カイカイキキは、ポーランド生まれのアーティストNAWER(ナーヴェル)の個展「COLORS IN SHAPESLAND」を開催する。会場は東京都・中野の中野ブロードウェイ3F Hidari Zingaro。会期は2月28日~3月17日(水曜定休)。入場無料。「GEISAI∞infinity」は、現代美術的な文脈から解放された絵を描く開放感を主軸とした展覧会のシリーズとして、世界中からグラフィティ&ストリートアーティスト、もしくはアクロス・ザ・ボー ダーなクリエーターを招聘し、展覧会を連続開催するプロジェクト。GEISAIチアマンで現代美術家の村上隆とGEISAI実行委員の綛野匠美氏がキュレーションを行う。今回の「COLORS IN SHAPESLAND」は、「劣化ノスゝメ」に続く第二弾として、世界中で多くのアートフェアやミューラル(壁画)プロジェクト等を手がけ、建築家、デザイナー、ストリートアーティストとして活動するアーティスト・NAWARが、幾何学的なラインとアブストラクトな表情が共存した独自の世界観と空間演出を展開するもの。中野ブロードウェイ内のHidari Zingaro、Kaikai Zingaro、Zingaro Spaceにおいて、キャンバス作品の展示販売および公開制作(壁面へのペインティング)が行われるということだ。また、初日の2月28日にはNAWAR自身も参加するレセプションパーティーが予定されている(参加無料、招待状も不要)。なお、NAWARはポーランド生まれ。90年代中頃よりストリートアートに深く心を引かれ、ポーランドのクラクフにて建築学と都市計画を学ぶ。卒業後、2003年より精力的にペインティングを行う一方、フリーランスのインテリア・デザイナーとして活動。2006年にインテリアとグラフィックデザイン、背景画に特化したArtede7 Studioを設立。最近ではデザインコレクティブ、テンポラリースペースとのコラボにより、自身の作品と最新ビデオ、3Dマッピングの技術とを掛け合わせた視聴覚的な一連のパフォーマンスを発表している。
2015年02月26日東京都・渋谷のBunkamura Galleryは、パークホテル東京をはじめとし、多数のパブリックスペースで取り上げられている作家、室麻衣子の個展「March in March 3月の行進」を開催する。会期は3月11日~18日。開館時間は10:00~19:30。入場無料。同展は、メキシコでアートを学び、国や言語、手法においてボーダレスに活動し、ギャラリーやパブリックスペース等で精力的に展開している室氏による個展。これまでの主要な作品と新作が一堂に集い、立体や平面などのジャンルにとらわれることなく、日常で感じたことをストレートに表現された作品が展示される。また、陶やフェルト、鉄などで構成された動物の立体作品や平面を飾る陶コラージュに加え、貴重なアニメーション作品も公開されるとのこと。また、同展に際して室氏は、「何かに気づき、こだわりが生まれ、自分自身を覆っていた殻に気づく。思い切って殻を破って外に出ても、新たな扉を見つけ、足を踏み入れたことのない外を経験していく。どこへたどり着くかわからなくても進み、『今』という瞬間を常に行進している」と語る。会場では、メキシコで生まれたアマテ紙の画面を奔放に飛び交うカラフルな鳥たちやフラミンゴなどの動物たちの作品が行進するように並び、愛らしく、それでいて刺激的でユニークな陶の動物たちなど、エキゾチックかつエネルギッシュに彩られた立体物や陶コラージュが展示されるなど、メキシコで学んだ彼女ならではの開放的で生命力に満ちた世界が広がるということだ。
2015年02月23日表参道の「ポールスミス スペースギャラリー(Paul Smith SPACE GALLERY)」で、個展「The Secret World of Friedrich Nagler 1920-2009 フリードリヒ・ナグラー 秘密の世界」が開催される。期間は2月21日から3月31日まで。フリードリヒ・ナグラー(Friedrich Nagler)は独学によって、彫刻、絵画、プラスチックとラバー製のマスクなど、様々な作品を手掛けたアーティスト。第2次世界大戦によって故郷のウィーンを追われると、アーティストキャンプと呼ばれたマン島のダグラス強制収容所に収監。そこでドイツやオーストリアのアーティストと交流を深め、終戦後はハンプシャーで庭師などの仕事をしながら、庭に作られた小屋で自身の作品制作に没頭した。中でも、骨や象牙の手彫りした彫刻を通して、ナグラーは江戸の装飾美術品と自身の作品の親和性を見ていたとされ、いつか日本で展覧会を開くことを夢見ていたという。ナグラーの作品は近しい友人や家族でさえ見る機会が少なく、またサインを拒んだこともあって、現存する作品が公開されたのは過去に世界で2回のみ。3度目となる今回の個展は、日本では初めての開催となり、ナグラーの夢が遂に現実のものとなっている。【イベント情報】The Secret World of Friedrich Nagler 1920-2009フリードリヒ・ナグラー 秘密の世界会場:ポールスミス スペースギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-46-14 3階会期:2月21日から3月31日時間:12:00から20:00(土曜日・日曜日・祝日は11:00から)休館日:水曜日(不定休)
2015年02月06日東京・渋谷のギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」は、フランク・ニーチェ(Frank Nitsche)の個展「欧州の荷物」を開催する。期間は1月17日から2月21日まで。フランク・ニーチェは現代ドイツの抽象画壇において、ドレスデン派を代表する画家の1人。彼がモチーフとするのは、マスメディアによって現代社会に蔓延した無数のイメージ、大量消費されるプロダクト製品など。その存在は破壊と創造の繰り返しによって変形し、抽象的なイメージへと再構築されていく。幾何学的な線と面によって多層的、多次元的に構成されるニーチェの作品の中で、線はダイナミックに、表層は静まり返ったような姿を見せる。それは、思考と知覚の間にある差異を、複雑さと明快さで暗喩しており、その表裏一体な様を示唆したもの。他にも、調和と不調和、静と動、対照と非対称といった二元論的主張を取り扱っており、それらは相反の中にも内面的な一致を垣間見せる。個展の開催に合わせて、17日にはフランク・ニーチェが来日。18時からオープニングレセプションが開催される。【イベント情報】フランク・ニーチェ 「欧州の荷物」会場:ナンヅカ住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F会期:1月17日から2月21日時間:11:00から19:00休館日:日曜日・月曜日・祝日
2015年01月15日東京都・代官山のギャラリー「GALLERY SPEAK FOR」は、イラストレーターおよびグラフィックデザイナーの中野葉子氏による個展「Trunk Show!」を開催する。会期は2015年1月16日~28日(木曜休廊)。開館時間は11:00~19:00(最終日のみ18:00まで)。入場無料。同展は、動植物や自然の造形物をおもな題材に、甘くグラフィカルなデジタルイラストレーションを展開している中野氏による、イラストレーターとして初めての個展。グラデーション表現とはあえて対照的に、フラットなシルエットで捉えることで、逆にモチーフの細部までをきめ細かい視線で包み込む作風となっている。同展のタイトルである「Trunk Show!」には、洋服の新作コレクションをトランクに詰めて持ち寄り、ホテルなどで開く小さな展示会スタイル、"トランクショー"をイメージし、デジタル上での絵の制作と、受け手との身近な関係性が楽しめる展示を融合したいという意図が込められている。また、会場では描き下ろしの新作をメインに、これまでの創作を幅広く俯瞰できる種々の代表作を含め、ジークレープリントなど約40点が展示・販売される。オリジナルクッションやバッグ、ハンドメイドの巾着や財布など雑貨類も紹介・販売されるとのことだ。さらに、2015年1月16日18:30~19:00にはギャラリートークも開催され、中野氏による作品解説が行われる予定となっている。なお、中野氏は東京都生まれ。多摩美術大学卒。ソニー・ミュージックエンタテインメント、ニューヨークのデザイン事務所勤務を経て、自身のデザイン事務所yo-co.を設立。主にCDジャケット、ファッション広告などのアートディレクションを手がけてきた。2005年よりイラストレーターとしての創作もスタート。2010年に米コロラド州ボルダーに滞在したことを転機として、自然や動物をより身近に深く見つめるようになったという中野氏は、都市空間でのショップや立体的な演出にも絵を調和させる手法を使い、多くの印象的な誌面、ユニークなキャンペーンを形づくってきた。現在はFIGARO JAPON、Harper’s BAZAARなどの雑誌や、松屋銀座クリスマスキャンペーンなどの広告制作、パッケージデザインなどで幅広く活躍している。
2014年12月16日東京・渋谷の「ディーゼル アートギャラリー」は、ドイツ人アーティスト集団「コース(corse)」による個展「Voyages - 旅路」を11月21日から開催する。2月13日まで。コースはマーク・ラントヴェーアとスヴェン・ワシュクによるユニットで、近年には世界3大広告賞に挙げられる「カンヌライオンズ」を受賞。今年、「Designer Toy Awards 2014」で3部門を受賞する快挙を果たした。その作品は木、合成樹脂、ビニールを彫刻したフィギュアアートで、シャープな縁取りと滑らかな曲線が特徴的。友情やピュアな心が失われ、潜在的な復讐心に支配される人間の深い感情をテーマに、架空のストーリーが展開される。フィギュアアート界の異端児との呼び名も高い、コースの世界観を代表するシリーズが「Noop World」だ。架空の惑星の上で繰り広げられる愛憎をテーマとしており、動物達の愛を求めて行動するノープという不思議な生き物の物語を描いている。また、会場では彼らの最新シリーズ「Souls Gone Mad」の作品も展示。こちらは、凶暴なモンスター、用心深いフクロウ、意気消沈した女の子が船に乗っており、そこに1人の男の子が登場。彼が純潔さを失っていく姿と、将来に待ち受ける死や残酷さを表現した。また、11月21日の18時からコースによるサイン会を開催。また、会場では「Souls Gone Mad」に登場するフクロウのようなキャラクター「オーメン」の日本特別限定バージョンが販売される。
2014年11月17日ぬいぐるみ作家・リエン(LIEN)による2年ぶりの本格的な個展「ウィズアウト セレモニー(without ceremony)」が、東京・代官山の「ギャラリースピークフォー(GALLERY SPEAK FOR)」にて11月7日より開催される。「ぬいぐるみ制作は人生における困惑や日常のわだかまりを消化する表現手段であり、セレモニーにも似た行為」と語るリエンは、自分が可愛い・美しいと思うものを見たり身に付けたりしたいという創作の核心を「遠慮のない欲求」を意味する個展タイトルに込めた。3Dフレームに入れた新作ぬいぐるみやハンティングトロフィーの他、イヤーマフやショール、ヘッドピース等、よりファッションへとアプローチした新形態の作品も展示販売する。7日18時半より作家本人によるギャラリートークも予定。リエンは2004年より創作活動を開始。独学で得たスタッフィング技術を用い、目鼻や髪、頭部や手足などぬいぐるみの典型からいったん遊離させ自由な発想で幻想的なクリーチャーを創作。ハイファッションの気品とダークな妙味をミックスさせ、ぬいぐるみを狭義の玩具ではなく一体の洗練されたアートとして世に送り出している。ラフォーレ原宿や伊勢丹新宿店、松屋銀座で開催された展覧会にも作品を出展し、11年にはテディベア教室をスタート。14年発売の能年玲奈フォトブック『ぐりぐりぐるみ』でもぬいぐるみ制作を担当した。【イベント情報】リエン(LIEN)個展「ウィズアウト セレモニー(without ceremony)」会場:ギャラリースピークフォー(GALLERY SPEAK FOR)住所:東京都渋谷区猿楽町28-2SPEAK FOR2階会期:11月7日から19日時間:11:00から19:00休廊日:木曜日入場無料
2014年10月30日イラストレーター・布川愛子の個展「パレード(Parade)」が、代官山の「ギャラリー スピーク フォー(GALLERY SPEAK FOR)」で10月24日より開催される。近年の多彩な仕事や創作の機会に生まれた着想を、「パレード」というタイトルに重ね一堂に自由に表現。描き下ろし新作の他、塗り絵ブック原画、オーストラリアで販売中の壁紙を作品化したものなど、代表的アーカイブも織り交ぜた大小約50点の作品を展示・販売する。絵付けした一点物の食器やタイル、刺繍小物やエコバッグ、自らデザインする紙ものブランド「ai」の新作ペーパーアイテムも紹介・販売。作家在廊時には原画購入者に動物の似顔絵、食器購入者に外箱に絵を描いてプレゼントする。布川は2005年に東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業し、広告や書籍・雑誌、絵本、ステーショナリーの絵から海外のクライアントワークなどを手掛ける。江國香織『真昼なのに昏い部屋』、恩田陸『私の家では何も起こらない』の装画、伊勢丹新宿店サロンド・ショコラ(2011年)やビューティーアポセカリー、アトレ上野の広告などを担当。国内外での展示活動も活発で、2013年にギャラリー スピーク フォーで個展「ビューポイント(VIEW POINT)」を開催した。【イベント情報】布川愛子「パレード」会場:ギャラリー スピーク フォー住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 スピークフォー2階会期:2014年10月24日から11月5日時間:11:00から19:00休廊微:木曜、年末年始
2014年09月30日『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』や『まんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~』で知られる漫画家・漫☆画太郎初の個展となる「漫☆個展」が、8月14日から26日に東京・中野のpixiv Zingaroで開催されることが明らかになった。この個展は、現在漫画誌『月刊コミック@バンチ』(新潮社)で連載中の最新作『ミトコンペレストロイカ』の1巻、2巻が8月に発売されることを記念して開催。『ミトコンペレストロイカ』の原画を中心に、漫☆画太郎にとって初の打ち切りを回避した作品として話題になった『罪と罰』、漫画誌『週刊少年ジャンプ』で連載された『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』『まんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~』『地獄甲子園』といった作品の原画が展示されるという。さらに、会場では数量限定で『ミトコンペレストロイカ』のサイン入りコミックスや会場限定商品、Tシャツなどの販売も予定されている。入場料は無料で、営業時間は12:00~19:00。(水曜定休日)詳細は公式サイトまで。■漫☆個展会期:2014年8月14日(木)~8月26日(火)※水曜定休日時間:12:00~19:00会場:pixiv Zingaro住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ2F(C)まん
2014年07月08日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日ニューヨークを拠点に活動するジュエリー作家Ayaka Nishiが、2013年5月19日(日)まで東京恵比寿にて個展を開催している。Ayaka Nishiは、ニューヨーク州立ファッション工科大学を卒業し、フィリップ・クランジの「サヴァーシブ・ジュエリー」でコレクション制作に携わったのちに独立。パリやニューヨークでのトレードショーにも参加している。同氏の作品は、細胞、蜂の巣、骨、珊瑚など自然の形と素材をテーマにしたエッジーなデザインに、シルバー、ゴールド、ダイヤモンド、パールといった素材を用い、すべてニューヨークのアトリエでハンドメイドで制作されている。今回、東京に初出展となる個展には会期中Ayaka Nishi本人も在館予定。会場では、展示販売の他オーダーも行なわれる。【個展情報】INVITATION TO NATURE Ayaka Nishi ジュエリー展2013 年5月14日 (火)~5月19日 (日)OPEN AM12:00 - PM8:00 (最終日19日は5:00まで)object by gallery deux poissons(オブジェクト バイ ギャラリードゥポワソン)〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F(恵比寿駅より徒歩10分、広尾駅から徒歩8分)TEL:03 5795 1933FAX:03 5795 1933元の記事を読む
2013年05月18日料理創作ユニット「Goma」のメンバーのひとりとして14年間の活動を経て、2012年から「unpeu(アンプ)」の名義でソロ活動をスタートした遠藤順子さん。そんな遠藤さんにとって初となるソロ個展、"Like of cookie"が5月8日より、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店にて開催される。今回の個展では、帆布生地を使ったクッキーをモチーフにしたブローチやネックレス、ピアスなどのアクセサリーをはじめ、プリントバッグやカラータイツなど、遠藤さんらしい遊び心溢れる、シンプルだけど個性的でおしゃれなデザインのアイテムが並ぶとのこと。 ※ 写真はイメージです。さらに、遠藤さん自身がこの展示のために手がけるラッピングやディスプレイもお楽しみ♪ 個展の開催期間中は、ご本人がギャラリーに滞在し、商品を案内する予定もあるそう。そのスケジュールは「unpeu」のブログやfacebookでアップするそうなので、どうぞお見逃しなく! ※「unpeu」(アンプ)= フランス語で「ちょっと」の意味だとか。写真はイメージ。おしゃれ&キュートなデザインのアイテムが勢揃いで、子どもから大人まで楽しめる見どころがいっぱい! 初夏のおでかけにぜひ、足を運んでみては?"Like of cookie"期間:2012年5月8日(火)~2012年5月20日(日)会場:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店営業時間:12:00~20:00定休日:毎週月曜「unpeu」blog 取材/田辺香
2012年05月07日