2年前、将来への期待をこめて取材したジュニア選手は、着実に結果を残し、日本を代表するスケーターになりつつある。人気もうなぎ上りの友野一希選手に、再び会いに行った。なにをどのぐらいやれば、世界と戦えるかが見えてきた。「以前は、褒められるなら、“かっこいい”がいいと思っていましたけど、最近は、考えを改めました。“かわいい”って言ってもらえるだけでも、ありがたいなって」そう言って、人懐っこい笑顔をカメラに向ける友野一希選手、20歳。シニアにあがる直前に取材してから2年。そのかわいさは相変わらずだけれど、氷上では、本人も「正直、びっくりしている」と明かす躍進を見せた。なかなか結果が出なかったジュニア時代とは対照的に、シニア1年目の昨シーズンは、補欠で初出場した世界選手権でいきなりの5位入賞。今季はグランプリシリーズのロシア杯で初の表彰台。全日本選手権では表彰台に一歩及ばなかったが、四大陸選手権への出場を決めた。「いまは、“先が見えるスケート”ができていると感じています。もちろん、4回転ジャンプは、最低でももう1種類は必要ですし、スピンやスケーティングもまだまだ。羽生結弦選手や宇野昌磨選手に比べれば、未熟なところだらけ。それでも、なにをどのぐらいやれば、彼らと戦えるのかが見えてきて。北京五輪に出場するという目標も、より明確になりました」言葉の奥には決意が覗く。明るいキャラクターそのままに、楽しい演技で観客の心をつかんできた“浪速のエンターテイナー”は、表現力でも新境地を見せた。「いままでは、自分のスケートや気持ちを前面に出して滑るだけでした。でも、今季のショート『ニュー・シネマ・パラダイス』では、映画の中で描かれているいろいろな愛の形を、音楽にのせて、観ている方に届けるという、これまでとは違う思いの伝え方ができるようになった気がします。演技後には、経験したことがない拍手や会場の空気に包まれて、自分はこういう曲を演じたかったんだな、って気づきました。いまでは、いちばんのお気に入りです」ショートを振り付けたウズベキスタンのフィギュアスケーター、ミーシャ・ジーさんとの出会いも、成長を後押ししている。「彼は、僕がまさにそうなりたいと目指している、美しい演技から楽しい演技までできるスケーター。ありがたいことに、振付の先生という枠を超えて、スピンやステップなどの技術まで、本当に熱心に指導してくださっています」競技を忘れ、大学の仲間と過ごす時間も大切。オフアイスでの過ごし方も、結果につながっているのだろうか。現在は、同志社大学スポーツ健康科学部の2年次生。「見てのとおり、普通の大学生です」と繰り返すように、自宅からリンク、大学へは、いまも電車通学。この日もキャップにパーカというスタイルで、ひとりでふらりとやってきた。「私生活では、フィギュアスケーターの友野一希は捨てて、大学の友だちと焼き肉を食べに行ったり、会話したりする時間を大切にしています。スケートのことばかり考えていると、ストレスがたまってしまうので。仲良くなるのは、自分と同じように、なにか本気で目指しているものがある人。逆に、漫然と学生生活を送っているような人は苦手かなぁ。大学の友だちからは、よく“やっぱり大阪人だね”って言われるんですけど、なにが大阪人ぽいのか、自分ではよくわかりません」と、笑う。トレーナーの袖口が図らずも萌え袖になるほど、本当に華奢。体重は、なんと48kg。「日本のブランドのXSサイズしか着られないんですよ~」と嘆くが、氷の上に立てば一転、どこにそんな力を秘めていたのかと思うほど、エネルギッシュに舞う。最後に来季への思いを聞いた。「グランプリファイナルに行って、本気でメダルを目指したいし、ショートで100点台という異次元枠にも行きたい。でも、その前に、四大陸選手権の表彰台です」友野一希1998年5月15日、大阪府生まれ。4歳からフィギュアスケートを始め、17歳の時に出場した世界ジュニアで初めて“世界”を経験。意識が変わり、飛躍を遂げている。※『anan』2019年1月30日号より。写真・わたなべよしこスタイリスト・壽村太一取材、文・(by anan編集部)
2019年01月24日お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこが、17日に放送された文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(毎週月~金13:00~15:30)に出演。復帰後初のメディア登場を果たした。下垂体腺腫治療で一時休養中だったよしこは、相方・まひると番組のオープニングから生登場し、「すみませんご迷惑をお掛けしまして」とあいさつした。手術については、「鼻からアプローチをかけまして。お腹の脂肪をちょこっとだけ切って、それで穴開けたところに栓をしました。お腹周りが3センチぐらい痩せて」と明かし、大竹からは「良かったなぁ、脂肪たくさんあって。取り放題じゃん。鼻の穴もでかくて良かったな」といじられた。さらに術中の動画を担当医がうれしそうに見せてきたエピソードを紹介すると、今年に腰椎分離症の手術を行った大竹が、「俺もだよ、『削った骨見ますか!』って。なんか見せるんだよね~(笑)」と意気投合していた。よしこの休養中は1人で活動していたまひるは、「私なんもできないんだなって気付きました。休んだ日から急に吹き出物もいっぱいできちゃって」と振り返った。
2018年12月17日モデルで女優のわたなべ麻衣が18日、東京・渋谷 HMV&BOOKS SHIBUYAで写真集『evry moment』(発売中 2,500円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。同写真集は、モデルや女優として活躍しているわたなべ麻衣の記念すべき1st写真集。彼氏との二人暮らしを思わせるナチュラルなカットが多数掲載されており、朝食を作る様子や海辺でのドライブシーン、さらには遊園地での無邪気な笑顔のほか、ベッドで見せるセクシーショットやランジェリーカット、さらには自身最大の露出を披露するなど、わたなべの魅力が凝縮された1冊となっている。初めての写真集についてわたなべは「今回は"ありのままのわたなべ麻衣"をテーマに撮らせていただきました。今29歳ですが、20代最後という意味で記念にもなりましたし、29歳の私を残したいと思いました。若くてピチピチとした感じとは違う色気を見ていただけたらうれしいです」と紹介した。普段よく飲むというお酒を飲んだカットがお気に入りのようで「撮影前や撮影中は大好きなお酒を抜いていたんですが、最後に皆さんとお酒を飲んで締めくくりました。顔が真っ赤っ赤になっちゃいましたね(笑)」と照れ笑い。今回の写真集ではこれまで披露しなかった過去最大の露出にもチャレンジしており、「今までやってきた中で一番の露出度になっているので、そこにも注目していただきたいです」とアピールし、「自信のあるパーツは胸ですね。昔は胸が大きくてコンプレックスでしたが、この業界に入ってそれをプラスにできると教えてもらいました。それをしっかり出せたと思っています」という、わたなべのバストはFカップだという。インスタのフォロワー数が37万人を誇ることから"インスタの女神"とも呼ばれているわたなべ。それについて「私なんかに女神なんて呼んでいただいて恐れ多いですね」と謙そんしつつ、「このお仕事のきっかけもインスタなので、ファンの皆さまに会うためにもっとしたいと思っています」と今後もインスタに意欲。フォロワー数を伸ばすコツについては「夜の7時か9時にアップすると結構反応していただけたので、そのタイミングに合わせています。ハッシュタグもキャッチーにして、写真の色味を鮮やかにしたらフォロワーが伸びました」と明かしていた。
2018年11月19日料理家・フードデザイナーのたかはしよしこが開発した魔法の万能調味料「エジプト塩」の、美味しく楽しいレシピブックが登場。『エジプト塩の本』たかはしよしこ著エジプト塩は、たかはしの「旬の美味しい野菜を、もりもり食べたい!」という思いから開発され、誕生。塩、ナッツ、スパイスをブレンドした万能調味料は、料理に一振りすれば、スパイシーな香りと味わいで、まるで異国にトリップしたかのよう。魔法の調味料と話題になり、発売以来多くのファンに愛されている。『エジプト塩の本』たかはしよしこ著メディアやイベントでも取り上げられ、2011年に手作りで始まった調味料が、今では1日1,000個を売り上げることもある大人気の商品に。たかはし初の著書となる本書は、東京・西小山で不定期に営業する人気レストラン「エジプト塩食堂」のメニューから初公開のオリジナルレシピなど約50品、エジプト塩の誕生秘話、エジプト塩工場の裏側、ゲストシェフによる一押しレシピなど、エジプト塩のおいしさと、その秘密を余すことなく詰め込んだ1冊になっている。【書籍情報】『エジプト塩の本』著者:たかはしよしこ写真:前田景出版社:美術出版社180ページ/A5判価格:1,900円
2018年03月19日大正レトロな店内には貴重なアンティークがずらり神戸の「炭火焼肉 にくなべ屋 びいどろ本店」は焼肉と鍋が食べられるお店です。外観は石垣調の壁と「びいどろ」の文字が目印。店内は大正ロマンを感じるレトロ感溢れる内装で統一されています。壁一面の棚には大正時代の教科書や絵本、蓄音機など貴重なアンティークがずらり。実際に手にとって見ることもできます。古き良き時代に触れながらおいしいお肉が味わえるお店です。店名である「びいどろ」の意味に隠されたつながりお店の名前である「びいどろ」はポルトガル語でガラスの意味を持ちます。江戸時代から明治時代の初期にかけて日本でつくられた和ガラスは総称して「びいどろ」と呼ばれ、このお店の大正時代をコンセプトにした店づくりとのつながりが窺えます。看板メニューであるにくなべが話題を呼び、本店をはじめとし全国に展開する人気店となりました。看板メニュー「にくなべ」はインパクトNo.1!オープン当初からのメニューである「にくなべ」は、そのインパクトのあるビジュアルと圧巻のボリュームが人気。神戸牛のバラ肉スライスをはじめとした5種類の牛肉と豚肉が、28cmほどの高さに積み上げられた大迫力のメニューです。赤味噌をベースとした甘辛い味の「赤鍋」と、白味噌をベースとしたあっさり味の「白鍋」の2種類があり、お好みで選ぶことができます。上質な神戸牛をリーズナブルに味わえる贅沢なセット「特選神戸牛セット」はお店で厳選された神戸牛の特選部位が一度に楽しめるセットです。上質なお肉が揃っているセットながら、価格もリーズナブルなのが魅力!お肉を焼く炭火は紀州備長炭を使用しており、お肉の旨みを引き出します。七輪を使って焼く上質なお肉のおいしさはもちろんのこと、素朴ながらも特別感のあるフォトジェニックさも兼ね備えています。味・質・価格すべてにこだわりと自信を持つお店より質の良い神戸牛を仕入れるために、神戸牛の生産ではトップを誇る中西牧場グループと契約をし、限定仕入れを行うこだわりぶり。そうして、質が高くおいしい神戸牛をリーズナブルに提供することを可能にしているのです。味と質と価格、その全てにおいて絶対の自信を持つお店です。JR神戸線「三ノ宮駅」西口から徒歩5分 ほどの場所にお店はあります。大きな赤いちょうちんが目印です。フォトジェニックで大迫力の「にくなべ」をぜひご堪能ください!スポット情報スポット名:炭火焼肉・にくなべ屋 びいどろ 本店住所:兵庫県神戸市中央区下山手通2-16-2 ITビル1F電話番号:078-325-0636
2017年12月06日それぞれのスポーツで鍛え抜かれた、アスリートの勲章ともいうべき肉体美を、フォトグラファーが独占シューティング!披露してくれたのはセレッソ大阪のフォワード・杉本健勇さんです。カラダと向き合ったら、結果がついてきた。「カラダで一番自慢できるところ?身長ですね。家族の中でも俺ひとりだけ飛び抜けてデカい。子供の頃、めっちゃ、飯、食ってたからですかね!?」どんだけ食べてたんですか!?と思わず、ツッコミたくなる杉本健勇選手は、身長187cm。FIFAワールドカップ ロシアを来年に控え、ついに日本代表に名乗りをあげた、フィジカルの強さとテクニックを兼ね備えた貴重な大型ストライカーだ。そのサッカーキャリアは、カラダの話抜きには語れない。そもそも、競技にハマったきっかけが、「小学生の時、サッカーをやって痩せたから」。そして、ここ1~2年の目覚ましい進化の要因が、まさにそこにある。生来のマイペースが災いしてか、同世代の活躍を横目になかなか結果が出せない中、自分を変えるべく、本格的なトレーニングを始めたのが、2年半ほど前。「3か月ぐらい経った頃から、徐々に自分のプレーで違いを感じられるようになって。カラダのキレであったり、相手ディフェンダーを背負った時の強さだったり……。そう感じるのと同時に、結果もついてくるようになった。“早く、やっといたら”とも思いますけど、それもまた、自分らしいんで。ただ、カラダづくりの大切さは、後輩にも伝えていきたいと思っています」今では、カラダに敏感になり、トレーニングの過不足が、プレーしていてもわかるほど。「ほんとは上半身も、もっとゴリゴリに鍛えたいんですよ。でも、サッカーをやるうえで、筋肉がつきすぎてもいい結果は出ないので。だから、引退したら、もっとごっつくしますよ」えっ、目指すは、選手よりマッチョな指導者ですか!?「今は、ですけど、指導者になることは考えていなくて。サッカーしかしてこなかったので、燃え尽きるまでサッカーをやったら、一度離れて全然違う世界も見てみたい。ファッション関係にも興味がありますし」実は、おしゃれ男子ひしめく蹴球界でも有数のおしゃれ好き。「服と靴と時計は、めっちゃこだわりがあります。靴は50 ~60 足。服はものすごくたくさんあります。結婚したら?やめないですよ。絶対、無理。その分、俺が稼ぐからって言います」愛嬌のある話しぶりに気さくな人柄がのぞく。私服姿もモデルもかくや、のカッコよさだけど、「試合になると人が変わる」という闘志たぎるフィールドでの雄姿には敵わない。このカラダをキープして、ワールドカップの舞台でも吠える姿をぜひ!すぎもと・けんゆう1992年11月18日生まれ、大阪府出身。セレッソ大阪のユースからプロ入りし、現セレッソ大阪のフォワード。昨季14得点を挙げ、チームのJ1 昇格に貢献。キリンチャレンジカップ・ハイチ戦で代表初ゴールを決める。日本テレビが毎年11月に実施している「カラダWEEK」キャンペーン。その企画の一つとして、昨年に引き続きトップアスリートたちの「カラダ写真展」を開催。今年はananが撮影した、「筋肉美」がテーマの“アスリートのカラダ”が、大きな写真で鑑賞できます。「なりたいカラダ」「理想のカラダ」「憧れのカラダ」に触れれば、カラダのために何かしたくなるかも!日程/2017年11月6日(月)~11月17日(金)時間/10:00~18:00※月~金曜のみ開催場所/汐留・日本テレビタワー2階ロビー料金/入場無料※『anan』2017年11月1日号より。写真・わたなべよしこインタビュー、文・齋藤優子(by anan編集部)
2017年10月31日注目のイットガールを紹介する『anan』で連載中のコーナー。今回登場してくれたのは、わたなべ麻衣さんです。Instagramをきっかけにシンデレラストーリーを歩み始め、“インスタの女神”と話題の彼女。「21歳で上京し、アパレルとサロンモデルをしていました。その頃、インスタを見た事務所の方に声をかけられ芸能界へ。人生が180度変わりました」。現在はモデルの他、女優の才能も開花させている。「自分じゃない自分になれるのが楽しい。ナチュラルな日常を描く演技でも味を出せる女優になりたいですね」。休みの日は何をしてる?とたずねると、「溜まった家事!日焼けしやすいのでインドア派です(笑)」◇わたなべ・まい1989年生まれ。多数の女性誌で活躍し、現在『植物男子ベランダーSEASON3』にドラマ初出演中。10月中旬に初のスタイルブックが発売決定。Instagramは@mmaaiipp。◇罪悪感なく食べられるお蕎麦が大好物! 「行きつけはなく、ふらっと立ち寄ってはついつい食べすぎちゃう(笑)」◇しょっぱいものが大好きで、手軽に食べられる梅のお菓子が必需品。◇1 週間しかできないときでもサロンへ。ネイルは暗めの色が好きです。※『anan』2016年8月31日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2016年08月30日ドリテックは9月11日、卓上で調理できる電気なべ「イージーポット」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は容量1.9Lの「MC-804」が4,980円前後、1Lの「MC-805」が3,980円前後だ(いずれも税別)。イージーポットは、卓上で使える調理器具。温度は60℃から210℃までの範囲で設定可能だ。ステンレスボウルを採用する。フタはガラス製のため、中の様子を確認しやすい。サイズと重量はMC-804がW225×D275×H185mm/1.7kg、MC-805がW200×D220×H170mm/1.3kg。消費電力はMC-804が680W、MC-805が650W。カラーはMC-804がアイボリー、MC-805がベージュとレッド。
2015年09月11日4月15日、東京国際フォーラムにて、「2012年春★女性が日本を元気に!輝く女性になるために…」が開催され、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が特別講師を務めた。一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会が主催し、4月14日、15日に行われた東日本大震災復興支援イベント「第3回女性のマンション購入☆春の応援フェア」の一環として開催された。800人を超える女性が参加。休日ということもあり、会場には子連れの母親の姿も見られた。午後1時より始まった第1部では、冒頭に司会者から会の趣旨について説明があった後、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が登壇。特別講師として、「女性の力が日本のエネルギーの源になる」という趣旨で約1時間の講演を行った。櫻井氏はまず、同会が東日本大震災復興支援イベントの一環であることについて触れ、自身が先月に福島県川内村を訪れた際のエピソードを披露した。櫻井氏によると、川内村は9割以上が山地だが、土壌が粘土で放射性物質を吸着するため、湧水から放射能はまったく検出されていないという。訪れた際に村内の放射線量を計測したところ、毎時0.178マイクロシーベルト。同時期の郡山駅前の線量である毎時0.423マイクロシーベルトよりも低いそうだ。それにもかかわらず、村内の子育てする母親の多くは郡山市内へ避難していることを挙げ、櫻井氏は「放射能の影響を軽く見てはいけないが深刻にとりすぎてもいけない。目に見える数字で比べてみた上で、全体像を眺める能力、視点を身につけてほしい」と呼びかけた。このほか、櫻井氏は原子力潜水艦「むつ」の話や食品の放射線量に関する基準の変化など、さまざまな事例を示す。「日本は技術が世界一にもかかわらず、政治や外交、安全保障の分野では不安に思う国民が多い」とし、戦後政治の問題点について言及した。また、女性が優しい男性を求めすぎたことも一因だとする櫻井氏。「いざというときに男性が女性を置いて逃げてしまうから、『私ががんばらなきゃいけない』となって必然的に私みたいな強い女性ができちゃうのよ」と語り、会場の笑いを誘った。最後は自身の母親についても触れた。「他者のことを思い、周りの人を気遣って助け合う配慮ができる女性が増えてほしい。物事を見るときには自分の目の前の狭い視野だけでなく、なるべく全体像を見よう」櫻井氏がこう呼びかけると、盛大な拍手が沸き起こった。続いて第2部では、一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会の代表・小島ひろ美氏が登壇。「女性の自立とかしこい資産づくり~まずは自分でマンションを持つことから~」と題して、女性のための失敗しないマンション購入術を説明した。ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引主任者として、これまでに6万人以上の女性たちに講演を行い、マンション購入に関する幅広い年代の女性たちのさまざまな相談を受けてきた小島代表。冒頭、住宅金融公庫が平成5年に単身者への融資の年齢制限を撤廃し、さらに平成10年に融資金額の上限も廃止したことで、女性も手軽にマンション購入が可能になったことを説明した上で、「どういうマンションを買えば良いのか」というポイントを話した。小島代表によれば、ポイントは「揺れ、液状化、急斜面地、火災」の4点とのこと。住宅性能表示のうち「耐震等級」の項目を確認することや、「地質柱状図」の数値を見ることが必要だという。小島代表は価格についても説明し、着工数が少ない時期は建築費が安くなり、マンション価格が下がることや、住宅ローンの金利が安い時に買うのがベストだとして、そのベストな時期は今秋までだとし、「今がチャンス」と力説した。家賃を払い捨てるのではなくしっかりと自分自身のマイホームを持ちたいと考えている人や、老後に備えて賢く資産運用をしたいと考えている人は、まずは当研究会に相談し、情報収集してみると良いだろう。一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会は、今後も定期的にこうしたセミナーを行っていくとのこと。詳細は同研究会のホームページにて確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日