現地時間10月7日に開幕した第59回ロンドン国際映画祭にて11日、映画『ブラック・スキャンダル』(2016年1月30日公開)のロンドン・プレミアが行われ、主演の「ジョニー・デップや、ベネディクト・カンバーバッチらが集結した。本作は、ジョニー・デップが、アメリカ犯罪史上最大のスキャンダルを巻き起こした実在のマフィア、ジェイムズ・"ホワイティ"・バルジャーを演じる作品。監督は、『クレイジー・ハート』でジェフ・ブリッジスにオスカーをもたらしたスコット・クーパーが務める。オデオン・レスター・スクエアで行われたロンドン・プレミアには、主演のジョニー・デップ、彼の弟役を演じたベネディクト・カンバーバッチが登場し、3,000人以上のファンの熱狂に笑顔で応えた。本作でジョニーは、薄くなった毛髪をオールバックに固めたルックスで凶悪犯を演じているが、これについてジョニーは、メイクアップアーティストと共に試行錯誤を繰り返し、「最終的に、最も近いと思われるあるルックスに決まった」と説明。「そのキャラクターが浮かび上がった時、彼はとても肉体的で、タフな男だったので、さらに体格をよくしたんだ。そういう側面、彼の肉体的な面を利用するというのはとても重要だった」と語った。また、「彼の声の録音はあまり残っていなかったので、ある意味、カンでやっていたが、うまくいったようだった」と納得の表情を見せ、「彼の以前の仲間から手紙をもらったんだが、かなりビビっていたようだったよ(笑)。そう聞いてうれしかったがね」というエピソードも披露。「この映画で最も重要なのは、最初の10分で映画を見ているという感覚を失うほどになるということ」と注目してほしい点を伝え、「というのもスコットはすばらしい監督で、彼のカメラの動かし方、使い方が型にはまったものでないというのは確かだ(笑)。カメラをまるで人のように扱い、のぞき見しているかのように使う。カメラがあたかも一人のキャラクターとして息をしているかのようなんだよ」と熱弁した。一方、カンバーバッチは「ジョニーの方が、僕が弟ビリー役をやると決まるずっと前にホワイティ役を演じることが決まっていたんだが、僕をこの役に考えてくれていると聞いた時はとにかくうれしかったね」と当時の心境を告白。「監督とはそれ以前にいくつかの作品について話し合ったことがあったんだが、彼の仕事、そして彼の作品に出演する俳優の大ファンだったんだ」と言い、「彼が(俳優の役作りの)プロセスを尊重する人だということはわかっていたんだが、僕は自分自身のプロセス、演技を常に向上させていこうと努めているので、これは僕にとって良い勉強になると感じた。ボストンなまりだけではなく、すべてが真のチャレンジとなったが、とても楽しいものだった」と撮影を振り返った。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月14日1940年代より南アフリカの伝統料理として愛され続けて来た「Bunnychow(バニーチャウ)」。ロンドン・ソーホーの一角に、この伝統料理を現代風にアレンジして提供するレストランが登場し、話題となっている。料理と同じ名前を冠した、このレストラン「Bunnychow」は2013年にフードトラックの店舗としてオープン。その後、数多くのポップアップショップが並ぶロンドンのショッピングモール「BOXPARK Shoreditch」への出店を経て、2014年に晴れて実店舗としてオープンした。この「Bunnychow」という料理は、パンの中身を丸々くり抜き、その中にカレーを中心とした具材を詰め込んだもの。ソーホーの店舗で味わえるメニューは、バリエーション豊かに展開されている。伝統的なマトンカレーの入った「Durban Bunny」、チキンとトマトを使用した「Chakalaka Bunny」、カリフラワーなどの野菜を使用し、スパイシーサウスアフリカンソースで味付けされた「Veggie Bunny」、豚肉をじっくり煮たピリ辛の「Piri Piri Pork Bunny」などが楽しめる。お好みでピクルス、卵、チーズなどのトッピングを追加可能。ラムのリブや、ぐるぐるに巻かれたボーアウォースソーセージ、果物や野菜がふんだんに使用されたプレスジュースやカクテル、特製チョコレートなど他のメニューも充実している。また2015年、イギリスの最も革新的な朝食に送られる賞「Most Innovative Breakfast UK」を朝食メニューである「Full English Bunny」で獲得した。この「Full English Bunny」は通常のくり抜いたパンの中に、イギリスの朝食を彷彿とさせるカリカリに焼かれたベーコン、目玉焼き、ソーセージなどが詰め込まれ、ユニークなメニューで話題を集めた。日本進出の予定はなさそうだが、まだまだ知名度は高いとはいえないこの「Bunnychow」は、サンドイッチやハンバーガーとも違う手軽に食べられるグルメとして、ここ日本でも十分に好まれそうだ。※本記事は (引用元:に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2015年08月31日アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻がロンドンで新居を探しているという。関係者が「Us Weekly」誌上で「アンジーは、少しずつEUの政治に関わっていきたいと考えているんです」とその理由を語った。アンジェリーナは今年6月、国連難民高等弁務官(UNHCR)の特使として英国の外務・英連邦省の代表者たちとの昼食会出席のためにロンドンを訪れたが、合間を縫ってブラッドと一緒に物件を探していた。ウエストミンスターにあるベッドルーム7室の豪邸をチェックしたが、購入はしなかったという。この訪英時、2人はケンジントン宮殿にウィリアム王子とキャサリン妃夫妻を訪ね、お茶を楽しんだことも伝えられた。11月にはブラッドと共演する監督・主演作『By The Sea』(原題)のアメリカ公開を控え、女優業から監督業へキャリアをシフトさせつつあるアンジェリーナ。今後の拠点はヨーロッパになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月28日バーバリーやポールスミスなど、イギリスのファッションブランドが大好きな人は、イギリスに憧れを抱いてしまうのではないでしょうか。ロンドン周辺であれば、東京のように大きいわけではないので、地下鉄でいろいろな場所を訪問することが可能です。たとえば有名な植物園の「キューガーデン」には、地下鉄を使えば、ロンドン中心部から約40分で行けちゃいます。1863年開業と歴史が長いだけあって、ロンドン地下鉄にはエピソードが満載!ということで、イギリス旅行の前に知っておきたいロンドン地下鉄の雑学をお送りします!■1:ロンドン地下鉄は世界で最も古い地下鉄ロンドン地下鉄は世界最古の地下鉄で、昔は蒸気機関車が牽引していました。開業時に走っていたのは、メトロポリタン線のパディントン駅からファリンドン駅(当時の名称はファリンドン・ストリート駅)の7駅、約6キロメートル。この路線は現在も、メトロポリタン線、ハマースミス&シティ線、サークル線が走っています。■2:ロンドン地下鉄にねずみが50万匹もいるホームで電車を待っていると、チョロチョロと線路付近をうごめく小さな姿をたまに目撃します。よく見ると、ねずみ!ロンドン地下鉄でねずみに遭遇することは珍しくありません。それもそのはず、地下鉄内に住み着いているねずみの数は、50万匹にもなるというのです。■3:オールドウィッチ駅が『トゥームレイダー3』の舞台にゲーム『トゥームレイダー3』のとあるレベルでは地下鉄のなかをララ・クロフトが走り回りますが、あれはロンドン地下鉄で使用されなくなったオールドウィッチ駅です。この他にもBBCの大ヒットドラマ『Sherlock』でもこの駅が使われています。■4:ロンドン地下鉄で自殺する人は年間50人ロンドン地下鉄で自殺する人は、年間50人だそうです。日本の関東地域での鉄道自殺者は333人(2014年)、パリの地下鉄では181人(2008年)なので、ロンドンは比較的少ないようです。ちなみにロンドン地下鉄で自殺する人が一番多い時間帯は、午前11時。■5:防犯対策のクラシック音楽で窃盗が33%減少現在ロンドン地下鉄では、一部路線の一部の駅でクラシック音楽が流されています。これは、2003年当事に社会問題になっていた、駅構内で若者が行っていた窃盗や暴行などの犯罪の削減を目指してディストリクト線のエルム・パーク駅が導入したことがはじまり。当時は運転手がこの駅に停車するのを恐れるほどの荒れようだったのですが、導入して1年半後には、窃盗33%減、スタッフへの暴行25%減、落書き37%減となりました。犯罪を減らす一方で、乗客からの評判は、クラシック音楽が流れていることでハッピーな気分になり、ストレスが緩和され、リラックスできると上々。この結果を受け、音楽を流す対象駅は40駅に、その後さらに65駅に拡大されました。■6:戦時中は大英博物館のお宝を保管していた第二次世界大戦中は、ピカデリー線の一部が閉鎖されました。その間、その地下鉄空間には、大英博物館に収蔵されていた大切なお宝が移動され、戦火を受けないように保管されていました。また、この路線は1940年9月以降、防空壕としても使用されました。ちなみに、第二次世界大戦中は、地下鉄内に寝泊まりしている人たちのために、支援物資を運ぶ特別車両が運行。7トンの食料と908.5リットルの紅茶とココアを毎日届けました。紅茶とココアというのがイギリスらしいですね。■7:ロンドン地下鉄の距離の長さは世界3位!ロンドン地下鉄は、世界最古なだけではありません。世界で3番目に大きい(距離が長い)地下鉄でもあるのです。ちなみに1位は北京地下鉄、2位は上海地下鉄だそう。また乗降客数の多さでは、ヨーロッパの地下鉄の中で、1位モスクワ、2位パリに続く3位です。■8:ロンドン地下鉄は2015年9月から24時間運行に現在ロンドン地下鉄は、12月31日から1月1日のニューイヤーを祝うときのみ、24時間運行をしています。2012年のロンドン・オリンピック時の開会式と閉会式など、特別なイベントの際には24時間運行にしたこともありました。しかし今年9月から、とうとう一部路線で24時間運行を開始します。ナイト・チューブとして、金曜日と土曜日のみ、ジュビリー線、ビクトリア線、セントラル線、ノーザン線、ピカデリー線の5路線で24時間、電車が走ります。ロンドンを旅するなら、気候がよくて晴れの確率も高い夏がいちばんオススメです!地下鉄を駆使してロンドンの街をすみからすみまで回りつつ、雑学を思い出して「ここが防空壕だったのか~」など、ロンドン地下鉄152年の歴史を感じてみてくださいね!(文/松丸さとみ)【参考】※London Underground:150 fascinating Tube facts-The Telegraph
2015年07月27日ジョー マローン(JO MALONE)の初代ロンドン ガールに、モデルでデザイナーでもあるポピー・デルヴィーニュが就任した。モデル・女優として活躍中のカーラ・デルヴィーニュの姉であり、クール且つエッジの効いた英国らしいスタイルで定評を得るポピー・デルヴィーニュ。彼女は、ファッション誌『ラブ』や『W』、『ヴォーグ』といった一流誌の紙面を飾るほか、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やアルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)などの広告キャンペーンにも起用されている。ポピー・デルヴィーニュは、「ジョー マローン ロンドンは私の人生に織り込まれている、大好きなブランド。その仕事ができるなんて、これ以上幸せなことはありません」と、初代ロンドン ガールを務める喜びを語っている。彼女は、今後1年間に渡り様々なプロジェクトに関わる予定。洗練性や独創性、ウィット、そしてホスピタリティーといった同ブランドのスピリットを体現し、その魅力を世界中の多くの人々に伝えていく。本就任を祝い、4月23日、ポピー・デルヴィーニュが ジョー マローン ロンドン タウンハウスでブロッサム ボールを開催。18世紀に建てられたタウンハウスには、オレンジ ブロッサムとライム バジル & マンダリンのキャンドルを隅々まで香らせ、部屋全体と入り口のブランコ“キッシング スウィング”には、春の野原を思わせるスカーレット & バイオレットの花々をふんだんに持ち込み、華やかな空間を演出した。同ブランドのピオニー & ブラッシュスエードとチューベローズ アンジェリカの香りに包まれて会場に到着したポピー・デルヴィーニュは、このパーティーのためにジョナサン サンダース(JONATHAN SAUNDERS)で仕立てたオートクチュールのブルーシフォンのドレスを身に纏い、足元にはニコラス カークウッド(Nicholas Kirkkwood)のサンダルをコーディネート。パーティーには、マシュー・ウィリアムソン、サヴァン・ミラーらも出席。ゲストはセラー ソサイエティの豪華な食事や、ナイティンバーの英国産スパークリングワイン、 そしてポピーの名にちなんだカクテル「ポップテイル」、ギルピンズのジンのカクテル「スナップ クラックル ポップドッグ」を楽しんだ。
2015年06月02日ハ・ロン湾photo:ひさほ ゆう4年間世界遺産巡りの旅をした世界遺産イェーイ!が、お届けする連載第4弾はベトナム北部の世界遺産でございます!!ベトナムには、8つの世界遺産があるのですが、今回ご紹介するのは、ベトナム北部にある以下4つの世界遺産です。・ハ・ロン湾 (自然遺産)・ハノイ-昇龍(タン・ロン)皇城遺跡の中心地 (文化遺産)・胡朝の要塞 (文化遺産)・チャン・アンの景観美関連遺産群 (複合遺産)この4つの世界遺産はベトナムの首都ハノイ近郊を拠点として観光することができます。文化遺産2件、自然遺産1件、複合遺産(文化と自然両方の基準を満たす)1件とバラエティ豊富なのがすごい!世界遺産には、文化遺産と自然遺産と複合遺産の3種類があり、東南アジアでは全世界遺産36件中、文化遺産22件、自然遺産13件、複合遺産1件!となっています。(2015年5月現在)件数の少ない自然遺産、そして東南アジア唯一の複合遺産まで観光できるとはすごいことなのです!そんなわけで日本からの直行便もあるハノイにビューンと飛んで4つの世界遺産を観光しちゃいましょう!記事の最後にセカイェが行くならこんな日程とルートで行きますってのも勝手に書いちゃいまーす!イェーイ!1. ハ・ロン湾(自然遺産)登録基準: 「自然の景観美」、「地球の歴史」photo:ひさほ ゆうハ・ロン湾の「ハ」は「降りる」、「ロン」は「龍」を意味しています。昔、天から龍が降りてきて侵略者たちを撃退した際に、辺りの山が砕け、深い谷ができ、そこに海水が流れ込んでハ・ロン湾の景観ができたという伝説を持っている世界遺産です。大小様々な形をした島が無数にあり、その景観は中国の桂林にも例えられ「海の桂林」とも言われてます。ハ・ロン湾は、ハノイからの日帰りクルーズツアーが人気!ハノイからクルーズの船乗り場までバスで4時間弱かけて行き、昼頃に乗船し、船から奇岩を見学したり、ランチを食べたり、洞窟の中を歩いたりして夕方頃に下船し、再びハノイに戻ります。色鮮やかにライトアップされたティエンクン洞窟photo:ひさほ ゆうカルスト地形特有の鍾乳石が美しい!ライトアップがカラフルなのに少々驚くかもしれません。洞窟って涼しいイメージですが、中は意外と蒸し暑いのにもびっくり!ゴリラ岩photo:ひさほ ゆう横から見るとゴリラっぽいので、そのように呼ばれています。ハ・ロン湾にはこのように不思議な形をした岩や島が多く、それぞれに面白い名前がつけられています。こんな感じでボートから絶景奇岩を堪能できます!実はハ・ロン湾ツアーには船の上で1泊するツアーもあるので、夕陽のハ・ロン湾とか月夜のハ・ロン湾を見てみたいですね!・アクセス羽田からハノイまで直行便で約5時間半。ハノイからの日帰りもしくは1泊2日のクルーズツアーに参加するのが一般的。ハノイから船乗り場があるバイチャイまではバスで約4時間弱。・必要日数ハノイからの1日ツアーに参加する場合早朝から夜まで丸一日必要なので、ハノイに2泊3日はしたいところ。2. ハノイ-昇龍(タン・ロン)皇城遺跡の中心地(文化遺産)登録基準: 「文化交流」、「文明の証拠」、「出来事や宗教、芸術」こちらは、ハノイ中心部旧市街の西側、ホーチミン廟から歩いて約15分のところにある、アクセス良好な世界遺産!かつて栄えたベトナム王朝の美しい皇城や発掘の現場を見ることができます。ハノイはその昔タン・ロン(昇龍)と呼ばれ、長い間政治の中心地であり続けました。そのため中国などから影響を受けた各時代の遺跡が残されているのが特徴です。端門photo:ひさほ ゆう第一城壁にある正門。登ることができるので、ぜひ登って上からの眺めを楽しんで下さい!よーく見ると屋根の上には龍がいますよ!ハ・ロン湾も龍に由来していますし、ベトナムでは龍は特別なものとされています。敬天殿photo:ひさほ ゆうこちらの龍の手すりの石階段の上に皇帝の宮殿があったそうです。この龍の階段を境にして上段が皇帝の政庁、下段が役人の政庁と分けられていました。その他2002年に国会議事堂を移転するために土地の調査をした時に発見されたホアンディウ考古遺跡などもあり、8世紀以降の柱の土台や井戸を見ることができます。・アクセスハノイ市内。ホーチミン廟から徒歩約15分。・必要日数ハノイ滞在数時間でも観光できます!!3. チャン・アンの景観美関連遺産群(複合遺産)登録基準: 「伝統的集落」、「自然の景観美」、「地球の歴史」photo:ひさほ ゆうベトナム北部世界遺産めぐりのハイライト!東南アジア唯一の複合遺産チャンアンでございます! チャンアン一帯は、石灰岩で構成された大地が水に浸食されてできたカルスト地形です。ハ・ロン湾のように海に沈んでいた時代もありましたが、現在は隆起によって地上に出ていることから「陸のハ・ロン湾」とも呼ばれています!こういった自然の景観美などだけではなく、渓谷内の洞窟から約3万年前の人類の生活の跡が発見されたことなどにより文化遺産としても認められ、2014年に複合遺産として登録されました。そんな複合遺産チャンアンは、ハノイからバスで1時間半のところにあるニンビンから手漕ぎのボートに乗って観光するのが一般的。ハノイから車で4時間弱のところから船に乗るハ・ロン湾よりも、実はアクセス良好なんです!ニンビンからは同じく複合遺産チャンアンの一部として登録されている古都ホアルーにも立ち寄ることができます。お寺の見学もできます!photo:ひさほ ゆう船を下船しての寺院見学などもあり、参拝もできます。船にずっと乗りっぱなしではないので小さな子供でも飽きずに楽しめそうですね。このような感じでボートツアーは大体3時間くらいで終了します。古都ホアルーphoto:ひさほ ゆうニンビンの市内から約6kmのところにある古都ホアルー。11世紀、ハノイに遷都されるまでは、ホアルーに都があったのです。こちらの写真は当時の皇帝ディン・ティエン・ホアンの祠の門です。古都ホアルーも世界遺産として登録されているので、ぜひ足を延ばして観光したいところです。チャンアン観光の拠点となるニンビンの郊外には「エメラルダ・ニンビン・リゾート&スパ」というリゾートホテルもありますよ!・アクセスハノイからニンビンまでバスで約1時間半。ニンビンからボートツアー。ハノイからの日帰りツアーも便利。丸一日でハノイからニンビンに移動しボートツアー、ホアルー観光をして夕方にハノイに戻ります。・必要日数ニンビン拠点であれば1泊。ハノイ拠点の場合は丸一日必要なので、ハノイに2泊したいところ。4. 胡(ホー)朝の要塞(文化遺産)登録基準: 「文化交流」、「建築技術」ハノイから南へ車で約3時間、ベトナムのタインホア州に胡朝の要塞が残されています。この地には1400年から1407年という短い間ですが、胡朝という王朝の首都が置かれていました。ハノイが都であった時代が長いのですが、実はその間に色々あったのです!そんなわけで、短命で中国(明)に滅されてしまった胡朝ですが、その建築技術は大変高く、要塞の四方に作られた堅牢な石造りの門や城壁などが残されています。南門photo:ひさほ ゆう城壁も残されています!photo:ひさほ ゆう近くには博物館もあり瓦などが展示されています。世界遺産に登録されていますが、この門は普通に近くに住んでいる方々が利用しています。門の上に登ることもできるのですが、見渡す限り田んぼが続いていたりのどかな風景が広がっています。ハノイからのんびり足を延ばしてみたいですね!・アクセスハノイから車で3時間。車のチャーターが便利。チャンアンも観光するのであれば、チャンアン観光の拠点となる街、ニンビンに泊まって日帰りで胡朝の要塞に行くのがおススメ。ニンビンからタインホアという街までバスで約1時間半。タインホアから胡朝の要塞までバスで約1時間。・必要日数ハノイ、ニンビンどちらを拠点としても、移動と観光合わせて丸一日かかるので、1泊2日必要。最後にセカイェだったらこんな風にベトナム北部の世界遺産をまわりたい!という日程表です!セカイェツアー日程表 6泊7日ベトナム北部4つの世界遺産を巡る旅1日目:東京→ハノイ ハノイからニンビンにバスで移動 ニンビン泊2日目:胡朝の要塞とホアルー観光 ニンビン泊3日目:チャンアンクルーズ ニンビン泊4日目:ニンビン→ハノイ バスで移動 タンロン遺跡観光 ハノイ泊5日目:ハ・ロン湾クルーズ1日目 クルーズ泊6日目:ハ・ロン湾クルーズ2日目 ハノイ市内観光 ハノイ泊7日目:ハノイ→東京初日は頑張ってニンビンまで移動してニンビンで少しのんびり。チャンアンクルーズは天気の良い日に行きたいので、3日目の天気が悪かった場合はもう一泊ニンビンに泊まって回復を待ち、その後のハ・ロン湾ツアーを日帰りのツアーに変更します!チャンアンとハ・ロン湾はツアーを利用しますが、それ以外の宿や移動は自分で手配するので少し余裕のある日程となっています。(text : 世界遺産イェーイ!鈴木かの子)※記事中の情報は、全て2015年5月現在のものです。※参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム>バックナンバーはこちら
2015年06月02日東京を走るために開発された自転車「tokyobike」を製造販売するトーキョーバイクは、ポートランドやニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなどに拠点を置くACE HOTELとのグローバルコラボレーション自転車「TOKYOBIKE ULS ACE HOTEL LIMITED」を5月22日と6月26日に発売する。ACE HOTELは音楽やアート、ファッションなどクリエイティブ分野のエッセンスを取り入れた空間作りが特徴のアメリカシアトル発祥のホテル。世界中から訪れる旅行客はもちろん、地元のアーティストやクリエイターたちが集うコミュニティーともなっており、欧米を中心に注目を集めている。同ホテルでは、2013年10月からACE HOTEL LONDON SHOREDITCHで、その後、ACE HOTEL DOWNTOWN LOS ANGELESでスタートしたトーキョーバイクのレンタルバイクを実施している。その好評を受けて、今回のコラボレーションモデル発売が実現したという。今回のモデルの元となったACE HOTELのレンタルバイクのコンセプトは、「その土地を訪れた旅行者が、住人のようにゆったりと街や風景を楽しむための自転車」。フレームは今回のモデルのために新しく設計し、ヘッドバッチもACE HOTELのデザインチームによるオリジナルデザインとなっている。前傾になりすぎない弓形ハンドルや程よいクッション性のタイヤにより、ゆったりとした乗車姿勢を保つ。また、変速のないシングルスピードや使い込むうちに味わいの出る英BROOKS社製の本革サドル、ロンドン在住の日本人クリエイターがつくるGropesの本革グリップなど、デザインにもこだわりが行き届いている。ロサンゼルスカラーのGOLDとVERMILLIONは、ロサンゼルスの日差しにも映えるような、明るく生き生きとしたイメージで暖かくなるこれからの季節にもぴったり。一方、ロンドンカラーのSTEEL BLUEとJUNIPERは、ACE HOTELの部屋やロビーに使われているテーブルや棚などのイメージから、工場にある什器のような色をチョイスしている。価格は税込9万2,000円で、フレームサイズはS(47cm)、M(53cm)、L(57cm)の3種類。本体重量は11.0kg(M)で、ギア比はフロントギア44T/リア16T、フレーム・フォークには4130フルクロモリを使用している。販売は、DOWNTOWN LOS ANGELESモデルは5月22日より(予約は5月12日より)、LONDON SHOREDITCHモデルは6月26日より(予約は6月19日より)、トーキョーバイク直営店、全国のトーキョーバイク取扱店、およびtokyobike WEB STOREで行う。
2015年05月13日三陽商会が3月16日、2015-16秋冬シーズンよりスタートする英マッキントッシュ(MACKINTOSH)とのライセンスブランド「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」のファーストコレクションを公開した。「マッキントッシュ ロンドン」は、今年の6月でライセンス契約が終了する「バーバリー(BURBERRY)」に代わる三陽商会の基幹を位置付けるブランドだ。ターゲットは、社会的ステイタスを持つ45歳以上の男女。クラシックとモダンの共存をコンセプトとし、マッキントッシュの伝統であるクラフトマンシップを重視しつつ、フォーマルからビジネス、カジュアルまでフルアイテムのトータル提案を行っていき、以前からあったブランドのような安定感を顧客へ提供する。「アウターウエアの第1人者としての地位は譲らない」と同社執行役員マッキントッシュ事業部長の永井英明氏。トレンチコートを主軸とし、素材、仕様など、同社がこだわる“上質な物作り"を徹底的に打ち出す。トレンチコートを例にとると、メンズ、ウィメンズのギャバジン素材の使い分け。メンズには、ラミネート加工した素材を用い、また形状記憶で皺になりにくく移動の多いビジネスシーンを考慮。ウィメンズは、細番手で光沢を放つ、しなやかなでエレガントな素材で仕立てている。アイテムの価格帯は、メンズが、アウター6万3,000円から50万円、スーツ11万円から20万円、シャツ1万5,000円から3万3,000円、パンツ1万9,000円から3万6,000円。ウィメンズは、アウター5万6,000円から35万円、ジャケット、ドレス5万6,000円から7万9,000円、カットソー1万6,000円から2万6,000円、アクセサリー1万2,000円から18万円など。売り場は、三越伊勢丹">三越伊勢丹、高島屋">高島屋、そごう・西武、Jフロント・リテイリング、地方老舗百貨店などを中心に、全国にある既存のバーバリー店舗を継承しつつ拡大をしていく意向。マッキントッシュブランドの売り上げ目標を300億円(マッキントッシュ ロンドン200億、マッキントッシュ フィロソフィー100億)に設定。7月20日頃から9月5日頃までの約7週間を掛けて、既存バーバリー350弱店舗のおよそ7割に当たる250から260店舗を新ブランドに入れ替える。加えて、現在アジア顧客から需要が急増しているというバーバリー銀座店を、今後は複合店舗へ転換する計画を視野に入れている。取り扱いは、「マッキントッシュ ロンドン」「マッキントッシュ フィロソフィー」、同じく2015-16秋冬にデビューする「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」、オンラインでのみ展開される「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」などを予定。
2015年03月17日KDDIは2016年第1四半期よりイギリス・ロンドン都市部に最新の環境技術を活用したグリーンデータセンター「TELEHOUSE LONDON Docklands North Two」を開設する。North Twoは、ロンドン都市部のドックラウンドに位置し、鉄骨構造の11階建てで2016年第1四半期の運用開始を目指して建設されている。総床面積は2万3000平方メートルとなり、これまでロンドンに設置してきたNorth、East、West、Metroの4つのデータセンター(DC)と合わせると約7万3000平方メートルに達する。ドックランドには、英国最大のIX事業者「London Internet Exchange(LINX)」を含めて合計532社の通信事業者とISP、ASPが集中しており、欧州におけるグローバルインターネットのハブ基盤として機能している。都市部におけるDCのニーズは、高速性・レスポンスといった理由から非常に高いものの、その一方でDC建設が可能な用地は限られており、地価も高騰していることから建設が難しいという。KDDIでは、地価の高騰を吸収すべく、DC運用とは切り離せない最新の環境技術をNorth Twoで活用。狭い用地に11階建てという高層階DCでありながらも、「間接外気空調システム」を導入した。間接外気空調システムは通常、一定規模の面積が必要な郊外型DCで活用されており、都市型DCの空調システムには向かないという。この空調システムの採用により、従来比30~40%の電力削減に繋がっている。また、環境性能の向上は企業の環境負荷軽減に対する取り組みとも繋がっているため、"エコ"への取り組みを進めている企業の選択の一つとして"エコなデータセンター"を提供できるといったメリットもあるようだ。実際の数値としてPUE(Power Usage Effectiveness)と呼ばれるデータセンターなどのエネルギー効率を示す指標では、「1.16」を記録。NTTコミュニケーションズが東京で提供している東京第6センターの「1.2」には及ばないものの、同等レベルの数値を実現している。同社は、国内企業の欧州拠点におけるDC需要に対応できるよう、TELEHOUSEデータセンターの拡充を図っている。ただ、これに加えて、TELEHOUSEブランドは海外でも認知されており、「現地のニーズも旺盛だ」とKDDI関係者は語っている。
2015年03月10日ロンドンファッションウィーク3日目の9月14日、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。英国的なメンズウエアをインスピレーションとすることの多い「マーガレット・ハウエル(Margaret Howell)」と「ポール・スミス(Paul Smith)」はともに、ディナージャケット、ディナーシャツといったフォーマルなアイテムを優しい雰囲気のリラックスピースに仕上げた。リネンのショールカラージャケットにスリムなパンツのコンビネーションでスタートしたマーガレット・ハウエルは、インナーにブラトップを合わせたり、オーバーサイズのカフスが手の甲まで届くシャツドレスにアレンジしたりと、マニッシュな中に品のいいセクシーさを盛り込んだ。一方ポール・スミスは、ディナーシャツを肩がゆるやかに落ちるロールネックの半袖トップに変身させ、ディナージャケットは袖なしのアシメトリーなロングジャケットとなった。ローウエストで切り替えてスカート部分をプリーツにしたドレスは幅広のストライプ地で作られ、光沢のあるサテンや透けるオーガンザが1着の中でマニッシュとフェミニンの微妙なバランスを取っていた。ミニ丈のプリーツスカートとスポーティなトップでレトロなテニスウエアの雰囲気を見せたのは、トップショップのコレクションライン「トップショップ・ユニーク(TOPSHOP UNIQUE)」と、ニットウエアの老舗ブランド「プリングル・オブ・スコットランド(Pringle of Scotland)」。シェープやアイテムに共通するものはありつつも、2ブランドのアイデアは大きく異なる。英国シーサイドでの若い女の子たちの休日をインスピレーションとしたユニークは、真っ赤なプリーツスカートやアブストラクトな花柄のアイテムでガーリーに。ショー後半にはナイトライフ編として、スポーツマインドを残しつつクリスタルとラッフルで飾ったミニドレスがたっぷり登場した。プリングル・オブ・スコットランドは、ジョン・エヴァレット・ミレーとピカソという、異質なふたりの画家の作品を出発点に、1着の服の中にコントラストを描き出した。シェープだけ見ればテニスウエア風のミニワンピースは、ニットをはぎ合わせる際に使用するステッチを模した刺繍がスカート部分にみっしりと施され、ブランドのアイデンティティを示すとともに、コントラストをくっきりと見せる。イギリス発フィットネスウエア「スウェッティ・ベティ(Sweaty Betty)」とのコラボレーションによるアクティブスポーツウエアも登場した「リチャード・ニコル(Richard Nicoll)」のコレクションは、フェミニンなドレスにレザー製のフードトップを合わせたり、ウエストバッグを斜め掛けしてみたりと、これもまたコントラストを1着の中に見せるものだった。微妙な位置を細い紐で吊り上げてアシメトリーなシェープを作ったドレス、胸元や腰のあたりにファスナーを入れ、あえて開くことで立体感を強調したドレスなど、バランスがキーワードとなりそうなアイテムも見られた。地球上のすべての大陸がひとつになった古代の超大陸パンゲアと、その時代のひとつになった超大洋パンタラサのイメージから出発して、大地と海、生命の誕生と進化、その後大陸が現在の配置に至るまでの長い年月といったものをドレスの上に表現したのは「メアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)」。シードビーズを敷き詰めたピースが透けるシルクに乗せられ、陸と水を表現、古生物の巨大なうろこのようなレースが綴られてドレスやトップとなる。ジャカードや刺繍で表現されたパターンは、生命の象徴としてのヘビや海藻が描くオーガニックな曲線。黒、ベージュ、カーキといったベーシックな色から次第にカラフルさを増して行くことで、地球の進化、生命の花開く様を表現している。
2014年11月27日日本電気(NEC)とNECプラットフォームズ、NECパーソナルコンピュータは25日、22日に発生した長野県北部地震により被害を受けた同社パーソナル製品について、保証期間を問わず修理料金を3割引にする「特別保守サービス」を適用すると発表した。特別保守サービスが適用されるのは、内閣府が発表する「災害救助法適用地区」の個人ユーザー。25日時点では、長野県北安曇郡白馬村/北安曇郡小谷村/上水内郡小川村が対象地域となっている。適用地区の詳細は内閣府のWebサイトを確認いただきたい。対象となる製品は下記の通り。PC(デスクトップ、ノート)PC本体添付ディスプレイホームサーバ・クライアントソリューション(Lui)タブレット、スマートブック(LaVie Tab、LifeTouch L、LifeTouch NOTE)プリンタPC周辺機器ブロードバンドルータ(Aterm)NECでは、天災による故障は保証書の有無を問わず有料での修理としているが、今回修理可能な状態の商品については、特別保守サービスにて通常料金の3割引となる特別価格で修理する。見積もりを含む診断料は無料で、診断のキャンセル料も不要。なお、補修用部品の保有期間が終了した機種については修理できない場合もある。適用期間は2014年11月22日より2015年5月31日まで。各製品や特別保守サービスに関する詳細や問い合わせ先は、NECのWebサイトで確認できる。
2014年11月25日「バリー(BALLY)」が10月22日、ロンドンを代表する高級ショッピングストリート、ニュー・ボンド・ストリートにロンドンの旗艦店をオープンした。ブランドのアイデンティーを発信する場となる旗艦店は、面積約400平方メートル。地下1階から地上2階まであり、地下1階はメンズウエア、1階はウィメンズウエアを展開。2階では、メイド・トゥ・オーダー、メイド・トゥ・カラー、シューケアなどのスペシャリストによるサービスを提供する。これまで、ロベール・マレ=ステヴァンやル・コルビュジェなど著名建築家と多くのコラボレーションをおこなってきたバリー。同ブランドとして数十年ぶりとなる今回の旗艦店は、デイヴィッド・チッパーフィールドが担当。マルセル・ブロイヤーが設計した1920年代のバリーのスイス店内を写した写真からインスピレーションを得てデザインしたという。オープンを記念したカクテルパーティーには、女優のルピタ・ニョンゴや俳優のベネディクト・カンバーバッチ、ルーク・エヴァンズ、モデルのアリゾナ・ミューズなどが出席。オープンを祝した。
2014年10月28日三陽商会が10月15日、2015-16秋冬シーズンよりスタートする英「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とのライセンスブランド「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」のコレクション概要を初披露した。マッキントッシュ ロンドンは2015春夏でライセンス契約が終了する「バーバリー(BURBERRY)」ブランドに代わる三陽商会の次代を担う基幹ブランドとしての位置づけだ。主な販売先として全国百貨店のウィメンズプレタゾーン、メンズトラッドゾーンを見据える。現在のバーバリーショップを取って代えたい考えだ。期待する出店数は200に上る。公表されている価格帯はコットンのコートが12万から14万円。ウィメンズジャケット7万から8万円、メンズスーツ10万円ほど。さてゴム引きコートが有名なファクトリーブランド・マッキントッシュだが、三陽商会はウエアからアクセサリーまでトータルでそろうウィメンズ・メンズブランドとして開発。もちろんアウターがコアアイテムだ。構成比は約3割を予定している。注目としては、本国のテキスタイル・製法に三陽商会のパターンを用いて作るインポートのゴム引きコート。裏地はマッキントッシュ社のハウスチェックを使用。カラフルな色展開で男女合わせて2,000着を販売する。価格はウィメンズ14万5,000円、メンズ16万円。その他、ウィメンズでは同ブランドのアイコニックアイテムであるシルクのような光沢を放つ140双コットンのトレンチコートや、ファー、スカーフなどの小物類、アウターのインに合わせるニットなどカジュアルウエアをそろえる。メンズではビジネススーツやカフリンクス、タイバーなどのシルバーアクセサリー、ニットなどをラインアップ。コレクションプレゼンテーション後に行われた会見で、杉浦昌彦代表取締役社長は、「“本当にいいものづくりを見直し、再建しよう”と社内外で一致団結し、社の集大成としてぶち当てて行きたいと思っている」と意気込みを語った。これまでのバーバリー顧客にふさわしいブランドの風格・品格作りを目指し、200年を誇る伝統的な「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」の技術を継承しつつ、インポートに劣らない製品を日本で提供するという。「現在全国の百貨店さんを回っているが感触は良い。売り場ではバーバリーで培ったサービスを生かしていく」(杉浦社長)。当面の目標として2018年度に200億円の売り上げを掲げる。そのために過去最高の投資を行うという。
2014年10月15日ブリティッシュ・エアウェイズは10月2日より、ロンドン・ヒースロー空港とワシントン・ダレス国際空港間でA380の運航を開始した。ロンドン=ワシントン間の直行便でA380を導入した航空会社はブリティッシュ・エアウェイズが初めてとなる。ブリティッシュ・エアウェイズのA380は、Club World(ビジネスクラス)の97シート、First(ファーストクラス)の14シートを含む4つのキャビンクラスで、最大469名の乗客を搭乗できる。現在、同社はワシントンに加えて、ロサンゼルス、香港、ヨハネスブルグ路線にてA380を運航しており、また、10月28日よりシンガポール路線、2015年4月よりサンフランシスコ路線にて運航を開始予定。
2014年10月07日ロンドン、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)は、2011年にニューヨーク、メトロポリタン美術館で開催された「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」の回顧展「アレキサンダー・マックイーン:サヴァージビューティ」展を来年3月14日から開催することを4月24日に発表、翌25日には早くも前売り券の発売を開始した。昨年V&Aで開催されたデビッド・ボウイ展を始め、前売り券なしでは入場できない人気展覧会が続く中、ロンドン出身の天才デザイナーの回顧展だけに異例の措置が取られたようだ。展覧会では、1992年のセントマーチン美術大学MA(修士)卒業作品から、マックイーンの死によって未完となった2010年秋冬コレクションまで、マックイーンの足跡と華麗でシアトリカルなショーを振り返るものとなる。【イベント情報】アレキサンダー・マックイーン:サヴァージビューティ会場:ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)場所:Cromwell Road, London SW7 2RL会期:2015年3月14日から7月19日まで
2014年05月08日三陽商会は、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」のオーセンティックなトータルコレクション「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」の生産・販売について、英国マッキントッシュ リミテッドとライセンス契約を締結した。2015年秋冬シーズンからの全国百貨店プレタゾーン並びに直営店での展開を目指し、メンズ・ウィメンズの分野で同ブランドの開発を開始する。マッキントッシュ ロンドンは、スコットランドの職人によってゴム引きコートを手作りしているマッキントッシュのモノづくりの伝統をもとに、衣料から雑貨までブランドの世界観を体現したトータルコレクションを、本物志向の大人を対象に提供。マッキントッシュ ロンドン展開により、既存のディフュージョンライン「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」とのシナジーが生まれ、更にマッキントッシュの世界を広げる見込み。
2014年03月04日北アイルランド紛争を背景に、サッカーに青春を捧げた若者たちの激動の日々を描く『ザ・ビューティフル・ゲーム』。このロンドン発のミュージカルの日本語翻訳版が、1月31日、東京・新国立劇場 小劇場で幕を開ける。そこで蜷川幸雄のもとで長年演出助手を務め、本作でミュージカル演出デビューを飾る藤田俊太郎と、主演の馬場徹、大塚千弘に話を訊いた。ミュージカル『ビューティフル・ゲーム』チケット情報取材前に初の読み合わせを行った藤田は、馬場、大塚について「おふたりとも素材としては真っ白」と分析。「だからこそ稽古を進めていく中で、この作品に必要なものをいろんな観点から色づけしていけるんじゃないかなと。さらにおふたりのまだ開拓されていない部分を発見していくことが、本作における僕の役割だと思います」と語った。ふたりが演じるのは、サッカー選手として将来を有望視されるジョンと、その恋人のメアリー。「メアリーはすごく信念の強い人で、どんなことがあってもジョンのことが大好きなんですよね。彼の優しさに惹かれているし、自分が守ってあげなきゃっていう母性的なところもあって」と大塚が語ると、「ジョンもメアリーのことが大好きなんでしょうね」と馬場。「ただその優しさゆえに流されてしまうところもあって……。だからこそあんなことになってしまったんだと思います」と続ける。カトリックとプロテスタントの熾烈な争いが続いた北アイルランド紛争。馬場が語ったジョンの身に起きた事件も、この激しい紛争の中で起きた事件だ。本作で重要なキーワードとなる“カトリックとプロテスタント”。この関係性を藤田は、ある舞台装置を使い視覚化しようしている。「センターステージにして、その中央にロッカーを並べようと思っています。ロッカーに扉はないので、中を通して向こうの世界が見えるようになっていて。あと信者の数はカトリックの方が多いので、それに合わせて客席の割合も変えようかなと。そうすることで、この対立構造がよりはっきり見えるんじゃないかと思います」。馬場はこう言う。「表面的なものだけが見えてしまうとすごくもったいない作品。その奥底にあるものをきちんと伝えていきたい」と。それが何かと言えば、大塚が語るように「この作品から持って帰るものは、人それぞれみんな違うと思う」ということなのだろう。その中でひとつ、藤田はこれを挙げる。「人と関わる、生きていく喜び。そんなことを少しでも感じてもらえたらいいなと思います」。公演は2014年1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年12月26日子持ちトラベルライターの岩佐です。私は大のロンドン好きで、ある時、2歳の娘を連れてロンドン行きを計画した。チケットを予約したのは某航空会社のウェブサイトからで、空港使用税を支払う関係もあって搭乗者の生年月日をがっつり聞かれるのが国際線。もちろん娘の生年月日もきちんと登録をした。しかしシステムエラーか、ウェブチェックインができず当日空港でチェックインすることに。出発当日、意気揚々と成田空港に向かう。シャトルバスの到着時間は出発時刻2時間前を少々割り込んだ1時間30分ちょっと前。少し並んだものの、チェックインカウンターで赤と紺のパスポートを提示し、無事に搭乗券の発券手続きに進んだ。「ベビーカーは預けますか」と聞かれ、「いえ、持っていきます。ゲートでの受け渡しでお願いします」と地上係員に伝え、発券されたロンドン行きの搭乗券2枚を受けとった。もちろん、「通路側で」とお願いしていた自分の座席番号は確認済みだ。○搭乗券の座席番号をチェックすると……機内への子連れ優先案内コールがあり、ベビーカーをゲートで預けていざ自分の座席46Gへ。そこで、ふと娘のチケットに記載された座席番号が目に入った。「36H」……え? ええ!? 何ということだろう、2歳の娘と私は席が離れ離れだったのだ。チェックイン時にもパスポートの生年月日を見ているだろうし、ベビーカーを必要とするような幼児と一緒だったことは係員も目で見て確認しているので、「隣同士の席にしてください」なんてわざわざ言わなくてもいいと思った自分の怠慢がいけなかった……。あわててクルーに席を変えてほしい旨を伝える。しかしクルーは冷酷に「あいにく本日は満席のため、お席を変えることはできません」。……なんですと???座席の割り振りをしたのはこのクルーではないし、満席のときに座席の変更をするのが容易でないことはよくわかっているので、「……え~っと、でも娘は2歳なのですが」と静かに訴える。するとそのクルーもそこで初めて事態を把握したらしく、「……ですよね。少々お待ちください」といったん保留に。他の乗客が機内へと吸い込まれていくのを若干焦りつつ見守ること約5分。先ほどのクルーが戻ってきて、「失礼いたしました」と娘と隣同士の席に案内してくれたのであった。このような失敗をしないためにも、子連れ旅のときは早めの予約、事前のウェブチェックイン、そしてチケット発券後もチェックインカウンターを離れる前にきっちり座席番号を確認することをお勧めする。
2013年10月23日ロンドン東部に位置するホワイトチャペルギャラリーで、9月13日から15日までの3日間に渡り「ロンドン・アートブックフェア2013」が開催された。アートブックフェアは写真や絵画、ファッション、デザインなど美術関連出版の国際的な祭典で、世界の主要都市や東京で年に一度開催されている。ロンドンでの開催は今年で5回目を迎えた。同イベントの実行委員会によると、近年はイギリス国内に加えてアイルランド、アメリカ、オランダ、ドイツからも出展者を迎え、ツイッターでは公式ハッシュタグ「#LABF」を付けたツイートが世界中で発信されるなど、国際的な関心の高まりが見られるという。会場のホワイトチャペルギャラリーは若手アーティストが多く住む地区イーストエンドに位置し、現代美術の先駆的な企画を主催するギャラリーとして注目を集めている。期間中には、出版社や書店、印刷所、作家本人などアートブック市場に携わる計80以上の出展者が、所狭しとブースを出展。今年ロンドンで企画展「David Bowie Is」が話題を呼んだデビッド・ボウイを始めとした著名アーティストの大型写真集や、アートレビュー専門誌『ArtReview』最新号の他、作家自身が部数限定で制作する小冊子(ZINE)などが並んだ。中には六角形の本や切り絵の本など、自由な発想の出版物も。アートブックの電子書籍のオンラインストアを展開する「visualMANIAC」による、iPadを使ったデモンストレーションも行われた。また、各ブースでは通常販売に比べて20から30%引きのセールが行われ、アートブック愛好家やコレクターが列を作った。書店での取り扱い検討や、自国で翻訳版を出版しようと、名刺交換をする各国の業界関係者の姿も見られた。更に、アートブックに関連した様々なイベントも開催された。皮切りとなった公開ディスカッション「BOOK LIVE!」は、ロンドンを拠点に本の未来を研究する団体「The bookRoom」が主催。アートブックはデジタル文化にどのように対応していくべきかをテーマに、大学教員、アーティスト、出版社社員、ブックコレクターといったアートブック業界の多様なプレイヤーが、会場からの質問を交えながら議論を繰り広げた。前半では、iPadやKindleなど電子書籍デバイスの普及や読書体験の変化といった、出版業界全般のトピックが紹介され、後半では、目覚ましく変化するデジタル技術のトレンドに追随する難しさや、新技術が可能にする新たなアート表現の可能性について、不安と期待の両方の意見が交差した。「アートブック」とはそもそも何なのか、言葉の定義の曖昧さについて指摘されるシーンもあった。その他、ゲストと参加者がリレー形式で500文字ずつの即興の文章を追加し、連作を作る実験的なワークショップや、リソグラフやステンシルプリントといった印刷技術に触れてもらおうという印刷・出版社によるワークショップなども開催された。毎年恒例となったアーティストが作成するロンドンの個人経営の書店マップ「THE LONDON BOOKSHOP MAP」の最新版も、本フェア開催と同時発行され、会場で無料配布された。今年11月には本マップのiPhoneアプリも公開予定。
2013年09月29日初日は13のブランドが秋冬コレクションを発表2月15日、5日間続くイベントのスタートを祝福するかのような快晴の中、ロンドン・ファッションウィークが始まった。初日は Zoe Jordan から始まり、Bora Aksu、PPQ、Jean-Pierre Braganza、Sass & Bide など13のブランドが2013年秋冬コレクション(AW13)を発表した。会場中継はYahoo!のTwitterでYahoo! UK&IRELAND では会場に行けない多くの人々のために、ショーのレビューをTwitter で報告している。Zoe Jordan は大胆なプリント柄のラフなカットソーや、シンプルなワンピースにファーのコーディネートで注目を浴びた。トルコ人デザイナー Bora Aksu は、1920年代アール・デコ調をベースに、モノトーンとグレーのシックなコーディネートからラズベリーピンクとブラックベリーのポップなカラーコーディネートまで、幅広い展開を見せた。ファッション・ジャーナリストの Susie Lau はロンドン・ファッションウィークは回を重ねるごとにエキサイティングになっている。ファッション記者やバイヤーにとってニューヨーク、パリ、ミラノよりも見る価値があるショーだ。と語る。ファッションウィークは19日まで開催。会場はテムズ川に近いサマセット・ハウス(Somerset House)で、連日9:00~20:45(最終日は18:00)まで行われる。元の記事を読む
2013年02月18日『M:i』シリーズに続き、トム・クルーズが挑む新シリーズ『アウトロー』のロンドンプレミアが12月10日(現地時間)、ロンドンの中心地の一つでもあるレスター・スクウェアにて開催され、会場は詰めかけたファン2,500人以上と各国から集まった報道陣の熱気に包まれた。さらに、同プレミア会場にてトムが約1年ぶりの来日を約束した。ピッツバーグ近郊。突然、白昼に公然と6発の銃弾が発射され、5人が殺害される事件が発生。そして、警察の捜査が進み、わずか1時間後には容疑者として、元軍人のスナイパー、ジェームズ・バーが逮捕される。しかし、容疑者のジェームズは殺人容疑を否認し、彼自身がかつて軍で最も恐れていた男、ジャック・リーチャーへの連絡を要求する…。レッド・カーペットに誰よりも早く登場し、2時間かけて丁寧に一人一人にファンサービスを行ったトム。日本の報道陣には「日本には1月に行くことになっているので、みんなに会えるのが待ち切れないよ。『アウトロー』を日本でお披露目するのを楽しみにしている。1月に会いましょう!楽しいホリデーを!」と宣言。さらに「ジャック・リーチャーは、尊敬すべき高潔な人で、助けを必要とする者を救う、素晴らしいマインドを持つ、ウィットに富んだ男なんだ。続編はぜひやりたいね。最高に楽しめるハードボイルド・アクションなんだ」と本作への自信を伺わせた。このロンドンプレミアを皮切りにワールドツアーがスタートする本作。トムを始め、クリストファー・マッカリー監督、そしてヒロインを演じたロザムンド・パイクも共に来日を約束した『アウトロー』ジャパン・プレミアは来年1月9日(水)に開催される予定だ。『アウトロー』は2013年2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年12月12日日本が誇る“Jカルチャー”を発信する英国最大規模のイベント「HYPER JAPAN」が、ロンドンのアールズコート(ブロンプトンホール)にて、「HYPER JAPAN 2012 Christmas」として11月23日~25日(現地時間)の3日間開催される。今年は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVol.1』(’03)で、出演・殺陣振付を担当し、一躍その名を世界に知らしめるきっかけとなった「かむゐ」のステージ&ワークショップが行われる。既成の枠にとらわれない表現方法で芝居、形式美、武術を融合した独自の立ち廻りパフォーマンスを確立した殺陣パフォーマンスグループだ。その直後には、サプライズゲストとして同じく同作に楽曲を提供した日本屈指のギタリスト・布袋寅泰が緊急参戦することも決定!刀技とJ-ROCKの迫力で、海外オーディエンスを大いに盛り上げてくれること必至だ。さらに、海外の若者に人気の“ジャパニメーション”と呼ばれる日本のハイクオリティなアニメーションを始め、アート、エンターテインメント、マンガの4部門で、高い評価を得た作品を鑑賞できる文化庁とのコラボレーションで開催される「文化庁メディア芸術祭」もまた、熱気にあふれたイベントになるだろう。今年は、ハリウッド映画にも影響を与えた押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(’95)などで知られる制作会社「プロダクション I.G」の石川光久と、アニメ評論家の氷川竜介によるトークセッションが行われる。また、“食育”が叫ばれる日本の食文化を書籍、雑誌、ウェブ、イベントと多角的に紹介していく「Eat-Japan」の反応も気になるところ。今回は、ベスト・ブリティッシュ・ショコラティエ賞を受賞したウィリアム・カーリー氏が、和のテイストを取り入れたチョコレートのステージデモンストレーションを行う。さらに、海を越えても“ジャパニーズ・サケ”として愛される日本酒が20種以上も体験できる欧州最大規模の日本酒イベント「Eat-Japan SAKE EXPERIENCE 2012」も開催される。そのほか最新のテクノロジーから組木細工、版画、習字、着物などさまざまな日本の伝統文化がお披露目され、海外に“Jカルチャー”を発表する貴重な場となりそうだ。「HYPER JAPAN 2012 Christmas」日時:11月23日~25日(現地時間)会場:ロンドン・アールズコート(ブロンプトンホール)主催:クロスメディア社公式サイト:www.hyperjapan.co.uk/Facebook:::■関連作品:ももへの手紙 2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012『ももへの手紙』製作委員会
2012年11月23日DIESEL ART GALLARY(ディーゼルアートギャラリー)は、ロンドンの「fabric(ファブリック)」から発表されたアートワークを展示する、世界初のエキシビジョンを開催する。ディーゼルアートギャラリーは、世界中から様々なジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、今回は世界で最も影響力のあるクラブのひとつでもある、ロンドンの「fabric」のアート作品が今年最後のエキシビジョンとして登場する。fabricは、90年代にロンドンで主流となった商業的なクラブとは正反対を目指し、音楽のパフォーマンスとリリースに専念したクラブ。エキシビジョンでは、13年間に渡るナイトクラブの歴史を象徴するポスターやイメージを見ることが出来る、貴重な機会となっている。今回の取り組みは、fabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現されたアートワークを展示。さらにオープニングに合わせてクリエイティブディレクションを務めるキース・ライリーが来日し、「今回DIESEL ART GALLERYで皆様に私たちのアートを紹介する機会を与えてもらったことに非常に感謝しています。日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです。この機会に皆さんが少しでも私たちの作品の中に美を見つけてくれたらと願っています。」とコメントしている。【US by fabric】アーティスト: キース・ライリー期間: 2012年11月16日 (金) ~ 2013年2月15日 (金)場所: DIESEL ART GALLERY東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間: 11:30~21:00DIESEL ART GALLERY公式サイト: 公式サイト(英):元の記事を読む
2012年11月01日今夏、挙式説が流れているアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットだが、先週末に子供たちと一緒にフランス北部の町を訪れていたことが分かった。彼らが訪れたのはフランス北部の海沿いにあるル・トゥケという町。ブラッドはイギリスで最新作『The Counselor』(原題)の撮影中だが、監督のリドリー・スコットの弟・トニーが急逝し、監督がロサンゼルスでの葬儀に参列するため撮影が中断したのを受けて、ドーバー海峡沿いのフランスの町で短い息抜きを敢行したようだ。一行はヘリコプターで同地に赴いたという。25日(現地時間)には、ブラッドとアンジーが年長の男の子2人(マドックスとパックス)を除く4人の子供たちと市街を散策し、ショッピングや食事を楽しむ姿が目撃された。レストランに居合わせた旅行者は地元紙「La Voix du Nord」に「彼らは私たちから5メートルくらい離れた席に座りました。ピザを5枚オーダーしましたが、ほとんど食べていませんでした。偽者かと思ったけど、違いました。店を出るとき、アンジェリーナは私の娘と握手してくれました」。別の旅行者は写真を撮ろうとしたところ、ブラッドから「駄目だよ(Never)」と言われたそうだ。その後、一行は玩具店に立ち寄り、恐竜のフィギュアやベビー人形、バービー人形の服など170ユーロほどの買い物をした。店員の1人は「最初は彼らに気づきませんでした。ほかのお客様と同じように『いらっしゃいませ』と対応したら、そこにブラッド・ピットがいたんです」と語った。アンジェリーナは昨年9月にもル・トゥケを訪ねている。「そのときも息子さん(マドックス)を連れて来店してくれました。その後、店は移転したのですが、探し当ててくれました。きっと当店を気に入ってくれたんでしょう」と店員は大喜びしていた。買い物を終えると、一行は再びヘリコプターでイギリスにとんぼ返り。慌ただしいスケジュールだが、少しはリフレッシュできただろうか。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/AFLO■関連作品:Killing Them Softly (原題)In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年08月28日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日夏の暑い日々、冷たいアイスクリームがおいしい季節だ。更にロンドン五輪で盛り上がっている今、サーティワン アイスクリームから「地球」をイメージしたソルベが販売しているらしい。早速食べに行ってきた。それがこの「サーティワンワールドレコード」。9月末までの期間限定フレーバーだ。使用しているアイスは2種類。世界を繋ぐ5大陸をキウイソルベ、海をソーダソルベで表わしている。緑と青のマーブル模様もきれいだが、更に目を引くのはアイスにちりばめられているポップロックキャンディー。色とりどりの、青・赤・黄・緑・オレンジの5色はスポーツの応援に沸く人々を表現。食べてみるとキウイとソーダのソルベはさっぱりと冷たく夏にぴったりの味わい。暑かった体を胃袋からひんやり冷やしてくれる。そこにポップロックキャンディーのパチパチ感が加わると口の中が賑やかお祭り騒ぎでまさにオリンピック!実に爽やかなアイスクリームに仕上がっていた。“ 手を取り合い世界中が心を一つに”“数々の世界記録が生まれるように”という想いを込められているそうだが、色・味共に見事に想いを表現されている「サーティワンワールドレコード」。アイスといえば買ってその場で食べるのが王道かもしてないが、実はサーティワン アイスクリームでは30分までなら無料でドライアイスを付けてくれる。家の近くのサーティワン アイスクリームでアイスを買って持ち帰り、閉会式に向けて盛り上がるロンドン五輪をアイスを食べながら観戦、なんていうのも面白いかも。
2012年08月09日日産自動車は6日(英国現地時間)、多目的コンパクトバン「NV200」をベースとした「NV200 ロンドンタクシー」を公開した。同タクシーは、日々30万もの人々が利用するロンドンタクシーの未来の姿を提案したもので、ロンドンでの実証運行を2013年に予定。ディーゼル車と100%電気自動車の2タイプが用意されており、現行のロンドンタクシーに比べて大幅なCO2排出量の削減を達成するという。100%電気商用車「e-NV200」をベースとしたタイプは、現行のロンドンタクシー(ディーゼル車)との比較で、約5分の1のランニングコストを実現。ディーゼルタイプは、TX4型の現行タクシーに対し、競争力のある価格で提供されるとともに、約50%の燃費改善が見込まれている。内部は、3名が乗車できる後部座席と、後部座席に対面して座れる折りたたみ式の座席を2つ用意し、大人5名の乗車が可能。助手席は取り外され、荷物用スペースとなっている。また、スライドドアの採用により、乗客の乗り降りが容易になり、通常のヒンジドアと比べて不意な開閉による歩行者・自転車等への衝突リスクが軽減されるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日ロンドンオリンピックで連日盛り上がっておりますが、みなさんはロンドンについてよく知っていますか? ロンドンってどんな街なのでしょうか? ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。――いつぐらいからロンドンにお住まいでしょうか?素子さん2007年の12月から在英5年目になります。――どういったきっかけでロンドンに住むようになりましたか?素子さんピアニストの仕事と、同時に続けていた副業、多忙な毎日で体調を崩したことがありました。その後、休養も兼ねて、昔からの夢だった大人の語学留学目的で渡英。今の夫に知り合って結婚して、気がつけばもうイギリス生活も5年になります。――ロンドンは暮らしやすいでしょうか?素子さん日本と比べてしまうと、不自由なこと、不便なこと、とても多いと思いますが、それでも私にとっては住みやすい町です。移民がとても多く、世界のあちこちから人が集まっているので、多様な文化の中で「孤独、疎外感」を感じることが余りありません。また、ロンドンには日本の方も割合に多く住まわれているので、日系の食材店や、本屋、美容院などもあります。お値段は高いですが、お金にある程度余裕がある人でしたら、必要なものは手に入りやすいのではと思います。――素子さんがロンドンという街について思うところがあれば聞かせてください。素子さん私はロンドン、イギリスが好きです。渡英当初は観光客気分で、あっという間にハイテンションで2年過ぎました。楽しくて、目新しいものばかりで、興奮状態だったのでしょう。3年を過ぎたあたりから、生活をするということがだんだん現実味を帯びてきて、自分の言語能力のなさや、日本とは違うスローで不便なサービス、なかなか地域に溶け込めない孤独感や、ごみで溢(あふ)れる駅や週末の電車、上映が終わったとのポップコーンやシェイクが散らばる映画館、セール時に平気で床に商品を置きっぱなしで店内はひどいことになっていたり……そういうことばかりが目に付いてしまいました。その上お天気は常に安定せず、冬は4時には真っ暗で、雨ばかり、好きな食べ物はなく、とにかく落ち込みました。――現実に暮らすことと観光客では違うでしょうね。素子さんとことん落ち込んで「もういいや」と開き直った後は楽でした。むしろ、楽しくて、どんどんロンドンに引かれていっています。バスの運転手のドライバーさんがターバンを巻いていたり、大きな声で鼻歌を歌いながら、「この歌詞の続きは何だったっけ?」、「○○だよ」こういうやり取りが乗客と行われたり。美しい青空にカメラで撮影したら、車の中のおじいちゃんがポーズを取ってくれているのを写真を見て発見、大笑いしたり。しゃんと歩きながら、マナーの悪い人たちに、「こら!公共の道路で広がって歩くんじゃない!」とつえをぶんぶん振り回して怒るおばあちゃんがいたり。スーパーなどで私が食材を見ていると、「それはね、こうやって食べるとおいしいのよ、ディアー」と優しく教えてくれるご婦人がいたり。落ち込んでいた私に「無理するなよ!パブにでも行って、ビール飲んだら気分良くなるよ」とアドバイスをくれるポストマン……ここにはいっぱい、面白く刺激的で、優しい人がいます。――色んな文化圏からさまざまな人がロンドンに来てるんですね。素子さんロンドンの面白さは、異文化を体験できること、それも英国の文化だけではなく、世界あらゆるところから集まる人たちが、一生懸命生きている、それを感じられることです。世の中にはいろいろな文化や習慣があるのだと、肌でびりびり感じられることが魅力です。――日本とは随分違っていますね。素子さん何もかも不便でスローな英国だからこそ、本当のスローライフが送れます。多少のことでイライラしない、平常心で、とにかくまあやっていこうよ、そういうスタンスが私は大好きです。医療など、心配な面も多々ありますが、自分が柔軟になって健康で居ること、ストレスをなるべく流していくこと、怒らず、あせらず、比べず、それらを学んでいくとロンドンは楽しいです。――楽しい人は多いでしょうか?素子さん何もかも完ぺきでなくていい、人はそれぞれみんな違うんだから……という意識を感じます。ロンドンにいると、故障したエスカレーターを「がははは、動かねえな」、「本当だなあ」そう会話しながら、がんがん足でけっているエンジニアさんとか、うちにアラームの点検に来る度に5分で終わって、後の20分はひたすらお茶を飲んで、勝手に人のパソコンで音楽を聴いていくエンジニアさんがいます。とにかくみんな、個性的で正直で、素朴で面白いんです。それぞれ、みんなわが道を生きている、そういう思いがひしひしと伝わってきます。――ロンドンは緑は多いですか?素子さん街中でもいたるところに公園があります。みんな天気が良い日は読書をしたり、ヨガをしたり、自由です。6月の美しいブルーベルの花のじゅうたんや、ラベンダー畑、バラが咲き乱れるイングリッシュガーデン、そこで広げるサンドイッチやワインの美味しいこと。日本にいたころは冬でもお日さまが照ってくれていましたが、イギリスの冬は長く暗く、本当に厳しいです。その中で人々が待ち望むクリスマスの温かさ、長く暗い冬を終えて水仙が咲き始め、春を感じさせると、本当に生き返った気になります。お日さまのありがたさ、温かさをこの国でさらに知りました。――ロンドンというと「ブロックと石」作りの街というイメージですが、そうでもないんですね。素子さん私は郊外に住んでいますが、さらに電車に少し乗るだけで、あっという間に羊が大勢でのんびりしているような田舎の風景が広がります。まさにヨーロッパの牧歌風景です。近所の公園には、たくさんの野生のシカが住んでいますし、お庭でリスやキツネを見ることも多いです。ロンドンの中心街で興奮しっぱなしで疲れたら、少し郊外に足を伸ばすだけで、このような癒しが待っているのはとてもありがたいことです。――お話を伺っているとロンドンは少し不思議な街ですね。素子さんロンドンは不思議なところです。エネルギッシュにさまざまな人種、文化がひしめき合い、中にはマナーの違いや文化の違いに面食らうこともありますが、それを受け入れて、さらに自分という存在がどういうものなのか、世界とどうつながっているのかを確認できる、素晴らしい機会を設けてくれる場所だと思います。一筋縄ではいかないロンドン生活ですが、私は今、すべてを受け入れながら、のんびり、スローに、時にはぷんぷんしながら、ここでの生活を楽しんでいます。(高橋モータース@dcp)グラム・素子さんのblog『ロンドン工夫しながら豊かな生活』
2012年08月04日オリンピックの開催で世界の目がロンドンに集まっています。ユーロ圏とは一歩距離を置いて自国通貨£(ポンド)を守っているイギリスの首都、それがロンドンですが、物価はどんなものでしょうか? 暮らしやすい街なのでしょうか。ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。グラム・素子さんは2007年からロンドン在住で、『ロンドン工夫しながら豊かな生活』というとても面白いBlogの執筆者であります。――日本の人にわかりやすいようにロンドンの物価を知りたいんですが……。以下の品物の価格を教えてください(※ 1£(ポンド)=122円計算です)素子さん : 全てに当てはまるかと思いますが、購入場所によって値段もかなり変わります。駅の構内の小売店での値段と、スーパーでの値段、また近所の小さなショップでは全て値段が違います。平均的なスーパーの、オファーや割引がないときでの価格をお答えします(イギリスではオファーによって値段が変わります)。コカコーラの340ml缶1本大体330ml缶が8本入ったセットで、£3.84(約468円)です。1本で売られているのを近所の小さなお店で見ましたが50ペンス(約61円)でした。ミネラルウォーター500mlボトル1本色々種類があり、またスーパーの自社製品だともっと安いですが500mlペットボトルが8本セットで£2(約244円)程度です。ちなみに、先日は大変のどが渇き、電車を降りた駅の構内で同じものを1本だけ購入しましたが£1.49(約182円)しました。ビッグマック単品少し前に見たきりですが、私の住む南西ゾーン4の地域においては、£3(約366円)程度だったと記憶しています。イギリス国内でも、場所によって値段が違います。牛肉ステーキ1パウンド(約453.6グラム)ぐらいでこれも色々ありますが、国産で、産地指定のオーガニックのサーロインでしたら、£12(1,464円)位だと思います。鶏もも肉1パウンドぐらいでこちらでは胸肉のほうがずっと高いので、£3(約366円)程度です(皮を取り除いたフィレ)。魚(鮭)1パウンドぐらいで骨を取り除いたフィレの状態で£8(約976円)ぐらいです。牛乳1リットル(1,000ml)でこちらの単位は1パイントです。2パイント(1.14リットル)で90ペンス(約110円)程度です。映画のチケット代(大人/子供)大人£9.70(1,183円)/12歳以下の子供£6.65(約811円)カラオケ1時間ひとり最近は、パブなんかでも歌えたり、KARAOKE BOXなるものもあるみたいですが、日本ほど一般的ではありません。日系の人向けのカラオケボックスの値段はわかりませんが、私がオンラインで調べたロンドンに3店舗展開するチェーンのものですと、17時以降21時まで1人£5(約610円)程度、21時以降ですと£7(約854円)程度でしょうか。お店のロケーションや、設備によっても違うと思います。タクシー初乗り£6(約732円)程度です。――日本(東京)と比べてロンドンで「高いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?タバコは1箱約911円、そのうち税金が78%素子さん : 私は喫煙しないので日本のタバコの値段は分かりませんが、友人からはイギリスでは驚くほど高いと聞きます。20本入りのタバコが£7.47(約911円)、内税金が£5.83(約711円)で、約78%が税金ということですよね。そして、これら嗜好品に限らず、イギリスでは交通費、光熱費、家賃、様々なものがほぼ毎年値上がりします。タバコの例では、私が渡英した2007年は£5.33(約650円)でした。交通費は高価それから、交通費も高いと思います。今でこそ円高でそうも思わなくなってきましたが、地下鉄の初乗り、例えばPiccadilly Circusから隣のCharing Crossまで(歩いても10分位です)が£4.3です。私が来た当初は1£が230円以上しましたので、1,000円近かった記憶があります。我が家はゾーン4なので、中心部に行くため夫は毎日40分ほど電車に乗りますが、定期代が£160(約19,520円)ほどです。こちらでは会社から交通費が支給されることは少ないので、日本と変わらない感覚であっても、常に遅れやキャンセルばかりの電車のサービスを考慮すると、どうしても高く感じてしまいます。紙類は高価で質がいまひとつ後は紙類が高いです。トイレットロール9個入りが5£(約610円)以上します。そして、質は値段に全く見合っていません。日本で街頭で配っていた無料のティッシュのほうがずっと柔らかいです。日本に帰ってトイレットペーパーのあまりの柔らかさに驚きました。日本で言う消費税は20%そして税金です。付加価値税率(VAT)は20%(品目により異なります)、子供服や食材(調理済みのものは外食、もしくは出来合いのものと同じとみなされる場合があります)、医薬品、新聞などといった生活必需品にはかかりませんが、外食や、普通に私が服を路面店で購入したり、靴を買ったり、電化製品などにももちろん付加価値税がかかります。ガソリンは高騰しているガソリン代も非常に高いと思います。レギュラーガソリン1リッターが2012年6月時点で£1.3(約159円)強でしょうか。これにも税がかかっています。やはり私が渡英した2007年、5年前では1リッター96ペンス(約117円)であったことを見ると、イギリスの物価の上昇率がお分かりいただけるかと思います。外食は結構高くつく!外食にもそのように税金がかかっているので、日本のように安くて美味しいおうどんやさん、定食屋さんなどはなかなかありません。最近では不況で、レストランも色々なオファーをしていますが、ちょっとテーブルクロスがかかったお店で3コースミールなどを食べると、サービスやらチップやら、どんどん積み重なっていき、1人8,000円から1万円などすぐに飛んでいきます。かといって、サービスやお料理の質に満足かといわれたら、首をひねってしまう場合も少なくありません。移民の方が経営されているお店は、割とお値打ちにお食事がいただけますが、それでもお酒やサービス、日本ではただのお水代(水道水はただですが、最初から出してくれるわけではないので、自分で頼まなければいけません。もしくはミネラルウォーターやお茶、和食のお店ではお茶もほぼ有料です)それらをどんどん加えられると最終的には控えめでも3,000円はすぐになくなってしまいます。例えば、日本で1,000円のカレーを食べるとします。何も飲まなければ1,000円のみ支払えばいいでしょう。それがイギリスでは8£(約976円)のカレーを食べたら、ミネラルウォーターに2£(約244円)、ご飯がついていないのでライスを頼んで3£(約366円)、これに総額の12.5パーセントがサービスチャージとして自動で加えられる場合も多いです。以前はチップはあくまでも「気持ち」だったと思うのですが、それでもマナーとして、置いて来るのが基本ですが、あまりに酷いサービスに払う必要はありません。最近はやたらと自動で加算されてくる気がします。13£(1,586円)の飲食合計代金に、サービス料が1.6£(約195円)ほど加算され、結局15£(1,830円)程度の支払いになることになります。8£(約976円)のカレーですと、今のレートで約1,000円程度でしょうから、イギリスで同じようなものを食べた場合には1,800円強かかるということになります。個人所得税は……最後に個人所得税です。控除されるのは年収8,105£(988,810円)までで、基本税率は20パーセントですが、サラリーに応じて40パーセントまで課税されます。――こうして挙げて頂くと結構何でも高価な感じですが……。素子さん : 物価の高さというよりも、年々必ず上がる物価と、人々の収入の割合、払ったものに対する恩恵やサービスの質、これらのバランスが全く取れていません。それが問題ではないかと思います。――逆に、日本(東京)と比べてロンドンで「安いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?素子さん : 食料品(フルーツ、乳製品など)、医薬品、DVDなどです。後はコンサートなど、芸術イベントのチケットですね。食料品の安さ! 野菜と果物日本ではりんごは1個単位で買っていましたが、こちらでは小ぶりのものが6個ほど入って3£(約366円)位ではないでしょうか。イチゴも日本のものほど甘くないですが、自然の優しいすっぱい味のする国産で、1パック3£(約366円)、ベリー類も豊富です。スーパーでブラックベリー、ラズベリー、ブラックカラントなどはまとめて2つで3£(約366円)などの安売りをしているときも多いです。ジャガイモやにんじんも、地元のマーケットで買うと2キロで1£(約122円)だったりします。小麦粉も1.5キロで90ペンス(約110円)程度です。乾燥レンズ豆なども、カレーに入れたり大変重宝しますが500gで1£(約122円)しません。乳製品も安価である!後は乳製品が安いです。日本のデパートで同じ銘柄のチーズを見たときには、価格にショックを受けました。フランスから輸入されるブリーやカマンベールも2£(約244円)あれば買えます。ちょっとこだわって、専門のチーズショップに行っても、ノルマンディーのカマンベールが6£(約732円)もあれば買えます。イギリスのチェダーチーズなども、銘柄にこだわらなければ、スーパーの自社ブランドでしたら300グラムで2£(約244円)程度ですし、こだわっても4£(約488円)位でしょうか。それにチーズは常にオファーをしているので、結局ひとつ買うともう1つもらえるなど(BUY1 GET1FREE)、定価で買うことが余りありません。ヨーグルトも濃厚で、500mlポットが2つで2£(約244円)など、とても安いです。そして美味しいです。チキンは胸肉の方が高価ヘルシー&処理が楽という理由で、チキンの胸肉の皮が取り除かれたものがとても高いです。500グラムで7£(約854円)ほどします。ですが、丸鶏は丸々1匹で、1.5キロくらいのものが4£から5£(約488円~約610円)です。人の手がかかったものほどイギリスでは高いような気がします。さすが英国!紅茶も安い!紅茶もものすごく安いです。ティーバッグが80個入っていて2£(約244円)程度です。そして美味しいです。子羊は高級食材ですが……イギリスでも割りと高級な食材に入る子羊も、今の円高で考えると安いです。ハーフレッグの子羊、臭みもなく美味しいウェールズ産のものが、1キロで10£(約1,220円)位です。医薬品も安価に医薬品は、鎮痛剤などはそれこそ30ペンス(約37円)などでひと箱買えてしまうものもあります。風邪薬なども薬局の自社製品であれば、割と安く買えます。DVDは時間が経つと安価にDVDなどは、リリースされてから少し時間がたつだけでグンと値段が下がります。芸術鑑賞がしやすい環境です!それから、番外かもしれませんが、美術館、博物館の入場料は個人の所有でなければ無料が多いです。大英博物館もナショナルギャラリーもV&Aも全て無料です。クラッシックコンサートなどは、ロンドンシンフォニーなどの大御所のものでも、安い席でしたら9£(1,098円)で見られます。教会などでは常に、安いコンサートが開かれていますし、無料のランチタイムコンサートもたくさんあります。ロンドンでは、世界中から集まる芸術、バレエに音楽、アート、ミュージカル、演劇、そういったものも大変刺激的です。ビンテージやアンティークのマーケットも、古いものを大切にするイギリスならでは、掘り出し物がたくさんあって楽しいです。――ロンドンの家賃について知りたいのですが、相場はどのくらいでしょうか? また外国人にとって賃貸は借りやすい環境でしょうか?素子さん : ロンドンで相場という観念はあまり通用しないと思います。なぜなら、残念なことに未だに階級社会の名残もあり、また、世界中のあらゆる国から流れてくる移民たちによって、そこには何一つ平均が存在しません。例えば、高級住宅街といわれる場所は、それこそ馬専用の信号があって、上流階級の方々が優雅に馬のレッスンをされる姿が見られる場所や、映画に出てくる貴族が住んでいるような豪邸、広大な庭を持つお城さながらの邸宅が集まっている地域もあります。かと思えば、生活保護を受けて暮らしている方々が多く住む場所もあります。カウンシルフラットという公営住宅には、誰でも入居できるということにはなっていますが、実際は家賃を払えない低所得の方が優先されます。家賃は格安で、それでも払えない人には政府の手当てがおります。入居を待っている人たちは数百万人と言われています。中には親子3代で、仕事をすることもなく、生活保護を受け続けてカウンシルフラットに住み続けている家族も、もはや少なくありません。という事情で、イギリスでは平均を算出することはとても困難です。安全に、通勤や通学に便利な場所に住もうと思うと、ある程度の出費は覚悟しないといけないのではと思います。場所によっては60万円の賃貸も例えば、知り合いの英人カップルは、高級住宅街のサウスケンジントンの2ベッドルームフラットに住んでいますが、家賃は光熱費を含まずに60万円以上払っています。ロンドンの中心部から公共交通機関を使い1時間ほど離れた場所でも、場所によるかと思いますが、私の知り合いは同じく2ベッドルームのフラットに20万円ほど払っています。場所や間取りによっては平気で100万円を超える家賃もいっぱいあります。3.5億円以上の物件もごろごろあるロンドン郊外に離れても、そこそこ人気の住宅街であればとても高いです。ウィンブルドンビレッジなどの高級住宅街は、それこそ中心部からは遠く離れていますが、新築ではなく中古の物件で、4、5ベッドルームの家だとすると、広告で3.5億円程度のものがたくさん売りに出されていました。そのような超高級住宅街が、ロンドンにはあちこちにあります。そして、その間には、カウンシルエステート(公営住宅の群)が並び、落書きが目立つような地域もたくさんあるんです。平均的なものが無い代わりに、お金持ちはとんでもなくお金持ちです。でも、お金が無い人が不幸せかと言ったら、イギリス人はユーモアを持って自分であることに誇りを持っている人が多いですから、常に嬉しいことや楽しいことをそれぞれ持って暮らしている方が多い気がします。「他人は他人、俺は俺」他人と比べないことも素敵だと思います。イギリスでは古い住宅が好まれるが……イギリスでは新築よりも古いものが好まれますが、決して日本の家のように機能的ではないし、窓枠も木であったり、サウスケンジントンのカップルはいつも雨漏りに悩まされています。知人友人からはボイラーが壊れて水しか出ない、酷いと漏電していたなど、様々な話も耳に入ってきます。もちろんウォッシュレット、自動で炊いてくれるお風呂などは一般的ではありません。シェアするのも普通ですが……一軒の家を、大人数で借りて、一部屋を自分のものとし、キッチンやバスルームなどは共同という、ハウス、フラットシェアもロンドンでは割と普通です。私が以前お会いした語学留学の学生さんは、違法でありながら、ひとつの部屋を更に二つに区切って、4ベッドルームの家に8人で暮らしているといっていました。また、別の学生さんは、あまり治安が良くないといわれる街で、数年間ボイラーが壊れて温かなお湯が使えないまま、それでも週に80£の家賃を同居の大家さんに払っていました。彼女のお部屋は日本のサイズにして6畳もありませんでした。もちろん、キッチン、バス、トイレなどは共同でしたが、大家さんがパーティをされるときなど、キッチンを突然使えないといわれることも多く、大変困っていました。大家さんの娘が勝手に私物を……ある友人は、同居の大家さんのお嬢さんが勝手に部屋に入ってきて、自分のかばんや衣類を見につけて出かけてしまう、食料品も食べられたり、化粧品も使われてしまうと嘆いていました。それでもそこそこ人気のエリアに住んでいた彼女は、週に120£(14,640円)を払っていました。もちろん、こういうことは法律で禁止されていますから、きちんと話し合えばよいのでしょうが、語学留学などの場合、言葉の壁があったり、頼れる人がいなかったり、結局泣き寝入りで終わってしまうケースも少なくないと思います。フラットシェアではこんな感じに……学生さんのお話を聞くと、大体月に400£から600£(約48,800円~約73,200円)をフラットシェアで払われている方が多いように思います。もっと安い場合もあると思いますが、治安の面で問題があったり、建物自体に問題があったり、かなりのリスクがあるのではと思います。ワンルームと日本で言われる「スタジオフラット」でも、大体月に800£(約97,600円)程度は見ておいたほうが良いのではと思います。また、一軒家やフラットにご家族のみで住まわれている方は、地域によりますが、月に1,300£から3,000£(約158,000円~約366,000円)は払っていらっしゃるのではないでしょうか。本当に、この場合は、ロンドンにおいてはあまりに相場というものが存在しないので、払っていらっしゃる方はもっと払っていらっしゃるし、その反対もあるのではと思うのです。「外国人だから」ということはない外国人として住みやすいかどうか、日本人に関しましては、日系の不動産会社もいくつかありますし、外国人だからという理由で断られるというのはあまり聞いたことがありません。私のお隣りさんは、エストニアの方ですし、反対側のご近所さんは南アフリカの人です。お向かいにはスペインの方が住んでいます。これだけ移民があふれている国で、スーパーでも大きなところにいけば、イスラムの方のためのハラルミートも売られていますし、インドの香辛料やお米、ギーなどのコーナーが充実していたり、東ヨーロッパや中近東の食材が充実していたり、住んでいる地域によって違ってきますが、私はここで疎外感を感じることが余りありません。みんな違うし、みんなそれぞれだからです。――1カ月、どのくらいのお金があればロンドンで暮らせるのでしょうか?素子さん : これも目的によるのではないでしょうか。外食などを一切しなければ、食費は日本と同じか、どれだけでも切り詰めることができます。ですが、キッチンが共同だったりすると、自炊ができずに思わぬ出費になってしまうこともあるかもしれません。それに、限られた食材(日本のように四季によって食材が豊かに変わるということがありません。)の中で、生きていくだけのために切り詰めて食べていくのは、長期にわたるととてもストレスがたまってしまいますから、留学やワーキングホリデーで短期の数年の滞在である場合と、長くここで暮らしていかなければいけない場合と、全く違ってくると思います。ですが、スーパーなどでは自社ブランドの格安ラインで、本当に驚くほど安いパスタなども売られていますから、品質にこだわらなければどれだけでも切り詰めることは可能だと思います。ただ、健康を害する恐れがないか、心配です。円高レートが効いている光熱費は日本と同じ位の感覚で、今のレートだったら良いのではないでしょうか。フラットを数人でシェアされる場合は、電気とガス、水道で月に50£(6,100円)程度ではないかと思います。一軒家や、家族だけでの暮らしになると、また数字も変わってくるはずです。これに、カウンシルタックス(家にかけられる税金)も払わなければいけません。フルタイムの学生の場合免除されるなどと色々ありますが、カウンシルタックスの値段も、住む地域によって違うのが実情です。私の知り合いは月に100£(約12,200円)払っているそうです。我が家はもう少し高く払っています。テレビのライセンスも払わなければいけません。車を持つか持たないかでも全く違いますし、住んでいる場所によっては交通費も馬鹿になりません。日用品も買わなければいけません。学生さんの場合は、フルタイムであると様々な免除があり、交通費も安くなったりとメリットがありますが、それでも月に最低15万円から20万円は見ておかないと、いざという時のために心細いのではと思います。それも今のレートでの話です。学生さんだったら、色々旅行もしたいと思うし、交友もしたい、観光も、やりたいこともいっぱいあると思うので、やはり20万円位は(しつこいようですが今のレートの場合)必要ではと思います。家族の場合はまた別ですご家族の場合はまた事情が違うと思います。駐在の方々は会社からサポートを受けられている方も多いので、このあたりの事情は全く違ってくると思います。私どものように家族2人で子供なし。ロンドン郊外に暮らして、物凄い贅沢をしているわけでもない。車もない。住まいは一軒家(これは、私のピアノを置く場所が必要なのと、夫が庭がないと住めない南ア人という我儘からきていますが、それでも私たちにはそれが必要なのですから仕方がありません)。たまには友人とパブでワイワイ飲んだり、近所のなじみのレストランにふらっと月に2度ほど行く位。日系のお店での和食材もどうしても必要なものだけ。記念日に素敵なレストランに奮発していくのが楽しみ。映画は夫がイギリス映画協会(BAFTA)のメンバーですので映画は試写会で無料で見る。そういう環境の中で、それでも(個人のことなので詳しくは申し上げられませんが)月に50万円は必要です。どこに消えていくのだろうと思いますが、保険や、セキュリティや、(我が家は空き巣に入られています、それ以来セキュリティアラームをつけています。)夫の交通費、食費、交際費、カウンシルタックスや、たまには洋服や靴も買いたい、(それでも日本にいた頃より物欲はなくなりました)、日用品にジムの会費、それに家賃! 毎年上がり続ける様々な物価、ロンドンに暮らすのは、お金があればあるだけ楽になる、それが残念ながら現状です。素子さんにとても丁寧な説明を頂きました。高価なものがある一方で、大英博物館が無料(!)、食料品は安いなどうらやましい面もあるんですね。ロンドンの物価事情、あなたはどのように感じましたか?(高橋モータース@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日