オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイルら実力派キャストが集結する、テリー・ジョージ監督(『ホテル・ルワンダ』)の最新作『THE PROMISE/君への誓い』が、2月3日(土)より公開。この度、本編とともに監督&キャスト陣が本作について語る特別映像がシネマカフェに到着した。本作は、“20世紀最初のジェノサイド”と呼ばれるアルメニア人大量虐殺事件を題材に、知られざる悲劇の最中、壮絶な人生を生き抜いた男女3人の物語を描き出したヒューマンドラマ。今回到着した映像では、ジョージ監督は「普通の人々がどうやって激動の時代や悲惨な状況に対応し、偉大さを見つけていくのかを描きたかった」と思いを明かし、「どのように生き残り、どれほどの人が死に、何人が逃げおおせたか、それを知ることが重要」と述べている。本作は「アルメニア人に対する、トルコの冷淡で野蛮で無慈悲な態度を描いている」と語ったのは、大使役のジェームズ・クロムウェル。また、主人公の医学生、ミカエル役のオスカー・アイザックは、「日々、世界のどこかで残虐行為が起こっている」とコメント。知られざる虐殺の実情を世界へ伝えるという信念を貫く、AP通信のアメリカ人記者クリス役を演じたクリスチャン・ベイルは、「歴史から学ばなければ何度でも起こるだろう。人は常に真実を求め、二度と起こらないように、それを忘れないことだ」と呼びかけ、また「グロテスクな暴力を描くことなく、人間の希望と立ち直る力を伝えている」と、より多くの人に観てもらえるように描かれていると説明。そして、今作に観客は衝撃を受けるはずと話すクリスチャン。「感動し、胸に迫る、いままで考えもしなかったことを考える新しい体験になるだろう」と熱く語っている。『THE PROMISE/君への誓い』は2月3日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日平均年齢は22.73歳、平均身長178.5cm!オスカープロモーションから若手男子30人による新エンターテインメント集団“男劇団 青山表参道X”が誕生。副リーダーである塩野瑛久さんの内に秘めた決意とは?メンバーから嫌われたって構わない。壁をぶち壊していくのが僕の役目。個々で活動してきたので、不安がないわけではありません。でも、30人でどんな化学反応が起きるのか、楽しみの方が強いですね。この集団で古株の栗山航くんと僕はずっと「男性なのにオスカー?」と不思議がられてきたので、劇団結成によって「オスカーに男性あり」ってことを知らしめたいです。僕、他の29人に嫌われてもいいと思ってるんですよ。全員が同じ志で最高のものを作るために、副リーダーとして言うべきことはハッキリ言うつもり。壁が立ちはだかる時が来るかもしれない。それでもぶち壊していくことが、与えられた役目だと思ってます。役者としての目標は、3大映画祭で賞を獲ること。表現の領域でだけは、誰にも負けたくないですね。プライベートでは、よく掃除してます。掃除用具に目がなくて、ドラッグストアに行ったら2~3時間平気で見ちゃうんです。こんな自分でいいなら女の子とも行けるけど、きっと呆れられちゃいますよね(笑)Q1. あなたのチャームポイントは?A1. 身内が言うのもなんですが、かっこいいおじいちゃん譲りの鼻。Q2. 僕と付き合ったらこんないいことがある!A2. 理詰めで所作の必要性を説き、品のある女性にして差し上げます。Q3. 自分を動物にたとえると?A3. 飼っているのは犬なんですけど、僕の性格は猫かな。気まぐれです。Q4. もしも何かひとつ願いが叶うなら?A4. 腹いっぱい菓子パンを食べたい。普段は体重管理で我慢してます…。Q5. 理想の休日の過ごし方は?A5. 乗馬、殺陣、習字、日舞と、芝居に活かせる習い事をやりまくる!1995年1月3日生まれ、東京都出身。’13年、『獣電戦隊キュウリュウジャー』に出演。映画『ちょっとまて野球部!』が’18年1月27日公開。実家がクレープ屋さんで自身も作れる。パンツ¥14,000(アメリカンラグ シー/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店 TEL:03・5366・5425)その他はスタイリスト私物30人の平均年齢は22.73歳、平均身長178.5cm。グループ名の「青山表参道」は、所属事務所のオスカープロモーションゆかりの地。早くも12月25日、ファーストファンイベントが開催される。昼夜公演とも発売後すぐに完売するほどの人気ぶり。「イブは大切な人と、クリスマス当日は僕らと過ごしてくれたら」と塩野瑛久さん。来年は6月に本公演も控えるなど、30人を見られる機会がどんどん増えそう。メンバーは栗山航、塩野瑛久、西銘駿、飯島寛騎、村上由歩、小沼将太、仲田博喜、宇野結也、定本楓馬、水江建太、中村嘉惟人、岡宮来夢、田中ジョシュア、池上翔、新井裕介、春口尚人、依田啓嗣、西脇大河、山本学、守谷駿、長田翔恩、明珍隼人、立花裕大、沢柳健、湯本健一、佐々木駿、土居秀士、沖津海友、辻憲斗、岩田知樹。※『anan』2017年12月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・和田しづか取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2017年12月23日ナチスのホロコースト以前に150万人が犠牲となった“知られざる悲劇”、アルメニア人大量虐殺事件に翻弄される男女の運命を描く『THE PROMISE/君への誓い』(原題:THE PROMISE)が、2018年2月3日(土)より日本公開されることが決定。主演のオスカー・アイザックに、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイルが顔を揃えるポスタービジュアルと予告編が到着した。オスマン・トルコの小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエルは、医学を学ぼうと首都イスタンブールの大学に入学。フランス帰りのアルメニア人女性アナと惹かれ合うが、彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスがいた。やがて、第1次世界大戦開戦とともにアルメニア人への弾圧が強まり、ミカエルは強制労働に送られてしまう。からくも脱走し、故郷に向かったミカエルは、アルメニア人に対して虐殺が行われている現実を目撃する。一方、クリスはトルコの蛮行を世界に伝えようと奔走し、アナも行動を共にする。それぞれの信念のもとに激動の時代を生き抜いた3人。ミカエルとアナ、クリスの愛の行方は?そしてアルメニア人たちの命運は――?この“20世紀最初のジェノサイド(大量虐殺)”に真正面から向き合ったのは、『ホテル・ルワンダ』でルワンダ虐殺の真っ只中に人命を救うために尽力したホテルマンの実話を描いた名匠テリー・ジョージ。同作は、日本での劇場公開を求める署名運動まで巻き起こった。今回も再び知られざる史実に光を当て、悲劇を前に葛藤する人間の姿を描き出す。また、歴史的惨劇の中で生じた狂おしくも切ない3人の男女のラブストーリーであり、正義を貫き通した人々のヒューマンドラマである本作。主人公の医学生ミカエル役で、ナイーブな魅力を発揮するのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』まで、規模の大小を問わず大活躍を続けるオスカー・アイザック。彼の運命の女性アナには、『イヴ・サンローラン』『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』など、カナダ出身でフランスを拠点に活動するシャルロット・ルボン。そして人道派のジャーナリスト、クリスを『ダークナイト』三部作で知られ、『ザ・ファイター』ではオスカーを受賞したクリスチャン・ベイルが演じ、存在感を示している。いずれも本作の切実なテーマに共鳴し、豪華共演が実現。さらにフランスからジャン・レノ、アメリカからジェームズ・クロムウェルと大ベテランの名優が参加。それぞれに実在のフランス海軍提督とアメリカ外交官を演じている。本作で描かれるアルメニア人の苦難は、現在のトルコ政府が“虐殺の事実を認めていない”ことから、政治的タブーとして表立って語られることが少なく、多くの人にとって“知られざる歴史”であり続けてきた。世界中で内戦や民族紛争などがいまだ絶えない現在、100年前の真実を、受けてとめて。『THE PROMISE/君への誓い』は2018年2月3日(土)は新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月02日今年『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演女優賞を受賞し、オスカー像を獲得したエマ・ストーンがジミー・キンメルから届いた“予期せぬプレゼント”について「People」誌に語った。ジミーは今年のアカデミー賞授賞式で司会を務め、高い評価を得たことから、来年も司会に決定している。「ジミーは私のオスカー像に、ゴム製の下着のようなものを送ってきたの。だからオスカー像は白いブリーフをはいているのよ」とエマ。「ジミーは『きみの家で、きちんとした身なりでいてほしいんだ』って言っていたわね」。その、ゴム製の白いブリーフをはいた黄金のオスカー像をどこに保管しているのかと聞かれたエマは、最も大切な人に預けていると明かした。「ママがしっかりと預かってくれているわ」。ジミーがこの下着を贈った相手はエマだけなのか、あるいは主演男優賞のケイシー・アフレックや助演女優賞のヴィオラ・デイヴィスにも贈ったのかが気になるところ。作品賞が誤発表されるという前代未聞の大ハプニングが勃発した今年のアカデミー賞。それをうまくまとめたジミーが、来年はどんな司会ぶりを見せてくれるのか。また、来年も受賞者にオスカー像の下着を贈るかに要注目。(Hiromi Kaku)
2017年09月15日中央がオスカー(写真:Album/アフロ) 『ゴーストバスターズ2』(1989)で、シガニー・ウィーバー演じるデイナの息子オスカー役を務めたヘンリー・“ハンク”・デュッセンドルフが6月14日に自殺していたことがわかった。 「オスカー」にピンと来なくとも、大魔王ヴィーゴを復活させるための依り代として誘拐されてしまう赤ちゃん、と聞けば思い出す人も多いのではないだろうか。劇中では幼児の長時間撮影を避けるため、ヘンリーとウィリアムの双子が交互に登場していた。 28歳で兄弟を失ったウィリアムによると、ヘンリーは2008年から双極性障害と統合失調症を併発した統合失調感情障害を患っていたという。幻覚、抑うつ、躁状態に日々苦しみながらも、双子で格闘技スクールを経営していた。当局は死因を自殺と断定している。
2017年06月22日米倉涼子、上戸彩ら数多くの人気女優を輩出してきた芸能事務所・オスカープロモーションが、「宇宙戦略プロジェクト 宇宙事業開発本部」を発足したことが22日、発表された。宇宙産業をサポートする事業は、業界初の試みだという。同グループは1970年に設立され、「美文化の創造」を企業理念に事業を展開。現在では、女優・歌手・タレント・モデル・アーティストなど、7,500人が所属するアジア最大規模の総合エンターテイメント企業として地位を確立した。テレビ全盛の1980年代には、後藤久美子をイメージキャラクターに「第1回全日本国民的美少女コンテスト」を開催。2014年の第14回大会まで国内コンテスト応募総数1位を記録し、30周年となる今年は第15回が開催される。インターネットの創世記といわれる1995年には、業界初となる公式ホームページを開設。光ファイバーを使ったネットワークシステムをいち早く導入し、ネットオーディションや動画配信の実験を行うなど、タレントコンテンツのために技術進歩を先取りしてきた。業界を牽引してきたオスカーの次なる一手は「宇宙」。具体的な計画は明かされていないが、同社によると「今後、国際宇宙ステーション内や、発展していく次世代の宇宙関連輸送機(宇宙エレベーター、宇宙旅行船)や宇宙ホテルなど宇宙空間におけるエンターテイメントコンテンツの充実を図ることは今後早急に必要なものと考えられます。宇宙旅行などが現実となる今、無重力による宇宙において、健康や体型を維持していくようなエクササイズも医学的に必要不可欠と言えるでしょう」。そこには、どのような思いがあるのか。同社は「いつの時代も空想から未来は生まれます。空想からは科学だけでなく多様な文化や未来が生まれております。空想力で未来を切り開いていくことこそ、エンターテイメント企業である私たちの使命」とした上で、「確実に身近となってきているテーマを、今後のオスカーグループの事業展開として積極的に取り組んで参りたい」「地球にとどまらず宇宙に広がる『美文化の創造』と、今後訪れるであろう宇宙時代の未来に向けた『人的ソフト戦略』を軸に、宇宙ビジネスを大きくサポートし、宇宙産業との様々なコラボレーションを図って参ります」と、表明している。
2017年03月22日唯一無二のオスカー俳優デンゼル・ワシントンが製作・監督・主演を務め、第89回アカデミー賞4部門にノミネート、見事ヴィオラ・デイヴィスが助演女優賞を受賞した家族の物語『フェンス』(原題:Fences)。このほど、早くも6月7日(水)よりブルーレイ&DVDにてリリースされることが決まった。1950年代の米ピッツバーグ。トロイ・マクソンは、妻ローズと息子のコーリーと暮らしている。彼はかつて野球選手だったが、人種差別によってメジャーリーガーへの夢を絶たれ、いまでは清掃車の作業員として働き、苦しい生活を送っていた。ある日、コーリーがアメフトのスカウトマンに見出され、NFLを目指す大学推薦の話が舞い込んでくる。しかし、トロイは進学に反対、夢を見過ぎたと責め立て、家の裏庭のフェンス作りを強制的に手伝わせる。息子の夢を完全に潰してしまったトロイ。親子関係に亀裂が走り、2人を見守っていたローズとも激しく衝突することになるが…。本作は、ピューリッツァー賞を受賞したオーガスト・ウィルソンの戯曲を、2度のオスカーに輝くデンゼルが舞台版と同じ主人公トロイ役で主演、製作、監督を務めた話題作。親子の壁、夫婦の愛憎、アフリカ系アメリカ人の愛と葛藤を鮮烈に描いた、いまこそ語られるべき家族映画の傑作として話題に。第89回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞にノミネートされたほか、計144部門ノミネート、45部門受賞を誇り、賞レースを席巻。デンゼルは全米俳優組合(SAG)賞主演男優賞を初受賞、妻ローズを熱演したヴィオラは3度目のノミネートで初のオスカーを手にした。トロイが作ろうとする家を囲む“フェンス”が象徴するのは、家族という自分の居場所。夫と妻、そして父と息子との間に生まれる“壁”がもたらす分断と距離に緊張しながらも、ラストには深い感動と余韻が待ち受ける。また、本作は「母」を描いた映画であることにも注目。ときに静かに見守り、ときに強く思いを主張し、そして誰よりも家族のためを思ってきた、妻であり母であるローズ。ヴィオラがそんな母親像を圧巻の演技で体現する。『フェンス』は6月7日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2017年03月17日2015年、2016年と、2年連続して俳優部門にノミネートされた20人がすべて白人だったことから「白すぎるオスカー」と批判を浴びたアカデミー賞。昨年は、スパイク・リー監督やウィル・スミスが授賞式へのボイコット宣言をするまでの騒動となり、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会長シェリル・ブーン・アイザックスが選考委員の見直しを行った。白人・男性・年配者がほとんどを占めていた選考委員に多様性が見られるようになり、今年のノミネーションにもその結果が反映されたようだ。黒人俳優が軽視されているとして、授賞式をボイコットしたジェイダ・ピンケット=スミスは、今年のノミネーションを見て満足しているという。「最高な気分よ。見るに美しい結果よね」「今年は素晴らしい作品がそろっているの。『Hidden Figures』(原題)や『Fences』(原題)、『ムーンライト』のような作品が認められたのはすごくうれしいわ。今朝(ノミネーションを知って)誇らしい気分になった」と「Variety」誌に喜びを語っている。また、アーティストの声は影響力があるため、今後も自分たちが声を上げていく責任があるという黒人俳優としての使命感も語った。(Hiromi Kaku)
2017年01月25日第88回アカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが9月29日(木)、都内で行われた出演作『ジェイソン・ボーン』のPRイベントに出席。オスカー受賞に加え、数々の話題作に出演し、まさに“最旬女優”の冠がふさわしいアリシアが初来日を果たした。以前から親日家を公言し、初来日を心待ちにしていたアリシアのために、この日は緑豊かな日本庭園をのぞむ八芳園白鳳館でイベントを開催。一方、アリシアも「日本庭園のイメージに合わせた」という「アーデム(ERDEM)」のワンピースに身を包み、「私がいままで経験した記者会見で、最も美しい場所ね」とすっかりご満悦だった。マット・デイモンが主演し、アクション映画の歴史を刷新した『ボーン』シリーズ待望の最新作『ジェイソン・ボーン』で、アリシアはボーンを追い詰めるキャリア志向の若きCIAエージェント、ヘザー・リーを演じた。「若くして巨大組織で頭角を現すだけに、非常に優秀だけど、ミステリアスだし、どんな倫理観を持っているのか捉えがたい女性なの。野心家で一匹オオカミなタイプね。私も自分なりに向上心はあるつもりだけど、ヘザーに比べるとオープンマインドな性格だと思うわ」(アリシア)。もともと大ファンだったという『ボーン』シリーズの魅力は、「スパイアクションの分野に、フレッシュな要素と同時代性を盛り込んだ点」だといい、「今回は生活から戦争まで、あらゆる面で影響を及ぼすテクノロジーの進歩を題材に、プライバシーと治安のバランスを描いている」。念願の共演を果たしたデイモンについては、「第一線のスターでありながら、地に足がついていて、心から演技を愛している。仕事に全てをぶつける勤勉さに多くを学んだわ」と敬意を示していた。イベントには“最も旬で、天使のように美しい”アリシアにちなみ、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司とたかしが来場。10月3日に誕生日を迎えるアリシアのために、誕生花である紅葉柄の和傘をプレゼントした。これに大喜びのアリシアは、斎藤さんの持ちギャグ「斎藤さんだぞ」をマネし、「アリシアさんだぞ」と自己紹介するお茶目な一面も見せてくれた。『ジェイソン・ボーン』は10月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月29日ジェームズ・マカヴォイにマイケル・ファスベンダー、ニコラス・ホルト、さらに最強の敵アポカリプスを演じるオスカー・アイザックら、人気海外俳優たちが一挙に集結する『X-MEN:アポカリプス』。本作で巨大なメタリックの翼がひと際目を引くミュータント、エンジェルを演じているのが、英国の新鋭俳優ベン・ハーディだ。そのイケメンぶりと肉体美には、早くも注目が集まっている。若きX-MENたちと最古最強のミュータント、アポカリプスとのシリーズ最大級の戦いを描き出す本作。アポカリプスは堕落した人類を正すため、“黙示録の四騎士”と呼ばれる4人のミュータントを召集し、地球滅亡を企てる。マイケル演じるマグニートーをはじめとする四騎士の中で、巨大なメタリックの翼を持つ“イケメン天使”がエンジェルだ。金髪のモヒカンヘアーと、惚れ惚れする肉体を持つこのキャラクターを演じたのは、本作が長編映画初出演となる英国人俳優ベン・ハーディ。彼はこのエンジェルを演じるため、あのヒュー・ジャックマンも行った過酷なワークアウトに挑み、役作りをしたという。ロンドンの舞台で経験を積み、BBCのドラマシリーズ「EastEnders」で一躍注目を集めたベン・ハーディ。俳優のかたわらモデルとしても活躍し、鍛え上げられたボディを披露している。もともと自慢の肉体美を持つ彼だが、今回のエンジェルがファンから大きな期待を集めているキャラクターだと知り、「できるだけ超人に見えるように」と、さらなる肉体改造を行ったのだ。その方法が、ヒューの代名詞・ウルヴァリンを作り上げたワークアウト。ヒューは、この『X-MEN』シリーズ屈指の人気キャラクターを15年以上にわたって演じているが、野獣のような超人的肉体に近づくため、1日2回のトレーニングを週4日こなし、1日6,000カロリーの食事(成人必要摂取量の約3倍)で、なんと3週間で10kgもの筋肉を増量させたという。そんなヒューを見習ったベンは、彼を超える週6日のトレーニングに挑んだ。さらに、このエンジェルは俊敏さと反射能力、飛行能力を持つキャラクターであるため、複雑なワイヤー・アクションも必須。空を飛びながらのアクションは想像を超えるものだったという。ベンは「過酷すぎるアクションにめまいを起こしそうだった」と明かしながらも果敢に演技をこなし、エヴァン・ピータースやタイ・シェリダン、コディ・スミット=マクフィーといった若きX-MENチームにも負けない強い印象を残している。注目の新人俳優ベン・ハーディが、過酷な役作りを経て熱演したエンジェル。より一層の磨きをかけた肉体美で魅せるキャラクターの活躍を、劇場で確かめてみて。『X-MEN:アポカリプス』はTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて3D/2D同時公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月11日オスカー・アイザックが、スティーヴン・スピルバーグの新作に主演することがわかった。タイトルは『The Kidnapping of Edgardo Mortana』。物語の舞台は1858年のイタリア。洗礼を受け、キリスト教徒として育てられたユダヤ人の少年が、政治的争いに巻き込まれていくという物語らしい。アイザックの役柄はわかっていない。共演はマーク・ライランス。小説の映画化作品で、脚本はトニー・クシュナーが手がけた。その他の情報スピルバーグの次回作は、SFスリラー『Ready Play One』で、今作はその次に作られることになる。撮影は来年最初の四半期にスタートする予定だ。『Ready Play One』には、ライランス、サイモン・ペッグなどが出演する。アイザックは最近、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『エクス・マキナ』などに出演。『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランドの新作『Annihilation』を撮り終えたところだ。文:猿渡由紀
2016年07月19日ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらおなじみキャストに、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザック、「ゲーム・オブ・スローンズ」のソフィー・ターナー、『ダーク・プレイス』のタイ・シェリダンなど、注目俳優が集結する『X-MEN:アポカリプス』。このほど、最強の敵アポカリプスに挑むX-MENの様子や、さらなる真実が明かされる最新予告編映像と、ポスタービジュアルが解禁となった。すべての始まりは、紀元前3600年。歴史上で最古のミュータント、アポカリプス(オスカー・アイザック)は、堕落した文明を滅ぼす“神”として君臨していた。アポカリプスは、ミュータントの力を吸収することで最強となるが、裏切り者の手によって古代エジプトのピラミッドの中に封印されてしまった…。時は移り、1983年、その眠りは覚まされた。核兵器開発など人類の堕落を知ったアポカリプスは、マグニートー(マイケル・ファスベンダー)をはじめ4人のミュータント=“黙示録の四騎士”を召集し、世界を“浄化”しようとする。プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)やミスティーク(ジェニファー・ローレンス)が率いる若きX-MENは、彼らとの戦いを強いられるが、強力なテレパシーを手に入れたいアポカリプスが、プロフェッサーXまでも連れ去ってしまう。最古最強の“神”アポカリプスを倒すためには、X-MEN全員のパワーを結集させなければならなかった――。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』から連なる3部作の完結編となる本作。『X-メン』からシリーズを手がけてきたブライアン・シンガーが監督を務め、このトリロジーに幕を下ろす。今回到着したポスタービジュアルからも、プロフェッサーXを中心にX-MENたちが、それぞれのパワーを駆使しながら最強過ぎる敵に対して団結している様子が見て取れる。さらに映像では、アポカリプスの降臨やシリーズ最大級の決戦の様子だけでなく、クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)が「マグニートーは俺の父さんだ」と衝撃の告白をするシーンも!そして、サイクロップス(タイ・シェリダン)とジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)が“助っ人”と呼んだ男の拳からは、なんと、あの見え覚えある爪が!?ウルヴァリンの本作への登場については世界中でうわさされているが、最強の神を前に参戦することになるのか、未だ詳細は謎に包まれている。空前のスケールで完結をみせる『X-MEN』ワールド。シリーズ集大成にふさわしい激戦とドラマの行方に期待していて。『X-MEN:アポカリプス』は8月11日(木・祝)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて3D/2D同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月17日俳優のレオナルド・ディカプリオが、オスカー像をレストランに置き忘れて帰りそうになったのだという。先月28日に行われたアカデミー賞で悲願の主演男優賞を獲得したディカプリオだったが、ハリウッドのレストラン、アゴにそのオスカー像を忘れたまま車に乗り込む様子をウェブサイトTMZが動画でおさめていた。その動画の中ではある男性がオスカー像を急いでディカプリオに手渡しながら「これも一緒に連れて行きたいんじゃないの?」と聞くとディカプリオは落ち着いた様子で「そこにいるダンに渡してくれるかな」と返答している。ディカプリオはアカデミー賞授賞式後、ガバナーズボールとヴァニティ・フェアのアフターパーティーに参加し、その後、友人たちとお祝いを続けるためにアゴに向かうことにしたようだ。ある目撃者はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄に「レオは男友達たちと一緒にいましたよ。男だらけでしたね」とコメントしている。ルーカス・ハースやトビー・マグワイア、チャック・パチェコ、ヴィンセント・ラレスカ、『レヴェナント蘇えりし者』のプロデューサーであるアーノン・ミルチャン、クラブオーナーのリッチー・アキヴァ、母イルメリン・インデンバーケン、父ジョージ・ディカプリオ、義母ペギー・ディカプリオらがそのグループに参加していたそうだ。前述の関係者は「数人の男性たちはソファーの上に立ちっぱなしで、オスカー像を持ち上げたりみんなで手渡してみたりしていましたね」と続けていた。(C)BANG Media International
2016年03月02日米西海岸時間28日、アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞すると、1分あたり40万ものツィートが飛び交ったことがわかった。これはオスカー史上、最高の数字。これまでの記録は2014年、ホストを務めるエレン・デジェネレスが、ほかのセレブと写真を撮った瞬間だった。ディカプリオの受賞の次に多かったのは、『スポットライト 世紀のスクープ』の作品賞受賞が発表された瞬間だったという。その他の情報ディカプリオのオスカーノミネーションは、これが5度目。過酷な状況で、せりふも非常に少ない中、見事に感情表現をしてみせた『レヴェナント:蘇えりし者』で、ついに受賞するだろうと、多くの業界関係者が見ていた。受賞スピーチでディカプリオは、感謝の言葉に加えて、地球の環境を守るために行動を取るべきだというメッセージを送った。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー文:猿渡由紀(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2016年03月01日ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスら人気実力派キャストが多数集結する世界的ヒットシリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』の日本公開が、8月に決定!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザックが演じる、世界を終わらせる“神”=アポカリプスが降臨する予告編映像とポスタービジュアルが到着した。舞台は、前作『X-MEN:フューチャー&パスト』から10年後の1983年。文明の誕生以前から“神”として君臨していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ます。人間の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、新たな秩序をもたらそうと、マグニートーら強力なミュータント4人“黙示録の4騎士”を率いる。その流れを危険視したのはミスティーク、プロフェッサーX、サイクロップス、ストームらの若きX-MENたち。最強の存在アポカリプスをめぐり、X-MENのかつてないバトルが始まった――。過去5作の『X-MEN』シリーズを締めくくる集大成といわれる本作。これまで一切明かされてこなかったアポカリプスのビジュアルとストーリーの一部が、ポスタービジュアルと予告編から明らかにされている。その史上最強のミュータント、アポカリプスに扮するのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のポー・ダメロン役で人気急上昇のオスカー・アイザック。さらに、マグニートーを演じる『スティーブ・ジョブス』のマイケル・ファスベンダー、ミスティークに扮するオスカー女優ジェニファー・ローレンスのほか、ビースト役のニコラス・ホルト、クイックシルバー役のエヴァン・ピーターズ、若きジーン・グレイ役のソフィー・ターナーらの姿も確認できる。さらに映像の最後には、ジェームズ・マカヴォイが、パトリック・スチュワートが演じてきたプロフェッサーXと同じような姿となって映し出されていることにも注目。メガホンを取るのはもちろん、シリーズに大成功をもたらしたブライアン・シンガー監督だ。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』に続いてプロデューサーを務めるサイモン・キンバーグは、「シリーズの中で最大の作品になるよ。これまでにないような大胆な設定で、世界全体が破滅の危機にさらされるという物語なんだ。そして、シリーズ中最高の感動作になると思う」と自信のほどを明かす。ついに明かされるX-MEN結成の秘話と、ミュータントの始祖にして最強を誇る太古の神・アポカリプスの降臨…。終末の予言を意味する“黙示録”は現実となり、現代文明は終わりを迎えてしまうのか?空前のスケールで完結をみせる『X-MEN』ワールドを、この映像から確かめてみて。『X-MEN:アポカリプス』は8月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日過去に個人で2つのアカデミー賞を受賞しているケイト・ブランシェットがさらなるオスカーの期待がかかる主演映画『キャロル』を携えて来日。1月22日(金)に開催されたジャパン・プレミアに出席しファンの声援に応えた。ケイトの主演女優賞、ルーニー・マーラの助演女優賞をはじめとするアカデミー賞計6部門にノミネートされた本作。いまよりもずっと性的マイノリティへの世間の圧力が強かった1950年代にニューヨークで出会い、互いに惹かれ合っていく2人の女性のドラマを魅惑的に描き出す。ケイトが映画のプロモーションで来日するのは意外にも今回が初めて。劇場内のレッドカーペットに黒いシックなドレス姿のケイトが登場すると、会場は拍手と歓声に包まれ、会場のあちこちでフラッシュが焚かれる。ケイトは観客の声援に手を振り、握手の求めに丁寧に応じながら壇上へと進んだ。オスカーノミネートについて会場から祝福の拍手がわき上がるとケイトは「ありがとうございます」と微笑む。特に共演のルーニー・マーラとのWノミネートに言及し「この映画は2人の女性とその間にある“愛”を描いた作品であり、ルーニーとのノミネートが何より嬉しいです」と語った。同性愛を描いた内容に関しては「1950年代において、同性愛は犯罪的な行為。原作のパトリシア・ハイスミスは“クライムサスペンスの女王”と呼ばれた作家ですが、ここで描かれる犯罪は、銃によるものでも殺人でもなく、愛そのものです」と語る。ルーニーとのラブシーンについても「(男女で)ちょっと細かいところが違ってくるでしょ(笑)?」と冗談めかしつつ「結局のところ、愛は愛なんです!」と客席に向かって力強く語りかけた。この日は、ゲストとして寺島しのぶが着物姿で登場。「女優として尊敬している」というケイトに花束を手渡した。寺島さんは過去に本作と同じヘインズ監督の下でボブ・ディラン役で男性まで演じたことのあるケイトに「今度は何の役をやったら新しい自分を見つけられると思いますか?」と質問。ケイトはしばし思案し「相撲の力士の人生はどうかしら?」と軽妙な答えで笑いを誘っていた。改めて作品について寺島さんは「夢のような美しい映画です」と称え、ケイトは「私たちは愛でこの映画を作りました」と語り、最後まで会場は温かい雰囲気に包まれていた。『キャロル』は2月11日(祝・木)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月23日演技部門の候補者20人が2年続けて全員白人であることに批判が高まる中、マイケル・ムーアもオスカーのボイコット運動に参加するつもりであることを表明した。Thewrap.comに対して語ったもの。その他の情報批判は、アメリカ時間先週木曜日のノミネーション発表直後から起こったが、マーティン・ルーサー・キング・Jr.の生誕を祝う祝日である18日、スパイク・リーとジェイダ・ピンケット=スミスが、ボイコットを宣言し、大きなニュースとなった。リーも、声明文で、アカデミーの会長であるシェリル・ブーン・アイザックや、今年のホストに選ばれているクリス・ロック、プロデューサーのレギー・ハドリンに敬意を表しているが、ムーアも「アイザックらは、この状況を直そうと本当に努力している」と認めている。それでも「2年連続で40人の候補者が全員白人というのは狂っている。僕はスパイクやジェイダがやっていることに自分も名前を貸したい」とコメントした。文:猿渡由紀
2016年01月20日『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝いたオスカー女優ヒラリー・スワンクが23日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の来日記念イベントに登場した。10年ぶりに来日を果たしたヒラリーは、新宿ピカデリー1Fに敷かれたレッドカーペットに胸元の開いたミニスカドレスで登場し、待ち構えていた日本のファンが「ヒラリー!」とサインを求めると快く対応。そして、「日本にまた戻って来られてワクワクしています。東京は大好きです!」と笑顔であいさつし、彼女の大ファンという黒木メイサから花束が贈られた。その後、ヒラリーと黒木は劇場内でトークイベントを実施。ヒラリーは、今回の来日でどこかに出掛けたか聞かれると、「歌舞伎を見ました。衣装もお芝居もすごくて、こんな息を呑むようなびっくりするのは初めてでした!」と興奮気味に語り、「渋谷、箱根にも行き、ハイキングや森林浴を楽しみました。また、日本の文化や、温かく迎え入れてくれるみなさんに感動しました。そして日本食がおいしい!」とうれしそうに続けた。また、プロデュースも務めた同作について、「力強い友情と愛情の話。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気を通して、これまで別の世界にいた2人が友情を育んでいくということを説いていくストーリー」と紹介。黒木から「体が動かなくなっていく役を演じるにあたって意識したことは?」と聞かれると、「一番難しいのは舌が動かなくなるシーン。のど一つで発声しないといけない。観客に自分の言葉をわかってもらいつつも、リアルに演じる…バランスが難しかった」と答えた。また、「役作りをするにあたってALSをわずらっている患者にお会いし、どういった感情の軌跡があったのか、どんな苦しみがあったのか、みなさんパーソナルな話をしてくれました」と明かし、「みなさんのストーリーを代弁しているんだという気持ちで役を演じた」と語った。
2015年10月23日来年2月28日に行われる第88回アカデミー賞の司会者が、クリス・ロックに決まった。ロックがオスカーのホストを務めるのは2度目。2005年に彼が初めてホストを務めた時は、あまり評判が良くなかったが、ニール・パトリック・ハリスがホストした今年のオスカーの視聴率が過去6年で最低だったことを受けて、プロデューサーは、新鮮さを求めたようだ。ロックは、「オスカーの司会をさせてもらえるのはうれしい。また戻れて最高の気分だ」とコメントしている。『サタデー・ナイト・ライブ』に長年レギュラー出演をして人気を集めたロックは、その後、コメディアンとして活躍するほか、コメディ映画の監督や、ドキュメンタリーの製作も手掛けている。最新作は、監督、脚本、主演を兼任した『Top Five』。文:猿渡由紀
2015年10月22日“犯罪が最も多かった”1981年のニューヨークを舞台に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザックと、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインが夫婦役を演じる社会派ヒューマンドラマ『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』。実は、このハリウッド屈指の演技派2人は演劇学校時代の同窓生で、本作で10年来の初共演の夢を実現させていることが分かった。今日も不穏な事件のニュースで1日が始まる1981年のニューヨーク。一代で築き上げたオイルカンパニーの社長として、脇目も振らず働いてきたイタリア系移民のアベル・モラレス(オスカー・アイザック)は、人生を賭けた大切な契約の日を迎えていた。ちょうどそのころ、アベルの会社で働くトラック運転手のジュリアン(エリス・ガベル)が襲われ、積荷のオイルごとトラックを奪われる。その後、何度も続く強奪事件に、ブルックリンのギャングを父に持つ妻のアナ(ジェシカ・チャステイン)は、「これは“戦争”よ」と親族に相談しようとするが、クリーンなビジネスが信条のアベルはキッパリと制止。一方、長らくアベルの会社に疑惑を抱いていた検事のローレンス(デヴィッド・オイェロウォ)は、ついに脱税と詐欺でアベルを告訴すること――。ハリウッドの次世代を担う旗手と称えられる『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』のJ・C・チャンダー監督が、危険なビジネスの現場で経営者が強いられる壮絶な危機とその葛藤を、全編、圧倒的な緊迫感で描いた本作。今回到着したのは、本作で初共演となったオスカー&ジェシカの対談の模様と、本編の一部を収めた特別映像。実はこの2人は、名門ジュリアード学院でともに演劇を学んだ同窓生。まずはチャンダー監督のファンだったジェシカが本作の脚本を読み、すぐに出演を快諾。『インサイド・ウーィン・ディヴィス 名もなき男の歌』で世界的に名が知られるようになる直前のオスカーを起用するよう、監督に熱心に持ちかけ、4ページにわたるメールを送ったという。映像では、学生時代から共演を願い、ずっと連絡をとり合ってきたという2人が、懐かしい学生時代の話から、初共演を果たした思いを笑顔で語り合っている。主人公の経営者アベルと、夫の成功を支えつつも家族を守りたい妻アナを絶妙な呼吸で演じた彼らが映像中でもふり返る、クライマックスの演技合戦は必見だ。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は10月1日(木)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ドリーマー理想の代償 2015年10月1日TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 PM/IN Finance.LLC
2015年09月30日『スターウォーズ/フォースの覚醒』の出演でも注目を集める実力派俳優オスカー・アイザックが主演を務め、24の映画賞に40ノミネート・6部門を受賞した『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』が10月1日(木)より公開される。このほど、80年代のニューヨークを舞台にした緊迫の社会派ヒューマンドラマに、俳優の坂上忍を始め、“成功とは何かを知る大人の男たち”から“共鳴”のコメントが到着した。1981年、犯罪と暴力が氾濫するニューヨークのオイル業界。クリーンなビジネスを信条に一代でオイルカンパニーを築きあげた移民のアベルとその妻アナ。事業拡大のため、ある土地購入の頭金として全財産を投入した直後、何者かの手によって、オイルを積んだトラックの強奪が相次ぎ、脱税による嫌疑、家族への脅威など、次々にトラブルがのしかかる。悪いうわさは一気に広まり、ついに銀行から融資を断られ、信頼していた妻との間にも亀裂が。刻一刻と破産が迫るなか、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走する――。『インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌』や『スターウォーズ/フォースの覚醒』などで、いま注目度&人気ともに急上昇中のオスカー・アイザックが主人公のアベル役を務め、妻アナ役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『インターステラー』のジェシカ・チャステイン、さらに、アベルを追い詰める検事役を『グローリー/明日への行進』のデヴィッド・オイェロウォと演技派が集結する本作。オイルビジネスの世界で経営者が強いられる壮絶な危機を、圧倒的クオリティと息もつかせぬ緊迫感で描き、本年度の映画賞を席巻。監督を、デビュー作『マージン・コール』とロバート・レッドフォード主演の『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』の2作品でハリウッドの次世代を担う旗手と称えられたJ・C・チャンダーが務めている。この、いまの世代にも通じるリアルな人間ドラマは、俳優の坂上さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎、映画監督の崔洋一といった、社会での酸いも甘いもかみ分け、“成功”とは何かを知る大人の男たちをすっかり魅了した様子だ。<コメント>・坂上忍(俳優)最も正しい道…。誰もが通りたくても、なかなか通れない道。でも、目指さなきゃいけない道。監督のブレが一切ない、信念の映画だ!・鳥越俊太郎(ジャーナリスト)アメリカン・ドリームという甘美な響き。しかし、現実は厳しい。正直一途な移民夫婦は会社経営で成功を夢見るが、危機が迫る!・崔洋一(映画監督)夢に漂う男と女。掌から溢れ落ちる雫はあまりにも切ない。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は10月1日(木)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ドリーマー理想の代償 2015年10月1日TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 PM/IN Finance.LLC
2015年09月28日オスカー・アイザックとジェシカ・チャステインが出演する映画『アメリカン・ドリーマー理想の代償』の特別映像が公開になった。犯罪統計史上最も犯罪が多かった1981年のニューヨークを舞台に、すべてを掛けて“夢”を掴もうとする者たちの姿を描いた力作で、特別映像では監督やスタッフたちが作品に対するこだわりや想いを存分に語っている。『アメリカン・ドリーマー理想の代償』特別映像本作の舞台になった1981年のニューヨークは、犯罪件数がとてつもなく多い危険な街だった。政治の腐敗は進行し、街の予算は削減され、犯罪は増加。白人たちは郊外に逃げ出していった。そんな中、移民のアベル(アイザック)は、一代で築き上げた富をすべて投じてユダヤ人の土地を購入しようとするが、アベルの会社のオイルが何者かに盗まれ、彼は窮地に立たされる。しかし、映像に登場するアベルは「いつも正しい道を選ぶ」と宣言。ブルックリンのギャングを父に持つ妻のアナ(チャステイン)は、兄に相談しようとするが、高潔なアベルはそれを制止する。しかし、アベルにさらなる試練が訪れ、彼は真っ当に生きるべきか迷いながら、破産を逃れるべく奔走し、一世一代の賭けに勝って夢を掴もうとする。移民、犯罪、そして善良な道から転落しようとする人物……出演者のデイヴィッド・オイェロウォが「往年のギャング映画を思い起こさせるが視点は異なっている」と語る通り、本作では“アメリカン・ドリーム”という普遍的なテーマを主軸に、ギャング映画のような刺激的なドラマを描き出す。監督を務めたJ.C.チャンダーは、本作を描くために1981年のニューヨークをスクリーンに再現し、観客を作品世界に没頭させる映像づくりにこだわった。撮影を手がけたのは『セインツ-約束の果て-』や『グローリー/明日への行進』を手がけたブラッドフォード・ヤングで、特別映像でアイザックは「彼の撮る画はすべてのレベルをあげてくれる。光の魔術師だ」とその手腕を絶賛する。ヤングは本作で赤みが強調された色彩でダイナミックに世界を描き出しており「時代の空気を表現するような正確にシャープにあの時代の腐敗を切り取りたかった」という。名優と呼ばれる出演者たち、重厚なドラマ、ダイナミックな映像、本作は映画ファンが注目すべきポイントの多い作品で、すでに24の映画賞で40もの部門の候補に挙がっている。『アメリカン・ドリーマー理想の代償』10月1日(木)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー(C)2014 PM/IN Finance.LLC. American-dreamer.gaga.ne.jp
2015年09月23日ベテランのオスカー女優ふたりが、トロントでパワフルな演技を見せている。「40歳を過ぎたら女優のキャリアは終わり」とつい最近まで言われ、今も「女優のためのおいしい役がない」と嘆かれる中、この2作品は、ハリウッドの常識を覆すものだ。その他の画像サンドラ・ブロック主演の『Our Brand Is Crisis』は、ボリビアの大統領選をめぐるドラマ。選挙を前に、支持率5位の候補者は、選挙運動のコンサルタントとして、アメリカ人ジェーン・ボディーン(ブロック)を雇う。しかし、現地入りしてからボディーンは、現在最有力の候補者がボディーンの宿敵である選挙運動コンサルタント、パット・キャンディ(ビリー・ボブ・ソーントン)を雇ったと知る。なんとしても勝ってみせると決意するボディーンは、国民に危機感を覚えさせるキャンペーン戦略を提案する。今作はもともと、ジョージ・クルーニーの主演を想定して進められた企画。だが結局、クルーニーは主演の座を『ゼロ・グラビティ』で共演したブロックに譲り、プロデューサーにとどまった。北米公開はアワード狙い作品の公開時期に当たる10月30日。ケイト・ブランシェット主演の『Truth』も大統領選が絡むが、こちらはジャーナリズムの世界を舞台にした実話。2004年の米大統領選を前に、CBSのニュース番組『60 Minutes』は、ブッシュの軍歴詐称を指摘する報道をし大反響を呼んだ。しかし、その特ダネはまもなくプロデューサーのメアリー・メイプス(ブランシェット)や、花形キャスターのダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)を苦境に追いやることになっていく。監督は『ゾディアック〈2007年〉』の脚本家ジェームズ・ヴァンダービルトで、今作が監督デビュー作となる。北米公開は10月16日。取材・文:猿渡由紀
2015年09月16日『マージン・コール』『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』の2作品でハリウッドの次世代を担う旗手と称えられるに至ったJ・C・チャンダー監督最新作『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』。昨年全米公開され、24の映画賞の40部門にノミネートされ、ナショナルボードオブレビューで作品賞、主演男優賞、助演女優賞を始め、ゴールデングローブ賞で助演女優賞ノミネート、ほか6部門に輝き注目を集めた本作から、この度、緊迫の予告編映像が公開された。1981年、NY。犯罪と暴力が氾濫するこの年に生き馬の目を抜くオイル業界で、クリーンなビジネスを信条にオイルカンパニーを築きあげた移民のアベルとその妻・アナ。事業拡大のために土地購入の頭金として全財産を投入した直後、彼の成功を阻止しようとする何者かの手によって、積荷のオイルの強奪、脱税による嫌疑、家族への脅威…次々にトラブルがのしかかる。悪いうわさは一気に広まり、ついに銀行から融資を断られ、信頼していた妻との間にも亀裂が。刻一刻と破産が迫る中、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走する――。主人公の経営者・アベルには『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』に出演し、2015年の注目作と言われている『スターウォーズ/フォースの覚醒』に新キャストとして抜擢された実力派俳優オスカー・アイザック。夫の成功を支えつつも家族を守りたい妻・アナには『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』、『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞に2度ノミネートされたジェシカ・チャステイン。さらに『グローリー/明日への行進』のデヴィッド・オイェロウォも出演している。今回公開された予告編では、“アメリカン・ドリーム”を叶えようとした実直な移民の青年実業家アベルが、成功一歩手前で奈落の底に突き落とされ、必死に這い上がろうとする緊迫の30日間を、垣間見ることができる。脚本、監督、製作を務めたJ・C・チャンダー監督は、本作について「僕の人生だって白黒はっきりした選択なんて、いままで一度もなかった。いつだってグレーだったんだ。そういうグレーな領域にこそ、人間を描き出すヒューマンストーリーは見つかるものだ。今回もそこを描いたつもりだ」と語っている。まずはこちらの予告編から、成功に指先がかかったアベルの夢が“悪夢”に変わる瞬間を目撃して。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は10月1日(木)TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月13日ブラジルのモダニズム建築の父、建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)の日本初の大回顧展「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が、10月12日まで東京都現代美術館で開催されている。同展では、オスカー・ニーマイヤーのほぼ1世紀に渡る建築デザインの活動を、図面、模型、写真、映像などによって紹介。代表作のひとつであるブラジル・イビラプエラ公園の30分の1の模型も、約500平方メートルのアトリウムの大型空間で展開している。オスカー・ニーマイヤーの日常や創造の秘密が見れる映像資料や、首都・ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示される。なお、会場は「SANAA」によって、ダイナミックでモダンかつ有機的な曲線でデザインされた。ブラジル国内の主要な建築の設計を手掛け、そのユニークな創造性で高い評価を受けたオスカー・ニーマイヤーは、過去にアメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数多くの賞を受賞。国民会議議事堂や大聖堂などの首都・ブラジリアの主要な建物設計を行った1950年代の国家の大プロジェクトにも参加している。【イベント情報】「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」会場:東京都現代美術館 企画展示室地下2階住所:東京都江東区三好4-1-1会期:7月18日~10月12日時間:10:00~18:00(7月~9月の金曜は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,100円、:大学生・専門学生・65歳以上800円:中高生 600円:小学生以下 無料休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日
2015年08月07日サンドラ・ブロックが主演する政治ドラマ『Our Brand Is Crisis』が、10月30日に北米公開されることになった。配給はワーナー・ブラザース。オスカー狙いのシリアスな作品は、投票者の記憶に新しく残るよう、10月末から12月の間に公開されることが多く、今作も、アワードシーズンでの検討が期待されているものと思われる。その他の情報映画は2005年のドキュメンタリー映画にもとづくもの。アメリカの政治キャンペーン戦略を描くものだ。監督はデビッド・ゴードン・グリーン、共演はビリー・ボブ・ソーントン。プロデューサーには、ジョージ・クルーニーも名を連ねる。ブロックは、2013年の『ゼロ・グラビティ』で、キャリア2度目のオスカーノミネーションを果たした。現在公開中の『ミニオンズ』(日本公開は7月31日)には、声の出演をしている。文:猿渡由紀
2015年07月27日クリスチャン・ベールとオスカー・アイザックが、『The Promise』で共演することになった。第一次世界大戦を舞台にした恋愛映画で、パリに駐在するアメリカ人記者と医学生が、ひとりの女性をめぐって展開する三角関係を描くもの。ベールは記者、アイザックは医学生を演じる。監督は『ホテル・ルワンダ』のテリー・ジョージ。ジョージは脚本の共同執筆もしている。撮影はこの秋、ポルトガルとカナリア諸島で行われる。ベールは現在、ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリングと共演する『The Big Shot』を撮影中。アイザックは『X-Men:Apocalypse』の撮影に入っている。文:猿渡由紀
2015年06月17日『ハンガー・ゲーム』シリーズ最終章の前編、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(6月5日公開)の新旧オスカー俳優が競演を果たした場面写真と、ジュリアン・ムーアのインタビュー映像が17日、公開された。今回公開された場面写真では、宿命のヒロイン・カットニスを演じるジェニファー・ローレンス、反乱軍を統率するコイン首相役のジュリアン・ムーア、反乱軍の指導者の一人となったプルターク役のフィリップ・シーモア・ホフマンというオスカー俳優3人が登場。ローレンスは『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞、ムーアは『アリスのままで』で本年度のアカデミー賞主演女優賞、そしてホフマンは『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。ローレンスは、ムーアとの共演について「彼女が、コイン首相役を演じると聞いたときはすごくエキサイティングで、信じられなかったわ。ジュリアンは名女優の一人だから、ものすごいことだと思ってね。直接会ってみると、さらに印象的で、共演はまるで夢のようだったわ」と興奮気味に語り、惜しくも『ハンガー・ゲーム FINAL』前後編が遺作となってしまったホフマンとの共演についても「本当にいい経験だったわ。尊敬する俳優の1人だったから、彼と共演できてすごく勉強になった」と振り返る。ムーアもローレンスに対して、「賢くて好奇心旺盛。でもある意味カットニスと感情面が似ている。そこが観客から好かれる理由の1つだと思う」と絶賛。このたび、ムーアが撮影現場でのローレンスや、作品への思いを明かしているインタビュー映像も公開された。『ハンガー・ゲーム』シリーズは、過去2作品が全世界で15.58億ドル(1,556億円)を超える大ヒットを記録したアクション大作。最終章では、打倒・独裁国家パネムのシンボルとして立ち上がった主人公カットニスの想像を絶する運命を、2部構成で描き出す。後編の『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』は11月に公開を迎える。TM&(C)2015 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
2015年04月17日今年のオスカー主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが出演するトルコの観光キャンペーンCMがお蔵入りすることになったようだ。『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアンは昨年、トルコ政府観光局による観光CMへの出演依頼を引き受け、撮影を済ませた。飛行機で旅行中の彼女が、子どもの頃にトルコを旅行したときのことを思い出すという設定だったが、仕上がりに観光局が満足しなかったという。オスカー女優の演技を観光局側は「下手」と判断したのだ。観光局側は撮り直しを求めたが、ロサンゼルスでの撮影にも関わらず、ジュリアンがこれを拒んだため、撮影したものを放送しないことに決めたと地元紙「Hurriyet Daily News」が伝えている。観光局の関係者によると、今回のキャンペーンCMには、ジュリアン以外にも30人以上の俳優が参加し、すでに撮影を終えている。ジュリアン側もトルコ観光局側も、この件についてコメントを出していない。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月02日来年のオスカーで最有力作品のひとつと考えられている『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が、作曲部門で資格がないと判断された。作曲家アントニオ・サンチェス、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、フォックス・サーチライトは、アカデミーに再考をお願いしたが、かなわなかった。『バードマン…』の曲は、サンチェスによるドラムが斬新で印象的だが、映画の中で使われているその他のクラシック音楽が、アカデミーの作曲部門のルールに引っかかった。また、アカデミーの音楽部門に所属する244人の会員の多くはオーケストラを使うことが多く、ドラムだけの曲を、本当の曲ではないと感じたのかもしれないという説もある。本作は、来月のゴールデン・グローブでは、オリジナル作曲部門にノミネートされている。文:猿渡由紀
2014年12月24日