グリム童話の名作を基にした映画『赤ずきん』の試写会が6月5日(日)、東京・飯田橋の日仏学院で開催され、モデルの月本えりと女装パフォーマーのブルボンヌが登場し、奔放なガールズトーク(?)で会場をわかせた。レオナルド・ディカプリオが製作陣に名を連ね、『トワイライト〜初恋〜』の女流監督キャサリン・ハードウィックがメガホンを握った本作。狼が村を襲う怪しい森のはずれの村で、幼なじみと親が決めた裕福な婚約者の2人の愛のはざまで思い悩む少女の危険な恋と、“人狼事件”の衝撃の真実が描かれる。この日の試写会は“女子会”を謳い、女性ばかりの観客はみな、作品にちなんだ“赤”のコーディネイトで来場。ブルボンヌさんは真っ赤なドレス、月本さんは燃えるような赤いリップとマニキュア、そして赤いインナーをチラリと見せるコーディネートで登場した。女装家として人気急上昇中のブルボンヌさんは「(映画は)人々の中に狼がいる、ということで、女子会にひとり、女子じゃないのが混じってます」とおどける。映画について月本さんは「緊張して観てました。『この人かも?』『この人だったの!?』と思いながら観ていて、裏切られた気持ちです」と衝撃の結末の感想を語る。ブルボンヌさんも「女の子がウットリする景色を織り交ぜてあって良かったです」と女性監督ならではの世界観を絶賛した。また、劇中のファッションについてブルボンヌさんは「こんな穀物も採れなさそうな村で、何でみんなこんなディテールまで凝ったいい服を着てるんだ?って思いましたが(笑)、頭巾とかもかわいかったですね」とユーモアたっぷりに称え、月本さんも「ヘアスタイルや、Tシャツやワンピースにコルセットという組み合わせもかわいかった」と語った。この日、真っ赤な出で立ちのブルボンヌさんと対照的に月本さんはポイントで赤を使用。会場の女性たちも含め、意外と赤い服を持っている女性は少ないようで月本さんも「デートでは意外と目立たない服を着ますね」と告白。これにブルボンヌさんは「それがあんたたちの作戦でしょ?ハデな女だと思われないように」と噛みつくと会場は笑いに包まれた。さらに劇中の主人公・ヴァレリー(アマンダ・セイフライド)を巡る三角関係について月本さんは「ああいうシチュエーションは(実生活で)結構ありませんか?」と大胆発言!ブルボンヌさんは「いいご身分ね!」と再び噛みついたが、月本さんは「本当に好きな人がいるのに、別の人に好かれてしまう、ということですよ。恋は追いかける方が楽しいけど、それは本当は不幸かもしれなくて」と揺れる女心を明かし、これには会場の女性たちも同意。月本さんの言葉にしきりに頷く女性の姿が多く見られた。『赤ずきん』は6月10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:赤ずきん 2011年6月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:アマンダ・セイフライド、ライアン・フィリップと交際7か月で破局5年来の恋人と破局したばかりのレオナルド・ディカプリオに早くも新たな恋人出現?アマンダ・セイフライド×名作グリム童話『赤ずきん』試写会に10組20名様ご招待『赤ずきん』女性監督が証言、『トワイライト』を超える新たな“恋のジレンマ”レオナルド・ディカプリオ、5年来の恋人バー・ラファエリと破局
2011年06月06日休暇でバルセロナを訪れた親友同士の女性2人とそこで出会った画家の男、さらにはその元妻をも巻き込んで繰り広げられるロマンスと騒動を描いた、ウディ・アレン最新作『それでも恋するバルセロナ』。本作の特別試写会が6月19日(金)に行われ、上映後には漫画家でコラムニストの辛酸なめ子、同じくコラムニストで小説も手がけているLilyを迎えてのトークショーが行われた。キャンドルの灯りが揺らめく中で映画の上映は行われ、観客は上映後もその余韻に浸っていたが、トークショーの司会を務める女装パフォーマーのブルボンヌが、派手なオレンジの衣裳で登場すると、会場の空気は一変!?続いて辛酸さん、Lilyさんも登場し、トークがスタート。映画に登場する3人の女性について辛酸さんは「恋愛体質のクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)、モラリストのヴィッキー(レベッカ・ホール)、魔性の女・マリア(ペネロペ・クルス)」と3タイプに分類。Lilyさん曰く「結婚とは何か?恋愛と結婚はどう違うのか?といったことについて、誰しも3人の誰かに当てはまるし、また3人全員の中に自分がいる気もする」という。ちなみに辛酸さんは「モラリストで日本人に多いヴィッキー・タイプ」とのこと。ブルボンヌさんは「口周りがスカーレット・ヨハンソンに似てる(笑)」(辛酸さん)ということもありクリスティーナに共感するらしく「ああいう男(ハビエル・バルデム扮する芸術家・アントニオ)に誘われたら、周りに止められても付いていく!」と鼻息荒いが…。会場の観客に聞いてみるとやはり、ヴィッキー派が断トツで、クリスティーナはちらほら、マリアはほとんどなしという結果に。辛酸さんは、ヴィッキー・タイプを自認しつつも魔性の女に対する憧れもあるようで「フランス人に憧れてフランス語を習ったりしたこともあったんですが…」と明かすが、Lilyさんは「ラテンの男たちは激情的な女性が好きな部分はあるけど、日本の男はそういう女性に対して引いてしまう。それで、女性もモラリストのヴィッキー化してしまうところがあるのでは?」と分析する。辛酸さんからは、ハビエル扮するアントニオに対してこんなダメ出しも。「私としてはアントニオの芸術的な才能に疑問を持ちましたね。アーティストってあんなにギラギラせず、もっと鬱屈したものを抱えているもの。この人はフェイクなのか…?と(笑)」。この辛口発言には会場は爆笑。さらに、Lilyさんは「恋愛には、当事者にしか分からない部分が多い」と語り「ウディ・アレンは、完全なるアンチ・ヴィッキー派なんだと思う。彼も結婚についていろいろ言われたけど、その愛は理屈じゃないんだ、と」と劇中で展開される様々な愛の形に理解を示した。ちなみにLilyさん自身、昨年末に結婚しているが「会ってから4日で結婚しました。周囲からは『クレイジー!』とか言われましたが、言葉では言えなくても、自分たちの中に存在する真実がある」と力強く語った。辛酸さんもこれに対し「ヴィッキーが、割と散々な目に遭うのは、ウディ・アレンの怒りなのかも…」と笑い、「私はA型のモラリストですが、バルセロナまで行って、スペインギターを聴けば変われるのかも」と激情型の魔性の女への“変身”を決意し、トークショーは幕を閉じた。『それでも恋するバルセロナ』は6月27日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.■関連記事:スカーレット・ヨハンソン、男を落とすコスプレ7変化は必見!「予測不可能な女よ」レディースデイは要注意!全国の“女子トイレ”で魅惑のタイプ診断実施中シネマカフェ×FRAU特別企画『それでも恋するバルセロナ』女性限定試写会に25組50名様ご招待ペネロペ・クルスのアカデミー賞受賞作『それでも恋するバルセロナ』試写会に15組30名様ご招待【第81回アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜
2009年06月22日