毎年恒例、博多座での宝塚歌劇公演。今年は5月に宙組が登場する。佐賀県出身で宝塚音楽学校時代には博多座の客席に座って観劇した事もあるというトップスター・朝夏まなとにとっては、まさに凱旋と言える公演。実咲凜音と共に、九州でお披露目を行なう新生トップコンビが会見を開いた。【チケット情報はこちら】今回上演されるのは、グランド・ロマンス『王家に捧ぐ歌』-オペラ「アイーダ」より-。イタリアの大作曲家・ヴェルディの円熟期の作品として有名なオペラを元にした舞台だ。古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメスと、エジプト軍に捕えられ奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を描いた作品を、新たな脚本、新たな音楽の宝塚バージョンとして2003年に星組で初上演。第58回芸術祭優秀賞を受賞した。そして2015年、12年ぶりに宙組で上演され、こちらも大好評を博した注目作がいよいよ博多座に登場する。エジプトの将軍を演じる朝夏は「これまで王子様的な役が多かったので、強い将軍役が果たしてできるのか?」という不安もあったそうだが、「人間的な強さを大事に。誠実さや人に対しての優しさというものが総じて強く見えたらいいな、と人物像を作っていきました」とラダメス像について語った。そのラダメスと許されない恋に落ちるアイーダを演じる実咲は「王女として、気高く芯が強く凛とした雰囲気。そして祖国、家族への思いとラダメスへの思いで葛藤する非常に難しく、そしてやりがいのある役。再演ではありますが、また新たな気持で向き合い、ラダメス様にきっちりついていけるように頑張りたい」と意気込んだ。本作は宝塚作品の中でも稀に見る楽曲の多さが特徴。「全部で50曲程もあり、その歌で心情を伝えていくのが本当に難しい」と苦労を思い出しながら、「宙組自慢のコーラスの美しさ、厚みをこれほど感じられる演目もない」と2人とも自信を覗かせる。また、衣裳も注目で、将軍の鎧はトップがつける羽くらいの重さがあるとか。重厚感ある鎧を着て、凱旋するシーンは見応え充分と言える。フィナーレには宝塚ならではの華やかでゴージャスなショーも用意されており、あらゆる角度から楽しませてくれそう。もちろん「胸キュン」のシーンもあるようで、朝夏も「キュンキュンしに来てください」と笑顔を見せて締めくくった。公演は5月5日(木・祝)~28日(土)まで博多座。チケットは3月12日(土)一般発売開始。なお、一般発売に先がけて、ぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月10日(木)11時まで。
2016年03月08日毎年恒例、博多座での宝塚歌劇公演。今年は5月に宙組が登場する。佐賀県出身で宝塚音楽学校時代には博多座の客席に座って観劇した事もあるというトップスター・朝夏まなとにとっては、まさに凱旋と言える公演。実咲凜音と共に、九州でお披露目を行なう新生トップコンビが会見を開いた。【チケット情報はこちら】今回上演されるのは、グランド・ロマンス『王家に捧ぐ歌』-オペラ「アイーダ」より-。イタリアの大作曲家・ヴェルディの円熟期の作品として有名なオペラを元にした舞台だ。古代エジプトを舞台に、エジプトの若き将軍ラダメスと、エジプト軍に捕えられ奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を描いた作品を、新たな脚本、新たな音楽の宝塚バージョンとして2003年に星組で初上演。第58回芸術祭優秀賞を受賞した。そして2015年、12年ぶりに宙組で上演され、こちらも大好評を博した注目作がいよいよ博多座に登場する。エジプトの将軍を演じる朝夏は「これまで王子様的な役が多かったので、強い将軍役が果たしてできるのか?」という不安もあったそうだが、「人間的な強さを大事に。誠実さや人に対しての優しさというものが総じて強く見えたらいいな、と人物像を作っていきました」とラダメス像について語った。そのラダメスと許されない恋に落ちるアイーダを演じる実咲は「王女として、気高く芯が強く凛とした雰囲気。そして祖国、家族への思いとラダメスへの思いで葛藤する非常に難しく、そしてやりがいのある役。再演ではありますが、また新たな気持で向き合い、ラダメス様にきっちりついていけるように頑張りたい」と意気込んだ。本作は宝塚作品の中でも稀に見る楽曲の多さが特徴。「全部で50曲程もあり、その歌で心情を伝えていくのが本当に難しい」と苦労を思い出しながら、「宙組自慢のコーラスの美しさ、厚みをこれほど感じられる演目もない」と2人とも自信を覗かせる。また、衣裳も注目で、将軍の鎧はトップがつける羽くらいの重さがあるとか。重厚感ある鎧を着て、凱旋するシーンは見応え充分と言える。フィナーレには宝塚ならではの華やかでゴージャスなショーも用意されており、あらゆる角度から楽しませてくれそう。もちろん「胸キュン」のシーンもあるようで、朝夏も「キュンキュンしに来てください」と笑顔を見せて締めくくった。公演は5月5日(木・祝)~28日(土)まで博多座。チケットは3月12日(土)一般発売開始。なお、一般発売に先がけて、ぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月10日(木)11時まで。
2016年03月08日TVアニメ『プリパラ』に登場する黒須あろまと白玉みかんが、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいどこ~で」として立体化され、あろまは2016年7月、みかんは8月に発売されることが決定した。現在「GOODSMILE ONLINE SHOP」にて予約受付中。価格はどちらも2,593円(税別)「ねんどろいどこ~で」は、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズに、"コーデ(着せ替え)"をテーマにした新シリーズ。「ねんどろいど」のデフォルメ感はそのままに、「ヘッド(頭部)」「トップス(上着)」「アンダー(下衣)」「シューズ(脚部)」の4パーツで構成され、シリーズ間で自由にパーツの組み換えによって、自分だけのコーデを楽しむことができる。同シリーズでは、これまで『プリパラ』に登場する「真中らぁら」「南みれぃ」「北条そふぃ」「東堂シオン」「ドロシー・ウェスト」「レオナ・ウェスト」「ファルル」が立体化され、今回は天使と悪魔という、相反するイメージで結成されたアイドルユニット「アロマゲドン」が登場。あろまは悪魔をイメージさせるミステリアスなデザインのブランド「ホリックトリッククラシック」のサイリウムコーデ、みかんは天使をイメージさせるラブリーなデザインのブランド「シルキーハート」のサイリウムコーデでそれぞれ発売する。商品価格はどちらも2,593円(税別)で、「GOODSMILE ONLINE SHOP」の予約締め切りは、あろまが2016年3月30日21時、みかんが4月6日21時までとなっている。商品の発売および発送はあろまが2016年7月、みかんが8月を予定している。(C)T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PP2製作委員会
2016年03月07日佐賀大学と京セラメディカルは3月4日、人工股関節を銀でコーティングした抗菌性人工股関節「AG-PROTEX HIPシステム」を開発し、国内使用および販売承認を取得したと発表した。人工関節を体に埋め込む手術は年間13万例以上行われるなど普及が進んでいる。しかし、人工関節に細菌が付着すると細菌がバイオフィルムを形成し、抗生剤の効果が得られないために術後感染症に発展してしまう可能性がある。この場合、一度埋め込んだ人工関節を抜去しなければならず治療が複雑化するケースもあり、患者にとって身体的・経済的負担が大きくなってしまう。今回開発した人工股関節は、殺菌作用を持つ銀と骨への固定性を高めるハイドロキシアパタイト(HA)でコーティングすることで高い抗菌性と骨親和性を実現。銀は抗生剤などに比べてさまざまな菌に殺菌作用を発揮することや、生体毒性が低く生体内材料としても一部で実用化が進むなどのメリットがある。これまで、海外では特殊な人工関節を銀でコーティングした例はあるが、一般的な人工関節では今回が世界初だという。同研究は2005年9月からスタートし、2014年1月から平均年齢77.1歳の男女20名を対象とした臨床試験を実施。対象者の中には術後合併症を発症しやすいB型肝炎や糖尿病患者もいるが、開発した人工股関節が原因の合併症やそのほかの副作用は術後1年5カ月経過した時点で確認されていない。サンプル数が少ないため、同臨床研究の結果から「AG-PROTEX HIPシステム」がどの程度感染を抑制しているのかを特定することはできないが、通常の人工股関節と同じように機能することは確認されたとしている。ただ、欧州では銀コーティングしたインプラント製品の感染率抑制効果が臨床で認められていることから、「AG-PROTEX HIPシステム」も同様の効果があると考えられている。人工股関節置換術は歳を重ねて免疫が落ちた人に対して施される場合が多い。命に関わる場合もある術後感染症のリスクを同製品によって低減することで、より安心して人工股関節置換手術を受けることができるようになることが期待される。「AG-PROTEX HIPシステム」は4月より販売予定で、従来の人工股関節と同じく保険適用範囲内となる。
2016年03月04日佐賀県・古湯温泉ONCRI/おんくりは、客室の床の間を彩るアートを一般公募する「床の間アートコンペ」を開催する。作品の提出〆切は5月15日。同コンペは、主催の温泉宿「古湯温泉ONCRI/おんくり」が同館の床の間を舞台としたアート作品を募るもので、このたび5回目を迎える。コンペテーマは「とこのまのこと」。日本の伝統的な表現空間である床の間の価値や意義を検証するのと同時に、泊まれるアート空間であるONCRIで過ごす時間、空間を作品を通して表現することを想定したテーマとなっている。優秀作品は、ONCRIフロアのONCRIスイートなど計5室の床の間に1年間展示されるほか、最優秀賞受賞者には賞金30万円や宿泊券などの副賞が贈呈される。また、今年度の審査は、自身がディレクターを務めるプラットフォーム「SANDWICH」においてアート/デザイン/建築など多岐に渡る活動を行っている彫刻家の名和晃平氏をはじめ、「ベネッセアートプロジェクト直島」において“豊島横尾館”を手掛けた建築家の永山祐子氏、同館をはじめ「松本ホテル花月」等の建築・デザインを監修したインテリアデザイナーの濱川秀樹氏、第4回「床の間アートコンペ」の最優秀賞受賞者・児玉真人氏、そして同館運営元のアゴーラ・ホテルマネジメント佐賀 浅生亜也代表取締役が審査を行う。なお、作品提出後は5月27日に1次審査、7月3日には館内で公開審査会を実施。この公開審査会に一般審査員として参加した人には、当日限定で湯処「SHIORI/しおり」を無料で利用できる。作品の最大サイズやその他の規定、下見時の宿泊などについての案内は同コンペのWebページを参照のこと。
2016年02月22日昨今、地方活性化のために「ゲーム」や「アニメ」とコラボする自治体が増えている。中でも存在感をあらわにしているのは、「佐賀県」だ。率直に言えば地味な印象の県だが、ゲームコンテンツとのコラボレーションは作品ファンから歓迎され、SNSを中心に話題を呼びグッズは即完売するなど、大きな成功を収めている。直近で行われた「Splatoon」とのコラボ「Sagakeen」は、冬の港町・佐賀県の呼子まで1万人を超えるゲームファンを連れてきた。ストレートなダジャレをタイトルとして一躍話題となった「ロマンシング佐賀(サガ)」。その第二弾の後に、まったく違うゲームメーカーと協業し、またも成功を収めるその裏には、どんな仕掛けがあったのか。「ロマンシング佐賀(サガ)」、「Sagakeen」をはじめ、佐賀県の情報発信企画を手がけるプロジェクト「サガプライズ!」におけるエピソードを伺う中で明らかになったのは、「対等」に「本気」でやることの大切さだった。第2回では、都内で行う型にはまらない"地方創生"の取り組みについて聞いた。最終回となる今回は、「Sagakeen」コラボで特に大人気だった伝統工芸・唐津焼で作られたコラボ焼き物などのエピソード、そしてコラボ企画を成功させるための秘訣を、プロジェクトリーダーの金子氏とプロデューサーの田中氏に聞いていく。――「Sagakeen」では、呼子のイベント会場で、ユニークな試みをされていましたね。クリスマスツリーに干物のオーナメントをつるし、来場者が持ち帰るというのはかなり斬新でした。田中: この「イカすクリスマスツリー」、実はもともと地元で10年くらい前から行われていたイベントをコラボ用に焼き直して、デザインだけを変えたものなんです。もともと観光地として頑張っている土地柄なので、せっかくなら今ある企画を、Splatoonと併せて話題にしたほうがいいだろうと。もともと呼子は佐賀県を代表する観光地の一つで、お客さんが多く来てくださっている土地です。海際の町ですし、観光遊覧船もある。ケンサキイカの旬は夏から秋までのシーズンで、夏はにぎわいます。ですが、冬になるとやはり寒く、とれるイカの種類が変わるなどの要因があり、動員数が落ち込んでしまうんです。冬には冬の良さもあるのですが。Sagakeenを冬に開催したのは、閑散期に当て込むことで、冬場の落ち込みをわずかでも解消できたらと考えたからです。金子: そもそも、元のイカすクリスマスツリー、冬場の観光客の人手の落ち込みを何とかするために試みられたものだと聞いています。このコラボによって、多くの方に冬場の呼子を知っていただいたのは大きなことですね。人口は5000人程度の町ですが、このコラボで1万人以上の観光客の方に来ていただけましたから。任天堂さんと本気で取り組んだことで、観光誘客につなげられたのはすごく大きなことだと感じています。田中: 今回のコラボで、平日に朝から若い人がグループで呼子のまちを観光してくださっていました。これは、今までの呼子にはなかった風景なので、今後にもつながるようにしていきたいです。――東京タワーのショップも、人が集まりすぎて初日はいったん物販を締め切ったとも聞きました。田中: はい、Splatoonの人気は承知していたつもりだったのですが、初日は平日・悪天候と決していい条件とは言えない中、とても多くの方に集まっていただけて。正直なところ、平日にあそこまでの人手になるとは思っていなかったので不手際も多く、お叱りのお声もありました。それを反映して、東京では開催2日目から運営方法を変えました。その後展開した呼子でのイベントでも教訓を生かして万全の体制で待ち構えたので、大きな混乱もなく運営できたかと思います。東京と佐賀の両方に来てくださった方もいらっしゃいました。中でも印象的だったのは、唐津焼の箸置きを入手するために東京タワーの店舗に来てくださったそうなのですが、目の前で売り切れてしまった方です。何としても手に入れたいということで、呼子まで来てくださって。唐津焼はハンドメイドなのでどうしても多く作れず、お求めのお客様に行き渡らなかった面があり大変申し訳なかったのですが、その方には「リベンジしにきました」と言っていただけて、ありがたかったです。ご来場いただいた方のお声を聞いていると、きっかけは当然Splatoonでいらっしゃるのですが、「呼子の町自体を楽しめた」、「イカもおいしいし、スプラ丸での七ツ釜での探検も楽しかった」、「朝市での地元の方との会話も楽しかった」だとか、佐賀県が持っているもともとの魅力のファンになっていただけたようなコメントもいただけています。こういった反響は、われわれとしてもとても嬉しく思います。――ゲームとコラボするとなると、そのタイトルらしさが非常に大切になると思います。それと自治体としてプッシュしたい要素を企画としてかたちにするのは非常に力のいることと思いますが、どうやってそのバランスは実現されたのでしょうか?金子: お互いが「本気」というところでしょうか。本気でぶつかりあって、企画を作り上げていくようにしています。ゲームのこと、そのファンのことを一番よく分かっているのは、当然コラボ先のゲームメーカーの方です。僕らだけでは分からないところまで、深く理解されています。例えば、制作物等のデザインチェックでご指摘をいただいた時に、リテイクの時間などの障壁にひるまずに、そこで妥協しないことが一番大事だと思っています。しかしその一方で、僕らの目的は佐賀県の情報発信なので、イベントで自治体の良さを知っていただけないと意味がなくなってしまいます。なので、僕らが企画に織り込みたいモノを本気でプレゼンします。すると、ゲームメーカーの方からも、率直な反応がいただけて、結果、ファンの方に「欲しい」と思っていただける商品ができあがる。クリエイターの方々の目利きも大切にしながら、こちらも織り込みたいことを主張する。両者が対等に戦うことが大事かなと思います。やはり、ファンには「これ、本気でやってるな」というのがいっぺんで見透かされてしまいます。プロジェクトリーダーの立場からの発言になりますので、交渉を担当する田中からすると頭を抱える部分かもしれないのですが、ここは妥協できないところだと思っています。――確かに、既存イラストを使った商品でも、商品1つひとつに工夫やこだわりを感じます。商品企画自体でいえば、「タコワサ将軍のタコワサ、(任天堂からして)オッケーなんだ」というところも…。金子・田中:(笑)――また、イベントで人気を集めていたイカの箸置き、そして第二弾の小皿は、唐津焼という伝統工芸で作られていて、独特の味わいがありますね。田中: このイベントをやっている呼子という地域は唐津市にあり、唐津焼はこの市を中心としたの伝統工芸品です。歴史ある焼き物なのですが、これまで唐津焼はコラボ企画に含められていなかったんです。有田焼は大量生産もしやすく、これまでも「佐賀県の一品」として、さまざまなコラボ企画で取り入れてこれたんです。ですが、佐賀の情報を発信する立場としては、「唐津焼もやっぱり使いたいよね」という思いは持っていました。今回、唐津焼の産地の中にある呼子という地区でイベントをやるのであれば、何とか企画に織り込みたいと思いました。金子: 任天堂さんからの反応もとても良かったんですよ。コラボ実績はこれまでなかったので、企画と関係のない、「ふつうの」唐津焼を見本としてお見せしたんです。色遣いがカラフルなSplatoonと結びつかないとおっしゃるかもしれないと思いきや、「いいですね~」と言っていただけて。ただ、手法上色がつけられないので、どうやってコラボしようかと悩みましたが、その部分についても、「このクラシック感、渋さとゲームという新しいコンテンツを組み合わせると面白い」と言っていただけたのは嬉しかったです。――当初のご心配に反して、箸置きは大人気だったようですね。田中: 先ほど申し上げた通り、ハンドメイドなので大量生産はできなくて、ご用意できる数がかなり限られてしまったという点もあるのですが……。唐津焼も窯元の大小があるのですが、今回引き受けてくださった窯元さんはおひとりでされているところで、ほかのお仕事もたくさん請けられている中でお願いをして作っていただいたこともありまして、今回出した以上の数は難しかったんです。金子: 唐津焼の箸置きとお皿については、任天堂さんにも際に窯元まで足を運んでいただきました。ゲームと伝統工芸という異なるジャンルではあるものの、同じクリエイターということで琴線に響くものがあったようで、仕上がりをとても気に入っていただけて。Sagakeenコラボはまさに「三方良し」と言える、正直なところ珍しいケースだと感じています。地元、コラボ先企業、ぼくたち自治体サイド全員がいいゴールに迎えたのは、やはり本気で3者がぶつかりあった結果だと思います。――これまでの質疑にちりばめられているとは思うのですが、コラボ企画を成功させる秘訣について、ポイントをお伺いできないでしょうか。金子: ひとつは企画を持ちかけ、実施するスピード。もうひとつは、ゲームのことを知るか知らないかだと思います。僕はロマサガ世代だったので「ロマ佐賀」は自然に企画が理解できましたが、Splatoonは田中に教えられたタイトルでした。新しいコンテンツが出てきたときに、どういうゲームか自分自身がやってみるか否かがひとつポイントだと思います。田中: 私としても、自前で企画を考えているかどうか、だと思います。自分で考えると細部まで追求したくなりますし。本当のファンの方はそのあたりのクオリティまで見られると思うので、あまりまがい物のようなものは作りたくないなと。金子:そして、コラボ企画は積み重ねだと思っていて。次にやるコラボも、今回で勉強させていただいたことが反映できるようにします。経験しないとなかなか分からないですね。仮に佐賀県内でイベントを行ったとしても、県外からの集客はなかなか難しいことですが、Splatoonとのコラボではこんなに多くの方に、自発的に来ていただけた。この体感は佐賀県庁にも共有しています。――最後に、まだ佐賀県に来たことない人に一言お願いします。田中: 佐賀県に来てもらえるきっかけをどんどん作っていくのが私達の事業なんです。これからも、佐賀県に興味をもってもらうためのしくみを考えていきたいです。来ていただければ、佐賀の魅力に気づいていただける。また来たいと思っていただけるようなものはすでに佐賀の中にあるという自負はあるので、一度来ていただけたら、ファンになっていただけるように、情報発信も、コンテンツの磨き上げも同時にやっていきたいです。金子: 東京を中心にしたコラボ企画の立ち上げだけでなく、東京と佐賀を行き来しながら、ネタを拾ってくるようなことをさせてもらっています。地元の新聞などで情報収集はしているものの、いま道の駅でのヒットしている商品まではなかなかキャッチアップできていません。リアルに食べて、見てみないとわからないことも多いですから。事業が軌道にのってきたおかげで、県内企業の方がオフィスにいらして、自社商品を置いていってくださることも増えました。フランクな土地にオフィスを構えることで情報を持ちこんでいただける。逆に、僕らもなるべく新しいネタを佐賀から引っ張ってくるということを、これからも徹底していきたいです。(C)2015Nintendo
2016年02月17日昨今、地方活性化のために「ゲーム」や「アニメ」とコラボする自治体が増えている。中でも存在感をあらわにしているのは、「佐賀県」だ。率直に言えば地味な印象の県だが、ゲームコンテンツとのコラボレーションは作品ファンから歓迎され、SNSを中心に話題を呼びグッズは即完売するなど、大きな成功を収めている。直近で行われた「Splatoon」とのコラボ「Sagakeen」は、冬の港町・佐賀県の呼子まで1万人を超えるゲームファンを連れてきた。ストレートなダジャレをタイトルとして一躍話題となった「ロマンシング佐賀(サガ)」。その第二弾の後に、まったく違うゲームメーカーと協業し、またも成功を収めるその裏には、どんな仕掛けがあったのか。「ロマンシング佐賀(サガ)」、「Sagakeen」をはじめ、佐賀県の情報発信企画を手がけるプロジェクト「サガプライズ!」におけるエピソードを伺う中で明らかになったのは、「対等」に「本気」でやることの大切さだった。前回は主に企画が生まれたきっかけを伺った。今回は、同プロジェクトで各地方が東京に出店している「アンテナショップ」を拠点としていない理由など、型にはまらない"地方創生"の取り組みについて、プロジェクトリーダーの金子氏とプロデューサーの田中氏に聞いていく。○アンテナショップと情報発信のちがい――「Sagakeen」は東京タワーでの期間限定コラボショップ「Sagakeenイカすロビー」を皮切りに、佐賀県・呼子で現地イベントを行う流れでした。東京タワーを会場にした理由は?金子: 東京タワーというロケーションは田中の発案です。ハイカラシティの広場にあるシンボル・イカスツリーに近いシチュエーションで、ということで決定しました。田中: イカスツリーという名前に準ずるならスカイツリーとも思ったんですが、(イカスツリーの)ビジュアルは東京タワーに似ているので、ここでやれたらと考えました。任天堂さんにもこの案は「いいですね!」と言っていただけましたし、ユーザーの方にもきっとニヤっとしていただけますし、ここでやるのが一番面白いだろうと思いました。最終的には東京タワーになったのですが、Splatoonの最初のCMが渋谷を舞台にしたような映像だったので、渋谷のどこかでやれたらいいね、という案もありました。複数案を検討するなかで、東京タワーに落ち着いたというところです。――地方自治体では常設のアンテナショップを核に広報活動を行うのが一般的だと思うのですが、佐賀県は現在都内にアンテナショップは置いていませんね。金子: (各地のアンテナショップが集う)銀座・有楽町というような賃料が高いエリアに出さなくても、各コラボ先のファンの方が納得していただけるような場所に出すのが大事だと思ったんです。これ以前にも、森永さんとのコラボは東京駅で、BEAMSさんとのコラボは銀座に店舗を出しました。伝えたいお客様のライフスタイルに合わせ、メインのお客様の生活動線にあった場所で展開するようにしています。――駅構内の出店などは他の自治体のものも見かけますが、アンテナショップ自体を置かない、というのは、勇気のいる決断だったのではないでしょうか。金子: アンテナショップという店の構えですと、都内で働く同県出身者の方が、名産品に郷愁を感じて来店されることも多いとお聞きします。なので、地産の商品が売れることに関して、アンテナショップは大切な機能を果たしています。ですが、情報発信の観点から言うと、同県出身の人を中心に佐賀の情報を発信しても、「もう分かってるから」という反応になってしまいがちです。「サガプライズ!」は情報発信によって地方創生を目指していく事業なので、佐賀を知らない方に佐賀のことを知っていただき、「欲しい」と思っていただけるようなコラボ商品を提案する必要があります。そのため、いろいろな企業・ブランドとコラボをし、主要なお客様の生活動線上に「佐賀」にまつわる接点を作り出す、プッシュ型のような攻め方が適切だと思っています。そのため、費用対効果が出せる最適な場所を企画ごとに都度考えます。――「サガプライズ!」のオフィスの住所を見て、南青山とあったので、てっきりここがアンテナショップの機能も兼ねていると思っていました。実は外から見た段階でもそう思っていたのですが、壁にはホワイトボードがあり、レジも見受けられないので、あくまでここはオフィスということでしょうか。田中:はい、そうです。通りがかりの方に「雑貨屋さんですか?」と質問されることもあり、実際ご近所に雑貨屋さんが入っていたりもするのですが、オフィスとしての機能のみで、物販はしていません。各都道府県の東京事務所は、佐賀県も含め多くが平河町の都道府県会館に集約されています。しかし、このオフィスは、佐賀県の広報セクションとして、出張オフィスを出しているというかたちです。南青山ですと、来訪される企業さんも、「よし、佐賀県と何か企んでみよう」と感じられるかと思って、こうしたオープンな場所に拠点を構えています。物販こそありませんが、一般の方に来訪いただいても大丈夫です。最近ですと、Sagakeenコラボのモニュメント「いかぐるぐる」を置いているので、写真を撮りたいというファンの方にもご来訪いただいたことがありました。○時流に乗る身軽さ――「ロマンシング佐賀」の大成功を受けて、2を開催されたのは自然な流れと感じます。その後、同じ会社(スクウェア・エニックス)の別タイトルとコラボするのではなく、話題になっている別の企業・タイトルとコラボする身軽さはどうやって実現しているのでしょうか?金子: 方向性は年度ごとに定めているのですが、一度決めたものを粛々とこなすのではなく、時流に即した物を展開するようにしています。最近だと、「近くオープンする新業態の梅酒・果実酒専門店さんが話題になっているらしい」と耳にしたので、そことコラボして、佐賀県産の特産フルーツや銘菓、伝統工芸品を使ったコラボ展開をする予定です。時流に"ピッ"と乗れる身軽さは常に持とうと心がけています。――多様なジャンルの企業とコラボレーションされていますが、企業から持ち込まれる企画と「サガプライズ!」側からもちかける企画、どちらが多いのでしょうか?金子: ありがたいことに、今は五分五分くらいになっています。これまで100件程度、企業からのお問い合わせをいただいています。事業立ち上げの2年間は、僕や田中が合計100件くらい回ってまして、なかなかお会いできないケースもありました。それが今はおかげさまで、先方さんからのお声掛けが増えている状況になっています。もちろん、こちらから真っ向アプローチをする、まさに今回のSagakeenコラボの時に任天堂さんまでお伺いしたような例もあります。そして、このコラボを見てわれわれにコンタクトをもちかけてくださる方もいらっしゃるんです。企業の方から面白いアイデアもいただきつつ、こちらが企んだことを一緒にやらせていただく動きも欠かさない。ちょうどいいバランスになりつつあります。次回は、『Sagakeen』の呼子での現地イベントや、大人気だった「イカの箸置き」の裏話など、コラボのさまざまなエピソードや、地方×企業のコンテンツを成功させるための「バランス」について聞いていく。(C)2015Nintendo
2016年02月16日昨今、地方活性化のために「ゲーム」や「アニメ」とコラボする自治体が増えている。中でも存在感をあらわにしているのは、「佐賀県」だ。率直に言えば地味な印象の県だが、ゲームコンテンツとのコラボレーションは作品ファンから歓迎され、SNSを中心に話題を呼びグッズは即完売するなど、大きな成功を収めている。直近で行われた「Splatoon」とのコラボ「Sagakeen」は、冬の港町・佐賀県の呼子まで1万人を超えるゲームファンを連れてきた。ストレートなダジャレをタイトルとして一躍話題となった「ロマンシング佐賀(サガ)」。その第二弾の後に、まったく違うゲームメーカーと協業し、またも成功を収めるその裏には、どんな仕掛けがあったのか。エピソードを伺う中で明らかになったのは、「対等」に「本気」でやることの大切さだった。「ロマンシング佐賀(サガ)」、「Sagakeen」をはじめ、佐賀県の情報発信企画を手がけるプロジェクト「サガプライズ!」より、プロジェクトリーダーの金子氏とプロデューサーの田中氏 に、「Sagakeen」成功の裏話を聞いた。――佐賀県と人気ゲーム「Splatoon」のコラボ「Sagakeen」、大きな話題になりましたね。田中: はい、おかげさまで、2カ月で1万3,577人の方にお越しいただけました。特にお正月付近がピークになっておりまして、里帰りや冬休み中の方などに来ていただけました。最終週は寒波の影響もあったのですが、それでもコンスタントに足を運んでいただけており、改めてSplatoonの人気の凄さを実感しました。――佐賀県と任天堂のゲーム「Splatoon」、コラボレーションのきっかけは何だったのでしょうか?田中: 毎朝スタッフ同士顔を合わせて、今流行っているモノゴトの情報を共有し、アイデアを出す時間を持っているのですが、企画の発端はここから生まれました。「Splatoon」は発売前からゲームファンの間での盛り上がりがあり、発売直後からSNSなどで多くの投稿を見かけましたし、さらにはゲームメディアだけでなく、経済メディアなどもその状況をレポートしていたので、「これは流行るのでは」と注目していたんです。そして何より、主人公が「イカ」じゃないですか。イカといえば、佐賀県には”呼子のイカ”という名産品がございますので、これをフックに何か面白い企画ができたらいいよねと話していました。その後、企画のたたき台を作って、ダメ元でも任天堂さんにお話をしてみようと。――それはいつ頃のお話ですか?田中: 6月にオフィス内でたたき台を作って、7月に任天堂さんまでお伺いして、お話したという流れですね。――「Sagakeen」の企画立ち上げタイミングは、実施よりかなり前、Splatoonがヒットのきざしを見せていた頃だったのですね。自治体の企画としてはものすごい速さで立ち上げられたのだな、というのが率直な感想です。これだけ早く「動ける」のはなぜなのでしょうか。金子: コラボレーションというのは、あくまでお互いが対等であることが大切なんです。対等に運営するためには、アプローチするスピードというのはとても重要です。だからこそ、今回も(ゲームソフトが)発売してから間を置かず、任天堂さんに企画を持ち込ませていただいたんです。すでにパッケージが「できあがった」コンテンツと一緒にやるとなると、自治体がお金を払って、キャラクターを乗せた企画を"やらせてもらう"座組になりかねません。集客は可能だと思いますが、お互いの本気感が見えづらいため、驚きや意外性による話題拡散が小さいかなと。あと、何というか、良い結果にならないように思います。――具体的には、どういったところで「良い結果」にならないのでしょうか。金子: パッケージが「できあがった」コンテンツとのコラボでは、どうしてもコンテンツ側の目的が優先されますから、自治体側の表現したいことは制限されやすいです。今回のコラボでは”スプラ丸”というラッピング観光船を走らせていますが、もし出来上がった商品パッケージのような"やらせてもらう"座組で実施していたら、船の運航は難しかったのではないかと思います。というのも、ヒットコンテンツには、「全国どこでも、同じようにできる」イベントパッケージが完成されていたりします。そのためイレギュラーな要素は入れづらく、「地方の魅力の顕在化・情報発信」というよりは、「ヒットコンテンツのプロモーション」という色が強くなってしまいます。「サガプライズ!」事業が目指すのは「驚き」の情報発信事業ですので、そのような座組はなるべく避けたいと思っています。――なるほど。確かに、「Sagakeen」にはコントロールされたような形跡をほとんど感じないのはそういった進め方があったからなんですね。フェス用のTシャツもオリジナルの絵柄を用意されているなど、コラボの「本気」度合いが話題にもなっていました。田中: コラボという座組なので、先ほど金子がお話した"やらせてもらう"座組ではなく、佐賀県と任天堂さん、お互いに出せるものを持ちよって企画を成功させましょうという姿勢で進めさせていただきました。フェス用のオリジナルイラストも、その象徴的なものかもしれません。具体的な企画のイメージを共有してからすぐに、任天堂さんから、こういったビジュアルではどうですか、とご提案いただいたんです。フェスTのイラストだけでなく、フェスの告知画面のイメージまで見せてくださって、その仕事の速さにとても驚きました。金子: フェスTのデザインにしても、「Tシャツのソデに佐賀県のシンボルマークが入ってる!」とこちらが驚いたくらいで(笑)、決してこちらの意図を指示して作っていただいた訳ではないです。任天堂さんが尽力してくださったのだと思います。――ゲーム開発の中心となる方々も、今回のコラボでは動いてたんですね。金子: こうした取り組み方ができたのは、やはりパッケージとして売られているものとは違うところだと思います。任天堂さんにもファンの方々に面白い企画をお届けしたいという目的があって、われわれも佐賀県の魅力を多くの方に知っていただきたいという目的がある。それを達成するために人やコンテンツ、場所など、お互いが出しうるものを出し合って、対等にやらないとコラボというのは成功しないんです。TwitterやFacebookに、「Sagakeen」に対して「本気なんですね」とお褒めいただくつぶやきを拝見したことがあります。これまでの経験から、「対等に」「本気で」進めないかぎり、こうした評価はいただけないのは承知しておりましたので、大変嬉しかったです。次回は、『Sagakeen』が東京タワーに特設ショップを出店した意図、ひいては都内に多くある「アンテナショップ」を起点としないイベント展開の狙いについて聞いていく。(C)2015Nintendo
2016年02月15日福岡銀行はこのたび、3月14日に佐賀支店(佐賀県佐賀市)を新築移転すると発表した。○新店舗は「バリアフリー設備」を充実福岡銀行によると「佐賀支店の新店舗は、多目的トイレや車椅子対応窓口などの『バリアフリー設備』を充実させ、『快適で心地よい空間』を提供できるよう工夫を凝らしております。また、顧客の駐車場として15台分のゆったりと停めやすいスペースを用意しました」としている。福岡銀行では、今後もブランドスローガンである『あなたのいちばんに。』に基づき、より一層のサービス向上に努めていくとしている。○佐賀支店新店舗の概要新店舗営業開始日/3月14日(月)所在地/〒840-0816 佐賀県佐賀市駅南本町5番4号ATMコーナー/平日・土日・祝日8:00~21:00
2016年01月22日九州観光の玄関口といえば福岡空港が筆頭。そんな中、"九州におけるゲートウェイ空港"を目指して1月16日に新愛称「九州佐賀国際空港」をスタートさせたのが佐賀空港だ。そこで、九州旅行に欠かせないレンタカーの活用テクニックを、前回の福岡空港に続いて佐賀空港の場合も見てみよう。○福岡ではなく佐賀を使うメリットまず福岡空港を見てみると、レガシーキャリアからLCCまでバラエティーに富んだ飛行機の就航をはじめ、大都市にして空港からターミナル駅や市街地への距離が近いメリットが挙げられる。バスや鉄道の利便性も高く、レンタカー会社も一般店から格安店までそろっている。一方、LCCの就航という点に着目すると、春秋航空日本(スプリング・ジャパン)が就航する佐賀空港の存在も興味深い。同社のベースである成田空港を起点に考えてみると、筆者の経験では、福岡空港に就航している成田発のLCCは日によって料金変動幅高く、春秋航空日本の成田発の佐賀便は安値安定している印象がある。なにより、「九州佐賀国際空港」として国内外のハブ空港との路線開設を積極的に進める動きがあるので、これから利便性も高まっていく空港だろう。また、福岡県内のホテルに比べて隣の佐賀県内のホテルの方安くて予約がとりやすいというメリットもある。福岡旅行・出張で航空券やホテルを探す場合、福岡空港ではなく佐賀空港を起点にするという選択もありだろう。○閑散期でもできるだけ事前予約を大空港だと探すのに難儀することもあるレンタカー会社のカウンター。佐賀空港は規模が小さいので、レンタカー会社のカウンターはすぐに見つけることができる。到着口の目の前に各社のカウンターが並んでいるが、各社スタッフひとりが座れる程度のスペースになっており、スタッフ不在のカウンターも多く見られる。就航数が限定的な空港ゆえ、スタッフを常駐させる必要はないのだろう。そのため、車両に余裕のある閑散期といえども、事前に予約をしておいてウォークイン(飛び込み)は避けるようにしたい。スタッフ不在のカウンターでも電話でアポイントはできるが、事前に到着便を知らせ予約しておけばスムーズに借り受けできる。なお、10月~11月にかけ佐賀で行われる気球イベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」のような大規模なイベントがある場合は、限られたカウンタースペースなので大混雑必至。余裕を持ったタイムスケジュールで臨みたい。○車両の受け渡しは隣接駐車場で空港でレンタカーを借り受ける場合、空港内のレンタカー会社カウンターで受け付けはするものの空港内で車両の受け渡しはできず、空港から離れた場所にあるレンタカー会社へ送迎バスで移動し手続きの上借り受けるケースが多い。つまり、空港内での車両の受け渡しができない。そのため、空港に到着してすぐ受付をしても、送迎バスの待ち時間やレンタカー会社への移動時間などを勘案すると、30分~1時間程度要することもある。その点で佐賀空港は秀逸だ。空港に隣接する駐車スペースに各社のレンタカーが並ぶ。空港の到着ロビーから徒歩1分でレンタカーにご対面だ。到着口の目の前にあるレンタカー会社カウンターで受付と手続きを済ませ、駐車スペースへ移動。スムーズに手続きできれば、10分~15分程度で出発可能だ。○レンタカー代1万円が3,000円になる時もバラエティーに富む福岡空港の格安レンタカーと比較して、佐賀空港はやや割高感がある。筆者が2015年12月に利用した時には格安店で24時間3,000円程度で借り受けられたが、2016年1月現在、24時間8,000円~1万円といった設定が続いているようだ。日程を選べる旅であれば、格安になるタイミングを見て旅の予定を組むのもいいかもしれない。なお、大型空港で格安レンタカーを借り受ける場合、空港からかなり離れたオフィスというケースも散見されるが、佐賀空港の場合は一般の会社でも格安会社でも前述した隣接駐車場から出発できるので、格安店のデメリットは感じられない。その点を踏まえて、格安会社といえる「タイムズカーレンタル」と「オリックスレンタカー」には注目したい。○高速道路へのアクセスに問題あり空港を基点としてレンタカーで各地へ旅立つ場合、高速道路のインターチェンジが近いことは相当のメリットとなるが、その点で佐賀空港は厳しい。最寄りの長崎自動車道佐賀大和インターチェンジまでは約20km。その間、交通量の多い佐賀市内を抜けなくてはならず、混雑状況にもよるが40分以上は必要だ。長崎方面へ向かうならば武雄北方インターチェンジへ、九州自動車道を熊本方面へ向かうならば八女インターチェンジへ直行した方が便利という空港の立地である。とはいえ、福岡空港レンタカーが繁忙なケースでは、九州旅行のスタート地としての佐賀空港を選ぶメリットは充分ある。特に九州南部や長崎方面へのアクセスに優れ、何より空港で簡便に借り受けができるシステムは、ストレスがなく気持ちのいい出発ができそうだ。※記事中の情報は2016年1月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2016年01月21日佐賀空港は1月16日、新しい愛称として「九州佐賀国際空港」の使用を開始し、同日に九州佐賀国際空港2階出発ロビーにてキックオフイベントを開催した。新愛称「九州佐賀国際空港」は、佐賀県が2015年9月に取りまとめた「佐賀空港がめざす将来像」において、「基幹路線である東京便を中心としながら、LCCの拠点空港化を進め、九州におけるゲートウェイ空港としての地位を確立している」姿を目指したところからネーミングされている。空港は佐賀県のみならず、福岡県、長崎県、熊本県、大分県をはじめとする九州各地の人々にも国内外の旅行の出発点として、また、海外から多くの観光客を佐賀や九州の観光の起点として利用してもらうことを狙う。そのために現在就航している路線の増便のほか、国内外のハブ空港との路線開設を積極的に進め、気軽に便利に使える空港を目指すとしている。九州佐賀国際空港のロゴにある三角形は飛行機をモチーフにしており、飛行機の動きは「佐賀から人が飛び立つ、佐賀に人が集まる」という、アウトバウンドやインバウントを表現している。また、キャッチコピー「Smart&Casual」には、国際空港であっても気張らず肩肘張らず利用できる、これからの国際空港という狙いが含まれている。16日に行われたキックオフイベントには、佐賀県知事の山口祥義氏をはじめ、有明佐賀空港活性化推進協議会会長の井田出海氏、佐賀県議会議長の中倉政義氏、佐賀県出身のトータルペインターのミヤザキ ケンスケ氏とミヤザキ氏が出席。また、空港内に掲出される巨大絵を制作した子どもたちも会場に集った。山口知事は九州佐賀国際空港の使用開始にあたり、「これからみんなで協力して、もっともっとこの空港を活用して多くの人と出会いをして、九州というこの大地がもっともっと開かれて振興するようにみなさま方にお願いしたい」とコメントした。また会場には、九州佐賀国際空港を記念して、空港内の施設や佐賀県内各所の情報、旅行先のオススメ情報等を案内する専属コンシェルジュのパーソナルロボット「Pepper」が登場。自己紹介を行った後、佐賀の名産品と言えばと質問され、大きな声で「有田焼~! 」と回答し、会場を盛り上げた。新愛称とともに登場した巨大絵は、九州各県(佐賀、福岡、長崎、熊本、大分)の7カ所で開催されたワークショップを通じて、100人以上のこどもたちとミヤザキ ケンスケ氏がコラボして制作したもの。キックオフイベントでは巨大絵の除幕式も行われた。
2016年01月17日みかんの白い皮って、普通にむこうとすると意外と大変ですよね。ここでは、みかんの白い皮を、外側の皮と一緒にプルンとむけるようにする方法を紹介します。○プルプルのみかんができちゃいます!みかんが入る大きさのお鍋に、みかんが隠れるくらいの水を入れて火にかけ、お湯を沸かします。その中にみかんをポチャンと入れます。ちなみに、みかんに熱を加えても栄養価に影響はないそうです。そのまま蓋をしめ、5分待ちます。ふきこぼれないように弱火にするか、一度火を止めても大丈夫です。5分経ったら、お鍋からみかんを取り出して冷水に浸します。熱いのでおたまで取り出しました。やけどにご注意くださいね。みかんが冷めたら、頭部分 (枝についていた方) からむいていきます。すると……見事に白い皮が外側の皮に張り付いてむけました。果肉の表面にはペクチンという接着剤のような役目をする成分がありまして、そのペクチンは熱に大変弱いとのこと。「あたたかいミカンはちょっと……」という人は、冷蔵庫に入れるか、冬場は少し置いておくだけですぐ冷めますよ。ぜひお試しあれ。執筆:Ayaka楽しいこと大好きライターです。一児の母です。札幌出身。現在は埼玉県在住。現代美術鑑賞が趣味です。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年12月19日佐賀県は12月14日、3月に春秋航空との間で取り交わした佐賀=杭州市線開設に関して、副島良彦副知事が春秋航空の王正華会長との面談の中で、意向書通り年内に開設することが難しくなった旨の報告を受けたことを発表した。意向書では、「佐賀県と杭州市との間に定期航空路線を開設することを共通の目標とする認識に至り、2015年度内に杭州便が開設できるよう相互に協力して準備を進める」こととしていた。しかし、12月12日に王正華会長との面談で、「杭州便について、杭州空港は人気が高く混雑しており、安定した発着枠の確保など杭州空港との調整が整っていない」という報告を受けたとしている。そのため、佐賀空港への年度内就航が難しい状況となったが、春秋航空としては今後も引き続き就航に向けて努力していくとしている。一方、佐賀県としても引き続き春秋航空に対し、就航に向けた働きかけを行っていくという。
2015年12月15日佐賀県は11月18日~24日の期間限定で、東京タワー(東京都港区)にてゲーム『スプラトゥーン』とのコラボレーションショップ「Sagakeen イカすロビー」をオープンしている。佐賀県と『スプラトゥーン』とのコラボレーション企画「Sagakeeen(サガケーン)」は、同県の地方創生プロジェクト「サガプライズ! 」の事業として行われている。「呼子のイカ」で有名な佐賀県北部の唐津市呼子町に、冬の間落ち込む観光誘致を促進することを目的として実施されているとのこと。11月24日までは、「Sagakeen イカすロビー」にて、呼子いかまんじゅうや唐津焼などの呼子名物のほか、『スプラトゥーン』とのコラボレーショングッズを販売。さらに、イカの回転乾燥機「いかぐるぐる」をモチーフにした高さ約2mのクリスマスツリーも設置する。ツリーの設置は11月25日までで、点灯時間は11:00~20:00(11月25日~は19:00~21:00)。コラボレーション商品としては、イカを包んだ海鮮風中華まん「いかまんじゅう」を特別デザインのパッケージに入れた「スプラトゥーンいかまんじゅう詰合せ」(3個入り810円・限定3,000個)や、同ゲームのキャラクター・シオカラーズとDJタコワサ将軍をイメージしたオリジナルラベルを使った「スプラトゥーンいかさし塩辛」「スプラトゥーンたこわさび」(各702円・いかさし塩辛は限定1,000個・たこわさびは限定600個)、「唐津焼 小杉窯」が手作りでイカを再現した「スプラトゥーン箸置き」(1,080円・限定100個)などを用意している。なお、同イベント広報担当者によると、イベント初日の18日には、オープン前に約500人の来店客が待機。コラボレーション商品の購入に整理券が配布された。商品は開催日ごとに一定の数量が確保されているが、今後も混雑が予想されている。また、ゲーム内でキャラクターが着用する「フェスT」をモチーフにした「SagakeenコラボTシャツ」(各3,780円)も販売。600枚限定の「海の幸(呼子のイカ)」と200枚限定の「山の幸(佐賀牛)」の2バージョンを用意している。ゲーム内でも、11月21日12:00~22日12:00に同テーマによる「フェス」を開催するとのこと。(C)2015 Nintendo※価格は全て税込
2015年11月19日「塾の手法を取り入れた佐賀県武雄市の小学校の今--学校現場はどう変わったか」と題した前編では、現場の状況と制度導入の効果についてご紹介した。後編となる今回は、授業を進める上での課題や、学校現場の変化を経て地域がどう変わっていったのかについてお伝えする。○公教育ならではのきめ細やかな指導がカギ子どもたちが自ら率先して授業を受ける塾とは異なり、公立小学校にはさまざまな児童がいる。例えば、朝の時間(15分)を活用して国語や算数の反復練習を行う「モジュール学習」では、コミュニケーションがうまくとれなかったり、障害を抱えていたりする児童の参加が難しい。その際、学校の教員によるきめ細やかなサポートが欠かせないという。さらに、月に1回全学年合同で行われる「青空教室」でも、教員の指導が光る。異なる学年で班をつくってゲームに挑戦したり、自然と触れ合う体験をしたりするこの授業では、児童が率先して協力していくことが必要だ。なかなかやる気をみせない児童に対しては、教員がうまく声がけをして、子どもたちのモチベーションをあげている。○成功の背景に地域の協力また、このような授業を限られた数の教員で行うことにも限界がある。結果として広がったのは「地域の協力」だった。「モジュール学習」では4~5人の児童に対して1人地域の人がつき、採点をしたり、鉛筆の持ち方を教えたりして指導にあたる。市の担当者によれば、このような交流を通して学習がうまく進行しただけでなく、従来あった地域内のコミュニケーションも戻ってきたという。「授業を通して信頼関係が築かれているので、学校外で地域の人たちが何か注意しても子どもたちはごめんなさいと素直に謝るようになった」とその事例を語ってくれた。武雄市は来年度からの4年間の教育指針、「教育大綱」の理念を「組む」とした。「既成概念にとらわれず、情報を共有し、地域、家庭、学校、企業、さまざまな機関が連携、チャレンジ、実践する」としたこの大綱に市の思いが詰まっているといえる。来年度からは新たに3校で導入されるという「官民一体型教育」がどのように進化していくのか、今後の動きに注目したい。※画像と本文は関係ありません。
2015年11月19日佐賀県は11月26日~12月11日、コールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」とコラボレーションしたコールドプレスジュース、ビーガンスープを期間限定で販売する。同県は、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の事業の一環として、サンシャインジュースとコラボレーション。素材の持つ栄養素を生きたままジュースにしたコールドプレスジュースや100%野菜が原料となっているビーガンスープに県産品を取り入れることで、佐賀県産農産物の魅力を東京エリアで発信していく。販売する商品は、コールドプレスジュースとビーガンスープ各1種類。コールドプレスジュースは「Jabara Citrus(ジャバラシトラス)」(レギュラーサイズ/税込1,080円、ミニサイズ/税込880円)が登場。かんきつ類の「じゃばら」や「有機みかん」、香りが強くまろやかな味わいが特徴の「うれしの産べにふうき茶」といった農産物を使用している。ビーガンスープは「SEAWEED TAHINI LOTUS(シーウィードタヒニロータス) 海苔ゴマレンコン -SAGA Special-」(税込1,180円)。「白石れんこん」や「佐賀海苔」のほか、「鍋島小紋ごま」や佐賀県加唐島の対馬暖流海水をくみ上げて低温で製造した「一の塩」を使用したスープとなっている。両商品とも、使用する県産品はサンシャインジュース代表の剛嘉徳氏が実際に同県に赴き、農家と交流した中で決定したという。販売店舗は、サンシャインジュース全5店舗(恵比寿、渋谷、六本木、新橋、自由が丘)。恵比寿では、コールドプレスジュースのみ販売する。また、期間中はコラボ商品を購入した人の中から抽選で「有田焼タンブラー」をプレゼントするキャンペーンも実施する。
2015年11月19日佐賀県武雄市は今年度から、市内2カ所の小学校で「官民一体型教育」を導入している。首都圏を中心に教室を展開する「花まる学習会」が塾の手法を提供するもので、来年度には市内3カ所の小学校でも実施が決定しているという。導入から半年以上がたったいま、学校現場ではどのような変化が起きているのか。市の担当課に聞いた。○「学校って楽しい」と思える授業を公教育の中に塾の手法を取り入れる。このような方法を導入した目的として市があげたのは「学校って楽しい」と思ってもらえるような授業を提供したいという思いだった。市の担当者は「子どもたちが早く月曜日にならないかなと思ってもらえるような学校にしたかった」と回答。花まる学習会の理念と、市の思いが合致したことから、実施にいたったという。もちろん簡単に導入が進んだわけではない。保護者や地域からは不安の声もあがったため、授業内容などを理解してもらうための説明会を多数開催。また教員に対しても、花まる学習会の代表が赴いて直接趣旨を伝えるなど、説明を尽くした。今年度から導入が始まった2校には、塾の講師が1人ずつ常駐。市の担当者によれば、一方的に塾の手法を押し付けるのではなく、普段から交流を続けることで、公教育に携わる教員と授業を作り上げていくという姿勢が功を奏しているという。○モジュール学習で集中力アップそれでは具体的にどのような授業が行われているのか。代表されるのは、朝の時間(15分)を活用して国語や算数の反復練習を行う「モジュール学習」だ。例えば、四字熟語を声に出して覚えたり、20問の計算問題を解いていったりするというもの。国語の学習では、発声することによって記憶が定着し、脳が起きることで子どもたちに活気が出てくるのだという。計算問題については、「ほかの人と比較しない」のがポイント。前の自分よりのびることを目的として進めることでやる気を引き出している。さらに力を入れているのが、月に1回全学年合同で行われる「青空教室」だ。1~6年生が縦割りでグループを作り、ゲームに挑戦したり、自然と触れ合う体験をしたりする。これまでに、「2人1組で学校にある物や場所を使って5・7・5の句を作る」「おとぎばなしのお気に入りの場面を班で演じる」「靴や自分たちの体を使って周囲の長さが12mの正方形を作る」などのプログラムが行われた。異なる学年で班をつくることで、リーダーシップや協力すること、自分の気持ちを伝えることなど社会で生きていくうえで必要な力が育成できる。児童を対象に行ったモジュール学習についてのアンケートでは、8割が「楽しい」「どちらかと言えば楽しい」と回答。教員に行った調査では「子どもたちに活気が出てきた」などの意見が寄せられ、特に計算問題について「苦手な児童は解ける問題数、得意な児童はすべての問題が解けるまでの時間の早さで目標が立てられ、全員で同じ学習ができる」点が好評だったという。一方で、授業の進行には公教育ならではの難しさもあった。後編では、学校の教員や地域の人たちが現場で起きた課題にどう向き合ったのかご紹介する。※画像と本文は関係ありません。
2015年11月18日佐賀県は、任天堂のWiiU用人気ゲーム「スプラトゥーン」とコラボレーションし、イカづくしのイベント「Sagakeen(サガケーン)」を、東京都と佐賀県で開催すると発表した。会期は、東京が11月18日~11月24日 11:00~20:00(初日の18日は12:00~)で、19:00~21:00のツリー点灯は12月25日まで実施される。佐賀が12月1日~2016年1月31日。会場は東京都・港区の東京タワー・フットタウン2階イベントスペース、および佐賀県・唐津市の呼子・鎮西エリア。同イベントは、佐賀県が実施する情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、「呼子のイカ」で有名な佐賀県北部の唐津市呼子町を中心とした佐賀県への観光誘致を目的に開催されるもの。会場では、コラボショップ「Sagakeenイカすロビー」が11月18日~11月24日の7日間限定でオープンし、呼子名物いかまんじゅうや唐津焼など「スプラトゥーン」とのコラボグッズが販売されるという。さらに、呼子名物「いかぐるぐる」(イカの干物を作るための回転乾燥機)をモチーフに、スプラトゥーン公式コラボとして作られた高さ約2メートルのクリスマスツリーが、12月25日まで展示されるということだ。また、11月21日~22日の週末には、WiiU 用ソフト「スプラトゥーン」でユーザーが佐賀県産の「山の幸」と「海の幸」の好きなチームに分かれて対戦するというフェスが展開されるという。なお、来場者には、同イベントのために書き下ろされた、オリジナルイラストを大胆にあしらったポストカードが数量限定でプレゼントされるとのことだ。一方、佐賀県・呼子では、神秘の洞窟・七ツ釜探検を楽しめる観光遊覧船「イカ丸」が、12月1日~1月31日の期間限定で、期間限定ラッピングシップとしてスプラトゥーン仕様の「スプラ丸」になる。遊覧船の乗船料金は、大人(中学生以上)1,600円 / 小学生800円(幼児は大人1名につき1名無料)。このほか、日本三大朝市の一つ「呼子朝市」の朝市通りにある「SCRUM 広場」が、期間限定でSagakeen公式ショップ「呼子の イカす広場」としてオープンし、東京タワーで先行販売される限定コラボ商品が販売されるという。さらに、港町・呼子の風景の一部となっている、イカを干物にする機械(高速回転干物製造機)「いかぐるぐる」が、スプラトゥーン仕様になって登場するほか、呼子朝市の冬の風物詩として毎年恒例となった「イカすクリスマスツリー」が、今年は「Sagakeen」バージョンで登場し、巨大なツリーには魚網が張られるとともに海をイメージした青いボールが飾られ、トップに輝くイカは「スプラトゥーン」仕様になるということだ。なお、イカすクリスマスツリーの設置場所は、佐賀県・唐津市呼子町の呼子朝市通り「いこいの広場」。ツリーの点灯時間は18:00~21:00。
2015年11月13日佐賀県は、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の事業として、任天堂の人気ゲーム『スプラトゥーン』とのコラボレーション企画「Sagakeen (サガケーン)」を実施する。「呼子のイカ」で有名な佐賀県北部の唐津市呼子町は、特に春から秋にかけて、透き通った見た目のイカの活作りや朝市などを求める多くの観光客で賑わう。一方、気温の下がる冬はやや観光客が落ち込む時期。そこで、県の魅力発信による唐津市呼子町を中心とした佐賀県への観光誘致を目的に、イカが主人公のWiiU用ゲーム『スプラトゥーン』とのコラボ企画を行う。■東京タワーにコラボショップ「Sagakeen イカすロビー」が期間限定オープン11月18日(水)~11月24日(火)の7日間、呼子名物いかまんじゅうや唐津焼など『スプラトゥーン』とのコラボグッズを販売。さらに、イカの回転乾燥機「いかぐるぐる」をモチーフにしたツリーが、クリスマスまで輝く!■スプラトゥーン仕様の遊覧船が就航12月1日(火)からは、呼子エリアを舞台に観光誘客策を展開。観光遊覧船「イカ丸」がスプラトゥーン仕様の「スプラ丸」になるほか、朝市通りの公式ショップではコラボ商品を販売。さらに、呼子の冬の風物詩となった、ツリーに吊るしたイカの干物が来場者にプレゼントされる「イカすクリスマスツリー」も『スプラトゥーン』とコラボする。■ゲームでは「山の幸(佐賀牛) VS 海の幸(呼子のイカ)のフェスを展開11月21日(土)~22 日(日)の週末は、WiiU用ソフト『スプラトゥーン』で、ユーザーが佐賀県産の「山の幸」と「海の幸」の好きなチームに分かれて戦うフェスを展開。ゲーム内のキャラクターのTシャツには、「佐賀牛」「呼子のイカ」がしっかり描かれる。そのほか詳細については、「Sagakeen」オフィシャルサイトをチェックしてみよう。(C)2015 Nintendo
2015年11月13日佐賀県は10月26日、佐賀空港の愛称を「九州佐賀国際空港」と定めるとともに「『九州佐賀国際空港』戦略的広報事業」を実施することとし、業務委託先を選定するための企画提案募集を発表した。佐賀県は9月に策定された「佐賀空港がめざす将来像」を目指し、北部九州(佐賀県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県)を中心とした九州全域において、佐賀空港の利便性の高さ(良好なアクセス、豊富なLCC路線、無料駐車場等)の認識を高める試策として、愛称を「九州佐賀国際空港」と定めた。これにあわせて九州北部における佐賀空港の露出を高め佐賀空港利用者数増加につなげるため、「『九州佐賀国際空港』戦略的広報事業」を実施する。委託業務内容は、3年程度の広報戦略の策定、「九州佐賀国際空港」キャッチコピーやロゴマーク作成、「九州佐賀国際空港」の新愛称発表に係る広報業務、新愛称発表から2016年3 月31日までに実施する広報業務(「九州佐賀国際空港」使用キックオフイベントの企画・運営、パネルディスカッション抄録の記事広告(または記事体広告)の作成および掲載、プロモーションの企画および実施、各種広報ツール作成)の実施を求めている。業務委託期間は契約締結の日から2016年3月31日までで、委託料は3,958万5,000円(消費税額および地方消費税額を含む)を上限としている。事前説明会は10月30日14時より、佐賀県立図書館会議室を実施する。参加は自由であり、企画競争への参加にあたって同オリエンテーションへの参加は必須ではない。
2015年10月28日キリンビバレッジは、11月3日より「キリン 午後の紅茶 こだわり素材のみかんティー」(500ml/税別140円、280ml/税別115円)を、11月10日より「キリン 午後の紅茶 冬をいただく ふじ林檎ティー」(税別100円)を全国で発売する。午後の紅茶 こだわり素材のみかんティーは、同ブランドが今年から展開している"カラダにやさしい"をコンセプトにした「こだわり素材」シリーズ。使用する原材料の産地や品種を指定し、ペットボトル入り紅茶飲料にして日本初のカフェインゼロを実現したという。静岡県産温州みかん果汁を使用している。午後の紅茶 冬をいただく ふじ林檎ティーは、産地品種指定の旬の和果実が入ったシリーズの新作。果実には青森県産ふじ林檎を使用しており、バランスよくしっかりとした香味と果汁感ある甘さが楽しめるとのこと。
2015年10月27日ポッカサッポロフード&ビバレッジは31日、「がぶ飲み みかんソーダフロート 500mlPET」を発売する。○秋冬の季節に飲みた"みかん"味のソーダフロートが登場ユニークで遊び心のある商品を通じて、常にその時代の中高生を応援してきた「がぶ飲み」ブランドは、2015年に誕生20周年を迎えた。それを機に、定番の「がぶ飲み メロンクリームソーダ」や「同 ミルクコーヒー」など、ブランドで展開するすべての商品を、アイスクリームを溶かし込んだような"フロートをイメージした飲料"に刷新した。同商品は、「秋冬の季節に飲みたいフロート系飲料アンケート調査」(2013年同社調べ)でもっとも高い支持を得た「みかんソーダフロート」を、「がぶ飲み」ブランドの秋冬の季節フレーバーとして発売するもの。喫茶店などのメニューにある「オレンジフロート」をアレンジし、日本人に馴染み深く、季節感を感じる「みかん」にすることで、「がぶ飲み」らしい遊び心とオリジナリティを付加した新しいおいしさを届けるという。中身は、やさしい甘さと程よい酸味のみかんフレーバーに、アイスクリームの風香味と練乳、心地良い炭酸を合わせたフロート風ソーダに仕上げた。人工甘味料不使用で自然な甘さにしており、クリーミーなまろやかさがありながらも、みかんソーダの爽やかな後味で、「がぶがぶ飲める」おいしさを実現している。パッケージデザインは「みかんソーダフロート」ということをわかりやすく伝え、明るく元気な印象にした。希望小売価格は、140円(税別)。
2015年08月30日佐賀空港は9月24日~10月24日の1カ月間限定で、レンタカーが48時間1,000円になるキャンペーンを実施する。今回のキャンペーンは、5月の東よか干潟(佐賀市)と肥前鹿島干潟(鹿島市)のラムサール条約湿地への登録および、7月の三重津海軍所跡(佐賀市)の世界遺産登録決定を契機とし、首都圏からの航空機利用を喚起するためのもの。通常、24時間1,000円で提供しているが、この1カ月間の限定で48時間まで拡大する。佐賀空港は北部九州の中心に位置しており、レンタカーを利用した九州周遊旅行の起点としての利便性を最大限に活用すべく、2004年に日本国内の空港で初の24時間1,000円レンタカーキャンペーンを開始している。今回のキャンペーン内容としては、最初の48時間の貸出料金が2人の利用では1,000円/台、ひとりでの利用では2,000円/台となる。対象車種は、1,000cc~1,300ccのコンパクトクラス、福祉車両(リフトアップ車両、車いす使用車両)で、ハイブリットカー(アクア、フィットクラス)利用時は1,000円/台の追加料金が必要となる。利用条件としては、貸出しは佐賀空港内営業所に限り、利用当日の羽田/成田便(佐賀空港到着便が対象)の搭乗券など搭乗が確認できるものの提示が必要。また、48時間を超える利用料金は別途負担となる。また、佐賀県内、大牟田市、柳川市、久留米市、玉名市の各レンタカー営業所への乗り捨て料金は無料となる。利用にあたっては、利用日の前日までに対象レンタカー各社への電話予約が必要。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年08月24日佐賀銀行は、佐賀県、佐賀市、佐賀県商工会議所連合会、佐賀県貿易協会、ジェトロ佐賀貿易情報センターとの共催で「外国人旅行者向け消費税免税制度セミナー~免税店で売上げアップ!~」を8月26日に開催すると発表した。○インバウンド需要を取り込み、地域経済の活性化を図る「外国人旅行者向け消費税免税制度セミナー~免税店で売上げアップ!~」は、インバウンド需要を取り込み、地域経済の活性化を図るため、外国人旅行者向け消費税免税制度の正しい理解と免税制度の普及促進を図ることを目的としているという。概要は以下の通り。
2015年08月03日エルビーは28日、国産柑橘果汁を使用した「まるごとみかんのチカラ」を、牛乳宅配店および同社通販サイト「エルビー健康便」にて発売する。○「温州みかん」「伊予柑」「甘夏」「ポンカン」をブレンド同商品は、国産柑橘の果実を使用した、自然なあま味と酸味が特長の果汁50%の飲料。1本で1日分のビタミンC80mgと柑橘類の皮に含まれる注目の成分、酵素処理した「ヘスペリジン」を配合し、毎日の健康をサポートするという。果汁はすべて愛媛県産の「温州みかん」「伊予柑」「甘夏」「ポンカン」をブレンドし、みかんだけでは味わえない自然な甘みと酸味に仕上げた。紙容器125mlで、希望小売価格は130円(税別)。また発売に伴い、同社Webページ上では「まるごとみかんのチカラ」の専用ページを設け、同商品について情報発信していく。
2015年07月27日佐賀県・佐賀市の佐賀県立美術館は、デザイナー・吉岡徳仁の代表的な作品群を展示する「吉岡徳仁展トルネード」を開催している。会期は8月2日まで(月曜休館、ただし月曜が祝休日の場合はその翌平日休館)。開館時間は9:30~18:00。観覧無料。同展は、吉岡氏の九州初の個展で、代表作のひとつであるインスタレーション「TORNADO」などを展示するもの。「TORNADO」は200万本を超えるストローによって作り出される巨大な竜巻で、空間と響き合いながら生み出すハーモニーを楽しむことができる。また、2002年に発表し世界の注目を浴びた紙の椅子「Honey-pop」、パリのオルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」、自然構造によって生み出された結晶の椅子「VENUS」など、代表的な作品群も併せて展示される。そのほか、関連企画として、吉岡氏によるギャラリートークが開催される。開催日時は7月2日13:30~。なお、吉岡氏(佐賀県生まれ)は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で高く評価されている。これまでISSEY MIYAKEをはじめ、SWAROVSKI、Cartier、LEXUS、など、ワールドブランドのデザインプロジェクトを手がけ、イタリア・ミラノで開催されるミラノサローネでは、カルテル、モローゾ、ドリアデ、カッシーナ、グラスイタリアなど、ファニチャーブランドとのコラボレーションでデザインを発表してきた。数々の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、ヴィトラ・デザインミュージアムなどの世界の主要美術館で永久所蔵品に選ばれているということだ。
2015年07月09日ディー・エヌ・エーは、2014年10月より佐賀県武雄市の公立小学校1年生に対して、プログラミング教育に関するタブレットPC用の教材アプリケーションの提供および授業の実施を実証実験として行ってきたが、6月9日、2015年度においても、小学2年生向けの新カリキュラムの開発と授業を実施することを決定したと発表した。同社は、2014年10月~2015年2月の期間中、武雄市立山内西小学校の1年生に対し、実証研究授業として全8回のプログラミング教育授業を、放課後の時間を活用し実施。同社が独自に開発した教材アプリケーションの利用方法を学びつつ、児童自身が描いたイラストを使用したオリジナルのゲームやアニメーションを創作し、最終授業でその作品を発表し、保護者やほかの児童に共有するというカリキュラムを提供した。この最終授業後のアンケートの結果を受けて、昨年度受講した山内西小学校の新2年生に、新たに開発したカリキュラムにて授業を実施するという。また、昨年度の授業実施を通じて得られたデータをもとに改修した小学1年生向けカリキュラムを、山内西小学校および武雄市立若木小学校の2校の新1年生に対しても2学期以降に提供する予定だ。
2015年06月09日佐賀県は6月9日、スクウェア・エニックスとのコラボレーション企画「ロマンシング佐賀2」の一環として、プロサッカーチーム サガン鳥栖とのコラボ「ロマンシングサガン」の開催を発表した。また、「ロマンシング佐賀2」イベントについても、一部延長して実施する。今回新たに企画された「ロマンシングサガン」は、6月20日のサガン鳥栖 VS FC東京(1st ステージ 第16節、場所: ベストアメニティスタジアム場内(鳥栖市京町812番地))で実施する。スタジアム内にはポスターを掲示するほか、BGMやMC等による演出も行う。13時30分(開場)から試合終了後30分までの間には、ロマンシング佐賀2ショップ「ベストアメニティスタジアム店」がスタジアム内に登場。当日限定コラボグッズ(馬郡蒲鉾ミンチ天、友枡飲料コラボサイダー)を販売する。また、スタジアム内スタンプラリーとして、スタジアム内に設置されたポイントで専用台紙を受け取って各ポイントに据え付けられたスタンプを集めると、特典として当日限定・数量限定のオリジナルステッカーをプレゼントする。さらに希望者には抽選で、Spring Japan(春秋航空日本)のペア航空券(5組10人)をプレゼントする。加えて試合当日の6月20日限定で、Spring Japan「ロマンシングサガン」便が運航される。対象路線は成田→佐賀線で、機内の座席ヘッドレストカバーやドリンク用紙コップ、キャビンアテンダント着用のスカーフなどが「ロマンシングサガン」便仕様となる。また、乗客には「ロマンシングサガン」便限定のウエットティッシュを用意する。この「ロマンシングサガン」に合わせて、現在実施している「ロマンシング佐賀2」イベントについても8月16日まで、ラッピング列車「ロマンシング佐賀」の1号・2号(2号は7月16日まで)の運行のほか、佐賀駅・小城駅・多久駅・唐津駅の装飾(キャラクターパネルの設置等)、佐賀県内の飲食店でのコラボメニューの提供、佐賀県内のショップで実施しているロマンシング佐賀2ショップの営業を延長する。そのほか詳細は「ロマンシング佐賀2」特設WEBサイトを参照。(c)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.※実際のデザインとは異なる場合がある
2015年06月09日湖池屋は6月1日、「ポテトチップス みかん味」(実勢参考価格 税別115円前後)を全国で販売する。独創的でユニークな「湖池屋らしさ」を継承する新商品として、2014年12月に期間限定で発売した同商品。「みかん」と「ポテトチップス」のかけあわせは斬新で、話題を呼んだという。同社は5月18日、「ポテトチップス もも味」「ポテトチップス バナナ味」を発売した。これを受けて、「"フルーツ"×"ポテトチップス"」の先駆けである同商品にも再び注目が集まり、再販売に至ったとのこと。
2015年05月28日回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくらコーポレーションは8日、「宇和島産みかんサーモン」と「大分県産レモンひらまさ」を、全国の店舗で発売した。○史上初、"みかん×サーモン""レモン×ひらまさ"のフルーティーフィッシュ両商品は、国産魚の価値向上を目指し、同社とご当地の水産業者が協業で開発した"フルーティーフィッシュ"を使用。両商品ともに今回の販売が初めての出荷となり、同社限定販売の商品となる。「宇和島産みかんサーモン」は愛媛県宇和島で、昨年より養殖を開始。愛媛県産のみかん(伊予柑)の皮から抽出される「伊予柑オイル」を混ぜた餌でギンザケを飼育することで、口の中で爽やかなみかんの風味が広がる仕上がりとした。「伊予柑オイル」は、「ポンジュース」で有名な、えひめ飲料がジュースを製造する際に使用した、伊予柑の皮から抽出。今回は数量限定(約6,000匹)で提供、予定数に達し次第、販売終了となる。価格は1貫100円(税別)。「大分県産レモンひらまさ」は、レモンの皮を餌に混ぜ、大分で養殖したひらまさを使用。高級魚と言われるひらまさの脂が乗ったコクのある味わいを、レモンの風味でさっぱりと楽しめるという。価格は1貫200円(税別)。
2015年05月08日