イチョウの葉も黄色く染まり、もうすぐ紅葉が見頃を迎えそうなこの季節。街路樹を通ると、ぎんなんの香りがふわっと漂ってくるようになりました。そんなぎんなんは、今が旬。そこで今回は、ぎんなんのおつまみレシピを5つ紹介します。ぎんなんの粉チーズ和え「和」のイメージが強いぎんなんですが、粉チーズを使うことによって簡単にイタリアン風にアレンジ可能。ワインのおともにいかが?【材料】(2~4人分)・ぎんなん…約40個・粉チーズ…適量・オリーブオイル…小さじ1・塩コショウ…少々【作り方】1)ぎんなんの殻をペンチで割る2)大きめの茶封筒にぎんなんを40個入れて、電子レンジで2分加熱する3)熱したフライパンにオリーブオイルをたらし、ぎんなんを炒め、塩コショウを振る4)最後に粉チーズを振りかければ完成!ほかにも、ケチャップをかけてピザ風にしたり、スライスチーズを使ってグラタン風にしたり、色んなイタリアンアレンジができます!ぎんなんと枝豆とチーズのおつまみおつまみはもちろん、お弁当に入れても喜ばれる1品。チーズを入れることで苦味がマイルドになるので、子どもでも食べやすくなりそうです。【材料】(10本分)・ぎんなん…10個・きゅうり…3cm程度・枝豆(冷凍でも可)…10粒・プロセスチーズ…40g【作り方】1)ぎんなんを茶封筒か紙袋に入れ、電子レンジで1分くらい加熱して取り出す2)枝豆をさやから出しておく3)きゅうりを1cmくらいの輪切りにする4)プロセスチーズを1~2cm角に切る5)つまようじに1個ずつ刺していけば完成!プロセスチーズのかわりに、お好みでカマンベールチーズを入れても良さそう。また、つまようじに刺さず、小皿に入れてオリーブオイルをかけてもおいしそうです。ぎんなんのガーリックコショウ炒めぎんなんに塩を振って炒めるのは、もう当たり前。ガーリックとコショウをプラスしてじっくり炒めれば、ペペロンチーノ風にもなるんです。【材料】(2人分)・ぎんなん…1握り・塩…少々・あらびきガーリック…少々・あらびきコショウ…少々・オリーブオイル…小さじ1/2【作り方】1)ぎんなんの殻をペンチで割り、薄皮まで剥く2)熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、ぎんなんを炒める3)ぎんなんに火が通ったら、あらびきコショウ、あらびきガーリック、塩を入れ、炒めれば完成!今回は、あらびきガーリックを使用したものを紹介しましたが、カリカリに焼いたにんにくを入れてもおいしそう!ぎんなんの酒粕漬け酒粕にぎんなんを漬け込んだだけのシンプルなレシピです。焼酎や日本酒に合いそう。【材料】(4個分)・ぎんなん…4個・みりん…大さじ1・酒粕…大さじ1【作り方】1)ぎんなんの殻を封筒か紙袋に入れ、電子レンジで40秒ほど加熱し、殻と薄皮を取る。2)酒粕をちぎり、電子レンジで30秒ほど加熱する3)柔らかくなった酒粕にみりんを入れ、ペースト状になるまで混ぜる4)(3)をタッパーの底に敷き詰め、その上からぎんなんを乗せる5)両端の酒粕をぎんなんの上にかぶせて、冷蔵庫で2~3日寝かせる6)タッパーからぎんなんを取り出し、電子レンジで30秒ほど加熱すればできあがり!ぎんなんを酒粕で覆うように包み込むのがコツ。そうすることで、しっかりと味が染み込みます。ぎんなんと鶏肉炒めおつまみだけでなく、おかずにもぴったりな「ぎんなんと鶏肉炒め」。香ばしいネギと油が味に深みを出し、箸が止まりません!【材料】(2人分)・ぎんなん…20~30個・鶏こま肉…100g・長ネギ(みじん切り)…大さじ1~2・しょうが(みじん切り)…大さじ1・しょうゆ…大さじ1/2・日本酒…大さじ1/2・五香粉…ひとつまみ・白コショウ…ひとつまみ・豆板醤…小さじ1・サラダ油…大さじ3【作り方】1)ぎんなんを茶封筒に入れ、電子レンジで40秒ほど加熱して殻と薄皮を取る2)鶏肉をひと口大に切り、しょうゆ、酒、五香粉、白コショウを振ってよく揉みこむ3)耐熱容器に(2)を入れ、3~5分電子レンジで加熱しておく4)フライパンにサラダ油を入れ、長ネギ、しょうが、豆板醤を香り立つまで炒めたら、ぎんなんと鶏肉を加え、炒めたら完成!鶏肉はあらかじめ電子レンジで加熱調理してあるので、サッと炒める程度でOK。五香粉がなければ、花椒でも代用できます。ほろ苦い味わいが特徴的なぎんなんですが、その苦味がお酒と相性ぴったり。イタリアン風だったらワインと、和風だったら焼酎や日本酒と合わせて食べてみてくださいね。また、おつまみのみならず、お弁当や常備菜にも使えるのでぜひ試してみて。(文・宇田川エリカ/考務店)
2018年10月03日秋になると、スーパーなどでぎんなんを見かけるようになります。ぎんなんの独特な渋みは、まさに「大人の味」。それがクセになって、この時期、食べたくなるんですよね。 しかし、ぎんなんの下処理は面倒で手間のかかる作業が多い…。そこで、簡単にできるぎんなんの下処理法を3つ紹介します。麺棒を使った下処理まずは、麺棒を使った下処理法。ポリ袋に入れて叩くだけのシンプルな方法です。【材料】(2~3人分)・ぎんなん…適量・麺棒…1本・ポリ袋…1枚【作り方】1)ポリ袋にぎんなんを入れ、麺棒で叩いて殻に亀裂を入れる2)熱したフライパンに水を入れ、沸騰させる3)ぎんなんを(2)に入れ、転がしながら5分ほど茹でて薄皮を剥いたら完成!茹でることで、ふっくらツヤツヤなぎんなんのできあがり♪麺棒がない場合は、形状や丈夫さが近いもので代用できます。ペンチを使った下処理ぎんなんの下処理で、もっとも面倒な殻取りは、ペンチで挟んで済ませましょう!あとは電子レンジにおまかせすれば完成です。【材料】(2人分)・ぎんなん…茶碗いっぱい分・ペンチ…1個【作り方】1)ぎんなんの殻を側面に合わせ、ペンチで挟んで割る2)殻を取り、薄皮だけを残す3)耐熱容器に重ならないように並べ、電子レンジで1分半加熱すればできあがり!ペンチを使うときは、ケガをしないように注意しながら使ってください。ペンチの先の部分を使うと、割りやすいですよ。電子レンジと封筒を使った下処理最後は、書類や手紙を送るときに欠かせない「茶封筒」を使った方法。まさか茶封筒を調理に活用できるなんて、驚きです!【材料】(1人分)・ぎんなん…10個・茶封筒…1枚【作り方】1)ぎんなんを茶封筒に入れ、電子レンジで40~50秒加熱すれば完成!殻がうまく割れてないものは、キッチンバサミなどで切れ目を入れると簡単に割れます。ぎんなんは、まさに今の時期が食べごろ。茶碗蒸しに入れたり、軽く焼いたりして食べるとおいしいですよね。下処理が面倒だな…そんなときは、上記の処理法を試してみてくださいね!(文・宇田川エリカ/考務店)
2018年09月29日