ユニットコムは25日、パソコン工房の通販サイト内雑貨専門店「Nantena」にて、オフィスや自宅のPC周りなどで使える、USB接続のミニ超音波加湿器「YGH-389」を販売開始した。税込価格は1,383円。花をイメージした上部のフタと、水を入れる器を備えた小型のUSB加湿器。タンク容量は90mlで、約2時間利用できる。底面はゴム加工されており、滑りにくい仕様だ。電源はUSBバスパワー。本体サイズは直径97×81mm、重量は110g。約100cmのUSBケーブルが付属する。カラーはブルーとグリーン、ピンクの3色。
2014年12月26日ユービーセキュアは12月12日、富士通グループがSI事業の開発物品質向上を目的としてWebアプリケーション脆弱性検査ツール「VEX」を認定ツールとしてグループ一斉導入したと発表した。「Vulnerability EXplorer(VEX)」は、ユービーセキュアが開発したWebアプリケーション脆弱性検査ツール。発売以来、国内の主要セキュリティサービスベンダーをはじめ、官公庁、大手企業など、業種業態問わず導入実績をもつ。富士通は、システム納入時に全社共通規定に基づくセキュリティ監査を実施しており、この度、富士通グループ各社がセキュリティ監査で利用するWebアプリケーション脆弱性検査ツールとして「VEX」を採用した。
2014年12月12日●遺伝子検査は一生に一度でOKハリウッドスターのアンジェリーナ・ジョリーさんが受けたことで一気に注目を集めることとなった遺伝子検査。アンジェリーナ・ジョリーさんは乳がんの遺伝子検査の結果、乳房切除手術を決断した。一方、日本国内へと目を向けると、ヤフーやディー・エヌ・エーでも一般向けの遺伝子検査サービスを開始し、話題となっている。筆者は1年半ほど前に出産を経験したアラフォーママだ。出産後、子どもへの愛情が増すにつれて、「子どものためにもいつまでも元気でいないと」という気持ちが強くなった。しかし、もともと体力には全く自信がなく、健康への不安は常に抱えていた。そんな時に知った遺伝子検査。「自分に何かしらのリスクがあるのなら、早めに対処したい」という気持ちから受けることにした。○遺伝子検査は"一生もの"今は唾液を郵送するだけで結果が送られてくる遺伝子検査もあるが、結果が悪かった場合、医師からしっかりとしたアドバイスを受けたいと思い、今回はクリニックで受けることにした。向かったのは東京・銀座にある「AACクリニック銀座」。同クリニックは、薄毛や抜け毛で悩む人向けの女性専門頭髪外来と、アンチエイジング外来があり、今回お世話になったのは後者。同クリニックの遺伝子検査は、生活習慣病の発症リスクを調べるためのもの。検査項目によって費用は異なるが、「肥満」「脂肪代謝」「脂肪代謝異常による動脈硬化」「その他の原因による動脈硬化」「高血圧」「血液凝固・血栓」「メタボリックシンドローム」「酸化ストレス症」「慢性腎臓病」「感染抵抗低下」「自己免疫・アレルギー」の11項目の場合、16万2,000円(税込)となる。正直「安い」とはいえないが、これで将来の発病リスクがわかるのなら受けてみる価値はある。それに、同クリニック院長・浜中聡子医師によると「遺伝子に変化はないので、遺伝子検査は一生に一度でいいのです」とのこと。「一生ものの検査」と考えれば、この金額も前向きに考えられるのではないだろうか。しかし、検査項目に「がん」がないのはなぜだろうか。浜中医師に聞くと、同クリニックではアンチエイジングドックやホルモンドックの検査項目として、乳がん・卵巣がんといった女性向けのものに加え、肝臓がん、すい臓がん、大腸がんの腫瘍マーカーも調べることができる。こういった検査の人気も高いのだが、生活習慣病に関する遺伝子検査を受けるメリットとしては、ハイリスクという結果が出たとしても対処の方法があるという点。今すぐに治療の必要がなくても、これからの生活習慣を改めることで発症リスクを低くすることが可能なのだ。そして、AAC生活習慣遺伝子検査を受ける場合、アンチエイジングドッグ(10万8,000円)の併用を勧めている。アンチエイジングドッグでは、「血管年齢検査」「骨年齢検査」「酸化ストレス度・抗酸化力測定」「筋肉・体脂肪量検査」「ホルモン量検査」を受け、身体の現状を把握する。そして遺伝子検査では、その名の通り遺伝子情報を知る。セットで実施することで、より深く自身の身体を知ることができるのだ。●「風邪をひきやすい人」と遺伝子的にも証明さて、いよいよ検査スタートだ。まず問診表を記入した後にカウンセリングを受け、医師による診察へ。そこで生活習慣や健康に関する悩みなどを伝え、必要があればAAC生活習慣遺伝子検査の他にもアンチエイジングドック等を実施。採血の他、前述の通り骨年齢検査や筋肉・体脂肪量検査などを受けていく(アンチエイジングドック併用の場合)。○「感染抵抗低下」の項目が突出結果は約1カ月~2カ月後に判明する。筆者は人間ドックなら何度か受けたことがあるが、遺伝子検査は初めて。大病こそないが、風邪は頻繁に引く。ひどい時だとひと冬に4、5回は風邪をひく。最近では子どもが風邪をひけば100%移る。この抵抗力のなさも何か悪い結果として出てくるのではないだろうか……。大きな不安を抱えながら再びクリニックへと向かう。浜中院長から受け取った検査結果を見ると……レーダーチャートの「感染抵抗低下」が飛び抜けている。健康な人ならほとんど感染しないようなウイルスや細菌に、人より感染しやすいらしい。「風邪をひきやすいということはありませんか」と浜中医師に聞かれ、「はい! 」と即答する。それも、この感染抵抗力の低さと関係しているのだという。なるほど……。しかし、抵抗力が日本人の平均より低いということは、何か重大な病気にかかりやすいということではないのだろうか。それに関しては、「高齢者を除くと、その心配はほとんどないですよ」とのこと。高齢になると抵抗力がなくなっていき、例えば肺炎を発症して命の危険につながることもあるというが、現在筆者は37歳。この年齢なら、命にかかわるような病気に人よりかかりやすいということはないのだという。ひとまず安心だ。他の項目を見ると、「酸化ストレス」も日本人の平均値より高く、抗酸化力が不足している状態とのことだ。これにより、早期の老化、慢性的な炎症などにつながる可能性が高くなるそうだ。それ以外の項目は、「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「高血圧」「慢性腎臓病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」といった項目で発症リスクは平均的か低めで、骨密度や筋肉バランス、動脈硬化度などの項目も心配するような結果ではなかった。浜中医師は、「病気の発症に遺伝子が起因するのは2~3割。あとの7~8割は生活習慣によるものです」という。今回は生活習慣遺伝子検査なので、ハイリスクという結果が出たとしても、生活習慣を見直すことで改善が可能だ(もちろん要治療レベルであれば、専門医を紹介してくれる)。○日々の生活に取り入れられる方法を私の場合は、抵抗力や抗酸化力を上げるためのアドバイスが浜中医師からあった。全身の筋肉量が少ないため、まずはこまめな運動が必要。「多忙な人は、ジョギングや水泳をしようと思っても長続きしませんよね。エレベーターを使っていたところ階段にする、といった小さな積み重ねが有効ですよ」とのこと。また、「とにかく風邪をひきたくない! 」という私の要望には、「即効性を求めるなら高濃度ビタミンC点滴ですね。高い抗酸化作用で免疫力の強化も期待できます」。さらに続けて、「おなかの調子はいかがですか? 」と聞かれ「過敏性腸症候群です」と答える。実は、腸の働きが悪いと抗酸化成分を腸が吸収できず、抗酸化力が低下するのだという。これに関しては、「納豆を摂取したり、整腸剤を試してみてはいかがでしょう」とのアドバイス。また「水分はしっかり摂取できていますか」とも聞かれ、こちらも「いえ、あまり……。オフィスのトイレが遠くて、行くのが億劫なので……」。水分は、こまめにとることで代謝がアップするのだという。こちらも今日から見直すとしよう。日常の中で取り組める具体的なアドバイスをたくさんいただいた。帰り道、早速整腸剤を買った。そして、実は検査結果を聞いた1週間後、秋に入ってもう3度目になる風邪をひいたことから、AACクリニック銀座に高濃度ビタミンC点滴を受けに来た。ビタミンC15g配合で1万800円(初診料、検査費別)。診察と検査、点滴で所要時間は90分ほどだ。あくまでも私個人の場合だが、いつもは風邪薬を飲まなければ1カ月ほどは引きずる風邪が、今回は服薬しなくても3日後には完治。その後のハードな仕事もらくらく乗り切れた。定期的に高濃度ビタミンC点滴をしていきたいと考えている。また、出社時には9階にあるオフィスまでエレベーターを使わず階段でのぼるようにもした。日ごろ運動をしていないので、2回ほど休憩を入れないとのぼりきれない情けない状況なのだが、今回の検査結果を受けて日々の生活に少し運動を取り入れられた。子どもはまだ1歳。これから子どもと一緒に元気に生活するために受けた今回の検査、生活によい影響を与えられていると思う。食生活も徐々に改善しながら、健康維持に取り組んでいきたい。
2014年12月11日ノーリツ鋼機グループのNKメディコとサインポストは12月10日、遺伝子検査ビジネスで提携し、サインポストの遺伝子検査サービスをNKメディコが販売すると発表した。この遺伝子検査は肥満、高血圧、動脈硬化など生活習慣病と関連性の高い14分野の遺伝子を分析し、遺伝的な体質リスクを評価するというもの。同サービスでは遺伝的な体質リスクを踏まえ、受診者ごとに推奨されるライフスタイルや栄養素を提案する。同サービスは、全国の医療施設、検診・人間ドック施設などに向けて販売される予定で、受診したい場合は、医療機関にて申し込むこととなる。また、保険適用外の自由診療となり、医療機関によってコースや料金が異なるため、詳しく知りたい場合は各医療機関に問い合わせる必要がある。
2014年12月11日睡眠障害にはいろいろな種類があります。そのため、同じ悩みを抱き、共有できる方に出会うというのは難しいことかもしれません。だからといって1人で抱え込み、悩む必要はありません。不眠大国・日本の睡眠検査はとてもハイレベルなのです。睡眠潜時検査とは?睡眠に何らかの悩みを抱いている人は、日本人の5人に1人とも、3人にも1人とも言われているほどの不眠大国・日本。このような状況を反映して、幸か不幸か、この国の睡眠に関する検査はとても発達しています。今日はそのうちの1つをご紹介したいと思います。その名は「反復睡眠潜時検査」。この名前を聞いたことがある! という方はかなりの睡眠ツウ、睡眠マニアと言ってよいでしょう。ほとんどの方は聞いたことがない検査だと思います。これは何を調べるための検査かと言えば「ナルコレプシー」等の睡眠異常を評価する検査なのです。ナルコレプシーを調べるものナルコレプシーとは、しっかり夜間に睡眠をとっていても昼間に突然、抗えないほどの強烈な睡魔に襲われてしまうという疾患です。これを検査するためには「脳波」を調べる必要があります。具体的には、病院で朝の8時ごろから夕方の17時ぐらいまでの間で、約2時間ごとに入眠状態を記録し、脳波を測定するというもの。この検査には、検査前日までと当日に注意点があるので、そちらもご紹介しておきたいと思います。<検査前日まで>・服用している薬の種類によっては検査に影響を及ぼすことがあるため、お医者さんと相談のうえ、服用を続けるか判断する。・1週間前から自身で「睡眠日誌」(何時に寝て、何時に起きたか、など)をつける。検査を受けるための注意点<検査当日>・過度の運動は控える・検査1時間前までに朝食は済ませる・カフェインは摂取しない。アルコールも禁止・喫煙は30分前までに済ませる・起床してから検査までの間は居眠りをしないように心がけるなどです。実際の検査も、頭に小さな電極と、鼻の下に呼吸センサーをつけてベッドに横になるという簡単なもののようなので、もしも日中の強烈な眠気に悩ませる方がいらっしゃればぜひ一度、検査を受けてみてください。くれぐれも勝手な自己判断は禁物です! 大きな事故などが起きる前に、まずはお医者さんに相談しましょう。Photo by Jonathan Kos-Read
2014年12月05日ディー・エヌ・エーの子会社、DeNAライフサイエンスはこのほど、「遺伝子検査」に関する調査の結果を公表した。同調査は、同社と東京大学医科学研究所との共同研究で、8月より遺伝子検査サービスの提供を開始し約3カ月が経過したことに伴い行った。調査は、全国の20代から70代の一般の男女を対象に10月、ディー・エヌ・エーが主体となり実施。1,200人の有効回答を得た。○知りたいことは三大疾病のリスク遺伝子検査の認知率は、6月実施の調査から12.7%アップして、100%に到達した。「遺伝子検査を受けてみたい」(32.5%)が、「受けてみたいと思わない」(23.8%)を上回る結果となった。一方で「今はわからない」(43.7%)が最も多い回答だった。「受けてみたい」と回答した世代別ランキングでは、1位が「20代」で50.5%となった。以下、2位が「30代」(49.0%)、3位は「50代」(30.5%)となった。遺伝子検査商品を選択する際に重視する上位項目は、「公的な研究機関が行っている」(63.5%)、「有名な検査機関が行っている」(56.7%)、「アフターケアが充実している」(52.6%)と、6月実施の調査と変わらない結果となった。遺伝子検査で知りたいことは、「病気のリスク」という回答が、「体質」関連の項目を大きく上回った。また、遺伝子検査で三大疾病のリスクを知りたくないと感じているのは、6.3%という回答になった。一般消費者は遺伝子検査で病気のリスクを「知りたい」という意識が、「知りたくない」を大きく上回っていることがわかったという。女優のアンジェリーナ・ジョリーが、遺伝子検査を受けて乳房を予防切除したことを知っている人は79.1%。遺伝子検査に関する知識のレベルに関する質問では、「ない」(21.7%)、「あまりない」(60.2%)という結果となった。多くの人が遺伝子検査に関する知識は自信がない、ということが浮き彫りになったという。
2014年11月25日レーザーテックは11月13日、ウェハのバンプ形状やウェハ外周部の検査・測定装置「WASAVI」シリーズの新製品として「BIM300」を発表した。半導体デバイスのさらなる高性能化に向けて、微細化と並行してシリコン貫通電極(TSV:Through Silicon Via)などを用いた3次元積層デバイスの開発、量産化に向けての取り組みが進んでいる。これら積層工程において、ウェハ薄化後のTSV露出量およびウェハ表面に形成したバンプの高さ・幅・形状の高い均一性が、重ね合わせた接点同士の安定接合実現のために求められている。このため、TSV露出量およびバンプの高さ・直径・形状の測定と管理が歩留り向上の重要な課題となっている。バンプを用いたデバイス間の接合は以前より行われていたが、最新の3次元積層デバイスではバンプサイズの微小化により、0.1µm程度の精度で高さ・縦横サイズを測長する必要がある。同時に、3次元積層デバイスでは、多層化による高集積化と薄化による省電力化・高速化を実現するため、ウェハを従来の薄化ウェハよりもさらに薄く研削することが求められている。薄化工程での問題はウェハ外周部のクラック発生、チップ破損などとして現れるので、プロセスコントロールのために薄化後の外周部検査も重要となっている。また、積層方法では、チップ同士の積層(Chip-on-Chip)、チップとウェハの積層(Chip-on-Wafer)、ウェハ同士の積層(Wafer-on-Wafer)の順に生産性は高くなるが、重ね合わせる面積が大きくなるため、TSV露出量やバンプ形状均一性の管理基準もこの順で厳しくなる。この他、COW、 WOWでは外周部のクラックやチップ破損に対する要求もより厳しくなる。今回発表の「BIM300」はこのような課題に対応すべく開発された製品である。独自の工業用レーザ顕微鏡の基本技術に高精度XYステージを組み合わせることにより、ウェハ表面の高解像度観察、TSVおよびバンプの高さ・幅・形状の高精度測定を実現している。なお、レーザーテックでは同装置について、バンプ形成プロセスの最適化や、ウェハ外周部の検査を含めた薄化プロセスの条件最適化などに適している。また、TGV(Through Glass Via)のめっきパターン形状測定にも利用できるとコメントしている。
2014年11月14日富士フイルムは11月4日、脳疾患や心臓疾患、腫瘍などの各種疾病の機能診断に役立つPET(陽電子放射断層撮影)検査用の放射性医薬品市場に参入すると発表した。今後、約60億円を投資し、大阪府茨木市と神奈川県川崎市に研究開発拠点を新設する計画だという。PET検査は従来の核医学検査と比べて高い感度と空間分解能を有しており、より診断に適した機能画像を得ることができる。そのため、同検査によってアミロイドβというタンパク質を検出する手法を用いることによってアルツハイマー型認知症の診断精度の向上が期待できる。同社はこれまで、放射性医薬品分野では、子会社である富士フイルムRIファーマを通じてSPECT検査領域で事業を展開してきたが、今後、アミロイドβ検出用薬剤の研究開発に取り組み、PET検査領域にも事業拡大を図っていく。富士フイルムRIファーマはすでに、PET検査において脳内アミロイドβプラークを可視化できる「florbetapir」という医薬品の共同開発契約を、米イーライリリー・アンド・カンパニーと締結しており、国内承認の取得を目指している。また、富士フイルムグループでは、アルツハイマー型認知症の治療薬「T-817MA」の開発も行っており、動物実験において治療効果を示すことを確認している。治療薬『T-817MA』と診断薬『florbetapir』の開発が進むことで、アルツハイマー型認知症の予防法や治療法の確立につながることが期待される。
2014年11月04日GE Oil & Gasの測定機器部門であるGE Measurement & ControlのGEセンシング&インスペクション・テクノロジーズは10月23日、非破壊検査および品質管理ラボ用途に特化した、産業用高性能CT「phoenix v | tome | x c」が、国内で初めてJMCに導入されたと発表した。同製品は、非破壊的な方法によって、鋳造品や複合材料を正確な3次元位置計測と定量的な欠陥解析を行い、包含物(不純物)や空孔のサイズ、ボリュームおよび密度情報を正確に計測する。そして、品質向上および欠陥品低減のために生産工程を最適化する。なお、同装置でスキャン可能な対象製品は、タービンブレードなどの中小サイズのスチール鋳造品、ファンブレードなどの複合材部品で、さらにシリンダーヘッドなどの大型軽金属鋳造品の内部欠陥解析、ポロシティー解析、包含物(不純物)事前テストといった非破壊検査にも対応する。その他の特徴としては、最大X線出力が320kvもしくは450kvで、大型部品のスキャンを可能としながらも生産現場でも3次元CTを可能にする堅牢かつコンパクトなデザインとなっている他、シンプルな操作性によって高精度の3次元計測・非破壊検査業務を必要最小限のトレーニングで実施できる。さらに、全自動化により生産性向上が図れる。また、one-button|CTもしくはclick & measure|CT機能を使用することでオペレータの作業時間を低減できる。この他、保守・メンテナンスコストの低廉化により、総保有コスト(TCO)を削減できる。今回、「phoenix v | tome | x c」は、JMCの航空・宇宙および防衛部門参入への主要拠点である飯田コンセプトセンター(長野県飯田市)に導入され、2015年4月から開始予定のCTスキャン事業に利用される。これにより、自動車や、航空・宇宙分野で求められている厳しい品質保証体制を実現し「JIS Q9100(航空・宇宙・防衛品質マネジメントシステム)」の取得に向けた動きを加速させるとともに、デザイン・研究開発を含めた世界最先端のものづくりを推進する。GEはこれをサポートしていくとコメントしている。
2014年10月24日ファンケルは10月21日、同社のグループ会社であるファンケルヘルスサイエンスが、新たな予防医療事業として「グッドエイジングプログラム」を、11 月1 日からスタートすると発表した。同事業は、生活習慣病の発症リスクが増加する 50 歳以上の中高年の方をターゲットに、遺伝子検査によって将来の生活習慣病リスクを解析し、専用サプリメントや生活習慣改善の提案をするというもの。同プログラムの遺伝子検査では、口腔内の粘膜から綿棒で遺伝子を採取する。「肥満」「インスリン抵抗性」「体内老化(酸化・糖化)」の3つの基本項目に加え、「高血圧症」や「2型糖尿病」の発症リスクを知ることができる6つの単品メニューと、これらの単品メニューを組み合わせて総合的に検査するセットメニューが用意されている。遺伝子採取後、およそ1カ月で、医師からの「遺伝子検査結果報告書&運動・栄養アドバイス」と、健康カウンセラーからの、食事、運動など生活習慣の改善アドバイスや、専門のサプリメント「生活習慣サプリメント」シリーズから最適なものを提案する「パーソナル・アドバイスシート」が届くという。また、「生活習慣サプリメント」シリーズの製品を定期購入すると、「グッドエイジング倶楽部」会員として、「健康カウンセラー」による継続的な健康サポートや同シリーズの特別割引、提携医療機関での検査やサービスの優待など、様々な特典、サービスが付与されるとのこと。同社は、「同プログラムの提供を通じて、『一生涯、心身ともに健康で生きること=グッドエイジング』を実現することにより、日本の、そして国民の医療費削減に貢献してまいります」とコメントしている。
2014年10月22日フィリップス エレクトロニクス ジャパンは10月16日、超音波診断装置「Affiniti」の販売を開始すると発表した。同製品は、同社のプレミアム超音波診断装置「EPIQ」を踏襲したもので、画面サイズはそのままでありながら、「EPIQ」より筐体を20%小型化するなど、現場のニーズに応えた製品となっている。また、クリスタルトランスジューサ「PureWave」を採用し、描出困難な患者の診断を容易にする。さらに、A.I.を搭載した定量解析ソフト「QLAB」や、乳腺や肝臓の硬度を定量測定するエラストグラフィが搭載できるなど、心臓・腹部・産婦人科などの全てのアプリケーションに対応したオールマイティな装置となっている。なお、希望販売価格は7000万円(仕様により異なる)。国内初年度の販売目標台数は約300台を見込んでいる。
2014年10月20日オリンパスは、航空機体などに使われる複合材料内部の接着不良や剥離を非破壊で検査する複合材検査用探傷器「BondMaster(ボンドマスター) 600シリーズ」を、20140年10月1日より海外での発売を開始したほか、同年11月初旬から国内で発売すると発表した。複合材検査用探傷器は、専用センサ(プローブ)を用いて検査対象物に超音波または可聴領域の音波を入射させ、対象物内部への伝わり方を解析することで、内部の接着不良や剥離を検査する検査機器。同シリーズは、多機能のハイクラスモデル「B600M」と、基本機能に絞ったエントリモデル「B600」の2機種を用意。いずれも従来比で、厚さを約24%減(236mm×70mm×167mm)、質量を約15%減(1.7kg、バッテリ含む)と薄型軽量化が図られたほか、約9時間の長時間駆動を実現したとする。また、大型カラーモニタを搭載することで、屋内外での視認性の向上も図られたとしている。なお同社では、航空機のメンテナンス現場では、検査対象物に応じたさまざまな検査を一貫して行いたいとのニーズがあり、既存の製品と今回の2機種を組み合わせて提供することで、そうしたニーズに応えていきたいとしている。
2014年10月03日アドバンテストは9月30日、半導体パッケージの厚さを測定するチップ・モールド膜厚検査システム「TS9000」の販売を開始したと発表した。同装置は、セラミックやプラスチックを適度に透過するテラヘルツ波の特徴を活用し、半導体パッケージの厚さを非破壊で測定することができる。また、光ファイバレーザをはじめとする独自技術を搭載し、業界最高水準の測定スピードと精度を実現することで、量産工程での全数検査が可能なスループットに対応している。さらに、半導体デバイスをパッケージ封入した後、リードフレームに接合された状態(ストリップユニット)で測定することが可能。トリム&フォーム工程後での従来の検査方法に比べ、不具合発生時の原因特定が大幅に容易となり、量産工程の品質向上に大きく貢献する。そして、ストリップユニットの測定に加え、トリム&フォーム後の成型された個々のデバイスを測定するためのトレイ(JEDECスタンダード対応)も各種用意されており、ユーザーの量産工程を幅広くサポートするとしている。
2014年10月01日大日本印刷(DNP)は9月18日、食品・飲料メーカーなどが品質管理で実施している微生物検査業務の効率を改善するフィルム型の培地キット「Medi・Ca」を発表した。同製品は、一般生菌数測定用のAC(Aerobic Count)グレード、大腸菌群数測定用のCC(Coliform Count)グレード、大腸菌・大腸菌群数測定用のEC(E.coli, coliform Count)グレードの3種類がラインアップされている。特徴は、寒天に代わるゲル化剤と栄養素などをシート状のフィルムにコーティングすることで、寒天培地のような前処理作業を不要とした点にある。作業者のコツや熟練を要する寒天培地とは異なり、取り扱いが簡単で、確実かつ効率的な検査業務を実現する。さらに、前処理不要の調製済み培地のため、外装のアルミ袋から取り出してすぐに使用でき、緊急の検査などにも迅速に対応できる。そして、検査する食品などを希釈した試料液を培養エリアの中央に滴下し、カバーフィルムを閉じるだけで試料液が培養エリア全体に広がってゲル化するため、効率的に作業を進めることができる。また、各グレードには、発色剤を使用しているため、培養後、微小な菌の集合体であるコロニーの視認性が高く、食品残渣との判別が容易なため、コロニー数の計測をスピーディかつ確実に行える。さらに、ACグレードはBacillus属による発色の滲みが少ないのも特徴となっている。加えて、「Medi・Ca」の容積はシャーレの約1/20以下に減容化しているため、在庫や培養に要するスペースを削減し、使用後の廃棄物量を約1/20程度に減らすことができる他、滴下時に「Medi・Ca」を重ねながら作業が行えるため、作業エリアの省スペース化が実現できる。なお、価格は一般生菌数測定用ACグレードが1枚あたり75円。同社では、食品・飲料・菓子メーカー、飲食チェーン店などを中心に販売し、今後3年間の累計で5億円の売上を目指す。また、今年度中に、黄色ブドウ球菌のSA(Staphylococcus Aureus)グレードを開発し、販売していく計画。この他にも、コロニー計測の業務負荷をより一層低減すべく、専用スキャナーを使ってコロニー数をリアルタイムで自動カウントするとともに、画像と計測結果の保存を可能としたシステムを現在開発中としている。
2014年09月19日オムロン ヘルスケアは8月18日、神経障害の診断機器、治療用機器の開発を行う米ニューロメトリックス(NM)と、日本市場におけるNM製「神経伝導検査装置DPNチェック」の独占販売契約を締結。同契約に基づき、8月25日より、「糖尿病性末梢神経障害(DPN)」のスクリーニング検査が可能な「神経伝導検査装置DPNチェック HDN-1000」の発売を開始すると発表した。国内の糖尿病患者は、その可能性が強く疑われる人も含めると約950万人おり、さらにその予備軍が1100万人いると言われている。糖尿病の3大合併症は網膜症・腎症・神経障害といわれているが、中でも初期から進行する神経障害は、糖尿病患者の4割が発症することがわかっており、そのうち、両手両足の末端の神経より障害が進行する糖尿病性末梢神経障害(DPN)は、自覚症状を伴わない場合も多く、足の潰瘍や壊疽など重篤な事態にもつながることが懸念されている。DPNの検査法としては、アキレス腱反射やタッチテストなどの簡便な方法があるが、いずれも客観性に欠けることが課題で、より詳細な検査であり、有効な筋電計などを用いた神経伝導検査もあるが、検査装置が高価であるほか、正確な検査には熟練の技術も必要であることから、神経伝導検査を行える施設は限定的であり、糖尿病治療の現場での制限となっていた。同製品は、末梢の感覚神経の1つである腓腹神経に電気刺激を与え、神経に興奮が伝わる速度(神経伝導速度)と大きさ(活動電位振幅)を測定し、DPNの程度を簡便に検査する検査装置で、くるぶしの付近に本体を当てて、操作ボタンを押し、10~15秒待つことで、測定結果を知ることができるようになっている。また、本体とパソコンをUSBケーブルで接続し、付属の「コミュニケーターソフトウェア」を使うことで、より詳細な検査結果を見ることも可能だ。なお、同製品の販売は、医療機器販売会社であるオムロン コーリンが担当し、メーカー希望小売価格は68万8000円(税別)、初年度で350台の販売を目指すとしている。
2014年08月18日KLA-Tencorは7月7日(米国時間)、16nmプロセス以降のICデバイスの開発および量産を行うための高度な欠陥検査およびレビュー機能を提供する4つの検査装置として、広帯域プラズマパターン付きウェハ欠陥検査装置「2920シリーズ」、レーザスキャンパターン付きウェハ欠陥検査装置「Puma 9850」、パターンなしウェハ欠陥検査装置「Surfscan SP5」、電子ビームレビュー装置「eDR-7110」を発表した。2920シリーズ、Puma 9850、およびSurfscan SP5の各装置は、従来品に比べ、高感度の達成とスループットの向上の両立が図られているほか、改良された自動欠陥分類機能を利用して、検出された欠陥を速やかに特定し、対策を決定するための正確な情報を提供するeDR-7110とシームレスに接続することも可能となっている。2920シリーズは、第3世代広帯域プラズマ照明光源を採用しており、これにより前世代製品比で光量を2倍に増加。新しい遠紫外光(DUV)波長帯域と小型光学検査ピクセルの採用、そして高度なアルゴリズムの組み合わせが、FinFETなどの複雑なICデバイスアーキテクチャ上にあるわずかな突起、微細なブリッジ、その他のパターン欠陥に対する感度向上を実現。さらに、新搭載のAccu-rayおよびFlex Apertureテクノロジにより、重大な欠陥タイプを捕捉するための最適な光学設定を速やかに決定でき、プロセスおよびデザインの問題を検出して解決するのに必要な時間を短縮することができるようになっているという。Puma 9850では、広範囲の量産スループットにわたって感度が向上しており、多種多様なFinFETと高度なメモリ検査アプリケーションをサポートし、これにより2920シリーズの検査装置を補完することを可能とした。また、Surfscan SP5では、量産スループットで20nm以降のデザインルールの欠陥感度を達成する、強化されたDUV光学テクノロジを搭載。これにより、多層積層膜ICデバイスのインテグレーションを阻害する可能性のあるSi基板やブランケット膜の微小な欠陥の検出が可能となったとする。このほか、eDR-7110は、新たなSEM自動欠陥分類(S-ADC)エンジンを搭載することで、量産時に欠陥集合を正確に分類できるほか、開発時に欠陥の検出に要する時間の短縮を可能とした。さらに、自動観察中にS-ADC結果から、組成解析(EDX)やほかの観察条件を使った欠陥画像取得などの追加のインラインテストを自動的にトリガでき、欠陥情報の質を向上させることを可能としている。
2014年07月08日オリンパスは4月16日、工場設備などのメンテナンス向けに超音波厚さ計のエントリー機種「27MG」を発表した。5月末から発売する。超音波厚さ計は、探触子という専用センサを用いて検査対象物の片側から超音波を入射し、反射波が戻ってくるまでの時間を基に、対象物の厚さを計測する。対象物を破壊・分解する必要がないため、メンテナンスや品質検査などの現場で広く使用されている。同製品は、工場設備などのメンテナンスで使用する腐食検査用の厚さ計であり、パイプやタンクなどの厚みを測定し、内部の腐食の進行度を検査する。エントリー機種としての高い機動性だけでなく、一般的なミドルクラスの厚さ計で採用されている感度調整機能も備えている。これにより、対象物の厚さや素材に応じて、より幅広い用途で使用できる。また、検査ごとに適正な測定値の範囲を設定し、値を超えた際に音と表示で知らせるアラーム機能も搭載している。さらに、高所や狭い現場にも持ち運びしやすい小型・軽量の筐体に、バックライト付きの大型ディスプレイを搭載し、測定値を明るく大きく表示する。また、防滴・防塵性能規格であるIP65相当の設計により、突然の雨や砂塵が舞うような検査現場においても安心して作業を進めることができる。この他、探触子の新製品として、コストパフォーマンスに優れた「D7910」も合わせて発売する。超音波厚さ計は、センサである探触子で対象物をなぞりながら検査を行うため、使用するにつれて探触子の表面が磨耗していく。消耗品である探触子の低価格化により、検査業務のコストダウンに寄与するとしている。
2014年04月17日島津製作所は3月19日、胸部や腹部、整形分野をはじめとするX線検査に使用される一般撮影システム「RADspeed Pro V4 package」を発売した。同システムは、同社「RADspeed Proシリーズ」の最上位機種という扱いで、4つのV(Various FPD・Visible information・Versatile outcome・Value for life)をコンセプトに、より細部にまで拘って「スループットのよい検査」を追求し、フラットパネルディテクタ(FPD:平面検出器)を搭載したもの。X線高電圧装置、X線管保持装置、DR装置(画像処理装置)、X線撮影スタンド、X線撮影テーブルから構成されており、X線高電圧装置の操作卓とDR装置の操作部を一体化した統合型コンソールにより、X線撮影条件と画像処理パラメータを撮影プロトコルとして一元管理することが可能だ。また、天井走行式X線管懸垂器操作部や検査室内のスタンドおよび壁面に設置できる検査情報表示モニタ(オプション)に、コンソールと同じ患者情報や画像情報を表示したり、撮影プロトコルを変更することができるため、撮影の準備や画像の確認のために操作室と検査室の間を行ったり来たりすることなく、X線撮影の作業を進めることができるという。さらに、被ばく低減のためグリッド着脱機構を備えており、小児撮影の際など外して撮影することにより線量を抑えることができたり、軟X線を除去する付加フィルタも、撮影プロトコルと連動して自動選択される機能などを搭載しているほか、全体的な検査期間の短縮が可能であるため、被験者の負担を軽減することができるようになるとしている。なお、価格はシステム構成により異なるが8000万円(税別)からで、発売1年間で国内外合わせて50台の販売を計画している。
2014年03月20日村田製作所は3月11日、従来は設置が困難であったセット機器内部などの狭小なスペースでも、超音波による測距、位置検知を可能にするSMD(表面実装)タイプ超音波センサ「MA40H1S-R」を開発したと発表した。電子機器の小型化、高密度実装化により、部品の小型化、表面実装化の要求が高まっているが、超音波センサは、セラミック素子の振動によって超音波を受発信するという構造からある程度の大きさが必要であり、小型化や表面実装化が難しいという課題があった。そこで今回同社は、超音波を受発信するセラミック素子の構造などを工夫し、独自の構造設計とすることで、世界で初めて表面実装タイプを開発することに成功したという。同製品は、5.2mm×5.2mmの小型パッケージかつ厚さ1.15mmの超低背ながら、100dBの音圧を実現(40kHz)している。また、主な用途としては、ポータブル機器での測距、位置検知、3次元ジェスチャー検知、セット内での狭小スペースセット内での超音波による測距、位置検知などを想定しているとする。なおサンプル価格は300円で、ハクイ村田製作所にて2014年夏より月産10万個規模で量産が開始される予定だという。
2014年03月11日※画像は、本田朋子オフィシャルブログよりアスリートの食事の参考にもフリーアナウンサーの本田朋子さんが、オフィシャルブログで体質遺伝子検査をした事を報告している。自分の体質を知る事で、食事や栄養の摂り方の注意するポイントがわかり、さらに管理栄養士のアドバイスも貰う事が出来たと言う。本田朋子さんは、フジテレビのアナウンサーとして人気を得ていたが、男子プロバスケットボールの五十嵐圭さんとの結婚を機に退社。現在はフリーで仕事をしながら、五十嵐さんの拠点である名古屋で生活をしている。今回の体質遺伝子検査を受けたのも、プロのアスリートであるご主人のサポートの為の意味合いもあったようだ。太りやすい、太りづらい、筋肉がつきづらい、脂質の代謝が苦手な為脂っこい食べ物の食べ過ぎに注意、など、それぞれの人の体質を遺伝子レベルで解説してくれる。体質に合ったダイエット法を知る事も可能遺伝子検査、と聞くと抵抗を感じる人もいるだろう。しかし、自宅にいながら綿棒で口腔内の細胞をとり、郵送するだけで結果が届くと言う簡単さもあり、最近は利用する人が増えた。かかるリスクが高い病気を調べたり、自分のルーツを調べたりと、項目は多岐に亘る。本田さんが受けた体質遺伝子検査では、食事のとり方や体質に合った食材を教えてくれているようだ。自分の思っている体質と実際の体質が違う事もある。身体に合った食事を知る為に、検査を受けてみるのも面白いだろう。【参考リンク】▼本田朋子オフィシャルブログ
2014年02月06日早稲田大学(早大)は2月4日、「超音波診断ロボット」(画像)を利用し、遠隔地からの妊婦への超音波診断を想定した実証実験を1月29日に実施したことをと発表した。成果は、早大ら理工学術院の岩田浩康准教授の研究チームによるもの。今回の実証実験は、神奈川県の取り組みである生活支援ロボットの実用化を通じた地域の安全・安心の実現を目指す「さがみロボット産業特区」の一環として行われた。これまでも遠隔地からの妊婦への健診は検討されていたが、遠隔用の健診機材の重さなど、妊婦への安全面が課題であったため実用化されていなかった。しかし今回、妊婦の背部に背板を設置し、ワンタッチで上下動できる支柱で背板とロボット本体を接続する構造を取り入れたことで、エコー映像の取得に要する接触力以外の荷重が腹部にかからなくなり、妊婦の身体への負担を低減できるようになったロボットが披露された。実証実験当日は、超音波に対して人体に似た特性を持つ素材に装着したロボット本体を配置した実験場所(神奈川県産業技術センター・海老名市)と、超音波胎児診断に実績のある医師がいる遠隔地にある病院(神奈川県立こども医療センター・横浜市)とを通信で接続。その上で、映像・音声・ロボットへのコマンドを双方でやりとりしながら、遠隔健診に向けて改良すべき課題が明確化されていった。今後の課題は、医師側からリアルタイムで行われるタッチパネル操作により細かい動作が必要とされるため、「医師側の慣れ」が必要な点と、またリアルタイムの操作に対して画像が少し遅れて配信されるので、通信技術のさらなる進歩が望まれる点だ。岩田准教授は「私自身が神奈川出身であること、そして首都圏における緊急の妊婦健診にかかる時間を縮めたいという想いがきっかけで、今回の研究を行っています。いずれは僻地や在宅診察など、さまざまな遠隔地での診療に活かせればと感じ、日々研究しています」とコメントとしている。
2014年02月06日デンマーク発のシューズブランド「エコー(ECCO)」から、2013秋冬の新作シリーズ「エコー スカルプチャー75(ECCO SCULPTURED75)」が2013年8月末より登場する。これに先駆け、2013年8月7日(水)より伊勢丹新宿店で、先行発売と特別展示を行う。ショートブーツ2013年秋冬の新作シリーズ「エコー スカルプチャー75」は、昨年全世界で100万足以上を売り上げた大人気シリーズ「スカルプチャー65(SCULPTURED65)」の進化版。8センチという高めのヒールながら、人間工学に基づく技術によって履き心地のよさを実現している。また、北欧ブランドならではのシンプルで洗練されたデザインと上質なレザーも魅力のひとつ。モデルはショートブーツ、ブーティー、ローファーの3種類、カラーは秋冬の洋服に合わせやすいボルドーとブラックの2色を展開する。2013年8月末からの発売を前に、2013年8月7日(水)より伊勢丹新宿店にて先行販売を実施。同店限定カラーのフォレストグリーンも展開する。さらに、プロジェクトデザイナー佐藤利樹氏を起用し、2013年8月7日(水)から8月13日(火)までの期間、「スカルプチャー75(SCULPTURED65)」と北欧デザインが織りなす世界をエコーの故郷デンマークのブランドでもある「レゴⓇブロック」と「ヘイ(HAY)」の家具を使用し、特別展開する。画像:左2点ローファー、右2点ブーティー【商品概要】ECCO SCULPTURED75サイズ:36~39カラー:ボルドー/ブラック発売日:2013年8月下旬予定■ショートブーツ価格:26,250円(税込)■ブーティー価格:25,200円(税込)■ローファー価格:21,000円(税込)【先行発売概要】店舗:伊勢丹新宿店発売日:2013年8月7日(水)<特別展示>期間:2013年8月7日(水)~8月13日(火)場所:伊勢丹新宿店2Fレディスシューズフロアプロモーションスペース佐藤利樹プロジェクトデザイナー。様々な商品の企画、デザインや店舗空間コンサルティングを行う。2013年にはエイチアンドエム(H&M)のスペシャルショッパー及びノベルティーのデザインを手掛けている。画像:伊勢丹限定カラー「フォレストグリーン」元の記事を読む
2013年08月04日JAFは27日、SASサポートセンター(運輸・交通SAS対策支援センター)とともにJAF会員向けに7月から開始している睡眠時無呼吸症候群(以下SAS※1)のSASスクリーニング検査(簡易検査)が自宅でできるサービスが、多い日では一日50件近くの検査申込みがあり、9月16日現在、615人が検査の申込みをしていると発表した。SASサポートセンターによると、一般的には再検査の必要があると判定される割合は約10%、特に50歳以上の人は30歳未満の年代に比べ約3倍も高くなるという。加齢による体型の変化などにより、気付かない間に発症しているケースもあるため、心配のある人はまず簡易検査を受けることをすすめている。SASの症状には、日中激しい眠気におそわれる場合があり、運転中に重大な交通事故を引き起こしてしまう可能性がある。JAFは自動車ユーザーの不安を取り除き、安全で安心にドライブをしてもらえるように取り組んでいくとしている。(1)自宅に検査機器、問診票などを送付(2)機器を装着し、指先のセンサーで睡眠中の動脈血の酸素量をモニタリングすることにより、簡易的に判定(3)検査機器、問診票などを返送(4)結果データを専門医(平田恭信医学博士・東京大学医学部附属病院)により分析・評価・総合判定し、約1カ月で自宅に結果を郵送。要検査判定の場合は医師による紹介状を同封検査費用(JAF会員優待価格)4800円(消費税込)。検査機器送料、及び代引き手数料が別途必要【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日無印良品を企画、開発する良品計画は、「超音波うるおいハンディミスト」を19日より順次発売する。スキンケアの基本は、肌の乾燥対策。同商品は、朝晩の手入れ以外でも、乾燥が気になるときに簡単にうるおい補給ができる便利なアイテムとなっている。スマートに携帯できることと、ミストの質にこだわって開発した。携帯電話や歯ブラシのようなスリムなデザインで、ポーチやペンケースにもすっきりと収まる。ミストは、モニターを繰り返すことで、べたつかず、メイクの上から使っても肌になじみやすい細かいミストを実現したという。ハンディミスト専用の化粧水は、無印良品のすべてのスキンケアシリーズで使用されている岩手県釜石の天然水を使用したもの。同社では、「メイクアップの仕上げに、オフィスで、旅先で、ちょっとリラックスしたい時に、ヴェールのようなミストでうるおい補給とリラックスをお楽しみください」と話している。価格は2,900円。専用の「うるおいミストローション 200ml」が980円。「うるおいミストローション(携帯用) 50ml」は400円。200ml 1本で約400回分使用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日ヘルス&ビューティー商品の企画・製造・卸などを行っているマルマンプロダクツは、音波振動歯ブラシを使ったことがない人や、従来の手磨きでは満足していない人をターゲットにした本格音波振動歯ブラシ「プロソニックワン」を9月上旬に発売する。価格はオープン(店頭想定売価は399円)。同商品は、音波振動歯ブラシとして本格的な機能を持ちながらも、手磨き歯ブラシ並みの価格で発売される。毎分22,000ブラシストロークと、高速かつ微細な音波振動で頑固な歯垢(しこう)を強力に除去。手磨きでは味わえない、爽快感・ツルツル感を実感する事ができるという。スイッチのカラーバリエーションは、5色用意されている(ライトグリーン・イエロー・ピンク・ブルー・グレー)。また、外出先でも衛生的に使用できるようにキャップが付属しており、専用替えブラシも2本パック(店頭想定売価298円)で販売される。単4型アルカリ電池1本を使用する(別売)。電池寿命は約60日(アルカリ乾電池使用時、1回2分・1日3回使用の場合)とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日ゼビオは自分の体質に合ったスポーツ・トレーニングを見つけられる、「スポーツ関連遺伝子検査」の運用を開始する。検査は同社が全国に展開しているスポーツショップ「スーパースポーツゼビオ」内、スポーツドラッグストア「Xiasis」にて行う。同社によると、遺伝の影響を受けると考えられている筋繊維は2タイプに分かれているという。1つは持久力はないが大きな力が出せる「速筋」で、もう1つは大きな力は出せないが持久力のある「遅筋」だ。その速筋の発達と遅筋の形成に関連するのが「ACTN3遺伝子」といわれている。同検査ではこの遺伝子が作り出す“アクチニン3タンパク質”が、遺伝的にどう作り出されているかを検査した。この検査によって、「速筋の発達と遅筋の形成に関わる遺伝子のタイプ」「どんなスポーツが自分に向いているか」「スポーツでより高いパフォーマンスを出すための、トレーニング方法」が分かる。適性からスポーツを限定するのではなく、その中でもより適したポジション・役割を見極めることができる。そのため、より有効なトレーニング方法を見つけることができるのが特徴とのこと。同検査は店頭で検査の申し込み受付し、その場で綿棒を使って簡単に口腔(こうくう)粘膜を採取。口腔粘膜を検査機関に送り検査を行う。検査は約2~3週間かかり、検査結果を基に作成された報告書が依頼者に渡される。サービス開始は9月1日から。実施店舗は長岡千秋店(新潟県・2012年9月中旬オープン)、キャナルシティ博多店(福岡県・2012年9月中旬オープン)、あすと長町店(宮城県)、横浜みなとみらいクイーンズイースト店(神奈川県)など全国11店舗。料金は5,800円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、6月27日から7月3日の期間、「眼底検査での眼底鏡利用」に関する調査を実施した。有効サンプル数は1,643件。「眼底検査で眼底鏡を利用していますか?」と質問したところ、回答者全体の66%が「眼底検査を行っていない」と回答。「見ても判断できない」「眼科に依頼している」といった声が多くあがった。一方、「眼底検査を行っている」は34%で、そのうちの48%が「症例によって利用することがある」と答えている。利用する理由としては、「くも膜下出血」、「糖尿病性網膜症」、「乳頭浮腫」、「真菌感染」などをチェックするためで、「最近は最初から眼科の先生にお願いする事が多い」という声もあがった。また、眼底検査を行っていると答えた中で、「眼底鏡を利用しておらず、利用予定もない」と回答した人は28%。理由として、「見落としがあるといけないので」、「頭蓋内圧が高そうな患者は、すぐにCTを撮る」、「眼底写真を撮る」というコメントが見られた。なお、この回答でも「眼科に紹介する」という声が多くあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「採血のついでの小児の血液型検査」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月13日~19日で、有効サンプル数は1,310。「採血のついでに検査を希望されたときはどう対応していますか?」という質問に対して、51%が「自由診療として検査する」と回答。「希望される人が多いので、自費でしている」「保険請求はできないので、健康診断扱いにしている」というコメントがみられた。「血液検査を依頼されたことがない」は27%、「断る」は11%。「混合診療になるので断ります」「原則、血液型を調べる必要があるのは輸血が必要な場合に限られている」といったコメントがあった。また、「保険診療として検査する」は7%。「術前検査の名目で検査している」というコメントが散見された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「採血のついでの小児の血液型検査」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月13日~19日で、有効サンプル数は1,310。「採血のついでに検査を希望されたときはどう対応していますか?」という質問に対して、51%が「自由診療として検査する」と回答。「希望される人が多いので、自費でしている」「保険請求はできないので、健康診断扱いにしている」というコメントがみられた。「血液検査を依頼されたことがない」は27%、「断る」は11%。「混合診療になるので断ります」「原則、血液型を調べる必要があるのは輸血が必要な場合に限られている」といったコメントがあった。また、「保険診療として検査する」は7%。「術前検査の名目で検査している」というコメントが散見された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日日本自動車連盟(以下JAF)とSASサポートセンターは、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査が自宅でできるサービスを開始した。睡眠中に無呼吸の状態が何度も生じる睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)の潜在的な患者は、国内で200万人以上といわれる。高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの合併症を引き起こすリスクが高くなるため、早期発見・早期治療が重要になっている。また、症状のひとつに「日中激しい眠気におそわれる」ことがあり、運転中に重大な交通事故を引き起こしてしまう可能性も高いことから、JAFではSASサポートセンターの協力を得て自宅で簡単に検査できる「SASスクリーニング検査」を開始した。このほどサービスを開始する「SASスクリーニング検査」は、まず自宅に検査機器、問診票等を送付。機器を装着し、指先のセンサーで睡眠中の動脈血の酸素量をモニタリングすることにより、簡易的に判定ができる。その後、検査機器、問診票等を返送すると、約1カ月で自宅に検査データが郵送で届く。検査データは専門医(平田恭信医学博士・東京大学医学部附属病院)が分析・評価・総合判断したもので、要検査判定の場合は医師による紹介状が同封されるとのこと。検査費用(JAF会員優待価格)は4,800円(税込み)。検査機器送料、および代引き手数料は別途必要。※睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)とは、医学的には呼吸が10秒以上停止する無呼吸の状態が一晩の睡眠中に30回以上生じるか、1時間あたり5回以上生じ、かつ自覚症状(苦しくなって起きる)を伴うものをいう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日