シャープは6日、MEMS-IGZOディスプレイを搭載した7型Androidタブレット「メディアタブレット」の開発を発表した。OSはAndroid 4.4。法人市場に向け2015年上半期に発売する予定。「メディアタブレット」は、米Qualcomm社の子会社PixtronixのMEMSディスプレイ技術と、同社のIGZO技術を組み合わせた、MEMS-IGZOディスプレイを搭載するAndroidタブレット。同ディスプレイは1,280×800ドット解像度で、一般的な液晶ディスプレイに比べ低消費電力ながら、高い色再現性を備えていることが特徴となる。また、外光下でも鮮明に表示できる高輝度モードや省電力で表示するグレースケール/白黒モードなど、利用シーンやコンテンツに応じ最適な表示モードに切替えられる。このほか、本体機能として、NTTドコモの「Xi」に接続できるLTE対応や音声通話、IPX5/IPX7準拠の防水性能なども有する。プロセッサにはQualcommのSnapdragon 800を採用。カメラはフロント、リア各1基を搭載。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac。本体サイズは重量など、その他詳細は未定。
2014年10月06日シャープは9月29日、JR名古屋駅の中央コンコースにデジタルサイネージ用の60型液晶ディスプレイ「PN-R603」を100台納入したと発表した。JR名古屋駅では設置工事後、10月7日より運用を開始する。JR名古屋駅は、太閤通口と桜通口とを結ぶ中央コンコースの柱の両面に設置する。これまでは紙のポスターが貼られていたが、デジタルサイネージに置き換えて、広告情報や災害情報などさまざまな情報を掲示する。シャープによると、交通広告としての利用では日本最大級の連続・多面デジタルサイネージだという。同社はデジタルサイネージ用の液晶ディスプレイの販売強化に取り組んでおり、大型モデル、タッチディスプレイ、マルチディスプレイ、高輝度モデル、薄型・軽量モデルなど、幅広い機種をラインアップしている。PN-R603は、60型・フルHD画質の液晶ディスプレイ。本体サイズは横1378mm×縦794mm×奥行約39.4mm。入力・出力端子は、ミニD-sub、DisplayPort、DVI-I、HDMI、ビデオ、コンポーネントなど豊富にそろっている。
2014年09月30日横浜ディスプレイミュージアムは10月20日~12月12日、売り場全館にて2014クリスマス売り場をグランドオープンする。○横浜で"ワンランク上"のクリスマス装飾を同店は、造花メーカー兼卸を営むポピーが直営するディスプレイ専門店。業態は業務用のプロショップだが、この時期は土曜日営業も増やし、一般顧客に向けたサービスも強化する。1階の「+Edition」では、「ワンランク上のディスプレイ」をコンセプトに、国内外のメーカーから厳選された高感度アイテムをショールームのように展示する。トレンドをおさえたクリスマスアイテムが随所にコーディネイトされ、ついまねしたくなる都会的なセンスが見どころとなるという。2階は、生花デザイナーによる、生花デザイナーのための花装飾専門フロア。随所にフラワーアレンジメントの作品を展示している。展示作品はすべてデザイナーによる1点もので、予約をすれば一般来店者でも購入可能な作品も多数用意。フラワーアレンジに必要な素材やツールもそろっており、数々の作品を参考に、自分だけのクリスマスデコレーションを制作することもできる。また、10月25日~11月3日に開催される、横浜ポートサイド「ひかりの街づくり」イベントの参加店として、店内にイベント特設コーナーを設置。来店者やスタッフが作った「ひかりの実」を、店内や目の前のポートサイド公園にて飾りつけ、イベントを盛り上げる。同店の所在地は、神奈川県横浜市神奈川区大野町1-8 アルテ横浜。
2014年09月30日米GoProは29日(現地時間)、背面にタッチディスプレイを搭載したアクションスポーツカメラ「HERO4 Silver」を発表した。日本総代理店であるタジマモーターコーポレーションズでは、10月下旬から、希望小売価格47,000円(税別)で順次発売する。HERO4 Silverは、同社のアクションスポーツカメラにおいて初めてタッチディスプレイを搭載したモデルだ。タッチディスプレイからは、撮影した動画や静止画のプレビュー、メニューの設定・調整などを行える。動画撮影では2.7K/30fps、1080p/60fps、720p/120fpsに対応。1,200万画素の静止画を秒間30コマで撮影できる機能も搭載している。なお、同時発表されたフラグシップモデル「HERO4 Black」は4K動画の撮影に対応しているが、本モデルは非対応だ。「HERO4 Black」と同様、「Night Photo」モードと「Night Lapse」モードでは、最大30秒までの露光時間の調節が可能になった。また、光量に基づいてカメラが自動でフレームレートを変える「Auto Low Light」モードも備えている。Wi-FiとBluetoothを内蔵し、スマートフォンからリモートコントロールなども行える。ハウジングケース(40m防水)、スケルトン+タッチバックドア、曲面用マウント、平面用マウント、クイックリリースバックル、3Wayピボットアーム、USBケーブルが付属する。
2014年09月30日米GoogleがVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイを自作するプロジェクトを公開した。必要な材料は、ダンボール紙、レンズ、磁石、ベルクロテープ、輪ゴムなど。詳細は、Cardboardプロジェクトのページに記載されている。設計図のファイル(PDF)をダウンロードして印刷し、それをダンボールに貼ってカットする。あとは磁石やベロクロテープを貼り、レンズをはめ込んで組み立てるだけ。Cardboardアプリ(Android 4.1以上)を使って「Earth」「Tour Guide」「YouTube」「Exhibit」「Photo Sphere」「Street Vue」「Windy Day」などのVRデモを体験できる。対応するAndroidスマートフォンは、Google Nexus 4、Google Nexus 5、Motorola Moto X、Samsung Galaxy S4、 Samsung Galaxy S5、Samsung Galaxy Nexusなど。完全対応ではないが、HTC One、Motorola Moto G、Samsung Galaxy S3も使用可能だ。
2014年06月26日KDDIは22日、2014年春モデルとしてauスマートフォン4機種とタブレット1機種の合計5機種を発表した。その中の一つが、日本で初めて曲面ディスプレイを採用したファブレット「G Flex」だ。発表会で実際に触れることができたので、ファーストインプレッションレビューをお届けしよう。曲面ディスプレイのメリットとデメリットについても述べていこう。まずはスペックからだ。製造メーカーはLG。OSはAndroid4.2で、約6.0インチのディスプレイを搭載している。サイズは約82(W)×161(H)×8.8(D)mm。6インチと大きいだけあり、重量は約178gと軽くはないが、それだけに電池容量は3,500mAhとかなりのもの。メモリは32GB(ROM)と2GB(RAM)を積み、フルセグにも対応している。……と、こんな表面上のスペックはどうでもいい。気になるのはやはり曲面ディスプレイだ。正面からの写真ではわかりにくいが、こうして側面から見てみると曲がっていることがはっきりとわかる。一瞬、「熱か何かで歪んだの?」と思ってしまいそうだが、もちろんそうではなく、仕様である……と頭ではわかっているのだが、慣れるまでにはやはり多少かかる。とはいえ、少し触っていると違和感もなくなり、だんだんと慣れてくる。実際のところ、ディスプレイが曲面であることは操作する上でそれほど問題ではない。人にもよるだろうが、慣れるまでは「何かヘンだな」くらいの感覚で、慣れてしまえばさほど妙な感じもなくなるだろう。●曲面ディスプレイのメリット○曲面ディスプレイは何がいいのかしかし、そうなると逆に気になるのが、「じゃあ曲面のメリットって何よ」ということだ。わざわざ曲げたからには何か理由があるはずである。KDDIが曲線ボディのメリットとして挙げているのは、主に3点。「広角視野によりフルセグをシアター感覚で楽しめる」「フェイスラインにフィットすることで電話しやすい」「カーブすることで持ちやすい」である。短い時間だが、実際に触れてみた。まず、曲面になったことで映像を見る際、広角視野になるという点だ。これは実際に映してみるとわかるが、画面が曲がっている分、やや外に向かって映像が広がるのだ。広角になると映像のダイナミックさが増すので、アピールしている点はわからなくもない。とはいえ曲面の角度が控えめだから、視野の方もそこまで極端に変わるわけではない。これは映像をスマートフォンで頻繁に見る人なら体感できるだろう。次に「フェイスラインにフィットすることで電話しやすい」ということだ。これは確かにその通りで、個人差もあるだろうが、やや曲がっている方がマイク部に口元が近くなるため通話中の会話がやりやすい。電話するだけならスマートフォンよりも折りたたみ式のフィーチャーフォンの方がしっくりくるという人は未だに多いだろう。固定電話の受話口と送話口も盛り上がっているし。最後に「カーブすることで持ちやすい」ということだが、これもその通り。たしかに完全にフラットであるよりも、少しだけカーブしている方が手のひらにちゃんとフィットするのは確かだと思う。タッチで操作してみたが、思ったよりもスムーズに操作できた。片手で持つにしても少し曲がっている方がやりやすい。●メリットとデメリットまとめさて、では逆に曲面であることのデメリットを挙げてみよう。まず、誰もが考えることだが、カバンなどに入れたときにフラットなスマートフォンよりも余分にスペースをとってしまう。個人的にはこれが最大のマイナス点だ。あとは変な方向から圧力をかけるとまずいんじゃないかということだが、これは本体がかなり頑丈に作られているため、意外と大丈夫なようだ。とはいえ、慣れるまでは扱いに気を遣いそうだけど。ちなみに背面カバーの傷については、特別なコーティングを施しているおかげで、かすり傷程度なら自然回復するという。まとめると、曲面ディスプレイのメリットは、映像が若干広角になる多少電話しやすい多少持ちやすいという感じで、逆にデメリットは、カバンやポケットに入れにくい扱いにしばらく気を遣いそうという感じだろうか。あれ、思ったよりもデメリットが少なかった……。この曲面ディスプレイを必要とする人はそれほど多くないだろうけど、ともあれ曲面ディスプレイという"変な技術"がこうして形になって商品化されただけで大きな意味があるのだろうとは思う。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年01月22日LGエレクトロニクスは20日、湾曲ディスプレイを採用した6インチのスマートフォン「LG G Flex」を国内メディアに向けて公開した。韓国ではすでに11月中旬に発売が開始されている同端末。日本国内での発売に関しては、今のところ「未定」とのことだ。○なぜ曲げた? 湾曲ボディの利点とはLG G Flexは、ボディ全体が弧を描くように曲がっているのが最大の特徴。なぜ曲げる必要があったのだろうか。実はこれにより、様々な利点が考えられるというのだ。都内で詳しい説明を聞くことができた。ひとつは通話がしやすくなること。一般的に、ディスプレイが大型化するとスピーカーを耳に当てたときにマイクが遠ざかってしまう。このため通話がしにくくなる、というのがこれまでの常識だった。しかしLG G Flexはボディが曲がっているためマイクが口元にくる。ひいては通話がしやすくなるというのだ。LGがもっとも強くアピールするのが動画視聴の際のメリットで、これが端末開発の発端にもなっている。具体的には、ディスプレイを曲げることでユーザーは動画コンテンツに没入できる。また画面に奥行きが出るため、劇場のような臨場感を味わうことができるとのことだ。現在、グローバルではスマートフォンのディスプレイが大型化する傾向にある。他方、動画コンテンツを配信するサービスが多様化しつつある。こうした背景から、市場では「画面の大きなスマホで快適に動画を視聴したい」というニーズが高まりつつある。そこでLGでは動画の視聴に最適なスマートフォンを追求した。その結果が、湾曲ディスプレイの6インチスマートフォンLG G Flexの誕生につながったのだという。このほか背面が丸みを帯びているため、手にもよくなじむ。また指とディスプレイの距離を一定に保てるため文字入力がしやすく、フリックなどによるWebサイトのページ遷移もやりやすいという。○曲がっているため負荷に弱い? 耐久性について解説気になるのが耐久性だが、通常のスマートフォンと同程度に頑丈にできている。「曲がっているため負荷に弱い」ということは決してないという。LG G Flexが耐えられる荷重は、公表値では「40kg」。裏話として、工場ではそれ以上の荷重で実験しているが問題はないそうだ。したがって、お尻のポケットに入れても安心だろう。ただ、ストレートタイプのスマートフォンに比べ、湾曲した背面の中央部に傷がつきやすい。このため、塗装にはとある工夫を凝らしている。それは「Self Healing(セルフヒーリング)」と呼ばれる特殊な塗料を使うというもの。これにより日常的に使用している中で自然についてしまう擦り傷程度なら、自然に回復できるという。すでに自動車やノートPCなどの製品の一部には利用されている。ただ、スマートフォンに応用したのは「おそらく初めて」(担当者)とのことだった。○曲がり具合は「700R」がベスト?LGでは、6インチ端末に最適なカーブの度合いを200種類ほど試したという。その結果、「700R」という曲がり方がベストという結論に至った。ディスプレイを曲げる技術については、実は前々からクリアできていた。●湾曲スマホ「LG G Flex」の秘密とは? その2しかしバッテリーを曲げることが難題だった。この難題をクリアし製品化にこぎ着けたのは、グループ会社LGケミカルの技術開発力のおかげだったという。ディスプレイにはプラスチックOLED(P-OLED)を採用した。ガラス素材でできた有機ELより柔軟性に優れているという。またReal RGB OLEDを採用したことで、従来機種に比べて発色が向上している。UXも充実している。例えば新機能「Dual Window(デュアルウィンドウ)」を利用すれば、6インチのディスプレイを半分に分けて別々のアプリを同時に利用できる。ファイルやURLのドラッグ&ドロップにも対応しており、PCライクに使うことができる。新機能の「UrgentCall Alert(アージェントコールアラート)」は、同じ相手から何度も電話がかかってくるとLEDが赤く光って知らせるという機能。緊急の場合に”電話に出そびれる”ことがなくなる。基本的なスペックは以下の通り。ディスプレイは6インチHD(1280×720ドット)プラスチックOLEDを採用。プロセッサには2.26GHzのクアッドコアCPU(Snapdragon 800 MSM8974)を搭載する。RAMは2GB、ROMは32GB。背面には1300万画素、前面には210万画素のカメラを備える。バッテリーは3500mAhで、ユーザーが任意に交換することはできない仕様だ。サイズは約160.5×81.6×7.9(最厚部8.7)mm、重さは約177g。ボディカラーはチタンシルバーを用意する。Android OS 4.2.2を搭載している。防水には対応していない。今回、LG G Flexを開発した狙いについて担当者は「スマートフォンは日々、進化している。そうした中で、消費者に新しいユーザーエクスペリエンスを体験できる端末を提供する、という意味合いが強かった」と説明していた。日本国内での展開は未定だが、もし発売されれば大きな話題になることは間違いないだろう。期待して待ちたい。(記事提供:AndroWire編集部)
2013年12月21日