ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ブルーレイに収録される映像特典の中から、主人公ニュート役のエディ・レッドメインと人気魔法動物たちとの撮影に迫るメイキング映像がいち早くシネマカフェに到着。さらに、“エクステンデッド版”から魔法動物たちの未公開場面写真も入手した。この度到着したのは、ブルーレイに収録される映像特典「制作秘話」より、主人公ニュートと人気魔法動物が登場するシーンのメイキング映像の一部。前作に引き続き、多数の魔法動物が登場する本作。特に人気魔法動物ニフラーの子どもたち“ベビー・ニフラー”も初登場して話題となった。ニュート役のエディも、「ベビー・ニフラーを捕まえるシーンは楽しかった」とふり返っている。撮影現場ではエディ自ら魔法動物の動きにアイディアを出していたことが明かされ、実際にベビー・二フラーを捕まえる様子も収められている。制作陣は「彼はいつも全力だ。魔法動物の頭をなでるシーンでも、全力でぶつかってくる」と証言しており、その姿勢はまさに魔法動物をこよなく愛するニュート役そのもの。エディはCGIで描かれる魔法動物との共演シーンを「想像力をフルに働かせるから、家に帰ると毎晩クタクタになっている」と語るが、「でも楽しい」と優しくニッコリ。さらに、併せて“エクステンデッド版”より魔法動物たちが登場する未公開場面写真も到着。“エクステンデッド版”では、パリに行く前にニュートがニフラーとベビー・ニフラーたちを連れて行くため、魔法を使ってトランクに呼び込む様子が描かれており、魔法動物との共演をより楽しむことができる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2019年04月18日映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズでグラフィックデザインや公式グッズを手掛ける「ミナリマ」が日本上陸。グラフィックデザインギャラリー「ハウス・オブ・ミナリマ」として、2019年4月12日(金)から1年間限定で大阪・南堀江にオープンする。2018年には大阪・阪急うめだ本店の「英国フェア」にも出店し好評を博した「ミナリマ」が大阪のショッピングエリアである南堀江・オレンジストリート地区に期間限定で登場。ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマによって設立されたグラフィック・デザイン・スタジオ「ミナリマ」は、映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズの劇中に登場する「忍びの地図」や「日刊預言者新聞」など“魔法ワールド”を象徴するグラフィックを制作。物語を象徴するデザインとして世界中のファンから親しまれている。店内では、映画のためにデザインされた独自の世界観を見せる他、限定版アートプリント、映画モチーフのはがき、小物、ノートなど文具類といったアイテムを展示販売する。その他、「ミナリマ」が表紙・挿絵など全てをデザインした「ピーターパン」「美女と野獣」といったおとぎ話の本『クラシック・シリーズ』や、英語の魅力にあふれた『Collective Nouns(集合名詞)シリーズ』の限定プリント、文具も販売。「ミナリマ」ならではのファンタジーな世界観のグラフィックを堪能することができる。【詳細】ハウス・オブ・ミナリマオープン日:2019年4月12日(金) ※1年間限定住所:大阪府大阪市西区南堀江1-10-11 西谷ビル 2号館1階営業時間:12:00~19:00(予定)/年中無休(臨時休業あり)
2019年04月13日ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のブルーレイ&DVD発売・レンタル開始に先駆け、本作でダンブルドアを演じたジュード・ロウや原作・脚本のJ.K.ローリングが語る映像特典の一部がシネマカフェに到着した。今回到着したのは、ブルーレイに収録される約103分にも及ぶ映像特典の中から、ジュードのインタビューや「ハリー・ポッター」時代のダンブルドアの姿を収めた「ダンブルドア登場」の一部。前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を観てすぐに、ほかのキャラクターがどうなるのか気になって問い合わせたことを明かすジュード。それがきっかけとなったのか、その後オファーがあり「決定の連絡を受けた日は忘れられない」と、彼にとってダンブルドアは念願の役だったことを明かす。「ハリー・ポッター」シリーズでは、故リチャード・ハリスとマイケル・ガンボンが演じてきたダンブルドア。ジュードは本作でダンブルドアを演じるに当たり、2人が演じるダンブルドアを観ないつもりだったというが、「楽しい映画を観直す絶好の機会だからと観ずには居られなかった」とチャーミングに話している。彼はダンブルドアの魅力を「落ち着いていて知的なところが好き。物事に動じない器の大きさもあり、遊び心と若々しさも感じる」と語っており、「同じように演じる必要はないが、前シリーズの彼につながる人物であるべき」と役作りの参考にしていたようだ。そんなジュードについて、原作・脚本のJ.K.ローリングは「彼は役柄の重圧を理解していた」と絶賛。ジュードとの打ち合わせの際、「他の誰にも言っていないことも、ダンブルドアに関する全てを話した」と明かしており、彼が演じる“今後のダンブルドア”にも期待が高まる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2019年04月05日映画『ハリー・ポッター』シリーズ8作が完結してから今年で8年。その間、全5作が映像化予定の『ファンタスティック・ビースト』が2本映画化されたこともあり、シリーズの人気は再燃している。そん中、「ハリーのその後が知りたい」という“ハリポタ・ロス”真っ只中のファンに朗報だ。原作本ならびに映画の完結編と言われていた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1&PART2』の続編が大きな動きを見せている。“あれ”から19年後の世界を描いた最新作「ハリー・ポッターと呪いの子」がいま、アジア・パシフィックエリアでは唯一、オーストラリアのメルボルンのみで観られるのだ。「新章の始まりを目撃しにメルボルンへ」2019年2月23日、オーストラリアはメルボルンの由緒正しいプリンセスシアターで、世界的に注目を集めるエンターテインメントの大興行が始まった。ハリー・ポッター・シリーズの最新作「ハリー・ポッターと呪いの子」の幕が切って落とされたのだ。当日は制作陣やオーストラリアのセレブリティがレッドカーペットを歩き、メルボルン有数の文化イベントを盛り上げた。ファンならもちろんご存じだろう。映画化された原作全7編(4巻以降は全て上下巻に分かれているので本としては全11冊)は、全て映画化されている。最終章のラストシーンでは、ハリーが父親となった姿で登場。“あれ”から19年後の世界が描かれ、これで完結と思われていたが、2016年7月31日に、シリーズの正式な後日談を描いた第8巻「ハリー・ポッターと呪いの子」が発売され話題を集めた。そしてそれが小説ではなく、舞台脚本の書籍化ということも注目された理由のひとつだった。新しい章の幕開けを知ったこともさることながら、初めての公式な演劇版ハリー・ポッターが誕生すると知ったファンの興奮はいったいどれほどのものだっただろう。物語は、原作者J.K.ローリング、舞台監督ジョン・ティファニー、脚本家ジャック・ソーンによるオリジナルストーリー。父となり魔法省の役人となったハリーが様々な葛藤を抱える様子を描きつつ、有名人の息子としてのプレッシャーに苦悩する次男アルバスとの関りを見つめていく。これはハリーの子どもたちの世代、いわば新世代の物語でもある。ハリー、ハーマイオニー、ロン、そしてドラコらお馴染みの面々も加わって、新たな章が紡がれるのだ。運命的な話だが、ティファニーは約20年前にエジンバラのカフェで物語を書いていたローリングを覚えていて、言葉を交わしたこともあるという。それだけに、シリーズへの思い入れが強い。「CGIで描くよりもエモーショナルな物語を心がけた。観客たちの“経験”に重きを置いたんだ。子どもたちが家でも真似できる演出もね」。実は8巻発売のたった1日前、2016年7月30日にロンドンのウエストエンドはパレスシアターで舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は初演されている。それが実質的な、物語のワールドプレミアだ。その日を迎えるまで、制作者や俳優陣はもちろん、マスコミ関係者には厳しい緘口令が敷かれた。全ては、作品に初めて触れる人の喜びや驚きを奪わないため。実際のところ、約束を守るべき人は日々増え続けている。すでに脚本を読んだ人や舞台を観た人にも、“KEEP THE SECRET”という合言葉とともに秘密同盟の輪は広がり続け、J.K.ローリングもネットでその大切さを訴えている。舞台監督のティファニーは、こう話す。「これはクリスマスプレゼントのようなもの。包みを開ける楽しみを誰かから奪ってはいけないんだ。物語をリスペクトし、守り、経験を台無しにしない。これをすべての人に守ってもらいたいね」。その後、2018年4月にリリックシアターで上演されたニューヨーク公演でも、3都市目となるメルボルン公演でもその約束は同様だ。“KEEP THE SECRET”。これは、物語を知る者だけが味わえる共犯意識とでも言おうか。というわけで、すでにメルボルンで舞台を観てきた私も、詳しい内容をお伝えすることはできない。だが、実際に観るまでは読まないと決めたファンには待っただけの特別なご褒美が用意されているということだけは断言できる。もちろん、すでにストーリーを知っているファンでさえ、大興奮することは間違いない。舞台演出には、イリュージョンがたっぷり取り入れられているし、何しろハリー・ポッターの世界がライブで、しかも目の前で展開するなんて夢のようだ。あの呪文、この魔法、そしてあの人々――。全てが肌で感じられるのだから。キャストは新たにオーストラリア、ニュージーランドの舞台俳優たちが配された。魔法界の伝説的英雄ハリーの息子アルバス・ポッターを演じるショーン・リース-ウィームスは、「とてもフィジカルな演技が求められる作品だ。リハーサルは4か月に及んだけれど、全く大変だなんて思わなかったよ。オーディションは半年近く何度か行われたんだ。そしてある日、エージェントから電話をもらった。“今、1人?”と確認され、YESと答えると、オーディションに合格したと知らされた。耳を疑ったよ。そして、本当だと理解できたときには膝からくずれ、そして泣いた。それから半年は大変だった。プロダクションについて公表されるまですべてを秘密にしなければならなかったからね」と明かす。ロンとハーマイオニーの子どもローズを演じるマナリ・ダタールも「まさかハリー・ポッター・ワールドの一員になれるなんて信じられなかった」と話す。キャストの誰もが口を揃えるのは、自らが伝説の一部となることが夢のようだということだ。舞台版ハリー・ポッターの楽しみ方舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、Part1とPart2に分かれている。同じ日の昼2pmと夜7:30pmに観て1日で一気に体験するか、別日に観るか選ぶことができる。おすすめは2日連続で夜に観劇すること。まず第一夜を楽しんだら、Part1の衝撃的なエンディングとPart2への期待にドキドキしながら、同行者と興奮を分かち合う。美食の町でもあるメルボルンには味自慢のレストランがいっぱいあるので、観劇後の食事を楽しみながら、感想や予想を論じ合うのもいいだろう。そして眠れぬ夜を過ごすもよし、一時も早く続きを観るために早めにベッドに入るもよし。いずれにしても、違う日に分けて観ることで、興奮をたっぷり堪能できるというわけだ。ただ、忘れてはいけないのは、Part1の鑑賞前後に劇場内のショップに立ち寄ること。販売されているオリジナルグッズには、魔法の杖から、ぬいぐるみ、Tシャツやバッグはもちろん、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンらの寮生たちが身に着けるマフラーやエンブレムなどのアイテムが所狭しと並んでいる。グッズを身に着けて出かけると、沢山の仲間と交流できる。劇場内には仲間しかいないので、恥ずかしがる必要もない。実は、寮関連のアイテムならグリフィンドールが人気と思いきや、舞台で存在感を増すスリザリンや、『ファンタスティック・ビースト』のニュートが所属していたハッフルパフも注目されている。一緒になった海外メディアの記者が「H」のバッジをしていたので、理由を尋ねたところ、「ぼくはハッフルパフだから」と言われた。良く聞いてみると、海外ではホグワーツ魔法魔術学校の組分けサイトが人気とか。(ちなみに私は、複数のサイトで試したところ、いずれもレイブンクローだった。)ところで、演劇ならではの興奮といえば、その時、その場にいる全ての人で作る空気感だ。舞台に最終的なピースをはめ込むのは、同じ空気を吸っている観客だ。舞台は観客が作ると言っても過言ではない。だから、毎回違うのだ。今日のメルボルン公演はどの日のメルボルン公演とも違うし、ロンドン公演ともニューヨーク公演とも違うのだ。舞台監督ジョン・ティファニーもこう話す。「毎回、反応が違う。観客によっても、街によっても変わってくる。そこが演劇の面白さだ。そして、舞台版ハリー・ポッターの凄いところは、いままで演劇を観たことのない観客がほとんどだということ。新しいオーディエンスは、“演劇って騒いでいいの?“舞台が面白いってありなんだ!”と最初はとまどいながらも、とても楽しんでくれたよ」。まさにティファニーが言うように、ファンの盛り上がりは凄い。重大な局面にさしかかったとこでお預けを食わされたPart1終了後には、誰もが童心に帰ったかのようで、満面の笑顔を隠さない。Part2を観るため劇場に向かうと、スタッフたちから“Welcome back!”と声を掛けられるのもたまらないし、周囲には前夜と同じ観客が座っていることがほとんどなので、仲間意識が自然と湧いてくる。Part1終了後には劇場出口で、片翼が描かれた缶バッジがもらえる。Part2終了後にはやはり同様に、反対側の翼が描かれたバッジが配られるので、2公演をコンプリートした証を揃えることもお忘れなく。チケット代は、1公演で65~175オーストラリアドル。現在、2019年末までの予約が可能。ロングランは必至だ。やはり、小説とも映画とも違った楽しみが、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にはある。いま、アジア・パシフィックでこれを体験できるのは、メルボルンだけ。現在、カンタス航空が成田~メルボルン間直行便を運行している。約10時間の空の旅だ。ハリーとその家族、そして仲間たちの新しい冒険に参加できるなら、この距離は決して遠くないだろう。次回は、メルボルンで見つかるハリー・ポッターの世界についてご紹介したい。協力:オーストラリア政府観光局/ビクトリア州政府観光局(text:June Makiguchi)■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2019年03月29日映画『黒い暴動』や『サラバ静寂』の宇賀那健一監督の最新作にして、“童貞が魔法使いになる”ラブコメファンタジー『魔法少年☆ワイルドバージン』。この度、キャストたちが登場するメイキング特報が解禁となった。本作は、「童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになる」という都市伝説から繰り広げられる、異色のラブコメファンタジー。若きバイプレイヤーとして知られる前野朋哉と芹澤興人は、保険会社に勤めるうだつのあがらないサラリーマン役、ヒロインの佐野ひなこは2人が働く会社にやってくるOL役。『カメラを止めるな!』で第42回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した濱津隆之は前野さん、佐野さん、芹澤さんの上司役に。田中真琴は前野さんと芹澤さんコンビに助けられる女性役、そして斎藤工は伝説の童貞魔法使い役を演じるという。今回届いた映像は、現場の空気も伝わってくるメイキング特報。斎藤さん演じる伝説の童貞魔法使い・高橋による、「自分の○○と話し合えよ!」という衝撃の叫びからスタートする。各キャストのコメントと共に、前野さんと芹澤さんの“正体”が見え隠れし、シニカルなユーモア溢れる雰囲気が伝わる内容となっている。企画・脚本・監督を務めるのは、俳優として映画『着信アリfinal』、大河ドラマ「龍馬伝」などに出演後、初監督した映画『発狂』が数々の国際映画祭に出品され、続けて監督した3作品がカンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに入選するなど、注目を集める気鋭・宇賀那健一。ガングロギャル映画『黒い暴動』が2016年に公開、娯楽が失われた世界を描いた吉村界人主演『サラバ静寂』が2018年に公開されている。『魔法少年☆ワイルドバージン』は2019年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年03月26日フェリシティ・ジョーンズが来日し、『ビリーブ 未来への大逆転』について語ったのは昨年11月下旬のこと。偶然にも、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開を前にエディ・レッドメインが日本にいるころだった。フェリシティとエディと言えば?もちろん、『博士と彼女のセオリー』。「エディも日本にいるんですってね。私たち、またすぐに会うの。追加撮影があるから」と明かすフェリシティは、新作映画『ジ・エアロノーツ(原題)』でもエディと共演している。最新作の役どころは“人の権利”のため闘う女性近々の主演作に話を戻そう。「伝えるべきことがたくさん詰まった作品であり、役どころ。比喩的な意味だけじゃなく、本当に台詞が膨大だったの(笑)。でも、素晴らしい脚本の中で、意志が強く聡明な女性を演じられる機会を逃す選択肢はなかった」という『ビリーブ未来への大逆転』は、ルース・ギンズバーグの若き日を描いた物語。米最高裁判事として、女性たちのスーパーヒーローとして語られる存在だが、法の正義を信じるには困難な時代を彼女は生きてきた。そんな中、ルースは“男女平等”を訴える。「ルースは人の権利のために闘ってきた女性。彼女が言いたいのは、性別でむやみに人を縛りつけるのは不健全だということ。素晴らしいのは、闘いを女性の権利に限定していないところね。劇中の彼女は、母親を介護する独身男性が所得控除を受けられないことに着目する。いわゆる男らしい役割を男性が担わなくても白い目で見られることがないよう、そして女性が男性と同じように働けるよう、広い視野での闘いを繰り広げたの」。共通点は「強い心」と「家族」の存在そんなルースとフェリシティに通ずるのは、「強い心を持っているところ」。頭脳明晰なルースは女性ゆえに否定されながらも、ハーバードのロースクールを首席で卒業し、やがて世紀の訴訟へ。「私の場合、女性だからという理由で否定されたわけではないけど」と前置きしながら、「強い心」を最大限に発揮した自身の過去をフェリシティは明かす。「拒否されたと感じたのは大学受験のときかな。自分の失敗でもあるけど。ケンブリッジを受験して、不合格だったの。すごく悔しかった。だから、1年後にオックスフォードを受験したときは、死ぬか入学するかの気持ちで臨んだわ(笑)。1年前とは比べものにならないほどの決意だったし、あの経験が私を強くしたと思う」。「乗り切れたのは、家族のおかげ。父と母は私が子どものころに離婚しているけど、どちらともすごく仲がいいの。だから、家族も2倍で。いまもそう。仕事を終えて家に帰った私に、父や母が自信を与えてくれる」とも語るフェリシティ。一方、ルースの隣には、彼女を支える夫の存在が。自身も弁護士であり、妻と同じように家事も育児もこなす夫マーティを、アーミー・ハマーが演じている。「あんなにも素敵な夫がいたら、ずっと家にいたくなるわよね。その気持ち、私にはよくわかる(笑)」と、昨年6月に結婚したばかりのフェリシティは共演者アーミーへの称賛半分、新婚の夫を想ってのおのろけ半分(?)で笑うが、彼女は正しい。マーティは素敵だ。「監督のミミ・レダーとアーミーと私の3人でルースに会ったとき、ルースはアーミーから目を離せないでいたわ(笑)。彼は本当に性格がよくて、温かい人。だからこそ、マーティにぴったりだと思う。それに、マーティはルースを支えているだけじゃない。彼は彼で、意思を持って行動しているの。私が『博士と彼女のセオリー』で演じたジェーン・ホーキングもそうだった。宇宙物理学に変化をもたらそうとしたホーキング博士、法律を変えようとしたルースと同じくらい、ジェーンもマーティも様々なことを成し遂げている」。人が見たい作品、自分が表現したい作品を選ぶ『博士と彼女のセオリー』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネート。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は自身最大のヒット作となり、『ビリーブ未来への大逆転』を通してメッセージを語る。フェリシティ・ジョーンズの近年のフィルモグラフィーは、30代女優にとって理想的なものと言えるのではないか。「エンターテインメント性とクオリティの高さを求めていて、それが叶っている感覚もある」と自らも言い切る。「作品を選ぶときは、“プロデューサー脳”と“役者脳”を稼働させるの。プロデューサー脳では、質がよく、人が見たがるものを見極める。一方、役者脳では、参加することでどんな体験ができるかを考える。理想としては、その2つが一致する作品がいいのだけど。でも、アーティスト…という言葉を使うのはすごく恥ずかしいけど、プロデューサー脳が求めるものとアーティストとしての自分が表現したいことが一致しないことは残念ながらある。悩ましい。ときには役者脳を優先してしまうこともある」。プロデューサー脳と役者脳がもたらすものが見えてきたところで、もう1つだけ知りたい。フェリシティ・ジョーンズの“観客脳”はどんな作品を求めている?こう訊くと、「まいったわ(笑)。なんて難しい質問なの!」とチャーミングに頭を抱えてみせる。「そうね…。なんてこと、本当に難しい(笑)。真っ先に浮かんだのは『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』。ウェス・アンダーソンが大好きなの。ソフィア・コッポラもね。作品自体はもちろん、作品を放つ彼女のエネルギーも好き。あとは、大学時代に勉強して影響を受けたジャン=リュック・ゴダールと、ノア・バームバックと…。両親のことがあるから、特に『イカとクジラ』には感情移入した。そして、外せないのは『タイタニック』と『ロミオ&ジュリエット』。10代の私は、この2本でレオナルド・ディカプリオに恋したの」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ビリーブ未来への大逆転 2019年3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2019年03月18日4月24日(水)よりブルーレイ&DVDがリリースされる「ハリー・ポッター魔法ワールド」最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。本作から、“エクステンデッド版”のみに収録される追加シーンの、序盤のニュートとダンブルドアのシーン映像が初公開された。“エクステンデッド版”には、劇場で公開された本編からはカットされてしまった未公開映像が約7分追加されている。今回解禁されたのは、そのエクステンデッド版に収録される映像の一部。映画序盤、主人公のニュート(エディ・レッドメイン)とダンブルドア(ジュード・ロウ)が再会を果たした直後のシーンだ。ダンブルドアが灯消しライターで街灯の火を消すと、2人は人目を避けるように、“姿くらまし”(瞬間移動できる魔法)で何度か場所を変えながらクリーデンス(エズラ・ミラー)、そしてグリンデルバルド(ジョニー・デップ)について会話をしており、エクステンデッド版ではその会話シーンが丸ごと1つ追加されている。本作では、前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でニュートがダンブルドアの指示でニューヨークに行っていたことが明かされているが、公開された映像では、ニュートがなぜニューヨークに行かされたのかをダンブルドアに尋ねている。その後の会話では、“黒い魔法使い”グリンデルバルドが強大な力“オブスキュラス”を宿すクリーデンスを使ってダンブルドアを殺そうとしていることを、ダンブルドア本人も知っていたことが分かり、本作の衝撃的な結末の伏線となっている。エクステンデッド版にはこのほかにも、魔法動物ニフラーやベビーニフラーの登場シーンが増えていたり、若きダンブルドアと若きマクゴナガルの会話シーンが追加されていたりと、ファンにはたまらない内容となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2019年03月14日北海道・夕張市で行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」が10日にフィナーレを迎え、各賞の発表が行われた。同映画祭は北海道・夕張市にて行われるリゾート型映画祭で、今年で29回目を迎える。3月7日~10日、夕張市内5会場で120以上の作品の上映が行われ、延べ来場者数11,699人となった。10日に行われたクロージングセレモニーでは、ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門(審査員/白石和彌、マーク・シリング、冨永昌敬、長谷直美)&インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門(審査員/久保直樹、沖田修一、安藤桃子)のグランプリほか各賞が発表された。ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門でグランプリに選ばれたのは、監督・脚本を森田和樹が務める『されど青春の端くれ』で、高校生3人組を描く。また、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門には中島悠作監督の『極東ゲバゲバ風雲録』が選ばれ、沖田修一監督は「安藤桃子さんが『愛おしい、ぎゅっと抱きしめたい作品!』と、それはもう大絶賛していました。個性的な作品ぞろいでしたが、僕としても中でも飛び抜けた個性で忘れられないものを(グランプリに)選びました」と説明した。クロージングセレモニーでは、小網敏男・映画祭実行委員長が「126年もの間、石炭と住民たちと共に懐かしい思い出を運んで、この3月で廃線になる鉄道(夕張線)」に対し、「ありがとう」と感謝を述べ、「夏に新たな映画祭が始まる」ことを期待する。深津修一エグゼクティブ・プロデューサーは、夏の開催になる来期について、より会期内のイベントを増やし、「フェス」感覚を強める展望を解説。夕張が「メロンと映画のマチ」として活性化することを望むと語った。○受賞一覧■ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門・グランプリ『されど青春の端くれ』(監督・脚本/森田和樹)・北海道知事賞『桃源郷的娘』(監督・脚本/太田慶)・審査員特別賞『赤い原罪』(監督・脚本/ムン・シング)・優秀芸術賞 『MoonDrops』(監督/ヨーラム・エヴァー・ハダニ)、『5つ目の記憶』(監督/小野寺しん)、『M&A』(監督/宮城伸子)■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門・グランプリ『極東ゲバゲバ風雲録』(監督・脚本/中島悠作)■ファンタランド大賞 (観客賞)・グランプリ『いつくしみふかき』・イベント賞「斎藤工セレクション&アニメワークショップ」・ゆうばり市民賞「第1回ゆうばり怪獣自主映画まつり」・人物賞「安井謙太郎」 (ジャニーズJr./『ニート・ニート・ニート』主演)■シネガーアワード (批評家賞)・『されど青春の端くれ』(監督・脚本/森田和樹)○森田和樹監督 受賞コメント2年前に難病になって入院し、映画作りを辞めようと思ったこともあったが、続けていて良かった……(涙ぐむ)。入院中、天井ばかり見つめていて「これじゃだめだ」と思ったときに構想した物語です。まだ「(高く)評価される」という域には達していないのは分かっています。でも「作りたい!」という「衝動」が審査員の方々に伝わったのはうれしい。これからもっと評価される作品を作っていきたいと思います。(次回支援金は)青春映画が大好きなので、次回作は青春スプラッタを考えています。○白石和彌 監督コメント映画としてはまだ未熟な部分もあり、技術的にも高めていく必要はありますが、「映画を撮りたい!」という「衝動」が一番ストレートに伝わってくる力のある作品で、そこを評価しました。審査員全員が「(グランプリなら)この作品だよね」と感じていました。
2019年03月10日学校では学べない力を手に入れることができるという「旅育」。文字通り、「旅を通じて行う教育」ですが、じつは旅そのものだけではなく「旅の後」も重要なのだそう。そう語るのは、旅育の第一人者である旅行ジャーナリストの村田和子さん。「遠足は家に帰るまでが遠足」といわれますが、旅育は家に帰った後も続くようです。その他の、旅育で重要となる考え方や具体的メソッドと併せてアドバイスをしてくれました。構成/岩川悟(slipstream)取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)旅は時間感覚をつかむ機会にあふれている移動が伴う旅は、子どもが「時間の感覚を学ぶ」にも最適です。そのためにも、まずは「スケジュールを共有する」ことが大切です。幼い子どもと旅行するときに親御さんがいちばん気を遣うのは、電車などでの移動中に子どもが静かにできるかというところでしょう。よくあるパターンとしては、移動中に子どもが「あと何分?どれくらい?」と大きな声で何度も聞いてくるというもの。それに対して「あと少しだから静かにして」なんて言う親御さんもいますが、そもそもなぜ子どもがそうやって聞いてくるのかと考えたことはあるでしょうか?じつは、「不安」が子どものぐずる要因になることが多いのです。スケジュールを知らなければ、いまある状態がいつまで続くのかわからず、大人だって不安になるでしょう?その不安を解消してあげるために、まずはスケジュールを共有してあげてください。「今日はここからここまで行くよ」「時間は何分くらいかかるから、なにをして過ごそうか」と事前に話してあげれば、子どもは安心感を得られ、静かにできることが多いと感じます。同時に、スケジュールを共有することが時間感覚をつかむことにもなります。子どもというのは、どのくらいの時間になにができるかという感覚をまだつかめていないものです。旅にはその感覚をつかむ機会があふれています。たとえば、電車の乗り継ぎに15分かかるとしましょう。「15分あるからなにをしようか」と子どもに考えさせるのです。経験を重ねるうち、「15分だとご飯を食べるのは難しいから、トイレに行って飲み物を買う」というふうに、徐々に時間の感覚をつかんでいくはずです。そして、移動時間を家族のコミュニケーションに使うというのもおすすめです。家族旅行を敬遠する人は、移動中に子どもが騒がないかと心配することが多いようです。でも、よく考えてみてください。家族といっても、親が仕事をして子どもが保育園や学校に通っていれば、全員が一緒に過ごせる時間は朝食や夕食の時間など本当に限られたものです。しかも、子どもが大きくなるにつれその時間はさらに減っていきます。でも、家族旅行での移動時間は必然的に家族が一緒に過ごすことになる。考え方を変えて、移動時間を貴重な家族のコミュニケーションの時間ととらえてはどうでしょうか。子どもにチャンレンジを促す父親の役目そして、旅先では子どもにいろいろなチャレンジをさせてあげてほしいですね。さまざまな体験プログラムなどの他、日常から離れた環境だからこそできるチャレンジも旅にはあふれています。もちろん、チャレンジすることには不安も伴います。それでもチャレンジをしたというその事実が、「次もまたやってみよう!」という積極性を子どもにもたらしてくれます。そういう意味では、お父さんと子どもだけの時間、父子旅行などもおすすめですね。その間、お母さんはひとりの時間を楽しみ、リフレッシュすれば一石二鳥です。共働き家庭が増えているとはいえ、子育ての中心はお母さんが担うことが多いものです。そのためお母さんは、一生懸命さや責任感から「危ないことはやっちゃ駄目!」と保守的になったり、「ちゃんと野菜も食べなさい」と、旅先でも日常と同じように細かいことを子どもに言ったりしがちです。なにを隠そう、わたしにもその傾向がありますしね(笑)。でも、お父さんはワイルドというか、大人になっても冒険好きな部分を持っている方が多いようです。ちょっとくらい危ないことでも「やってみよう!」と子どものチャレンジを促す傾向が強い。子どもにとってまだ難しいことでも、少し背伸びをさせてチャレンジさせるのがお父さんという存在です。それでたとえ失敗したとしても、子どもは必ずなにかを得るはずです。食事も、お父さんと子どもだけなら、「今日1日くらいいいよな」「お母さんには内緒だからな」なんて言って、揚げ物やスパゲティーなど好物だけを食べるということもあるかもしれない(笑)。そんなお父さんと子どもだけの秘密の体験も、子どもにとっては印象深いものになります。それに、仕事が忙しいお父さんが日常のなかで子どもと一緒に過ごせる時間は本当に限られています。お父さんと子どもの絆を深める意味でも、父子旅行はとてもいいと思いますよ。旅の記録を「モノ」として残して成功体験を思い出させる最後に、旅が終わった後についてアドバイスをしておきましょう。子どもは未来を見て生きています。つまり、日々起きたことは脳の奥にしまわれていくのです。でも、せっかくなら、家族旅行の思い出や、旅先での成功体験を日常で思い出し、そのたびに子どもが自己肯定力を高めることにつなげたいものです。そうするために、旅をなんらかのかたちで「モノ」として残してあげましょう。写真もデータのまま保存するのではなく、子どもと見返してプリントしてアルバムにする。あるいは、子ども自身が選んだイチオシの写真を部屋に飾ってみる。写真じゃなくても、旅先でつくった「モノ」を飾るということでもいいでしょう。それらを見れば、子どもは旅の経験、自分が頑張った経験を思い出すのです。わたしの家庭では、旅先から家族それぞれがちょっとずつコメントを書いた絵葉書を自宅に送るようにしていました。息子に「パパとママがけんかした」なんて書かれたこともあります(笑)。写真に残っていないささいなことは意外と忘れてしまうものですが、こうしてコメントがあればしっかり思い出になるのです。しかも、これは子どもの成長記録にもなります。幼いときは大きく拙かった字がだんだん小さくなり、そのうち難しい漢字も交じってくる。思春期になると面倒なのでしょうね。ほんのひとことになったりもする(笑)。写真のアルバムとはまたちがった思い出の残し方なので、ぜひトライしてみてください。『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』村田和子 著/日本実業出版社(2018)■ 旅行ジャーナリスト・村田和子さん インタビュー一覧第1回:子どもの人生は“旅”で幸せになる。いまの時代こそ親子で旅に出るべき理由第2回:旅先での行動は“親子別々”に。“親の不在”が深める子どもの「自信」第3回:旅の計画には“正解がない”。子どもの「考える力」を育む旅行プランの立て方第4回:忘れてはいけない“旅の記録”。旅先での成功体験を思い出すたび「自己肯定力」が高まる【プロフィール】村田和子(むらた・かずこ)1969年8月29日生まれ、神奈川県出身。旅行ジャーナリスト。2001年、生活情報サイト「All About」運営スタート時に旅行情報のガイドに就任したことを機に執筆活動を開始。モットーは「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」。現在は家族旅行を応援する旅行情報サイト「家族deたびいく」を運営しながら、消費者視点での旅の魅力や楽しみ方を年間100以上の媒体で紹介する他、旅行に関する講演、旅行サイトや宿泊施設のコンサルティングもおこなう。得意なテーマは旅育、家族旅行、ひとり旅、記念日旅行、ヘルスツーリズムなど。特に旅によって子どもの生きる力を育む旅育を村田式教育メソッドとして著書等を通じて啓蒙を進めている。一児の母。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年02月11日いま注目度を増している「旅育」とは、「旅を通じておこなう子ども教育」のことです。でも、ただ子どもと旅に出ればいいのでしょうか?旅育初心者のため、その第一人者である旅行ジャーナリスト・村田和子さんが具体的なアドバイスをしてくれました。旅育をするにあたってまず重要となるのは「子どもを子ども扱いしない」ことだそう。そして、「体感をもって学ぶ」ことの重要性に子ども自身に気づかせることだとも。構成/岩川悟(slipstream)取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)「子どもを子ども扱いしない」という姿勢旅育とは「旅を通じておこなう子ども教育」。つまり、旅によって「子どもが大人に向かって成長する」ことが目的です。であれば、まず重要となるのは「子どもを子ども扱いしない」ことではないでしょうか。大人の友人同士で旅行するというときに、行き先を告げないとか相手の希望を聞かないということはあり得ませんよね。でも、家族旅行となると、親はどうしてもそうしてしまいがちです。そこで、子どもを子ども扱いしないために、「旅の計画から子どもと一緒にする」のです。ただ、小学校に上がる前くらいの幼い子どもだと、現実的な旅行プランを出すことは難しいでしょう。それに、せっかく子どもが「あれをしたい」「これをしたい」と言ったのに、現実的に難しいからと却下してしまうと、教育という点から見れば逆効果。自己肯定力を下げることになってしまいます。そこで、夏休みに海に行くのか山に行くのかといった複数の案から選択させるのです。ただ選択するだけですが、それでも子どもにとっては自分が決めた旅になるので、旅に臨むモチベーションがまったくちがってきます。意欲的に旅に出るわけですから、旅がもたらしてくれるさまざまな効果(インタビュー第1回・第2回参照)も格段にアップするというわけです。旅の計画を立てることは頭を使うことだらけもう少し子どもが大きくなったら、計画を立てるときに家族会議をしてください。家族それぞれが行きたい場所を挙げてプレゼンをするのです。どうしてその場所に行きたいのかといった理由を各自が訴え、他の家族はそれをしっかり聞く。すると、子どもは、「パパの案もいいな」と思ったりもします。そして、自分の案とどう折り合いをつければいいのかと考えて答えを導こうとする。こうして、社会に出たときにも重要となるコミュニケーション力や他者理解の力が自然と養われるのです。小学校中学年になれば、旅の計画の一部を思い切って子どもにまかせてみてください。目的地への行き方もひとつではありません。車がいいのか、電車がいいのか、電車でも新幹線を使うほうがいいのかと考えさせてみるのです。旅の計画というのは、本当に頭を使うことが多いものです。宿はどうするのか、観光はどうするのか、さらに予算も絡んでくる。考える要素がたくさんあるうえに、正解もない。それこそ、「正解がない」といわれる時代に必要な「考える力」を育むことになるのです。これにはインターネットの普及が好影響を与えてくれています。インターネットがない時代に、時刻表とにらめっこして予定を組むのは子どもには難しかったことでしょう。しかも、目的地周辺の観光や宿の情報を得る手段も限られていました。でもいまなら検索をすれば複数の経路に宿や観光の情報がすぐに示されます。いまの時代だからこそできるようになった教育だともいえます。身をもって「百聞は一見にしかず」を知るただ、インターネットにはデメリットもある。幼いときからあたりまえのようにインターネットに触れてきたいまの若い世代は、頻繁に旅行をする人とまったくしない人というふうに二極化しています。以前ならなかなか得られなかった情報に触れたからこそ「実際に体験してみたい」と思う人と、「家にいて得られるものになぜ時間やお金をかけるのかわからない」と思う人にわかれているのです。後者には「情報=リアル」という価値観が根底にあるのだと思います。でも、実際に旅先で本物を見ると、思っていたものとちがうということはよくあることですよね。それは、「思っていたよりも良かった」でも「思っていたほど良くなかった」でもいいのです。重要なのは、「情報とリアルはちがう」と体感すること。つまり、身をもって「百聞は一見にしかず」を知ることなのです。わたしの息子が小さいときにはじめて海に行ったときのことです。息子もテレビなどを通じて海も波も知っていて、海が見えてきたときには「わー!海だ!」とはしゃいでいました。ところが、実際にビーチに立ったら、「波が怖い」と言って海に近寄ろうともしなかった。息子はまさに五感で海を体感し、息子なりに海というものを知ったわけです。幼いときから体感をもって学ぶことの大切さを知る。そういう経験があれば、どんな情報化社会になろうとも、本物の重要性を見失うことはないと思うのです。『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』村田和子 著/日本実業出版社(2018)■ 旅行ジャーナリスト・村田和子さん インタビュー一覧第1回:子どもの人生は“旅”で幸せになる。いまの時代こそ親子で旅に出るべき理由第2回:旅先での行動は“親子別々”に。“親の不在”が深める子どもの「自信」第3回:旅の計画には“正解がない”。子どもの「考える力」を育む旅行プランの立て方第4回:忘れてはいけない“旅の記録”。旅先での成功体験を思い出すたび「自己肯定力」が高まる(※近日公開)【プロフィール】村田和子(むらた・かずこ)1969年8月29日生まれ、神奈川県出身。旅行ジャーナリスト。2001年、生活情報サイト「All About」運営スタート時に旅行情報のガイドに就任したことを機に執筆活動を開始。モットーは「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」。現在は家族旅行を応援する旅行情報サイト「家族deたびいく」を運営しながら、消費者視点での旅の魅力や楽しみ方を年間100以上の媒体で紹介する他、旅行に関する講演、旅行サイトや宿泊施設のコンサルティングもおこなう。得意なテーマは旅育、家族旅行、ひとり旅、記念日旅行、ヘルスツーリズムなど。特に旅によって子どもの生きる力を育む旅育を村田式教育メソッドとして著書等を通じて啓蒙を進めている。一児の母。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年02月10日エディ・レッドメイン主演『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のブルーレイ&DVDのリリースが4月24日に決定。未公開シーン(約7分)を追加した“エクステンデッド版”はじめ、豪華特典収録の6商品がラインナップする。劇場公開から3週連続の週末ランキングNo.1、9週連続で興行収入ランキングTOP10 入りを果たす大ヒット。2月8日現在で興行収入65.6億円を超え、本国イギリスを抜いて日本が“全世界2位”にランクインし、日本中で“ファンタビ旋風”を巻き起こした本作。監督は、「ハリー・ポッター」シリーズ後半4作品と本シリーズ第1作と同じくデイビッド・イェーツ、脚本も第1作に続きJ.K.ローリング自らが執筆。魔法動物学者ニュート・スキャマンダー役のエディをはじめ、キャサリン・ウォーターストン(ティナ役)、ダン・フォグラー(ジェイコブ役)、アリソン・スドル(クイニー役)のメインキャスト4 人はもちろん、若きダンブルドア役にジュード・ロウ、最強の魔法使いグリンデルバルド役にジョニー・デップ、ニュートのホグワーツ時代の同級生であり、兄・テセウスの婚約者であるリタ役にゾーイ・クラビッツ、謎の少年くりーデンス役にエズラ・ミラーなど、超豪華キャストが勢揃いした。今回リリースされる7,000セット限定の「エクステンデッド版 ブルーレイ プレミアム・エディション」には、約7分の未公開映像を追加した、ここでしか観られない“エクステンデッド版”ブルーレイが収録。日本限定メイキングブックレットや、魔法ワールドシリーズを通してグラフィック美術監修を務る"MINALIMA"の豪華ブックレット、さらに劇中に登場し、ストーリーの重要な鍵を握った“グリンデルバルドのペンダント”も封入されるファン垂涎の特典付き。このほか4K ULTRA HD、3D、ブルーレイ、DVDの各フォーマットに豪華特典を含めた全6商品を展開、先行して3月20日(水)よりデジタル配信も開始する。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2019年02月08日東京ディズニーシーは、メディテレーニアンハーバーに新規大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を2019年7月23日(火)にオープンする。新大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」海外のディズニーテーマパークで高い人気を誇る大型アトラクション「ソアリン」が日本上陸。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は、その「ソアリン」に新たなシーンを加えた、子どもから大人までが楽しめる東京ディズニーシーオリジナルのシミュレータータイプのアトラクションだ。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のストーリーは、メディテレーニアンハーバーの丘にある、空を飛ぶという人類の夢を称える博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」からスタートする。博物館では、飛行の研究に情熱を注ぎ、未来を夢見て努力し続けた女性、カメリア・ファルコの人生を振り返る特別展が開催されており、ゲストはその館内をめぐる。その先、メインショーでは、カメリアが仲間とともに開発した空飛ぶ乗り物、ドリームフライヤーに乗り込むことに。ゲストたちは、ライドに乗って、風や匂いを感じながら、世界中の名所や大自然をめぐる雄大な空を旅することができる。グッズ&メニューも販売「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の世界をイメージしたメニュー4種も登場。澄み渡る青空とそこに浮かぶ雲をイメージした“青いチュロス”「ファンタスティック・フライト・チュロス」のほか、空色のグラデーションが爽やかなドリンクも展開する。グッズで登場するミッキーマウスたちは、雄大な空の旅を楽しむ装いで登場。操縦士の恰好をしたドナルド、ミッキーマウス、ミニーマウスのぬいぐるみバッジは、一緒に旅したくなる愛らしさだ。また、空飛ぶ乗り物「ドリームフライヤー」に乗って青空を飛んでいる様子をデザインしたバルーンや折り紙メモなどがラインナップする。同日からハンガーステージの新プログラムもスタート同日より、東京ディズニーシーのロストリバーデルタにある「ハンガーステージ」で公演する新しいエンターテイメントプログラム「ソング・オブ・ミラージュ」もスタート。プログラムのなかで、ミッキーマウスと仲間たちは、多くの冒険家たちの間で話題となった幻の都市、黄金に輝く川の都「リオ・ドラード」を目指して、た不思議な杖に導かれて時空を超えた大冒険を繰り広げる。不思議な杖の力で現れる植物の楽園、きらびやかな洞窟、緑深き遺跡など心躍る世界を、臨場感あふれるプロジェクションマッピングで表現するとともに、ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダックの躍動感にみちたライブパフォーマンスを見せてくれる。【詳細】■「ソアリン:ファンタスティック・フライト」オープン日:2019年7月23日(火)場所:東京ディズニーシー体験時間:約5分(メインショー)乗車定員:1シアターあたり87名シアター数:2シアター※ディズニー・ファストパスを導入。※身長102㎝未満の場合は利用不可。※ディズニーホテル宿泊者特典として、開園15分前からパークの対象エリアへの入場を開始する「ハッピー15 エントリー」の利用対象アトラクション。■「ソング・オブ・ミラージュ」スタート日:2019年7月23日(火)公演時間:約30分登場キャラクター:ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー■メニュー&グッズ価格・ファンタスティック・フライト・チュロス(パイナップル) 1本 400円・ファンタスティック・フライト・ドリンク(ライチータピオカ) 1杯 450円・ポップコーン、バケット付き 2,000円取り扱いワゴン:ヴィア・デッレ・ビティ・Tシャツ 2,900円・キャップ 2,800円取り扱い店舗:イル・ポスティーノ・ステーショナリー・ファッション用グラス 2,300円・バルーン 1,000円・ぬりぐるみバッジ 2,200円取り扱い店舗:イル・ポスティーノ・ステーショナリー・折り紙メモ 400円※グッズは7月17日(水)から先行販売。※内容は予告なく変更になる場合あり。
2019年01月21日累計興行収入45億円を超え、12月16日(24日目)には観客動員数320万人を突破する大ヒットとなっている『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。12月16日(日)、吹き替え版で主人公ニュート・スキャマンダーの声を担当している宮野真守が、大阪で行われた本作の舞台挨拶付きの応援上映イベントに登壇した。大阪は、47都道府県の中からニュート=宮野さんを呼びたい地域を投票し、最も票が多かった=最も魔法にかかった上位3つの中から、抽選で1都道府県で応援上映を実施するという“日本中に魔法をかけよう!キャンペーン”で選ばれた場所。チケットが発売されると3分で即完となった大阪での初・応援上映には、10代~20代の女性から、中高生の男女共に友人グループ、そして子どもたちの姿も多く見受けられ、幅広い世代の来場者たちが駆けつけた。■宮野真守、大阪に降臨「皆さんが“アクシオ”してくれたので」超満員の会場にニュートの“トランク”と“魔法の杖”を手に宮野さんが姿を現すと、MCの声がかき消されるほどの大歓声が巻き起こり、黄色い声援が止まらない事態に。観客たちの熱気を一身に浴びた宮野さんは、「皆さんが僕をたくさん“アクシオ”(呼び寄せる呪文)してくれたので、大阪にやってまいりました!僕自身、今まで映画の舞台挨拶で、大阪に来たことがなかったので嬉しいです!」と熱烈な歓迎に感謝を述べ、特大ヒット驀進中との知らせを受けると「すごいですよね!本当に皆さんの応援のおかげです!」と喜びを語った。そして「僕のトランク、ちょっと小ぶりなんですけれど」と笑いを誘いながら、いそいそとトランクを開けると、中から魔法動物の“ニフラー”が登場!「あ!お前!」とニフラーのお腹をごそごそとする宮野さん…。すると、そのお腹の中から700円が!「一体、いつ俺の財布から700円盗ったんだ!…と小芝居をしてみました(笑)今のトランクからニフラーが出てくるとか、ニフラーが小銭を盗んでいるとか、そういう一つ一つに反応してくれるのが嬉しいです」と、なりきりぶりを見せた。■ジャパンプレミアでのエディとの対面をふり返る「すごくいい人!」また、ニュートを演じたエディ・レッドメインとのジャパンプレミアでの再会をふり返り、「写真撮ったんですよ…握手したんですよ!すごくいい人!僕を見つけてくれて、『また会えて嬉しいよ』って言ってくれたんです。本当に気遣いが嬉しかったです」との心温まるエピソードを披露。さらに「僕は声優としてこの作品に参加している立場なので、純粋にこの作品に感動したんです。『素晴らしい作品が出来ましたね!』って伝えたらエディが『そうだね』って。『みんなの反応が楽しみだね』って言っていたので、SNSとかで世界に、エディに届くように発信してください!」と熱いメッセージも。『ハリー・ポッター』シリーズとの関係もより深まっている本作。「ファンの人たちにとっては、“ここがつながっていくんだ”っていう楽しみももちろんありますし、スケールは驚くほどにパワーアップしているし、構成力が素晴らしくて、ファンじゃない人にとっても、楽しめる物語になっているのもすごい点ですよね!そして、とにかくエディがかっこいい!」と、映画の見どころについても熱く語ってくれた。■ダンブルドア・森川智之が話すとドキドキ「帝王がやって参りました」また、洋画では珍しく吹き替え版も高評価を得ている点について、「ダンブルドア先生がまさかのジュード・ロウだし、声があの森川智之!帝王がやって参りました。すごいです。素晴らしいです。あんなに渋くてかっこいいお芝居、キャラクター性を出せるのは、さすがだなと思うんです」と絶賛。「ダンブルドアは謎が多いのですが、そのミステリアスな感じも森川さんの声からうかがえるんですよ!ダンブルドアが話すとドキドキ・ワクワクするというか…ニュートとの関係性っていうのもポイントになってくるので、注目してほしいです!」と、吹き替え版ならではの魅力にも触れた。■応援上映に向けたアドバイスも!胸キュンシーン再現大阪初となった応援上映。宮野さんのおすすめ“盛り上がりポイント”として「地面に杖を突き刺して“フィニート!”(呪文を終わらせる呪文)ってする場面」を挙げた。「予告編にも入っていて、その時点ですごくかっこよさそうなシーンだなって思ってた人、沢山いるんじゃないのかな?絶対盛り上がるシーンだと思うので!是非、一緒に戦ってください!みんなで、一緒にグリンデルバルドに立ち向かってください!」と力説。そして劇中の名シーンをふり返る中、応援上映の練習に宮野さんが吹き替えを生披露することに!選ばれたのは、いま日本中で飛び交っている本作へ向けた数々の絶賛コメントの中で、特に声が目立つ“ニュートが想い人・ティナへ告白するシーン”。このシーンは口下手なニュートが一生懸命に想いを伝えるという、それだけで悶絶必至の場面だが、ティナのセリフは観客たちが担当することとなり、会場は思わぬサプライズに再び大興奮状態に。このシーンは、ジェイコブの恋のアドバイスに従い、彼女の瞳の美しさを例えた魔法動物“サラマンダー”を言い出せずにいるニュートの想いを汲んで、ティナが「サラマンダー?」と代わりに答える場面となっており、ニュートらしさ溢れるこの告白シーンを熱演する宮野さん。そして、そんな宮野さんに悶絶しながらも、想いを強く込め、元気よく観客たちは「サラマンダー!」と発し、会場は一体化。場内の盛り上がりは最骨頂となり、「なんか、ラブロマンス!!!」と思わず宮野さんも大興奮となった。最後は「皆さんが応援してくれているのが、本当に伝わってきます。快進撃を続けていて、記録的にも、ものすごいことになっています!」と語った宮野さん。「僕自身がこの作品の大ファンです。この場に入れる幸せを本当に噛み締めています。まだまだ沢山の皆さんに観て頂きたいと思っておりますので、今日観て、沢山応援して、楽しかったらその楽しさを周りの人達に伝えてください!」とさらなる大ヒットを願う言葉を贈り、舞台挨拶は幕を閉じた。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年12月17日公開3週目を迎えてなお快進撃が続いている『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。この度、本作で主人公ニュートを演じるエディ・レッドメインとダンブルドア先生を演じるジュード・ロウが誘う、「ハリポタ」&「ファンタビ」魔法ワールドの魅力がたっぷり詰まった特別映像が解禁となった。■3週連続1位は今年の洋画実写初!まもなく40億円超え73.4億円の大ヒットを記録した『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の数字を上回るペースで記録を更新している本作。公開3週目12月8日(土)~9日(日)の週末は、2日間で観客動員35万1,243人、興行収入5億1735万2,700円となり、週末の動員・興行収入ともに3週連続1位に。3週連続の週末ランキングNo.1は2018年に公開された洋画実写では唯一の快挙であり、また『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の同週末興行をも上回る成績となっている。累計では公開17日間で観客動員数276万8415人、興行収入39億1614万4,000円を達成。前作を凌ぐペーストなっており、先日は『ハリー・ポッターと賢者の石』から本作までの全10作に渡るハリー・ポッター魔法ワールド作品の世界興行収入の累計が1兆を突破した。■「知られざる秘密もまだたくさんある」ジュードが明かす今回解禁となった映像の冒頭では、最初の闇の魔法使いとなる「“黒い魔法使い”ゲラート・グリンデルバルドの誕生を目撃することになるよ。ファンタビとどう繋がっていくのか一緒に見ていこう。それじゃあ魔法の世界を楽しんで」とエディがコメント。長~いことで有名なダンブルドア先生の本名とともに“自己紹介”したジュードは、「J.K.ローリングが生みだす魔法ワールドはすごく奥深くて広大なんだ。『ハリポタ』と『ファンタビ』は物語やキャラクターに繋がりがあって知られざる秘密もまだたくさんある」と語り、それぞれの物語やキャラクターに繋がりがあることを明かしている。映像にはニュートやハリーだけでなく、あのヴォルデモートもホグワーツ魔法魔術学校の卒業生であったことや、「この鏡に魅入られ身を滅ぼした者は大勢いる」とダンブルドア先生が“みぞの鏡”を語るシーン、クリーデンス(エズラ・ミラー)がグリンデルバルド扮するグレイブス(コリン・ファレル)から「ハリポタ」でも重要なキーアイテムとなった“死の秘宝”マークのネックレスを渡される姿など、「ハリポタ」シリーズとの繋がるポイントが描かれている。本作を観賞した人たちの中には「衝撃的すぎてハリポタ全部見直してもう一回観たい」「ハリポタ全部おさらいしてからもう一回見たい!!!」といったコメントを寄せる人も多く、リピーターが続出中。タイトルにちなんで「3タビ」「4タビ」と繰り返し楽しんでいるリピーターが増えており、中には「わたし今5タビ済!!」という猛者も。これから冬休みシーズンに突入するにつれ、リピーターもどんどん増えていきそうだ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年12月11日“ハリー・ポッター魔法ワールド”最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、主演のエディ・レッドメインたちと仲良く来日したキャサリン・ウォーターストンにインタビュー。エディ演じる主人公ニュート・スキャマンダーと惹かれ合うティナ役を続投したキャサリンは、スラリとした182cmの高身長に小顔という恵まれた容姿で、スクリーン映えも抜群だ。本作でニュートは、強大な敵で“黒い魔法使い”のグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃げ出したことを知る。彼は、恩師であるダンブルドアの命により、仲間や魔法動物(ビースト)たちと共に、グリンデルバルドがいるパリへと向かう。『華麗なるギャツビー』(74)のニック・キャラウェイ役で知られる名優サム・ウォーターストンの娘で、異母兄のジェームズ、実姉エリザベスも俳優であるキャサリン。日本では「ファンタビ」で一気に知名度を上げたが、『エイリアンコヴェナント』(17)のヒロインを熱演していたことも記憶に新しい。現在第1子を妊娠中で、ドレスからもふっくらしたお腹が目立ってきたが、3日間のキャンペーンでは、終始愛くるしい笑顔でファンの声援に応えてくれた。そんな彼女の素顔とは?○「ファンタビ」で描かれる英雄像に共感――前作でニュートとお互いの思いを確認し合ったのに、今回ティナの勘違いによって、関係がぎくしゃくしてしまいます。最初に脚本を読まれてどんな印象を受けましたか?興奮したわ。「ハリー・ポッター」の世界観が物語に織り込まれていて、自分の想像力に火がつけてくれた感じよ。ホグワーツ魔法魔術学校やダンブルドアが出てきたりして、すごくうれしかったわ。J・K・ローリングが描くニュートとティナのロマンスは、ゆっくりと進行していく感じね。でも、いつかきっと結ばれると思うわ。――ニュートのように動物が大好きで優しい人だけど、ちょっと風変わりな男性はお好きですか?好きよ。動物好きで変わり者な点というよりも、人の意見を聞けて、他人に意地悪をしない人、生物を大小関係なく尊重する人、という意味でとても魅力的だと思う。そういう意味で言えば、J・K・ローリングが伝えている概念はすごくいいなと思っている。世の中の英雄は、必ずしも男らしい人ばかりではないけど、今の世の中では、すべての分野において、傲慢かつワンマンなやり方を突き通すリーダーが優遇されがちでしょ。そういう男性を、私はとても不快に思ったりするの。でも、J・K・ローリングは、そういうタイプとは違う男性であっても、英雄になれるし、女性にとっても魅力が感じられると、示してくれた。そういうメッセージには大いにうなずけるわ。○エディ・レッドメインがいきなり歌って踊り出す!?――キャンペーンでは、いつも明るい笑顔を見せてくれる好感度大のエディ・レッドメインさん。共演シーンの多いキャサリンさんは、カメラが回ってない時に見せる彼の意外な素顔も知っているのでは?優れた役者さんは、素顔も作品からかけ離れていない気がするの。というのは、役者として演技をしている時、彼らが何らかの形で彼自身を投影していると思うから。エディも人としてすばらしい方だし、そういう彼の人柄がニュート役に反映されていると思う。だから、仕事以外の時にお会いしても驚くことは一切ないわ。彼はいつも優しくて温かいし、とても親切よ。ただ、意外な一面というか、少しビックリしたのは、撮影で疲れて、煮詰まったりすると、急にミュージカルのように歌い出すところね。そういう面がとても面白いと思ったわ。○クイニーとジェイコブの禁断の恋への複雑な思い――ノー・マジ(人間)のジェイコブと愛し合う妹のクイニー。今回ティナが、法の番人マクーザに復職したことで、クイニーとの関係性にも亀裂が生まれます。ジェイコブとクイニーの禁じられた恋は、性別や人種を越えて愛し合うことのすばらしさを物語っているように感じますが、ティナさんは2人の恋をどう捉えていますか?私は2人の関係を見ていて、2年前の実話を映画化した『ラビング 愛という名前のふたり』(16)を思い出したの。この映画は、白人と黒人という異人種間の結婚が法律で禁じられていた50年代の出来事を描いている。全く理解不能な法律だったと思うし、そのために2人が引き裂かれようとすること自体が許せないわ。――『ラビング 愛という名前のふたり』で描かれているテーマは、クイニーたちの禁断の恋と、確かに通ずるものがありますね。クイニーとジェイコブの恋も彼らの関係性と同じようなものよ。こんなに愛し合っている2人なのにどうしてダメなの?と言いたいわ。だって、自分が心から愛するパートナーを見つけること自体がとても難しい世の中なのに、なぜこんなにひどい法律によって恋愛が禁じられているのかと。そういう意味で、クイニーたちにはすごく同情するの。でも、ティナの視点で見ると少し違っていて、彼女は自分の妹に対してまるで親のような責任感を感じているわ。だからティナとしては、とにかくクイニーが傷つかないように守りたいという気持ちがあるの。ティナは妹を守ろうとして動いているだけなのに、守られている側は姉の行動自体にショックを受けてしまう。そこは何だか複雑な気持ちね。○グリンデルバルド役のジョニー・デップの魅力――グリンデルバルド役のジョニー・デップが、圧倒的な存在感を発揮していました。絶対悪という形ではなく、魅惑的なヒールとして描かれていましたが、キャサリンさんは、グリンデルバルドについて、どんな感想を持ちましたか?本当にすばらしかったです。たしか(ジェイコブ役の)ダン・フォグラーが言っていたのだけど、「ハリー・ポッター」のヴォルデモートがサイコパス的なキャラクターであるのに対し、グリンデルバルドは人を巧みに操ることができる社会的な病理者だと。ジョニー・デップ演じるグリンデルバルドは、そこの描写が見事だった。相手に伝えたいメッセージをカスタマイズし、誘惑してその人を自分の味方につけるという手法をとるの。――確かに、グリンデルバルドは、力技ではない形で心を操っていきますね。私はいま、そういうことが、常に政治で行われている気がしているわ。だから、J・Kローリングがそういう要素を物語として描いてくれて本当に良かったと思っているの。やっかいなのは、成功を収める悪者は、自分が悪いと思ってやっている人ではなく、自分がやっていることを正しいと信じて疑わない人よ。ジョニー・デップは、そういう点も巧みに表現されたわ。いわゆる悪党というキャラクターは、見ていてとても楽しいでしょ。邪悪なことをどのように達成していくのかを見ると、とても興味深いから。ただ、できたらそういう悪行は、フィクションだけにしてほしいわ。■プロフィールキャサリン・ウォーターストン1980年3月3日生まれ、イングランド出身の女優。父親はサム・ウォーターストンで、異母兄ジェームズ・ウォーターストン、実姉エリザベス・ウォーターストンも俳優。『フィクサー』(07)で長編映画デビュー。主な出演作に『インヒアレント・ヴァイス』(14)、『スティーブ・ジョブズ』(15)、『エイリアンコヴェナント』(17)、『ローガン・ラッキー』(17)。前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)からティナ役を続投した■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.
2018年12月09日世界中の人々を虜にしているハリー・ポッター魔法ワールドシリーズ。現在、この最新作となる『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が日本で公開中だが、この度、『ハリー・ポッターと賢者の石』から本作までの全10作に渡るハリー・ポッター魔法ワールド作品の世界興行収入の累計が、1兆0211億8174万2623円を記録したことが分かった。日本では11月23日より全国359館・1008スクリーンで公開スタートしたシリーズ最新作。10~20代の女性を中心に非常に幅広い層が来場し、早くも公開から7日間で20億円を超え、前作より2日間も上回るペースで動員200万人を突破。また12月5日時点、日本国内の興行収入は32億2031万7000円にも上り、公開から11日間で興行収入30億円を突破、動員も延べ約230万人と絶好調だ。なお、本作は字幕版だけでなく、豪華声優陣が声をあてる吹き替え版、さらに3Dや4Dなど、様々なシステムで上映中。そのため、複数回本作を鑑賞するリピーターが続出しており、今後もますます盛り上がりを見せそうだ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年12月07日主人公ニュートを演じるエディ・レッドメインをはじめ、新たにダンブルドア役にジュード・ロウ、“黒い魔法使い”グリンデルバルド役にジョニー・デップらが参戦した『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。『ハリー・ポッター』(ハリポタ)と同じ魔法ワールドで展開する、この『ファンタスティック・ビースト』(ファンタビ)シリーズには両者共通の登場人物たちに加え、飛び交う魔法やキーワードなどにも共通点が多々。今回は『ファンタビ』と『ハリポタ』を繋ぐ魔法の数々に注目した。“黒い魔法使い”が手にする魔法の杖とは!?すでにグリンデルバルド役ジョニーのヴィラン(悪役)ぶりが、日本でも話題となっている今作。そのポスターなどでエディやジョニー、ジュードたちの背後に△のような印があることにお気づきだろうか?これは『ハリー・ポッターと死の秘宝』2部作にも登場した、まさしく死の秘宝のこと。秘宝は3つあり、全て集めると“死を制する者”になれるという。ニワトコの杖(無敵の杖)…l魔法界史上最強の力を持つといわれる魔法の杖。『死の秘宝 PART1』の回想シーンによれば、青年のグリンデルバルド(ジェイミー・キャンベル・バウアー)が杖職人グレゴロビッチから奪い、手に入れた。やがてこの杖を自在に操り、勢力を拡大していったグリンデルバルド(ジョニー・デップ)は、前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でニュートによって逮捕されたものの、今回の最新作で逃亡に成功。その手にはやはりニワトコの杖が握られており、クライマックスでは忠誠か、死か、どちらかを選ばせる恐ろしい青い炎の魔法をつくり出す。魔法の杖には持ち主を倒した者が新たに“杖の忠誠心”を得るという特徴がある。(今後の『ファンタビ』で描かれる可能性が高い)1945年の決闘でグリンデルバルドに勝利したダンブルドアが、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で亡くなるまでニワトコの杖の所有者となった。そしておよそ50年後、『死の秘宝 PART1』では投獄され、老いたグリンデルバルド(マイケル・バーン)をハリーの宿敵ヴォルデモートが訪ねている。「トム、来ると思っていたよ」と彼を生来の名で呼び、不敵に笑うグリンデルバルドはまるで古くからの知り合いのよう!?杖の在りかを聞いたヴォルデモートはダンブルドアが眠る墓からニワトコの杖を奪っている。蘇りの石(死者の魂を呼び出す)…〇ヴォルデモートことトム・リドルの母方・ゴーント家に隠されていた指輪の中にあり、ヴォルデモートの分霊箱でもあった。ダンブルドアが『謎のプリンス』でこれを発見、破壊するも、その強力な呪いで結果的に命を失うことに。『死の秘宝』では、ハリーがダンブルドアの遺言で受け取った黄金のスニッチに隠されていた。透明マント(使用者の姿を見えなくする)…△『ハリー・ポッターと賢者の石』でのハリーへのクリスマスプレゼント。贈り主はダンブルドアで、ハリーの父ジェームズ・ポッターから研究のために預かっていた。短期間だが、死の秘宝3つ全てを所有していたことがあるのはハリーとダンブルドアだけ。死の秘宝は魔法使いの間では長らくおとぎ話として語り継がれてきたが、青年時代のグリンデルバルドとダンブルドアは実在すると信じ、“死を制する者”=最強の魔法使いとなって魔法界、そして人間界を支配するという「より大きな善のために」、3つの秘宝を探し求めた。だが、そのことがきっかけで妹アリアナを亡くしたダンブルドアは考えを改め、グリンデルバルドと決別する(『死の秘宝』原作より)。一方、ハリーたちは『死の秘宝 PART1』で友人ルーナの父ゼノフィリウス・ラブグッドから、おとぎ話「三人兄弟の物語」に記された死の秘宝について説明を受けている。ハリーはこのときに初めて、父の形見の透明マントが死の秘宝の1つだと知った。『ファンタビ』の時代、ニワトコの杖のみを持つグリンデルバルドは、残りの2つを血眼になって探すことになるのだろうか。そもそも魔法の杖とはーー魔法使いが持っている力は、杖を通じて発揮される。様々な木材から作られ、その芯にはドラゴンの心臓の琴線やユニコーンのたてがみなどが使われる。ハリーとヴォルデモートの杖の芯は同じ不死鳥の尾羽根を使用。杖に使用される木は魔法動物のボウトラックルが守っている。“魔法動物学者”ニュートの杖には魔法動物の素材は使われておらず、持ち手は貝殻、そのほかはトネリコの木。両手がふさがることが多いため、杖を口にくわえることもしばしば。なお、『ファンタビ』前作にはクイニー(アリソン・スドル)が杖でつくり出した“魔法の傘”による素敵なシーンが登場していたが、これはニュート役エディのアイディアだったとか。「ヘドウィグのテーマ」で懐かしのホグワーツへ『ファンタビ』最新作で物語の舞台の1つとなるのが、あのホグワーツ魔法魔術学校。ニュートやハリーたちが学んだイギリスの魔法使いの学校だ。『ハリポタ』シリーズを彩った聞き覚えのある「ヘドウィグのテーマ」に乗り、山々を超えて姿を現すホグワーツ城の雄姿にときめいた人も多いのでは?城へと続く長い長い石橋は、『死の秘宝 PART2』のホグワーツの戦いにも登場した象徴的な場所でもある。懐かしのホグワーツでは、ダンブルドアの授業を受けるローブ姿の生徒たちの姿が!回想では学生時代のニュートやリタも登場する。あの大広間や、魔法界の人気スポーツ・クィディッチもちらっと映り(赤いユニフォームはおそらくグリフィンドール生か)、『ハリポタ』ファンが大興奮する見どころの1つだ。グリンデルバルドが映る!みぞの鏡って何?ダンブルドアといえば、ホグワーツで“みぞの鏡”の前に立つシーンがある。これは『賢者の石』でもキーアイテムとなった魔法の鏡で、見る者の心の奥に秘められた強い願望(のぞみ)を映し出す。『賢者の石』では11歳のハリーの前に生き別れた両親が映し出され、ハリーはそのとりこになってしまった。そんなハリーを老ダンブルドアが「夢にふけってはならん」と諭すのだが、何気にここはハリーとダンブルドアが初めて会話したシーン。原作本では「先生なら何が見えますか?」というハリーの問いに、「厚手のウールの靴下を一足、手に持っておるのが見える」と答えていたダンブルドア。しかし、今回の『ファンタビ』でダンブルドアの前に映し出されるのは、青年時代に「お互いに闘わない」という“誓い”をした自分とグリンデルバルド、そして現在のグリンデルバルドの姿だ。ダンブルドアの秘められた望みとは彼なのか。いまだ彼を想っているのだろうか…?そのほか、注目の魔法アイテムとしては、ニュートとジェイコブがイギリス・ドーバーからパリへと向かうポートキー(移動キー)。あらかじめ指定された時間に魔法使いを別の地点へ瞬間移動させることができるもので、バケツなど生命のない物体は何でもポートキーになる。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では冒頭、ハリーやロンの家族、上級生のセドリック・ディゴリー親子がオンボロのブーツを使って、アイルランド対ブルガリアのクィディッチ・ワールドカップ決勝戦の会場まで移動していた。『ファンタビ』では「乗り物酔いする?」とニュートがジェイコブ(ダン・フォグラー)に尋ねているが、魔法使いではないジェイコブはもちろん移動キー初体験。果たして、その“乗り心地”やいかに?魅惑の魔法薬にも注目『ファンタビ』最新作では、ロンドンに戻ったニュートのもとに不意にジェイコブとクイニーが訪ねてくる。魔法界には厳しいルールがあり、特に当時のアメリカ魔法界は魔法使いが人間と友達になってはいけないばかりか、交際、結婚なんてもってのほか。クイニーはジェイコブとの交際をティナ(キャサリン・ウォーターストン)に反対され、けんか中だという。ティナが一緒ではないと知るとあからさまにがっかりするニュートだが、どうもジェイコブの様子が変!?クイニーはジェイコブに惚れ薬(愛の妙薬:ラブ・ポーション)を飲ませたらしい。『謎のプリンス』には、惚れ薬の中でも世界一強力な「アモルテンシア」が登場。また、ハリー宛の惚れ薬入りチョコをうっかり(?)食べたロンが、見ず知らずの女の子に夢中になってしまったことも!『ハリポタ』で最もよく知られた魔法薬といえば、変身薬(ポリジュース薬)だろう。飲んだ者を一時的に別の人間に変えるこの魔法薬は、シリーズ2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場して以来、『炎のゴブレット』ではヴォルデモート復活を手助けするために死喰い人のバーテミウス・クラウチ・Jr.が“マッド-アイ”ムーディになりすまし、『死の秘宝 PART2』ではハーマイオニーがベラトリックス・レストレンジに。常に危険が伴う“変身”にはハラハラさせられっぱなしだった。今回の『ファンタビ』ではなんとニュートが、兄テセウス・スキャマンダーに変身!演じたカラム・ターナーはニュートのあの特徴的な歩き方まで完コピしている。不可能を可能に!?便利で不思議な魔法の呪文いわば“見習い”魔法使いだった学生のハリーたちとは違い、ニュートやティナたちは熟練した大人の魔法使い。『ファンタビ』では言葉で発しなくとも数々の呪文が飛び交い、料理や片づけ、瞬時に洋服を乾かすドライヤーのような魔法など、日常生活に密着したものもよく登場する。『ハリポタ』にも登場した印象的な呪文をピックアップしてみた。オブリビエイト:忘却呪文。記憶を消す、もしくは修正するもし魔法使いが、人間(マグル)に魔法を見られたなら、速やかに忘却呪文をかけなければならない。忘却呪文といえば、マグル相手ではないが『秘密の部屋』に登場したギルデロイ・ロックハートが印象深い。ロンの折れた杖を使ったため呪文が逆噴射し、自分が誰であるかも分からなくなってしまった。『ファンタビ』前作の『魔法使いの旅』では魔法動物スウーピング・イーヴルの毒を薄めると、嫌な記憶を消す作用があると気づいたニュートが、サンダーバードによって忘却の雨をN.Y.一帯に降らせた。ただ、ニュートたちとの冒険に嫌な記憶などなかったジェイコブには、あまり効果はなかったらしい。リディクラス:まね妖怪(ボガート)退治まね妖怪とは箪笥や食器棚に生息し、目撃した人の一番恐れるものに一瞬で姿を変えるが、この呪文で何か別の“可笑しなもの”に変化させることができる。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場した、ネビルがスネイプ先生を“おばあちゃんの格好”に変えてしまうシーンは『ハリポタ』シリーズ屈指の名場面の1つ。ちなみに、ハリーにとって最も恐ろしいのはディメンター(吸魂鬼)、ロンは巨大グモ。『ファンタビ』ではダンブルドア先生のもと、10代のニュートがまね妖怪に対峙するが、彼が恐れているのは事務仕事で、これにはさすがのダンブルドア先生も面食らった様子。さらに、リタの“恐ろしいもの”は今回の物語のキーポイントとなっていく。アクシオ:物体を引き寄せる『炎のゴブレット』で窮地のハリーが魔法の箒を呼び寄せたり、優勝杯を呼び寄せたりするのにひと役買った。『ファンタビ』でニュートがよく呼び寄せるのは、キラキラと光る物が大好きでどこに行ってしまうか分からない魔法動物のニフラー。コンファンド:相手を錯乱させる呪文をかけられた相手は錯乱し、重要な情報を忘れたり、感化されやすくなったりする。しゃっくりが止まらなくなったりすることも。『謎のプリンス』ではグリフィンドールのクィディッチのキーパー選抜時、ロンが勝ち残れるようハーマイオニ―がコーマック・マクラーゲンに使用。ステューピファイ:相手を麻痺・失神させる『ハリポタ』でもハリーたちが死喰い人相手に果敢に繰り出していた呪文。『ファンタビ』ではリタ(ゾーイ・クラヴィッツ)がとある魔法動物に使用するが、裏目に出てしまう。ルーモス:灯りを灯す杖の先に灯りをつくり出す便利な呪文。『アズカバンの囚人』ではハリーがベッドに隠れて「ルーモス・マキシマ」で呪文の本を読んでいた。ちなみに、『ハリポタ』『ファンタビ』の原作者J・K・ローリングが創設した孤児を支援する慈善団体は「ルーモス」という。レジリメンス:開心術。相手の考えや感情、記憶を読み取るこの能力を持つ魔法使いや魔女を指す言葉でもあり、クイニーは生まれつきの開心術士。だからこそ、ジェイコブの表裏のない誠実さにすぐさま恋に落ちた。また、「お互いはみ出し者だった」ニュートとリタとの関係も見抜いてしまい、ニュートを困惑させたことも。おそらく開心術士であるために何かと生きづらさを抱えてきたクイニーを、姉のティナが見守ってきたに違いない。逆に、相手に心を読み取らせないのが閉心術で、これに長けていたのがスネイプ先生。だからこそ『ハリポタ』ではダンブルドアとヴォルデモートの間で二重スパイができたのだろう。フィニート:呪文を終わらせるフィニート・インカンターテムともいう。『謎のプリンス』ではルーナが、ドラコ・マルフォイに石化(ペトリフィカス・トタルス)されたハリーを「フィニート」で助けたことがある。『ファンタビ』最新作では、グリンデルバルドがニワトコの杖から繰り出した強力な魔法を、ダンブルドアの旧友ニコラス・フラメル(およそ600歳)が指揮を執り、ニュート&テセウスのスキャマンダー兄弟、ティナらが力を合わせて止めようとする。なお、『ハリポタ』『ファンタビ』を通じて、緑の閃光による死の呪文(アバダ ケダブラ)は、何度も何度も登場してきた。この呪文を受けて生き残ったのはハリーのみ。グリンデルバルドの場合は自ら手を下さず、部下に死の呪文を放たせている。クリーデンスを追う謎の人物の“破れぬ誓い”今回の『ファンタビ』で初登場する魔法使いに、アフリカ・セネガルの純血の魔法使いユスフ・カーマ(ウィリアム・ナディラム)がいる。クリーデンス(エズラ・ミラー)の身を案じてパリに探しに来たティナが出会う人物だが、ユスフの手には破れぬ誓いの後が。どうやら、ある理由からクリーデンスの命を狙っているらしく…。破れぬ誓いとは魔法使い同士が交わす誓約で、どちらかが誓いを破ると双方が死んでしまう。『謎のプリンス』ではヴォルデモートから危険な命令を受けた“ドラコを手助けする”という誓いを、彼の母ナルシッサとスネイプ先生が交わし、ベラトリックス・レストレンジが証人となった。ダンブルドアとグリンデルバルドがかつて交わした「お互いに闘わない」という誓いも、同様に強力な誓約があることは確か。この誓いがあるため、ダンブルドアは教え子の中からニュートを選んだが、果たしてグリンデルバルドが選んだのは…?ニュートのトランクにはいない魔法動物・魔法生物逮捕されたグリンデルバルドを輸送するために使われたのは、セストラルだ。黒毛で、骨張ったコウモリのような翼とドラゴンのようなしっぽを持ち、死を目にしたことのある人間にだけ見える魔法動物。『ハリポタ』では『不死鳥の騎士団』に初登場、セドリックの死を間近で見たハリーと母親の死に直面したルーナにだけ姿が見えていた。また、クリーデンスが身を潜めていた魔法サーカスや魔法省では、屋敷しもべ妖精が働く様子も。彼らは杖を必要としない独特の魔法で姿現しや武装解除を使い、物体を空中に浮遊させることができる。屋敷しもべ妖精といえば、何と言ってもドビー。『秘密の部屋』では大騒動を起こすが、ハリーの機転で仕えていたマルフォイ家から開放され、自由に。「ハリー・ポッターは大切な友人」と語ったドビーの最期は、涙なしには見られない(『死の秘宝 PART1』)。英・米・仏、三者三様の魔法省が登場!魔法省とは魔法界のいわば政府機関で、世界各国に設置されている。魔法使いたちが安全、平穏に生活していけるよう魔法界の秩序・治安の維持、魔法族の保護などが主な仕事。そのトップが魔法大臣。今回の『ファンタビ』では3つの国の魔法省が楽しめる。『ハリポタ』でもお馴染み、イギリス魔法省があるのはロンドン。魔法法執行部、神秘部、魔法生物規制管理部などの部門に分かれている。フクロウが飛び交い、整然と並んだ窓の中で様々な魔法使いたちが仕事をする中、前作『魔法使いの旅』のN.Y.の一件からニュートは呼び出しをくらっている。「幻の動物とその生息地」がベストセラーとなり、すっかり有名人となったが、魔法省にとって彼は“監視”が必要な存在なのだ。ニュートの兄テセウスは魔法法執行部で闇の魔法使いを取り締まる闇祓い(オーラー)、そしてニュートの元恋人であり、現在はテセウスと婚約しているリタは魔法法執行部・部長トラバースのアシスタントとして共に魔法省で働いている。また、N.Y.にあるアメリカ合衆国魔法議会(通称アメリカ魔法省)はマクーザ(MACUSA)と呼ばれ、前作の主な舞台に。グリンデルバルドを収監していたが、看守を3回も変えなければならないほど、その口の巧さに困り果てていたことをピッカリー議長が明かしている。前作の活躍で闇祓いに復帰したティナや妹のクイニーが働いている。さらに今回は、パリにあるフランス魔法省が初登場。イギリスの公衆電話やアメリカの高層ビルの入口とはまた趣が異なり、広場にある木の根が幻想的に絡まっていき、入口が現れる。地下にありながら、魔法動物も描かれたガラス張りのドーム型天井など、自然モチーフや曲線美が特徴のアールヌーボー調でまとめられた様式美が目を引く。また、『ハリポタ』でお馴染みのダイアゴン横丁を彷彿とさせる魔法使いたちの娯楽街への入口が、優美な女性の銅像の下というのも芸術の都・パリらしい。最後に、もう1つ忘れてはならないのが、グリンデルバルドの拠点らしきオーストリアにあるヌルメンガード城。ここは後にダンブルドアに敗れたグリンデルバルドが投獄される場所だ。今作のラスト、この場所で明かされる『ハリポタ』シリーズが一気に覆る衝撃の事実に刮目してほしい。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年12月06日『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のラストで、記憶を消されたはずのジェイコブは、消された記憶の一部であるべきクイニーの姿を見て微笑む。愛の力が勝ったのだろうか。その真相は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で判明するが、人間のジェイコブと魔法使いであるクイニーの愛は前途多難だ。立場を超えて惹かれ合う2人の関係は、人間界においても魔法界においてもタブーでしかない。ジェイコブとクイニーは“合理的にはなれない”恋人同士「クイニーはもう少し上手くやるべきよね」と苦笑するのは、クイニー役のアリソン・スドルだ。「でも、恋い焦がれているときって、精神状態が複雑になるものでしょう?些細なことで、心を乱したりもする。友達同士の場合はそんなことにはならないのに。自分の素晴らしい面が顔を出すこともあれば、最悪の面が顔を出すこともある。恋をするって、そういうことだと思うわ。恋する自分と距離を置くことも、ときには大事なのだけど」。アリソンの言葉が示唆するように、ジェイコブとクイニーの間には少々の溝がある。傍から見れば、以前もいまも彼らは間違いなく愛し合っているのに。ジェイコブ役のダン・フォグラーも、「恋人同士にはよくあること」とアリソンの隣で溜め息をつく。「ジェイコブの気持ちを代弁させてもらうなら、彼は運命をいじりたくないんだ。余計なことをして現状を壊したくないから、2人の関係を隠したままでいたい。心配なんだよ。でも、そもそも2人の秘密はあまりにも大きなもので、隠し通そうとすることすら合理的じゃない。よく考えれば分かることなのにね。でも、それこそが典型的な恋人同士。恋人たちは合理的にはなれないものだよ」。「こうすべきという結論に、2人ともたどり着けないでいるの。私としては、2人が幸せになれるよう願っているのだけど」と、ダンの言葉に続くアリソン。ハッピーエンドを望むアリソンに対し、ダンが何やら不穏な指摘をする。「前作のラストで、記憶を失ったはずのジェイコブがクイニーと目を合わせる。あのシーンが僕は大好きだ。でも、今作にちりばめられているのは、その前のシーン、つまりジェイコブが雨に打たれて記憶を失うシーンからのつながりを感じさせる描写だと思う。今度は、クイニーが雨に打たれるんだ。ジェイコブが振り向くと、クイニーがいない。そんな一瞬もあるしね。特に意味のある描写ではないかもしれないけど、僕はそれが何かを暗示しているような気がしてならない」。シリーズの一員になれた奇跡「魔法って、本当にある」ジェイコブ&クイニーを応援するシリーズファンは多い。それを知ってか不安を上手に煽るダンだが、ジェイコブとは違って彼自身はハッピー?「おかげ様で収入も安定しているよ」と笑う。「それって、俳優には珍しいこと。来年も僕には仕事がある(笑)。しかも、世界的に評価されているシリーズの一員なのだから。その奇跡をいまも噛みしめている。撮影中はもちろん、こうしたインタビューの最中も、プレミアに参加しているときもね」。アリソンも同意見だ。「私は本当にクイニーのことが大好きなの。複雑で、演じがいのあるキャラクターだわ。彼女は魔法使いだけど、その魔法使いを私が演じられるなんて。魔法って、本当にあるのね(笑)。いい環境で働けているし、ファンの情熱も嬉しい。シリーズに参加できて、いいことはたくさんあっても、悪いことは1つもないわ」。来日中のカラオケがキャスト陣の絆をより深める!?「共演者にも恵まれているしね。本当に素晴らしい仲間なんだ。昨夜もみんなで出掛けたよ」と続けるダン。2人を含むキャスト陣が来日したのは、このインタビューを行った2日前のこと。昨夜は東京の街で夕食とカラオケを楽しんだそうで、「みんなでレストランへ行き、そのままカラオケへ流れ…。素敵な時間だった」とアリソンが明かす。カラオケではちょっとしたハプニングもあったそうだ。「リモコンの操作方法がよく分からなかったの。誰かが『ホテル・カリフォルニア』を入れたのだけど、スペイン語バージョンになっちゃって。誰も歌えないから次の曲に飛ばそうとしたら、早送りになったわ(笑)」。アリソンがこう言い終えるやいなや、スペイン語風(!?)の「ホテル・カリフォルニア」を倍速で歌い出す2人。ちなみに、昨夜のダンはドアーズの「ブレイク・オン・スルー」、ティナ役のキャサリン・ウォーターストンは「ちょっとイケナイ曲(ダン&アリソン談)」、アリソンはブロンディの「ハート・オブ・グラス」、ダンブルドア役のジュード・ロウはデヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」を熱唱し、ニュート役のエディ・レッドメインはアリソンと『アラジン』の主題歌をデュエット。アリソンいわく「彼はいつだってディズニープリンスみたいだもの」というエディをはじめ、キャサリンもジュードも「すっごく上手!」だったそうだ。もちろん、ダンがミュージカルでトニー賞受賞歴を持つことも、アリソンがミュージシャンであることも周知の事実で、それぞれの歌を再現してくれる際の美声ときたら。『ファンタスティック・ビースト』シリーズにミュージカルが誕生するのも、夢ではないかも?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年12月04日「秋はハリポタ&ファンタビ!」と題し、3週連続でシリーズをお届けしている「金曜ロードSHOW!」。11月30日(金)今夜は新シリーズ第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が待望の地上波初放送される。J.K.ローリングによる「ハリー・ポッター」シリーズ。1997年に原作第1巻が出版され世界で大ヒットすると2001年には映画化され第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開、2011年までの間に全8作が製作され超メガヒットシリーズとなった。その後同じ世界観を共有する新シリーズとして2016年に公開されたのが本日放送される『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』である。本作は「ハリー・ポッター」シリーズより過去の1926年が舞台。優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)がニューヨークを訪れることから物語は始まる。最凶の闇の魔法使い・グリンデルバルドがヨーロッパから姿を消し、ニューヨークでは、人間=ノー・マジによる魔法使いの排斥運動が熱さを増しつつあった。ニュートはトランクに絶滅寸前の魔法動物と彼らの“保護施設”を詰め込んで、世界中で魔法動物の調査や保護にあたっていたが、旅の途中のニューヨークで、ひょんなことから自分のトランクが普通の人間(ノーマジ)のトランクと入れ替わってしまい、トランクの中から魔法動物たちが逃げ出し、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に発展していく――という物語。ニュート役には『博士と彼女のセオリー』で2015年アカデミー賞主演男優賞に輝いたほか『リリーのすべて』でも同賞にノミネートを果たしたエディ・レッドメイン。アメリカ合衆国魔法議会=マクーザでかつて闇祓いの職に就いていたティナには『スティーブ・ジョブズ』のキャサリン・ウォーターストン、ニュートとともに魔法動物たちを追うことになるジェイコブにはダン・フォグラー、『トータル・リコール』のコリン・ファレルらも作品に彩りを添えている。またエディの吹き替えには「ガンダム00」や「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」などアニメの人気作から『ハリー・ポッター』シリーズでクリス・ランキンの吹き替えも担当していた宮野真守が起用されているほか、ティナを「美少女戦士セーラームーンCrystal」などの伊藤静、クイニー役のアリソン・スドルを「おそ松さん」などの遠藤綾、グレイブス役のコリン・ファレルを津田健次郎が吹き替えるなど、日本版の声優陣にも注目。なおシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は現在全国公開中だ。金曜ロードSHOW!『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月30日(金)今夜19時56分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月30日公開直前にエディ・レッドメイン、ジュード・ロウらメインキャストが、豪華来日ツアーを行った『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。公開3日間で前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を超え、観客動員100万人を突破、興行収入14億超えを記録、初登場1位の大ヒットスタートを切った。◆2018年公開作品の金曜日公開初日興収もNo.111月21日(水)~23日(金)にはワールドツアーファイナルプレミア、スペシャルファンナイト、初日舞台挨拶を3日間にわたり実施、日本中を「ファンタビ」一色に染め上げた本作。11月23日(金・祝)より全国359館、1,008スクリーンで公開されると、公開3日間で観客動員は100万793人、興収14億7193万4500円を記録。前作は5日間だったが、本作では3日間というスピードでの100万人突破となった。また、初日興収は6億1792万6800円となり、大ヒットを記録した『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の初日興収5億9791万9300円を超え、2018年の“金曜日”公開作品としても初日興収No.1。2018年冬興行一番の話題作として、最終的には100億円超えも狙える圧倒的ヒットスタートとなった。また、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以降、魔法ワールド6作品の監督を務める監督デイビッド・イェーツ監督作品としても、最終興収96.7億円を記録した『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』を超える日本での史上最高のオープニングに。すでに80か国で公開となり、世界興行でも2週連続No.1を記録。世界興収は500億円到達も目前となっている。◆4DやIMAX2D/3D版も完売続出劇場には公開を待ちわびた「ハリポタ」&「ファンタビ」ファンをはじめ、親子連れや夫婦、カップル、友人同士など老若男女問わず幅広い層が訪れ、満席になる劇場が続出。また、アトラクションのように映画を楽しめる4DやIMAX版も大好評で座席の完売も続出している。SNSには鑑賞後の感想が続々とアップ。「ヤバイとしか言いようがない。めちゃくちゃ面白かった。。。全人類観て」「ファンタビ知らなくても面白かったし、可愛かった」「吹替が豪華!字幕と吹替どっちでみようか悩む~」「ハリポタよりすごい!」「4Dで観たら、冒頭早々、USJの某アトラクションに乗ったと思った!」「予想以上に、水、風すごい!楽しくてヤバイ!」といった声が上がっている。◆「ファンタビ」が公開初日にTwitterトレンド入りまた、「ニュートとティナの関係にキュンキュン」「ダンブルドア先生かっこよすぎ!私もホグワーツで授業受けたい!」「グリンデルバルドのカリスマ半端ないわ…信者になりそう」「スキャマンダー兄弟最高」などキャラクターたちに魅せられる声や、「ベビーニフラーかわいくてたまらん…」「ズーウーにすりすりされているニュートがたまらん」など、魔法動物に対しても興奮が冷めやらないコメント相次ぎ、公開初日には「ファンタビ」がTwitterのトレンド入り。さらに、ニュート役のエディが「2年間、みんなに言いたくても言えなかった秘密をやっと伝えることができます!」と来日時に語った“秘密” を目の当たりにした観客からは、「衝撃すぎて語彙力がたりない…」「心臓止まるかと思った」「明日、続編公開して!」と、衝撃の展開に驚きと興奮を隠せない声が数多く上がっている。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月26日最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開を記念して、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」ではシリーズ3作品を連続放送中。11月23日(金)今夜は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が登場する。J・K・ローリングが1997年に発表した原作を2001年に映画化。以降「ハリー・ポッター」シリーズは全8作が公開され、世界的大ヒットを記録。ファンタジーの金字塔としてその名を世界中にとどろかせた。その最終作となるのが本作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』だ。闇の帝王・ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)を倒すために必要な7つの「分霊箱」。これまで3つの「分霊箱」を破壊したハリーたちは4つ目の「分霊箱」を盗み出すことに成功。残りの「分霊箱」を求めてホグワーツ魔法魔術学校に戻る。しかしホグワーツでは校長となって待ち受けていた宿敵・スネイプ(アラン・リックマン)の襲撃に遭い、さらにヴォルデモートがホグワーツへの総攻撃を開始。激しい戦いの中、ハリーは5つ目の「分霊箱」であるレイブンクローの髪飾りを探すために伝説の亡霊“灰色のレディ”(ケリー・マクドナルド)の元へ。一方、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)は4つ目の「分霊箱」を破壊しようとあらゆる手段を尽くすのだが…というストーリー。戦いの中で自らの出生の秘密を知り、自分は決して孤独ではなく母の大きな愛情に包まれていたことに気付くハリーの姿に感涙すること必至だ。本日23日(金)からついに待望のシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開。同作では主人公の魔法動物学者・ニュート(エディ・レッドメイン)に最強の敵が登場。「黒い魔法使い」グリンデルバルドが逃げ出したことを知り、ホグワーツの恩師ダンブルドアから彼を追うことを託されたニュートは仲間や魔法動物たちとともにパリへ向かうのだが、パリではグリンデルバルドが勢力を広げていた…ニュートと仲間たちはこの最大の危機から世界を救えるのか!? という展開。こちらもお見逃しなく。そして「金ロー」の「秋はハリポタ&ファンタビ!」、次週11月30日(金)は新シリーズ第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が待望の地上波初放送される。金曜ロードSHOW!『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は11月23日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2018年11月23日「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当する“魔法ワールド”最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の初日舞台挨拶が11月23日(金・祝)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた。■メガネもイケる!午前9時のエディにファン大歓声午前9時から始まった舞台挨拶にはエディ・レッドメイン(ニュート役)、ジュード・ロウ(ダンブルドア役)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ役)、アリソン・スドル(クイニー役)、ダン・フォグラー(ジェイコブ役)、クローディア・キム(ナギニ役)が勢ぞろいした。メガネをかけて登場したエディが「今日は勤労感謝の日なのに、僕らと一緒に過ごすことを選んでくれてありがとう」と挨拶すると、ファンは大歓声。その熱気に応えようと「この作品を引っさげて、世界のあちこちを訪問したけれど、日本のファンの情熱はどこにも負けないよ」と感謝を伝え、「驚きと興奮、そして魔法動物たちの活躍をたっぷり楽しんで!」とアピールしていた。■ジュード・ロウ「絶対、日本に戻ってくるよ!」とファンに約束一方、若きダンブルドアを演じ、「ファンタビ」初参戦を果たしたジュードは「見どころは、ニュートがとってもかわいいベイビーニフラーを捕まえようとする姿だよ。お見逃しなく」と満面の笑み。東京はプロモーションツアーの終着地であり「伝統文化に和食、それにみんなの熱烈な歓迎…。どれをとっても、日本は最高だよね。僕らにとっても最高のゴールになった。(日本語で)サイコー!」と“最高”を連発。そして「絶対に、日本に戻ってくるよ!」とファンに再会を約束してくれた。舞台挨拶では全員が、自身の名前がカタカナで記されたブルーの法被に身を包み、鏡割りで映画の大ヒットを祈願!21日に六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットイベント、22日に豊洲PITで実施されたファンイベントに続く初日舞台挨拶をもって、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のプロモーションツアーは無事に幕を閉じた。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は全国にて公開中。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月23日「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当する“魔法ワールド”最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のファンイベントが11月22日(木)、東京・豊洲PITで、約1,300人のファンを招待し盛大に開催された。■エディ・レッドメイン、来日すると「太っちゃう」!?イベントには来日中のエディ・レッドメイン(ニュート役)、ジュード・ロウ(ダンブルドア役)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ役)、アリソン・スドル(クイニー役)、ダン・フォグラー(ジェイコブ役)、クローディア・キム(ナギニ役)が登場。割れんばかりの歓声を浴びて、ステージに上がったエディは「この瞬間を待っていたよ!PRのために世界中を旅して、最後の地である日本にやっとたどり着いた。言葉を失うほど感激している。アリガトウゴザイマス!」とファンに感謝を伝えた。ファンの質問に答える形で、「好きな日本食は寿司、鉄板焼き、ラーメンかな!だから、来日するたび、太っちゃうんだ」とエディ。この発言に、ジュードは「しゃぶしゃぶも最高だよ!」と付け加えて、コンビネーションの良さを披露していた。■ジュード・ロウ、シリーズ初参加で「別次元の楽しさ」若き日のダンブルドアを演じ、シリーズ初参加を飾ったジュードは、司会者から「とても色気あるキャラクターですが、その理由は?」と問われると、「分からないな…」と思わず苦笑。しかし、その直後には「やっぱり、理由はDNAかな」と照れくさそうに答えて、ファンの心をくすぐりまくり!自身とダンブルドアの共通点は「いたずら好きなところ」と語り、「魔法ワールドの一員になるのは、別次元の楽しさだよ!」と笑顔を見せた。ニュートやダンブルドアに負けない“愛されキャラ”ジェイコブを演じるダンは「確かに彼は魔法使いじゃないけれど、寛大な心と勇敢さを持ち合わせている。僕が日本のみんなを愛さずにはいられないのと同じように、ジェイコブは愛されているんだ」と話していた。■ティナは誤解している?エディの優しいツッコミ「ニホンハ、マホウ、ミタイ!」と挨拶したのは、親日家で知られるアリソン。「日本の皆さんの暖かな人柄と歓迎に、毎回感動している」と思いを語ってくれた。また、キャサリンが、主人公・ニュートとの関係性について「かなり複雑なの。彼女はニュートが別の女性と結婚してしまったと勘違いしているの」と語ると、エディが「そう、誤解しているんだ!」と優しいツッコミ。ジュードと同じくシリーズ初参加を果たしたクローディアは「出演が決まった瞬間、喜びで満ちあふれ、光栄な気持ちになった」とふり返っていた。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月22日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。監督を務めるのは“ハリポタ”シリーズからメガホンをとり続けているデイヴィッド・イェーツで、彼は常に「同じことを繰り返すのではなく新しいものに挑戦したい」と語る。同じ世界、同じキャラクターが登場するシリーズに“新しさ”をもたらし続ける秘訣はどこにあるのだろうか? イェーツ監督に話を聞いた。本シリーズは“ハリポタ”と同じ世界観を共有しており、魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダーが主人公。最新作では、タイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルドが脱獄し、ニュートはホグワーツ魔法魔術学校を率いるダンブルドアから黒い魔法使いの追跡を託される。シリーズ1作目『…魔法使いの旅』では1920年代のアメリカが舞台だったが、新作では英国とフランスが主な舞台になり、作品のトーンも大きく変化している。「1作目は遊び心が満載で、とてもやさしくて軽やかな感じがしたのですが、今回はどちらかというとスリリングな展開になっています。キャラクターのバックストーリーを膨らませて、より掘り下げていった結果、より奥深い仕上がりになりました。JKはかなり壮大なストーリーを練っているようで、少なくとも彼女の中では5作品分のストーリーがあるようです」つまり、本作は5つある物語の2作目で、まだ見ぬ3作品が控えている。こう書くと“続きもの”のようだが、イェーツ監督は本作から観ても楽しめるよう映画を設計し、待機している作品への期待が大きく膨らむよう演出している。「みんなで話し合って1作ずつバランスを取りながら取り組んでいます。本作から新登場するキャラクターの何人かはおそらく引き続きシリーズに登場するでしょうから、彼らのストーリーラインを膨らませなければならない。と同時に、最後まで説明せずに“どうなるんだろう?”と観客に思わせて、次の『ファンタスティック・ビースト』の世界に戻りたくなるようなものにしなければならない。そのバランスはなかなか難しいものがありました。しかし、スタジオのみなさんやJK、プロデューサー、脚本家が綿密に話し合ってくれますから、最良のバランスを見つけ出し、壮大な物語を紐解きながらも1作ごとに楽しめる作品に仕上げていきました」1作ごとに物語の舞台やカラーは異なるものの、真の意味で観客を魅了し、新鮮さを感じさせているのは、エディ・レッドメインらメインキャストが表現する“成長のドラマ”だ。ハリポタの場合はシリーズ開始時にキャストが幼かったので、新作が登場するごとに彼らが“目に見えて変化”していることが伺えたが、ファンタビの場合はキャストの“内面の進化と成長”が大きなカギになっている。「先日、ニュート役のエディ・レッドメインに会ったのですが、彼は『1作目を撮り終えてから役がなかなか抜けなくて自分の皮膚の下に入り込んできたような、自分の体の中に息づいているような感覚があった』と言っていました。2作目の撮影が始まるまで彼の体内にはずっとニュートがいて、外に出たくてウズウズしているような状態です。さらに作品と作品の間は1年ほど空きますから、例えばエディに子供が生まれたりだとか俳優それぞれの状況の変化があり、人間としても変わっていきますし、俳優同士の関係もダイナミックに変化していくわけです」小さな子供が成長するのと同じぐらい、大人も時間を経て変化し、成長していく。そこで重要なのは“ゆとり=時間”だ。「作品と作品の間に時間がありますから、役に対する考え方などが醸成されていく。そういったゆとりがあるんですよね。キャストもスタッフもそれぞれが、前作の芝居を思い返したり、次はこうやろうかなって考えたりするんです。エディも2作目ではあれこれやってみたいと考えているんだろうな、というのが伺えました。それがシリーズでやっていくことの利点ですね。自分のキャラクターと長い時間付き合っていくわけですから、キャラクターの新しい一面を発見するなど、多面的にとらえることのできる余裕があるんです」『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、本作から飛び込むことのできる間口の広さを備えながら、キャラクター描写やドラマは時間をかけたからこそ実現できた“深み”がある。単にド派手なだけでも、単にダークなわけでもない、ワクワクと予測不可能な展開が同居する新たな物語が明日、幕を開ける。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開
2018年11月22日ラフォーレ原宿ミュージアムでは、『ハリー・ポッター魔法ワールド』最新作、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開を記念し、11月22日から12月5日までの期間、『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』の世界観を体感できるイベント「魔法ワールド in ラフォーレミュージアム」を開催している。本展では、最新作の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』から、ここでしか見ることのできない貴重な衣装を展示。そして前作の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』からは、終盤に大きな印象を残したジェイコブのパンが日本で初めて公開されるほか、劇中で着用した貴重な衣装や小道具を間近に楽しめる。また『ハリー・ポッター』の第一作目から『ファンタスティック・ビースト』まで、映画の世界観を体感できる多数のフォトスポットが出現。ハリーやニュート気分になって楽しむことのできるフォトスポットを紹介しよう。■フォトスポット①ヘドウィグが運んできたホグワーツからの入学許可証が舞い散る暖炉。ハリーのように空中に浮かぶ手紙に手を伸ばして、映画のシーンのような写真を撮影してみて! ■フォトスポット②その先は、ホグワーツ城へと続きヘドウィグがあなたを迎えてくれます。まるで腕にヘドウィグをのせているような撮影が可能に!■フォトスポット③『ハリー・ポッター』エリアの奥に広がる、『ファンタスティック・ビースト』の世界。魔法学者のニュートが出会うたくさんの魔法動物たちが登場。すっかりおなじみのニフラーやボウトラックル、サンダーバード、オカミーなどの魔法動物たちが描かれています。■フォトスポット④ニュート vs グリンデバルド魔法対決の壁では、友達同士で杖を持って対決しているシーンを撮影することができます。■フォトスポット⑤『ファンタビ』登場キャラクターに混じって記念撮影はいかが!?さらに、本イベント限定・先行販売グッズに加えて、『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』関連グッズ商品も展開。魔法ワールドシリーズ全ての映画作品でグラフィックデザインを手掛けるMINALIMAのポップアップショップも登場し、映画館では味わえない特別な体験を楽しめる会場となっている。>>ラフォーレ原宿で開催中のWIZARDING WORLD COLLECTION in Laforet HARAJUKUはこちらから【イベント情報】魔法ワールド in ラフォーレミュージアム会期:11月22日~12月5日会場:ラフォーレミュージアム原宿住所:東京都渋谷区神宮前 1-11-6 ラフォーレ原宿6階時間:11:00~21:00(最終入場は20:30)※12月5日最終日は17:00閉館(最終入場は16:30)料金:入場料無料会期中無休※混雑状況によっては入場できない場合あり。小学生以下の単独入場は不可。FANTASTIC BEASTS: THE CRIMES OF GRINDELWALD characters, names and related indicia are © & ™ Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights © JKR.(s18) HARRY POTTER characters, names and related indicia are © & ™ Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights © JKR. (s18)
2018年11月22日“ハリー・ポッター”シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がける新作映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が明日から公開になる。ローリングは本作の完成後、SNSで“#ProtectTheSecrets”のタグを付けて作品を紹介しているが、本作では一体、どんな“Secrets(秘密)”が描かれるのだろうか?『ファンタスティック・ビースト』は、ハリー・ポッターの物語と同じ世界観を共有しているシリーズで、ハリーが活躍するよりも前の時代が舞台になっている。世界中に散らばる魔法動物を研究しているニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が主人公で、最新作ではタイトルにもなっている“黒い魔法使い”ことグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が護送中に逃走するところからはじまる。グリンデルバルドは強大な力を駆使して魔法界と人間界の両方を支配しようとしており、ホグワーツ魔法魔術学校を率いる偉大な魔法使いで、ニュートの恩師でもあるダンブルドア(ジュード・ロウ)は、ニュートを呼び出し、グリンデルバルドの行方を追うように頼む。最新作もこれまでの“ハリポタ”や“ファンタビ”シリーズ同様、壮大なスケールのアクションや、細部まで考え抜かれたドラマ、華麗な魔法の数々を楽しめる構成になっており、“ハリポタ”ファンならば思わず身を乗り出してしまうようなエピソードも見どころだ。ところでなぜ、ダンブルドアはニュートに黒い魔法使いの追跡を命じたのだろうか? ニュートは魔法を使って相手を攻撃するような人物ではなく、個性豊かな魔法動物を収集し、共に暮らし、その生態を調べることに情熱を傾けている男だ。それにダンブルドアは生徒たちから信頼を集める教師である一方で、魔法使いとしてグリンデルバルドに匹敵する力をもっている。なぜ、ダンブルドアは自分で黒い魔法使いを追わないのか? なぜ、ニュートは人間界と魔法界の危機を救う役目に選ばれたのか?本作はワクワクする物語だけでなく、新たな謎やアッと驚く展開が待ち受けており、映画館に行けば、原作者ローリングが観客に“#ProtectTheSecrets(秘密を守って)”と呼びかけた意味もわかるはずだ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)より全国公開(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C)J.K.R.
2018年11月22日映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(11月23日公開)のワールドツアーファイナルプレミア in JAPAN レッドカーペットイベントが21日、東京・六本木ヒルズ アリーナで行われ、主演のエディ・レッドメインをはじめとするキャストが大集結。ヒロインのキャサリン・ウォーターストンは胸元がセクシーなドレスで観客を魅了した。「ハリー・ポッター」の新シリーズ「ファンタスティック・ビースト」の最新作となる同作。第1子妊娠を発表していたキャサリンは、胸元が大きく開いたセクシーな黒ドレスで登場し、ふっくらお腹を披露。ファンサービスや取材に応じながらレッドカーペットをゆっくりと歩いた。ステージでは「みんな大好き」と日本語で思いを伝え、投げキスもプレゼント。ファンから「キャー!」と歓声が沸き起こった。そしてキャサリンは「日本に戻ってくることができて心から喜んでいます。温かい歓迎に感動しています。本当にありがとうございます」とファンに感謝した。来日したのは主人公ニュート役のエディ、ティナ役のキャサリン、若き日のダンブルドア役のジュード・ロウ、クイニー役のアリソン・スドル、ジェイコブ役のダン・フォグラー、ナギニ役のクローディア・キムの6人。それぞれ日本語を交えたあいさつでファンを喜ばせた。イベントには、ハリー・ポッター魔法ワールド公式アンバサダーの桐谷美玲、ファンタスティック・ビースト公式アンバサダーの芦田愛菜も参加。さらに、レッドカーペットには、日本語吹き替え版でニュートの声を演じた宮野真守、ダンブルドアの声を演じた森川智之、さらに、高橋愛、ダンテ・カーヴァー、Spindle、大関れいか、小関裕太も登場した。
2018年11月21日「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当する“魔法ワールド”最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のジャパンプレミアが11月21日(火)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。■エディ・レッドメイン&ジュード・ロウ登場に、ファン1000人大歓声!すでに全世界で2億5,320万ドルをたたき出す大ヒットを記録している本作。そのプロモーションツアー最後の地に選ばれた日本に、エディ・レッドメイン(ニュート役)、ジュード・ロウ(ダンブルドア役)、キャサリン・ウォーターストン(ティナ役)、アリソン・スドル(クイニー役)、ダン・フォグラー(ジェイコブ役)、クローディア・キム(ナギニ役)という超豪華メンバーが上陸!会場には約1,000人の幸運なファンが駆け付け、キャストがレッドカーペットに到着するたび、大歓声をあげていた。また、人気声優の宮野真守(日本語吹替え版ニュート役)、森川智之(日本語吹替え版ダンブルドア役)が顔をそろえたほか、ハリー・ポッター魔法ワールドの公式アンバサダーを務める桐谷美玲、『ファンタスティック・ビースト』公式アンバサダーの芦田愛菜も登場し、ジャパンプレミアを盛り上げていた。■ニュートとティナの関係性は?エディ「複雑なんだよ」「今日は集まってくれてありがとう!東京に来ることができて興奮している。日本のファンは最高だよ」とファンに感謝を伝えたエディは、「前作から2年の間、守り続けた秘密をようやく日本のみんなと共有できる。前作で絆を深めた仲間たちに加えて、シリーズのアイコン的存在であるダンブルドア、ナギニと共演できてすばらしい経験だった」と最新作を熱っぽくアピールした。現在妊娠中のキャサリンは、ニュートとティナの関係性について「ファンの皆さんは、きっとふたりが結ばれると予想してくれているはず。J・K・ローリングは、そこに至る美しい旅路をゆっくりと共有させてくれるはず」と意味深発言。これにはエディが「シーッ」と口元に指をやり、「これは複雑なんだよ」と苦笑いだった。■ダンブルドア役のジュード・ロウ、いまになって「責任を感じている」若い日のダンブルドアを演じるジュードは、「キャスト、スタッフが暖かく迎え入れてくれたんだ。僕自身にとっても、ダンブルドアを演じるのは俳優人生のハイライト。ダンブルドアの過去を演じることで、いろんなトライができた」とふり返った。何より「ファンの熱気に改めて驚いた」といい、「最初は仕事に没頭するのみだったけど、周りから『プレッシャーはないの?』と聞かれて、ようやく責任を感じ始めたよ」を明かしていた。「とにかく壮大な作品になっているから、魔法ワールドを堪能してほしい。マグル(人間)のジェイコブは、魔法の世界や魔法動物に驚いているけど、僕自身もこのステージに立っていることに驚いているよ」(ダン)、「私にとって、日本は特別な場所。皆さんから元気をもらえて、時差ボケもへっちゃらよ」(アリソン)と前作で結ばれたふたりも来日に感無量の面持ち。ジュードとともに、シリーズ初参加のクローディアは「傷つきやすい脆さとダークな一面をもったナギニ役に惚れ込んだ」そうで、「アジア人として参加できたことも光栄」と話していた。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月21日映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(11月23日公開)のワールドツアーファイナルプレミア in JAPAN レッドカーペットイベントが21日、東京・六本木ヒルズ アリーナで行われ、主演のエディ・レッドメインをはじめとするキャスト陣が大集結した。来日したのは主人公ニュート役のエディ・レッドメイン、若き日のダンブルドア役のジュード・ロウ、ティナ役のキャサリン・ウォーターストン、クイニー役のアリソン・スドル、ジェイコブ役のダン・フォグラー、ナギニ役のクローディア・キムの6人。2年ぶり4度目の来日となったエディは、来日を待ちわびていたファンから大歓声が上がる中、「東京に来て興奮しています。2年間新作の秘密を守ってきましたが、やっと日本のみなさんに話すときが来ました。日本のみなさんは素晴らしいファンです。アリガトウ!」と日本語を交えてあいさつ。両手でハートマークを作ってファンを喜ばせた。キャサリンは「ミンナダイスキ」と投げキスをし、ファンは「キャー!」と大興奮。ニュートとティナの関係を聞かれると、キャサリンとエディは顔を見合わせて2人で「シー!」と人差し指を唇の前に。エディはコメントに悩みながら「複雑なんですよ」と笑い、「ニュートが遊び心で誘うところもあるので、それをぜひ見てください」と見どころを伝えた。そして、ダンもアリソンもクローディアもジュードも「コンバンハ!」「アリガトウゴザイマス!」などと日本語を披露してファンを喜ばせ、本作から参加したジュードは「“ファンタビ”のファンの情熱。世界中どこに行っても温かく、特に日本はすごいと思います。応援してくださってありがとうございます」と感謝。さらに、「コスプレをしている方が多いですが、次回はぜひともダンブルドアのヒゲを生やしてください」とおちゃめに呼びかけ笑いを誘った。イベントには、ハリー・ポッター魔法ワールド公式アンバサダーの桐谷美玲、ファンタスティック・ビースト公式アンバサダーの芦田愛菜も参加。さらに、レッドカーペットには、日本語吹き替え版でニュートの声を演じた宮野真守、ダンブルドアの声を演じた森川智之も登場し、それぞれエディとジュードと対面を果たし、会場からも歓声が上がった。
2018年11月21日今世紀最高の「ハリー・ポッター」魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の日本公開を前に、エディ・レッドメインらキャストが日本到着!サイン、セルフィーと熱心なファンサービスに応じ、空港に歓喜の声が響き渡った。主人公ニュート役を務めるアカデミー賞受賞俳優のエディ・レッドメイン、ニュートのホグワーツ魔法学校の恩師であるダンブルドア先生役のジュード・ロウ、ニュートに惹かれるアメリカ魔法省の魔法使いのティナを演じるキャサリン・ウォーターストン、ティナの妹で魔法使いのクイニーを演じたアリソン・スドル、クイニーと恋に落ちたマグル(人間)のジェイコブを演じたダン・フォグラー、そして“マレディクタス”のナギニ役を演じたクローディア・キムの6名が、先ほど、続々と日本に到着。明日11月21日(水)に盛大に開催されるワールドツアーファイナルプレミア、22日(木)に実施されるスペシャルファンナイト、そして23日(金・祝)の初日舞台挨拶などへの出席のため、夢のような豪華キャストが日本に結集した。成田国際空港には多くのファンが駆けつけ、エディが到着ロビーから現れると、空港に歓声が響き渡った。そんなファンたちの姿をみるやいなや、サインやセルフィーに次々と笑顔で応じるエディの姿に感激するファンたちが続出。約5分あまりの熱心なファンサービスをしたエディは、前作から約2年ぶり4回目となる来日だが、今回も多くのファンの期待を集めそうだ。エディは「皆様にファンタビの新作をもってこれて嬉しいです。ファンの方々に新たなビーストを紹介できるのが待ち遠しいし、映画はサプライズがいっぱいだよ!気に入ってくれるといいな!」と、最新作に期待を込めてコメントした。キャストをひと目みようと、北海道からこの日のためにやってきたという20代女性は、「エディの大ファンで、サインももらえて、一緒に写真も撮れました。本当に感激で、震えが止まりません」と興奮気味。また、新幹線で大阪からきたという20代女性は、空港で仲間たちと集まって待ち続けたという。「サインもらえました!」と満面の笑みで語り、「エディが本当に大好きで、会えたうえにサインまでもらえて感激です。家宝にします」と喜びいっぱいに語った。すでに全世界で2億5,320万ドルをたたき出す大ヒットとなっている本作。これから公開初日まで、延べ4日間にわたる魔法のような来日キャンペーンが開幕する。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。※3D/4D/IMAX(R)同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月21日