があると通常の生命保険には加入しにくく、加入ができたとしても保険料が大幅に引き上げられることが挙げられます。
 


上記のような事態を懸念されて、嘘の告知をしてしまう方も多く見られます。
 


しかし一般的な保険に加入できないからといって、保障を持つ手立てがないわけではありません。 


探し方を変えるだけで、持病がある方でも加入できる保険は見つかります。
 


たとえば、 


  • 無選択型保険
  • 引受基準緩和型保険
  • 共済
  • 加入できる保険についてファイナンシャルプランナーに相談をする


の方法があります。
 


このように、既往歴のある方が保険に加入する方法はいくつかあるので、この記事で詳しく解説していきます。 

①告知義務がない無選択型保険に加入する

無選択型保険とは、保険に加入する際に健康状態を申告せず、主に死亡保障を持つ際に無選択型保険として加入するものです。  

既往歴がある方は、通常の生命保険に加入しにくいものの、ご自身が亡くなった際に遺族にお金を残すことを考えたことがあると思います。
 

その希望をかなえられるのが、無選択型保険です。
 

健康状態の告知が不要なので、既往歴を持っていても審査に通りやすい内容であるものの、その分保険料が割高となります。

また加入から2年以内に亡くなった場合、保険金はそれまでに支払済み分の保険料のみとなるので、本来もらえるはずだったお金よりは少なくなってしまいます。 

②既往症があっても入りやすい引受基準緩和型保険に加入する

引受基準緩和型保険は、過去に既往歴がある方でも加入しやすい内容です。
 


無選択型保険とは異なり、生命保険加入時には告知が必要であるものの、項目が2~4項目と通常よりも内容が限定されていることが特徴です。
 


一般的な告知項目は、 


  • 直近3ヶ月以内に入院・手術・検査を受けたか
  • 直近3ヶ月以内にがんや肝炎・肝硬変で診察や検査を受けたことがあるか
  • 過去2年以内に病気や怪我で入院や手術を受けたか


であり、多くの保険会社で同様の内容が問われています。
 


既往歴を申告する期間が短いため、通常の保険よりも加入しやすいと思われる方が多いでしょう。 


引受基準緩和型保険も、無選択型保険と同様に保険料が割高になりやすいデメリットはあるものの、保障を持ちたい方にとってはおすすめの内容です。
 


将来的なお守りの意味で保険に加入するのであれば、保険料よりも内容を重視して選ぶと役に立つため、ぜひ引受基準緩和型保険を検討してみましょう。 


どの保険が自分にあっているのか分からない…という方は、無料保険相談を利用するのもおすすめです。 


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③共済も視野に入れる

「県民共済」「JA共済」などの名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、実は共済でも持病のある方に向けた商品が販売されています。 


共済の商品の特徴は、 


  • 告知項目が少ない
  • 通常の生命保険よりも安い保険料で加入できる
  • 保障範囲が広い


の3点です。
 


生命保険と同様の内容を補えることは良い点であり、告知項目も少ないので比較的加入しやすいと考えます。 


持病のある方は、共済への加入も検討してみてはいかがでしょうか。 


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④ファイナンシャルプランナーに保険相談をする

「無選択型保険や、引受基準緩和型保険に加入できるのかわからない」「持病があっても安い保険に加入したい」などと、それぞれ希望があると思います。 

ご自身ではどのような保険に加入するのが良いかわからない方は、 ファイナンシャルプランナーに保険相談をすることをおすすめします。  

ファイナンシャルプランナーは、お金に関する全般的な知識を兼ねそろえた専門家です。

なおほけんROOMでも、経験豊富なファイナンシャルプランナーが保険の相談を承っているので、踏み込んだ相談をするのに適しています。

最近では、オンラインでの相談も承っているので、全国どこに住んでいてもファイナンシャルプランナーとのやり取りができるようになりました。

ほけんROOMは、保険に関する記事だけではなく、生活者からの身近な相談も受け付けているため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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参考:生命保険に加入しにくい認知症の方は認知症保険がおすすめ



認知症だと診断された方は、普通の生命保険に加入しにくいことが実情でしたが、近年では、認知症の方に向けた「認知症保険」が各保険会社から販売されています。 

この保険の目的は、認知症患者の経済的なリスクを保障することです。
 

認知症になると、介護が必要となるために住宅を改修したり、長期間にわたる治療費が必要ですが、貯金だけでは補えないような大きなお金がかかります。
 

この他、医療や死亡に関する保障を特約として設けたり、これらをベースとした認知症保障の特約をつけるケースも存在します。

なお保険金は、保険会社が「所定の状態」だと判断された場合に支払いが決まりますので、認知症だと判断されてもすぐに保険金を受け取れるわけではありません。  

父母などの身近な方が、将来認知症にかかることも考えられますので、認知症保険の存在は若いうちから覚えておくと役立ちます。 

生命保険加入時の調査についてのまとめ



この記事では、生命保険加入時の調査について解説していきましたが、いかがでしたか。 

記事の要点は、 
  • 告知義務違反の調査は、過去5年以内の既往歴を目安に調べていく。一般的には、保険会社が調査会社に依頼をして、調査会社が医療機関との連携を行い申告内容を確認していく
  • 生命保険加入時には、過去の既往歴や健康診断の結果、現在の職業などを告知する。この告知内容によって、保険に加入を認めるか否かを審査する
  • 通常の生命保険に加入できない場合は、無選択型保険や引受基準緩和型保険に加入することや、共済を視野に入れる選択肢がある

の3点です。
 

嘘の告知をしてしまうと、契約を解除されてしまうリスクがあるので、必ず正しい情報を申告しましょう。

保障はあなたを守るものなので、不利益が及ばないようにしたいですよね。
 

また持病歴があって保険に入れるか不安であれば、ファイナンシャルプランナー無料保険相談をして専門的な意見を聞いてみることをおすすめします。 

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