大好きなロバート・レッドフォードが出ているから――という理由で観た『ロング・トレイル!』ですが、とんでもなく“旅”ごころをくすぐる映画でした。セミリタイアに近い生活を送っていたノンフィクション紀行作家のビル・ブライソン(ロバート・レッドフォード)と旧友スティーヴン・カッツ(ニック・ノルティ)が、人生の刺激を求めてロングトレイルの旅に出るお話です。歩く旅ものといえば、リース・ウィザースプーン主演の『わたしに会うまでの1600キロ』や、エミール・ハーシュ主演の『イントゥ・ザ・ワイルド』もそうですが、この『ロング・トレイル!』の旅人は老境のど真ん中の2人。人生の挫折から立ち直りたくて…とか、人生の意味を見出したくて…とか、若者の旅の目的と異なる。それも面白さのひとつです。ビルの場合は、もう一度“冒険”してみたいというワクワク感に近い。退屈な日々だなぁと思っていたある日、家の近くを散歩していたらアパラチアン・トレイルを見つけて、旅に出たくなってしまったのです。妻が心配するので1人旅はあきらめて旅の友を探すものの、なにせ“いいお年”なので3500キロを歩く体力と気力のある友人は簡単には見つからず…。連絡を取ってきたのは40年前にケンカ別れをしたままのトラブルメーカー、カッツひとり。性格も生き方も正反対の2人が一緒に旅をする、というのだから面白くないわけがない!もう、珍道中です。若くない2人だからこそ醸し出せるユーモア、人生を知っているからこそ心に染みるセリフ。そして教えてもらったのは、ベストを尽くせばそれでいい――ということ。ロングといかなくてもショートトレイルの旅に出たくなる、元気をもらえる映画です。(text:Rie Shintani)
2016年08月05日ナッツやドライフルーツ、チョコなどを各自の好みに応じて混ぜ合わせて作る「トレイル・ミックス」をご存じですか?、アメリカでは、専用売り場もあり、おやつの定番です。トレイル(Trail)とは、英語で「山中の小道」という意味。もともと、ハイキングや登山など、アウトドア・アクティビティの栄養補給食として登場しました。近年は、栄養価や抗酸化力が高いヘルシーなおやつとしても脚光を浴びています。素材を混ぜるだけで簡単に作れるので、量り売りで材料を買って、好みのミックスを作る人も少なくありません。あなたも家族のお出かけ前に、オリジナルのトレイル・ミックスを作ってみませんか? ここではミックスする時のヒントをまとめました。1.ナッツ、シード類アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ピスタチオ、ピーカンナッツ、くるみ、マカダミアナッツなど、種類が豊富なナッツ類。タンパク質や繊維、ビタミンEといった栄養価が高いマストアイテムです。また、かぼちゃやひまわりの種といったシード類もナッツ同様栄養価が高いので、ナッツアレルギーの方はこちらをどうぞ。また、スーパーフードとして注目されているココナッツやヘンプシード、フラックスシードなどを加えるのも、おすすめです。塩味がついていたり、キャラメルコーティングしたものも売られているので、食べやすさと塩分、糖分のバランスを考えて、好みのものを選びましょう。 2.ドライフルーツ定番のレーズンに加え、アメリカで人気があるのは、チェリー、デーツ、クランベリー、ブルーベリー、アプリコット、マンゴー、それにバナナチップ。食物繊維やビタミンが豊富で、自然な甘さをプラスできます。また、スーパーフードを取り入れたいなら、ゴジベリーやアサイベリー、ゴールデンベリーなどがあります。3.穀物穀物も、小麦、大麦、お米、コーンなど、多くの種類があります。炭水化物は、エネルギー補給ができ、お腹も膨れます。例えば、玄米フレーク、ブランフレーク、あられ、グラノーラ、おかき、動物ビスケット、チェリオス(シリアル)など、一口で食べられるものがオススメです。4.スイーツよりヘルシーにしたいなら入れなくてもいいのですが、やっぱり入っていた方が美味しい…と、みんな言うのが、甘いもの。チョコチップやM&Mなどが定番です。アーモンドチョコやチョコレーズン、ヨーグルトレーズンなども賢い選択かもしれません。大人向けなら、カカオニブやコーヒービーンズチョコもオススメです。これらの中から、いくつかのアイテムを選んで混ぜ合わせれば、できあがり。迷ってしまう場合は、まずは1から4の中から、最低1つを選んでみてはいかがでしょうか。混ぜ合わせたら、お好みでシーソルトやシナモン、カレーなどのスパイスを合わせ、全体の味を整えるのもおすすめです。
2016年07月13日景観や陽光、自然のフィールドを味わいながら走れるのが、トレイルランニングの魅力。道のアップダウンも大きく、体力の消費は激しいですが、アスファルトを走るロードランニングとは違った刺激があります。■はじめるにあたり必要なもの女性にも人気が高まりつつあるトレイルランニング。しかし走る環境や装備など、さまざまな面でハードルの高さを感じている人もいることでしょう。最近はランナー人口の増加に伴って、アイテムを取り扱うショップも増えてきています。はじめるならいまがチャンス!不整地域を快適に走るためには、何よりもシューズ選びが大切。トレイル用のシューズは、クッション性があり、ソールに無数のおうとつが施されていて、地面をとらえられるようにグリップ力がしっかりとしているのが特徴です。多機能になればなるほど重くなる傾向はありますが、機能と重量のバランスがよい一足を選びましょう。トレイルランニングでは厚手のソックスを使用するのが一般的。シューズの試着の際はそのことも踏まえて、ワンサイズ大きめを選ぶ人が多いようです。サングラスや帽子、雨具や防寒具など、季節や場所などによって用意するアイテムは若干異なります。また、これらを収納するリュック選びも大きなポイント。大きさは荷物の量に合わせ、通気性がよく軽いことも決め手のひとつです。ウエストベルトの収納ポケットや、ボトルホルダーも有効活用できるのでチェックが重要。飲み物やドライフルーツ、お菓子などを入れておけば、水分補給や糖質やビタミン摂取もスムーズにおこなえます。■スクールやツアーに参加し自信をつけようトレイルランニングを継続させるためには、共通の趣味を持った仲間との出会いがイチバン!ひとりでは行き詰まってしまう練習も、スクールではインストラクターが適切にアドバイスしてくれるため、確実にレベルアップがはかれるでしょう。ストレッチから実際のランニング、クールダウンまでをおこなえるカリキュラムになっており、状況に合わせたカウンセリングも実施されているのが一般的。近場にスクールがない場合は、休みを利用してツアーに参加するのもおススメ。経験値や好みに合わせてコースを選び、ビギナーは無理のないスケジュールを組むようにしましょう。最近では、ひとりで参加するケースも増えているツアー。ツアーなら知らない人同士、練習を通じて仲良くなれる楽しさがあります。■トレイルレースにエントリー練習に慣れてきたら、実際のレースにエントリーしてみましょう。距離は10キロ以下から、100キロ近くある最高峰レベルまでさまざま。体力に自信のある人でもムリは禁物。山は急激な天気の変化もあり、標高差はいやおうなしに体力を奪います。まずは短い距離のレースを選びましょう。ちなみにビギナー向きのレースといえば、開催地までのアクセスがよいコースが分かりやすい起伏が最小限である絶景が楽しめるなどが条件として挙げられます。疲れたり、傾斜が激しいときには歩いてもOK。自然を満喫する気持ちを忘れずにトライしてみましょう。ゴール後には温泉や現地の料理を味わうなど、自分なりの楽しみを見つけると、テンションも保てます。継続は力なり、練習の積み重ねは決して自分を裏切りません。頑張ったゴール後には、違った世界が待っているかもしれませんよ?
2016年02月08日モントレイルは8月に、トレイルに必要な要素をミックスした安定感抜群のトレイルシューズ「BAJADA(バハダ)」のスペシャルエディション”Madarao Yellow(マダラオイエロー)”を発売する。「BAJADA(バハダ)」は2012年にデビューとなり、トレイルランナーからも支持されるモデルとなっている。今回は、バハダをメインシューズとしているプロ・トレイルランナーの石川弘樹氏がプロデュースした。カラーの”Madarao Yellow”は、同氏が2007年にプロデュースした「斑尾高原トレイルランニングレース」のイメージが基本になっているという。レース開催の10月は森全体が紅葉し、黄色がひときわ印象的なことから、その「秋の斑尾高原」をモチーフにしたカラーリングになっている。シューズのアッパーは通気性の高いメッシュ素材を採用。また、足の形状にフィットする「バリアブルフィットシステム」も搭載している。ミッドソールにも、フルレングスのコンプレッションモールデッドEVAを使用し、高いクッション性を実現させた。足底をトレイルから守る、モントレイル独自の「トレイルシールド」も搭載している。同商品の価格は1万4,175円。サイズは男性用が25cm~29cm、女性用が22.5cm~26cm。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月02日一般社団法人日本スポーツ&ボディ・マイスター協会は11月10日、「113rdトレイルJOYRUN~ナイトトレイル in鎌倉」を開催する。歩きながら地域の自然や文化を楽しむロングトレイル。「いつかはロングトレイルを」と思っている人にとって、ナイトトレイル(夜間走)は避けて通れない必須スキルのひとつとなっている。「ナイトトレイル in鎌倉」では、一人ではなかなか機会の作れないナイトトレイルを体験し、スキルを身に付けることを目指す。ナイトトレイルとはいえ暗くなってからではなく、まだ明るいうちにスタート。昼間~夕暮れ~日没へと刻々と変わりゆく山の様子を体験できる。開催は、11月10日。JR鎌倉駅交番前に集合し、15:00にスタートとなる。距離は10km前後、所要時間は4時間程度。参加料は5,250円で、定員20名。参加者には、協会特製オリジナルTシャツがプレゼントされる。申し込みは、SPORTS ENTRYの専用ページから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日一般社団法人日本スポーツ&ボディ・マイスター協会は9月29日、「103rdトレイルJOYRUN~初秋の鎌倉」を開催する。「JOYRUN(ジョイラン)」は、「食べて、走って、元気になる」がテーマのランニングイベント。ひとりでは走りづらい長い距離を、ゆっくりと会話を楽しみながらさまざまなスポットを巡る。ひとりでの参加も歓迎しており、誰とでもすぐに友だちになれる雰囲気も魅力となっている。立ち寄りスポットは、由緒ある名所旧跡、話題のスイーツなど。ランガイドがナビゲートをする。今回のJOYRUNは、古都・鎌倉のハイキングコースをトレイルランニングしながら、お寺や名所、鎌倉スイーツを巡る。同協会では、「ぜひ参加して、トレイルランニングと、古都鎌倉の魅力を味わってください」と話している。JR鎌倉駅交番前9時30分集合、10時出発で14時頃まで。コースは鎌倉駅~鶴岡八幡宮~鎌倉宮~天園ハイキングコース~建長寺~源氏山公園~銭洗弁天~大仏ハイキングコース~長谷駅~鎌倉駅(全12km前後)。参加料は2,900円(協会特製オリジナルTシャツプレゼント付) で、定員20名。申し込みは、同協会の申し込みサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日ゴールドウインの展開する「ザ・ノース・フェイス」は8月上旬より、高機能トレイルランニングシューズ「Single-Track HAYASA」の2012年秋の新色を全国の「ザ・ノース・フェイス」取扱店で販売開始する。ここ数年、新しいアウトドアの楽しみ方として注目を集めるトレイルランニング。オンロードとは違い自然の山々がコースとなり、新鮮な空気を吸いながらマイナスイオンを一身に浴び、オンロードより足腰の負担が少なく体に優しいことで人気となったスポーツだ。「Single-Track HAYASA」は、日本を代表するトレイルランナー、鏑木毅選手と共同開発したシューズで、今年2月に販売開始。200g前半(9インチサイズ)という超軽量性を実現しながら、アスリートの声をフィードバックして開発された衝撃吸収機能「CRADLE(クレイドル)」を付加し、クッション性と安定性は抜群。ミッドソールはつま先とかかとで厚みを均一に近づけることで、高い屈曲性を維持するとともに、足裏全体でのフラット着地を促し、より早い足さばきを可能にし、路面の感覚を的確にとらえる。今回追加される新色はエースブルー×トライアンフグリーン(メンズ)で、価格は1万3,650円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日アウトドアウェアを提供するコロンビアはこのほど、2013年春夏の新作発表会を行った。来年春夏シーズンのコロンビアのキーワードは「ロングトレイル」。日本にはまだなじみの少ない言葉だが、山のように高低差のある場所を歩くのではなく、平坦な場所を長い時間をかけてトレッキングする「歩きながら旅をする」スタイルを提案していくという。ロングトレイルは登山とは違い、平坦な道を長い時間をかけてゆっくり進んでいくアクティビティだ。アメリカには全長4,000kmを超えるコースがあり、何日もかけてキャンプをしながら旅していくという。まさに「歩く旅」といえるだろう。今回の発表会では、モデルで俳優の尚玄さんがゲストに招かれた。雑誌「TRANSIT」とのコラボで、実際にアメリカにてロングトレイルを体験したという。そのときがロングトレイル初挑戦だったと言う彼は、スライドを交えながら、「思った以上に大変なこともあったが、さまざまな旅の出会いや雄大な自然との出会いもあり、楽しい体験をしました」と自らの体験を語った。春夏向けの新作としては、コロンビア独自の最先端冷却テクノロジー「オムニフリーズゼロ」を使用した商品を展開する。「オムニフリーズゼロ」は冷却材である小さな青いサークルが、汗を利用し生地全体の温度を瞬時に下げ、その効果でクーリングを持続できるという。長い時間歩き続けるロングトレイル向けの新作には、この「オムニフリーズゼロ」を使用した商品を多くそろえている。平坦な道とはいえ、キャンプ用品や食料水などを背負い長時間歩き続けるため、軽量でレイヤードができる商品を多くそろえているのも特徴だ。シューズも登山とは違い、軽く通気性の良いものを合わせている。ロングトレイルにおいては、いかにうまく軽量化を図るかが重要になってくるという。登山ほど険しい道のりではないが、平坦な道を自然と向き合いながら歩く「ロングトレイル」。コロンビアが発信源となり、新しいカルチャーが日本に根づくのも近いかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日ウルトラトレイル・マウントフジ実行委員会は、5月19日~20日に開催した富士山麓約80キロを半周するウルトラトレイル・マウントフジ「Shizuoka to Yamanashi(静岡to山梨・STY)」において、不正行為による入賞順位の変更を発表した。不正行為の内容は、当日発表の男子5位・チョー・スタンレー(東京都・10時間07分33秒)が禁じられた代走を行ったという。同選手は失格扱いとなり、佐藤英人(埼玉県・10時間07分33秒)が5位に。また、6位以下の順位が繰り上がるとのこと。訂正後の順位は、以下の通り。1位・宮原徹(静岡県・8時間48分30秒)、2位・美済津修(静岡県・9時間00分24秒)、3位・近藤敬仁(静岡県・9時間33分39秒)、4位・ジェレミー・リッツィー(香港・9時間44分46秒)、5位・佐藤英人(埼玉県・10時間07分33秒)。なお、失格の選手に関しての処分は現在検討中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日ウルトラトレイル・マウントフジ実行委員会は15日、ゴールドウイン・東京本社で「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI(ウルトラトレイル マウントフジ・UTMF)」のスタートを前に、「UTMF2012 Countdown Party」を開催した。同社は、この大会に特別協賛している。18日~20日の 3日間で開催されるこの大会は、富士山麓の約160キロを一周する、日本最大級のトレイルランニングレース。挑戦することの大切さと、トレイルランニングの魅力、そして日本が誇る富士山のすばらしさを国内外に広く伝えるアウトドアイベントだ。パーティーには、同大会に参加する世界トップクラスのトレイルランナーたちや報道関係者など、約200人が集結。日本最強のトレイルランナーである鏑木毅をはじめ、同レースと精神を共有する、世界最高峰の大会「ザ・ノース・フェイスウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」のディレクターであるカトリーヌ・ポレッティ、ミシェル・ポレッティや、ハル・コナー(アメリカ)といった顔ぶれがそろった。大会実行委員長を務める鏑木は、開催にあたっての協力に対する感謝の気持ちを述べ、日本におけるトレイルランニングの盛り上がりや、競技と大会の魅力についてアピール。スタートまでの秒読みを楽しむと同時に、同レースについての魅力、期待、大会をより楽しむためのアドバイスなど、リラックスした雰囲気のなかで語った。同大会には、地元の10市町村より、多くのボランティアが参加。心温まるエイドステーションでのおもてなしも、大会の魅力のひとつだという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日一般社団法人・日本スポーツ&ボディ・マイスター協会(からだソムリエ協会)は、5月13日に第83回JOYRUN(ジョイラン)「83rdトレイルJOYRUN~新緑の鎌倉」を開催する。「JOYRUN(ジョイラン)」は、「食べて、走って、元気になる」がテーマのランニングイベント。今回のJOYRUNは、鎌倉のハイキングコースをトレイルランニングしながら、お寺や名所、鎌倉スイーツを巡るイベントとなっている。同協会では、今年こそはトレイルランニングを始めようと思っている人や、気軽にトレイルランニングしたい人など、ぜひ「トレイルJOYRUN」に参加して、トレイルランニングと、古都・鎌倉の魅力を味わってほしいと呼びかけている。<「83rdトレイルJOYRUN~新緑の鎌倉」開催概要> 日時:2012年5月13日(日) 集合:JR鎌倉駅交番前12:30(出発:13:00、到着:17:00頃) コース:鎌倉駅~鶴岡八幡宮~鎌倉宮~天園ハイキングコース~建長寺~源氏山公園~銭洗弁天~大仏ハイキングコース~長谷駅~鎌倉駅(全12km前後) 参加料:2,900円(税込、協会特製オリジナルTシャツプレゼント) 定員:20名(協会サイトより申込) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月02日