東京都・六本木の国立新美術館は、デザイナー・三宅一生が活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」を開催する。会期は2016年3月16日~6月13日(火曜休館、ただし5月3日は開館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は一般1,300円、大学生800円、高校生以下無料。同展は、初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅氏の考え方やデザインアプローチを明らかにし、未来に向けた更なる創作の可能性を探るもの。三宅氏は常に次の時代を見据えながら、新しい服づくりの方法論と可能性を示しているという。それは、1960年に日本で初めて開催された世界デザイン会議において、当時、多摩美術大学在学中であった三宅氏が、衣服デザインが含まれないことに疑問を持ち質問状を送ったことに始まる。既にそこには、衣服は時代と共に移ろう「ファッション」として存在するのではなく、より普遍的なレベルで私たちの生活と密接に結びついて生まれる「デザイン」であるという三宅氏の思想が見て取れる。以来、既成の枠にとらわれない自由な発想のもと、独自の素材づくりから始まり、「一枚の布」と身体との関係や、そこに生まれる「ゆとり」や「間(ま)」を追求し、また、チームと共に粘り強いリサーチと実験を行い、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を生み出しているということだ。また、三宅氏は、伝統技術や職人技を自身の衣服デザインに生かすとともに、新しい素材の開発や服づくりの方法を探求し、従来の服づくりとは異なる画期的なデザインを生み出してきた。同展では、三宅氏独自の「製品プリーツ」の制作過程が初めて展示される。会場の一部の部屋は、グラフィック・デザイナーの佐藤卓氏が会場デザインを担当し、展覧会のヴィジュアル・デザインも行っている。また、吉岡徳仁氏が空間デザインを手がけた部屋もあり、今回の展覧会のために吉岡氏により新たにデザインされた「グリッド・ボディ」に服を着せた展示も行われる。そのほか、同展のために写真家、岩崎寛が全作品を撮り下ろした写真を収録した展覧会図録が求龍堂から出版される予定となっている。
2015年11月06日アルターは、スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』より、「絢瀬 絵里」の水着姿を、1/7スケールPVC塗装済み完成品フィギュアとして立体化。発売は2016年2月の予定で、価格は11,800円(税別)。「電撃G’s Festival! COMIC Vol.36」付録タペストリーの衣装で立体化された本作。しっかり者な彼女が、舌を出して可愛らしく微笑む姿が魅力的な仕上がりで、豊満なプロポーションはもちろん、柔らかな肌の質感の表現も要注目だ。細部まで再現された水着の装飾やサンダルなどの小物類もこだわりの造形で、サングラスの着脱も可能となっている。原型制作はてるゆき氏が担当(原型協力:アルター)。(C) 2013 プロジェクトラブライブ!
2015年10月15日声優・水瀬いのりが2015年12月2日にキングレコードからデビューシングルをリリースすることが発表された。水瀬いのりはTVアニメ『ご注文はうさぎですか?』のチノ役、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のヘスティア役、『がっこうぐらし!』の丈槍由紀役をはじめ、9月19日に公開された映画『心が叫びたがってるんだ。』の主人公・成瀬順役など話題作に次々と出演している若手人気声優。声優アーティストに憧れていたという水瀬がデビューするのは、自身が20歳の誕生日を迎える2015年12月2日という記念すべき日。水樹奈々、田村ゆかり、宮野真守、ゆいかおり、小倉唯が所属するキングレコードの同部署からのデビューとなる。声優として幅広い演技や歌唱に定評のある彼女が、ソロシンガーとしてどんな歌声を聞かせてくれるのか? 水瀬いのりのデビューシングル(タイトル未定)は、2015年12月2日の発売で、全3曲収録予定。そのほか詳細は、続報を待ちたい。
2015年09月25日永井豪氏原作の「マジンガーZ」シリーズのロボットを美少女キャラ化したアニメ『ロボットガールズZプラス』より、水瀬いのり画伯作の「妖爬虫将軍ドレイドゥ」が公開され、それに合わせて、水瀬いのりからのコメントが到着した。6月18日(木)に放送されたニコニコ生放送の際、グレちゃん役の水瀬いのりが描き、大きな衝撃をもたらした"妖爬虫将軍ドレイドゥ"。元々は『グレートマジンガー』などに登場したキャラクターを、番組内の企画で、水瀬いのりが簡単なキーワードだけを元に描いたものだが、ファンに選ばれたことをきっかけに、キャラクターデザイン・川上哲也氏がクリンナップ。そして、スマホゲーム&オンラインゲームに登場させるためのキャラクタービジュアルが遂に完成した。もちろんこのキャラクターのボイスキャストは水瀬が担当。今回は、ドレイドゥのアフレコを終えた水瀬のコメントを紹介しよう。■クリンナップされたキャラクターを見た感想私が描いた画が被り物になって、女の子も少し私をイメージしているのかな? と思います。色のついたキャラクターを見ると、本当に自分の想像した通りになって、ある意味、川上先生と私の"初合作"作品になったと思います!(笑)■自分の描いたキャラクターがゲームで動いている感想自分の描いたキャラクターがゲームの中で動いているのは、なかなか体験できないですし、しかも声も自分なので、まるで私自身がゲームの中にいるようなので、ぜひ使って遊んでいきたいです!【妖爬虫将軍ドレイドゥ(水瀬いのりver)】は、『ロボットガールズZ プラス』のBlu-ray/DVD(11月11日に一般発売、9月12日に行われる「ロボットガールズZ フェスティバル」にて先行発売、販売元:東映/発売元:東映アニメーション・東映ビデオ)を購入すると、初回特典として、スマホゲームとオンラインゲーム両方で使用可能となるシリアルナンバーが封入される。『ロボットガールズZ プラス』は現在、ニコニコ動画、YouTubeほかにて、毎月20日1話配信(全6話 / 1話8分 / 現在4話まで配信中)。詳細は、『ロボットガールズZ』公式サイトにて。(C)ダイナミック企画・東映アニメーション(C)松本零士・東映アニメーション(C)ロボットガールズ研究所
2015年09月11日2015年7月より放送開始となったTVアニメ『がっこうぐらし!』より、第7話「おてがみ」のアフレコ終了後に行われた丈槍由紀(ゆき)役の水瀬いのりへのキャストインタビューが届いたので紹介しよう。○TVアニメ『がっこうぐらし!』、第7話アフレコ終了後のキャストインタビュー――第7話では、主にゆきとめぐねえとの絆をめぐって、物語が展開しましたね水瀬いのり「これまでゆきのなかには、ずっとめぐねえという存在がいて、彼女の日常のなかには、めぐねえも一緒にいたんですよね。そういう意味で、今回の第7話はある意味、ゆきとめぐねえのお別れというか。『わたしひとりでも頑張る』という、決意表明みたいなところがあったのかな、と思います。事件をきっかけにして、ゆきは――幼児退行っていうんですかね? 物事の考え方にしても少し子供っぽくなっていたわけですけど、彼女の心のなかにはちゃんと、年齢相応のゆきがいたということにも感動したし、そんな彼女の背中を押してあげたいな、と思いました」――ある意味、すでにめぐねえが存在していないということを、ゆきが受け止めるエピソードでもありましたね水瀬「とはいえ、ほかの学園生活部のみんな――くるみちゃんやみーくん、りーさんと肩を寄せ合って生きていくなかにも、やっぱりめぐねえもいるわけで、存在のすべてを否定するわけではなくて……。ただ、『めぐねえがいない』という現実が、ゆきのなかで確信になったというか。飲み込んだんだろうなと思うんです。そういう意味で、ゆきは成長したんだなと思いました――それはやっぱり、ゆきを演じる水瀬さんのなかでも変化がありましたか?水瀬「そうですね、これまでは明るく元気に、楽しいシーンが多くて、誰かのために泣くことはあっても、自分の感情で泣くことはなかったんです。でも今回はやっぱり、『めぐねえと自分』というところで涙を流していて……。きっとゆきのなかでは、大きな枷みたいなものが外れたんじゃないかな、と。ひとりの女の子として歩き出すことができるんじゃなかな? というのは感じました」――ゆきにとってめぐねえは、どんな存在だったと思いますか? お姉さんのようでもあり、友達のようでもあり……という関係だったと思うのですが水瀬「うーん、姉のようでも友達のようでもあり、あるいはもうひとりの自分のようでもあり……。客観的に見たときの自分、というんですかね。めぐねえにもゆきと同様、周りを笑顔でほんわかと包むようなところがあって、そういう近さを――頭で考えるんじゃなくて、本能で感じていたのかな、とは思います。わたし自身も『この人とは絶対仲良くなれる』と思えた人とは、すごく打ち解けることができるんですけど、そういうフィーリングみたいのものが、ゆきとめぐねえの間にもあったんだろうな、と。だからこそめぐねえもゆきに対して、あれだけ優しく接してくれたんだろうし、それはきっと『友達』という言葉では表せないような絆だったんだろう、と思います。なんでしょうね、『家族』のようであり、でも「家族」じゃない、みたいな。そういう関係なのかな、と」――水瀬さん自身は、人見知りをする方なんでしょうか?水瀬「うーん、誰でも、最初は緊張するものだと思うんですけど……。ただ自分から話題を提供できないタイプではありますね(笑)。自分から『ねえねえ、みんな来て!』ってなかなか言えない。だから振り返ると、仲のいい人はわたしのことを誘ってくれたり、引っ張ってくれる人が多いですね」――そういう意味では、ちょっとゆきと似てるところがあるのかもしれないですね水瀬「そうですね。結構流されやすいし、ふわっとしているので(笑)。よくも悪くもマイペースというか、たまに自分のマイペース加減が原因で、痛い目に会ったりします(笑)」――あと、そうしたゆきの変化にともなって、周りのキャラクターたちも少しずつ変わり始めていますよね。特に、みーくんの変化が大きいのかなと思うのですが……水瀬「みーくんは変わりましたね。しかも彼女を変えた一番の要因は、たぶんゆきなんです。ゆき自身は気づいていないですけど――ずっとあのペースで『みーくん、かわいい』ってデレデレしてるだけなんですけど、知らないうちにみーくんを振り向かせていたんですよね。それはゆきの才能のひとつなのかな、と思います。あともうひとつ感じたのは、そんなゆきたちを支えるために頑張っているお姉さんチーム――くるみちゃんとかりーさんは、学年は一緒なんですけど、やっぱり『お姉さん』という感じがします(笑)――に、これまでのようにゆきが甘える場面がほとんどなかったんです。もしかするとAパートで『わたし、頑張る』と決意した結果なのか、それとも『わたしも先輩だから、みーくんの前ではしっかりしなきゃ』と思ったのか。本当の理由はゆきにしかわからないんですけど。そこは印象的でした」――なるほど。そんなゆきの決意は、最後の手紙の場面につながっていくと思うんですが……。水瀬さん自身は最近、誰かに手紙を書いたことはありますか?水瀬「うーん、手紙はないかもしれないですね……。あっ、でも好きなアーティストのライブの申し込みハガキを書きました! 『絶対に行きたいです!』みたいな」――あはは(笑)水瀬「あとは母の日とか父の日に、ちょっとしたメッセージカードを書いたくらいですかね。……ファンの方からいただくお手紙とかを見ていると、みなさん字がキレイだなと思います。わたし、あまり字が上手いって言われたことがないので……」――いやいや、シャベルのサインとか拝見しても、キレイな字でしたよ(笑)水瀬「そうですか?(笑) でもときどき無性に、紙にボールペンで字を書きたくなるときがありますよね。あれはなんだろう? やっぱり、文字を書きたいという本能があるんですかね」――では質問の方向性を変えて、手紙を書いてみたい相手はいますか?水瀬「うーん……。やっぱり友達かな? もう5年くらいの付き合いで、最近もしょっちゅう顔を合わせてるんですけど、じつはその子にわたしの職業を伝えてなくて」――えっ、水瀬さんが声優をやっていることを知らないんですか?水瀬「そうなんです。しかもアニメを観ない人なので、伝えたところで……みたいな気持ちがあって(笑)。なんとなく言いそびれてるんですよね。ただ、遊びの予定を立てるときに土日がイベントだったりすると『あー、ごめん、仕事があるんだ』とか。そういうことがあると、『これは言った方が楽なんじゃないか』と思ったりします(笑)」――ああ、べつに隠してるわけじゃないんだけど、言いそびれてしまったという水瀬「そうです、そうです。口で直接言うのはあれだけど、手紙に書いて『ちょっとこれ読んで』って渡せば、『えーっ、そういうことだったの』と言ってもらえるかな、って――たしかに手紙は、そういうふうに使えそうですね。では最後に、次回以降、楽しみにしているのは?水瀬「やっぱり《かれら》が気になりますね。これまでは接触しているようで、正面から向き合う場面はそれほどなかったんですけど、今後は《かれら》と直接、顔をあわせる場面もあるのかな、と思っています。しかも学校にいる《かれら》は、ショッピングモールにいた人たちとは違って、元友人だったりするわけで……。出会ったときには、知りたくなかったことも知ってしまうんじゃないか。そのとき、学園生活部の4人と1匹はどうなってしまうのかな、と。そこが個人的には一番気になっています」――物語も、ここからいよいよ佳境に入っていく感じですね水瀬「あとめぐねえの件もそうでしたけど、『がっこうぐらし!』は、大量に伏線が敷かれている作品なんですよ。それがどういうふうに回収されていくのか? 『あのときのゆきの行動は、こういう理由だったのか!』みたいな、あとから明らかになることがいっぱいあって。今はまだピースが少しずつ集まっている状態ですけど、パズルが完成したときにいったい、どんな風景が見えてくるのか、とても楽しみにしています」TVアニメ『がっこうぐらし!』は、毎週木曜、TOKYO MXほかにて放送中。なお、2015年9月26日には、Blu-ray/DVDの第1巻がリリースされるので、あわせてチェックしておきたい。(C)Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会
2015年08月21日俳優の岡田将生が6月27日(土)、主演作『ストレイヤーズ・クロニクル』(瀬々敬久監督)の初日舞台挨拶に登壇。『アントキノイノチ』以来の再タッグを組んだ瀬々監督に対し「出会えたおかげで、仕事に対する気持ちや姿勢が180度変わった」と感謝の意を表した。さらに「こんなすばらしい監督とお仕事できるためにも、これからも精進していきたい。次回作があればぜひ…」と瀬々監督とのコラボレーションに意欲満々。「全力で臨んだ作品なので、多くの皆さんの心に届いてくれれば」と本作への熱い思いを語っていた。東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶には岡田さんと瀬々監督に加えて、共演する染谷将太、成海璃子、松岡茉優、白石隼也、黒島結菜が出席。キャスト陣を代表し、染谷さんと成海さんが、主演として現場を率いた岡田さんに感謝の言葉を捧げる場面も…。感激しきりの岡田さんは染谷さんをハグ!成海さんには“頭ポンポン”をプレゼントしていた。映画は本多孝好の同名ベストセラー小説を原作に、望まぬ特殊能力を持って生まれた若者たちが、相反する思想を掲げた2つのチームに分かれ、人類存亡をかけた壮絶なバトルを繰り広げる。舞台挨拶では瀬々監督が、本作の撮影中に亡くなった親友で俳優の伊藤猛さんについて、思いを語り、登壇者は神妙な面持ちだった。『ストレイヤーズ・クロニクル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイヤーズ・クロニクル 2015年6月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 本多孝好/集英社 (C) 2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会ストレイヤーズ・クロニクル 2015年6月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 本多孝好/集英社 (C) 2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会
2015年06月27日2014年6月にグッドスマイルカンパニーより発売されたフィギュア『水瀬伊織』が、2015年8月に再販されることが决定した。価格は7,222円(税別)。『水瀬伊織』は、Phat!が展開する人気TVアニメ『アイドルマスター』Blu-ray&DVDジャケットのイラストをフィギュアしたシリーズの第2弾として2014年6月に発売。アニメ版Blu-ray&DVD第4巻における錦織敦史監督描き下ろしのジャケットイラストをもとに立体化された。実際のフィギュアでは、水瀬伊織のすました表情や浮遊感のあるポーズを忠実に再現。もちろん、小さい頃から一緒のウサギのぬいぐるみ「シャルル」も一緒にフィギュア化されている。スケールは1/8で全高は約150mm、専用台座が付属する。原型制作は、間崎祐介氏が担当。商品価格は7,222円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年5月27日21:00。商品の発売および発送は、2015年8月を予定。なお、現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」では同シリーズの第6弾となる2015年9月発売予定『菊地真』(8,400円/税込)も予約受付中。(C)BNEI/PROJECT iM@S
2015年05月02日伊東四朗を座長とする「伊東四朗一座」の誕生から11年。伊東がスケジュールの都合で不在の際は三宅裕司を座長に“伊東ならぬ熱海”、“四朗ならぬ五郎”の「熱海五郎一座」として活動し、昨年には伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出した。1か月で5万人動員の成功を受けて上演される今年の演舞場第2弾作品は、爆笑ミステリー『プリティウーマンの勝手にボディガード』。“プリティウーマン”で“ボディガード”なヒロインを演じる大地真央と、座長の三宅に話を聞いた。熱海五郎一座 チケット情報「あまり一緒にお仕事をしたことはないんですが、舞台で大地さんを観て、きっと笑いが好きなんだろうなというのを感じていたんです。昨年、『コントの劇場』(三宅演出・出演のコント番組)でコントを一緒にやって、もう間違いないと思いました(笑)」(三宅)。「確かに好きですね。私、宝塚時代も“白馬に乗った王子様”的ないい人だけのキャラクターだとつまらなくて。作・演出の先生に相談しながら、ちょっとワルっぽいところや笑える部分を、台本になくても盛り込んでいたんです。やっぱりお客様に笑っていただきたい、楽しんでいただきたいという気持ちは昔からありました」(大地)三宅もその笑いのセンスに太鼓判を押す大地が、“東京喜劇”に挑む。三宅曰く舞台の笑いというものは「お客さんの笑い声で分かりやすく結果が出てしまう」もの。「甘っちょろいもんじゃないんですね。チラシに書かれた『どんな手を使ってでも爆笑が欲しいんです』っていう三宅さんの言葉がとってもおかしくて(笑)」(大地)。「もちろん、力尽くでという意味ではないんですよ。無理なく自然に笑わすことのできる方法を、役者たちがなんとしても探すということです」(三宅)。「笑いが上質なんですよね。番組でご一緒したとき、私も本当の笑いというものを追求してみたいと思いました」(大地)三宅と大地は、ともに警視庁所属のSPだった元夫婦で、今は互いに違う職業に就いているという設定。気になるふたりの離婚原因も最後に明かされる。渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之ら笑いの達人たちが周りを取り囲む中、大輪のコメディエンヌ・大地はどんな爆笑の花を咲かせるか!「笑うことは美と健康に、本当にいいと思います。笑いって一番難しいけど、笑いがハマッて劇場でお客様と共有できた瞬間って、お互いにすごく気持ちいい。思いっきり笑ってちょっと感動して、『明日から頑張るぞ』と思っていただけたらいいですね」(大地)公演は6月2日(火)から26日(金)まで、東京・新橋演舞場にて。チケット発売中。取材・文/武田吏都
2015年03月25日人気TVアニメ『ラブライブ!』に登場する「絢瀬絵里」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年3月発売予定で、価格は3,241円(税抜)。劇中では、9人のスクールアイドルグループ「μ’s」(ミューズ)のお姉さん的存在の絢瀬絵里が、TVアニメ1期オープニングテーマ「僕らは今のなかで」の衣装で待望のねんどろいどで立体化。表情パーツは、キリッとした「通常顔」と弾ける「笑顔」パーツが付属している。オープニングをイメージしたさまざまなダンスポーズが再現可能で、別売りのねんどろいど『矢澤にこ』『高坂穂乃果』『南ことり』と合わせて、『ラブライブ!』の世界をディスプレイできる。商品価格は3,241円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月19日21:00。商品の発売および発送は、2015年3月を予定している。なお、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として、「ねんどろいど用特別仕様台座 ストライプ柄」と「ねんどろいど台座 拡張パーツ 小、大」が付属する。(C)2013 プロジェクトラブライブ!
2014年10月21日お笑い芸人のつぶやきシローと、マジシャンのマギー司郎による異色の新ユニット「Wシロー」が結成された。デビュー曲が29日からスペシャルサイトで先行公開中だ。今回のユニット結成は、明治の新商品「明治白のひととき」の発売を記念したもの。“ゆったりとくつろぎたいひとときに楽しめるミルクコーヒー”という商品コンセプトと、ふたりのキャラクターがマッチしたこと、“シロー”と名前と商品名の“白”が共通のキーワードであることなどから、芸能界の2大ユルタレントとして知られるふたりがイメージキャラクターに起用された。スペシャルサイト「Wシロー劇場」では、ユニットのデビュー曲『“白のひととき”の唄』の15秒バージョンを先行公開。また、ふたりが出演する全8パターンの劇場風オリジナルムービーも配信される。なお、「明治白のひととき」は9月30日の関東地区を皮切りに全国で順次発売。乳素材をバランスよく配合し、ミルクのまろやかな口当たりとすっきりとした後味を実現させ、隠し味に微粉砕コーヒー豆を使用した乳飲料で、乳飲料商品では同社初となるキャップタイプの新容器が採用されている。容量は430mlで、価格は150円。
2014年09月29日8月28日(木)、ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに、声優の水瀬いのりが登場する。現在放送中のテレビアニメ『アルドノア・ゼロ』で出演している彼女。番組MCの雨宮天とは同作で共演を果たしており、撮影現場の裏話なども披露されそうだ。また、特技が空手ということで、彼女の型が見られるかも。番組後半のアニメぴあちゃんねる会員放送「もりもりアニメぴあちゃんねる」では、ゲストの水瀬いのりが、雨宮天、コヒメ、朝倉ゆりと共に「セリフ読み」に挑戦する。シチュエーションは夏休みが終わり、新学期となった学園。役柄は「明るいクラスメイト」「内気なクラスメイト」「野球部のマネージャー」「教師」。それぞれどんな役柄を演じるのか楽しみだ。20時45分~21時00分に放送する「もうすぐアニメぴあちゃんねる」では、今回も声優タカオユキが自身の手作り弁当を持参する。アバンギャルド過ぎるその弁当は、ニュースサイトでも取り上げられるほど。また独特な絵日記にも乞うご期待。なお、この日は雨宮天の誕生日。番組で何かするのかは未定だが、期待したいところだ。内容盛りだくさんのアニメぴあちゃんねるは8月28日(木)午後8時45分より放送。■アニメぴあちゃんねる日時:8月28日(木)午後8時45分~午後10時00分出演:雨宮天 / 美濃部達宏 / コヒメ(アフィリア・サーガ) / 朝倉ゆり(バクステ外神田一丁目) / タカオユキゲスト:水瀬いのり
2014年08月27日とにかく笑えて楽しめるエンタテインメントを追求し続けて33年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)。三宅裕司が主宰するこの劇団の第50回記念本公演『上海ローズ』が11月1日(木)に開幕する。それに先がけ、10月31日には公開舞台稽古と、三宅、小倉久寛、韓国の新人俳優クォン・ヨンミンによる記者会見が行われた。『上海ローズ』のテーマは音楽。劇中に登場するJ-POPのナンバーワンレーベル「アーベイ・グループ」は、韓国人歌手と日本人バックダンサーグループとのユニットで世界的ヒットを狙う。そのオーディションになぜか売れないバンドの三宅と小倉が呼ばれる。その裏では大ヒットの秘訣がつまった「幻の上海ローズのレコード」をめぐる企みが進行していて……と、いまの音楽業界を反映したような物語が展開する。公開稽古が始まると、どこかで見たことのあるような音楽会社のロゴが掲げられたステージが姿を現す。いかにも韓流らしい楽曲が流れると、10人あまりの出演者による一糸乱れぬヒップホップダンスが展開。まるで本当のコンサートに来たかのようなクオリティに圧倒される。曲が終わると三宅と小倉が登場。このふたりのどこまでが台本通りでどこからがアドリブかわからないようなテンポのよいやりとりに会場からは終始笑い声が聞こえていた。会見では、まず小倉が2年ぶりの本公演について「三宅さんがいるとやっぱり違う」と切り出した。昨年、椎間板ヘルニアの手術のために休養した三宅と共に50回目の記念公演を迎えられる感慨はひとしおのようで「三宅さんが走り回っているところを見てぐっときました」と語った。それを受けて三宅も「今回は走る三宅を見てください。といっても2秒ぐらいだけど」と笑わせたあと、「一度は舞台に復帰できないかもと思った。こうして生かされているからには、手間のかかる喜劇を日本に残さなくてはいけない。中身を練り上げた音楽ギャグをふんだんに使って、2年分の思いの詰まった舞台にします」と力を込めた。韓国人歌手役のクォン・ヨンミンは三宅自ら韓国に飛んで発掘した期待の新人。「彼の声には心をわしづかむ魅力がある」という三宅の言葉に、すかさず「ありがとうございます!」と覚えたての日本語で返した。創設33年目にして、全力で観客を楽しませることを追求し続けるSET。三宅の不在を乗り越えた彼らの舞台は、これまで以上に力のこもったものになりそうだ。11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場、11月22日(木)に新潟県民会館 大ホールにて上演。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)が結成33年を迎え、11月からは第50回記念本公演『上海ローズ』が上演される。結成以来のミュージカル・アクション・コメディーという旗印を守り続けながら、公演ごとに観客を驚かせ、喜ばせ、笑わせるSET。9月某日、今回の公演にかける意気込みを三宅に訊いた。劇団スーパー・エキセントリック・シアター第50回記念本公演チケット情報昨年7月に椎間板ヘルニアの手術を受け、2011年後半は休養をしていた三宅。そのため、昨年行われた『あちらをたてれば、こちらが立たず』も主宰不在の番外公演という扱いだった。今回は実に2年ぶりの本公演復帰となる。「本当に復帰できるかどうかわからないという状況が何か月か続き、もちろん不安はありました。そうすると復帰できたときに『なぜ自分は生かされたのだろう』と思うわけです。結果、手間のかかる、今やなくなりつつあるコメディーというものを作っていかなくてはいけないという使命感が以前より増しました」と真剣なまなざしで告白した。手間のかかるもの、といえば今回の作品。音楽がテーマであるため、曲作りから歌の練習、楽器の練習……と、通常の芝居に加えていくつもの準備が必要となる。「音楽を扱う芝居っていちばん面倒(笑)。でも、ハーモニーがうまく重なったとき、そして音楽ギャグがうまく決まったときの気持ちよさも最高なわけです」と語る。現在は音楽を作り込みながら、個々人が歌や楽器の練習に勤しんでいる状況なのだとか。「こんな冴えない奴からこんな美しい音色が出るのか、という驚きをお客さまに感じて欲しい。小倉久寛が素敵なハーモニーを奏でたらやっぱり皆さん驚くし喜んでくださると思うんです(笑)」。三宅、小倉は今回、韓流歌手グループを売り出す事務所のオーディションになぜか呼ばれたバンドのメンバー役を演じ、演奏ではギターを担当する。「自分が一番プレッシャーの大きい役かもしれない。でも、それを乗り越えるぐらいのことをしなければ、観に来てくれたお客さまを楽しませることはできないですよね」と決意をみせる。33年間、“笑い”にこだわってきたSET。今回もそれは同じ。「笑って笑って、終わった後、ふと大きなテーマに気づくような作品。でもそんなこと気付かなくてもいい。とにかく笑いにきてほしい」。2年分の思いが詰まった舞台で、SETが究極のエンターテイメントを見せる。公演は11月1日(木)から18日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、11月22日(木)に新潟県民会館大ホールで千秋楽を迎える。チケットは発売中。取材・文:釣木文恵
2012年10月05日2011年春に上演された『鎌塚氏、放り投げる』は、シャープで知的な笑いの波状攻撃に加え、三宅弘城演じる“万能執事・鎌塚アカシ”というニュースターを生み出し、劇作・演出の倉持裕が新境地を開いた記念すべき作品。その第2弾『鎌塚氏、すくい上げる』が今夏上演される。7月下旬の某日、稽古場を訪ねた。M&OPlaysプロデュース「鎌塚氏、すくい上げる」 チケット情報空間を不可思議かつ自在に使いこなすことに定評のある倉持が、今回選んだ舞台は豪華客船だ。完璧なる執事・アカシは主人・由利松公爵より、船上で行われる長男モトキ(田中圭)と花房家公爵令嬢センリ(満島ひかり)の見合いを成功させよとの命を受け、レッドジンジャー号に乗り込む。待ち受けていたのは、政略結婚を嫌うセンリが女中ミカゲ(市川実和子)に無理やり協力させた“作戦”や、打算と恨みで見合いを壊そうとする堂田男爵夫人タヅル(広岡由里子)と執事スミキチ(玉置孝匡)の陰謀、そして船長・丸地(今野浩喜)と船員・烏田(六角精児)のワケありな雰囲気、など不穏なことばかり。出演者8人の個性が、奇抜なキャラクターと溶け合い輝きを放つ。一見自信満々ながら実は非力でひ弱なモトキ坊ちゃんを田中が伸びやかに演じれば、満島が見るからに跳ねっ返りのセンリ嬢を虚実の境目が見えない暴走演技で応える。アカシに憧れるミカゲの切なさ、色っぽさを醸し出す市川も好サポート。前回から続投の広岡&玉置は、さすがの安定感で丁々発止の掛け合いせりふを操り毒のある笑いを振りまく。兄弟に見えなくもない六角と今野の、ぶっきらぼうながら息ピッタリのやりとりが作品に新たな風を吹き込む。そして、なんと言っても三宅演じるアカシが良い。ご主人からの難題を次々にクリアするスーパー執事を、抜群の身体性から繰り出すアクロバティックな演技、マンガかと思うほど変貌する表情、芸人顔負けの勘の良さで、戯曲の笑いを次々に具現化していく。倉持は、そんな魅力的な出演者に感情から動きまで実に繊細な指示を手渡しながら、同時にオモシロぜりふをその場で考えて差し込むという余力を見せ、演出ぶりからは開幕までに作品がさらに進化する可能性大と見て取れた。加えて豪華客船の甲板を模した舞台装置は360度回転し、変わりゆく舞台上の景色が物語を加速させるのだ。『鎌塚氏、放り投げる』にはタイトルに因んだ、ヨーロッパ映画のように小粋なラストシーンが用意されていたが、今回も終幕に小さな「奇跡」が起こる。センスの良い会話の妙に笑い、アクションシーンにハラハラし、誰もが幸福になれるラストに酔う。劇場での上質な時間を、是非味わって欲しい。公演は8月9日(木)から26日(日)まで東京・本多劇場にて上演。その後、名古屋、大阪、島根で公演を行う。取材・文:尾上そら
2012年08月06日三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『落語日本花吹雪~出囃子は殺しのブルース~』が、6月15日に東京・サンシャイン劇場にて初日を迎えた。熱海五郎一座のチケット情報東京の喜劇“軽演劇”の継承を旗印に、第一線で活躍する喜劇人たちによる公演を重ねている熱海五郎一座。今回は座長・三宅にとって実に1年ぶりの舞台復帰作でもある。昨年、椎間板ヘルニアの手術を行い、その後リハビリに取り組んでいた三宅は、震災被災地の人々の前向きな姿に励まされたという。そんな姿を見て日本人の良さを描きたいと感じ、素材として浮上したのが今回のテーマ落語だった。座付作家・妹尾匡夫が手がけた物語は、古典落語重視の三遊亭円高(ラサール石井)一派と、新作落語志向の桂飯丸(三宅)一派の対立を軸に進む。高座中の円高師匠に声の異変が起こり、飯丸たちに疑いがかかるのだ。とはいえサスペンス色はほどほどに、冒頭から笑いどころは満載。円高扮するラサールとその息子円安を演じる東貴博が実生活で新婚となることから、嫁自慢トークが繰り広げられ、プライベートなネタも笑いに変えていた。三宅扮する飯丸と、その弟子・五穀米(小倉久寛)がボケとツッコミを応酬し始めると、50から60代の男性客が多い客席から爆笑する声が聞こえ、早くも最高潮に。その波に乗るように、ノリのいい社長役の渡辺正行、落語音痴の刑事役の春風亭昇太が、クセのあるキャラクターをコミカルにみせる。また、ミステリアスな美女役を演歌歌手としても活躍している林あさ美が演じ、劇中に華を添えていた。三宅は病気後初の殺陣も披露し、完全復活ぶりをアピール。圧巻は、渡辺・東・小倉・ラサール・三宅の5人によるリレー形式の落語。それぞれの持ち味を生かしつつ、回り舞台を駆使して次の話し手に繋ぐ様は、ひとり語りの落語とは違う魅力に溢れていた。最後は林の華やかな歌謡ショーでフィナーレとなった。3度に及ぶカーテンコールに、一座を待ちかねた観客の満足感が見てとれた。明治大学落語研究会の先輩・三宅の苦労に渡辺が思わず涙すれば、それを小倉が瞬時に緩やかな笑いへと変える。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月13日(金)に一座初の宮城公演として、東京エレクトロンホール宮城で上演される。チケットは発売中。取材・文:山上裕子
2012年06月18日俳優の岡田将生が11月19日(土)、主演作『アントキノイノチ』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行った。この日はメガホンをとった瀬々敬久監督が、岡田さんへの感謝の手紙を読み上げたり、共演した榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李から花束をプレゼントされたりと“サプライズ”の連続。感極まった岡田さんは思わず号泣し「何なんだよ、みんな、ちくしょう…。本番前、みんなそっけないな、話しかけてくれないなと思っていたら、こういうことだったんですね」と言葉を詰まらせていた。「そろそろお時間です」と司会者が舞台挨拶を締めくくろうとした瞬間、スッと手紙を取り出した瀬々監督。「岡田くんは基本的に天然でボケキャラ。でも撮影中は助けられることも多く、特に震災が起こって大変だったときも、岡田くんの笑顔と無邪気な会話に癒された。現場を引っ張ってくれたし、純粋な気持ちで映画に取り組むことの大切を教えてくれた」と感謝の言葉を述べると、早くも岡田さんの目からは大粒の涙が…。「岡田くんの純粋な気持ちが、映画を助けてくれた」(榮倉さん)、「(取材などで)岡田くんのことを小学2年生って言ってゴメン。もう立派な大学生になったよ」(原田さん)、「大切な友情を築くことができた。ぜひ、また共演しましょう」(松坂さん)と共演者からも温かい言葉が贈られ、岡田さんは感無量の面持ちだ。岡田さんは涙をぬぐいながら、「この映画に参加できて、本当に良かった。監督やキャスト、スタッフ、それに家族や友人に支えられた。撮影中に震災があり、『このまま撮影していていいのかな』って悩んだこともあったが、命の大切さや人と人との繋がりを届けられると信じて、やり遂げることができました」と挨拶。その間も涙が止まることはなく、「俺、今日、泣いてばっか!」と感情を爆発させた。さだまさしの同名小説を原作に、ある事件を機に心を閉ざしながら生きる2人の男女(岡田さん、榮倉さん)が、遺品整理業の現場で、死者が人知れず遺したもの、そこに込められた思いに触れることで“イノチ”の尊さにふれていく姿を描く。第35回モントリオール世界映画祭で、革新的かつ質の高い作品に授与される「イノベーションアワード」を受賞し、第16回釜山国際映画祭の“アジアの窓”部門での上映も大反響を呼ぶなど、早くも国際的な評価を集めている。この日は本作の公式サイトで一般公募された“とびきりの笑顔”の写真約1万枚で構成されたモザイクアートもお披露目された。『アントキノイノチ』は全国にて公開中。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:9割の人が絆について考えたと回答!『アントキノイノチ』グッと来るシーンは…?“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?
2011年11月21日少年のようなたたずまいと骨太で強い眼差しを併せ持つ独自の存在感で、ドラマや舞台でも活躍中の三宅健が新境地に挑んでいる。10月28日に幕を開けた舞台『ラブリーベイベー』は、一見イマドキの男女7人がリゾートホテルで繰り広げるラブストーリー。だが物語が進むうちに、段々とかれらの本当の姿が現れ始め……。作・演出は昨年、佐藤佐吉賞優秀脚本賞を受賞した28歳の新鋭・河西裕介。小島聖、松本まりか、井端珠里、吉本菜穂子、伊達暁、菅原永二ら個性派ぞろいの役者陣を得て、三宅の新しい表情を引き出すことに成功している。初日前に行われたプレスコールと囲み会見に足を運んだ。『ラブリーベイベー』チケット情報舞台は東京から車で2時間ほどの隠れ家風リゾートホテル「スターダスト」。そのホテルに定期的に訪れる経営者の息子・恋司(三宅)は、6人の友人たちとどこにでもあるような友情や恋愛を育んでいた。ハルカ(松本)とカスミ(井端)のいつものケンカを、人のいいキョウコ(吉本)がなだめるのもしょっちゅうだ。ある夏の夜、風邪をひいて花火に行けないマナト(菅原)のそばに、恋司はさりげなく付き添う。ふたりで線香花火を楽しむささやかなひととき。その1年後、恋司の傍らには姿の異なるマナト(小島)が……。一部を抜粋して上演するプレスコールでは、前半の若い男女のやりとりから三宅のラブシーン、さらに三宅と小島の仲睦まじい現在までを。ヒルクライムの曲や夏の花火などで彩られた、ごく普通の20代の日常をナチュラルに表現できるのは三宅ならでは。さらに、そこへスルリと衝撃的な愛の物語を滑り込ませるのが、劇団ポツドールなどで俳優としても活躍する河西らしい演出といえるだろう。その後の囲み会見では、「恋司役は違和感なくやっています。(菅原とのキスシーン)では意外と唇が柔らかかった」と笑わせた三宅。続けて「人を愛することの大切さを改めて考えさせられる作品。観る方も先入観なしに見てもらえれば」と表情を引き締めた。小島は、「三宅さんは小動物みたいな人。人見知りがちな私にもチョロチョロっと入ってきてくれて雰囲気づくりをしてくださいました」と稽古場での様子を楽しげに話した。「スタッフ・キャストが一緒に作った舞台なので、初日が無事に迎えられて嬉しい」と緊張気味の菅原を笑いながら見つめる三宅ら、メンバーのチームワークはバッチリの様子。かれらが一丸となって挑む意欲作を、ぜひ目撃してほしい。取材・文佐藤さくら公演は11月13日(日)まで、東京グローブ座で上演。その後、11月17日(木)から20日(日)まで大阪・シアタードラマシティにて公演が行われる。チケットは発売中。
2011年10月31日2000年の三宅島大噴火を題材にした映画『ロック 〜わんこの島〜』公開を前に、東京都庁で「三宅島パネル展」が開幕。このオープニングイベントが7月1日(金)に開催され、主演の佐藤隆太が“三宅島一日観光大使”として来場。監督の中江功、三宅島の平野祐康村長らが出席したが、途中、石原慎太郎都知事が突如、登場し映画をPRするひと幕もあった。全島避難の中、飼い主一家と離ればなれになり、島に残った犬のロックと、飼い主一家の絆を描いた本作。実際に三宅島で40日間にわたって撮影が行われた。“一日大使”に任命された佐藤さんは、当初、20日間ほどの予定だった島での撮影が、悪天候などの影響で40日ほどに伸びたことを明かし「結果として長く滞在できて良かったと思っています。作品にとっても良かったし、経験としてもプラスだったと思います。自然の厳しさを知ると同時にその温かさや美しさを肌で感じることができました。島の人々は、自然の下で、全てを受け入れて生活しているんですね。映画の中に『島は生きている』というセリフがありますが人々が島と一緒に呼吸していることを実感しました」とふり返った。そして「島の人々と触れ合えたことは大切な経験になりました。自分にとっては忘れられない第二の故郷です」と島への強い思いを口にした。中江監督も厳しい条件の中での撮影を苦笑交じりにふり返りつつ「苦労はしましたが、結果的に現在の美しい島が映画に映っているのではないかと思います」と充実の表情。パネル展を主宰する三宅島の観光協会の代表・浅沼徹哉氏は、噴火以前に8万人だった観光客が、昨年で4万人と半減している現状を明かし、映画が復興の起爆剤となることを期待。当時を知る島民として「私たちの苦しみや悲しみ、苦労を細かく調査され、よく描かれています。あきらめなければ何とかなるという希望を与えてくれる映画」と感謝の気持ちと共に称賛を送った。都庁は全島避難当時、臨時の村役場となった場所であり、平野村長は4年5か月にわたった避難生活に思いをはせ、感慨深げな表情。改めて当時の支援に感謝すると共に、いま現在、避難所生活を強いられている東日本大震災の被災者への悲痛な思いを吐露。すでに村長は被災地を訪れ、当時の実体験を被災地の方々に伝えているそうで「大変な苦労はあるけれど、しっかりやれば必ず帰れる、ということを伝えたい」と語った。映画についても「目に見えないものを信じろ。どんなに離れてても繋がってる」というセリフを挙げ「当時を思い出して泣けました」としみじみと語った。そして、会場に石原都知事が到着!いまなお復興が続く三宅島の現状を訴え「本当に美しい島です。東北も大変ですが、こっちも頑張っているので友情を感じてください!映画がそのきっかけになれば嬉しい」と挨拶し、佐藤“大使”とガッチリと握手を交わした。突然の知事の来訪に佐藤さんも「びっくりしました」と目を丸くしていた。『ロック 〜わんこの島〜』は7月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ロック 〜わんこの島〜 2011年7月23日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン東宝FNS27社■関連記事:佐藤隆太×麻生久美子が新鮮な役に挑戦『ロック』親子試写会に10組30名様ご招待佐藤隆太、三宅島で倍賞美津子と真夜中のサシ飲み!麻生久美子は無念の熟睡
2011年07月01日